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【発明の名称】 計測器における読取り目盛の構成
【発明者】 【氏名】岡田 保

【要約】 【課題】基盤に形成した目盛りに、計測板に形成した読取り目盛りを一致させ、その一致点を読み取ることにより配置角度や移動距離を認識し得るように構成した計測器にあって、目盛の正確な読取りができるようにしようとするものである。

【解決手段】計測板における読取り目盛りを、板材の面部に対して垂直状に切り込んだ極細状の切割部により形成した計測器。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 目盛3を形成した基盤2に、読取り目盛り5を形成した透明あるいは半透明の計測板4を回動あるいは移動な状態で取り付けた構成の計測器において、計測板4の読取り目盛り5を、板材の面部に対して垂直状に切り込んだ極細状の切割部7によって形成し、斜め方向から見た場合、その切割部7の側面部を透視し得るように形成したことを特徴とする計測器における読取り目盛りの構成。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、角度定規や分度器等の計測器における読取り目盛りの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】角度定規等の計測器にあっては、角度目盛りを形成した基盤に対し、回動する長方形状の計測板を取り付け、計測板に形成した読取り目盛と角度目盛の一致点を読取ることにより、配置角度を知る構成となっているのであるが、従来のものにおける読取り目盛りは、計測板の表面に細い線を付した構成となっているのが普通である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような計測器を使用する場合にあっては、基盤に形成した目盛りに読取り目盛りを一致させ、その一致点を読み取ることにより配置角度や移動距離を認識することになるのであるが、読取り目盛りが厚みのある透明板の表面に細い線で描かれた構成となっていた場合、見る角度によって狂いを生じさせるという欠点があるのである。この発明は、従来の計測器におけるこのような欠点を除去しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】目盛りを付した基盤に、透明あるいは半透明の回動あるいは移動板を取り付けた構成の計測器にあって、回動あるいは移動板における読取り目盛りを、垂直状に切り込んだ極細状の切割部をもって形成し、正確な読取りが不可能になる斜め側から見た場合は、読取り目盛が太く見える反面、正確な読取りを可能にする真上から見た場合は、目盛りが極細状に見えるようにすることによって、正確な数値の読取りができるようにしようとするものである。
【0005】
【実施例】基盤2は、長方形の板体の一方側端部に、0度から180度までの目盛りを刻んだ分度目盛り3が形成されており、分度目盛り3における0度と180度を結ぶ線は、板体の長手側の縁辺9と平行になるように配置されており、また、分度目盛り3の中心位置には、計測板4を取り付けるための螺子8を立設させた構成となっているのである。
【0006】計測板4は、細長状の透明板あるいは半透明板をもって構成されており、一方端部からやや入り込んだ位置から長手方向にそって縁部10と平行で、しかも、上面から下面に向かって垂直状となる形の極細状の切割部7をもって構成した読取り目盛り5が形成されており、また、該読取り目盛り5の横位置には、基盤2に立設した螺子8を挿通させる孔が形成された構成となっているのである。従って、計測板4の板面の真上から読取り目盛り5を見た場合には、読取り目盛り5は極細の線状に見えるのに対し、偏った方向から見た場合には、切割部7の側面が透視されて太線状に見え、しかも偏り角度が大きい程その太さが増して見えることになるのである。
【0007】計測器本体1を構成する基盤2、並びに計測板4は、上記のような構成であるが、その組み立てに際しては、基盤2上に計測板4を配置させるとともに、計測板4に形成した孔に、基盤2の上面部に立設させた螺子8を挿通し、その先端部に固定螺子6を螺合させることによって行なわれるのである。従って、固定螺子6を緩め、計測板4を回動可能な状態とした後、計測板4に形成した読取り目盛り5を、基盤2に形成した分度目盛り3に一致させ、固定螺子6を締め込んだ場合、基盤2の縁部9と計測板4の縁部10との配置角度は、分度目盛り3によって表示されるとともに、基盤2に対して計測板4はその配置角度で固定された状態となるのである。
【0008】
【発明の効果】この発明に係る計測器は上記のような構成であって、正確な計測を可能にするという利点があるのである。すなわち、このような計測器の使用は、基盤に形成した目盛りに、計測板の読取り目盛りを一致させ、その一致地点を読取ることによって行なわれるのであるが、計測板に形成した読取り目盛りの観察は、その真上から行なう必要があり、少しでも偏った場合には、正確な数値の認識が不可能になるのであるが、この発明にかかる計測器にあっては、正確な数値の読取りが不可能となる斜め方向から見た場合には、読取り目盛りが太く見える反面、より正確な読取りを可能にする真上方向に近づくにつれて読取り目盛りが除々に細くなって見える構成となっているので、一番細い状態になった段階で数値を読取ることによって、より正確な数値の認識が可能になるという利点があるのである。
【出願人】 【識別番号】591043673
【氏名又は名称】株式会社岡田金属工業所
【出願日】 平成11年9月22日(1999.9.22)
【代理人】 【識別番号】100080610
【弁理士】
【氏名又は名称】大西健
【公開番号】 特開2001−91202(P2001−91202A)
【公開日】 平成13年4月6日(2001.4.6)
【出願番号】 特願平11−267959