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【発明の名称】 ターゲット装置
【発明者】 【氏名】牛丸 宗士

【要約】 【課題】命中時に傾倒したターゲットを直ちに起立状態に復帰させ得る簡易な構成で確実に動作するターゲット復帰機構を備えたターゲット装置を提供することを課題とする。

【解決手段】弾が命中することによって傾倒するターゲット1と、前記傾倒したターゲット1を起立状態に復帰させるプッシュロッド2と、前記ターゲット1が所定位置まで回動したことを検知するセンサー3と、前記センサー3からの検知信号に基いて動作する前記プッシュロッド2のアクチュエータ4とを備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 弾が命中することによって傾倒するターゲットと、前記傾倒したターゲットを起立状態に復帰させるプッシュロッドと、前記ターゲットが所定位置まで回動したことを検知するセンサーと、前記センサーからの検知信号に基いて動作する前記プッシュロッドのアクチュエータとを備えたことを特徴とするターゲット装置。
【請求項2】 前記アクチュエータがソレノイドである請求項1に記載のターゲット装置。
【請求項3】 前記ターゲットの傾倒数のカウンタを備えた請求項1又は2に記載のターゲット装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はターゲット装置、より詳細には、ゲームセンターの射撃ゲーム装置や射撃訓練場におけるターゲット装置において、命中時に傾倒し、1回のコース又はゲーム中に反覆利用するタイプのターゲットを有するターゲット装置において、傾倒したターゲットを直ちに起立させる構成に特徴のあるターゲット装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ゲームセンターの射撃ゲーム装置や射撃訓練場におけるターゲット装置には、ターゲットが命中時に倒れることで射撃手から見え隠れするものがある。それには、複数のターゲットが並んでいて、1回のコース又はゲームで、一度倒れたターゲットはそのコース又はゲーム中はそのままにし、コース又はゲーム終了後に全部のターゲットを一度に起立させるものと、1又は2〜3のターゲットを不規則に移動させて、複数の窓のいずれかに出没させ、1回のコース又はゲームにおいて同じターゲットを反覆使用するものとがある(図4参照)。
【0003】上記2つのタイプのもののうち前者においては、全部のターゲットを一度に起立させる手段を手動式とすることも可能であり(例えば、実開昭56−149300号公報)、機械式としても比較的簡単に構成することができる。しかし、後者のタイプにおいては、傾倒したターゲットを直ちに起立状態に復帰させる必要があるが、従来かかる要請に応え得る簡易な構成で確実に動作し得るターゲット復帰機構を備えたターゲット装置は提唱されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来、命中時に傾倒したターゲットを直ちに起立状態に復帰させ得る簡易な構成で確実に動作するターゲット復帰機構を備えたターゲット装置は提唱されていなかったので、本発明はそのようなターゲット装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、弾が命中することによって傾倒するターゲットと、前記傾倒したターゲットを起立状態に復帰させるプッシュロッドと、前記ターゲットが所定位置まで回動したことを検知するセンサーと、前記センサーからの検知信号に基いて動作する前記プッシュロッドのアクチュエータとを備えたことを特徴とするターゲット装置、を以て上記課題を解決した。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態につき、添付図面に依拠して説明する。図1は、本発明に係るターゲット装置の構成を示す正面図であり、図2はその側面図である。本発明に係るターゲット装置のターゲット1を起立させる復帰機構は、先端がターゲット1に接触してこれを押し上げるプッシュロッド2と、ターゲット1の傾倒を検知するセンサー3と、プッシュロッド2のアクチュエータで構成される。アクチュエータとしては、電動機、超音波モータ等を用いることもできるが、好ましくは、図示したようにソレノイド4を用いる。
【0007】ターゲット1は、正面側において下端部を蝶番6を介して直角形状の支持ベース5に固定され、弾の命中時に後方に回動すると共に、プッシュロッド2に押されて後方から正面側に起立状態になるまで回動可能に支持される。ターゲット1は起立状態にあるとき、垂直状態より少し前方に傾倒するように支持される(図2参照)。プッシュロッド2の下端部には、ソレノイド4に吸着する吸着部材7が設置される。また、プッシュロッド2の動きは、ブラケット8によって支持される。なお、弾は、プラスチック製や金属製等の有体物でもよいし、赤外線等を利用した射撃手段であってもよい。
【0008】弾が命中してターゲット1が所定位置まで回動したことを検知する手段として、近接センサー、タッチセンサー、赤外線センサー等のセンサー3を使用する。センサー3からターゲット1の検知信号が送られると、制御回路を介してソレノイド4へ電流を流すような制御がなされる。また、制御回路内にカウンタを設け、ターゲット1に弾が当たった回数をカウントするように構成することもできる。
【0009】ソレノイド4に電流が流れると、ソレノイド4はプッシュロッド2のアクチュエータとして機能する。即ち、ソレノイド4の作用で吸着部材7を介してプッシュロッド2が、図2に想像線で示す位置から実線で示す位置に移動し、その先端でターゲット1の下方部を押すことにより、図2に想像線で示す状態から実線で示す状態に起立させる。その後、図2に想像線で示す元の位置に戻る。この時ターゲット1は、少し前倒れ気味となっているために直立状態を維持し、再度、射撃可能状態となる。
【0010】図4は本発明に係るターゲット装置を用いたターゲットパネルの形状例を示すもので、そこにおいてはターゲット1の現れる射撃窓10が3つ形成されている。この場合、前記ターゲット1が起立すると同時に不規則に横移動するようにされ、以てターゲットが、不規則にいずれかの射撃窓10に出現するように構成される。
【0011】
【発明の効果】本発明は上述した通りであって、ソレノイド等によるアクチュエータ装置によって駆動されるプッシュロッドの動作のみを利用してターゲットの確実な隠顕動作を可能とするため、結果として装置全体の構成がシンプルとなり、廉価にて供給することが可能となる。
【出願人】 【識別番号】399028665
【氏名又は名称】株式会社ポニーランド
【出願日】 平成11年9月24日(1999.9.24)
【代理人】 【識別番号】100081558
【弁理士】
【氏名又は名称】斎藤 晴男
【公開番号】 特開2001−91197(P2001−91197A)
【公開日】 平成13年4月6日(2001.4.6)
【出願番号】 特願平11−269842