| 【発明の名称】 |
浴室衣類乾燥装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】秦 義一
【氏名】渡辺 定彦
【氏名】藤本 英男
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| 【要約】 |
【課題】浴室内に配置した洗濯物である衣類を効果的に乾燥することができ、また、エネルギーコストを低下することができる。
【解決手段】浴室1内に配置した衣類Nを乾燥するための浴室衣類乾燥装置である。浴室1内に温風を吹き出すとともに浴室1内を循環させて吸い込んで循環させる衣類乾燥装置3に、衣類乾燥装置3内に吸い込まれた空気の一部を換気する換気手段を設ける。運転の最初は換気をせずに温風循環流のみの運転を行い、その後、温風循環運転と換気手段による換気運転を行うように制御する制御部11を設ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 浴室内に配置した衣類を乾燥するための浴室衣類乾燥装置であって、浴室内に温風を吹き出すとともに浴室内を循環させて吸い込んで再び浴室内に吹き出すようにした衣類乾燥装置に、乾燥装置内に吸い込まれた空気の一部を換気する換気手段を設け、運転の最初は換気をせずに温風循環流のみの運転を行い、その後、温風循環運転と換気手段による換気運転を行うように制御する制御部を設けて成ることを特徴とする浴室衣類乾燥装置。 【請求項2】 換気運転が換気運転開始から所定時間は強換気運転を行い、その後に弱換気運転に切り換えるように制御する制御部を設けて成ることを特徴とする請求項1記載の浴室衣類乾燥装置。 【請求項3】 湿度センサを設けて、初期湿度を検出してこれを記憶し、衣類乾燥運転中における湿度が上記初期湿度と等しくなった時点で乾燥終了とするように換気手段の運転を停止するように制御する制御部を設けて成ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の浴室衣類乾燥装置。 【請求項4】 乾燥終了後に温風循環運転を継続するように制御する制御部を設けて成ることを特徴とする請求項3記載の浴室衣類乾燥装置。 【請求項5】 乾燥装置の吹き出し口に回動自在なルーバを設け、浴室内の衣類乾燥運転モード時と浴室内暖房運転モード時とでルーバの向きを変え且つ衣類乾燥運転モード時に浴室内の上部に吊した洗濯物に下方から温風を吹き当てるようにルーバを傾斜させて成ることを特徴とする請求項1記載の浴室衣類乾燥装置。 【請求項6】 衣類乾燥運転モードとして通常運転と、通常運転よりも温風循環の風量が小さい夜間運転とを設け、通常運転時に斜め下方に吹き出される温風をエプロンの略上方に吊り下げた衣類の下端付近からエプロンの上端付近までの範囲に向けて吹き出すようにルーバの向きを設定し、夜間運転時に斜め下方に吹き出される温風をエプロンの下端から上端までの間の部分に向けて吹き出されるようにルーバの向きを設定して成ることを特徴とする請求項5記載の浴室衣類乾燥装置。 【請求項7】 乾燥装置の吹き出し口に回動自在なルーバを設け、ルーバを乾燥装置の下面部よりも下方に飛び出さないように乾燥装置内に位置させ、乾燥装置の下面部に表面パネルを配設し、この表面パネルに設けた吹き出し開口部を吹き出し口に連通させて成ることを特徴とする請求項1又は請求項5又は請求項6記載の浴室衣類乾燥装置。 【請求項8】 表面パネルの吹き出し用開口部の内面が衣類乾燥運転モード時におけるルーバの設定された傾斜角度と同じ角度で傾斜していることを特徴とする請求項1又は請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の浴室衣類乾燥装置。 【請求項9】 ルーバの回転が一定角度以上回転しないようにするためのストッパを設けて成ることを特徴とする請求項1又は請求項5乃至請求項8のいずれかに記載の浴室衣類乾燥装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、浴室内に吊した洗濯物を乾燥するための浴室衣類乾燥装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来から浴室内に配置した衣類を乾燥するための浴室衣類乾燥装置が知られている。従来の衣類乾燥装置は、浴室内に温風を吹き出すとともに浴室内を循環させて吸い込んで再び浴室内に吹き出すとともに、衣類乾燥装置内に吸い込まれた空気の一部を換気手段により換気するようにしたものである。 【0003】そして、従来にあっては、衣類乾燥装置による浴室内の衣類の乾燥運転を行う運転開始時点から温風循環運転と、換気手段による換気運転とを同時に行っている。 【0004】ところが、このように、運転開始時点から温風循環運転と、換気手段による換気運転とを同時に行うと、浴室内の洗濯物である含水率の高い衣類や、衣類の周囲の空気が加熱されるのに時間がかかって、衣類乾燥に時間がかかるという問題があり、このため、早く加熱して乾燥効果を上げようとするには温風風量を大にする必要があり、エネルギーコストが高くなるという問題があった。 【0005】また、従来にあっては、衣類の含水率に関係なく、タイマーにより乾燥運転時間を設定していたので、衣類が乾かないうちに運転を停止したり、あるいは、衣類が乾いているにもかかわらず、運転を続けているというような事態が生じていた。 【0006】また、従来にあっては、単に衣類の湿気を除去して乾燥することで衣類乾燥運転を終了していたので、衣類のふっくら感を出すことができなかった。 【0007】また、従来にあっては、浴室内を衣類乾燥装置で加熱して雰囲気温度で浴室内に吊した洗濯物である衣類を加熱して乾燥するようにしているので、乾燥効率が悪いという問題があった。また、浴室の天井の略中央部に設けた衣類乾燥装置から浴室内の略中央部に吊した衣類に対して斜め上方から温風を吹き当てて衣類を乾燥することも行われているが、洗濯物である衣類は下ほど含水率が高いので、衣類の斜め上方から温風を吹き付けても、衣類の下の乾燥がうまくいかないという問題があった。 【0008】また、衣類乾燥装置を夜間運転する場合、ファンの音がうるさいという問題があった。 【0009】また、衣類乾燥装置の乾燥装置における吹き出し口にルーバを設けたものにおいて、施工に当たっては乾燥装置を天井部分に設置した後に、乾燥装置の下面部に表面パネルを配設して表面パネルを天井の下面に取付けるのであるが、この場合、ルーバが表面パネルの吹き出し用開口部に突入するように乾燥装置から下方に吐出していると、乾燥装置を施工する際にルーバが邪魔になって、ルーバが破損したり、傷付いたりし、また、表面パネルを後から取付ける際に、ルーバに邪魔されて取付けにくくなり、また、ルーバに当たって表面パネルやルーバを傷付けるという問題がある。 【0010】また、ルーバの回動角度が製造誤差や施工誤差等により設定角度と異なると、吹き出し口から吹き出した空気が吸い込み口にショートパスしてしまうという問題がある。 【0011】更に、ルーバを回動させて送風方向を切り換える際、回動が設定角度よりもオーバーランして回動した場合に、例えばルーバからの温風が直接壁に吹きつけ、壁が合成樹脂製の場合などは壁が軟化して変形したりするという問題がある。 【0012】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、浴室内に配置した洗濯物である衣類を効果的に乾燥することができ、また、エネルギーコストを低下することができ、また、衣類が乾燥状態となると換気運転を自動的に停止するようにでき、また、衣類をふっくら感がでるように乾燥でき、また、夜間に静かに衣類乾燥ができ、更に、通常運転、夜間運転のいずれの場合にも効果的に衣類乾燥ができ、また、乾燥装置をルーバに邪魔されることなく取付けることができ、また、衣類乾燥モードにおけるルーバの回動角度が製造誤差や施工誤差等により設定角度と異なっても、吹き出し口から吹き出した空気が吸い込み口にショートパスしてしまうことがなく、また、ルーバを回動させて送風方向を切り換えるようにした場合に回動が設定角度よりもオーバーランして回動することがない浴室衣類乾燥装置を提供することを課題とするものである。 【0013】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために本発明に係る浴室衣類乾燥装置は、浴室1内に配置した衣類Nを乾燥するための浴室衣類乾燥装置であって、浴室1内に温風を吹き出すとともに浴室1内を循環させて吸い込んで再び浴室1内に吹き出すようにした乾燥装置3に、乾燥装置3内に吸い込まれた空気の一部を換気する換気手段を設け、運転の最初は換気をせずに温風循環流のみの運転を行い、その後、温風循環運転と換気手段による換気運転を行うように制御する制御部11を設けて成ることを特徴とするものである。すなわち、衣類乾燥運転モードの運転の初期においては換気ファン15を運転せず、循環ファン10による温風循環運転のみを行って浴室内の温度及び浴室内に配置した洗濯物の温度を素早く上げて短時間で飽和水蒸気圧を上げるものであり、これにより、洗濯物中の湿気を空気中に放出して乾燥されるものであり、また、上記温風循環運転のみを一定時間続けると、循環する空気中の水蒸気量が上がり、洗濯物から空気中に湿気が放出されにくくなるが、運転開始から一定時間経過すると循環ファン10を運転して湿気を含んだ循環空気の一部を外部に換気することで、湿気を効果的に外部に排出して乾燥することができるものである。 【0014】また、換気運転が換気運転開始から所定時間は強換気運転を行い、その後に弱換気運転に切り換えるように制御する制御部11を設けることが好ましい。このような構成とすることで、換気ファン15の運転の最初は空気中に多量の湿気を含んでいるので換気ファン15による換気を強として換気風量を多くし、洗濯物が乾燥してきて空気中の湿気が次第に少なくなると、上記のように一定時間後に換気ファン15の運転を弱運転にして換気ファン15の運転に要するエネルギーコストを下げるようにしている。 【0015】また、湿度センサを設けて、初期湿度を検出してこれを記憶し、衣類乾燥運転中における湿度が上記初期湿度と等しくなった時点で乾燥終了とするように換気手段の運転を停止するように制御する制御部11を設けることが好ましい。このように、湿度センサによる湿度(絶対湿度)が初期湿度と同じになった時点で乾燥終了とするので、乾燥すべき衣類Nの含水率が異なったとして、これが所定乾燥状態となるまで(つまり湿度センサによる湿度が初期湿度になるまで)乾燥運転が行われて確実に乾燥がなされるものである。 【0016】また、乾燥終了後に温風循環運転を継続するように制御する制御部11を設けることが好ましい。このような構成とすることで、乾燥後に温風で衣類を暖めてふっくらとした感じにすることができるものである。 【0017】また、衣類乾燥装置の吹き出し口に回動自在なルーバ13を設け、浴室1内の衣類乾燥運転モード時と浴室内暖房運転モード時とでルーバ13の向きを変え且つ衣類乾燥運転モード時に浴室1内の上部に吊した洗濯物に下方から温風を吹き当てるようにルーバ13を傾斜させることが好ましい。すなわち、洗濯物である衣類は吊り下げた場合下程含水率が高くなるので、衣類の下から加熱乾燥して効果的な乾燥ができることになる。 【0018】また、衣類乾燥運転モードとして通常運転と、通常運転よりも温風循環の風量が小さい夜間運転とを設け、通常運転時に斜め下方に吹き出される温風をエプロン8の略上方に吊り下げた衣類Nの下端付近からエプロン8の上端付近までの範囲に向けて吹き出すようにルーバ13の向きを設定し、夜間運転時に斜め下方に吹き出される温風をエプロン8の下端から上端までの間の部分に向けて吹き出されるようにルーバ13の向きを設定することが好ましい。このような構成とすることで、夜間運転時には音を小さくして衣類乾燥ができ、また、風量が大の通常運転時には、浴室1内のエプロン8の略上方に吊り下げた衣類Nの下方に直接温風を供給して効果的に衣類Nを下方から加熱して乾燥でき、また、風量が小の夜間運転時には、浴室1内のエプロン8の略上方に吊り下げた衣類Nの下方に直接温風を供給できないので、浴室1のエプロン8付近に効果的に温風による熱を集めてエプロン8上方に位置する衣類Nを加熱して乾燥することができるものである。 【0019】また、乾燥装置3の吹き出し口4に回動自在なルーバ13を設け、ルーバ13を乾燥装置3の下面部よりも下方に飛び出さないように乾燥装置13内に位置させ、乾燥装置3の下面部に表面パネル50を配設し、この表面パネル50に設けた吹き出し開口部51を吹き出し口4に連通させることが好ましい。このような構成とすることで、施工に当たって、乾燥装置3を天井2部分に設置した後に、乾燥装置3の下面部に表面パネルを配設して表面パネルを天井の下面に取付けるのであるが、この場合、乾燥装置3をルーバ13に邪魔されることなく取付けることができ、また、ルーバ13が乾燥装置3内に位置しているので、表面パネル50を後から取付ける際に、ルーバ13に邪魔されることなく表面パネル50を取付けることができるものである。 【0020】また、表面パネル50の吹き出し用開口部51の内面が衣類乾燥運転モード時におけるルーバ13の設定された傾斜角度と同じ角度で傾斜していることが好ましい。このような構成とすることで、ルーバ13の回動角度が製造誤差や施工誤差等により設定角度と異なっていても、吹き出し口4から吹き出した空気が吸い込み口5にショートパスしてしまうことがないものである。 【0021】また、ルーバ13の回転が一定角度以上回転しないようにするためのストッパを設けてあることが好ましい。このような構成とすることで、ルーバ13を回動させて送風方向を切り換える際、設定角度よりもオーバーランして回動することがなく、例えばルーバ13からの温風が直接壁6に吹きつけないようにでき、壁6が合成樹脂製であっても壁6が温風で軟化して変形しないようにできるものである。 【0022】 【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。 【0023】図1に示すように、浴室1の天井2の上面部には乾燥装置3が設けてある。本実施形態では乾燥装置3には浴室1内に配置する(吊す)洗濯物である衣類Nの乾燥を行う乾燥機能だけでなく、浴室1内の暖房機能、入浴後における浴室乾燥機能、洗い場にいる入浴する人に送風するための送風機能、浴室1内の換気のみを行う換気機能を兼ね備えたものとなっている。 【0024】図2、図3に示すように、乾燥装置3の外殻を構成するケース12の下面部にはルーバ13を備えた吹き出し口4と吸い込み口5とを設けてあり、また、ケース12の内部には吸い込み口5と吹き出し口4との間に循環ファン10、熱交換器14、換気ファン15が設けてあり、更にケース12内にはルーバ13を駆動して水平に対する開き角度を可変するためのルーバ駆動用モータ16、制御部11が内装してある。 【0025】熱交換器14は熱媒である温水を通すための熱交換用パイプ部18に熱交換フィン19を設けて構成してあり、該熱交換用パイプ部18の一端部に往路側パイプ部20を接続し、熱交換用パイプ部18の他端部に復路側パイプ部21が接続してあり、上記往路側パイプ部20と復路側パイプ部21はケース12から外部に導出されて暖房給湯機22に連通接続してあり、暖房給湯機22で加熱された温水が往路側パイプ部20を経て熱交換用パイプ部18に供給され、熱交換されたのち復路側パイプ部21を経て暖房給湯機22に返送されるようになっている。また、上記温水の流路には熱動弁のような開閉弁25が設けてある(図3に示す実施形態では熱交換器14の出口付近に設けてある)。換気ファン15には換気ダクト26が接続してあり、換気ダクト26はケース12から外部に導出され、換気ダクト26の先端部が屋外に開口している。 【0026】上記温水の流路の熱交換器14の入口付近には温水の温度を検知するための温水温度検知用のセンサ23が設けてある。また、吸い込み口5の付近には吸い込み口5から吸い込まれる空気温度検出用のセンサ24が設けてある。 【0027】浴室1内には浴槽9と洗い場7とが設けてある。そして、浴室1の天井2の上面部に配設した乾燥装置3は、洗い場7を介して浴槽9のエプロン8と対向する浴室1の壁6側に片寄らせて配設してある。この場合、乾燥装置3の吹き出し口4が洗い場7を介して浴槽9のエプロン8と対向する浴室1の壁6際の天井2部分に設けてある。また、乾燥装置3に設けた吸い込み口5は上記壁6から離れた天井2部分に配置してある。 【0028】しかして、開閉弁25を開にして暖房給湯機22から熱交換器14に熱媒である温水を供給して循環させると共に循環ファン10を運転すると、熱交換器14で加熱され空気が温風となって吹き出し口4から吹き出される。ここで、ルーバ13を傾斜させると、浴室1内の略中央の上端部に設けた吊り下げバーに吊り下げた洗濯物である衣類Nの下方に向けて温風を吹き出して、浴室1内の略中央部の上部に位置する衣類Nを下方から加熱して乾燥するようになっている。 【0029】また、ルーバ13の水平に対する開き角度を90°(つまり垂直)にしておくと、吹き出し口4から吹き出された温風は洗い場7を介して浴槽9のエプロン8と対向する浴室1の壁6に沿って下降し、洗い場7の床の一端部側からエプロン8側に向かって洗い場7の床に沿って流れ、更に、洗い場7の床から浴槽9のエプロン8に沿って上昇し、天井2に設けた乾燥装置3の吸い込み口5に吸い込まれ、更に吸い込まれた空気は熱交換器14により加熱され、上記と同様にして吹き出し口4から吹き出さる。このように、乾燥装置3の吹き出し口4を洗い場7を介して浴槽9のエプロン8と対向する浴室1の壁6際の天井2部分に設けることで、吹き出し口4から壁6に沿って下方に吹き出された温風が洗い場7に沿って流れて浴槽9のエプロン8に沿って上昇して再び乾燥装置3の吸い込み口5に返送される循環流を形成し、この循環流により浴室1内を暖房することができるものである。 【0030】この場合、吹き出し口4から壁6に沿って下方に吹き出された温風が洗い場7に沿って流れることで、天井2の吹き出し口4から洗い場7の床に至るまでの間で温風が分散されることなく、コアンダー効果により壁6に沿って層流となって洗い場7の床に至り、洗い場7の床に至るまでの間に温風が分散して温度が低下するということがなく、高温を保ったまま洗い場7の床の一端部から洗い場7の床に沿ってエプロン8側に流れ、更にエプロン8に沿って上昇するものであり、これにより洗い場7の床付近を効果的に暖房することができることになる。図22には浴室1内の洗い場の中央部における運転開始から10分後における床から天井2までの温度分布を示すグラフを示しているが、このグラフから明らかなように、洗い場7の床から天井2付近にかけてほぼ快適温度範囲A内の温度となっており、また、洗い場7の床付近が最も温度が高く、足元の方が暖かくできるものである。 【0031】ところで、本発明に浴室衣類乾燥装置は乾燥装置3における衣類乾燥運転モードとして、通常運転と夜間運転との2つの衣類乾燥運転モードを備えている。また、この浴室衣類乾燥装置は上記のような衣類乾燥機能だけでなく、浴室内の暖房を行う暖房機能や浴室乾燥を行うための浴室乾燥機能や送風機能や換気機能を備えたものとなっており、したがって、上記通常運転による衣類乾燥運転モードと夜間運転による衣類乾燥運転モードという2つの衣類乾燥モードの他に、予備暖房運転モードと入浴中暖房運転モードという2つの暖房運転モード、浴室乾燥運転モード、衣類乾燥運転モード、送風運転モード、換気運転モードを備えている。 【0032】これらの各運転モードは後述の操作部に設けたスイッチを操作して目的とする運転モードにするものであり、スイッチを操作すると制御部11により循環ファン10、換気ファン15、開閉弁25等が制御されて目的とする運転モードで運転されることになる。 【0033】操作部としては実施形態においては図3に示すように、脱衣室に配置される脱衣室操作部27と、台所に配置される台所操作部28と、浴室内に設置される浴室操作部29とがある。 【0034】脱衣室操作部27はリモコンにより制御部11に信号を出力するようになっている。脱衣室操作部27は図4に示すように、予備暖房用スイッチ30、入浴中暖房用スイッチ31、衣類乾燥用スイッチ32、浴室乾燥用スイッチ33、換気スイッチ34、送風スイッチ35、停止スイッチ36、タイマ設定スイッチ37、各運転時や切り時等の表示をする時間表示部38が設けてある。 【0035】予備暖房用スイッチ30は入浴前において大風量で急速に浴室1を暖房するためのもので、この予備暖房用スイッチ30を操作することで、予備暖房運転モードとなる。予備暖房運転モードには設定温度が低い場合と、設定温度が高い場合とがあり、前回のモードを記憶していて例えば、前回のモードが低い設定温度の場合には、予備暖房用スイッチ30を1回押すと暖房ランプ(「低」と表示したLED30a)が発光し、低い設定温度における予備暖房運転モードで運転され、更にもう1回押すと暖房ランプ(「高」と表示したLED30b)が発光し、高い設定温度における予備暖房運転モードで運転されようになっている。 【0036】図5には予備暖房運転モードのタイムチャートを示している。図5のタイムチャートにおいて、吸込温度は空気温度検出用のセンサ24により検出される吸い込み空気の温度であり、運転開始後、空気温度検出用のセンサ24による吸い込み温度により開閉弁25の開閉制御を行うようになっている。図5のイは設定温度が高い場合で、運転開始後、例えば空気温度検出用のセンサ24による検出温度が30℃未満で開閉弁25を開、35℃以上で閉するように制御部11により制御されるものであり、また、図5のロは設定温度が低い場合で、例えば運転開始後、空気温度検出用のセンサ24による検出温度が25℃未満で開閉弁25を開、30℃以上で閉するように制御部11により制御されるようになっている。ここで、空気温度検出用のセンサ24により設定運転モードで設定された所定温度以上の温度を検知すると開閉弁25を閉じることで、温風が異常高温になって、浴室の壁6などを形成している合成樹脂部分が軟化したりするのを防止するようになっている。 【0037】また、循環ファン10は予備暖房運転モードによる運転中は最初から最後まで強運転を連続して行うようになっており、これにより素早く浴室1内を予備暖房するようになっている。また、ルーバ13は水平に対する開き角度が90°となっており(つまりルーバ13が垂直姿勢となっており)、天井2の壁6際において壁6に沿って配置した吹き出し口4から温風が壁6に沿って真下に吹き出されるものであり、これにより図6に示すように吹き出し口4から壁6に沿って下方に吹き出された温風が洗い場7に沿って流れ、更に、エプロン8に沿って上昇して再び乾燥装置3の吸い込み口5に返送される循環流を形成し、この循環流により浴室1内を暖房し、特に、天井2の吹き出し口4から洗い場7の床に至るまでの間に温風が分散されることなく、洗い場7の床に至って、洗い場7の床部分を効果的に暖房するようになっている。 【0038】また、暖房ランプは、予備暖房運転モードによる運転中LED30a又はLED30bのいずれかが点灯して予備暖房運転モードによる運転中であることを知らせるようになっている。 【0039】入浴中暖房用スイッチ31は入浴中に浴室1を暖房するためのもので、この入浴中暖房用スイッチ31を操作することで、入浴中暖房運転モードとなる。入浴中暖房運転モードには弱運転と中運転とがあり、前回のモードを記憶していて例えば、前回のモードが弱運転の場合には、例えば、入浴中暖房用スイッチ31を1回押すと暖房ランプ(「弱」と表示したLED31a)が発光し、弱運転による入浴中暖房運転モードで運転され、更にもう1回押すと暖房ランプ(「中」と表示したLED31b)が発光し、中運転による入浴中運転モードで運転されようになっている。ここで、中運転、弱運転は循環ファン10による風量により強弱が異なるものである。 【0040】図7には入浴中暖房運転モードのタイムチャートを示している。図7のタイムチャートにおいて、吸込温度は空気温度検出用のセンサ24により検出される吸い込み空気の温度であり、運転開始後、空気温度検出用のセンサ24による吸い込み温度により開閉弁25の開閉制御を行うようになっている。例えば運転開始後、空気温度検出用のセンサ24による検出温度が40℃以上になると開閉弁25を閉じ、25℃以下になると開閉弁25を開くように制御部11により制御されるようになっている。また、この入浴中暖房運転モードにおいては、温水温度検知用のセンサ23により検知した熱源である温水温度が設定温度以下の場合には循環ファン10の運転を停止するように制御部11により制御されるものである。ところで、図7のタイムチャートに示すように、入浴中暖房運転モードで運転を開始した際、運転中に温水温度検知用のセンサ23の検知温度が設定温度以下を検知すると循環ファン10は停止され、その後、温水温度検知用のセンサ23が所定温度(循環ファン運転開始温度)になると循環ファン10を運転して吹き出し口4から温風を吹き出して浴室内の暖房を行うものである。これにより、入浴中暖房運転モードの運転開始の際に、入浴中暖房の際に熱源である温水が設定温度以下の場合には循環ファン10による運転を停止して、入浴者Mに冷たい風を吹きつけるおそれがないものである。ここで、空気温度検出用のセンサ24により設定運転モードで設定された所定温度以上の温度を検知すると開閉弁25を閉じることで、温風が異常高温になって、浴室の壁6などを形成している合成樹脂部分が軟化したりするのを防止するようになっている。 【0041】また、入浴中暖房運転モードの運転においては、ルーバ13は水平に対する開き角度が90°となっており(つまりルーバ13が垂直姿勢となっており)、天井2の壁6際において壁6に沿って配置した吹き出し口4から温風が壁6に沿って真下に吹き出されるものであり、これにより図8に示すように吹き出し口4から壁6に沿って下方に吹き出された温風が洗い場7に沿って流れ、更に、エプロン8に沿って上昇して再び乾燥装置3の吸い込み口5に返送される循環流を形成し、この循環流により浴室1内を暖房し、特に、天井2の吹き出し口4から洗い場7の床に至るまでの間に温風が分散されることなく、洗い場7の床に至って、洗い場7の床部分を効果的に暖房するようになっている。 【0042】また、暖房ランプは、入浴中暖房運転モードによる運転中LED31a又はLED31bのいずれかが点灯して入浴中暖房運転モードによる運転中であることを知らせるようになっている。 【0043】衣類乾燥用スイッチ32は浴室1内の略中央上部に洗濯物である衣類Nを吊し、この浴室1内に吊した洗濯物を乾燥するためのもので、衣類乾燥用スイッチ32を操作することで、衣類乾燥運転モードとなる。衣類乾燥運転モードには通常運転と夜間運転とがあり、前回のモードを記憶していて例えば、前回のモードが通常運転の場合には、例えば、衣類乾燥用スイッチ32を1回押すとランプ(「通常」と表示したLED32a)が発光し、通常運転による衣類乾燥運転モードで運転され、更にもう1回押すとランプ(「夜」と表示したLED32b)が発光し、夜間運転による衣類乾燥運転モードで運転されようになっている。 【0044】図9には衣類乾燥運転モードの通常運転のタイムチャートを示している。図9のタイムチャートにおいて、吸込温度は空気温度検出用のセンサ24により検出される吸い込み空気の温度であり、運転開始後、空気温度検出用のセンサ24による吸い込み温度により開閉弁25の開閉制御を行うようになっている。例えば運転開始後、空気温度検出用のセンサ24による検出温度が45℃以上になると開閉弁25を閉じ、40℃以下になると開閉弁25を開くように制御部11により制御されるようになっている。また、衣類乾燥用スイッチ32を操作して衣類乾燥運転モードの通常運転にすると、循環ファン10が強運転し、また、衣類乾燥運転モードの通常運転中LED32aが点灯して衣類乾燥運転モードによる通常運転中であることを知らせるようになっている。そして、衣類乾燥運転モードにおいては換気ファン15が運転されるが、この換気ファン15は衣類乾燥用スイッチ32を操作してすぐには運転せず、衣類乾燥用スイッチ32を操作して一定時間後(図9のタイムチャートでは10分後)に運転を行い、この場合、最初は換気ファン15を所定時間(図9のタイムチャートでは20分)は強運転を行い、その後は弱運転を行うように制御部11により制御されるようになっている。ここで、上記のように、運転の始め(実施形態では運転開始から10分間)は換気(排気)をせずに循環ファン10のみを運転して温風循環流のみの運転を行い、その後、循環ファン10による温風循環運転と換気ファン15による強換気運転を行い、その後、温風循環運転と換気ファン15による弱換気運転を行うように制御部11により制御するのは以下の理由によるものである。 【0045】すなわち、衣類乾燥運転モードの運転の初期においては換気ファン15を運転せず、循環ファン10による温風循環運転のみを行って浴室内の温度及び浴室内に配置した洗濯物の温度を素早く上げることで、短時間で飽和水蒸気圧を上げるものであり、これにより、洗濯物中の湿気が空気中に放出されて乾燥されるものである。そして、上記運転を一定時間続けると、循環する空気中の水蒸気量が上がり、洗濯物から空気中に湿気が放出されにくくなるので、これを防止するために、運転開始から一定時間経過すると循環ファン10を強運転して湿気を含んだ循環空気の一部を外部に換気するものである。ここで、換気ファン15の運転を最初は強運転で一定時間後に弱運転とするものである。換気ファン15の運転の最初は空気中に多量の湿気を含んでいるので換気ファン15による換気を強として換気風量を多くするが、洗濯物が乾燥してきて空気中の湿気が次第に少なくなるので、上記のように一定時間後に換気ファン15の運転を弱運転にして換気ファン15を運転に要するエネルギーコストを下げるようになっている。 【0046】また、図11には衣類乾燥運転モードの夜間運転のタイムチャートを示している。この衣類乾燥運転モードの夜間運転において、吸込温度は空気温度検出用のセンサ24により検出される吸い込み空気の温度であり、運転開始後、空気温度検出用のセンサ24による吸い込み温度により開閉弁25の開閉制御を行うようになっている。例えば運転開始後、空気温度検出用のセンサ24による検出温度が45℃以上になると開閉弁25を閉じ、40℃以下になると開閉弁25を開くように制御部11により制御されるようになっている。また、衣類乾燥用スイッチ32を操作して衣類乾燥運転モードの夜間運転にすると、LED32bが点灯して衣類乾燥運転モードによる夜間運転中であることを知らせるようになっている。 【0047】そして、この衣類乾燥運転モードの夜間運転においては循環ファン10が中運転される。また、換気ファン15は衣類乾燥用スイッチ32を操作してすぐには運転せず、衣類乾燥用スイッチ32を操作して一定時間後(図11のタイムチャートでは10分後)に運転を開始するもので、その運転は弱運転となるように制御部11により制御される。ここで、上記のように、循環ファン10を中運転とし、また、運転の最初は換気をせずに循環ファン10のみを中運転して温風循環流のみの運転を行い、その後、循環ファン10による中運転と換気ファン15による弱換気運転を行うように制御部11により制御するのは以下の理由によるものである。すなわち、循環ファン10を中運転とし、また、換気ファン15を弱運転とするのは、夜間において音の発生を小さくするためであり、また、衣類乾燥運転モードの夜間運転の初期においては換気ファン15を運転せず、循環ファン10による温風循環運転のみを行って浴室内の温度及び浴室内に配置した洗濯物の温度を早く上げることで、短時間で飽和水蒸気圧を上げるものであり、これにより、洗濯物中の湿気が空気中に放出されて乾燥されるものである。上記運転を一定時間続けると、循環する空気中の水蒸気量が上がり、洗濯物から空気中に湿気が放出されにくくなるので、これを防止するために、運転開始から一定時間経過すると循環ファン10を弱運転して湿気を含んだ循環空気の一部を外部に換気するものである。 【0048】ここで、上記した衣類乾燥運転モードの通常運転及び夜間運転のいずれの場合にも、湿度センサを設けて、衣類乾燥用スイッチ32を押して衣類乾燥運転モードにした場合における初期湿度を検出し(つまり、衣類乾燥用スイッチ32が操作されると循環ファン10の運転開始と同時に浴室内の湿度(絶対湿度)を検出するか、又は、衣類乾燥用スイッチ32が操作されるとまず浴室内の湿度(絶対湿度)を検出し、その後循環ファン10が運転される)、衣類乾燥運転中における湿度が上記初期湿度と等しくなった時点で乾燥終了とするように少なくとも換気ファン15の運転を停止するように制御部により制御するものである。このように湿度が初期湿度と等しくなることで、衣類が乾燥したと見なして少なくとも換気ファン15を止めるものである。図9、図11に示すタイムチャートにおいては循環流の湿度が初期湿度と等しくなると、換気ファン15を停止するとともに循環ファン10も停止しているが、衣類乾燥運転中における湿度が上記初期湿度と等しくなった時点で換気ファン15のみを停止して洗濯物の乾燥を終了するが、その後、一定時間循環ファン10のみを運転して温風で乾燥が終了した衣類を加温してふっくらとした状態にするように制御部11により制御するようにしてもよいものである。 【0049】ところで、上記衣類乾燥運転モードの通常運転及び夜間運転においては、いずれも浴室1内の略中央部の上部(つまり図10、図12に示すようにエプロン8の略上方)に吊り下げた洗濯物である衣類Nに対して下方から温風を吹き出すようにルーバ13の向きを設定してある。これは、洗濯物である衣類Nを吊すと衣類N下部が高含水率となるため、衣類Nの下方から温風を吹き付けることで衣類乾燥を効果的に行うことができるものである。 【0050】通常運転においては、天井2の壁6際に設けた吹き出し口4から吹き出される温風の風量が大であるため、浴室1内の略中央部のエプロン8の略上方に吊り下げた洗濯物である衣類Nの下方まで直接温風を供給して衣類Nの下方を温風で効果的に加熱して衣類Nを下から乾燥できるものであり、この場合には、図10に示すように、吹き出し口4から吹き出された温風がエプロン8の上端付近から衣類Nの下端までの範囲に向けて吹き出されるようにルーバ13の開き角度αを図10のα1からα2の範囲内となるように設定するものである。 【0051】また、夜間運転においては、図12に示すように、天井2の壁6際に設けた吹き出し口4から吹き出される温風の風量が小であるため、吹き出し口4から浴室1内の略中央部のエプロン8の略上方に吊り下げた洗濯物である衣類Nの直下に向けて温風を吹き出そうとしても途中で分散し、浴室Nの内の上部のみが加熱され、衣類Nを下から加熱乾燥できないものである。このため、小風量であってもできるだけ途中で分散することなく浴室1内の下方を効果的に加熱することができるように、エプロン8の上端と下端との間の範囲に向けて吹き出されるようにルーバ13の開き角度βを図12のβ1からβ2の範囲内となるように設定するものであり、これにより、温風の分散を少なくして洗濯物である衣類Nの下方であるエプロン8付近を加熱して衣類Nを下から乾燥するのである。上記通常運転における水平に対するルーバ13の開き角度、夜間運転における水平に対するルーバ13の開き角度はいずれも浴室1のサイズや、エプロン8の位置、高さ等機種に応じて変わるものであり、したがって、上記ルーバ13の開き角度は機種に応じて任意に調整して設定できるようになっている。 【0052】浴室乾燥用スイッチ33は入浴後に、浴室1内を乾燥するためのもので、浴室乾燥用スイッチ33を操作することで、浴室乾燥運転モードとなる。浴室乾燥運転モードには通常運転と夜間に運転する消音運転とがあり、前回のモードを記憶していて例えば、前回のモードが通常運転の場合には、例えば、衣類乾燥用スイッチ32を1回押すとランプ(「通常」と表示したLED33a)が発光し、通常運転による浴室乾燥運転モードで運転され、更にもう1回押すとランプ(「夜」と表示したLED33b)が発光し、夜間運転による浴室乾燥運転モードで運転されようになっている。 【0053】図13には浴室乾燥運転モードの通常運転におけるタイムチャートを示している。図13のタイムチャートにおいて、吸込温度は空気温度検出用のセンサ24により検出される吸い込み空気の温度であり、運転開始後、空気温度検出用のセンサ24による吸い込み温度により開閉弁25の開閉制御を行うようになっている。例えば運転開始後、空気温度検出用のセンサ24による検出温度が45℃以上になると開閉弁25を閉じ、40℃以下になると開閉弁25を開くように制御部11により制御されるようになっている。また、浴室乾燥用スイッチ33を操作して浴室乾燥運転モードの運転にすると、循環ファン10が強運転し、換気ファン15が弱運転し、循環する湿気を含んだ温風の一部を外部に換気するようになっている。また、浴室乾燥運転モードによる運転中LED32aが点灯して浴室乾燥運転モードの通常運転中であることを知らせるようになっている。 【0054】また、浴室乾燥運転モードにおいては、ルーバ13は水平に対する開き角度が90°となっており(つまりルーバ13が垂直姿勢となっており)、天井2の端部の壁6際において壁6に沿って配置した吹き出し口4から図14に示すように温風が壁6に沿って真下に吹き出されて、洗い場の床の端部で方向転換して洗い場の床に沿ってエプロン8側に流れながら洗い場の床を乾燥し、更に、エプロン8の下端からエプロン8に沿って上昇してエプロン8を乾燥しならが上昇するものであり、これにより特に洗い場の床を効果的に乾燥するようになっている。 【0055】図15には浴室乾燥運転モードの静音運転におけるタイムチャートを示している。本実施形態では基本的には前述の図13、図14に示す浴室乾燥運転モードの通常運転と同じであるが、本実施形態では循環ファン10を中運転として静音化を図っていることが異なるものである。これにより夜間に静かに浴室中の乾燥ができて、結露の発生やカビの発生を防止するようになっている。 【0056】送風スイッチ35は入浴中に、浴室1内の洗い場に居る入浴者Mに送風するためのもので、送風スイッチ35を操作することで、送風運転モードとなる。送風スイッチ35を操作するとランプ(LED35a)が発光し、送風運転モードで運転されようになっている。 【0057】図16には送風運転モードのタイムチャートを示している。図16のタイムチャートにおいて、送風スイッチ35を押して送風運転モードとすると、循環ファン10が中運転、換気ファン15が弱運転となる。この送風運転モードにおいては、開閉弁25がオフであり、したがって、吹き出し口4からは加温されていない常温の空気が涼風として吹き出され、浴室1内の空気が吸い込み口5から吸い込まれるというように循環し、この循環空気の一部が換気ファン15により外部に換気されるものである。この場合、ルーバ13は吹き出し口4から洗い場にいる入浴者Mに向けて送風するように、水平に対する開き角度θが約80°となるように傾斜させ、図17に示すように吹き出し口4から洗い場にいる入浴者Mに冷風を当てるようになっている。これにより、夏期など入浴者Mの体の火照りを和らげるように涼風を送風することができるものである。 【0058】換気スイッチ34は浴室1内の換気のみを行うためのもので、換気スイッチ34を操作することで、換気運転モードとなる。換気運転モードには強運転と弱運転とがあり、前回のモードを記憶していて例えば、前回のモードが弱運転の場合には、例えば、換気スイッチ34を1回押すとランプ(「弱」と表示したLED34a)が発光し、弱運転による換気運転モードで運転され、更にもう1回押すとランプ(「強」と表示したLED34b)が発光し、強運転による浴室乾燥運転モードで運転されようになっている。 【0059】図18には換気運転モードにおけるタイムチャートを示している。図18のタイムチャートに示すように、換気運転モードにおいては開閉弁25は閉とするとともに循環ファン10をオフとし、換気ファン15のみを運転して図19に示すように浴室1内の換気をするものである。ここで、換気運転モードによる運転中LED34a又は34bが点灯して換気運転モードの強又は弱運転であることを知らせるようになっている。また、換気運転モードにおいては、ルーバ13は水平に対する開き角度が90°の開き角度のままである。 【0060】ところで、吹き出し口4や吸い込み口5が何らかの理由により塞がった場合に乾燥装置3が異常高温とならないように、本発明においては、図20のタイムチャートに示すように、吸い込み口5付近に設けた空気温度検出用のセンサ24がある設定温度となると、いずれの運転モードにおいても循環ファン10、換気ファン15、開閉弁25をオフとなるように制御部により制御し、また、各運転表示用のランプをオフとするとともに該ランプを点滅するように制御するものである。これにより、乾燥装置3が異常高温となることを防止し、また、ランプの点滅によりその状態を知らせることができるものである。 【0061】なお、本発明においては、冬期における配管の凍結防止を行うため、暖房給湯機22に低温検知センサを設け、図21に示すタイムチャートのように、低温検知センサによる配管路内の水温が一定温度以下となると、熱源である暖房給湯機22をオンとし、開閉弁25を開とし、熱交換器14と暖房給湯機22との配管路内の水(暖房給湯機22をオンとすることで加温される)を循環させて凍結を防止するようになっている。 【0062】また、浴室内に設置される浴室操作部29には図3に示すように、自動湯張りスイッチ39と、入浴中暖房運転モードで運転するための暖房運転スイッチ44と、送風運転モードで運転するための送風スイッチ41とを備えている。ここで、浴室操作部29に設けた自動湯張りスイッチ39を操作すると浴槽9に自動的に湯張りがなされるのであるが、この場合、自動湯張りスイッチ39を操作すると同時に自動的に図5に示す予備暖房運転モードで運転されて浴室1内が予備暖房されるものである。そして、入浴に当たり、浴室操作部29に設けた暖房運転スイッチ34を操作すると図7に示す入浴中暖房運転モードの運転が行われるものである。また、送風スイッチ41を操作すると図16に示す送風運転モードにより運転されるものである。 【0063】また、台所に配置される台所操作部28には図3に示すように、自動湯張りスイッチ42と、予備暖房連動切り換えスイッチ43とが設けてある。ここで、台所操作部28に設けた自動湯張りスイッチ39を操作すると浴槽9に自動的に湯張りがなされるのであるが、ここで、予備暖房連動切り換えスイッチ43を操作することで、自動湯張りスイッチ39を操作した際に前述のように同時に自動的に図5に示す予備暖房運転モードで運転されるようにする場合と、自動湯張りスイッチ39を操作しても予備暖房運転モード運転がなされない場合とが切り換えられるようになっている。つまり、冬期においては予備暖房連動切り換えスイッチ43を操作して自動湯張りスイッチ39を操作した場合に同時に自動的に予備暖房運転モードで運転され、また夏期においては予備暖房連動切り換えスイッチ43を操作して自動湯張りスイッチ39を操作した場合に同時に自動的に予備暖房運転モードの運転がなされないようにするものである。 【0064】上記した説明においては、乾燥装置3には浴室1内に吊り下げた洗濯物である衣類Nの乾燥機能だけでなく、浴室1の暖房機能、入浴後における浴室乾燥機能、洗い場にいる入浴者Mに送風するための送風機能、浴室1内の換気のみを行う換気機能を兼ね備えたものの例を示したが、本発明においては、最低限衣類N乾燥機能のみを備えていれば他の機能はなくてもよく、また、他の機能のうちすべてを備えたもののみでなく1または複数の機能を備えたものであってもよいものである。 【0065】ところで、衣類乾燥装置は図23乃至図25に示すような、乾燥装置3と、乾燥装置3を天井2の上面側に取付けるための施工枠53と、乾燥装置3の下面側に配設される表面パネル50とで構成してあるが、施工に当たっては、まず、天井2の上面側に施工枠53を配設して取付ける施工を行い、次に、施工枠53の上に乾燥装置3を載設して取付け、その後、天井2の下面側に表面パネル50を配設して取付けるものである。ここで、施工枠53に乾燥装置3を取付けた際に、天井2に設けた孔に乾燥装置3に設けた吹き出し口4、吸い込み口5を連通させるものであり、また、表面パネル50を取付ける際に、乾燥装置3の吹き出し口4と表面パネル50の吹き出し用開口部51とを連通させ、また、乾燥装置3の吸い込み口5と表面パネル50の吸い込み用開口部63とを連通させるものである。 【0066】ここで、乾燥装置3の吹き出し口4に回動自在にルーバ13を取付けるには下記のような構造となっている。すなわち、図28乃至図30に示すように、ルーバ13としては第1ルーバ13aと第2ルーバ13bとがあり、第1ルーバ13a、第2ルーバ13bはそれぞれ軸54a、54bを中心に回動自在となっており、第1ルーバ13aの軸54aはモータ57により回転される駆動軸となっている。軸54a、54bにはそれぞれレバー55a、55bが突設してあり、リンク56の両端部を各レバー55a、55bの先端部に回動自在に軸支してあり、モータ57を駆動して軸54aを回動すると第1ルーバ13aが回動すると共に、リンク56を介して第2ルーバ13bが連動して回動するようになっている。 【0067】ルーバ13は一定角度以上回転しないようにするためのストッパ69により回動角度を規制してある。添付図面に示す実施形態においては、図29の第1ルーバ13a、第2ルーバ13bを水平にした全閉状態から、図30のように第1ルーバ13aの下部、第2ルーバ13bの下部が垂直(なお図の実施形態では第1ルーバ13aの上部、第2ルーバ13bの上部は垂直に対して20°傾斜している)となった入浴中暖房運転モードの状態の範囲でルーバ13が回動できるようにストッパ69により回動を規制してある。 【0068】図29における第1ルーバ13a、第2ルーバ13bを水平にした全閉状態では第1ルーバ13aが第1のストッパ69aに当たってそれ以上回動しないように規制してあり、また、図30における入浴中暖房運転モードの状態においては図30の実線又は図28(b)のようにリンク56が第2のストッパ69b1に当たってそれ以上回動できないように規制してある(又は図28(c)、図30の破線に示すように、第1ルーバ13aのレバー55aがモータケース60に突設した第2のストッパ39b2に当たってそれ以上回動できないように規制してもよい)。このようにルーバ13の回動角度をストッパ39で規制することで、ルーバ13を回動させて送風方向を切り換える際、設定角度以上にオーバーランして回動することがなく、例えば全閉状態を確実に保持したり、あるいはルーバ13からの温風が直接壁6に吹きつけないようにして、壁6が合成樹脂製であっても壁が軟化して変形しないようになっている。 【0069】上記のようにして乾燥装置3の吹き出し口4にルーバ13を一定の回動範囲内で回動できるように取付けるのであるが、この場合、ルーバ13を閉じた図29の状態及びルーバ13の下部を垂直にした入浴中暖房運転モードの状態のいずれの場合にもルーバ13が乾燥装置3から下方に突出しないように構成してあり(つまり、ルーバ13が施工枠53や表面パネル50よりも上に位置するように構成してあり)、このため、図27のようにルーバ13を閉じるかまたは垂直にしてルーバ13が乾燥装置3から下方に飛び出さない状態で、施工枠53の上に乾燥装置3を施工することでルーバ13に邪魔されることなく乾燥装置3を取付けることができ、また、その後、表面パネル50を施工する際に、ルーバ13が乾燥装置3内に配置してあって下方に飛び出さないように構成してあるので、表面パネル50を後から取付ける際に、ルーバ13に邪魔されることなく表面パネル50を取付けることができるようになっている。 【0070】表面パネル50の吹き出し用開口部51の内面のうち壁6と最も離れた内面は、図26に示すように衣類乾燥運転モード時におけるルーバ13の設定された傾斜角度と同じ角度となるように傾斜した傾斜面61となっている。これによりルーバ13の回動角度が製造誤差や施工誤差等により設定角度と異なっていても、吹き出し口4から吹き出した空気が吹き出し用開口部51の傾斜面61により設計通りの正しい向きにガイドされて吹き出し、このため、衣類乾燥運転モード時に吸い込み口5にショートパスしてしまうことがないものである。なお、表面パネル50の上下巾は略20mm程度である。 【0071】 【発明の効果】上記のように本発明の請求項1記載の発明にあっては、浴室内に配置した衣類を乾燥するための浴室衣類乾燥装置であって、浴室内に温風を吹き出すとともに浴室内を循環させて吸い込んで再び浴室内に吹き出すようにした衣類乾燥装置に、乾燥装置内に吸い込まれた空気の一部を換気する換気手段を設け、運転の最初は換気をせずに温風循環流のみの運転を行い、その後、温風循環運転と換気手段による換気運転を行うように制御する制御部を設けてあるので、衣類乾燥運転モードの運転の初期においては換気ファンを運転せずに、循環ファンによる温風循環運転のみを行って浴室内の温度及び浴室内に配置した洗濯物の温度を素早く上げて短時間で飽和水蒸気圧を上げ、洗濯物中の湿気を空気中に放出して乾燥することができるものであり、運転開始から一定時間経過すると循環ファンを運転して湿気を含んだ循環空気の一部を外部に換気することで、湿気を効果的に外部に排出して乾燥することができるものであり、この結果、浴室内に配置した洗濯物である衣類を効果的に乾燥することができ、また、エネルギーコストを低下することができるものである。 【0072】また、請求項2記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、換気運転が換気運転開始から所定時間は強換気運転を行い、その後に弱換気運転に切り換えるように制御するので、換気ファンの運転の最初は空気中に多量の湿気を含んでいるので換気ファンによる換気を強として換気風量を多くし、洗濯物が乾燥してきて空気中の湿気が次第に少なくなると、上記のように一定時間後に換気ファンの運転を弱運転にして換気ファンを運転に要するエネルギーコストを下げて効率的に浴室内において洗濯物である衣類の乾燥が行えるものである。 【0073】また、請求項3記載の発明にあっては、上記請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、湿度センサを設けて、初期湿度を検出してこれを記憶し、衣類乾燥運転中における湿度が上記初期湿度と等しくなった時点で乾燥終了とするように換気手段の運転を停止するように制御する制御部を設けてあるので、湿度センサによる湿度(絶対湿度)が初期湿度と同じになった時点で乾燥終了とするので、乾燥すべき衣類の含水率が異なったとして、これが所定乾燥状態となるまで(つまり湿度センサによる湿度が初期湿度になるまで)乾燥運転が行われて確実に乾燥がなされるものである。 【0074】また、請求項4記載の発明にあっては、上記請求項3記載の発明の効果に加えて、乾燥終了後に温風循環運転を継続するように制御する制御部を設けてあるので、乾燥後に温風で衣類を暖めてふっくらとした感じに仕上げることができるものであって、衣類乾燥後の仕上がりが良好にできるものである。 【0075】また、請求項5記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、浴室衣類乾燥装置の吹き出し口に回動自在なルーバを設け、浴室内の衣類乾燥運転モード時と浴室内暖房運転モード時とでルーバの向きを変え且つ衣類乾燥運転モード時に浴室内の上部に吊した洗濯物に下方から温風を吹き当てるようにルーバを傾斜させてあるので、洗濯物である衣類は吊り下げた場合下程含水率が高くなるが、衣類の下から加熱して乾燥することで効果的に衣類を乾燥することができるものである。 【0076】また、請求項6記載の発明にあっては、上記請求項5記載の発明の効果に加えて、衣類乾燥モードとして通常運転と、通常運転よりも温風循環の風量が小さい夜間運転とを設け、通常運転時に斜め下方に吹き出される温風をエプロンの略上方に吊り下げた衣類の下端付近からエプロンの上端付近までの範囲に向けて吹き出すようにルーバの向きを設定し、夜間運転時に斜め下方に吹き出される温風をエプロンの下端から上端までの間の部分に向けて吹き出されるようにルーバの向きを設定してあるので、夜間運転時には音を小さくして衣類乾燥ができ、また、風量が大の通常運転時には、浴室内のエプロンの略上方に吊り下げた衣類の下方に直接温風を供給して効果的に衣類を下方から加熱して乾燥でき、また、風量が小の夜間運転時には、浴室内のエプロンの略上方に吊り下げた衣類の下方に直接温風を供給できないので、浴室のエプロン付近に効果的に温風による熱を集めてエプロン上方に位置する衣類を加熱して乾燥することができるものであり、このように、通常運転、夜間運転それぞれに応じた効果的な衣類乾燥ができるものである。 【0077】また、請求項7記載の発明にあっては、上記請求項1又は請求項5又は請求項6記載の浴室衣類乾燥装置において、乾燥装置の吹き出し口に回動自在なルーバを設け、ルーバを乾燥装置の下面部よりも下方に飛び出さないように乾燥装置内に位置させ、乾燥装置の下面部に表面パネルを配設し、この表面パネルに設けた吹き出し開口部を吹き出し口に連通させてあるので、施工に当たって、乾燥装置の施工に当たってルーバに邪魔されることなく乾燥装置を取付けることができ、また、ルーバが乾燥装置内に配置されて下方に飛び出さないように構成してあるので、表面パネルを後から取付ける際に、ルーバに邪魔されることなく表面パネルを取付けることができるものであり、この結果、表面パネルの取付けが容易にできるとともにルーバ、表面パネルを傷付けることがないものである。 【0078】また、請求項8記載の発明にあっては、上記請求項1又は請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の発明の効果に加えて、表面パネルの吹き出し用開口部の内面が衣類乾燥運転モード時におけるルーバの設定された傾斜角度と同じ角度で傾斜しているので、ルーバの回動角度が製造誤差や施工誤差等により設定角度と異なっていても、吹き出し口から吹き出した空気が吸い込み口にショートパスしてしまうことがなく、効率の良い乾燥ができるものである。 【0079】また、請求項9記載の発明にあっては、上記1又は請求項5乃至請求項8のいずえかに記載の発明の効果に加えて、ルーバの回転が一定角度以上回転しないようにするためのストッパを設けてあるので、ルーバを回動させて送風方向を切り換える際、設定角度よりもオーバーランして回動することがなく、例えばルーバからの温風が直接壁に吹きつけないようにでき、壁が合成樹脂製であっても壁が温風で軟化して変形しないようにできるものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005832 【氏名又は名称】松下電工株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年1月26日(2000.1.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100087767 【弁理士】 【氏名又は名称】西川 惠清 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−141362(P2001−141362A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月25日(2001.5.25) |
| 【出願番号】 |
特願2000−16973(P2000−16973) |
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