| 【発明の名称】 |
飛しょう体の翼展開装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】清瀧 浩一
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| 【要約】 |
【課題】航空機に搭載されて発射される飛しょう体において、翼を展開させる翼展開装置を小型、軽量化する。
【解決手段】飛しょう体2の発射後、飛しょう体2の後方に放出、開傘した落下傘7にかかる空力荷重を吊索8を介して、それぞれ主翼3a,3bに伝わり回転力を与える。その結果、凹面8aの曲面上をてこ9が摺動し、主翼3a,3bは回転し、所定の位置まで展開した後に、てこ9が凹面8bにはまることにより、主翼3a,3bの展開位置に固定する。また、主翼3a,3bの展開後、飛しょう中の空気抵抗となる落下傘7は、所定の時間経過後、延時カッタ11が作動し、落下傘7を飛しょう体2から分離する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 航空機に搭載されて発射される飛しょう体に設けられ、発射前には収納されている一対の主翼を、航空機から発射された後に展開する飛しょう体の翼展開装置において、前記主翼のそれぞれに対して設けられ、発射前は前記飛しょう体の後部に収納し、発射後、前記飛しょう体の後方に放出、開傘する落下傘と、前記落下傘の開傘時にかかる空力荷重によって、前記主翼に回転力を与えて展開するように取り付けられた吊索と、ばねの圧縮力により前記主翼の端面に押しつけられるよう設けられ、前記主翼の端面に設けた凹面にはまって、前記主翼を所定の位置に固定するためのてこと、前記主翼が展開するのに十分な時間経過後、前記吊索を切断し、前記落下傘を前記飛しょう体から分離するためのカッタとを備えたことを特徴とする翼展開装置。 【請求項2】 航空機に搭載されて発射される飛しょう体に設けられ、発射前には収納されている一対の主翼を、航空機から発射された後に展開する飛しょう体の翼展開装置において、発射前は前記飛しょう体の後部に収納し、発射後、前記飛しょう体の後方に放出、開傘する落下傘と、前記落下傘の開傘時にかかる空力荷重によって、前記主翼のそれぞれに同時に回転力を与えて展開するよう等しい長さに分岐して取り付けられた吊索と、ばねの圧縮力により前記主翼の端面に押しつけられるよう設けられ、前記主翼の端面に設けた凹面にはまって前記主翼を所定の位置に保持するためのてこと、前記主翼が展開するのに十分な時間経過後、前記吊索を切断し、前記落下傘を前記飛しょう体から分離するためのカッタとを備えたことを特徴とする翼展開装置。 【請求項3】 航空機に搭載されて発射される飛しょう体に設けられ、発射前には収納されている一対の主翼を、母機から発射された後に展開する飛しょう体の翼展開装置において、発射前は前記飛しょう体の後部に収納し、発射後、前記飛しょう体の後方に放出、開傘する落下傘と、前記落下傘の開傘時にかかる空力荷重によって、前記主翼のいずれか一方に回転力を与えて展開するように取り付けられた吊索と、ばねの圧縮力により前記主翼の端面に押しつけられるよう設けられ、前記主翼の端面に設けた凹面にはまって前記主翼を所定の位置に保持するためのてこと、前記主翼の一方に加わった回転力を対となる主翼に伝えて両翼を同時に展開させるために設けたリンクと、前記主翼が展開するのに十分な時間経過後、前記吊索を切断し、前記落下傘を前記飛しょう体から分離するためのカッタとを備えたことを特徴とする翼展開装置。 【請求項4】 前記主翼が所定の位置まで展開すると同時に、前記吊索を切断するように両翼に設けたカッタを備えたことを特徴とする請求項第2項記載の翼展開装置。 【請求項5】 前記主翼が所定の位置まで展開すると同時に、前記吊索を切断するように前記主翼のいずれか一方に設けたカッタを備えたことを特徴とする請求項第3項の翼展開装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は航空機から発射される飛しょう体において、発射前は収納している主翼を、発射後に展開する飛しょう体の翼展開装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】まず、従来の、この種飛しょう体の翼展開装置として、図6および図7の動作状態に示されるようなものが提案されている。図6は航空機に搭載されて空中で発射される飛しょう体の翼展開装置のシーケンスについての概要図である。図6において、1は航空機、2は飛しょう体、3は主翼である。また(a),(b),(c)は飛しょう体が発射されるときの主翼の展開状態について時系列で示している。 【0003】航空機1に搭載されている状態では、航空機1に数多く搭載できるように飛しょう体2の主翼3は収納されている(図6(a))。飛しょう体2が航空機1から発射されて航空機1から飛しょう体2が離れると、主翼3は飛しょう体への取付け部を中心に回転して開く(図6(b))。その後、飛しょう体2は機体の運動を制御しながら飛行する。(図6(c)) 【0004】図7は従来の飛しょう体の翼展開装置のうち、主翼3の展開機構の概要図とその動作状態を示すものである。図7において、2は飛しょう体、3は飛しょう体2に設けられた主翼、4はアクチュエータ、5はアクチュエータ4を制御するコントローラ、6はアクチュエータ4とコントローラ5に電源を供給する電池である。また(a)は展開前、(b)は展開後の状態を示している。主翼3は取付け部を中心に回転できるようになっていて、発射前は収納されているが、発射後にアクチュエータ4に対して力Fを発生するようにコントローラ5が作動することによって、主翼3は取付け部を中心に回転するように駆動されて、所定の角度まで展開する。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の飛しょう体の翼展開装置では、飛しょう中の空気抵抗を減らし、飛しょう距離を伸ばすために、特に小型、軽量化が望まれる。しかし、主翼を展開するために設けられたアクチュエータ4とコントローラ5を実装するために翼展開装置は大型となり、重量が増加するという問題がある。 【0006】この発明では、かかる問題点を解決するためになされたものであり、発射前は飛しょう体に収納され、発射後に放出、開傘する落下傘を設け、落下傘にかかる空力荷重により主翼を展開する工夫をした簡素な構造で、小型、軽量、かつ信頼性の高い飛しょう体の翼展開装置を提案するものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】第1の発明による飛しょう体の翼展開装置は、航空機に搭載されて発射される飛しょう体に設けられ、発射前は収納されている一対の主翼と、前記主翼のそれぞれに対して設けられ、発射前は前記飛しょう体の後部に収納し、発射後、前記飛しょう体の後方に放出、開傘する落下傘と、前記落下傘の開傘時にかかる空力荷重によって、前記主翼に回転力を与えて展開するように取り付けられた吊索と、ばねの圧縮力により前記主翼の端面に押しつけられるよう設けられ、前記主翼の端面に設けた凹面にはまって、前記主翼を所定の位置に固定するためのてこと、前記主翼が展開するのに十分な時間経過後、前記吊索を切断し、前記落下傘を前記飛しょう体から分離するためのカッタを備えたものである。 【0008】第2の発明による飛しょう体の翼展開装置は、航空機に搭載されて発射される飛しょう体に設けられ、発射前は収納されている一対の主翼と、発射前は前記飛しょう体の後部に収納し、発射後、前記飛しょう体の後方に放出、開傘する落下傘と、前記落下傘の開傘時にかかる空力荷重によって、前記主翼のそれぞれに同時に回転力を与えて展開するよう等しい長さに分岐して取り付けられた吊索と、ばねの圧縮力により前記主翼の端面に押しつけられるよう設けられ、前記主翼の端面に設けた凹面にはまって前記主翼を所定の位置に保持するためのてこと、前記主翼が展開するのに十分な時間経過後、前記吊索を切断し、前記落下傘を前記飛しょう体から分離するためのカッタを備えたものである。 【0009】第3の発明による飛しょう体の翼展開装置は、航空機に搭載されて発射される飛しょう体に設けられ、発射前は収納されている一対の主翼と、発射前は前記飛しょう体の後部に収納し、発射後、前記飛しょう体の後方に放出、開傘する落下傘と、前記落下傘の開傘時にかかる空力荷重によって、前記主翼のいずれか一方に回転力を与えて展開するように取り付けられた吊索と、ばねの圧縮力により前記主翼の端面に押しつけられるよう設けられ、前記主翼の端面に設けた凹面にはまって前記主翼を所定の位置に保持するためのてこと、前記主翼の一方に加わった回転力を対となる主翼に伝えて両翼を同時に展開させるため設けたリンクと、前記主翼が展開するのに十分な時間経過後、前記吊索を切断し、前記落下傘を前記飛しょう体から分離するためのカッタを備えたものである。 【0010】第4の発明による飛しょう体の翼展開装置は、第2の発明において、前記主翼が所定の位置まで展開すると同時に、前記吊索を切断するように両翼に設けたカッタを備えたものである。 【0011】第5の発明による飛しょう体の翼展開装置は、第3の発明において、前記主翼が所定の位置まで展開すると同時に、前記吊索を切断するように前記主翼のいずれか一方に設けたカッタを備えたものである。 【0012】 【発明の実施の形態】実施の形態1.図1(a)は、この発明の実施の形態1で翼の展開前の状態を表している。また図1(b)は、実施の形態1の翼の展開後の状態を表している。図1(a)、及び図1(b)において、2は飛しょう体、3a,3bは飛しょう体2に設けられた一対の主翼、7は主翼3a,3bのそれぞれに対して設けられ、発射前は飛しょう体2の後部に収納され、発射後、飛しょう体2の後方に放出、開傘する落下傘、8は落下傘7の開傘時にかかる空力荷重によって、主翼3a,3bに回転力を与えて展開するように取り付けられた吊索、9は一端が飛しょう体2における主翼3a,3bの回転軸に平行な軸まわりに回転自在に支持され、中央部周辺がばね10の圧縮力により、ローラ状の当接部材の設けられた他端が主翼3a,3bの端面に押しつけられるよう設けられ、主翼3a,3bの端面に設けた凹面11a,11bにはまって主翼3a,3bを所定の位置に保持するためのてこ、12は主翼3a,3bが展開するのに十分な時間経過後、吊索8を切断し、落下傘7を飛しょう体2から分離するための延時カッタである。この延時カッタ12はパラシュートの切断などに用いられるもので、火薬の引火によって燃焼ガスを発生させ、そのガス圧によってピストンを駆動してカッタを可動する。 【0013】上記のように構成された飛しょう体の翼展開装置では、発射前は凹面11aにはまったてこ9により主翼3a,3bを固定している。このとき、ばね10によっててこ9を押し付ける力の作用線は、概ね主翼3a,3bの回転軸を通る。発射後、飛しょう体の後方に放出、開傘した落下傘7にかかる空力荷重は吊索8を介して、それぞれ主翼3a,3bに伝わり、主翼3a,3bに回転力を与える。その結果、凹面11aの曲面上をてこ9が摺動して主翼3a,3bはそれぞれ互いに反対方向に回転し、所定の位置まで展開した後に、てこ9が凹面11bにはまることにより、主翼3a,3bが展開した位置で固定される。また、主翼3a,3bの展開後、飛しょう中の空気抵抗となる落下傘7は、所定の時間経過後、例えば点火回路のタイマーが作動して延時カッタ12の火薬に点火するなどによって、延時カッタ12が作動し、落下傘7を飛しょう体2から分離する。 【0014】このように落下傘7にかかる空力荷重を利用することで、簡素な構造で、小型、軽量、かつ信頼性の高い飛しょう体の翼展開装置を得ることができる。 【0015】実施の形態2.図2(a)は、この発明の実施の形態2で翼の展開前の状態を表している。また図2(b)は、実施の形態2の翼の展開後の状態を表している。図2(a)、及び図2(b)において、2は飛しょう体、3a,3bは飛しょう体2に設けられた一対の主翼、7は、発射前は飛しょう体2の後部に収納され、発射後、飛しょう体2の後方に放出、開傘する落下傘、8は落下傘7の開傘時にかかる空力荷重によって主翼3a,3bに同時に回転力を与え、展開するよう等しい長さに分岐して取り付けられた吊索、9はばね10の圧縮力により主翼3a,3bの端面に押しつけられるよう設けられ、主翼3a,3bの端面に設けた凹面11a,11bにはまって主翼3a,3bを所定の位置に保持するためのてこ、12は主翼3a,3bが展開するのに十分な時間経過後、吊索8を切断し、落下傘7を飛しょう体2から分離するための延時カッタである。 【0016】上記のように構成された飛しょう体の翼展開装置では、発射前は凹面11aにはまったてこ9a,9bにより主翼3a,3bを固定している。発射後、飛しょう体の後方に放出、開傘した落下傘7にかかる空力荷重は、等しい長さに分岐して取り付けられた吊索8を介して主翼3a,3bに伝わり、主翼3a,3bに同時に回転力を与える。その結果、凹面11aの曲面上をてこ9が摺動して主翼3a,3bは同時に回転し、所定の位置まで展開した後に、てこ9が凹面11bにはまることにより、主翼3a,3bの展開位置に固定する。また、主翼3a,3bの展開後、飛しょう中の空気抵抗となる落下傘7は、所定の時間経過後、延時カッタ12が作動し、落下傘7を飛しょう体2から分離する。 【0017】実施の形態1では、主翼3a,3bのそれぞれに対して設けた落下傘7によって展開させているため、主翼3a,3bの展開のタイミングがずれる可能性があるという問題があった。実施の形態2では、等しい長さに分岐させた吊索8を設けることにより、落下傘7の空力荷重を主翼3a,3bに同時に伝達、展開可能な飛しょう体の翼展開装置を得ることができる。 【0018】実施の形態3.図3(a)は、この発明の実施の形態3で翼の展開前の状態を表している。また図3(b)は、実施の形態3の翼の展開後の状態を表している。図3(a)及び図3(b)において、2は飛しょう体、3a,3bは飛しょう体2に設けられた一対の主翼、7は、一方の主翼3aに対して設けられ、発射前は飛しょう体2の後部に収納し、発射後、飛しょう体2の後方に放出、開傘する落下傘、8は落下傘7の開傘時にかかる空力荷重によって、主翼3aに回転力を与えて展開するように取り付けられた吊索、9はばね10の圧縮力により主翼3aの端面に押しつけられるよう設けられ、主翼3aの端面に設けた凹面11a,11bにはまって主翼3aを所定の位置に保持するためのてこ、13は、主翼3aに加わった回転力を伝えて主翼3bを展開させるために設けたリンク、12は主翼3a,3bが展開するのに十分な時間経過後、吊索8を切断し、落下傘7を飛しょう体2から分離するための延時カッタである。 【0019】上記のように構成された飛しょう体の翼展開装置では、発射前は凹面11aにはまったてこ9によって主翼3aを固定すると当時に、主翼3aとリンク13でつながった主翼3bを固定している。発射後、飛しょう体の後方に放出、開傘した落下傘7にかかる空力荷重は、吊索8を介して主翼3aに伝わり、回転力を与え、また、主翼3aに生じた回転力はリンク13によって主翼3bに伝えられ、主翼3bに回転力を生じさせる。その結果、凹面11aの曲面上をてこ9が摺動して主翼3a,3bは同時に回転し、所定の位置まで展開した後に、てこ9が凹面11bにはまることにより、主翼3a,3bの展開位置に固定する。また、主翼3a,3bの展開後、飛しょう中の空気抵抗となる落下傘7は、所定の時間経過後、延時カッタ12が作動し、落下傘7を飛しょう体2から分離する。 【0020】実施の形態1,2では、発射前後に主翼3a,3bを所定の位置に保持するためのてこ9とばね10を、主翼3a,3bのそれぞれに設ける必要があった。実施の形態3では、主翼3aと主翼3bの間にリンク13を設けることによって、主翼3a,3bのいずれか一方の落下傘7と吊索8とてこ9とばね10を無くすことが可能となり、より小型、軽量な飛しょう体の翼展開装置を得ることができる。 【0021】実施の形態4.図4(a)は、この発明の実施の形態4で翼の展開前の状態を表している。また図4(b)は、実施の形態4で翼の展開後の状態を表している。図4(a)、及び図4(b)において、2と3a,3bと7から11は前記実施の形態2と全く同一のものである。14は、主翼3a,3bが所定の位置まで展開時に、吊索8を切断するように主翼3a,3b上に設けたカッタである。 【0022】上記のように構成された飛しょう体の翼展開装置では、発射前は凹面11aにはまったてこ9a,9bにより主翼3a,3bを固定している。発射後、飛しょう体の後方に放出、開傘した落下傘7にかかる空力荷重が吊索8を介して主翼3a,3bに同時に回転力を与える。その結果、凹面11aの曲面上をてこ9が摺動して主翼3a,3bは同時に回転し、所定の位置まで展開すると同時に、カッタ14によって吊索8が切断され、落下傘7を飛しょう体2から分離する。展開後、てこ9が凹面11bにはまることにより、主翼3a,3bの展開位置に固定する。 【0023】実施の形態1から3では、主翼3a,3bが展開後から落下傘7が分離するまでの間、落下傘7は飛しょう体2の空気抵抗となるため、飛しょう体2の進行方向の速度が減速し、飛しょう体2の飛しょう距離が短くなるなど、運用上の問題が発生する可能性があった。実施の形態4では、主翼3a,3b上に設けたカッタ14によって展開から落下傘7の分離までの時間を微少にし、飛しょう体2への悪影響を最小限とすることができる飛しょう体の翼展開装置を得ることができる。 【0024】実施の形態5.図5(a)は、この発明の実施の形態5で翼の展開前の状態を表している。また図5(b)は、実施の形態5で翼の展開後の状態を表している。図5(a)及び図5(b)において、2と3a,3bと7から11、及び13は前記実施の形態3と全く同一のものである。14は主翼3aが所定の位置まで展開時に、吊索8を切断するように主翼3a上に設けたカッタである。 【0025】上記のように構成された飛しょう体の翼展開装置では、発射前は凹面11aにはまったてこ9によって主翼3aを固定すると同時に、主翼3aとリンク13でつながった主翼3bを固定している。発射後、飛しょう体の後方に放出、開傘した落下傘7にかかる空力荷重は、吊索8を介して主翼3aに伝わり、回転力を与え、また、主翼3aに生じた回転力はリンク13によって主翼3bに伝えられ、主翼3bに回転力を生じさせる。その結果、凹面11aの曲面上をてこ9が摺動して主翼3a,3bは同時に回転し、所定の位置まで展開した後に、てこ9が凹面11bにはまることにより、主翼3a,3bは展開位置に固定する。また、主翼3aが所定の位置まで展開すると同時に、カッタ14によって吊索8が切断され、落下傘7を飛しょう体2から分離する。 【0026】実施の形態5では、何らかの原因で主翼3a,3bに取り付けられたいずれか片方の吊索が切断されず落下傘7を分離できなくなる可能性があるという問題があった。実施の形態5では、カッタ14によって切断する吊索8が一本でよいため、より高い信頼性を持つ飛しょう体の翼展開装置を得ることができる。 【0027】 【発明の効果】以上のように、第1の発明によれば、落下傘にかかる空力荷重を利用して主翼を展開させるという簡素な構造によって、小型化、軽量化が容易であるという効果がある。また、この発明による翼展開装置は、部品点数が少なく、保守点検の必要も無く、安全性にもきわめて優れているという効果がある。 【0028】第2の発明によれば、等しい長さで分岐させた吊索で一対の主翼を展開させることにより、主翼の展開に必要な落下傘、吊索を一つにしてより小型、軽量化することができると同時に、複雑な構造を設けること無く、一対の主翼を同時に展開させることができるという効果がある。 【0029】第3の発明によれば、リンクを利用して一対の主翼の動きを同期させることにより、主翼を固定するためのてことばねをいずれか一方の主翼に対して設ければ良く、より小型、軽量化が可能であるという効果がある。 【0030】第4の発明によれば、一対の主翼上に展開と同時に吊索を切断するカッタを設けることにより、主翼展開後から落下傘分離までの間に落下傘にかかる空気抵抗の影響を無くすことができるという効果がある。 【0031】第5の発明によれば、リンクを利用して一対の主翼の動きを同期させることにより、落下傘を分離させる際に切断する吊索を一本にすることができ、より高い信頼性を持つことができるという効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006013 【氏名又は名称】三菱電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年11月11日(1999.11.11) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100102439 【弁理士】 【氏名又は名称】宮田 金雄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−141399(P2001−141399A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月25日(2001.5.25) |
| 【出願番号】 |
特願平11−321151 |
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