| 【発明の名称】 |
発煙筒の解体装置およびその解体方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】伊藤 裕
【氏名】戎 秀樹
【氏名】朝比奈 潔
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| 【要約】 |
【課題】大がかりな廃水処理設備を設けるまでもなく、安全に加熱剤、発煙剤伝火剤を取出すことができ、しかも取出した発煙剤の発煙の恐れがない発煙筒の解体装置を提供する。
【解決手段】旋盤のチャックcに取付けた発煙筒ホルダ2により発煙筒50を、その加熱剤54側をチャックcにして固定し、低速ディスクカッタ4で発煙剤53側を切断すると共に、先端に切断刃を備えた収容物取出具3により、冷媒と有機溶剤とを供給しながら伝火剤52、発煙剤53、隔壁51c、加熱剤54の順に削り取って、吸引により個別に取出して発煙筒50を解体する構成とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 回転駆動自在なチャックで着脱自在に支持される筒体およびこの筒体の内部において中心方向と、中心から離れる方向とに自在に位置調整され、発煙筒を着脱自在に掴持する筒掴持部材からなる発煙筒ホルダと、この発煙筒ホルダに筒掴持部材を介して掴持された発煙筒内から収容物を取出す収容物取出具とからなることを特徴とする発煙筒の解体装置。 【請求項2】 前記収容物取出具は、吸引により排出される収容物を通す収容物吸引取出し通路を備えてなることを特徴とする請求項1に記載の発煙筒の解体装置。 【請求項3】 前記収容物取出具は、先端部に切断刃を備えてなることを特徴とする請求項2に記載の発煙筒の解体装置。 【請求項4】 前記収容物取出具は、収容物のうち伝火剤だけを取出し得る内径に設定されてなることを特徴とする請求項3に記載の発煙筒の解体装置。 【請求項5】 前記収容物取出具は、発煙筒内に冷媒を送込む冷媒供給路を備えてなることを特徴とする請求項4に記載の発煙筒の解体装置。 【請求項6】 前記収容物取出具は、発煙筒内に有機溶剤を送込む溶剤供給路を備えてなることを特徴とする請求項5に記載の発煙筒の解体装置。 【請求項7】 回転駆動自在なチャックに取付けられた発煙筒ホルダに、加熱剤側をチャック側にした発煙筒を掴持させ、前記チャックを回転させて掴持された発煙筒の発煙筒ホルダからの突出部分の先端の発煙剤側を低速ディスクカッタで切断した後に、収容物取出具により収容物を取出すことを特徴とする発煙筒の解体方法。 【請求項8】 前記収容物取出具により発煙筒内から収容物を取出すに際して、先ず伝火剤を取出すことを特徴とする請求項7に記載の発煙筒の解体方法。 【請求項9】 前記前記収容物取出具により発煙筒内から加熱剤を取出すに際して、この収容物取出具により隔壁を切断して除去することを特徴とする請求項8に記載の発煙筒の解体方法。 【請求項10】 前記収容物取出具により発煙筒内から収容物を取出すに際して、この収容物取出具から発煙筒内に冷媒を送込むことを特徴とする請求項7,8または9のうちの何れか一つの項に記載の発煙筒の解体方法。 【請求項11】 前記収容物取出具により発煙筒内から収容物を取出すに際して、この収容物取出具から発煙筒内に有機溶剤を送込むことを特徴とする請求項7,8,9または10のうちの何れか一つの項に記載の発煙筒の解体方法。 【請求項12】 前記発煙筒を有機溶剤に浸漬した後に、前記チャックに取付けられた発煙筒ホルダにより掴持させることを特徴とする請求項7,8,9,10または11のうちの何れか一つの項に記載の発煙筒の解体方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、筒体に、例えばくしゃみ剤、催涙剤、嘔吐剤などの発煙剤が充填されてなる発煙筒を安全に解体するすることを可能ならしめる発煙筒の解体装置およびその解体方法の技術分野に属する。 【0002】 【従来の技術】周知のとおり、筒体に、くしゃみ剤、催涙剤あるいは嘔吐剤などの発煙剤が充填されてなる発煙筒は、例えば砲弾の場合と同様に、旧式化や劣化などにより廃棄処分されるが、発煙筒の廃棄処分に先立って発煙剤等を抜取る必要がある。このような発煙剤等の抜取技術とは相違するが、廃棄処分する砲弾から爆薬を抜取るようにした技術が、例えば、特開平8−136200号公報に開示されている。この従来例に係る技術は、砲弾などの入口から研磨材を含まないウォータジェットを当て、爆薬を破砕して取出すようにしたものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来例に係る爆薬の抜取技術を発煙筒の解体に適用することができると考えられる。即ち、この技術を発煙筒の解体に用いれば、ウォータジェットを用いるため、収容物である加熱剤、発煙剤、伝火剤の取出し作業時においては発火する恐れがない。しかしながら、発煙筒の構成部品が水に濡れてしまうことと、ジェット水に発煙剤が混入するので大がかりな廃水処理設備を設けなければならず、高圧であるから廃水処理設備費やウォータジェット装置の設備費に関して不利になるという経済上の解決すべき課題が生じる。また、加熱剤、発煙剤、伝火剤を個別に取出すことができず、取出後においてもこれら加熱剤、発煙剤、伝火剤が混在しているので自然乾燥により発煙する恐れがあり、安全上好ましくない。 【0004】さらに、ウォータジェットを用いる場合、発煙筒から加熱剤、発煙剤、伝火剤を取出す前に、発煙筒の筒体を切断する必要があるが、この筒体の切断には、通常、回転刃式切断工具を用いている。よって、著しく発熱し、そして火花が生じるため、発煙剤が発煙する恐れがあり安全上好ましくないのに加えて、加熱剤と発煙剤とを隔てる隔壁を除去することが困難であるため、発煙筒の解体に供することができない。 【0005】従って、本発明の目的は、大がかりな廃水処理設備を設けるまでもなく、安全に加熱剤、発煙剤、伝火剤を取出すことができ、しかも取出した発煙剤の発煙の恐れをなくすることを可能ならしめる発煙筒の解体装置およびその解体方法を提供することである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係る発煙筒の解体装置が採用した手段は、回転駆動自在なチャックで着脱自在に支持される筒体およびこの筒体の内部において中心方向と、中心から離れる方向とに自在に位置調整され、発煙筒を着脱自在に掴持する筒掴持部材からなる発煙筒ホルダと、この発煙筒ホルダに筒掴持部材を介して掴持された発煙筒内から収容物を取出す収容物取出具とからなることを特徴とする。 【0007】本発明の請求項2に係る発煙筒の解体装置が採用した手段は、請求項1に記載の発煙筒の解体装置において、前記収容物取出具は、吸引により排出される収容物を通す収容物吸引取出し通路を備えてなることを特徴とする。 【0008】本発明の請求項3に係る発煙筒の解体装置が採用した手段は、請求項2に記載の発煙筒の解体装置において、前記収容物取出具は、先端部に切断刃を備えてなることを特徴とする。 【0009】本発明の請求項4に係る発煙筒の解体装置が採用した手段は、請求項3に記載の発煙筒の解体装置において、前記収容物取出具は、収容物のうち伝火剤だけを取出し得る内径に設定されてなることを特徴とする。 【0010】本発明の請求項5に係る発煙筒の解体装置が採用した手段は、請求項4に記載の発煙筒の解体装置において、前記収容物取出具は、発煙筒内に冷媒を送込む冷媒供給路を備えてなることを特徴とする。 【0011】本発明の請求項6に係る発煙筒の解体装置が採用した手段は、請求項5に記載の発煙筒の解体装置において、前記収容物取出具は、発煙筒内に有機溶剤を送込む溶剤供給路を備えてなることを特徴とする。 【0012】本発明の請求項7に係る発煙筒の解体方法の要旨は、回転駆動自在なチャックに取付けられた発煙筒ホルダに、加熱剤側をチャック側にした発煙筒を掴持させ、前記チャックを回転させて掴持された発煙筒の発煙筒ホルダからの突出部分の先端の発煙剤側を低速ディスクカッタで切断した後に、収容物取出具により収容物を取出すことを特徴とする。 【0013】本発明の請求項8に係る発煙筒の解体方法の要旨は、請求項7に記載の発煙筒の解体方法において、前記収容物取出具により発煙筒内から収容物を取出すに際して、先ず伝火剤を取出すことを特徴とする。 【0014】本発明の請求項9に係る発煙筒の解体方法の要旨は、請求項8に記載の発煙筒の解体方法において、前記前記収容物取出具により発煙筒内から加熱剤を取出すに際して、この収容物取出具により隔壁を切断して除去することを特徴とする。 【0015】本発明の請求項10に係る発煙筒の解体方法の要旨は、請求項7,8または9のうちの何れか一つの項に記載の発煙筒の解体方法において、前記収容物取出具により発煙筒内から収容物を取出すに際して、この収容物取出具から発煙筒内に冷媒を送込むことを特徴とする。 【0016】本発明の請求項11に係る発煙筒の解体方法の要旨は、請求項7,8,9または10のうちの何れか一つの項に記載の発煙筒の解体方法において、前記収容物取出具により発煙筒内から収容物を取出すに際して、この収容物取出具から発煙筒内に有機溶剤を送込むことを特徴とする。 【0017】本発明の請求項12に係る発煙筒の解体方法の要旨は、請求項7,8,9,10または11のうちの何れか一つの項に記載の発煙筒の解体方法において、前記発煙筒を有機溶剤に浸漬した後に、前記チャックに取付けられた発煙筒ホルダにより掴持させることを特徴とする。 【0018】 【発明の実施の形態】以下、本発明の発煙筒の解体方法を実施する実施の形態に係る発煙筒の解体装置の構成を、解体する発煙筒の模式的断面図の図1と、発煙筒ホルダの正面図の図2(a)と、図2(a)のA−A線断面図の図2(b)と、その収容物取出具の先端部斜視図の図3(a)と、図3(a)のB矢視図の図3(b)と、その収容物取出具の全体斜視図4と、発煙筒ホルダによる発煙筒の固定作業およびその先端の切断作業説明図の図5と、伝火剤の取出し作業説明図の図6と、発煙剤の取出し作業説明図の図7と、隔壁の切断作業説明図の図8と、加熱剤の取出し作業説明図の図9とを順次参照しながら説明する。 【0019】先ず、本発明の実施の形態に係る解体装置により解体する発煙筒の概要構成を説明すると、発煙筒50は、底部51aを有し、かつ蓋部材51bで閉蓋された円筒体51を備えている。そして、この円筒体51の底部51a側に加熱剤54が充填され、この加熱剤54と隔壁51cを隔てた蓋部材51b側であって、かつ前記隔壁51cの中心部を、伝火剤52が充填された伝火剤保持筒51dが貫通すると共に、この伝火剤保持筒51dの外周回りに、この伝火剤保持筒51dを埋没させる状態で発煙剤53が充填されてなる構成になっている。 【0020】次に、上記構成になる発煙筒50内から収容物である伝火剤52、発煙剤53および加熱剤54を個別に取出して解体する解体装置の構成を説明すると、この解体装置1は、主として、後述する構成になる発煙筒ホルダ2と、発煙筒50内から伝火剤52、発煙剤53および加熱剤54を取出す収容物取出具3とから構成されている。 【0021】前記発煙筒ホルダ2は、図2(a),図2(b)に示すように、回転駆動されるチャック、つまり旋盤のチャックcにより着脱自在に支持される筒体21と、この筒体21の長手方向の前後の端部付近であって、かつ周方向の三箇所に等配配設されてなる調整ねじ22のねじ込みとねじ戻しとにより、この筒体21の内部において中心方向と、中心から離れる方向とに自在に位置調整され、前記発煙筒50を着脱自在に掴持して固定する筒掴持部材23とから構成されている。発煙筒ホルダ2をこのような構成にすることにより、発煙筒50が著しく腐食したり破損してる、変形していびつになっている、また径が相違するの如何を問わず、確実に掴持して固定することができる。 【0022】前記収容物取出具3は、図3(a),(b)に示すように、円筒を斜めに切断したような形状であって、その先端部には、先端から両サイドに連なる刃を有する爪状の切断刃31aが取付けられ、その中心部に収容物吸引取出し通路32を備えると共に、前記伝火剤52を取出し得る内径を有する取出具本体31を備えている。そして、この取出具本体31の肉厚部の左右位置に、冷媒を送込む冷媒供給路33,33が設けられると共に、肉厚部の上下位置には有機溶剤を送込む溶剤供給路34,34が設けられている。なお、前記冷媒供給路33や溶剤供給路34の位置は上記位置と逆であっても良く、また肉厚部の何れに設けられていても良いものである。 【0023】さらに、この取出具本体31は、図4に示すように、図示しない旋盤の刃物台に取付けられる後述するケーシング38により進退し得るよう支持されている。つまり、前記取出具本体31は、ケーシング38の外壁に設けられた減速機付モータ39の回転軸の先端に設けられたピニオン39aが、この取出具本体31の長手方向に沿って設けられたラック31bに噛合することにより進退されるように構成されている。 【0024】また、前記収容物取出具3の切断刃31aの反対側には前記収容物吸引取出し通路32に、削り取られた収容物を吸引する吸引ホース35が接続され、前記冷媒供給路33のそれぞれに冷媒を供給する冷媒供給ホース36が接続されると共に、前記溶剤供給路34のそれぞれに有機溶剤を供給する溶剤供給ホース37が接続されている。そして、前記吸引ホース35の基端側は、取出した発煙剤53や加熱剤54を回収するためのサイクロン35a、フィルタ35bを介して吸引ファン35cに接続され、前記冷媒供給ホース36の基端側は、図示しない冷媒供給ポンプに接続されると共に、前記溶剤供給ホース37の基端側は図示しない溶剤供給ポンプに接続されている。ところで、サイクロンには乾式サイクロンと湿式サイクロンとの二形式のサイクロンがあるが、何れの形式のサイクロンを採用するかは適宜選択されるものである。 【0025】ところで、冷媒としては例えば水、液体窒素および低温窒素ガスなどを用いることができ、また有機溶媒としては例えばアルコールやベンゼンなどを用いることができる。なお、冷媒供給路33からの冷媒の供給により取出し作業時において伝火剤52、発煙剤53および加熱剤54が冷却されるので、発煙剤53の発煙や加熱剤54の爆発を効果的に防止することができる。また、溶剤供給路34からの有機溶剤の供給により発煙剤53や加熱剤54が溶解され、取出し作業の容易化に寄与することができる。但し、安全上の観点からすると、必ずしも有機溶剤を供給する必要がなく、溶剤供給路34を設ける必要がない。 【0026】以下、上記構成の解体装置1により、発煙筒50を解体する解体作業手順を説明すると、図5に示すように、旋盤のチャックcに発煙筒ホルダ2を取付け、この発煙筒ホルダ2の筒体21に設けられた調整ねじ22をねじ戻して筒掴持部材23の内側に形成される空間を拡大し、この空間内に発煙筒50を加熱剤54側から挿入すると共に、調整ねじ22をねじ込んでチャックcの回転中心と発煙筒50の径方向の中心とが一致する位置で発煙筒50を固定する。次いで、チャックcを回転させ、このチャックcの回転に伴って回転する発煙筒50の発煙筒ホルダ2の筒体21からの突出部分の先端側、つまり発煙筒50の蓋部材51b側を低速ディスクカッタ4で切断して、伝火剤52、発煙剤53および加熱剤54を取出し得る状態にする。このように、低速ディスクカッタ4を用いることにより著しい発熱や火花の発生が抑制されるので、発煙剤53が発煙したりするような恐れがない。 【0027】このようにして、発煙筒50の蓋部材51b側が切断されて開蓋されると、図6に示すように、収容物取出具3の先端の切断刃を発煙筒50の開蓋側に向けて図示しない刃物台で支持した収容物取出具3の径中心を発煙筒50の回転中心に合わせる。そして、冷媒供給路から冷媒を、溶剤供給路から有機溶剤を供給しながら、前記減速機付モータを回転させることにより、収容物取出具3の取出具本体を発煙筒50側に移動させ、伝火剤52が充填されている伝火剤保持筒51dの外周回りの発煙剤53を穿つと共に、隔壁51cの中心部を穿ち、収容物取出し吸引通路内に伝火剤保持筒51dを挿入させた状態で取出具本体を発煙筒50から後退させた後、収容物取出し吸引通路内から伝火剤保持筒51dを取出す。勿論、伝火剤保持筒51dを収容物取出し吸引通路内から取出す時には冷媒や有機溶剤の供給は停止される。 【0028】発煙筒50からの伝火剤保持筒51dの取出し作業が終了すると、図7に示すように、収容物取出具3を発煙筒50の開蓋側の端面位置、つまり発煙剤53の表面位置に戻すと共に、収容物取出具3の切断刃31aの先端を発煙筒50の筒体51の内周面に合わせ、冷媒や有機溶剤を供給しながら収容物取出具3を押し込むと共に回転中心に移動させるという繰り返しにより、発煙剤53を収容物吸引取出し通路、吸引ホースを介して吸引して取出す。 【0029】このようにして、発煙筒50からの伝火剤52および発煙剤53の取出し作業が終了すると、図8に示すように、収容物取出具3の切断刃により円筒体51の内周面に沿って隔壁51cを切断すると共に、冷媒や有機溶剤の供給を停止して取出具本体を発煙筒50から後退させ、例えば鉤付き棒等を隔壁51cの中心部の前記伝火剤保持筒51dの抜穴に差込んで隔壁51cを取出し、加熱剤54を取出し得る状態にする。 【0030】そして、隔壁51cが除去されると、図9に示すように、収容物取出具3の切断刃の先端を発煙筒50の筒体51の内周面に合わせると共に加熱剤54の表面に合わせる。そして、冷媒や有機溶剤を供給しながら収容物取出具3を押し込むと共に回転中心に移動させるという繰り返しにより加熱剤54を収容物吸引取出し通路、吸引ホースを介して吸引して取出すことにより、発煙筒50内から全ての収容物の取出し作業が終了すると、発煙筒50の円筒体51が発煙筒ホルダ2から取外されて、1つの発煙筒50の解体作業が終了し、次の発煙筒50の解体作業が開始されることとなる。 【0031】上記のとおり、本実施の形態に係る解体装置1によれば、発煙筒50は発熱や火花の発生を抑制し得る低速ディスクカッタ4で切断され、冷媒により冷却されながら、しかも有機溶剤により取出し作業の容易化が図られながら、発煙筒50内から伝火剤52、発煙剤53および加熱剤54が個別に取出されるから、取り出し作業中において爆発や発煙の恐れがないのに加えて、取出後においてこれら加熱剤、発煙剤、伝火剤は個別に仕分けされるため爆発や発煙の恐れがないから、従来例よりも安全性に優れている。 【0032】さらに、冷媒として水を用いる場合でも、水の使用量は僅かであり、そして高圧にする必要がなく低圧で良いので、大がかりな廃水処理設備は勿論のこと、高圧発生装置を用いる必要がないから、従来例よりも設備費に関して有利になるという優れた効果がある。 【0033】なお、以上では、発煙筒50をそのまま発煙筒ホルダ2に固定して解体する場合を例として説明したが、発煙筒50を有機溶剤に浸漬した後に発煙筒ホルダ2に固定して、上記の解体作業手順に従って発煙筒50を解体することができる。このようにすると、伝火剤52、発煙剤53および加熱剤54の取出し作業が容易になるという効果があり、特に発煙筒50が腐食していて、有機溶剤が発煙筒50内に浸透する場合には、伝火剤52、発煙剤53および加熱剤54の取出し作業をさらに容易にするという効果がある。 【0034】 【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1乃至6に係る発煙筒の解体装置および請求項7乃至12に係る発煙筒の解体方法によれば、発煙筒は発熱や火花の発生を抑制し得る低速ディスクカッタで切断され、冷媒により冷却されながら、しかも有機溶剤により取出し作業の容易化が図られながら、発煙筒内から伝火剤、発煙剤および加熱剤が個別に取出されるから、取り出し作業中において爆発や発煙の恐れがないのに加えて、取出後においてこれら加熱剤、発煙剤、伝火剤は個別に仕分けされるため爆発や発煙の恐れがないから、従来例よりも安全性に優れている。さらに、冷媒の使用量は僅かであり、そして低圧で良く、大がかりな廃水処理設備は勿論、高圧の装置を用いる必要がないから、従来例よりも設備費に関して有利になるという優れた効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001199 【氏名又は名称】株式会社神戸製鋼所
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| 【出願日】 |
平成12年1月11日(2000.1.11) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100089196 【弁理士】 【氏名又は名称】梶 良之
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| 【公開番号】 |
特開2001−194099(P2001−194099A) |
| 【公開日】 |
平成13年7月17日(2001.7.17) |
| 【出願番号】 |
特願2000−2287(P2000−2287) |
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