| 【発明の名称】 |
スケール用拡大器 |
| 【発明者】 |
【氏名】吉田 智志
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| 【要約】 |
【課題】スケールの目盛りを拡大して測定物の大きさの確認を容易にして、コンパクトカメラで撮影した出来形測定写真でのスケールの表示数値確認を容易にする、スケール用拡大器を提供する。
【解決手段】拡大レンズ2と、スケールを水平方向に移動自在に貫通保持するとともに保持されたスケールの上に拡大レンズ2を保持する保持部3と、を備えた構成とする。ここで、拡大レンズ2は円柱を鉛直に二等分した構造とする。また、スケールの目盛りと同方向に拡大レンズ2aに描かれた基準線2aと、保持部3の基準線2aの横に相当する部分から基準線2aと同方向に突出する棒部材35とを備えると、数値を確認しやすい状態で測定対象の出来形測定および撮影を行える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】拡大レンズと、スケールを移動自在に貫通保持し、保持されたスケールの上に前記拡大レンズを保持する保持部と、を備え、スケールの目盛りを拡大することを特徴とするスケール用拡大器。 【請求項2】請求項1記載のスケール用拡大器において、拡大レンズは、略円柱体を略中心部を含んで略半割りした形状で、その略半割り面がスケールに沿い、曲面部が上に向いて保持部に組み込まれていることを特徴とするスケール用拡大器。 【請求項3】請求項1または2記載のスケール用拡大器において、拡大レンズに描かれた基準線と、保持部から突出し、測定対象の所定位置に合わせる位置決め部と、を備え、拡大レンズは、保持部に移動自在に組み込まれていることを特徴とするスケール用拡大器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、スチールテープ等のテープ状のスケールの目盛りを拡大して測定物の大きさの確認を容易にするスケール用拡大器に関する。 【0002】 【従来の技術】各種工事(建設・土木工事を含む)において、施工部の出来形を保証するために、出来形測定の写真撮影を行う場合が多々ある。この場合、施工部にスチールテープやリボンロッドなどのスケールをあてがった状態で施工部を撮影する。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】長い区間を一度に測定・撮影するには、スチールテープ等の長尺のスケールを使用しなければならないが、これら長尺のスケールは一般的に表示数値が小さいため、撮影した写真で数値を確認することは難しくなる。従来は、一眼レフカメラを用いて接写していた。しかし、近年汎用されつつあるコンパクトカメラでは、鮮明に接写することはできなかった。 【0004】上記事情に鑑み、本発明は、スケールの目盛りを拡大して測定物の大きさの確認を容易にして、コンパクトカメラで撮影した出来形測定写真でのスケールの表示数値確認を容易にする、スケール用拡大器を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するため、本発明は、請求項1記載に記載するように、拡大レンズ(2)と、スケールを移動自在に貫通保持し、保持されたスケールの上に前記拡大レンズを保持する保持部(3)と、を備え、スケールの目盛りを拡大するスケール用拡大器(1)である。 【0006】この本発明によれば、スケール用拡大器に巻き尺などのスケールを通すと、スケールの上に拡大レンズを位置することになり、上方から見るとスケールの目盛りは拡大表示される。また、保持部は、スケールを水平に移動自在に貫通保持するため、スケールを保持したまま、測定対象に合わせて移動することができる。従って、本スケール用拡大器によれば、測定物の大きさの確認を容易になり、コンパクトカメラで撮影した出来形測定写真中のスケールの数値表示を容易に確認できる。従って、コンパクトカメラで出来形測定写真の撮影を行える条件は緩和される。 【0007】ここで、拡大レンズとしては、凸レンズに代表される周知のレンズを用いてもよいが、請求項2に記載するように、略円柱体を略中心部を含んで略半割りした形状で、その略半割り面がスケールに沿い、曲面部が上に向いて保持部に組み込まれる構成にしてもよい。このようにすると、スケールのうち、拡大レンズの下にある部分はすべて拡大されるため、拡大されて数値が読みやすくなった部分は広がる。すなわち、測定対象の位置が多少ずれても数値の確認は容易に行える。 【0008】また、本発明は、請求項3に記載するように、拡大レンズに描かれた基準線(2a)と、保持部から突出し、測定対象の所定位置に合わせる位置決め部(例えば棒部材35)と、を備え、拡大レンズは、保持部に移動自在に組み込まれている構成にしてもよい。このようにすると、位置決め部を測定対象の所定位置に合わせ、拡大レンズを移動して基準線を位置決め部に一致させて、スケールの目盛りのうち、基準線と重なった数値を読むことで、数値を確認しやすい状態で測定対象の出来形測定およびその撮影を行うことができる。ここで、位置決め部は測定対象の端部に当接する形状にしてもよいし、また、測定対象の端部を差し示す形状にしてもよい。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の一実施例であるスケール用拡大器1について説明する。図1はスケール用拡大器1の平面概略図であり、図2は同端面概略図であり、図3はスケール用拡大器1の拡大レンズ2の平面概略図であり、図4はスケール用拡大器1の保持部3の斜視概略図である。図5はスケール用拡大器1の使用例を説明する図である。 【0010】スケール用拡大器1は、図1に示すように保持部3に拡大レンズ2を填め込み保持させた構成である。 【0011】拡大レンズ2は、図2および図3に示すように、例えば光学材料用の透明樹脂からなる円柱を鉛直方向に二等分した構成であり、分割面の略中央付近には、基準線2aを、上底面に平行な方向に描いてある。 【0012】また、保持部3は、例えば樹脂製の箱体であり、例えば図2および図4に示すように、直方体の上面を、対向する2つの長辺側の縁部31のみ残して切り取って開口部32を設け、短辺側の垂直面である各端面3aの上側をそれぞれ切り取って拡大レンズ2を差し込むための開口部33をそれぞれ設け、さらに、各端面3aにおいて、開口部32の下側に、スケールを差し込むための開口部34をそれぞれ設けた構成である。ここで、開口部33は開口部32につながっており、また、開口部34は開口部33とわずかほど切り離されている。また、一方の保持部3は、長辺側の垂直面である側面3bの中央部付近に、棒部材35(位置決め部)を、外に向けて突出した状態で備えている。 【0013】すなわち、拡大レンズ2は、分割面を下にして開口部33,33にスライド可能に架設保持されている。ここで、縁部31,31は拡大レンズ2の曲面の一部を押さえる形になる。 【0014】このような構成のスケール用拡大器1は、スケールを開口部34,34間に通して移動可能に貫通保持した状態で使用される。すなわち、図5に概略を示すように、拡大レンズ2をスライドして基準線2aを棒部材35に合わせ、スケールの端部(ゼロ点)を測定対象4の一端(図示省略)に配置し、スケール用拡大器1を、棒部材35が測定対象の他端に当接するように配置すると、基準線2aが測定対象の大きさを示すことになる。 【0015】ここで、基準線2aは拡大レンズ2の分割面に描かれているため、基準線2a周辺のスケールの数値は拡大され、確認しやすい状態にある。このため、測定対象4の出来形測定に伴う写真をコンパクトカメラで撮影しても、測定対象の大きさを示すスケールの数値は容易に確認でき、一眼レフカメラを用いて接写する必要はない。 【0016】なお、本発明は本実施例に限定されるものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形できる。例えば、拡大レンズ2の形状はレンズとして機能する限りは任意であり、円柱を鉛直に二等分したものには限定されない。また、保持部3の形状の詳細も、拡大レンズ2の形に合わせて任意に変形してよい。また、図6に示すように、2つのスケール用拡大器1を一つのスケールに通し、一方のスケール用拡大器1の棒部材35を測定対象の他端に合わせ、他方のスケール用拡大器1の拡大レンズ2をメートル表示部(例えば図6中の白抜きの150との表示)に合わせ、スケールの数値確認をより容易に行える構成にしてもよい。 【0017】 【発明の効果】以上より、本発明によれば、スケールの目盛りのうち、測定物の大きさを示す数値の確認を容易になり、接写する必要が無くなるため、コンパクトカメラでも長い区間を一枚の出来形測定写真に納めることができる。また、請求項3記載の構成にすると、位置決め部を測定対象に合わせ、スケールの目盛りのうち、基準線と重なった数値を読むことで、数値を認識しやすい状態で測定対象の出来形測定およびその撮影を行うことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000195971 【氏名又は名称】西松建設株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年11月12日(1999.11.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100090033 【弁理士】 【氏名又は名称】荒船 博司 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−141401(P2001−141401A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月25日(2001.5.25) |
| 【出願番号】 |
特願平11−322994 |
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