| 【発明の名称】 |
部品検査装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】川村 哲也
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| 【要約】 |
【課題】比較演算処理の遅延およびスキャニング精度の低下を最小限に抑えることの可能な部品検査装置を提供する。
【解決手段】導体部品Wを所定の磁界に近づけたときの前記磁界の磁束変化に基づいて前記部品の形状または性状の良否を検出する部品検査装置において、前記磁界中に前記部品を一定の向きでかつ一定のタイミングで供給する部品供給手段10,16,17,18,19を設けた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 導体部品を所定の磁界に近づけたときの前記磁界の磁束変化に基づいて前記部品の形状または性状の良否を検出する部品検査装置において、前記磁界中に前記部品を一定の向きでかつ一定のタイミングで供給する部品供給手段を設けたことを特徴とする部品検査装置。 【請求項2】 小径部と大径部とを有する導体部品を検査対象とする部品検査装置であって、コイルと、前記コイルに交流電流を印加する手段と、前記コイル近傍の所定位置に前記部品を搬送する搬送手段と、前記コイルのインピーダンスを測定する測定手段と、前記部品が良品である場合の前記インピーダンスの値を示す良品データを格納する良品データ格納手段と、前記部品が不良品である場合の前記インピーダンスの値を示す不良品データを格納する不良品データ格納手段と、前記測定手段により測定された測定データと前記良品データまたは前記不良品データとに基づいて前記部品の良否判定を行う判定手段とを備えてなり、前記搬送手段は、前記部品の自重により前記部品をスライドさせて前記部品を前記コイル近傍の所定位置まで案内するスライド案内部材と、前記スライド案内部材の上方に設けられた回転ローラと、前記回転ローラの周面に周方向一定間隔で複数形成されるとともに、前記回転ローラの軸線方向端面に開口するように前記軸線方向に前記端面まで延在し、前記部品の小径部よりも大きく前記大径部よりも小さく形成されて前記部品を収納可能な凹部と、前記回転ローラの外周側に設けられ、前記回転ローラの回転により複数の前記凹部のうち一の前記凹部が前記スライド案内部材に対向したときに前記一の凹部に収納された前記部品のみを前記スライド案内部材に落下させる保持部材と、前記回転ローラの前記端面に前記大径部が係止され、前記凹部に前記小径部が収納されるように前記回転ローラの前記凹部に供給される前記部品の向きを調整する部品方向調整手段とを備えた部品検査装置。 【請求項3】 請求項2記載の部品検査装置において、前記部品方向調整手段は、2枚の板状部材を備えてなり、前記2枚の板状部材の間には、前記部品の小径部よりも大きく前記大径部よりも小さく形成された間隙部が設けられ、前記間隙部に前記部品の前記小径部が収められ、前記2枚の板状部材の各々の幅方向一端面が前記部品の大径部との接触面となる部品検査装置。 【請求項4】 請求項2または3記載の部品検査装置において、不良品データ格納手段は、前記部品が不良品である場合の不良部位毎の前記インピーダンスの値を示す複数の不良品データを格納し、前記判定手段は、更に前記複数の不良品データに基づいて前記部品の不良部位を検出する部品検査装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、部品検査装置に関し、特にコイルセンサを用いて非破壊かつ非接触で検査可能な部品検査装置に関する。 【0002】 【従来の技術】図2に示すように、コイルに交流電流を流すとコイル周りに磁束が生じる。このコイルに、被検査対象である部品(導体)を近接させると、その部品には磁束変化を妨げる方向に渦電流(誘導電流)が発生する。これにより、コイルによって生じた磁束に変化が生じ、その結果、コイルのインピーダンスが変化する。 【0003】この場合、被検査対象物について、形状や寸法あるいは材質、割れ、熱処理硬度、表面処理などの性状に異常が有れば、該被検査対象物に生じる渦電流値が異なるため、被検査対象物の異常をコイルのインピーダンスの変化として検出することができる。 【0004】この種の検査装置については、「平成6年5月発行の社団法人日本非破壊検査協会第3分科会資料の資料No.30061」や、特公平6−48180号公報、特公平6−48181号公報に示されている。 【0005】前記検査装置では、事前に、被検査対象物が「良品」である場合の前記インピーダンスの値を示すデータと、「不良品」である場合の検査部位毎に特徴づけられた複数のデータとを、設定データとして前記装置に学習(teaching)させておき、これらの設定データと、実際に測定した測定データとの比較演算を行うことで、良品であるか不良品であるかの判定を行うようになっている。 【0006】また、コイルが設けられる被検査対象物の検査領域には、一定間隔おきに複数個のフォトセンサーが配設されて、一つの被検査対象物についての多点位置スキャニングが行えるようになっている。上記複数のフォトセンサーと協働することにより、被検査対象物の全長に亘る情報を得ることができる。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記検査装置において、前記コイルに被検査対象物を近接させる(前記コイル内に被検査対象物を通過させる)場合、被検査対象物の搬送方向が一定でないと、予め事前の学習により得ておくデータの数がより多く必要とされる。すなわち、前記コイル近傍の所定位置に搬送されるときに、被検査対象物の正逆方向が統一されていない場合には、その両方のケースに備えて、両方の向きのデータ生成、学習作業およびデータ格納が必要となる。 【0008】また、本検査装置においては、良品パターン化データのみならず、検査部位毎に特徴づけられた複数のパターン化データを保有しておく必要がある。したがって、複数のデータを保有する分、正逆両方の搬送方向に対応すべく一方の方向に比べて2倍のデータ量を保有するとすると、データ量が膨大となる。その結果、データ検索に時間を要し、被検査対象部品の測定データとの比較演算処理が遅延する要因となり、さらには検査速度全体が遅延する。 【0009】また、前述したように本検査装置では、一定間隔おきに複数個のフォトセンサーが設けられ、一つの被検査対象物についての多点位置スキャニングが行われているが、被検査対象物の搬送間隔が一定ではないために、スキャニングの精度が低下することが考えられる。 【0010】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、比較演算処理の遅延およびスキャニング精度の低下を最小限に抑えることの可能な部品検査装置を提供することを目的としている。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明の部品検査装置は、導体部品を所定の磁界に近づけたときの前記磁界の磁束変化に基づいて前記部品の形状または性状の良否を検出する部品検査装置において、前記磁界中に前記部品を一定の向きでかつ一定のタイミングで供給する部品供給手段を設けたことを特徴としている。 【0012】本発明の部品検査装置は、小径部と大径部とを有する導体部品を検査対象とする部品検査装置であって、コイルと、前記コイルに交流電流を印加する手段と、搬送手段と、測定手段と、良品データ格納手段と、不良品データ格納手段と、判定手段とを備えている。前記搬送手段は、前記コイル近傍の所定位置に前記部品を搬送する。前記測定手段は、前記コイルのインピーダンスを測定する。前記良品データ格納手段は、前記部品が良品である場合の前記インピーダンスの値を示す良品データを格納する。前記不良品データ格納手段は、前記部品が不良品である場合の前記インピーダンスの値を示す不良品データを格納する。前記判定手段は、前記測定手段により測定された測定データと前記良品データまたは前記不良品データとに基づいて前記部品の良否判定を行う。前記搬送手段は、スライド案内部材と、回転ローラと、前記回転ローラに複数形成された凹部と、保持部材と、部品方向調整手段とを備えている。前記スライド案内部材は、前記部品の自重により前記部品をスライドさせて前記部品を前記コイル近傍の所定位置まで案内する。前記回転ローラは、前記スライド案内部材の上方に設けられている。前記凹部は、前記回転ローラの周面に周方向一定間隔で複数形成されるとともに、前記回転ローラの軸線方向端面に開口するように前記軸線方向に前記端面まで延在し、前記部品の小径部よりも大きく前記大径部よりも小さく形成されて前記部品を収納可能とされている。前記保持部材は、前記回転ローラの外周側に設けられ、前記回転ローラの回転により複数の前記凹部のうち一の前記凹部が前記スライド案内部材に対向したときに前記一の凹部に収納された前記部品のみを前記スライド案内部材に落下させる。前記部品調整手段は、前記回転ローラの前記端面に前記大径部が係止され、前記凹部に前記小径部が収納されるように前記回転ローラの前記凹部に供給される前記部品の向きを調整する。 【0013】本発明の部品検査装置において、前記部品方向調整手段は、2枚の板状部材を備えている。前記2枚の板状部材の間には、前記部品の小径部よりも大きく前記大径部よりも小さく形成された間隙部が設けられている。前記間隙部に前記部品の前記小径部が収められる。前記2枚の板状部材の各々の幅方向一端面は、前記部品の大径部との接触面となる。 【0014】本発明の部品検査装置において、不良品データ格納手段は、前記部品が不良品である場合の不良部位毎の前記インピーダンスの値を示す複数の不良品データを格納している。前記判定手段は、更に前記複数の不良品データに基づいて前記部品の不良部位を検出する。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発明の部品検査装置の一実施形態を説明する。 【0016】図1は、本実施形態の概略構成を示したものである。 【0017】図1に示すように、本実施形態は、被検査対象部品を供給するパーツフィーダー10と、前記パーツフィーダー10により供給された部品を搬送する部品搬送機構20と、搬送された部品を検査する検査機構部30と、検査の結果に応じて被検査対象部品を良品と不良品とに振り分けるための振分部40とを備えている。 【0018】まず、検査機構部30について説明する。 【0019】図3および図2に示すように、検査機構部30では、2つのコイルがブリッジ回路として構成され、周波数faとfbの2種類の交流電流iがコイルに印加される。被検査対象物がコイルを通過し、被検査対象物の形状または性状によって生じる磁束の変化、すなわち、コイルのインピーダンスの変化を周波数毎に位相解析し、実部(Real)と、虚部(Imag.)の各成分X、Yにより位相値φを得るものである(図4参照)。前記位相値φはφ=tan−1(Y/X).で求められる。 【0020】被検査対象物は、複数の情報、例えば形態特性(形状、寸法)に関する情報と、電磁特性(材質、熱処理硬度、割れ、メッキ等の表面処理)に関する情報とを有している。そこで、本実施形態では、一の被検査対象物から異なる複数の情報を得るために、前述した2種類の周波数faとfbを用いることとしている。 【0021】図5に示すように、n種類の検査周波数を用いる場合、一の検査周波数f1の位相値φ1を一つの要素とし、fnの位相値φnまでの位相値φ1〜φnを要素結合してベクトル合成して単一の多重要素ベクトルφαを得る。このベクトルφαは、一の被検査対象物が有する複数の情報を示している。 【0022】この場合、コイルが設けられる被検査対象物の検査領域には、一定間隔おきに複数個のフォトセンサーが配設されて、一つの被検査対象物についての多点位置スキャニングが行えるようになっている(図1の位置検出トリップセンサー参照)。上記複数のフォトセンサーと協働することにより、被検査対象物の全長に亘る情報を得ることができる。 【0023】そして、上記構成の装置に、予め良品と分かっている部品(被検査対象物と同等物)と、予め不良品と分かっている部品(被検査対象物と同等物)をそれぞれ一定の数だけ供給することにより、各々、良品のデータ群と不良品のデータ群とを得る。 【0024】次いで、良品のデータ群と不良品のデータ群とを対比して差異の評価演算を行い、各検査部位毎に特徴付けられたデータの抽出を行うとともに、該データをパターン化する。このように検査部位毎に特徴づけられたパターン化データの特徴毎にデータの分散度合いを統計処理し、しきい値(本例では3σ)を算出する。 【0025】図6に示すように、事前の学習(teaching)によって得られた各特徴毎のパターン化データと、未知の被検査対象部品についての測定データとを対比して、前記しきい値に基づいて比較演算して前記各特徴毎の検査評価値を求め、良品/不良品の判定を行う。すなわち、下記の式(1)において、検査評価値が100%未満であれば「良品」判定、以上であれば「不良品」判定となる。 【0026】 検査評価値={|a−b|/しきい値(3σ)}×100%. ……式(1) ただし、aは測定データ、bは良品パターン化データである。 【0027】以下、図7、図8,図9、図10を参照して、パーツフィーダー10および部品搬送機構20について説明する。 【0028】図7は、パーツフィーダー10を示す平面図である。図7に示すように、パーツフィーダー10は、笠状に形成された円板部12と、この円板部12の外周部側に周方向に延在して設けられた部品通路部15とを備えている。 【0029】円板部12は、平面視略円形に形成され、その中心部12cの高さが最も高く、径方向外側に向かうに連れて漸次低くなる「笠」状に形成されている。このように、円板部12の上面が径方向外側に向かうに連れて下がる傾斜面に形成されることで、円板部12の上面上に搬入された部品(リベットW)は、前記傾斜面に沿って外周側に集められる。円板部12の最外周部には、外周側に集められた部品が円板部12から落下しないように立上り壁部12kが設けられている。円板部12は、前記中心部12cを中心として回転駆動される。 【0030】部品通路部15は、側面視略U字型形状に形成され、円板部12の上部外周側に、円板部12の外周部に沿って略360°旋回するように形成されている。部品通路部15では、前記U字形の内部が部品の通路となっている。部品通路部15の内側端部は円板部12の上面と略同一面状に形成されている。 【0031】円板部12は、部品通路部15の内側端部15Sから外側端部15Eに向かう旋回方向と同一の向き(図中矢印Pの向き)に回転駆動される。これにより円板部12上に載置された部品Wは、部品通路部15の前記内側端部15Sから段差なく円滑に部品通路部15の内部に導入されるようになっている。なお、部品通路部15のU字型の径方向内側の立上り壁部15kは、円板部12上の部品Wがそれ以上径方向外方に向かうのを抑制している。 【0032】部品通路部15の内部は、前記内側端部(基端部)15Sから前記外側端部(先端部)15Eへの旋回方向P前方に向かうに連れて、平面視形状が漸次幅狭に形成されている(符号15Hはその幅を示している)。そして、部品通路部15の平面視形状、すなわち、部品通路部15の内部は、前記旋回方向P途中位置から先が、部品Wの径寸法よりも一回り大きいだけの大きさに形成されている。このように部品通路部15の内部が先細りに形成されることで、部品通路部15内の部品Wは、前記旋回方向P前方に進むに連れて自ずと前記旋回方向Pに部品Wの軸線を沿う向きに縦一列に整列された状態とされる。 【0033】図7および図8に示すように、部品通路部15の前記外側端部15Eの下方には、ホッパー部16が設けられている。部品通路部15内を通過した部品Wは、自重により落下してこのホッパー部16に導入される。ホッパー部16の下部には、開口部16Aが設けられている。 【0034】開口部16Aの開口形状は、被検査対象部品であるリベットWの、略円板状に形成されるツバ(フランジ部、大径部)Waよりも一回り大きく形成されている。これにより、ホッパー部16に導入されたリベットWは、開口部16Aから自重で落下する。 【0035】この場合、開口部16Aは、リベットWのツバWaよりもわずかに一回り大きいに過ぎないため、リベットWの軸線が開口部16Aの開口面に鉛直な状態(垂直に真っ直ぐな状態)となったときのみ、該リベットWを通過(落下)させるようになっている。 【0036】ホッパー部16の下方には、部品方向調整手段17が配設されている。部品方向調整手段17は、2枚の長尺な板状部材17a,17aを備えている。2枚の板状部材17a,17aの間には、リベットWのツバWaの径よりも小さく、リベットWの小径部Wbの径よりも大きい間隙部17cが設けられている。板状部材17a,17aは、板状部材17a,17aの延在方向先方に向けて漸次下方に傾斜した状態で設置されている。 【0037】部品方向調整手段17は、ホッパー部16の開口部16Aから自重で垂直に落下したリベットWの小径部Wbが、そのまま間隙部17c内に収まる位置に位置決めされた状態で設置されている。間隙部17c内に小径部Wbが収まった状態で、ツバWaは2枚の板状部材17a,17aの各々の幅方向一端面17b,17bに接触して係止されるようになっている。 【0038】この場合、ホッパー部16の開口部16Aを通過して落下するリベットWは、ツバWaと開口部16Aとの各々の面積の上記関係から、必ずリベットWの軸線が鉛直方向に向くように落下するが、その落下する向きは、一通りとは限らず二通りある。 【0039】すなわち、前述したように、部品通路部15を通過した部品は、一列に整列されるものの、その向き(ツバWaが先か、小径部Wbが先か)については、規制されていない。よって、ホッパー部16では、開口部16Aを、先に小径部Wbが通過して次にツバWaが通過する場合(第1のケース)と、ツバWaが先に通過して小径部Wbが後に通過する場合(第2のケース)とがある。 【0040】部品方向調整手段17では、間隙部17cの幅17bがツバWaの径寸法より小さく、小径部Wbの径寸法よりも大きいため、前記第2のケースに係るリベットWが除外される。つまり、前記第2のケースに係るリベットWは、ツバWaが板状部材17a,17aの前記幅方向一端面17bと干渉衝突した後、部品方向調整手段17の側方に放出されて、部品方向調整手段17よりも搬送方向下流側には供給されない。なお、このとき放出された複数のリベットWは、その下方で集められて、再度パーツフィーダー10内に投入される。 【0041】一方、前記第1のケースに係るリベットWは、板状部材17a,17aの前記一端面にツバWaが係止された状態のまま、板状部材17a,17aの前記傾斜方向に自重でスライド移動する。 【0042】図9は、前述した板状部材17a,17aのスライド移動端部を示した図である。図9に示すように、板状部材17a,17aの延在方向先端部には、回転ローラ18が回転自在に設けられている。回転ローラ18の周面には、凹部18aが形成されている。 【0043】凹部18aは、回転ローラ18の周面において周方向に一定間隔を空けて複数(本例では4つ)設けられている。凹部18aは、回転ローラ18の軸線方向端面18bに開口する(その開口部を符号18cで示す。)ように、前記軸線方向に端面18bまで延設されている。 【0044】凹部18aは、凹部18aの延在方向にリベットWの小径部Wbを沿わせた状態で小径部Wbを収納可能なように、その幅寸法が小径部Wbの径寸法よりも一回り大きく形成されている。但し、凹部18aの幅寸法がツバWaの径寸法よりは小さいのは勿論である。リベットWの小径部Wbが凹部18aに収納されたときに、ツバWaは、開口部18cから回転ローラ18の外部に逃げて、ツバWaと端面18bとが面接触するようになっている。 【0045】回転ローラ18は、部品方向調整手段17により搬送されるリベットWの小径部Wbの移動方向Q延長線上に凹部18aの位置が相当するように設置される。これにより、回転ローラ18の回転に伴い、部品方向調整手段17の移動路(間隙部17c)の位置に対して、回転ローラ18の周面における凹部18aの形成位置が合致したときに、順次、回転ローラ18の端面18bにリベットWのツバWaが係止され、凹部18aに小径部Wbが収納される。 【0046】回転ローラ18の下方には、前記検査機構部30まで延びるL字型部材(スライド案内部材)19が設けられている。L字型部材19は、回転ローラ18の凹部18aから離脱して自重落下したリベットWがその内部に供給される。L字型部材19において、リベットWは、自重によりL字型部材19上をL字型部材19の延在方向Fにスライドし、検査機構部30の前記コイルの内部(コイル近傍の所定位置)までリベットWを案内する(図10参照)。 【0047】回転ローラ18の外周側には、回転ローラ18の径寸法よりも一回り大きな内径寸法を有する半円筒状部材(保持部材)18Eが設けられている。半円筒状部材18Eは、回転ローラ18の外周部において、間隙部17cに対向する部分とL字型部材19に対向する部分とにそれぞれ開口部を有し、各々の開口部を通じて回転ローラ18の凹部18aへのリベットWの導入と排出を行うようになっている。 【0048】すなわち、半円筒状部材18Eは、回転ローラ18の回転により複数の凹部18aのうち一の凹部18aがL字型部材19に対向したときに、該一の凹部18aに収納されたリベットWのみをL字型部材19に落下させ、それ以外の凹部18aに収容されたリベットWが凹部18aから離脱するのを防いでいる。 【0049】上記の構成により、回転ローラ18を一定速度で回転させれば、一定の向きのリベットWが一定の速度で検査機構部30に供給されるため、比較演算処理の遅延およびスキャニング精度の低下を最小限に抑えることができる。 【0050】なお、本実施形態において、検査機構部30のコイルセンサーは、図11に示すような貫通型に限られること無く、座面型でもプローブ型でもよい。 【0051】 【発明の効果】本発明の部品検査装置によれば、導体部品を所定の磁界に近づけたときの前記磁界の磁束変化に基づいて前記部品の形状または性状の良否を検出する部品検査装置において、前記磁界中に前記部品を一定の向きでかつ一定のタイミングで供給する部品供給手段を設けているため、比較演算処理の遅延およびスキャニング精度の低下を最小限に抑えることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006208 【氏名又は名称】三菱重工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年9月14日(1999.9.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100102864 【弁理士】 【氏名又は名称】工藤 実 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−82911(P2001−82911A) |
| 【公開日】 |
平成13年3月30日(2001.3.30) |
| 【出願番号】 |
特願平11−260768 |
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