| 【発明の名称】 |
室内暖房乾燥装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】山中 史久
【氏名】飯田 隆史
【氏名】加藤 裕生
【氏名】橋本 州典
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| 【要約】 |
【課題】室内の暖房と換気とを独立した構成とし、暖房、又は暖房及び換気を選択可能にして設置ないし施工の自由度を高めた室内暖房乾燥装置を提供する。
【解決手段】室(浴室2)内に設置すべき放熱ユニット(14)に対し、換気ユニット(20)を独立させて放熱ユニットの単体又は放熱ユニット及び換気ユニットの双方を選択して設置できるとともに、換気ユニットを室外に設置して室内の空気を強制的に換気可能にしたものである。かかる構成により、設置ないし施工の自由度を高め、暖房及び乾燥機能を高めることができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 室内に設置され、熱源から循環させた熱媒が持つ熱を放熱させることにより前記室内の空気を加熱する放熱ユニットと、この放熱ユニットとは独立して室外に設置され、室内外を仕切る壁に貫通させた換気通路を通して前記室内の空気を強制的に換気する換気ユニットと、を別個に備えて、前記放熱ユニットの単体又は前記放熱ユニット及び前記換気ユニットの双方の何れかを選択して設置可能にしたことを特徴とする室内暖房乾燥装置。 【請求項2】 前記換気通路を前記放熱ユニットの背面に形成し、前記放熱ユニットと前記壁との隙間から換気することを特徴とする請求項1記載の室内暖房乾燥装置。 【請求項3】 前記壁の任意の位置に貫通させるとともに、前記放熱ユニットと前記熱源とを連結する管路を通し、かつ、前記換気ユニットの換気ダクト部材を通過させる貫通口と、この貫通口の室内側開口部を覆う位置に取り付けられて前記放熱ユニットを固定する固定部材と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の室内暖房乾燥装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、温水を熱媒として浴室等の室内における暖房や乾燥に用いられる室内暖房乾燥装置に関する。 【0002】 【従来の技術】給湯装置を熱源とする浴室暖房乾燥装置は、温水を熱媒として浴室内暖房や衣類乾燥等に利用されている。冬期においては、浴室と湯温との温度差を少なくすることが快適である。この種の関連技術として、特開平11−37490号「浴室暖房乾燥装置」があり、これは、壁掛け式の浴室暖房乾燥装置の施工上の簡略化を狙って排気口と配管口を共通化したものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の暖房乾燥装置においては、室内換気のため、換気用ファンが必要であり、浴室暖房乾燥装置を設置する壁面に換気用の連絡口を設ける必要がある。壁内に筋交い等の補強部材があると、連絡口の形成はこれらを回避する必要があり、浴室暖房乾燥装置を設置する場所が制限される。 【0004】また、従来の浴室暖房乾燥装置は、暖房及び換気の双方の機能を一体的に実現したものであり、暖房か又は暖房及び換気の双方かの何れか一方を選択して設置することができないものであった。 【0005】そこで、本発明は、室内の暖房と換気とを独立した構成とし、暖房、又は暖房及び換気を選択可能にして設置ないし施工の自由度を高めた室内暖房乾燥装置を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、室(浴室2)内に設置すべき放熱ユニット(14)に対し、換気ユニット(20)を独立させて放熱ユニットの単体又は放熱ユニット及び換気ユニットの双方を選択して設置できるとともに、換気ユニットを室外に設置して室内の空気を強制的に換気可能にしたものである。かかる構成により、設置ないし施工の自由度を高め、暖房及び乾燥機能を高めることができる。 【0007】本発明の請求項1に係る室内暖房乾燥装置は、室(浴室2)内に設置され、熱源(給湯・追焚装置6)から循環させた熱媒(温水HW)が持つ熱を放熱させることにより前記室内の空気を加熱する放熱ユニット(14)と、この放熱ユニットとは独立して室外に設置され、室内外を仕切る壁(12)に貫通させた換気通路(62)を通して前記室内の空気を強制的に換気する換気ユニット(20)とを別個に備えて、前記放熱ユニットの単体又は前記放熱ユニット及び前記換気ユニットの双方の何れかを選択して設置可能にしたことを特徴とする。 【0008】このような構成とすれば、放熱ユニットと換気ユニットとは独立した構成であり、放熱ユニットは室内に設置され、換気ユニットは室外に設置される。即ち、放熱ユニットは熱源から熱媒を循環させ、その放熱により室内の空気が暖められる。この結果、室内暖房又は浴室等において衣類乾燥を行うことができる。また、換気ユニットは放熱ユニットとは独立して室外に設置され、換気通路を通して室内の空気を室外に強制的に導き、室内の換気を行うことができる。例えば、浴室において、換気ユニットを設置しない場合には、既存の換気扇を利用することにより、衣類乾燥時の湿気を浴室外に排出することができる。 【0009】また、本発明の請求項2に係る室内暖房乾燥装置は、前記換気通路(62)を前記放熱ユニット(14)の背面に形成し、前記放熱ユニットと前記壁(12)との隙間(64)から換気することを特徴とする。即ち、放熱ユニットの背面側の壁に換気通路を形成し、この換気通路に通じる放熱ユニットと壁との隙間を通して換気ユニットによる換気を行えば、換気口を複数形成する必要はなく、設置ないし施工の自由度を高め、暖房及び乾燥機能を高めることができる。 【0010】本発明の請求項3に係る室内暖房乾燥装置は、前記壁(12)の任意の位置に貫通させるとともに、前記放熱ユニットと前記熱源とを連結する管路(循環路18、往き管46、戻り管48)を通し、かつ、前記換気ユニットの換気ダクト部材(換気ダクト52)を通過させる貫通口(16)と、この貫通口の室内側開口部を覆う位置に取り付けられて前記放熱ユニットを固定する固定部材(取付板34)とを備えたことを特徴とする。 【0011】即ち、浴室等の室内外を仕切る壁の任意の位置に貫通口を形成し、この貫通口の室内側に固定部材を取り付けて放熱ユニットを固定し、この放熱ユニットと熱源とを連結する管路を貫通口に通し、室外側に設置した換気ユニットの換気ダクト部材を貫通口に通して放熱ユニット及び換気ユニットを設置する。即ち、放熱ユニットから換気ユニットが独立して室外に設置されたことにより、両者の設置ないし施工位置の自由度が高められるとともに、放熱ユニットのコンパクト化をも図ることができる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した実施の形態を参照して詳細に説明する。 【0013】図1ないし図5は、本発明の室内暖房乾燥装置の実施の形態を示し、図1は暖房システムを示す系統図、図2は室内暖房乾燥装置の設置形態を示す図、図3はその分解斜視図、図4は取付板を示す平面図、図5は給湯・追焚経路を示す図である。暖房及び乾燥をすべき空間として浴室2には浴槽4が設置され、この浴槽4に給湯を行うとともに浴槽4内の湯水を加熱する追焚を行う手段として給湯・追焚装置6が浴室2の外部に設置されている。浴室2の内壁部には給湯・追焚装置6を遠隔操作するリモコン装置8が取り付けられ、浴室2の外部、例えば、台所等にもリモコン装置10が設置されている。 【0014】浴室2を仕切る壁12の内面部には、給湯・追焚装置6を熱源として放熱して浴室2内の空気を加熱する放熱ユニット14が取り付けられている。壁12にはその内外に貫通する貫通口16が設けられており、この貫通口16を通して放熱ユニット14と給湯・追焚装置6との間に往き管及び戻り管の管路を成す循環路18が連結されており、この循環路18を通じて熱媒として温水HWが放熱ユニット14に循環する。 【0015】また、壁12の外面部、即ち、屋外に面した外壁には、浴室2を換気する換気ユニット20が設置され、この換気ユニット20は貫通口16及び放熱ユニット14の背面側等で形成される換気通路を通して浴室2の換気を行う。 【0016】この実施の形態では、給湯・追焚装置6が他の熱源としても利用されており、床暖房用の室内ユニット22、24及び送風暖房用の室内ユニット25にも給湯管26、28、29を通して温水HWが供給され、30、32は給湯・追焚装置6を遠隔操作するためのリモコン装置を示している。 【0017】そして、図2に示すように、壁12に形成された貫通口16に対応し、その貫通口16の室内側の開口面を覆うように放熱ユニット14が設置され、この放熱ユニット14は壁12に固定された取付板34によって強固に固定されている。この放熱ユニット14の前面パネル36の上部側に温風の吹出部38、その下部側に吸気部40が設けられ、その内部には、熱交換手段であるラジエータ42が設置されているとともに、吸気及び送風手段としてファン44が設置されている。ラジエータ42には、熱源である給湯・追焚装置6から循環手段である往き管46、戻り管48を通じて熱媒である温水HWが循環されている。したがって、放熱ユニット14は、ファン44によって吸引した室内空気を加熱し、吹出部38から温風を室内に吹き出す。 【0018】また、屋外に設置される換気ユニット20は、壁12に固定された取付板35によって強固に固定されている。この換気ユニット20は、ファン49を内蔵した外装体50の背面部に円筒状の換気ダクト52が連結され、前面側に排気部54を形成し、排気部54の内部に逆風ダンパ56を備えている。逆風ダンパ56には、排気時、その排気によって開き、強風による逆風を阻止するため、ストッパ58が設けられている。 【0019】貫通口16には、浴室2側から壁面防護用のパイプ60が挿入されており、このパイプ60の内部に換気ダクト52が挿入されて固定されている。即ち、換気ダクト52は、貫通口16に設置されて換気通路62を形成するとともに、往き管46及び戻り管48の貫通路を成している。そして、換気通路62には、放熱ユニット14、放熱ユニット14と壁12との間の隙間64も含まれる。 【0020】そして、図3に示すように、浴室2の内壁面に取り付けられる取付板34には、中央に貫通口16の位置に対応する切欠空間部65が形成され、上縁側に複数の固定突片66、下縁側に複数の固定片68が形成されている。即ち、切欠空間部65は、図4に示すように、貫通口16の形状や位置を包含する面積を持っており、放熱ユニット14の固定位置の自由度が高められている。また、70は固定ねじ用の透孔である。 【0021】また、取付板35は、図3に示すように、換気ユニット20のユニット本体71を固定するための固定溝72、74を備え、中央に換気ダクト52を貫通させるための透孔76が形成されている。ファン49はユニット本体71の内部に取り付けられており、ユニット本体71にはその周囲を覆う外装体50が取り付けられる。 【0022】次に、給湯・追焚経路について説明すると、図5に示すように、給湯・追焚装置6には、暖房用熱交換器78、給湯用熱交換器80が設けられ、各熱交換器78、80には個別にバーナ82、84が設けられている。ガス供給管86を通じて供給されるガスGは、開閉弁88を通してバーナ82、84側に振り分けられ、開閉弁90及び比例弁92を通してバーナ82、開閉弁94及び比例弁96を通してバーナ84に供給される。即ち、暖房用熱交換器78と給湯用熱交換器80とは独立して加熱される。 【0023】管路98側への給水Wは給湯用熱交換器80によって加熱され、管路100又は管路102を通して給湯される。給湯用熱交換器80の出口側の温水HWの温度は給湯温度センサ103で検出され、管路102を通過する温水量は流量センサ105で検出される。また、管路104側への給水Wは、開閉弁106を通して貯水手段である補給タンク108に補給され、この補給タンク108内の熱媒としての温水HW(又は給水W)は、矢印A、Bで示すように、管路110及びポンプ112を通して暖房用熱交換器78に流れ、暖房用熱交換器78から、矢印C、Dで示すように、往き管46から放熱ユニット14のラジエータ42を通過して戻り管48を通して、矢印E、Fで示すように、補給タンク108に戻る。暖房用熱交換器78の出口側の温水HWの温度は温度センサ113で検出される。往き管46を流れる熱媒としての温水HWは分岐部116を通して室内ユニット25に供給される。矢印aは吸気、矢印bは温風、矢印c、dは換気を示している。管路110には管路118が分岐されており、矢印Hで示すように、この管路118の分岐部120を通して温水HWが室内ユニット22、24に供給される。管路118を通過する温水HWの温度は、温度センサ121で検出される。この場合、室内ユニット22、24には例えば60℃程度の低温暖房用の温水、室内25には例えば80℃程度の高温暖房用の温水が供給される。そして、戻り管48には分岐部119が設けられ、室内ユニット22、24、25等を循環した熱媒としての温水が矢印Iで示すように、同様の経路で補給タンク108に戻る。なお、一般給湯は、矢印J、Kで示すように、給湯用熱交換器80で上水を加熱して行われる。 【0024】管路102からの温水HWは、上水との縁切手段であるホッパ122、給湯弁124及び追焚用熱交換器126から往き管128を通して浴槽4に給湯される。また、給湯弁124が閉止しているとき、浴槽4の湯水は、矢印L、Mで示すように、戻り管130及びポンプ132を通して追焚用熱交換器126に流れて吸熱した後、往き管128を通して浴槽4に戻され、追焚循環が行われる。追焚用熱交換器126は往き管46及び戻り管48のバイパス管114を矢印Nの方向に通過する熱媒としての温水HWから熱を吸収する。浴槽4内の湯水の温度は、戻り管130を通して追焚温度センサ131で検出される。 【0025】次に、この室内暖房乾燥装置の動作を説明する。 【0026】この室内暖房乾燥装置では、放熱ユニット14と換気ユニット20とは独立した構成であり、放熱ユニット14単体の設置、又は、放熱ユニット14及び換気ユニット20の設置の何れかを選択することが可能である。即ち、浴室2に既存の換気扇がある場合には、換気ユニット20は不要であり、放熱ユニット14の単体で暖房及び乾燥を行うことができる。 【0027】暖房動作では、バーナ82を燃焼させて暖房用熱交換器78を通して熱媒である温水HWを加熱し、80℃程度の高温に加熱する。この温水HWを往き管46及び戻り管48を通して放熱ユニット14に循環させるとともに、図6に示すように、ファン44の回転により浴室2内の空気をラジエータ42に循環させ、空気の加熱を行う。矢印a、bは暖房時の空気の流れを示している。即ち、ファン44によって吸気部40から吸引された空気はラジエータ42を通過することにより加熱され、温風が吹出部38から室内に吹き出される。 【0028】この暖房時において、浴室2内で洗濯物の乾燥が可能である。なお、熱媒としての温水HWは室内ユニット22、24、25に循環させ、各室内の暖房を行うことができる。 【0029】また、換気動作では、図7に示すように、ファン49を回転させることにより、換気ダクト52に負圧が発生し、矢印c1 、c2 で示すように、壁12と放熱ユニット14との間の隙間64側に吸気が生じるとともに、矢印c3 で示すように、放熱ユニット14の吸気部40にも吸気が生じる。この結果、浴室2内の湿気は、換気ダクト52を換気通路62として換気ユニット20側に流れ、矢印dで示すように、排気部54から外部に放出される。このとき、排気圧によって逆風ダンパ56が開放状態になる。 【0030】これによって暖房時の湿気調整を行うことができ、洗濯物等の衣類乾燥時、過剰な湿気を外気に放出し、乾燥を促進させることができる。 【0031】なお、暖房における温度制御は、温度センサ121、113の検出温度に基づき、熱媒である温水HWの温度をバーナ82の燃焼制御によって所望の温度に設定する。即ち、温度センサ121の検出温度が例えば60℃、温度センサ113の検出温度が例えば80℃になるようにバーナ82の燃焼を制御する。このバーナ82の燃焼調整に加え、室温に応じたファン44の回転数の調整によって室温を設定温度ないし所望の温度に制御することができる。 【0032】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、次の効果が得られる。 a 放熱ユニットから換気ユニットが独立して室外に設置されたことにより、両者の設置の自由度が高められ、壁内の筋交い等の補強部材を避けて貫通口を形成することができ、放熱ユニット又は換気ユニットの設置ないし施工の簡略化を図ることができる。 b 放熱ユニットと換気ユニットとを独立して設置できるので、暖房又は暖房換気等の機能に応じて所望の機器を選定することができる。 c 換気ユニットの換気通路を放熱ユニットの背面側に形成できるので、独立した換気口を設ける必要がなく、施工の容易化に寄与することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000221834 【氏名又は名称】東邦瓦斯株式会社 【識別番号】000170130 【氏名又は名称】高木産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年11月15日(1999.11.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083725 【弁理士】 【氏名又は名称】畝本 正一
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| 【公開番号】 |
特開2001−141366(P2001−141366A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月25日(2001.5.25) |
| 【出願番号】 |
特願平11−324580 |
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