| 【発明の名称】 |
横型回転乾燥機 |
| 【発明者】 |
【氏名】関戸 説郎
【氏名】伊藤 正康
【氏名】小池 恒夫
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| 【要約】 |
【課題】据付を容易とし、設備費が安価な、またメンテナンスも容易となる横型回転式乾燥機を提供する。
【解決手段】回転筒10は;一端側において回転筒10の外面がその軸心方向と平行的に配置された一対の支承ローラ30,30によって支承され、他端側において回転筒10と同軸の支持軸40が軸受け42によって軸支される、ことにより支持され、回転筒10の回転力は支持軸42に対して与える構成とした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】軸心方向まわりに回動自在な回転筒を備え、回転筒を回転させながら前記回転筒の一端側から装入した被乾燥物を他端側から排出させる過程で、乾燥用外熱により回転筒内で乾燥させる横型回転式乾燥機であって、前記回転筒は;前記一端側において回転筒の外面がその軸心方向と平行的に配置された一対の支承ローラによって支承され、前記他端側において回転筒と同軸の支持軸が軸受けによって軸支される、ことにより支持され、前記回転筒の回転力は前記支持軸に対して与える構成としたことを特徴とする横型回転式乾燥機。 【請求項2】前記一端側において、前記回転筒と同軸に形成され、かつその内部と連通する前記被乾燥物の装入筒と、この装入筒の内部に設けられた前記被乾燥物の送り用のスクリュウコンベアとが設けられている請求項1記載の横型回転式乾燥機。 【請求項3】前記乾燥用外熱は前記支持軸内を通って回転筒内部に与えられる請求項1記載の横型回転式乾燥機。 【請求項4】回転筒内に軸心方向と平行的に複数の加熱管が配置され、その加熱管内に前記乾燥用外熱としての加熱蒸気が流通されるスチームチューブチューブドライヤーである請求項1記載の横型回転式乾燥機。 【請求項5】前記加熱管への加熱蒸気供給管およびそのドレンのドレン排出管が、前記支持軸内を通って回転筒内に挿入されている請求項4記載の横型回転式乾燥機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、回転筒が回動自在に支持された横型回転式乾燥機に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の横型回転式乾燥機を、図5に示されるスチームチューブドライヤーを例に説明する。 【0003】一般的に回転筒110は10mから30mの長さを有しており、この回転筒110内において、湿潤粉体または粒状粉体を、熱媒体により加熱した加熱管111と接触させ、回転筒110の回転につれて、順次排出口112に移動させながら連続的に移動させるようになっている。 【0004】従って、回転筒110は、一端の原料(被乾燥品)装入口121から乾燥品排出口112へ原料を円滑に移送するためにやや下り勾配をもって設置される。回転筒は、2箇所の基台131,131上にそれぞれ設けられた支承ローラ130,130上に、タイヤ114,114を介して支承されており、前記下り勾配は、前記2箇所の基台131,131および支承ローラ130,130の高さと角度とによって調節される。 【0005】一方、回転筒110を回転させるために、回転筒110の周囲には、従動ギア150が設けられており、これに駆動ギア153が噛合し、原動機151の回転力が減速機152を介して伝達され、回転筒がその軸心回りに回転するようになっている。 【0006】また、スチームチューブドライヤーにおいては、回転筒の両端板間に軸心と平行的に多数の加熱管111が配設され、これらの加熱管111に熱媒体としての加熱蒸気は、回転継手160に取付けられた熱媒体入口管161を通して供給され各加熱管111に流通された後、熱媒体出口管162を介して排出される。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】この種の横型間接加熱乾燥機は、容積あたりの過熱面積が大きく、したがって乾燥能力が大きく、伝熱速度が高いという特徴があり、さらに排気ガスの処理設備を必要とせず、また運転操作が容易であるなどの利点を有するために、汎用されている。 【0008】しかしながら、従来例のように、回転筒110の長手方向両端部のそれぞれにおいて各1対、合計4個の支承ローラ130,130で支承する支持形態では、回転筒110を、被乾燥物が排出口112へと移動しやすいように、装入口側から排出口側へと向かって傾斜させて取付ける必要がある条件のもとで、各支承ローラ130,130,…への偏荷重を防止して支承ローラ130の摩耗を防止するために、すべての支承ローラ130,130,…の面圧が均等となるように、正確なレベル調整を行うことに多大な困難を伴う。そして、支承ローラ130のレベル調整した上での据付のみならず、回転筒110へのタイヤ114の取付け精度も高いものが要求される。 【0009】しかも、結果として、支承ローラ130およびタイヤ114の材質、材料強度、材料の表面強度などに特殊なものが要求され、それに伴って材料費及び加工費が高くなり、設置後のメンテナンス頻度も多くなる。 【0010】そこで、本発明の主たる課題は、据付が容易で、設備費が安価となり、またメンテナンスも容易となる横型回転式乾燥機を提供することにある。 【0011】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。 <請求項1記載の発明>軸心方向まわりに回動自在な回転筒を備え、回転筒を回転させながら前記回転筒の一端側から装入した被乾燥物を他端側から排出させる過程で、乾燥用外熱により回転筒内で乾燥させる横型回転式乾燥機であって、前記回転筒は;前記一端側において回転筒の外面がその軸心方向と平行的に配置された一対の支承ローラによって支承され、前記他端側において回転筒と同軸の支持軸が軸受けによって軸支される、ことにより支持され、前記回転筒の回転力は前記支持軸に対して与える構成としたことを特徴とする横型回転式乾燥機。 【0012】(作用効果) A.前述のように従来、2つのタイヤとの関係で4個の支承ローラについて正確なレベル調整を行いながら据付を行う必要があったが、本発明では、一端側(装入側)のみに一対の支承ローラを設けて回転筒を支持するので、レベル調整個所は2箇所のみでよく、据付が容易となるとともに、レベル調整に際して他の2箇所との厳格な相関を取る必要がなく、レベル調整自体も容易となる。 B.また、回転筒は、他端側においては同軸の支持軸を軸受けによって軸支することにより支持しているので、これに回転力を与えることで、回転筒を回転できる。回転駆動及び動力の伝達機構としては、たとえばしてはモーター、チェーン、スプロケットなどを用いればよく、従来の回転筒の従動ギアをピニオンギアを介して駆動する方式に比較して、安価なものとなる。 C.そして、装置全体構成として、コンパクトなもとなり、設備費の削減に大きく寄与し、メンテナンスコストが低減する。 【0013】<請求項2記載の発明>前記一端側において、前記回転筒と同軸に形成され、かつその内部と連通する前記被乾燥物の装入筒と、この装入筒の内部に設けられた前記被乾燥物の送り用のスクリュウコンベアとが設けられている請求項1記載の横型回転式乾燥機。 【0014】(作用効果)一端側においては、軸受け及び駆動機構が不要であるので、必要により、装入筒及びその内部にスクリュウコンベアを設けることができ、確実な被乾燥物の装入を行うことができる。 【0015】<請求項3記載の発明>前記乾燥用外熱は前記支持軸内を通って回転筒内部に与えられる請求項1記載の横型回転式乾燥機。 【0016】<請求項4記載の発明>回転筒内に軸心方向と平行的に複数の加熱管が配置され、その加熱管内に前記乾燥用外熱としての加熱蒸気が流通されるスチームチューブドライヤーである請求項1記載の横型回転式乾燥機。 【0017】<請求項5記載の発明>前記加熱管への加熱蒸気供給管およびそのドレンのドレン排出管が、前記支持軸内を通って回転筒内に挿入されている請求項4記載の横型回転式乾燥機。 【0018】 【発明の実施の形態】本発明にかかる横型回転式乾燥機を、回転式スチームドライヤーを例にして、図1〜図3を参照しながらさらに詳述する。 <第1の実施の形態>回転式スチームドライヤー1は、回転する回転筒10内において、装入口21より投入された湿潤粉体または粒状粉体を、熱媒体(たとえば加熱蒸気)により加熱した加熱管11と接触させて乾燥させるとともに、回転筒10が下り勾配をもって設置されていることで、順次排出口12に移動させて連続的に排出させるようになっている。前記加熱管11は、前記回転筒1の両端部の端板間に軸心と平行的に多数配されており、これらの加熱管11に熱媒体として蒸気を供給し、回転筒10内において被乾燥物と熱交換を行う。 【0019】被乾燥物は、装入口21から投入シュート20を介して回転筒10内に装入される。前記投入シュート20は、装入口側端板の中央に形成された開口部13より回転筒10内にその一端が挿入されており、装入口21より投入された被乾燥物が投入シュート20内を重力によりすべり落ちて回転筒10内に装入されるようになっている。固定の投入シュート20に対して回転筒10は回動自在に接続されている。 【0020】図2にも示されるように、回転筒10の被乾燥物の装入側は、基台31の上に設置され、回転筒の軸心と平行に間隔を置いて配された2つの支承ローラ30,30によって、タイヤ14を介して支承されている。回転筒10の下り勾配および直径に合わせて2つの支承ローラ30,30間の幅およびそれらの長手方向傾斜角度が選択される。 【0021】一方、図3に示されるように、回転筒10の乾燥物の排出側においては、排出口側鏡板10Eが設けられており、この排出口側鏡板10Eの中央に、回転筒10の軸心に沿って支持軸としての中空軸40が一体化されている。この中空軸40は、取付台41上に保持された軸受42によって回動自在に軸支されている。実施例における軸受としては、低摩擦のころがり転動体42aが使用されている。 【0022】また、回転筒10を回転させるために、モーター51に連結された減速機52を介してその出力軸に固定されたスプロケット50Aと、前記中空軸40の外周に固定されたスプロケット50Bとに、チェーン53が巻き掛けられ、モーター51からの駆動回転力が中空軸40に伝達され、回転筒10を軸心回りに回転させるようになっている。 【0023】他方、回転筒10の排出口側内部には仕切端板15が備えられており、前記排出口側鏡板10Eとこの仕切端板15とで回転筒内の排出口側端部に蒸気室10Sが形成されている。回転筒10の軸心方向と平行に配されている加熱管11,11…群は、仕切端板15に固定されるとともに、蒸気室10Sと連通している。この蒸気室10Sは中空軸40内と連通し、中空軸40内には、回転継手60を介して蒸気供給管61が接続されており、したがって、中空軸40内を通って蒸気が蒸気室10Sを通って各に加熱管11,11…群内に供給されるようになっている。また、蒸気室10Sに底部に開口端が臨むドレン排出管62は、中空軸40内を通り外部に延在している。符号Gは乾燥に伴う排ガス出口である。 【0024】<第2の実施の形態>また、前記の第1の実施の形態のように、投入シュート20を介して被乾燥物を重力落下によって回転筒10内に装入する方式に代えて、被乾燥物を効率よく回転筒10内に装入するため、図4に示されるようにスクリュウコンベアにより強制的に装入する形態を採ることもできる。 【0025】この形態においては、回転筒10の装入口側端板10Iには、その中心開口部から外側に張り出して円筒部16が形成されている。この円筒部16内にスクリューコンベヤ70が挿入されている。スクリュウコンベア70は、スクリュウ軸72及びスクリュウ羽根72Pとこれを囲む装入筒71とで形成されている。スクリュウ軸72の先端は、装入筒71の先端に設けられた支持部71Rに回動自在に支持されており、他端部は、装入筒71外に露出しており、このスクリュウ軸72の露出部分において、スクリュウ軸受74を介して架台に軸支されている。 【0026】スクリュウ軸72は、駆動モーター80からの回転駆動力が、たとえばスプロケット及びチェーンなどからなる伝達手段81を介して回転される。 【0027】一方、装入筒71の上部には、被乾燥物の装入口75とガスの排出口76とが備えられており、この装入口75より投入した被乾燥物は、スクリュウ軸72及びスクリュウ羽根72Pによって装入筒71内を移動されつつ回転筒10内に装入される。また、前記円筒部16と装入筒71との間は密封手段によって、ガス漏れを防止してある。 【0028】(他の例)本発明に係る横型回転式乾燥機は、前述の加熱管を備えるスチームチューブドライヤーに限らず、例えば、加熱管を備えないで回転筒内に直接的に乾燥空気を送り込むウォームエアードライヤーであってもよい。その他、回転筒を有する横型回転式乾燥機に広く適用することができる。 【0029】 【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、据付が容易で、設備費が安価となり、またメンテナンスも容易となるなどの利点がもたらされる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000165273 【氏名又は名称】月島機械株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年12月21日(1999.12.21) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082647 【弁理士】 【氏名又は名称】永井 義久
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| 【公開番号】 |
特開2001−174157(P2001−174157A) |
| 【公開日】 |
平成13年6月29日(2001.6.29) |
| 【出願番号】 |
特願平11−362094 |
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