| 【発明の名称】 |
移動体の寄り付き位置検出方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】平田 亮吉
【氏名】河野 寿之
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| 【要約】 |
【課題】複雑でない手段により作業対象物体に対して移動体を所望の位置に所望の姿勢で定置させることが可能な移動体の寄り付き位置検出方法を提供する。
【解決手段】この発明の移動体の寄り付き位置検出方法は、移動体10が作業対象物20に真正面で対向している状態(傾斜角度θ=0)の場合に、移動体10は、組み付けられたスライド式センサ13の電圧検出子13aで被検出バー21の電圧設定バー21aに接触し、接触した部分の電圧を検出する。検出した被検出バーの電圧と作業対象物体上の位置とは対応しているので、移動体は、検出した電圧の値によって、作業対象物体の垂直平面に沿った水平な方向、すなわち、従来では困難であったY方向に関する現在の位置を正確に検出でき、ひいては、移動体の寄り付き位置検出を正確に行うことができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 移動体の寄り付き対象が垂直平面である作業対象物体までの距離を、水平方向に所定間隔を開けて移動体上に配置した距離センサにより測定するとともに、測定値の差分がゼロになるように移動して、作業対象物に真正面で対向するように移動体の寄り付き位置を検出する、移動体の寄り付き位置検出方法において、移動体が作業対象物に真正面で対向している状態の場合に、作業対象物体の垂直平面に水平に延びるように配置され、一端から他端まで次第に変化する電圧を設定している被検出バーにスライド式センサで接触して、移動体の正面にある被検出バーの電圧を検出し、移動体が作業対象物体の垂直平面に沿った水平な方向に関し、如何なる位置にあるかを検出することを特徴とする移動体の寄り付き位置検出方法。 【請求項2】 移動体の寄り付き対象が垂直平面である作業対象物体までの距離を、水平方向に所定間隔を開けて移動体上に配置した距離センサにより測定するとともに、測定値の差分がゼロになるように移動して、作業対象物に真正面で対向するように移動体の寄り付き位置を検出する、移動体の寄り付き位置検出方法において、移動体が作業対象物に真正面で対向している状態の場合に、作業対象物体の垂直平面に水平に一列に並ぶように配置された複数の位置出し用反射板と、基準位置を示すキャリブレーション用反射板と具備する反射板ユニットに投光してキャリブレーション用反射板の位置を検出し、検出した位置を基準とし、さらに、反射板ユニットに投光して位置出し用反射板の位置を検出し、キャリブレーション用反射板から何番目の位置出し用反射板かを検出し、移動体が作業対象物体の垂直平面に沿った水平な方向に関し、如何なる位置にあるかを検出することを特徴とする移動体の寄り付き位置検出方法。 【請求項3】 移動体の寄り付き対象が垂直平面である作業対象物体までの距離を、水平方向に所定間隔を開けて移動体上に配置した距離センサにより測定するとともに、測定値の差分がゼロになるように移動して、作業対象物に真正面で対向するように移動体の寄り付き位置を検出する、移動体の寄り付き位置検出方法において、移動体が作業対象物に真正面で対向している状態の場合に、作業対象物体の垂直平面に水平に一列に並ぶように配置された反射率が順次に変化する複数の反射板を具備する反射板ユニットに投光して、複数の反射板の何れかから反射される反射光を受光し、受光量の大きさによっていずれの反射板から反射されたかを検出し、移動体が作業対象物体の垂直平面に沿った水平な方向に関し、如何なる位置にあるかを検出することを特徴とする移動体の寄り付き位置検出方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、移動体の寄り付き位置検出方法に関し、特に、移動体の寄り付き対象が垂直平面である作業対象物体までの距離を、水平方向に所定間隔を開けて移動体上に配置した距離センサにより測定するとともに、測定値の差分がゼロになるように移動して、作業対象物に真正面で対向するように移動体の寄り付き位置を検出する、移動体の寄り付き位置検出方法に関する。 【0002】 【従来の技術】この種の移動体の寄り付き位置検出方法に適用可能な例として図8に示すような移動体誘導方法がある。図8の移動体誘導方法においては、移動体80の正面には、エリアセンサ81と、複数の障害物センサ82a,82b,82c,82dとを配置し、これらのセンサ81,82a,82b,82c,82dによって障害物91,92,93を検出することにより、移動体80がこれらの障害物91,92,93を回避するように誘導している。エリアセンサ81としてはレーザスキャナが用いられ、障害物センサ82a,82b,82c,82dとしては超音波センサが用いられる。この場合、エリアセンサ81は、障害物91,92,93を大まかに検出し、障害物センサ82a,82b,82c,82dが障害物91,92,93との間の距離を測定している。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】最近、作業対象物体に対して移動体を所望の位置に所望の姿勢で定置させたい、すなわち、作業対象物体に対する移動体の定位置寄り付きを行いたいという要望があり、上述の従来の移動体誘導方法を適用しようとする試みがなされているが種々の問題点に遭遇している。例えば、エリアセンサ81が障害物91,92,93を大まかに検出しているが、定位置寄り付きのためには分解能および精度が粗く、適用が困難である。また、障害物センサが障害物との間の距離を測定しているが、これは、図8におけるX方向の測定のみであって、Y方向について位置を特定できないという問題がある。この発明は上記問題を解決すべくなされたものであって、複雑でなく経済的な手段により、作業対象物体に対して移動体を所望の位置に所望の姿勢で定置させることが可能な移動体の寄り付き位置検出方法を提供することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】前述した課題を解決するために、請求項1記載の発明は、移動体の寄り付き対象が垂直平面である作業対象物体までの距離を、水平方向に所定間隔を開けて移動体上に配置した距離センサにより測定するとともに、測定値の差分がゼロになるように移動して、作業対象物に真正面で対向するように移動体の寄り付き位置を検出する、移動体の寄り付き位置検出方法において、移動体が作業対象物に真正面で対向している状態の場合に、作業対象物体の垂直平面に水平に延びるように配置され、一端から他端まで次第に変化する電圧を設定している被検出バーにスライド式センサで接触して、移動体の正面にある被検出バーの電圧を検出し、移動体が作業対象物体の垂直平面に沿った水平な方向に関し、如何なる位置にあるかを検出することを特徴としている。また、請求項2記載の発明は、移動体の寄り付き対象が垂直平面である作業対象物体までの距離を、水平方向に所定間隔を開けて移動体上に配置した距離センサにより測定するとともに、測定値の差分がゼロになるように移動して、作業対象物に真正面で対向するように移動体の寄り付き位置を検出する、移動体の寄り付き位置検出方法において、移動体が作業対象物に真正面で対向している状態の場合に、作業対象物体の垂直平面に水平に一列に並ぶように配置された複数の位置出し用反射板と、基準位置を示すキャリブレーション用反射板と具備する反射板ユニットに投光してキャリブレーション用反射板の位置を検出し、検出した位置を基準とし、さらに、反射板ユニットに投光して位置出し用反射板の位置を検出し、キャリブレーション用反射板から何番目の位置出し用反射板かを検出し、移動体が作業対象物体の垂直平面に沿った水平な方向に関し、如何なる位置にあるかを検出することを特徴としている。さらに、請求項3記載の発明は、移動体の寄り付き対象が垂直平面である作業対象物体までの距離を、水平方向に所定間隔を開けて移動体上に配置した距離センサにより測定するとともに、測定値の差分がゼロになるように移動して、作業対象物に真正面で対向するように移動体の寄り付き位置を検出する、移動体の寄り付き位置検出方法において、移動体が作業対象物に真正面で対向している状態の場合に、作業対象物体の垂直平面に水平に一列に並ぶように配置された反射率が順次に変化する複数の反射板を具備する反射板ユニットに投光して、複数の反射板の何れかから反射される反射光を受光し、受光量の大きさによっていずれの反射板から反射されたかを検出し、移動体が作業対象物体の垂直平面に沿った水平な方向に関し、如何なる位置にあるかを検出することを特徴としている。以上のような構成によれば、移動体が作業対象物に真正面で対向している状態の場合に、移動体は水平方向に所定間隔を開けて移動体上に配置した距離センサにより、寄り付き位置と測定位置との差分がゼロになるように移動するために、作業対象物体の垂直平面に沿った水平な方向に関する現在の位置を正確に検出できる。すなわち、移動体の寄り付き位置検出を正確に行うことができる。 【0005】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。図1は、この発明の移動体の寄り付き位置検出方法の第1の実施の形態が適用された移動体が平らな作業対象物体に真っ直ぐ対向しようとする場合の例を示す平面図、図2は、平らな作業対象物体に真っ直ぐ対向した移動体が所望の位置に移動するためにスライド式端子を作動させているところを示す図、図3は、図2において、どのようにスライド式端子が作動しているかを示す拡大斜視図である。これらの図面において、平らな作業対象物体の垂直面に対して、直角に交わる方向、水平に平行する方向、垂直に平行する方向をそれぞれX方向、Y方向、Z方向とする。移動体10の平らな正面の中央には、正面に対して直角に突出するスライド式センサ13が配置され、スライド式センサ13から左右にそれぞれ距離d/2だけ離れて第1,第2の距離センサ11,12が配置されている。また、作業対象物体20の対象面には被検出バー21が水平に取り付けられている(ただし、図1においては、図面を見易くするために、被検出バー21は省略してある)。 【0006】第1,第2の距離センサ11,12(例えば、超音波センサ等を用いる)は、移動体10の正面に直角な方向に進行した場合に作業対象物体20に到達するまでの距離g1,g2を測定する。また、この2つの距離g1,g2の差分を利用して、作業対象物体20に対する移動体10の姿勢、すなわち、作業対象物体20の対向平面に対する移動体10の正面の傾きを表す角度θを下記の式(1)によって求め、θがゼロになるように制御する。 θ=tan -1[ (g1-g2 )/d)] ・・・ (1) 図2に示すように、θがゼロとなり、作業対象物体20の真正面に対向したときには、X方向の距離g1は、g1=g2=k1(予め決められた定数) となり、スライド式センサ13の先端が被検出バー21に接触する。 【0007】図3に示されるように、被検出バー21は、長さがHの電圧設定バー21aとグランドバー21bとから構成されており、電圧設定バー21aとグランドバー21bとは、作業対象物体20の垂直面のZ方向に所定の間隔をおいて、X方向に平行して延びるように取り付けられている。電圧設定バー21aは、抵抗体であって、一端が電圧Vを有するDC電源22の正極に他端がDC電源22の負極およびグランドに接続されている。グランドバー21bは、導体であって、グランドに接続されている。スライド式センサ13は、移動体10の正面に対して直角に所定距離だけ突出し、それぞれが後退自在に突出方向に付勢されている電圧検出子13aとグランド接触子13bとを具備している。電圧検出子13aとグランド接触子13bとは、Z方向に所定の間隔をおいて配置され、それぞれが配置された高さは、電圧設定バー21aとグランドバー21bとの高さと一致するようにされている。スライド式センサ13と被検出バー21とは、上述のように構成されているので、移動体10が図2に示されるような姿勢および位置で停止すると、スライド式センサ13の電圧検出子13aは電圧設定バー21aに、グランド接触子13bはグランドバー21bに付勢を受けつつ接触する。電圧検出子13aとグランド接触子13bとの間のDC電圧は、ADボードによって検出されることにより、移動体10がY方向に関して、どの位置にあるかが検出される。例えば、DC電源22の負極に接続された電圧設定バー21aの端末から任意の距離“h”におけるDC電圧Vaは、下記の式(2)に従ってADボードによって検出されるので、Va=V×(h/H) ・・・ (2) 逆に、ADボードによって検出される電圧Vaによって、電圧検出子13aが電圧設定バー21aに接触している位置hが、下記の式(3)によって検出される。 h=H×(Va/V) ・・・ (3) 作業対象物体20に対する被検出バー21の取り付け位置は既知であるから、電圧設定バー21aに電圧検出子13aを接触させて、上式(3)によって所望の位置を検出することにより、Y方向の所望の位置に移動体10を移動させることができる。もちろん、Y方向の所望の位置に移動体10を移動させる際に、移動体の姿勢やX方向の位置がずれるようなことがあれば、第1,第2の距離センサ11,12の検出データを利用して、ずれを無くすように調整する。これらのことを行うことにより、移動体10をX,Y方向に関して所望の位置に所望の姿勢で移動させることができ、移動体の寄り付き位置検出を正確に行うことができる。さらに、上述の例において、例えば、移動体10の正面のスライド式センサ13の近辺にエリアセンサ(不図示、レーザスキャナ等)を配置し、移動体の寄り付き位置検出の初期に、作業対象物体20に大まかに寄り付くために使用すれば、初期における寄り付きを効率的に行うことができる。 【0008】次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図4は、この発明の移動体の寄り付き位置検出方法の第2の実施の形態が適用された移動体が平らな作業対象物体に真っ直ぐ対向しようとする場合の例を示す平面図、図5は、平らな作業対象物体に真っ直ぐ対向した移動体が所望の位置に移動するために発光ダイオードとフォトダイオードとを作動させているところを示す図である。この第2の実施の形態は、図1ないし図3の第1の実施の形態におけるスライド式センサ13と被検出バー21との代わりに、発光素子16、受光素子15、固定スリット17と、反射板ユニット30とを用い、反射板ユニット30からの反射光のパルスをカウンタ(不図示)でカウントするようにしたものである。したがって、g1=g2=k2(予め決められた定数)となり、作業対象物体20の対向平面に対する移動体10の正面の傾きを表す角度θがゼロとなるまでの動作は、第1の実施の形態と同じなので説明は省略する。この例においては、受光素子15は、3つのフォトダイオード15a,15b,15cからなり、発光素子16は、3つの発光ダイオード16a,16b,16cからなっている。また、フォトダイオード15a,15cと、発光ダイオード16a,16cとは、同じ高さに配置されているが、フォトダイオード15bと、発光ダイオード16bとは、フォトダイオード15a,15cと発光ダイオード16a,16cとに比較し、低い位置に配置されている。反射板ユニットには、位置出し用反射板31,32,〜,3nが等間隔で水平一列に配置され、この列の何れかの位置出し用反射板の真下(この例では、位置出し用反射板33の真下)に位置出し用反射板と同型の一枚のキャリブレーション用反射板30aが配置されている。そして、上述のようにg1=g2=k2となったら、発光ダイオード16bを発光させると、光は反射板ユニット30のキャリブレーション用反射板30aの高さに照射される。そこで、移動体10は、光がキャリブレーション用反射板30aに反射され、固定スリット17を通過して、フォトダイオード15bに受光されるようにY方向に平行移動する。フォトダイオード15bが受光すると、移動体10は、カウンタのパルスカウント値をゼロにリセットし、発光ダイオード16bの発光を停止する。そこで、移動体10は、発光ダイオード16a,16cの発光を開始し、それぞれが発光した光が反射板ユニット30の位置出し用反射板31,32,〜,3nに反射され固定スリット17を通過してくる反射光を、それぞれフォトダイオード15a,15cによって受光する。移動体10は、フォトダイオード15a,15cによって受光する毎に、移動方向に従って、カウンタのカウントをカウントアップあるいはカウントダウンし、現在の位置を検出することによって所望の位置に到達する。 【0009】作業対象物体20に対する反射板ユニット30のキャリブレーション用反射板30aおよび位置出し用反射板31,32,〜,3nの取り付け位置は既知であるから、フォトダイオード15a,15cにより位置出し用反射板31,32,〜,3nからの反射光を受光することによって所望の位置を検出すれば、Y方向の所望の位置に移動体10を移動させることができる。もちろん、Y方向の所望の位置に移動体10を移動させる際に、移動体の姿勢やX方向の位置がずれるようなことがあれば、第1,第2の距離センサ11,12の検出データを利用して、ずれを無くすように再調整する。これらのことを行うことにより、移動体10をX,Y方向に関して所望の位置に所望の姿勢で移動させることができ、移動体の寄り付き位置検出を正確に行うことができる。さらに、上述の例において、例えば、移動体10の正面の素子15,16の近辺にエリアセンサ(不図示、レーザスキャナ等)を配置し、移動体の寄り付き位置検出の初期に、作業対象物体20に大まかに寄り付くために使用すれば、初期における寄り付きを効率的に行うことができる。また、この例では、位置出し用反射板31,32,〜,3nの検出に、フォトダイオード15a,15cと、発光ダイオード16a,16cとを2対となるように2個ずつ使用したが、それぞれの対が位置出し用反射板31,32,〜,3nの対向する側方エッジの内側を検出できるように配置すれば、正確に位置出し用反射板31,32,〜,3nの位置を検出できる。もちろん、それほど精度が必要でなければ、1対にしてもよい。また、受光素子11をフォトダイオードとしたが、フォトトランジスタあるいはCdsセル等の光センサでもよい。 【0010】次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。図6は、この発明の移動体の寄り付き位置検出方法の第3の実施の形態が適用された移動体が平らな作業対象物体に真っ直ぐ対向しようとする場合の例を示す平面図、図7は、平らな作業対象物体に真っ直ぐ対向した移動体が所望の位置に移動するために発光ダイオードとフォトダイオードとを作動させているところを示す図である。ただし、図6においては、図面を見易くするために、反射板ユニット40の表示は省略してある。この第3の実施の形態は、図4および図5の第2の実施の形態における反射板ユニット30の代わりに、反射板40を用いている。反射板40は、キャリブレーション用反射板30aを具備せず、位置出し用反射板31,32,〜,3nの代わりに、形状および配置は同様であるが、順次にそれぞれの反射率が変化する反射板41,42,〜,4nを具備している。したがって、g1=g2=k3(予め決められた定数)となり、作業対象物体20の対向平面に対する移動体10の正面の傾きを表す角度θがゼロとなるまでの動作は、第1,第2の実施の形態と同じなので説明は省略する。図6で示される第3の実施の形態における受光素子15および発光素子16として、図7に示されるように発光ダイオード16dとフォトダイオード15dとを使用する。g1=g2=k3となったら、移動体10は、発光ダイオード16dの発光を開始し、発光した光が反射板ユニット40の反射板41,42,〜,4nの何れかによって反射されてくる反射光を、フォトダイオード15dによって受光する。移動体10は、受光した受光量を予め設定しておいた閾値と比較し、受光した光が反射板41,42,〜,4nの何れによって反射されたものかを判断し、現在の位置を検出する。作業対象物体20に対する反射板ユニット40の反射板41,42,〜,4nの取り付け位置は既知であるから、フォトダイオード15dにより反射板41,42,〜,4nからの反射光を受光することによって所望の位置を検出すれば、Y方向の所望の位置に移動体10を移動させることができる。もちろん、Y方向の所望の位置に移動体10を移動させる際に、移動体の姿勢やX方向の位置がずれるようなことがあれば、第1,第2の距離センサ11,12の検出データを利用して、ずれを無くすように再調整する。これらのことを行うことにより、移動体10をX,Y方向に関して所望の位置に所望の姿勢で移動させることができ、移動体10の寄り付き位置検出を正確に行うことができる。さらに、上述の例において、例えば、移動体10の正面の素子15,16の近辺にエリアセンサ(不図示、レーザスキャナ等)を配置し、移動体の寄り付き位置検出の初期に、作業対象物体20に大まかに寄り付くために使用すれば、初期における寄り付きを効率的に行うことができる。また、この例では、反射板41,42,〜,4nの検出に、フォトダイオード15dと、発光ダイオード16dとを使用したのでより簡単な構成で実現できるが、図5の第2の実施の形態のように2対のフォトダイオードおよび発光ダイオードや、固定スリットを使用すれば、より精度よく反射板41,42,〜,4nの位置を検出でき、ひいては、移動体10の寄り付き位置検出をより正確に行うことができる。 【0011】 【発明の効果】以上に詳述したように、この発明の移動体の寄り付き位置検出方法は、移動体の寄り付き対象が垂直平面である作業対象物体までの距離を、水平方向に所定間隔を開けて移動体上に配置した距離センサにより測定するとともに、測定値の差分がゼロになるように移動して、作業対象物に真正面で対向するように移動体の寄り付き位置を検出する、移動体の寄り付き位置検出方法において、移動体が作業対象物に真正面で対向している状態の場合に、作業対象物体の垂直平面に水平に延びるように配置され、一端から他端まで次第に変化する電圧を設定している被検出バーにスライド式センサで接触して、移動体の正面にある被検出バーの電圧を検出し、移動体が作業対象物体の垂直平面に沿った水平な方向に関し、如何なる位置にあるかを検出することにより、移動体が作業対象物に真正面で対向している状態の場合に、移動体は、組み付けられたスライド式センサで被検出バーに接触し、接触した部分の電圧を検出すれば、その電圧と作業対象物体上の位置とは対応しているので、移動体は、検出した電圧の値によって、作業対象物体の垂直平面に沿った水平な方向に関する現在の位置を正確に検出でき、ひいては、移動体の寄り付き位置検出を正確に行うことができる。また、この発明の移動体の寄り付き位置検出方法は、移動体が作業対象物に真正面で対向している状態の場合に、作業対象物体の垂直平面に水平に一列に並ぶように配置された複数の位置出し用反射板と、基準位置を示すキャリブレーション用反射板と具備する反射板ユニットに投光してキャリブレーション用反射板の位置を検出し、検出した位置を基準とし、さらに、反射板ユニットに投光して位置出し用反射板の位置を検出し、キャリブレーション用反射板から何番目の位置出し用反射板かを検出し、移動体が作業対象物体の垂直平面に沿った水平な方向に関し、如何なる位置にあるかを非接触で検出することができる。さらに、移動体が作業対象物に真正面で対向している状態の場合に、作業対象物体の垂直平面に水平に一列に並ぶように配置された反射率が順次に変化する複数の反射板を具備する反射板ユニットに投光して、複数の反射板の何れかから反射される反射光を受光し、受光量の大きさによっていずれの反射板から反射されたかを検出し、移動体が作業対象物体の垂直平面に沿った水平な方向に関し、如何なる位置にあるかを非接触で検出できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006622 【氏名又は名称】株式会社安川電機
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| 【出願日】 |
平成11年6月22日(1999.6.22) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100073874 【弁理士】 【氏名又は名称】萩野 平 (外4名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−4357(P2001−4357A) |
| 【公開日】 |
平成13年1月12日(2001.1.12) |
| 【出願番号】 |
特願平11−175629 |
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