| 【発明の名称】 |
平角線のねじれ検知装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】小島 慎司
【氏名】樫村 義昭
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| 【要約】 |
【課題】作業者の目視監視負担がなく且つ作業者の監視ボンヤリミスが皆無で、しかも平角線の小さなねじれや反転でも迅速且つ正確に発見できる平角線のねじれ検知装置を提供すること。
【解決手段】磁性金属製平角線の表面側をS極に、裏面側をN極にそれぞれ磁化できる磁化装置と、該磁化された磁性金属製平角線の表面側がS極に、また裏面側がN極にそれぞれ磁化されたことを検出したときにねじれなしと判定し、逆に表面側がN極に、また裏面側がS極にそれぞれ磁化されたことを検出したときにはねじれありと判定すると共に警報信号を発信できるS極・N極検知装置と、該S極・N極検知装置からの警報信号を信号ケーブルを介して受信したときに警報を発することができる警報装置とを具備して成ることを特徴とする平角線のねじれ検知装置にある。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】磁性金属製平角線の表面側をS極に、裏面側をN極にそれぞれ磁化できる磁化装置と、該磁化された磁性金属製平角線の表面側がS極に、また裏面側がN極にそれぞれ磁化されたことを検出したときにねじれなしと判定し、逆に表面側がN極に、また裏面側がS極にそれぞれ磁化されたことを検出したときにはねじれありと判定すると共に警報信号を発信できるS極・N極検知装置と、該S極・N極検知装置からの警報信号を信号ケーブルを介して受信したときに警報を発することができる警報装置とを具備して成ることを特徴とする平角線のねじれ検知装置。 【請求項2】磁化装置が、通過する磁性金属製平角線の上下方向に所定間隔を離間して架設されたものであることを特徴とする請求項1記載の平角線のねじれ検知装置。 【請求項3】S極・N極検知装置が、通過する磁性金属製平角線の上下方向に所定間隔を離間して架設されたものであることを特徴とする請求項1記載の平角線のねじれ検知装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は平角線のねじれ検知装置に関するものである。更に詳述すれば本発明は磁性金属平角線、例えば鉄系金属材料製平角線のねじれ検知装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】極小サイズの磁性金属製平角線、例えば厚さ0.1mm以下、幅1mm以下の鉄系金属材料製平角線が特殊な用途に使用されている。 【0003】この厚さ0.1mm以下、幅1mm以下の小サイズの鉄若しくは鉄系金属材料製平角線は平角圧延してから焼鈍し、然る後アキュムレータ、ダンサローラ等を経て連続整列巻取装置の巻取ボビンに整列巻取されるようになっている。 【0004】しかしこの平角線は極小サイズで且つ焼鈍された軟質材料であることから上記の製造工程の過程でねじれを引き起こして反転してしまうということがある。 【0005】ねじれを引き起こした鉄系金属材料製平角線は、そのねじれにより整列巻取が乱れ、平角線の品質が低下し、巻姿形状が悪くなり、そして巻取ボビンからの平角線の繰出し性が悪化する等の難点が発生する。 【0006】このため平角線の製造工程では作業者が目視検査によりねじれを常時監視し、そしてねじれや反転が発見されると直ちにその製造ラインを停止し、平角線のねじれを直していた。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのような作業者の目視監視では作業者の負担が大きかったり、また作業者の監視ボンヤリミスが発生したり、小さいねじれや反転を発見できなかったり等の難点があった。 【0008】本発明はかかる点に立って為されたものであって、その目的とするところは前記した従来技術の欠点を解消し、作業者の目視監視負担がなく且つ作業者のボンヤリ監視ミスが皆無で、しかも平角線の小さなねじれでも迅速且つ正確に発見できる平角線のねじれ検知装置を提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするところは、磁性金属製平角線の表面側をS極に、裏面側をN極にそれぞれ磁化できる磁化装置と、該磁化された磁性金属製平角線の表面側がS極に、また裏面側がN極にそれぞれ磁化されたことを検出したときにねじれなしと判定し、逆に表面側がN極に、また裏面側がS極にそれぞれ磁化されたことを検出したときにはねじれありと判定すると共に警報信号を発信できるS極・N極検知装置と、該S極・N極検知装置からの警報信号を信号ケーブルを介して受信したときに警報を発することができる警報装置とを具備して成ることを特徴とする平角線のねじれ検知装置にある。 【0010】本発明において磁化装置としては、通過する磁性金属平角線の上下方向に所定間隔を離間して架設されたものであることが好ましい。 【0011】本発明においてS極・N極検知装置としては、通過する磁性金属平角線の上下方向に所定間隔を離間して架設されたものであることが好ましい。 【0012】 【発明の実施の形態】次に、本発明の平角線のねじれ検知装置の一実施例について説明する。 【0013】図1は本発明の一実施例の平角線のねじれ検知装置を用いて鉄系金属材料製平角線のねじれを検知している状況を示した正面説明図である。 【0014】図1において1は鉄系金属材料製材料線、2は平角圧延機、3は鉄系金属材料製平角線、4は整列巻取装置、10は磁化装置、11はS極・N極検知装置、12は警報装置、13は信号ケーブルである。 【0015】即ち、本発明の一実施例の平角線のねじれ検知装置は磁化装置10と、S極・N極検知装置11と、警報装置12と、信号ケーブル13とを具備する。 【0016】図2は鉄系金属材料製平角線3の拡大斜視図を示したものである。 【0017】図2に示すように鉄系金属材料製平角線3はその上側を表面、その下側を裏面と呼ぶことにする。 【0018】次に、本発明の一実施例の平角線のねじれ検知装置の動作について説明する。図3は本発明の一実施例の平角線のねじれ検知装置の動作フローチャートを示したものである。 【0019】図1及び図3から分かるように、まず鉄系金属材料製材料線1は平角圧延機2へ送り込んで平角圧延されることにより、所定寸法の鉄系金属材料製平角線3となる。 【0020】次に、この平角圧延された鉄系金属材料製平角線3は一対の磁化装置10間を通過することにより、その表面側がS極、裏面側がN極となるように磁化される。 【0021】次に、このように磁化された鉄系金属材料製平角線3は一対のS極・N極検知装置11間を通過することにより、その表面側がS極、裏面側がN極に磁化されているか、否かを検知する。 【0022】表面側がS極に、また裏面側がN極にそれぞれ磁化された鉄系金属材料製平角線3が通過したときS極・N極検知装置11は正常品とみなし、異常信号を発しない。逆に、表面側がN極に、また裏面側がS極にぞそれれ磁化された鉄系金属材料製平角線3が通過したときにS極・N極検知装置11はねじれ異常品とみなし、異常信号を発するようになっている。このS極・N極検知装置11からの異常信号を信号ケーブル13を介して受けた警報装置12は警報を発するようになっている。 【0023】この警報装置12が発した警報を聞いた作業者は直ちに平角線の生産ラインを止め、そのねじれた鉄系金属材料製平角線3のねじれを直し、それから再稼動させるようになっている。 【0024】従って整列巻取装置4により巻き取られた鉄系金属材料製平角線3にはねじれ不良がなく、それにより巻取ボビンへの整列巻取乱れ、平角線の品質の低下、巻姿形状の悪化、巻取ボビンからの平角線繰出し性の悪化等の難点を皆無にすることができる。 【0025】 【発明の効果】本発明の平角線のねじれ検知装置は極細サイズの鉄系金属材料製平角線のねじれ不良の低減、それに伴う平角線の品質の向上、巻取ボビンへの整列巻取性の向上、巻取ボビンからの平角線繰出し性の向上、ねじれ検査の効率向上等がはかれるものであり、工業上有用である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005120 【氏名又は名称】日立電線株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年9月21日(1999.9.21) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−91207(P2001−91207A) |
| 【公開日】 |
平成13年4月6日(2001.4.6) |
| 【出願番号】 |
特願平11−266557 |
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