| 【発明の名称】 |
鶏糞風乾装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】ホルスト・ラツクナー
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| 【要約】 |
【課題】鶏糞風乾装置であるベルトドライヤーに要する土地面積を小さくする。
【解決手段】ドライチャンバー1内に備えられ、長手方向に進行するベルト上の鶏糞8を、長手方向端部で次段の進行方向を逆にするベルト上に移動させ、鶏糞8を順次下段に移動させるようにしたベルトドライヤーにおいて、上記ベルトドライヤーのベルトを、一段間隔で孔付ベルト5とし、上記ベルトドライヤーの隣接する孔付ベルト5と次段の通常ベルト6の幅方向の両側端部の片側を、左右交互に遮蔽板7で閉鎖し、孔付ベルト5の孔を空気が積極的に通過するように構成したものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ドライチャンバー内に備えられ、長手方向に進行するベルト上の鶏糞を、長手方向端部で次段の進行方向を逆にするベルト上に移動させ、鶏糞を順次下段に移動させるようにしたベルトドライヤーにおいて、上記ベルトドライヤーのベルトを、一段間隔で孔付ベルトとしたことを特徴とする鶏糞風乾装置。 【請求項2】 上記ベルトドライヤーの隣接する孔付ベルトと次段の通常ベルトの幅方向の両側端部の片側を、左右交互に遮蔽板で閉鎖し、孔付ベルトの孔を空気が積極的に通過するように構成したことを特徴とする請求項1記載の鶏糞風乾装置。 【請求項3】 上記ベルトドライヤーを内部に備えたドライチャンバーの側壁又は妻壁面に送風機を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の鶏糞風乾装置。 【請求項4】 上記孔付ベルトに鶏糞を厚く乗せ、該孔付ベルトの速度を遅くすることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の鶏糞風乾装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、各ケージユニットから排出される鶏糞を、ドライチャンバー内で空気で乾燥するようにした鶏糞風乾装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、鶏を収容する鶏舎から排出される鶏舎の鶏糞をドライチャンバー(乾燥室)に集め、ここで乾燥させるようにされている。 【0003】上記ドライチャンバー内には、ベルトドライヤーが進行方向の両端部で反転して進行方向が互いに逆向きになるように上下が隣接して段状に配置され、該ベルトドライヤーには2日間を目途に鶏舎搬出鶏糞を充填するようになっている。ベルトドライヤーの最上段の最端部にスプレッダーが取付けられ、投入された搬出鶏糞が該スプレッダーでベルト上に均一厚みに拡げられ、ベルト上を長手方向に進行し、端部で方向を逆転するとき次段のベルト上へ移動され、このようにして、次々に下段のベルトドライヤーへ移動する間に、ベルト上の鶏糞は、送風ファンによって送り込まれた気流によって各ベルト上で乾燥される。 【0004】ドライチャンバーには、冬場最低換気量以上を目途とした鶏舎排気又は外気を導入する。排気導入はチャンバー内が中立圧となるように、押込ファンと排気ファンを取付け、チャンバー内に1〜2m/秒を目途とする風の流れを作るようになっている。そして乾燥が進んだドライチャンバーの鶏糞は、最下段の端部に設けられた鶏糞排出部より外部へ搬出され、鶏糞はそのまま畑地還元、ペレット化、焼却、又は他の鶏舎から排出される水分の多い鶏糞の水分調整用等の処理をすることができるようになっている。 【0005】上記した従来のベルトドライヤーは、図5に示すように、走行するベルト6上に鶏糞8を載せ、ベルトの走行方向と直交又はベルトの流れと並行する空気の流れを作り、これによって鶏糞を乾燥させている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】上記した従来のベルトドライヤーは、通常のコンベヤーベルトで構成されているため、ベルト上の鶏糞は、ベルト上を通過する空気の流れによって、主として鶏糞の表面に沿って乾燥されるようになっていたため、コンベヤー上へ鶏糞を厚く乗せた場合、鶏糞の厚さ方向の乾燥には時間を要するという問題点があった。 【0007】本発明は、ベルトドライヤーのベルト上の鶏糞の厚さが厚くても鶏糞内を風を通過させて効率的且つ積極的に乾燥させ、ベルトドライヤーに要する土地面積を小さくする鶏糞風乾装置を提供することを課題としている。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するために本発明の採った手段は、ドライチャンバー内に備えられ、長手方向に進行するベルト上の鶏糞を、長手方向端部で次段の進行方向を逆にするベルト上に移動させ、鶏糞を順次下段に移動させるようにしたベルトドライヤーにおいて、上記ベルトドライヤーのベルトを、一段間隔で孔付ベルトとしたことを特徴としている。 【0009】また、上記ベルトドライヤーの隣接する孔付ベルトと次段の通常ベルトの幅方向の両側端部の片側を、左右交互に遮蔽板で閉鎖し、孔付ベルトの孔を空気が積極的に通過するように構成したことを特徴としている。 【0010】また、上記ベルトドライヤーを内部に備えたドライチャンバーの側壁又は妻壁面に送風機を設けたことを特徴としている。 【0011】また、上記孔付ベルトに鶏糞を厚く乗せ、該孔付ベルトの速度を遅くすることを特徴としている。 【0012】なお、図1,4において、通常ベルトも孔付ベルトとする考え方もあるが次の問題点があり、本発明の範囲とはしていない。 (1)鶏糞を乾燥する風は孔付ベルトの上から下へ抜けることゝとなる。孔付ベルトの戻り側に孔付ベルト上鶏糞の粉末状の粒子が附着する傾向があり、このため風の円滑な通過が妨げられ乾燥効率の低下を招く。本発明の場合も、孔付ベルトの戻り側に粉末状の粒子が附着する可能性があるが、戻り側の孔付ベルトには常に陽圧の押込みの風が流れるのでこの可能性は極めて低くなる。 (2)上記の問題点も相俟って、換気扇4の送風静圧が上昇し、風乾に要する換気扇電気使用効率が悪くなる。 【0013】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、図面に記載した実施例を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態を示す鶏糞風乾装置の断面図であって、図2は、平面図である。 【0014】図1において、1はドライチャンバー(破線部分は省略してもよい。)で、2はその一方(図で左側)の側壁であり、3は床面で、4は上記側壁2に設けられた送風機である。 【0015】上記ドライチャンバー1内部には、紙面に直交する長手方向に複数段(図で10段)のベルトコンベヤーがそれぞれの進行方向の両端部で、図示しないローラによって、ベルト上の鶏糞8を、次段の逆方向に進行するコンベヤーに落下させた後、各ベルトは、隣接する次段のコンベヤーとの間を通ってループ状に逆方向に戻るように構成され、鶏糞は順次、下段に移動するように構成されている。 【0016】そして本発明は、上記ベルトを1段間隔で孔付ベルト5と通常のベルト6とによって構成され、図1では、最上段及び第3段…(奇数段目)が孔付ベルト5で構成され、また第2段及び第4段…(偶数段目)が通常ベルト6で構成されており、各ベルトの幅方向の両側端部の片側を、図示のように、交互に遮蔽板7によって閉鎖するようになっている。 【0017】図2の平面図では、ドライチャンバー1の一側壁2又は妻壁面には3個の送風機4が取付けられており、対向する他の側壁2A又は妻壁面には、3個の換気扇(排風機)4Aが取付けられ、これらの送風機4と換気扇4Aによる空気流の方向が示されている。 【0018】図3は、本発明の孔付ベルト5の各孔を通過した空気が、該孔付ベルト5上の鶏糞8を厚さ方向に貫通して上方へ流れ出る通風状態を示す説明図である。 【0019】図4は、運転状態を示す説明図である。 【0020】次に、作用について説明すると、図4に示すように、最上段の孔付ベルト5の一端(図で左端)の鶏糞投入部9より投入された鶏糞は、最端部に取付けられたスプレッダー10によって、ベルトの幅方向に均等の厚さに拡げられて、図で矢印イの方向(右方)に送られる。このとき、図3に示すように、鶏糞8は孔付ベルト5の孔から送り込まれる上向きの風が鶏糞8の厚さを上向きに通過するので、図5に示す通常の孔の無いベルト6からなる従来方式のようにベルトの表面に沿って空気が流れるものと違って、たとえ厚く乗せられた鶏糞8にでも、空気を厚さ方向に通過させることによって乾燥が促進される。 【0021】このように鶏糞層の下部から上部へ貫通する空気によって乾燥された鶏糞8は、図4において、最上段の孔付ベルト5の右端に達すると、該右端に設けられた反転ロール5aによって矢印ロのように反転して、下段の通常ベルト6上に移動し、鶏糞は、矢印ハのように左方向に向かう通常ベルト6上を移動して左行し、この間通常方式(図5)によって乾燥され、その左端でロール6aによって再び矢印ニのよう反転して第3段目の孔付ベルト5上に移動し、矢印ホのように右行する。 【0022】この際、上記矢印ロの反転時、孔付ベルト5は反転ロール5aによってループ状に反転し、矢印ロ′の方向に向かって元の位置に戻り、同様に、上記矢印ニの反転時、通常ベルト6は反転ロール6aによってループ状に反転し、矢印ニ′の方向に向って元の位置に戻るように構成されている。このようにして鶏糞は順次下段のベルトに移動し、やがて最下段(図で10段目)の通常ベルト6の図で左端の鶏糞搬出部11より外部へ搬出される。 【0023】上記孔付ベルト5と通常ベルト6上の各鶏糞と空気の流れとの関係は、図1の断面図でも示されており、この時の風の流れは、ベルトの幅方向の両側端部の片側を左右交互に閉鎖する遮蔽板7の作用によって、図示のように円滑に行われる。 【0024】上記した実施例においては、風の流れは、ドライチャンバー1の一側壁2又は妻壁面の送風機4によって行われる装置について説明したが、送風機4のみならず他側壁2A又は妻壁面に設けられた換気扇(排風機)4Aを運転することによって(図2)、ベルトドライヤー内の静圧が下がるので送風機の効率が高まる。 【0025】また、ベルトドライヤー内を通過する空気は鶏舎の排気を利用してもよいし(1羽当り約10キロカロリーの発熱量、従って例えば5万羽の鶏舎であれば50万キロカロリーの温風が鶏糞乾燥に役立つ。)、夏期は外気送風、寒冷地では冬期温風機による送風を行なってもよい。 【0026】また、運転方法は、従来のベルトドライヤーに準じ、例えば(図4)、1)本日の鶏糞は上段の1〜5段に充填し、2)翌日の鶏糞を充填すると同時に、上記1〜5段にあった鶏糞(昨日充填した鶏糞)は6〜10段に移動し、6〜10段にあった鶏糞(一昨日に充填した鶏糞)は、ベルトドライヤーから鶏糞搬出部11を経て排出される。 【0027】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、ドライチャンバー内に備えられ、長手方向に進行するベルト上の鶏糞を、長手方向端部で次段の進行方向を逆にするベルト上に移動させ、鶏糞を順次下段に移動させるようにしたベルトドライヤーにおいて、上記ベルトドライヤーのベルトを、一段間隔で孔付ベルトとしたことにより、ベルトドライヤー上の鶏糞が、孔付ベルトの孔を通る風によって、鶏糞の厚さ方にも空気が通過し、孔付ベルトに厚く載せられた鶏糞に空気を通過させることができ、これによって、従来技術の表面のみに送風する従来方式に比べ、ベルトドライヤーに要する土地、面積を小さくすることができ、養鶏場内の限られた土地を利用し、効果的に鶏糞の乾燥を促進することができる。 【0028】また、上記ベルトドライヤーの隣接する孔付ベルトと次段の通常ベルトの幅方向の両側端部の片側を、左右交互に遮蔽板で閉鎖し、孔付ベルトの孔を空気が積極的に通過するように構成したことにより、進行方向を逆向きにされた孔付ベルトと通常ベルトの両方に、円滑に空気を送ることができる。 【0029】また、上記ベルトドライヤーを内部に備えたドライチャンバーの側壁又は妻壁面に送風機を設けたことにより、強制送風による鶏糞乾燥作用が促進される。送風機を設けたドライチャンバーの一側壁又は妻壁面と対向する他側壁又は妻壁面に排風機(換気扇)を設ければ、ベルトドライヤー内の静圧が下がるので送風機の効果を高めることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】390030661 【氏名又は名称】東洋システム株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年12月14日(1999.12.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100066452 【弁理士】 【氏名又は名称】八木田 茂 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−174153(P2001−174153A) |
| 【公開日】 |
平成13年6月29日(2001.6.29) |
| 【出願番号】 |
特願平11−354409 |
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