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【発明の名称】 自動射撃評価装置
【発明者】 【氏名】山本 司男

【氏名】野澤 祐司

【要約】 【課題】射撃した弾が標的に命中したか否かを瞬時に自動で判断する自動射撃評価装置を提供する。

【解決手段】標的10付近を飛来する弾が、照射器11から発信された電波を反射することによって生成する反射波を受波器12を用いて捕捉し、この受波する時間の長さTB1を解析部13にて解析する。TB1が、標的10の一端に命中した場合に反射波を受けている時間長T11と、標的10の他端に命中した場合に反射波を受けている時間長T12との間にあり、かつ、弾の高さが標的10の高さに一致したときに、弾が標的に命中したと判断する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】電波を透過する標的と、この標的の斜め前方に設けられ、進行するにつれて広がる電波を当該標的を含むように照射する照射手段と、前記標的の斜め前方に設けられ、前記標的に向けて射撃された弾が前記照射手段からの電波を反射することによって生成する反射波を受波する受波手段と、この受波手段の受波結果から認識した前記弾の飛来高さが前記標的の高さに一致すると共に、前記受波手段が前記反射波を受波している受波時間長が、弾が前記標的の一端を通過したときの受波時間長と、他端を通過したときの受波時間長との間に入っているときに、当該弾が前記標的に命中したと判断する解析部と、を備えることを特徴とする自動射撃評価装置。
【請求項2】請求項1記載の自動射撃評価装置において、解析部は、弾の飛来高さと、受波時間長とから、弾の命中位置を認識することを特徴とする自動射撃評価装置。
【請求項3】電波を透過しない標的と、この標的の一端側斜め前方に設けられ、進行するにつれて広がる電波を当該標的を含むように照射する照射手段と、前記標的の一端側斜め前方に設けられ、前記標的に向けて射撃された弾が前記照射手段からの電波を反射することによって生成する反射波を受波する受波手段と、弾が前記電波の反射を中断し、かつ、その中断時間長が、弾が前記標的の他端を通過した時の中断時間長より短い、と前記受波手段の受波結果から認識したときに、当該弾が前記標的に命中したと判断する解析部と、を備えることを特徴とする自動射撃評価装置。
【請求項4】請求項3記載の自動射撃評価装置において、解析部は、弾の飛来高さと、中断時間長とから、弾の命中位置を認識することを特徴とする自動射撃評価装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばヘリコプター機関砲の射撃訓練などにおいて、射撃した弾が標的に命中したか否かを瞬時に自動で判断するとともに、命中率および命中した位置を自動で算出する自動射撃評価装置に関する。
【0002】
【従来の技術】射撃訓練において、射撃した弾が標的に命中したか否かを判断することと、その命中率および命中位置を把握することは必要不可欠である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ヘリコプター機関砲の射撃訓練においては、従来は射撃後に標的に開いた穴の数を人手にて数えることによって、標的に命中した弾の数を数えていた。また、この人手による命中数と射撃した弾数とを併用することにより、命中率を算出していた。さらに、射撃後に標的に開いた穴の数を人手にて数えるためには、必然的に射撃地域に入場しなければならない。しかし、射撃直後に射撃地域に入場すると誤射される危険がある。従って、標的に命中した弾の数が判明するまでに、入場制限が解除されるまで、すなわち射撃を終了してから半日以上待つ必要があった。そのため、射撃の結果は半日以上たたないと判らず、その場で射撃手に適切な助言を与えることはできなかった。さらに、複数の射撃手が同一の標的を射撃した場合は、個人毎の射撃結果を得られなかった。従って、標的の交換に必要とされる半日以内に複数の射撃手が射撃訓練を行うことは難しかった。
【0004】上記事情に鑑み、本発明は、射撃した弾が標的に命中したか否かを瞬時に判断するとともに、その命中率および命中位置も瞬時に把握し、さらには連続して複数の射撃手が射撃を行っても個人毎の射撃結果を得ることができる、自動射撃評価装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するため、第1の発明は、請求項1に記載するように、輪郭を形成する枠を除いて電波を透過する標的(10)と、この標的の斜め前方に設けられ、進行するにつれて広がる電波を当該標的を含むように照射する照射手段(例えば照射器11)と、前記標的の斜め前方に設けられ、前記標的に向けて射撃された弾が前記照射手段からの電波を反射することによって生成する反射波を受波する受波手段(例えば受波器12)と、この受波手段の受波結果から認識した前記弾の飛来高さが前記標的の高さに一致すると共に、前記受波手段が前記反射波を受波している受波時間長が、弾が前記標的の一端を通過したときの受波時間長と、他端を通過したときの受波時間長との間に入っているときに、当該弾が前記標的に命中したと判断する解析部(13)と、を備える自動射撃評価装置(1)であることを特徴とする。
【0006】この請求項1記載の発明において、照射手段からの電波は標的を含むように照射されるため、標的に向けて射撃された弾は一定時間ほど電波を反射する。ここで、電波は進行するにつれて広がるため、弾の軌跡が照射手段から離れるに従って弾が電波を反射する時間長は長くなる。従って、解析部は、受波手段が反射波を受波している時間長から当該弾の軌跡と照射手段との距離を認識できる。ここで、照射手段と標的との位置関係は一義的に決まっているため、解析部は、弾が標的の一端を通過したときの反射波を受波している時間長と、他端を通過したときの時間長とを予め認識することは可能である。このため、実際の反射波の受波時間長がこれらの値の間に入っているときに、当該弾の軌跡が水平方向においては標的と一致していると判断できる。
【0007】また、反射波の発信位置から、解析部は、反射波の発生高さすなわち当該弾の軌跡の高さも認識できるため、当該弾の飛来高さが標的の高さに一致するかどうか判断できる。さらに、標的は電波を透過するため、弾が標的の陰に隠れても当該自動射撃評価装置の上述した機能に影響を与えることはない。
【0008】従って、請求項1記載の発明によれば、解析部は射撃された弾の高さおよび照射手段からの距離が標的に一致するかどうかを認識できるため、射撃した弾が前記標的に命中したか否かを自動で判断することができる。このため、複数の射撃手が連続して射撃訓練を行い、各々の射撃結果すなわち命中率を瞬時に集計することができる。
【0009】また、上述したように、解析部は、弾の軌跡の水平方向の位置を受波時間長から認識しており、また、弾の飛来高さも認識できる。従って、請求項2に記載するように、本射撃評価装置は、弾の飛来高さと、受波時間長とから、弾の命中位置を認識することもできる。
【0010】また、第2の発明は、請求項3に記載するように、電波を透過しない標的(20)と、この標的の一端側斜め前方に設けられ、進行するにつれて広がる電波を当該標的を含むように照射する照射手段(例えば照射器11)と、前記標的の一端側斜め前方に設けられ、前記標的に向けて射撃された弾が前記照射手段からの電波を反射することによって生成する反射波を受波する受波手段(例えば受波器12)と、弾が前記電波の反射を中断し、かつ、その中断時間長が、弾が前記標的の他端を通過した時の中断時間長より短い、と前記受波手段の受波結果から認識したときに、当該弾が前記標的に命中したと判断する解析部(14)と、を備える自動射撃評価装置(2)であることを特徴とする。
【0011】この請求項3記載の発明において、弾は請求項1と同様の反射波を生成する。ここで、照射手段から照射される電波は進行するにつれて広がっていくため、電波の照射領域を弾が通過するのにかかる時間、すなわち弾が反射波を生じている時間長は、当該弾の軌跡が照射手段から離れるに従って長くなる。また、標的は電波を透過しないため、標的の陰には電波が届かない領域が発生する。このため、照射手段を基準として、弾が標的の一端側より離れた場所(すなわち当該標的に命中した場合も含む)を飛来する場合は、反射波を生じない時間帯が発生する。この時間帯の長さすなわち中断時間長は、弾の軌跡が標的から離れるに従って長くなる。従って、解析部は、中断を検出し、かつ、この中断時間長が、弾が前記標的の他端を通過した時の中断時間長より短いときに、弾が前記標的に命中したと判断できる。
【0012】また、請求項1と同様に解析部は、反射波の発生高さすなわち当該弾の軌跡の高さも認識できるため、当該弾の飛来高さが標的の高さに一致するかどうか判断できる。
【0013】従って、請求項3記載の発明によれば、解析部は射撃された弾の高さおよび照射手段からの距離が標的に一致するかどうかを認識できるため、射撃した弾が前記標的に命中したか否かを自動で判断することができる。このため、複数の射撃手が連続して射撃訓練を行い、各々の射撃結果すなわち命中率を瞬時に集計することができる。
【0014】また、上述したように、解析部は、弾の軌跡の水平方向の位置を中断時間長から認識しており、また、弾の飛来高さも認識できる。従って、請求項4に記載するように、本自動射撃評価装置は、弾の飛来高さと、中断時間長とから、弾の命中位置を認識することもできる。
【0015】上述した発明において、照射手段および受波手段としては、例えば通常のレーダーシステムに用いられる照射器および受波器を用いる。また、解析部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)と、記憶媒体を有する記憶装置と、キーボードなどの入力部と、CRT(Cathode-Ray tube)やLCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置と、により概略構成される。
【0016】また、第2の発明において、標的は電波を吸収するタイプでもよいし、また電波を反射するタイプでもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】<第1の実施例>以下、図1〜図4を用いて、本発明の第一の実施例である自動射撃評価装置1について詳細に説明する。図1は自動射撃評価装置1が使用される環境を説明する概略図であり、図2は自動射撃評価装置1の構成および測定原理を説明する概略図であり、図3は自動射撃評価装置1の標的10の構成を詳細に示す図である。
【0018】自動射撃評価装置1は、図1に示すように、ヘリコプター100に搭載された機関砲101を用いて、例えば1500〜2000m離れて射撃訓練を行う際に好適に用いられる。なお、この図1においては、自動射撃評価装置1は標的10の標的本体10aのみ表示している。この自動射撃評価装置1は、図2に概略を示すように、標的10と、標的10に対して右斜め前方に設けられていて電波を発する照射器11(照射手段)と、照射器11と同じ位置に設けられる受波器12(受波手段)と、受波器12の受波結果を認識して解析する解析部13と、により概略構成される。ここで、照射器11と受波器12とは同じ位置に設けることが望ましい。
【0019】標的10は、図3の詳細図に示すように、標的10の本体を形成する標的本体10aと、標的本体10aの外周を固定する金属枠10b…と、標的本体10aの上下を固定する2つの金属枠10bの両端にそれぞれ一端が結ばれる4本のロープ10c,10c,10c,10cと、上下に位置する2本のロープ10c,10cの他端がそれぞれ結ばれる2本のポール10d,10dと、により構成される。すなわち、標的10の標的本体10aは、4本のロープ10c,10c,10c,10cを介して二本のポール10d,10dにより、地面に対して垂直に支持される。ここで、標的本体10aは、例えば高さは4mで幅は5mである長方形とし、後述する照射器11が発振した電波を透過する素材からなる網とし、その編み目の大きさは射撃される弾より大きくすると射撃によって破壊されることなく、その寿命が向上する。また、金属枠10bは反射波を生成するため、後述する解析部13は標的10の位置および大きさを把握できる。また、金属枠10b、ロープ10cは、標的本体10aが風を受けたり弾丸を受けたりしても、壊れず、もしくは切断しない程度の強度を有し、さらには後述する照射器11が発振した電波を透過する材質を用いることが好ましい。また、ポール10dは、風を受けたり弾丸を受けたりしても標的10が倒れないように、地盤に強固に固定する。
【0020】照射器11は、例えばマイクロ波領域の周波数の電気信号を励振する励振部と、この励振部により励振された電気信号を増幅する増幅回路と、この増幅回路により増幅された電気信号を特定の方向に電波として連続して照射する指向性の良い照射用アンテナと、により概略構成される。すなわち、照射器11の構成は、通常の移動体測定用のレーダーシステムに用いられる照射器とほぼ同じ構成であり、標的10に向けて電波を照射角度θで照射する。このため、電波は照射器11から離れるに従って広がっていく。ここで、前記増幅回路の出力は、標的10と照射器11の距離に応じて適宜調節する。また、照射角度θは、標的10の視野角φよりやや大きい程度とする。
【0021】受波器12は、照射器11から照射された電波と同一周波数の電波に対して利得の高い受波用アンテナと、この受波用アンテナの受波結果を解析部13に送信する送信手段と、により概略構成される。ここで、前記送信手段は無線・有線の双方を含む。
【0022】解析部13は、CPUと、ROMと、RAMと、記憶媒体を有する記憶装置と、キーボードなどの入力部と、CRTやLCDなどの表示装置と、により概略構成される。ここで、前記記憶媒体は、磁気的、光学的記録媒体、もしくは半導体メモリで構成されており、前記記憶装置に固定的に設けたもの、若しくは脱着自在に装着するものである。また、解析部13は通常のレーダーの解析部と同様の機能を備えており、弾の飛来高さを把握する。
【0023】ここで、前記CPUは、当該解析部13内に予め記憶されている演算プログラムに従って、受波器12が標的10の周辺を飛来する弾による反射波を受けている時間長TB1および弾の飛来する高さから、該弾が標的10に命中したか否かを、命中した位置を含めて判断してその結果を記憶する。
【0024】すなわち、前記CPUは、当該解析部13内に予め記憶されている演算プログラムに従って、受波器12の受波結果からTB1を算出し、このTB1を、標的10の一端に命中した場合に反射波を受けている時間長T11および標的10の他端に命中した場合に反射波を受けている時間長T12を比較する。前述したように照射器11からの電波は当該照射器11から離れるに従って広がるため、TB1は当該弾が照射器11から離れるに従って長くなる。このため、前記CPUは、TB1<T11あるいはTB1>T12である場合は弾が標的10から外れたと判断し、また、弾の飛来する高さが標的10と一致して、かつ、T11<TB1<T12となる場合は、弾が標的10に命中したとすることにより、弾の命中、不命中を認識できる。
【0025】このため、例えばヘリコプター100の機関砲101から図2に示す弾3a、弾3b、弾3c,弾3dが連続して発射された場合、自動射撃評価装置1は、TB1<T11となる弾3aと、TB1>T12となる弾3dとは標的10から外れたと判断し、T11<TB1<T12となる弾3b,弾3cは標的10に命中したと判断する。
【0026】また、TB1の長さから弾の軌跡の水平方向の位置が把握でき、また、弾の飛来高さも把握できるため、解析部13は命中位置も把握できる。
【0027】以上より、本発明の第1の実施例である自動射撃評価装置1によれば、標的10付近を飛来する弾が、照射器11から発信された電波を反射することによって生成する反射波を受波器12を用いて捕捉し、この受波する時間の長さを解析部13にて解析することにより、射撃した弾が標的10に命中したか否かを判断する、すなわち射撃結果を瞬時に信号化するので、射撃結果を瞬時に知ることができるとともに、その命中率及び命中位置も瞬時に把握できる。また、射撃結果を信号化したので、任意の時間毎に命中率及び命中位置などの射撃結果を容易にまとめられるので、複数の射撃手が短期間に連続して射撃を行っても、射撃手毎の射撃結果を容易に得られる。また、射撃地域に入場することなく射撃結果を知ることができるので、危険も少なくなる。
【0028】さらに射撃結果は解析部13によって自動で算出されるとともに前記記憶媒体に保存することが可能になるので、射撃結果の算出および管理は容易になる。また、射撃手は、自身の付近に解析部13を配置することにより、瞬時に射撃結果を知ることができるので、指導員の助言をもとに射撃諸元を再調整することにより命中率の向上を図ることができる。
【0029】<第2の実施例>次に、図4〜図6を用いて本発明の第2の実施例である自動射撃評価装置2について詳細に説明する。図4は自動射撃評価装置2の構成および測定原理を説明する概略図であり、図5は自動射撃評価装置2の標的20とその周囲の電波照射域を説明する図である。図6は自動射撃評価装置2の測定結果を弾の軌跡と共に説明する図である。
【0030】自動射撃評価装置2は、図4に示すように、標的20と、標的20の一端20a側の斜め前方に配置された照射器11と、照射器11と同じ位置に設けられる受波器12と、受波器12の受波結果を認識して解析する解析部14(図示省略)と、により概略構成される。すなわち、自動射撃評価装置2は自動射撃評価装置1と概略同じ構成であるが、標的10の代わりに標的20を、解析部13の代わりに解析部14を、それぞれ用いたものである。
【0031】標的20は、標的10と概略同じ構成であるが、標的本体に電波を反射あるいは吸収して、電波を透過しないものを用いる。このため、図4および図5に示すように、標的20は、周囲に照射器11からの電波が照射される電波照射域αを有すると共に、その陰には照射器11からの電波が届かない領域βが発生する。従って、照射器11を基準として一端20aより遠い位置を飛来する弾は、電波照射域αを通った後一時的に領域βに入るため、反射波を生じない時間帯が生じる。この時間帯においては、当然受波器12は反射波を受波出来ない。
【0032】また、解析部14は、解析部13と同様の構成であるが、前述した受波器12が反射波を受波出来ない時間帯の長さを中断時間長TB2として認識し、この中断時間長TB2および弾の飛来する高さから、以下のように、該弾が標的10に命中したか否かを、命中した位置を含めて判断してその結果を記憶する。
【0033】すなわち、解析部14のCPUは、ROMに予め記憶されている演算プログラムに従って、受波器12の受波結果からTB2を算出した後、TB2を、標的10の他端を通過する弾の中断時間長T21に比較する。前記CPUは、TB2=0あるいはTB2>T21の場合は弾が標的10から外れたと判断し、また、弾の飛来する高さが標的10の高さに一致して、かつ、0<TB2<T21となる場合は、弾は標的10に命中したと判断する。
【0034】このため、例えばヘリコプター100の機関砲101から図4,図6に示す弾4a、弾4b、弾4c,弾4d,弾4e(図4においては図示省略)が連続して発射された場合、自動射撃評価装置2は、TB2=0となる弾4a,4e(図6(a),同図(e)の軌跡参照))と、TB2>T21となる弾4dとは標的20から外れたと判断し、0<TB2<T21となる弾3b,弾3cは標的20に命中したと判断する。なお、弾4eにおいては、飛来する高さが標的20から外れていることからも、標的20から外れたと判断できる。
【0035】また、TB2の長さから弾の軌跡の水平方向の位置が把握でき、また、弾の飛来高さも把握できるため、解析部14は命中位置も把握できる。
【0036】以上より、本発明の第2の実施例である自動射撃評価装置2によれば、電波を透過しない標的20の付近を飛来する弾が、照射器11から発信された電波を反射することによって生成する反射波を受波器12を用いて捕捉し、この受波する時間が中断する中断時間長TB2の長さを解析部13にて解析することにより、射撃した弾が標的20に命中したか否かを判断する、すなわち射撃結果を瞬時に信号化するので、上述した自動射撃評価装置1と同様の効果を得られる。
【0037】なお、本発明は上述した2つの実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形してよい。例えば、前記ROMにMTI(Moving-Target Indicator:移動目標指示装置)仕様とするためのプログラムを格納していてもよい。この場合は、前記CPUは、標的10などの静止物体からの反射波を予め前記RAMに記憶させることにより、動作中における受波器12の前記受波用アンテナの受波結果から前記静止物体からの反射波を相殺させるので、前記表示装置には標的10などの静止物体は表示されない。また、自動射撃評価装置1,2はヘリコプターに搭載される機関砲以外の射撃装置の射撃評価をすることも可能である。
【0038】
【発明の効果】以上より、本発明によれば、解析部は射撃された弾の高さおよび照射手段からの距離が標的に一致するかどうかを認識できるため、射撃した弾が前記標的に命中したか否かを自動で判断することができる。このため、複数の射撃手が連続して射撃訓練を行うことができる。
【出願人】 【識別番号】000001292
【氏名又は名称】株式会社京三製作所
【出願日】 平成11年9月14日(1999.9.14)
【代理人】 【識別番号】100090033
【弁理士】
【氏名又は名称】荒船 博司
【公開番号】 特開2001−82898(P2001−82898A)
【公開日】 平成13年3月30日(2001.3.30)
【出願番号】 特願平11−260978