| 【発明の名称】 |
熱交換器用パッキン貼着装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】角 勝仁
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、ヒーターコア等の熱交換器のタンクの外周に沿ってパッキンを貼着するための熱交換器用パッキン貼着装置に関し、パッキンを分割することなくタンクの外周に沿って貼着することを目的とする。
【解決手段】熱交換器11のコア部15の両側に配置されるタンク13の外周に沿ってパッキン27を貼着するための熱交換器用パッキン貼着装置において、前記熱交換器11の前記一対のタンク13を両側から挟持して前記熱交換器11を支持する支持手段19と、前記支持手段19により支持される前記熱交換器11を前記一対のタンク13の中心を結ぶ軸線を中心にして回転する回転手段21と、前記支持手段19に対向して配置され前記パッキン27が供給されるパッキン供給部29と、前記支持手段19を前記パッキン供給部29側に移動する移動手段23とを備えてなることを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 熱交換器(11)のコア部(15)の両側に配置されるタンク(13)の外周に沿ってパッキン(27)を貼着するための熱交換器用パッキン貼着装置において、前記熱交換器(11)の前記一対のタンク(13)を両側から挟持して前記熱交換器(11)を支持する支持手段(19)と、前記支持手段(19)により支持される前記熱交換器(11)を前記一対のタンク(13)の中心を結ぶ軸線を中心にして回転する回転手段(21)と、前記支持手段(19)に対向して配置され前記パッキン(27)が供給されるパッキン供給部(29)と、前記支持手段(19)を前記パッキン供給部(29)側に移動する移動手段(23)と、を備えてなることを特徴とする熱交換器用パッキン貼着装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ヒーターコア等の熱交換器のタンクの外周に沿ってパッキンを貼着するための熱交換器用パッキン貼着装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、自動車のヒーターコアでは、ヒーターコアが収容されるケーシングとヒーターコアとの隙間を無くすために、ヒーターコアのタンクの外周に沿って、例えば、発泡ウレタンからなるパッキンを貼着することが行われている。図11は、従来のパッキンの貼着方法を示すもので、ヒーターコア1のコア部2の両側には、タンク3が配置されている。 【0003】そして、この方法では、タンク3の外周に貼着されるパッキン4が、コア部2の一側用と他側用とに2分割されており、コア部2の一側に位置するタンク3の外周にパッキン4Aを貼着した後に、ヒーターコア1を反転して、コア部2の他側に位置するタンク3の外周にパッキン4Bが貼着されている。 【0004】そして、さらに、コア部2の両側面にパッキン4Cが貼着されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような従来のパッキンの貼着方法では、タンク3の外周に沿って貼着されるパッキン4を、4A,4Bに2分割しているため、コア部2の一側に位置するタンク3の外周にパッキン4Aを貼着した後に、ヒーターコア1を反転する必要があり、作業工数が増大するという問題があった。 【0006】本発明は、かかる従来の問題を解決するためになされたもので、パッキンを分割することなくタンクの外周に沿って貼着することができる熱交換器用パッキン貼着装置を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】請求項1の熱交換器用パッキン貼着装置は、熱交換器のコア部の両側に配置されるタンクの外周に沿ってパッキンを貼着するための熱交換器用パッキン貼着装置において、前記熱交換器の前記一対のタンクを両側から挟持して前記熱交換器を支持する支持手段と、前記支持手段により支持される前記熱交換器を前記一対のタンクの中心を結ぶ軸線を中心にして回転する回転手段と、前記支持手段に対向して配置され前記パッキンが供給されるパッキン供給部と、前記支持手段を前記パッキン供給部側に移動する移動手段とを備えてなることを特徴とする。 【0008】(作用)請求項1の熱交換器用パッキン貼着装置では、先ず、熱交換器の一対のタンクが両側から挟持されて熱交換器が支持手段により支持される。次に、支持手段が移動手段によりパッキン供給部側に移動され、パッキン供給部に位置するパッキンの先端がタンクの外周の所定位置に貼着される。 【0009】次に、支持手段が移動手段によりパッキン供給部と反対側に移動され、この位置で、回転手段により、熱交換器が一対のタンクの中心を結ぶ軸線を中心にして回転され、熱交換器のタンクの外周に沿ってパッキンが貼着される。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図面に示す実施形態について説明する。 【0011】図1ないし図3は、本発明の熱交換器用パッキン貼着装置の一実施形態を示しており、この装置では、ヒーターコアからなる熱交換器11のタンク13の外周に沿って後述するパッキンが貼着される。熱交換器11は、コア部15の両側にタンク13を配置して形成されている。この実施形態では、装置本体17の上部には、熱交換器11の一対のタンク13を両側から挟持して熱交換器11を支持する支持手段19が配置されている。 【0012】また、支持手段19により支持される熱交換器11を一対のタンク13の中心を結ぶ軸線を中心にして回転する回転手段21が配置されている。さらに、支持手段19を下方に向けて移動する移動手段23が配置されている。そして、装置本体17の中間部には、供給された熱交換器11を、支持手段19に移動する昇降手段25が配置されている。 【0013】昇降手段25の側方には、図2に示すように、パッキン27が供給されるパッキン供給部29が配置されている。そして、装置本体17の下部側方には、パッキン27が巻回されるリール31が配置されている。なお、パッキン27は、例えば、発泡ウレタンからなり片面に粘着剤が塗布されている。 【0014】そして、粘着剤を覆って、剥離紙33が貼着されている。この実施形態では、昇降手段25は、図1に示すように、装置本体17の中間部から下方に垂下して配置されるエアーシリンダ35を有している。そして、エアーシリンダ35のピストンロッド37の上端に昇降部材39が配置されている。 【0015】図4ないし図6は、上述した支持手段19,回転手段21および移動手段23の詳細を示している。すなわち、この実施形態では、図4に示すように、水平方向に間隔を置いて一対の支持板41が配置されている。そして、これ等の支持板41の下部に、熱交換器11の一対のタンク13を両側から挟持する挟持部43,45が配置されている。 【0016】一対の支持板41は、図6に示すように、水平に配置される一対の案内軸47に沿って移動可能に支持されている。一対の案内軸47は、図4に示すように、装置本体17の上板49の下方に配置される移動板51にブラケット53を介して支持されている。移動板51の中央には、上板49に立設されるエアーシリンダ53のピストンロッド55の下端が連結されている。 【0017】また、エアーシリンダ53の両側には、移動板51の上下方向への移動を案内する案内機構57が配置されている。そして、この実施形態では、熱交換器11を挟持する挟持部43,45が、スプロケット59を介して回動可能に配置されている。また、一方の挟持部43には、挟持部43の回動角度を検出するエンコーダー61が配置されている。 【0018】そして、この実施形態では、図6に示すように、一対の支持板41には、一対の駆動軸63,65が平行に連結されている。これ等の駆動軸63,65は、ウォーム歯車67の両側に歯合され、一方の駆動軸63に連結されるモータ69を駆動することにより、一対の支持板41が対向方向へ向けて、あるいは、逆方向に向けて同一距離だけ移動される。 【0019】また、この実施形態では、一対の支持板41には、スプロケット軸71が回動自在に橋設されている。スプロケット軸71の両側には、スプロケット73が固定されており、支持板41に固定されるモータ75の回転が、スプロケット77,73に歯合されるチェーン79を介して、挟持部43,45に配置されるスプロケット59に伝達され、挟持部43,45の回動が行われる。 【0020】図7および図8は、リール31に巻回されるパッキン27をパッキン供給部29に供給する供給手段81の詳細を示している。この実施形態では、パッキン27に貼着される剥離紙33を引き剥がすことによりパッキン27のパッキン供給部29への供給が行われる。すなわち、パッキン27をパッキン供給部29に案内する案内部材83の先端部には、パッキン27から剥離紙33を剥離するための剥離板85が配置されている。 【0021】この剥離板85は、パッキン27の供給方向と反対側に角度θだけ傾斜して配置されている。剥離紙33は、剥離板85により向きを変えられた後、支柱87に配置されるローラ89,91を通り排出部93に導かれる。ローラ91には、ローラ95が押圧されており、この一対のローラ91,95の間に剥離紙33が挿通されている。 【0022】そして、ローラ95をスプロケット97およびチェーン99を介してモータ101により回転することにより、剥離紙33が排出部93側に引っ張られ、剥離板85によりパッキン27から剥離紙33が剥離される。そして、同時に、剥離紙33が剥離されたパッキン27が、パッキン供給部29に供給される。 【0023】なお、この実施形態では、パッキン27をパッキン供給部29に案内する案内部材83,103が平行に3本配置されているが、両側の案内部材83のみが、タンク13の外周へのパッキン27の貼着に使用されるため、中央の案内部材103に関しては詳細な説明を省略する。上述した熱交換器用パッキン貼着装置では、熱交換器11のタンク13の外周へのパッキン27の貼着が以下述べるようにして行われる。 【0024】すなわち、先ず、図9に示すように、熱交換器11を支持する支持手段19を装置本体17の最上部に位置させ、昇降手段25の昇降部材39を下端に位置させた状態で、昇降部材39の両側に配置されるセット板105の上端に熱交換器11が水平に載置される。次に、昇降部材39が上昇され、支持手段19の一対の挟持部43,45の間に熱交換器11が位置され、この状態で、一対の挟持部43,45が内側に向けて移動され、これにより熱交換器11の一対のタンク13が両側から挟持されて熱交換器11が支持手段19により水平状態で支持される。 【0025】次に、昇降手段25の昇降部材39が下端に位置され、この状態で移動手段23のエアーシリンダ53を作動することにより、熱交換器11がパッキン供給部29側に水平状態で下降され、パッキン供給部29に位置する剥離紙33を除去されたパッキン27の先端がタンク13の外周の所定位置に貼着される。次に、移動手段23のエアーシリンダ53を作動することにより、熱交換器11がパッキン供給部29と反対側に移動され、図9に二点鎖線で示す回転位置Pに、水平状態の熱交換器11の中心が位置される。 【0026】そして、この回転位置Pで、回転手段21の駆動により一対の挟持部43,45が回転され、熱交換器11が一対のタンク13の中心を結ぶ軸線を中心にして回転され、熱交換器11のタンク13の外周に沿ってパッキン27が貼着される。 【0027】図10は、熱交換器11のタンク13の外周へのパッキン27の貼着状態を概略的に示すもので、(a)が、装置本体17の最上部に熱交換器11を水平に位置させた状態を示している。(b)が、熱交換器11をパッキン供給部29側に水平状態で移動し、パッキン27の先端がタンク13の外周の所定位置に貼着された状態を示している。 【0028】(c)が、図9に二点鎖線で示す回転位置Pに、水平状態の熱交換器11の中心を位置させた状態を示している。(d)が、この回転位置Pで一対の挟持部43,45を回転し、熱交換器11を45度回転した状態を示している。そして、この回転位置Pで一対の挟持部43,45を回転することにより、(e)〜(j)に示すように、熱交換器11のタンク13の外周に沿ってパッキン27が順次貼着され、熱交換器11を360度回転した状態では、(k)に示すように、タンク13の外周の全体にわたってパッキン27が貼着される。 【0029】なお、この実施形態では、エンコーダー61により、熱交換器11の回転状態が検出され、熱交換器11の回転状態に合わせて、パッキン27の剥離紙33を排出するためのローラ95を回転するモータ101が制御される。すなわち、このようにしてモータ101を制御することにより、タンク13の外周に貼着されるパッキン27に、常に所定の張力を作用させることが可能になり、タンク13の外周にパッキン27を確実に密着させることが可能になる。 【0030】上述した熱交換器用パッキン貼着装置では、パッキン供給部29に位置するパッキン27の先端をタンク13の外周の所定位置に貼着した状態で、熱交換器11を一対のタンク13の中心を結ぶ軸線を中心にして回転することにより、熱交換器11のタンク13の外周に沿ってパッキン27を貼着するようにしたので、パッキン27を分割することなくタンク13の外周に沿って貼着することができる。 【0031】従って、従来のように、タンク13の外周に沿って貼着されるパッキンを2分割し、コア部15の一側に位置するタンク13の外周にパッキンを貼着した後に、熱交換器11を反転する必要がなくなり、作業工数を従来より大幅に低減することができる。 【0032】 【発明の効果】以上述べたように、請求項1の熱交換器用パッキン貼着装置では、パッキン供給部に位置するパッキンの先端をタンクの外周の所定位置に貼着した状態で、熱交換器を一対のタンクの中心を結ぶ軸線を中心にして回転することにより、熱交換器のタンクの外周に沿ってパッキンを貼着するようにしたので、パッキンを分割することなくタンクの外周に沿って貼着することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004765 【氏名又は名称】カルソニックカンセイ株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年9月14日(1999.9.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100072718 【弁理士】 【氏名又は名称】古谷 史旺 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−82892(P2001−82892A) |
| 【公開日】 |
平成13年3月30日(2001.3.30) |
| 【出願番号】 |
特願平11−260375 |
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