| 【発明の名称】 |
塗布材の乾燥装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】井沢 秀男
【氏名】富谷 茂樹
【氏名】中山 秀之
【氏名】川村 政隆
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| 【要約】 |
【課題】乾燥ドラムの内側に設けるヒータに対する電気配線構成を可動部を有することなく簡単にできるようにする。
【解決手段】内側から加熱される乾燥ドラム11の外周に基材2を巻き掛け走行させることにより、この基材に塗布した塗布材を乾燥する塗布材の乾燥装置において、回転する乾燥ドラムの内側に回転しない固定ドラム14を設け、この固定ドラム14の周面にヒータ15を固着した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 内側から加熱される乾燥ドラムの外周に基材を巻き掛け走行させることにより、この基材に塗布した塗布材を乾燥する塗布材の乾燥装置において、回転する乾燥ドラムの内側に回転しない固定ドラムを設け、この固定ドラムの周面にヒータを固着してなることを特徴とする塗布材の乾燥装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、長尺状の基材に塗布された、例えば印刷インク、塗料、シーラント等、主として水性の液状の塗布材を乾燥するための塗布材の乾燥装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種の塗布材の乾燥装置としては、特開平10−185428号公報に示されたものが知られている。この従来の技術のものは、図1、図2に概略的に示すようになっている。図中1は表面に塗布材を塗布した輪転紙等の長尺状の基材2を巻き掛け、かつこの基材2の走行摩擦力にて自由回転する乾燥ドラム、3はこの乾燥ドラム1の外周の一部(あるいは全体)を囲繞する対流ユニットである。この対流ユニット3の内周面には噴気用カバー4と排気用カバー5とが円周方向に交互に、かつ上記乾燥ドラム1の表面に対向させて設けてある。そして噴気用カバー4には送風機6aとヒータ6bからなる熱風送風装置6がホース7を介して接続してあり、また排気用カバー5には排気装置8がホース7を介して接続してある。 【0003】回転する乾燥ドラム1は軸方向に2分割されていて、それぞれが回転軸9と一体状に回転するようになっている。この乾燥ドラム1の内面にヒータ10が、接触固定されていて、乾燥ドラム1と一体状に回転するようになっている。そしてこのヒータ10は回転軸9の支持部に設けられたスリップリング10aを介して電源に接続されている。なお、上記ヒータ10は乾燥ドラム1の軸方向に多数に分割配置されていて、各ヒータ10は制御装置にて個々に制御可能になっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記した従来のものにあっては、乾燥ドラム1を加熱するためのヒータ10が乾燥ドラム1の内周面に接触固着されていて、乾燥ドラム1と一体状に回転するようになっているため、このヒータ10に対する電気配線はスリップリング10a等の回転接触器を用いなければならないため、このヒータ10に対する電気配線構造が複雑になり、これがコストが高くなると共に、故障の原因ともなっていた。 【0005】本発明は上記のことにかんがみなされたもので、乾燥ドラムの内側に配置されて、乾燥ドラム表面を加熱するためのヒータの電気配線構造が簡単になり、この部分のコストダウン及び故障の減少を図ることができるようにした塗布材の乾燥装置を提供することを目的とするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明に係る塗布材の乾燥装置は、内側から加熱される乾燥ドラムの外周に基材を巻き掛け走行させることにより、この基材に塗布した塗布材を乾燥する塗布材の乾燥装置において、回転する乾燥ドラムの内側に回転しない固定ドラムを設け、この固定ドラムの周面にヒータを固着した構成になっている。 【0007】 【作 用】乾燥ドラムは固定ドラムの周面に固着されたヒータにて加熱される。ヒータへの電気配線は可動部を経ることなく固定ドラムを支持している支軸部から直接配線される。 【0008】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図3以下に基づいて説明する。なお、この実施の形態における説明において、図1、図2に示した従来の技術と同様の構成は同一の符号を付して説明を省略する。 【0009】図3、図4は本発明の実施の形態を概略的に示すものであり、乾燥ドラム11はこの乾燥ドラム11を貫通する支軸12に軸受13を介して回転自在に支持されている。そしてこの乾燥ドラム11の内側に固定ドラム14が支軸12に固着して配置されており、この固定ドラム14の外周面に薄板状のヒータ15が固着してある。支軸12は中空になっていて、ヒータ15に接続する電線16はこれの中空内を通って固定ドラム14の内側で支軸12より導出してヒータ15に接続されている。 【0010】図5は上記乾燥ドラム11及び固定ドラム14の具体的な構成を示すもので、支軸12はフレーム17に固着してあり、外周にヒータ15を固着した固定ドラム14は複数のフランジ18を介して支軸12に固着されている。19は噴気用カバー4内に配置した噴気管で、この噴気管19に設けたノズルから熱風送装置6からの熱風が乾燥ドラム1の表面に吹き付けられるようになっている。上記噴気管10は乾燥ドラム11の外周に沿わせてジグザグ状に設けてある。 【0011】上記構成において、乾燥ドラム11はこれの内側に位置するヒータ15にて加熱される。そしてこの乾燥ドラム11はこれに巻き掛けた基材2の走行により基材2と等速の周速にて回転する。乾燥ドラム11に巻き掛けられている基材2の裏面はこの乾燥ドラム11にて加熱され、表面は噴気用カバー4に対向する位置で熱風送風装置6からの熱風にされされ、また、排気用カバー5に対向する部分では湿気を含む空気が排出される。基材2に塗布された塗布材は乾燥ドラム11に巻き掛けられ走行する間に乾燥される。 【0012】乾燥ドラム11の内面を加熱するヒータ15は乾燥ドラム11の内側に位置して支軸12に固定された固定ドラム14の周面に固着されているため、このヒータ15への電気配線は支軸12より可動部を有することなく行われている。 【0013】 【発明の効果】本発明によれば、乾燥ドラムの内側に配置されて、乾燥ドラム表面を加熱するヒータの電気配線が従来のスリップリングの可動部材を用いることなく固定部分相互間で行うことができ、この電気配線構造を簡単にすることができ、この部分のコストダウン及び故障の減少を図ることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000161057 【氏名又は名称】株式会社ミヤコシ
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| 【出願日】 |
平成11年11月15日(1999.11.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100073818 【弁理士】 【氏名又は名称】浜本 忠 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−141364(P2001−141364A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月25日(2001.5.25) |
| 【出願番号】 |
特願平11−323682 |
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