| 【発明の名称】 |
エアコン室内機の洗浄装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】三宅 博
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| 【要約】 |
【課題】汚物搬出パイプを床近くまで延ばし、この汚物搬出パイプの下端に汚れた洗浄液を受けるバケツなどを用意する必要がなく、作業性を向上させる。
【解決手段】室内の壁2に取り付けられているエアコン室内機1の洗浄装置であって、エアコン室内機1の背面を除く他の残りの面をガードした状態にエアコン室内機1に掛けられる金属線などからなるフレーム3と、このフレーム3の上から掛けられてエアコン室内機1の背面を除く他の残りの面を覆う合成樹脂製のカバー4と、このカバー4の下端水溜め部5を受けるべく前記フレーム3の下端に形成された係合部3a,3bに上端が係合するトレー6とを備えてなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】室内の壁に取り付けられているエアコン室内機の洗浄装置であって、エアコン室内機の背面を除く他の残りの面をガードした状態にエアコン室内機に掛けられる金属線などからなるフレームと、このフレームの上から掛けられてエアコン室内機の背面を除く他の残りの面を覆う合成樹脂製のカバーとからなり、前記カバーの下端には水溜め部が形成されてなることを特徴とするエアコン室内機の洗浄装置。 【請求項2】カバーの下端水溜め部の上側位置において、カバーの前側カバー部と後側カバー部とを左右両端部間で適当間隔おきにヒートシールにより互いに溶着して、隣り合う溶着部間に汚れた洗浄液を下端水溜め部に導く狭い通路を形成してなることを特徴とする請求項1記載のエアコン室内機の洗浄装置。 【請求項3】カバーの下端水溜め部を受けるべく前記フレームの下端に形成された係合部に上端が係合するトレーを備えてなることを特徴とする請求項1または2記載のエアコン室内機の洗浄装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、室内の壁に掛けられて取り付けられるエアコン室内機の洗浄装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来から、エアコン室内機の洗浄装置として例えば実開平4−55663号公報に開示されているものが知られている。この実開平4−55663号公報に開示されているものは、前面カバーが外されたエアコン室内機の背面を除く他の残りの面を覆う合成樹脂からなる箱型の袋と、この袋の底部に形成された汚物排出口に接続される汚物搬出パイプを備え、前記袋の前面に作業窓を形成してこの作業窓から腕を差し込んで作業を行なうように構成されている。 【0003】かかるエアコン室内機の洗浄装置は、前記作業窓から腕を差し込んで前面カバーが外されたエアコン室内機に前方より洗浄液を吹き付け、この作業により下方に落ちる汚れた洗浄液を袋の底部で受け、前記汚物搬出パイプから床の上に置かれたバケツなどに導くものであるが、エアコン室内機の洗浄作業を行なうには汚物搬出パイプを床近くまで延ばし、この汚物搬出パイプの下端に汚れた洗浄液を受けるバケツなどを用意して床の上に置かなければならず、作業の準備に手間が掛かり、また床の上に置かれたバケツなどをひっくり返して床を汚すという問題があった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような課題を解決するもので、前記従来例のように汚物搬出パイプを床近くまで延ばし、この汚物搬出パイプの下端に汚れた洗浄液を受けるバケツなどを用意する必要がなく、作業性を向上させることを目的とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】この課題を解決するために本発明は、室内の壁に取り付けられているエアコン室内機の洗浄装置であって、エアコン室内機の背面を除く他の残りの面をガードした状態にエアコン室内機に掛けられる金属線などからなるフレームと、このフレームの上から掛けられてエアコン室内機の背面を除く他の残りの面を覆う合成樹脂製のカバーとからなり、前記カバーの下端には水溜め部が形成されてなることを要旨とするものである。また本発明は、カバーの下端水溜め部の上側位置において、カバーの前側カバー部と後側カバー部とを左右両端部間で適当間隔おきにヒートシールにより互いに溶着して、隣り合う溶着部間に汚れた洗浄液を下端水溜め部に導く狭い通路を形成してなることを要旨とするものである。さらに本発明は、カバーの下端水溜め部を受けるべく前記フレームの下端に形成された係合部に上端が係合するトレーを備えてなることを要旨とするものである。 【0006】この構成により、前記従来例のように汚物搬出パイプを床近くまで延ばし、この汚物搬出パイプの下端に汚れた洗浄液を受けるバケツなどを用意する必要がなく、全てエアコン室内機の位置でカバーの下端水溜め部内に汚れた洗浄液を受けることができ、作業性を向上させることができる。また、カバーの前側カバー部と後側カバー部とは左右両端部間で適当間隔おきにヒートシールにより互いに溶着されて、隣り合う溶着部間に汚れた洗浄液を下端水溜め部に導く狭い通路を形成していることから、例えばカバーをフレームから外す際にカバーが床の上に落ちても、下端水溜め部内の汚れた洗浄液の全てが瞬時に床の上に零れ落ちるようなことがなく、狭い通路から漏れ出る程度であるため、床の上に零れ落ちる洗浄液の量は僅かであり、後の掃除に手間取るようなことがない。さらに、フレームの下端に形成された係合部にトレーを係合させてカバーの下端水溜め部をトレーで受けることにより、下端水溜め部内に溜まった汚れた洗浄液の重量をトレーで支えることができ、作業の安全性を向上させることができる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1〜図5において、1は室内の壁2に掛けられて取り付けられているエアコン室内機であって、このエアコン室内機1は前面カバーが外された状態にされる。そして、このエアコン室内機1には左右両端近傍部上端に例えば金属線を折り曲げて作られたフレーム3が掛けられ、その上からエアコン室内機1の背面を除く他の残りの面を覆うように合成樹脂製のカバー4を掛け、このカバー4の下端水溜め部5を受けるべく前記フレーム3の下端に形成された前後の係合部3aおよび3bに合成樹脂あるいは金属などからなるトレー6の上端部を係合させるようになっている。 【0008】さらに詳しくは、前記フレーム3は上端の水平部3cの後端部にエアコン室内機1の背面に係合する下向きの係合部3dが折り曲げにより形成され、前記水平部3cの前端部から下向きに延びる垂直部3eの下端に後方に下降傾斜する傾斜部3fが折り曲げにより形成され、この傾斜部3fの後端部に前記係合部3bが折り曲げにより形成され、さらに前記傾斜部3fの前後方向中間部に前記係合部3aが溶接などにより取り付けられている。なお、各フレーム3は上端の水平部3cから下端の傾斜部3fに亘って2本の平行な金属線部分を有している。そして、エアコン室内機1には左右両端近傍部に掛けられる2つのフレーム3でエアコン室内機1の背面を除く他の残りの面をガードした状態とし、これらフレーム3の上からエアコン室内機1の背面を除く他の残りの面を覆うように合成樹脂製のカバー4が掛けられ、このカバー4とエアコン室内機1の前面との間に適当な作業空間が形成されるようになっている。 【0009】次に、前記合成樹脂製のカバー4はナイロン樹脂層を含む多層構造で比較的厚みのあるフィルム材料で作られ、フレーム3の上からエアコン室内機1に掛ける前の偏平な状態において前側カバー部7と、後側カバー部8とを備え、これら前側カバー部7と後側カバー部8とは上端および下端で繋がるとともに、左右両端部においてヒートシールにより互いに溶着されて閉じられており、前記後側カバー部8は上下方向中間部よりやや上側位置において左右両端部間に亘って分断されて後側上部カバー部8aと後側下部カバー部8bから構成されている。前記前側カバー部7には上下方向中間部よりやや上側位置において左右両端部間で適当間隔おきに多数のスリット部7aが形成され、このスリット部7a形成位置の内側にはスリット部7aからの後述する洗浄液の飛び出しを防止する洗浄液飛び出し防止片7bが一体に設けられている。さらに、このカバー4の上下方向中間部よりやや下側位置、即ちカバー4の下端水溜め部5の上側位置において、前側カバー部7と後側カバー部8とは左右両端部間で適当間隔おきにヒートシールにより互いに溶着されている。9はこの溶着部であり、この隣り合う溶着部9,9間は前側カバー部7と後側カバー部8との間で汚れた洗浄液をカバー4の下端水溜め部5に導く通路10となっている。このカバー4はエアコン室内機1に掛けられたフレーム3の上からエアコン室内機1の背面を除く他の残りの面を覆うものであり、実使用時には前記後側上部カバー部8aがフレーム3の上からエアコン室内機1を上方より覆い、この後側上部カバー部8aの下端が前記係合部3dを包むようにエアコン室内機1の後側に巻き込まれ、前側カバー部7でフレーム3の垂直部3eおよび傾斜部3fを前方から包むとともに、フレーム3の下側に位置するカバー4の下端水溜め部5の後側上端から延びる後側下部カバー部8bでフレーム3の下端を後方から包み、後側下部カバー部8bの上端をエアコン室内機1の背面と壁2との間に差し込み、カバー4の左右両端部をエアコン室内機1の左右両側面で折り畳み、その状態を粘着テープ11で保持することによりカバー4のセットが完了する。 【0010】さらに、前記トレー6はエアコン室内機1の左右両端部間とほぼ同じ長さを有する上端開口の長尺状を呈し、前側の壁部6aと、後側の壁部6bと、底板部6cと、左右両側の壁部6d,6eと、前側の壁部6aおよび後側の壁部6bの上端より内側に折れ曲がるほぼ水平の係合片6f,6gとを備え、前記係合片6f,6gが前記フレーム3の係合部3a,3bに係合して、前記フレーム3の上からエアコン室内機1に掛けられフレーム3の下側に位置するカバー4の下端水溜め部5を受けるようになっている。 【0011】上記構成において、エアコン室内機1の洗浄を行なうときは、前記多数のスリット部7aの内、任意のスリット部7aから洗浄液吹き付けノズル(図示せず)を手に持ってカバー4の内部に挿入し、洗浄液をエアコン室内機1の前面に吹き付けるなどしてエアコン室内機1の洗浄を行なう。そのとき、吹き付けられた洗浄液はスリット部7a側にはね返るが、前述のようにスリット部7aの内側には洗浄液飛び出し防止片7bが設けられているので、スリット部7aからの洗浄液の飛び出しは防止される。ノズルから吹き付けられてエアコン室内機1より流れ落ちる洗浄液は前記通路10より下端水溜め部5に導かれる。汚れた洗浄液が溜まった下端水溜め部5は下方よりトレー6で受けられ、洗浄後、前記カバー4をフレーム3およびエアコン室内機1から外すとともに、トレー6をフレーム3から外して下端水溜め部5内の汚れた洗浄液を適宜処分するものである。ところで、前記カバー4の前側カバー部7と後側カバー部8とは左右両端部間で適当間隔おきにヒートシールにより互いに溶着されて、隣り合う溶着部9,9間に汚れた洗浄液を下端水溜め部5に導く狭い通路10を形成していることから、例えばトレー6をフレーム3から外す際にカバー4がトレー6から落ちても、下端水溜め部5内の汚れた洗浄液の全てが瞬時に床の上に零れ落ちるようなことがなく、狭い通路10から漏れ出る程度であるため、床の上に零れ落ちる洗浄液の量は僅かである。 【0012】ところで、以上述べた実施の形態ではフレーム3の下端に形成された係合部3aおよび3bにトレー6を係合させてカバー4の下端水溜め部5をトレー6で受けるようになっているが、カバー4をエアコン室内機1に強固に止めることができるならばトレー6を使用しなくても良い。 【0013】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、前記従来例のように汚物搬出パイプを床近くまで延ばし、この汚物搬出パイプの下端に汚れた洗浄液を受けるバケツなどを用意する必要がなく、全てエアコン室内機の位置でカバーの下端水溜め部内に汚れた洗浄液を受けることができ、作業性を向上させることができる。また、カバーの前側カバー部と後側カバー部とは左右両端部間で適当間隔おきにヒートシールにより互いに溶着されて、隣り合う溶着部間に汚れた洗浄液を下端水溜め部に導く狭い通路を形成していることから、例えばカバーをフレームから外す際にカバーが床の上に落ちても、下端水溜め部内の汚れた洗浄液の全てが瞬時に床の上に零れ落ちるようなことがなく、狭い通路から漏れ出る程度であるため、床の上に零れ落ちる洗浄液の量は僅かであり、後の掃除に手間取るようなことがない。さらに、フレームの下端に形成された係合部にトレーを係合させてカバーの下端水溜め部をトレーで受けることにより、下端水溜め部内に溜まった汚れた洗浄液の重量をトレーで支えることができ、作業の安全性を向上させることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】594039088 【氏名又は名称】稲留 ひづる
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| 【出願日】 |
平成11年6月30日(1999.6.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068087 【弁理士】 【氏名又は名称】森本 義弘
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| 【公開番号】 |
特開2001−12897(P2001−12897A) |
| 【公開日】 |
平成13年1月19日(2001.1.19) |
| 【出願番号】 |
特願平11−184492 |
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