| 【発明の名称】 |
穀物乾燥貯留設備 |
| 【発明者】 |
【氏名】岩下 正弘
【氏名】大島 康広
【氏名】濱塚 輝雄
【氏名】脇田 孝彦
【氏名】真田 文夫
【氏名】清水 健二
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| 【要約】 |
【課題】パネルの軽量化により、組み付け作業の負担を軽減することを可能としながらも、パネルと、柱部材や梁部材との間での充分な連結強度を確保して、耐久性の向上を図ることが可能となる穀物乾燥貯留設備を提供する。
【解決手段】中空の矩形形状のパネルPが、柱部材5,7及び梁部材6にて区画形成される矩形状の枠部分の内周部に組み付けられ、枠部分の四隅に対応する角部夫々を欠除する形状として、その欠除した部分にパネルPの外周部から外方側に向けて突出する状態で取付け用板材71を設け、柱部材及び梁部材夫々の各角部に対応する箇所に枠部分の内方側に向けて突出する連結用板材77,78,79が設けられ、取付け用板材71と連結用板材77,78,79とを、夫々の厚み方向に重なる状態で厚み方向に沿ってネジ式締結手段にて締結して、パネルを連結固定する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数の柱部材と、隣接する前記柱部材同士を連結する複数の梁部材と、前記柱部材と前記梁部材とに組み付けられるパネルとによって乾燥又は貯蔵のために穀物を貯留する貯留空間の側壁部が構成されている穀物乾燥貯蔵設備であって、前記パネルは、中空の矩形形状に形成されて、前記柱部材及び前記梁部材にて区画形成される矩形状の枠部分の内周部に組み付けられるように構成されるとともに、前記矩形状の枠部分の四隅に対応する角部夫々を欠除する形状として、その欠除した部分にパネルの外周部から外方側に向けて突出する状態で取付け用板材を設けて構成され、前記柱部材及び前記梁部材夫々の前記矩形状の枠部分の四隅に対応する箇所に、前記矩形状の枠部分の内方側に向けて突出する状態で連結用板材が設けられ、前記取付け用板材と前記連結用板材とを、夫々の厚み方向に重ねる状態で前記厚み方向に沿ってネジ式締結手段にて締結することにより、前記柱部材及び前記梁部材夫々に対して前記パネルを連結固定するように構成されている穀物乾燥貯蔵設備。 【請求項2】 前記柱部材と前記梁部材とが、別個に形成されて、設置箇所において組付け自在に構成され、前記柱部材及び前記梁部材とは別個に形成された前記パネルが、前記設置箇所において組付けられた前記柱部材及び前記梁部材に対して組付け自在に構成され、前記枠部分の内周部における前記角部を除く箇所には、前記パネルの外周部が係入される保持部が設けられている請求項1記載の穀物乾燥貯蔵設備。 【請求項3】 前記連結用板材として、前記柱部材に設けられた柱側板材と、前記梁部材に設けられた梁側板材とが設けられ、前記柱側板材の前記柱部材に対する取付け、及び、前記梁側板材の前記梁部材に対する取付けのうちの少なくともいずれか一方が、ネジ式締結手段にて行われるように構成されている請求項1又は2記載の穀物乾燥貯蔵設備。 【請求項4】 前記中空状のパネルの内部空間のうちで、前記取付け用板材が固定される角部に対応する箇所に、パネルの厚さ方向での強度を補強する補強部材が設けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載の穀物乾燥貯蔵設備。 【請求項5】 前記取付け用板材は、前記柱部材、前記梁部材及び前記パネル夫々によって囲まれる領域のうちで、前記柱部材と前記梁部材との連結点に近い箇所が欠除される形状にて構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の穀物乾燥貯蔵設備。 【請求項6】 前記取付け用板材に、吊り上げ用のフックが係合する吊り上げ用の挿通孔が形成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の穀物乾燥貯蔵設備。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、複数の柱部材と、隣接する前記柱部材同士を連結する複数の梁部材と、前記柱部材と前記梁部材とに組み付けられるパネルとによって乾燥又は貯蔵のために穀物を貯留する貯留空間の側壁部が構成されている穀物乾燥貯蔵設備に関する。 【0002】 【従来の技術】上記構成の穀物乾燥貯蔵設備において、従来では、例えば平面視で角型形状の穀物貯留空間を形成する場合に、いわゆるH型鋼材や角形鋼管等、工場にて製作加工された所定の断面形状を有する長尺の部材を、設備の設置箇所において所定寸法に切断して柱部材や梁部材等を作製し、それらを溶接やネジ止めにて各部材同士を連結して組み立て、さらに、1枚板構造の板材を所定寸法に切断・加工して貯留空間の側壁部を形成するパネルを作製し、上記柱部材と梁部材とに対してパネルをネジ止めにて組み付けて、穀物を貯留するための上記貯留空間の側壁部を形成する構成となっていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記パネルは、穀物を貯留した際にパネル厚さ方向にかかる圧力に耐えさせるために、パネル厚さ方向での強度が所定の強度以上になるように構成する必要があるが、上記構成のように1枚板構造の板材を利用する場合、パネル厚さ方向での強度を確保するために板材の厚みを厚くしなければならず、パネルの重量が重くなって、施工の際の作業者の負担が大になったり、又、パネルの重量が重くなる分、パネルを支持する柱や梁の強度を強くする必要があるので、穀物貯留部を形成するための材料費が高くなって、穀物貯留部の製作コストが高くなるという問題が生じていた。 【0004】そこで、上記したような厚さ方向に対する強度を確保しながら、大重量化することを防止する構成として、例えば、本出願人が、特願平10−125869号にて次のような構成を提案した。つまり、板材を略角筒状に屈曲形成したもの同士を溶接にて接続して、全体として、パネル厚さ方向に間隔を隔てて位置するように一対の矩形状のパネル表面部を形成するとともに、その内部空間にパネル厚さ方向の強度を補強する補強部を設けた中空状のパネルとして、厚さ方向での強度を確保しながらも軽量化が可能で組立て作業の負担を軽減することが可能となる構成である。そして、このようなパネルを、前記柱部材及び前記梁部材にて区画形成される矩形状の枠部分の内周部に組み付ける構成としては、パネルの外周部にわたり額縁状の取付け用枠体を備えるとともに、前記柱部材及び前記梁部材にて区画形成される矩形状の枠部分の内周部にも、前記枠体と同形状の連結用枠体が設けられ、それらの両枠体同士を、パネル厚さ方向にボルトで締め付け連結する構成とし、ボルトは両枠体のほぼ全周に沿って適宜間隔をあけて装着されていた(この構成を、以下、第1の改良構成という)。 【0005】上記第1の改良構成では、パネルの外周部にわたり額縁状の取付け用枠体を備えるとともに、前記矩形状の枠部分の内周部にも連結用枠体が設けられる構成であるから、パネル取付けのため構造が複雑となる不利があり、そこで、このような構造の複雑化を回避する構成として、本出願人は、更に、特願平10−351301号にて次のような構成を提案した。 【0006】つまり、例えば、図2に示すように、柱部材5,7及び梁部材6にて区画形成される矩形状の枠部分の内周部に、例えば図23に例示するような中空状のパネルPが装着される構成として、前記矩形状の枠部分の角部を除く箇所に、パネルPの外周部が係入される保持部82’(図24参照)が設けられ、パネルPは、柱部材と梁部材との連結箇所に近接する角部、つまり、矩形状の枠部分の四隅に対応する角部において、柱部材及び梁部材に対して、ネジにて締め付け連結される構成であり、パネルの連結構成としては、図24に示すように、柱部材5,7あるいは梁部材6に溶接固定された断面略コの字形の前記保持部82’にてパネルPの厚さ方向両側面が支持される状態で、保持部及びパネルPを貫通する状態でボルト・ナットで締め付けて固定する構成となっていた(このような構成を、以下、第2の改良構成という)。 【0007】しかしながら、上記第2の改良構成においても、次のような不利があり未だ改善の余地があった。上記構成では、断面形状が略コの字形の保持部にパネルの外周部を係入させる構成であるから、パネルの厚さ方向両側面と保持部の内側面との間には、僅かに隙間が存在することになるが、これらを貫通させる状態でボルト・ナットで締め付ける構成とすると、その締め付けに伴って保持部が内方側に折れ曲がり、保持部とパネルとは、点接触状態に近い小面積での接触状態となって、パネルと保持部との間での摩擦による保持力が確保されない状態となる。その結果、例えば、地震等に起因して歪み変形力が加わると、摩擦による保持力が小さいことから、ボルトとパネルのボルト挿通孔の孔縁との接当部分で荷重を受けることになるため、薄板構造の板材を屈曲形成してなる中空状のパネルであるから、このような荷重によって、パネルのボルト挿通孔の孔縁部分が変形してガタつきが発生するおそれがあるとともに、ボルトに対しては剪断力が強くかかり、ボルトが破損する等のおそれもあり、充分な組立強度を持たすことができないものであった。 【0008】本発明はかかる点に着目してなされたものであり、その目的は、パネルの軽量化により、組み付け作業の負担を軽減することを可能としながらも、パネルと、柱部材や梁部材との間での充分な連結強度を確保して、耐久性の向上を図ることが可能となる穀物乾燥貯留設備を提供する点にある。 【0009】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の特徴構成によれば、複数の柱部材と、隣接する前記柱部材同士を連結する複数の梁部材と、前記柱部材と前記梁部材とに組み付けられるパネルとによって乾燥又は貯蔵のために穀物を貯留する貯留空間の側壁部が構成されている穀物乾燥貯蔵設備において、前記パネルは、中空の矩形形状に形成されて、前記柱部材及び前記梁部材にて区画形成される矩形状の枠部分の内周部に組み付けられるように構成されるとともに、前記矩形状の枠部分の四隅に対応する角部夫々を欠除する形状として、その欠除した部分にパネルの外周部から外方側に向けて突出する状態で取付け用板材を設けて構成され、前記柱部材及び前記梁部材夫々の前記矩形状の枠部分の四隅に対応する箇所に、前記矩形状の枠部分の内方側に向けて突出する状態で連結用板材が設けられ、前記取付け用板材と前記連結用板材とを、夫々の厚み方向に重ねる状態で前記厚み方向に沿ってネジ式締結手段にて締結することにより、前記柱部材及び前記梁部材夫々に対して前記パネルを連結固定するように構成されている。 【0010】従って、パネルは中空の矩形形状に形成されることから、軽量化を図ることができて、組み付け作業の際において作業者の労力負担を軽減する可能となる。そして、前記矩形状の枠部分の四隅に対応するパネルにおける角部夫々を欠除する形状として、その欠除した部分にパネルの外周部から外方側に向けて突出する状態で取付け用板材を設け、且つ、柱部材や梁部材に枠部分の内方側に向けて突出する状態で連結用板材を設けて、取付け用板材と連結用板材とを厚み方向に沿ってネジで締め付けることによって、中空状のパネルと柱部材や梁部材との間の連結が行われる。前記取付け用板材は、軽量化するために中空状パネル自体を構成する板材のように薄肉構造にする必要がなく、充分な強度を有するもので構成することが可能となる。 【0011】つまり、取付け用板材と連結用板材との間では、面接触による摩擦保持力を充分確保することが可能になるので、長期間、使用した場合であっても、上記第2の改良構成のように、パネルのボルト挿通孔の周縁部分が変形したり、ボルトが破損する等のおそれがなく、耐久性の優れたものになる。又、パネルの四隅を柱部材や梁部材にネジ締結により確実に連結することで、地震等による歪み変形力に対する各部材同士の相互の連結強度を確保することができる。 【0012】その結果、パネルの軽量化により、組み付け作業の負担を軽減することを可能としながらも、パネルと、柱部材や梁部材との間での充分な連結強度を確保して、耐久性の向上を図ることが可能となる穀物乾燥貯留設備を提供できるに至った。 【0013】請求項2に記載の特徴構成によれば、請求項1において、前記柱部材と前記梁部材とが、別個に形成されて、設置箇所において組付け自在に構成され、前記柱部材及び前記梁部材とは別個に形成された前記パネルが、前記設置箇所において組付けられた前記柱部材及び前記梁部材に対して組付け自在に構成され、前記枠部分の内周部における前記角部を除く箇所には、前記パネルの外周部が係入される保持部が設けられている。 【0014】従って、穀物貯留空間を形成するための柱部材と梁部材とパネルとを別個に、工場等において寸法精度が良い状態で製作して、それら各部材を設置箇所において組み付けるので、例えば、施工現場において長材や板材等の材料を切断・加工して組み立てるようにすると、作業者の労力が増大するととともに、各部材の加工精度が低下して組付け時に調整等の余分な手間が増え、組み立て作業が円滑かつ迅速にできないのに対して、かかる不具合を解消して、作業者の労力を軽減しながら、穀物貯留空間を円滑かつ迅速に形成することができる。 【0015】請求項3に記載の特徴構成によれば、請求項1又は2において、前記連結用板材として、前記柱部材に設けられた柱側板材と、前記梁部材に設けられた梁側板材とが設けられ、前記柱側板材の前記柱部材に対する取付け、及び、前記梁側板材の前記梁部材に対する取付けのうちの少なくともいずれか一方が、ネジ式締結手段にて行われるように構成されている。 【0016】例えば、上記したように、柱部材と梁部材とが別個に形成されて組付け自在に構成され、且つ、柱部材及び梁部材とは別個に形成されたパネルが、組付けられた柱部材及び梁部材に対して組付ける構成とした場合等において、前記柱側板材の前記柱部材に対する取付け、及び、前記梁側板材の前記梁部材に対する取付けが共に予め溶接構造で取付けられている構成とした場合には、柱部材と梁部材とを組付ける場合に、前記柱側板材や前記梁側板材が組付け作業の邪魔になるおそれがあるが、いずれか一方がネジ締結構成となっていると、例えば、柱部材と梁部材とを組付けた後に、それらのネジ締結作業を行うことによって、作業を行い易いものにできる利点がある。又、共に溶接固定であれば、パネルをネジ締結作業にて取付ける場合に寸法誤差等に起因してボルト挿通孔が位置ずれすると作業が行い難いものになり易いが、いずれか一方がネジ締結構成であるから、少し融通を持って作業しやすいものになる利点もある。 【0017】請求項4に記載の特徴構成によれば、請求項1〜3のいずれかにおいて、前記中空状のパネルの内部空間のうちで、前記取付け用板材が固定される角部に対応する箇所に、パネルの厚さ方向での強度を補強する補強部材が設けられている。 【0018】前記取付け用板材が、中空状のパネルの外周部から外方側に向けて突出する状態で設けられ、しかも、この取付け用板材だけが柱部材や梁部材と連結される構成であるから、中空状のパネルにおける取付け用板材が設けられる箇所には、上記したようなパネル厚さ方向での荷重が集中して変形力を受けやすいが、この箇所に補強部材が設けられることで、パネルの変形を有効に防止することができる。 【0019】請求項5に記載の特徴構成によれば、請求項1〜4のいずれかにおいて、前記取付け用板材は、前記柱部材、前記梁部材及び前記パネル夫々によって囲まれる領域のうちで、前記柱部材と前記梁部材との連結点に近い箇所が欠除される形状にて構成されている。 【0020】つまり、前記取付け用板材は、柱部材及び梁部材にて区画形成される矩形状の枠部分の四隅に対応する位置であって、柱部材、梁部材及びパネル夫々によって囲まれる領域に位置することになるが、例えば、この取付け用板材が、柱部材と梁部材との連結箇所の隅部分に隙間なく合致するような形状とすると、組み付け構造の寸法誤差に起因して、取付け用板材が柱部材と梁部材との連結箇所の隅部分に干渉しあって適切に装着できないものとなることも考えられるが、柱部材と梁部材との連結点に近い箇所が欠除される形状にて構成されることから、このような不利を回避して、パネルの装着が適正に行うことができる。 【0021】請求項6に記載の特徴構成によれば、請求項1〜5のいずれかにおいて、前記取付け用板材に、吊り上げ用のフックが係合する吊り上げ用の挿通孔が形成されている。 【0022】この種の穀物乾燥貯留設備は大型であるから、手作業で持ち上げながらパネルの組付け作業を高い位置で行うことは難しく、例えば、クレーン等の持ち上げ搬送装置等を利用して作業を行うことが多いが、このとき、クレーン等の吊り上げ用のフックを挿通孔に係合させて吊り上げ作業を行うことができ、持ち上げ用の特別な工具等が不要となり、組付け作業を能率よく行える。 【0023】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係る穀物乾燥貯留設備の実施の形態を、図面に基づいて説明する。図1に示すように、穀物処理設備が、納入者が穀物の荷受け処理を行う荷受け部A、穀物を貯留するとともに乾燥処理する貯留ビンD、穀物の籾摺調整を行う籾摺調整部E及び出荷処理を行う出荷部F等を備えて構成されている。ここで、貯留ビンDの貯留空間が穀物を乾燥処理する乾燥用の貯留空間Diに対応し、貯留ビンDによって、乾燥又は貯蔵のために穀物を貯留する貯留空間Diを備えた穀物貯留乾燥設備が構成される。 【0024】荷受け部Aは、穀物を受け入れる荷受けホッパー21、荷受けホッパー21からの穀物を横送りする荷受けコンベア22、穀物を揚送する第1揚送コンベア23、穀物を一旦貯留する流量調整タンク24、穀物から藁屑等の異物を除去するための粗選機25、精選処理時には粗選機25から排出される穀物を精選別する精選機26、荷受け処理時には粗選機25から排出される穀物を計量し、精選処理時には精選機26から排出される穀物を計量する荷受け用計量機27、粗選機25から排出される枝梗付き籾等から枝梗等を除去する脱芒機28、精選機26から排出される脱ぷ米を貯留する脱ぷ米タンク29等を備えている。又、籾摺調整部Eには、調整タンク61、籾摺調整装置62、石抜機63等が備えられ、出荷部Fには、計量タンク64、出庫用計量機65、自動給袋機66等が備えられている。 【0025】荷受け時において、荷受け用計量機27から排出される計量後の穀物は、第2揚送コンベア67によって揚送され、穀粒供給手段の一例である供給用コンベア68によって貯留ビンDのいずれかに貯留されることになる。貯留ビンDに貯留されて乾燥処理された穀物は、各下端部の排出部69から後述のように送風によって排出されて横送りコンベア70及び各搬送コンベアにより攪拌装置が設けられていない、いずれかの貯留ビンDに供給されて貯留され、精選処理時には、荷受け部Aの第1揚送コンベア23に搬送されて精選処理されたのち戻され、又、出荷処理時には、籾摺調整部Eに供給され更に出荷部Fを通して出荷されるようになっている。 【0026】次に各貯留ビンDの構成について説明する。図3に示すように、前後方向に7個の貯留ビンDが並列配置されて1組の乾燥貯留部が構成され、その乾燥貯留部が横方向に4組並列配置される状態で設けられている。そして、図17、図18に示すように、各組の貯留ビンDの夫々に対して多孔状で通気可能な床部31の下方側から導入して貯留ビンDの上部から排出するように通風させる送風機32を設け、貯留ビンD夫々の上部に対して排気作用する排風機33を設けている。そして、各貯留ビンDの上部側の穀物投入口に供給用コンベア68を設け、下部の穀物の排出部にはそれを開閉する排出用シャッター36を設けてある。各組の送風機32は、通流空気をその組の貯留ビンD全ての床部31に導入する状態と、7個の貯留ビンDのうちから選択自在な1つの貯留ビンDの下方側に導入する状態とに切り換え自在に構成されている。 【0027】詳述すると、図15に示すように、貯留ビンDの床部31と下方側の底部37との間を隔壁38により上下二つに仕切り、隔壁38と底部37との間を、隔壁39により貯留ビンDの並設方向と直交する方向に仕切ってある。隔壁38の下方に隔壁39によって仕切られる一方の空間は、送風機32からの空気を床部31の下方側から貯留空間に導入するための導風路42を形成している。導風路42を形成する空間と、貯留ビンD内において床部31と隔壁38とによって仕切られる空間との間には、送風機32からの送風をその貯留ビン内に供給する連通状態と、送風を遮断する状態とに切り換えるための通風制御用ダンパ46を設けてある。又、隔壁38の下方に隔壁39によって仕切られる一方の空間には、穀粒排出用の横送りコンベア70を配置してある。 【0028】そして、図16に示すように、貯留ビンDにおける穀物貯留空間の床部31は、金属板を打ち抜いて多数の通気孔31aを形成するとともに、打ち抜きの際に舌片31bが排出部69側に延びる状態で形成されるようにして、下方側から供給される空気を上方側に通過させるとともに、排出部69側に変向するように構成している。 【0029】前記各組の7個の貯留ビンDのうちの3個の貯留ビンの内部の貯留空間には、穀物を上下方向に移動しながら攪拌する攪拌装置Mを設けてある。攪拌装置Mは、貯留ビンDの上部に平行状態で設けた一対のネジ軸47と、そのネジ軸47に夫々噛合する一対のコマ部材48と、それら一対のコマ部材48に連結した軸体49と、その軸体49を往復移動させるべくネジ軸47を夫々回動させる一対の移動用電動モータ50と、軸体49に出力軸を下方に向けて取付けた一対の回転用電動モータ51と、回転用電動モータ51夫々の出力軸に連結した一対の螺旋体52とを備えて構成し、回転用電動モータ51夫々を駆動させて螺旋体52夫々を回転させながら、移動用電動モータ50を正逆方向に交互に駆動させて、軸体49を往復移動させることにより、貯留空間の略全域にわたって貯留されている穀物を上下方向に攪拌移動させるように構成してある。 【0030】そして、各送風機32、排出用シャッター36、ダンパ46、各電動モータ50,51等の作動を制御する制御装置53と、作動内容を指令する操作盤54とが備えられ、制御装置53は、切換スイッチ54aにて通風モードが指令されると、図21に示すように、全ての排出用シャッター36を閉じ状態とし、選択スイッチ54aにて選択された貯留ビンDに対して通風制御用ダンパ46を開状態とするとともに、送風機32、各電動モータ50,51を作動させて、通風乾燥が行われる。そして、排出モードが指令されると、図22に示すように、選択スイッチ54cにて選択された貯留ビンDの排出用シャッター36及び通風制御用ダンパ46のみ開状態として、他の全ての排出用シャッター36及び通風制御用ダンパ46を閉じ状態とする。このようにして、送風機32の通流空気を選択された貯留ビンDの床部31の下方側から導入して、その空気によって穀物を排出口側に流動させることにより、貯留ビンD内の穀物を全て排出することができる。 【0031】次に、上記貯留ビンDの各穀物の貯留空間Diを形成するための構成について説明する。上記貯留ビンDは、図2〜図5に示すように、主柱5と梁6を組み付けるとともに、主柱5同士の間の中央において、上下の梁6に対して間柱7を組み付けて、左右方向に並ぶ主柱5と間柱7、及び、上下の梁6にて、パネル取付け用の矩形状の枠部分が区画形成されている。ここで、主柱5と間柱7とによって柱部材5,7が構成され、梁6によって梁部材6が構成され、柱部材5,7と梁6とは、別個に形成されて、設置箇所において組付け自在に構成されている。また、上記主柱5、間柱7及び梁6とは別個に形成されたパネルPが、上記設置箇所において組付けられた主柱5、間柱7及び梁6にて形成される矩形状の枠部分に対して組付け自在に構成されている。そして、主柱5、間柱7、梁6及びパネルPが前記設置箇所において組付けられて、そのパネルPにて穀物貯留空間Diの側壁部が形成される状態で、穀物貯留空間Diが形成されている。尚、各貯留空間Diの下方側に、前記乾燥用の送風を行う導風路42等を配置させるための床枠部UKが形成されている。 【0032】ここで、前記枠部分にパネルPを組み付けた状態では、パネルPに対しては、上下方向並びに横方向での荷重がほとんどかからず、貯留穀物によるパネル厚さ方向での圧力のみがかかるようにして、後述のように中空状態にして軽量化したパネルPでも、要求される強度を充分に確保できるようにしてある。尚、隣接して配置された複数の貯留空間Di同士で、主柱5、中間柱7、梁6及びパネルPが共用されており、各貯留空間Diは、夫々平面視で矩形状に形成してある。 【0033】次に、図6〜図8に基づいて、パネルPについて説明する。このパネルPは、パネル厚さ方向に間隔を隔てて位置して、一対のパネル表面部を形成する一対の矩形状の板状部Bを備えて中空状に構成され、上記一対のパネル表面部のうちの少なくとも前記穀物の貯留空間Diに面するものが、平坦面状に形成されている。この例では、両側に貯留空間Diが存在するパネルPのみならず、片側だけに貯留空間Diが存在するパネルPについても、一対のパネル表面部の両方を平坦面状に形成しているが、片側だけに貯留空間Diが存在する場合には、その貯留空間Diに面する側のパネル表面部のみを平坦面状に形成するようにしてもよい。そして、パネルPは、後述するような3個の中空のパネル構成体T1,T2,T3を互いに溶接接続して全体として中空の矩形状となるように構成されている。つまり、前記3個の角筒状体T1,T2,T3夫々は、板状材の外周部を横断面形状が略コの字形になるように屈曲成形した一対の板状部成形材1同士を、前記矩形状の板状部Bを構成する平坦状のパネル形成面1aが外方側に位置する状態で張り合わせて、中空状になるように構成されている。 【0034】詳述すると、図7、図8に示すように、板状部成形材1の外周部を横断面形状が略コの字形になるように屈曲成形して屈曲部1bと鍔部1cとで形成される内部空間に、縦方向に3個、横方向に1個の断面形状が略L形の補強材2を、適宜間隔をあけて配置して溶接接続してあり、板状部成形材1に補強材2を溶接した状態では、補強材2の外方側の面が板状部成形材1の鍔部1cの外方側の面と略同一面を形成するとともに、補強材2が板状部成形材1の両側の鍔部1c間の略全長にわたる状態となるようにしてある。そして、一対の板状部成形材1を、夫々の鍔部1c同士、補強材2同士を夫々を当付けた状態で対向させて、一対の板状部成形材1夫々の屈曲部1b同士を溶接接続してパネル構成体T1,T2,T3を構成して、それらの夫々のパネル構成体T1,T2,T3同士をパネル幅方向に密接状態に並べ、隣合うもの同士を溶接接続して、1枚の矩形中空状のパネルを構成してある。 【0035】このとき、パネルPは、矩形形状の四隅に対応する角部夫々において、パネルPの一部を欠除する形状として、その欠除した部分において、パネルPの外周部から外方側に向けて突出するように固定状態で取付け用板材71が設けられる構成としている。つまり、3つのパネル構成体T1,T2,T3のうち中央部のパネル構成体T2を除く両側のパネル構成体T1,T3における板状部成形材1は、パネル角部に対応する箇所が傾斜状態になるように設けられて四隅の角部を欠除するような状態で屈曲形成されている。従って、この欠除部分Kにおけるパネル外周部も、その他の外周部と同様に、前記屈曲部1bにより平坦面状に形成されている。そして、この欠除部分Kにおけるパネル外周部に、図6に示すように、略三角形状の1枚板構造の取付け用板材71がほぼ直角に溶接された取付け用の台座72を溶接固定する構成とし、前記取付け用板材71がパネルPの外周部から外方側に向けて突出するように固定状態で設けられる構成となっている。この取付け用板材71は、組付けた状態では、後述するように、主柱5、梁6及びパネルP夫々によって囲まれる隅部の略直角三角形状の領域に位置することになるが、主柱5や中間柱7と梁6との連結点に近い箇所が欠除される形状にて構成されるとともに、複数のボルト挿通孔73が形成されている。 【0036】尚、前記パネルPは、補強材2を縦方向並びに横方向に略等間隔で並設してあり、そのことによって、パネル幅方向の全体において同じ強度になるように補強するように構成してある。上記補強材2の個数は必要とする強度に応じて適宜変更してもよい。又、パネル構成体T1,T2,T3は、横断面形状が偏平長方形状となる偏平状に形成してあり、そのような偏平状のパネル構成体を用いることにより、パネルPを形成するための構成体の個数を少なくして、コストダウンを図っている。 【0037】又、中空状のパネルPの内部空間のうちで、取付け用板材71が固定される角部に対応する箇所には、パネルPの厚さ方向での強度を補強する補強部材としての補強リブ74が3個適宜間隔をあけて設けられている。詳述すると、図7(ロ)、図8に示すように、パネルPの角部に対応する箇所においては、外周部のその他の領域と同様に、上述したように略コの字状に屈曲形成して屈曲部1bと鍔部1cが形成されるが、この箇所の鍔部1cは、他の領域の鍔部1cよりも広幅になるように形成されている。そして、このような広幅の鍔部1cと屈曲部1bとで形成される内部空間に、パネル厚さ方向に沿う状態で、鍔部1c、屈曲部1b、パネル形成面1aの夫々に対して補強リブ74が溶接固定される状態で設けられている。 【0038】次に、図2〜図5及び図9〜図14を参照しながら、柱5,7、梁6、及び、パネルPの組み付け構造について説明を加える。柱部材としての主柱5や中間柱7、梁部材としての梁6、及び、前記パネルPの夫々が、別個に形成されて設置箇所において組み付け自在に構成され、主柱5、中間柱7、梁部材6、及び、パネルPが前記設置箇所において組付けられて、穀物の貯留空間Diが形成されるようになっている。尚、これらの部材が組み付けられる前に、設置箇所には、先ず、最初に、床枠部UKについて、各床用柱部材huや床面形成用の支持部材83(この部材は横方向に長く一体形成されるH型鋼材が用いられる)等を全ての貯留空間Di(28個分)について予め設置しておく。尚、この作業は低い位置にて簡単に行える。又、この床枠部UKには、上記したような導風路42や横送りコンベア70等の設置が行われることになる。そして、上記床枠部UKに主柱5と最下段の中間柱7が予め立設固定状態で取付けらることになる。そして、中間柱7、梁6、パネルP等を1個づつ順次下方側から上方側に向けて組み付けていくことで対応できる。 【0039】詳述すると、主柱5は、図11にも示すように、横断面形状が角型中空状となる角筒材、具体的には、引き抜き加工による市販の角形鋼管が予め工場にて適宜長さに切断して加工された角筒材にて構成され、床枠部UKの上部側から上端部まで上下方向に沿って連なる一体形状として構成されている。中間柱7は、1枚のパネルPの縦方向の幅にほぼ対応する長さに形成され、それらを上下方向に連結する構成となっており、図12にも示すように、長手方向中間部分は、主柱5と同様な、断面形状が角型中空状となる角筒材からなる角筒部7aにて構成され、長手方向両端側箇所は、断面形状がH形の鋼材からなるH形部7bにて構成され、それらが予め溶接にて連結されて構成されている。又、梁6は、前記主柱5と中間柱7とを連結するように前記各パネルPの横方向の幅にほぼ対応する長さに形成され、この梁6も中間柱7と同様に、図11に示すように、長手方向中間部分は、主柱5と同様な、断面形状が角型中空状となる角筒材からなる角筒部6aにて構成され、長手方向両端側箇所は、断面形状がH形の鋼材からなるH形部6bにて構成され、それらが予め溶接にて連結されて構成されている。 【0040】次に、上下方向の中間部に位置する連結箇所を例にとって、主柱5、中間柱7、及び、梁6の連結構成について説明する。図10、図11に示すように、前記主柱5の外周面に横側方に向けて突出する状態で縦向きの連結板75が溶接固定され、梁6のH形部6bにおける内側縦面部分76と前記連結板75とをボルト連結することで、主柱5と梁6とが連結される構成としている。主柱5には、前記連結板75の上下両側に位置させて、横側方、つまり、矩形状の枠部分の内方側に向けて突出する状態で略三角形状に形成された連結用板材としての柱側板材77が溶接固定される状態で設けられ、又、梁6の主柱側に位置するH形部6bにおける上下両側部には、上方側及び下方側夫々に向けて、つまり、矩形状の枠部分の内方側に向けて突出する状態で略三角形状に形成された連結用板材としての梁側板材78が、ネジ式締結手段としてのボルト・ナットの締め付けにより連結固定する状態で設けられている。主柱5と梁6とが連結された状態では、柱側板材77と梁側板材78とが略面一の状態で端縁同士が突き合わされて一枚の連結用の板体と同様に機能するような構成となっており、パネルPが装着された状態では、パネル側の取付け用板材71が、これらの柱側板材77と梁側板材78とに対して厚み方向に沿って重なるように位置することになる。このように、柱側板材77の主柱5や中間柱7に対する取付け、及び、梁側板材78の梁6に対する取付けのうちの少なくともいずれか一方が、ネジ式締結手段にて行われるように構成されている。 【0041】図10、図12に示すように、前記梁6の中間柱側に位置するH形部6bと、下側に位置する中間柱7における上部側のH形部7bとの間は、梁6側のH形部6bの端部に溶接された板材68と、中間柱7側のH形部7bとがボルト連結されている。そして、中間柱7における梁6との連結箇所の下方側には、横側方、つまり、矩形状の枠部分の内方側に向けて突出する状態で略三角形状に形成された連結用板材としての柱側板材77が溶接固定される状態で設けられ、梁の側のH形部6bの下部側には、下方側夫々に向けて、つまり、矩形状の枠部分の内方側に向けて突出する状態で略三角形状に形成された連結用板材としての梁側板材78が、ネジ式締結手段としてのボルト・ナットの締め付けにより連結固定する状態で設けられている。 【0042】そして、前記梁6の中間柱側に位置するH形部6bと、上側に位置する中間柱7における上部側のH形部7bとの間は、矩形状の枠部分の内方側に向けて突出する状態で略三角形状に形成された連結用板材としての共用形板材79における直交する2辺に夫々溶接された一対の取付け部材80を介して互いにボルト締結により連結される構成となっている。つまり、これらの取付け部材80を介して、梁6と、上側に位置する中間柱7とが連結される構成となっている。尚、上下両側に位置する中間柱同士は、夫々のH形部7bの端面に溶接された板材84、85同士をボルト・ナットの締め付けにより連結固定する構成としている。 【0043】連結用板材としての、柱側板材77、梁側板材78、及び、共用形板材79の夫々には、組付けるときにパネルPにおける前記取付け用板材71に形成されたボルト挿通孔73と連通するような複数のボルト挿通孔81が夫々形成されている。 【0044】そして、パネルPが組み付けられることになる矩形状の枠部分の内周部における四隅の角部を除く箇所には、パネルPの外周部が係入される保持部が設けられている。詳述すると、前記主柱5におけるパネルPが位置することになる横側面のうち前記柱側板材77が位置する箇所を除く領域、前記中間柱7におけるパネルPが位置することになる横側面のうち前記共用形板材79が位置する箇所を除く領域、及び、前記梁6の上下両側の外周面のうち前記梁側板材78や前記共用形板材79が位置する箇所を除く領域の夫々に、例えば、図10、図11、図12に示すように、組み付けられた後においてパネルPの外周部が係入されて厚み方向両側部を保持することになる前記保持部としての断面形状がコの字形のパネルガイド82が溶接固定されている。このパネルガイド82によって前記パネルPを厚み方向両側部から保持する構成となっている。尚、各パネルガイド82の主柱5、中間柱7、及び、梁6に対する溶接部分には、コーキング材が塗布され密閉状に封止する構成となっている。 【0045】尚、前記パネルPは、左右両側に位置する主柱5と中間柱7、及び、上下両側の梁6にて区画形成される矩形状の枠部分の内周部に組み付けられることになるが、例えば、その枠部分の一辺(上方側の梁)が開放された状態で、例えば、図14に示すように、枠部分の内周部に設けられた前記パネルガイド82により、パネルPの左右両側部における厚み方向両側部が支持された状態で差し込み装着することができる。そして、パネルPが差し込み装着されると、図5及び図13に示すように、パネルの四隅における取付け用板材71が、前記柱側板材77、梁側板材78、及び、共用形板材79の夫々と、厚み方向に重なる状態で位置することになる。そして、取付け用板材71の各ボルト挿通孔73と、前記柱側板材77、梁側板材78、及び、共用形板材79夫々に形成された各ボルト挿通孔81とにわたってボルトを挿通させてナットで締め付けることで、つまり、ネジ式締結手段にて締結することで、主柱5、中間柱7及び梁6夫々に対してパネルPを連結固定することができるのである。このとき、パネルPの四隅に設けられる取付け用板材71が、主柱5と梁6との連結点、及び、中間柱7と梁6との連結点に近い箇所が欠除される形状にて構成されていることから、例えば、このような欠除する形状とせずに、ほぼ直角状態に尖っている形状とすれば、主柱5、中間柱7、梁6夫々を連結して組付ける場合に寸法誤差が生じて、取付け用板材71の先端部が上記連結箇所の隅部分に干渉して適切な組付けができなくなる等のおそれがあるが、上記したように欠除する構成とすることで、このような不都合を回避し易いものとなる。尚、最下段に位置するパネルPにおける下方側の外周面が対応する部分は、床枠部UKの支持部材83(H形鋼材)の上部面に上記したような保持部82や梁側板材78及び共用形板材79が設けられており、この支持部材83が梁6として機能することになる。 【0046】〔別実施形態〕次に別実施形態を説明する。 【0047】(1)上記実施形態においては、前記梁はパネルの横方向の幅にほぼ対応する長さに構成され、それらを長手方向に互いに連結する構成としたが、このような構成に代えて、例えば、図19に示すように、主柱5同士にわたる長尺状の一体形状として連なる構成としてもよい。つまり、上記実施形態における左右一対の梁6における夫々の角筒部6a同士を、中間の1個のH形部6cにて一体的に連結して、主柱5同士にわたる長尺状の一体形状として連なる構成とするものである。このとき、上下両側の中間柱7との連結は、上下両側の中間柱の夫々のH形部7bの先端部に溶接した板材86、87を前記H形部6cにボルト締結にて連結する構成である。 【0048】(2)前記パネルの取付け構造として、上記実施形態の構成に代えて、図20〜図22に示すように構成するものでもよい。つまり、梁6については、上記(1)の別実施形態と同様に、主柱5側が上記実施形態と同様なH形部6bにて形成されるとともに、それよりも中間柱側は角筒部6aに形成され、中間柱7が連結される箇所においては、角筒部6a同士を中継H形材6cを介して連結する構成としてあり、中間柱7のH形部7bの端縁に溶接した板材90と、前記中継H形材6cとをボルトで締結する構成としている。尚、この梁6は、主柱5に対する連結は、上記実施形態と同じように、主柱5に溶接固定された縦向きの連結板75と、H形部6bの縦面部分とをボルト締結することで行うが、H形部6bの水平部分を一部切り欠いており、梁6の装着時に、H形部6bの水平部分が縦向きの連結板75に干渉しない構成としている。又、パネル側の取付け用板材71は図21に示すように、ボルト挿通孔73を直角方向に1列状になるように形成して、長方形状の梁側板材77及び柱側板材78に対してボルト締結する構成としてあり、しかも、上記実施形態と同様に、主柱5と梁6との連結点、及び、中間柱7と梁6との連結点に近い箇所が欠除される形状にて構成されている。又。この実施形態では、取付け用板材71に、例えば、クレーン等の吊り上げ用のフックが係合する吊り上げ用の大径の挿通孔91が形成されている。従って、クレーン等を用いてパネルを吊り上げる場合には、専用の吊り下げ用の連係用金具等を用いることなく、容易に作業を行えるようになっている。尚、この実施形態においても、上記実施形態と同様に、主柱5や中間柱7と梁6との連結点に近い箇所が欠除される形状にて構成してもよい。又、図7に示すような構成のパネルにおいても、上記したような吊り上げ用の挿通孔を形成して実施してもよい。 【0049】(3)上記の実施形態においては、隣接配置された複数の貯留空間Diを備えて、それら隣接する貯留空間Di同士で、柱と梁とパネルとを共用するようにしたが、このような形態に限るものではなく、種々の形態で構成することができる。例えば、単一の貯留空間を備えるようにしたり、あるいは、複数の貯留空間を隣接させない状態で備えるようにしてもよく、これらの場合には、上記柱部材等は共用されない。 【0050】(4)上記の実施形態においては、前記中空状のパネルとして、パネル構成体T1,T2,T3同士をパネル幅方向に密接状態に並べ、隣合うもの同士を溶接接続して、1枚の矩形中空状のパネルを構成したが、このような構成に限らず、パネル形成面を1枚板の板材にて形成するように、上記したようなパネル構成体を1枚板の板材を屈曲形成したもの同士を張り合わせて中空状のパネルを構成するものでもよい。 【0051】(5)上記実施形態においては、柱側板材の主柱や中間柱に対する取付け、及び、梁側板材の梁に対する取付けのうちの少なくともいずれか一方が、ネジ式締結手段にて行われるように構成されるものを例示したが、このような構成に限らず、それらを共に溶接にて取付け固定してもよく、それらを共にネジ式締結手段にて取付け固定してもよい。 【0052】(6)上記の実施形態においては、前記中空状のパネルの内部空間のうちで、前記取付け用板材が固定される角部に対応する箇所に、パネルの厚さ方向での強度を補強する補強部材が設けられている構成としたが、このような補強部材を設けない構成としてもよい。 【0053】(7)上記実施形態では、主柱、中間柱及び梁に対してパネルを差し込み装着にて組付ける構造を採用したが、これに限らず、前記枠部分に対してパネル厚さ方向に沿って装着させて、取付け用板材と連結用板材とをネジ締結手段にて締結する構成とする等、パネルの柱及び梁に対する装着の具体構成は種々変更可能である。 【0054】(8)上記実施形態では、主柱、中間柱、梁、及び、パネルの夫々が別個に形成されて、設置箇所において組付け自在に構成されるものを例示したが、本願発明はこのような構成に限らず、例えば、例えば、設置箇所とは異なる場所において、一つの貯留空間Diを構成するように上記各部材をユニット状に予め組立てておいて、そのようなユニット組立体を設置箇所で組み付ける等、各種の形態で組み立てる構成としてもよい。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ
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| 【出願日】 |
平成11年9月17日(1999.9.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107308 【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開2001−91158(P2001−91158A) |
| 【公開日】 |
平成13年4月6日(2001.4.6) |
| 【出願番号】 |
特願平11−263249 |
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