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【発明の名称】 遠心薄膜乾燥機
【発明者】 【氏名】池田 葉子

【氏名】森川 彰

【氏名】井手 勝記

【要約】 【課題】汚泥に含まれる繊維状の物質の乾燥機本体への侵入を阻止できる遠心薄膜乾燥機を提供することである。

【解決手段】汚泥中の繊維状の物質は、乾燥機本体2に汚泥を供給する汚泥供給配管18に設けられたフィルタ17により阻止され、乾燥機本体2の伝熱胴には繊維状の物質が除去された汚泥が供給される。フィルタ17は定期的に清掃が行われる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 円筒状の伝熱胴内に配設されたブレード付き主軸の回転により前記伝熱胴内面に汚泥を薄膜状に分散させ前記薄膜状の汚泥を乾燥させて排出する乾燥機本体と、前記乾燥機本体に汚泥を供給する汚泥供給配管と、前記乾燥機本体の汚泥投入口近傍の前記汚泥供給配管に設けられ内部に裁断部材を設けたフィルタとを備えたことを特徴とする遠心薄膜乾燥機。
【請求項2】 前記汚泥供給配管内の圧力を測定する圧力センサを設けたことを特徴とする請求項1に記載の遠心薄膜乾燥機。
【請求項3】 円筒状の伝熱胴内に配設されたブレード付き主軸の回転により前記伝熱胴内面に汚泥を薄膜状に分散させ前記薄膜状の汚泥を乾燥させて排出する乾燥機本体と、前記乾燥機本体に汚泥を供給するための汚泥供給母管と、前記汚泥供給母管から切換弁を介し分岐して設けられ前記乾燥機本体の第1の汚泥投入口に汚泥を供給する第1の汚泥供給配管と、前記第1の汚泥投入口近傍の前記第1の汚泥供給配管に設けられ内部に裁断部材を設けた第1のフィルタと、前記汚泥供給母管から切換弁を介し分岐して設けられ前記乾燥機本体の第2の汚泥投入口に汚泥を供給する第2の汚泥供給配管と、前記第2の汚泥投入口近傍の前記第2の汚泥供給配管に設けられ内部に裁断部材を設けた第2のフィルタとを備えたことを特徴とする遠心薄膜乾燥機。
【請求項4】 前記汚泥供給母管内の圧力を測定する圧力センサを設けたことを特徴とする請求項3に記載の遠心薄膜乾燥機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高含水率の生汚泥を焼却が可能な低含水率領域まで脱水・乾燥させる遠心薄膜乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】遠心薄膜乾燥機は、高含水率の生汚泥を焼却が可能な低含水率領域まで脱水・乾燥させるものであり、食品、化学工業、産業廃棄物処理業、水処理業等に用いられている。このため、遠心薄膜乾燥機は省エネルギー環境保護の面から注目されている。
【0003】図9に、従来の遠心薄膜乾燥機の全体構成図を示す。遠心薄膜乾燥機1の乾燥機本体2は、薄肉の伝熱胴3の内部に伝熱胴3と同軸に設けられた主軸4を備えている。主軸4には複数個のブレード5が取り付けられており、主軸4は上部軸受6及び下部軸受7により支持されている。下部軸受7は主軸4の全重量を受けるアキシャル方向の荷重を負担する。
【0004】伝熱胴3の上部には汚泥が投入される汚泥投入口8が設けられ、伝熱胴3の下端部には乾燥汚泥が排出される汚泥排出口9が設けられている。主軸4は駆動モーター10によってプーリー11a、11bおよびベルト12を介して回転するようになっており、主軸4の汚泥投入口8とほぼ同じ高さには、汚泥投入口8から伝熱胴3内に供給された汚泥を伝熱胴3の内面に沿って分散させるための分配リング13が設けられている。駆動モーター10によりブレード5付き主軸4の回転が回転すると、伝熱胴3の内面に汚泥を薄膜状に分散させる。
【0005】また、伝熱胴3の外側には蒸気ジャケット14が設けられ、伝熱胴3内の薄膜状の汚泥を脱水・乾燥するための熱源である加熱蒸気が供給される。加熱蒸気は、蒸気入口15aから蒸気ジャケット14に流入し蒸気出口15bから流出する。そして、加熱蒸気により薄膜状の汚泥から発生した蒸発蒸気は、蒸発排出口16から排出され、脱水・乾燥された薄膜状の汚泥は汚泥排出口9から排出される。
【0006】このように、汚泥投入口8から伝熱胴3内に供給された汚泥は、乾燥機本体2の伝熱胴3の内部で主軸4と共に回転する分配リング13によって伝熱胴3の内面に沿うように分散される。そして、その汚泥は主軸4と共に回転するブレード5によって、伝熱胴3の内面に押し付けられ薄膜状に引き延ばされる。薄膜状となった汚泥は、汚泥の自重と次々に供給される新たな汚泥の圧力によって、少しずつ下方へ降下する。
【0007】その際、汚泥は伝熱胴3の外側の蒸気ジャケット14内に供給される加熱慈気によって、伝熱胴3を介して加熱され、その水分が蒸発して乾燥されて、乾燥汚泥となる。この乾燥汚泥は、伝熱胴3の下端に設けられた汚泥排出口9から排出される。他方、汚泥から蒸発した水分は、伝熱胴3の上部に設けられた蒸発排出口16から外方へ排出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような従来の遠心薄膜乾燥機1においては、供給される汚泥に髪や糸のような繊維状の物質が多く含まれている場合には、乾燥機本体2内部で繊維状の物質が絡み、主軸4やブレード5の動きが妨げられる。そうすると、駆動モーター10が過負荷となって停止したり、絡み合った繊維状の物質に落下していく汚泥が溜り、抽気のための通路が塞がれて、乾燥性能が低下することがあった。この乾燥性能の低下を防ぐためには、供給汚泥に含まれる繊維状の物質が乾燥機本体2の内部に多量に侵入することを防ぐ必要がある。
【0009】本発明の目的は、汚泥に含まれる繊維状の物質の乾燥機本体への侵入を阻止できる遠心薄膜乾燥機を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係わる遠心薄膜乾燥機は、円筒状の伝熱胴内に配設されたブレード付き主軸の回転により前記伝熱胴内面に汚泥を薄膜状に分散させ前記薄膜状の汚泥を乾燥させて排出する乾燥機本体と、前記乾燥機本体に汚泥を供給する汚泥供給配管と、前記乾燥機本体の汚泥投入口近傍の前記汚泥供給配管に設けられ内部に裁断部材を設けたフィルタとを備えたことを特徴とする。
【0011】請求項1の発明に係わる遠心薄膜乾燥機では、汚泥中の繊維状の物質は、乾燥機本体に汚泥を供給する汚泥供給配管に設けられたフィルタにより阻止され、乾燥機本体の伝熱胴には繊維状の物質が除去された汚泥が供給される。フィルタは定期的に清掃が行われる。
【0012】請求項2の発明に係わる遠心薄膜乾燥機は、請求項1の発明において、前記汚泥供給配管内の圧力を測定する圧力センサを設けたことを特徴とする。
【0013】請求項2の発明に係わる遠心薄膜乾燥機では、請求項1の発明の作用に加え、圧力センサの検出値によってフィルタの繊維状の物質の捕獲量を判断して、フィルタの清掃を行う。
【0014】請求項3の発明に係わる遠心薄膜乾燥機は、円筒状の伝熱胴内に配設されたブレード付き主軸の回転により前記伝熱胴内面に汚泥を薄膜状に分散させ前記薄膜状の汚泥を乾燥させて排出する乾燥機本体と、前記乾燥機本体に汚泥を供給するための汚泥供給母管と、前記汚泥供給母管から切換弁を介し分岐して設けられ前記乾燥機本体の第1の汚泥投入口に汚泥を供給する第1の汚泥供給配管と、前記第1の汚泥投入口近傍の前記第1の汚泥供給配管に設けられ内部に裁断部材を設けた第1のフィルタと、前記汚泥供給母管から切換弁を介し分岐して設けられ前記乾燥機本体の第2の汚泥投入口に汚泥を供給する第2の汚泥供給配管と、前記第2の汚泥投入口近傍の前記第2の汚泥供給配管に設けられ内部に裁断部材を設けた第2のフィルタとを備えたことを特徴とする。
【0015】請求項3の発明に係わる遠心薄膜乾燥機では、切換弁により第1の汚泥供給配管と第2の汚泥供給配管とを切り換えて、汚泥供給母管からの汚泥を乾燥機本体の伝熱胴に供給する。汚泥は切換弁で選択された汚泥供給配管を通り、その汚泥供給配管に設けられたフィルタで汚泥中の繊維状の物質が除去される。これにより、乾燥機本体の伝熱胴には繊維状の物質が除去された汚泥が供給される。第1の汚泥供給配管と第2の汚泥供給配管との切り換えは定期的に行われる。フィルタの清掃は、切り換えにより未使用中であるときに行う。
【0016】請求項4の発明に係わる遠心薄膜乾燥機は、請求項3の発明において、前記汚泥供給母管内の圧力を測定する圧力センサを設けたことを特徴とする。
【0017】請求項4の発明に係わる遠心薄膜乾燥機では、請求項3の発明の作用に加え、圧力センサの検出値によって現在使用中のフィルタの繊維状の物質の捕獲量を判断して、第1の汚泥供給配管と第2の汚泥供給配管との切り換えを行う。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係わる遠心薄膜乾燥機1の外観平面図である。図1では駆動モーター10、プーリー11a、11b、ベルト12の図示を省略している。
【0019】乾燥機本体2は、図6に示した従来例と同様に構成されている。すなわち、汚泥投入口8から円筒状の伝熱胴3内に汚泥を流入し、ブレード付き主軸4の回転により伝熱胴3の内面に汚泥を薄膜状に分散させ、薄膜状の汚泥を乾燥させて汚泥は移出口9から排出するようになっている。
【0020】また、乾燥機本体2の汚泥投入口8には、内部に裁断部材を有したフィルタ17が取り付けられており、汚泥は汚泥供給配管18およびフィルタ17を通って乾燥機本体2の汚泥投入口8に供給される。フィルタ17は、容易に腐食しない弾性を持つ金属材料で形成されており、汚泥の性状によってフィルタの種類を交換可能になっている。
【0021】図2乃至図5はフィルタ17の説明図である。各図の(a)はフィルタ17の円筒配管本体19の内部を汚泥供給配管側から見た図、各図の(b)はフィルタ17の斜視図である。
【0022】図2に示すように、フィルタ17は円筒配管本体19内に複数個の金属薄板20が縦方向に配置して構成されている。すなわち、円筒配管本体19内部の全体に亘って、複数個の金属薄板20が縦方向に配置して構成され、これにより、金属薄板20の端部が剃刀の役目をし繊維状の物質を含んだ汚泥を裁断するようにしている。裁断され細かくなった繊維状の物質を含む汚泥は、乾燥機本体2の伝熱胴3に供給されてる。この場合、細かく裁断された繊維状の物質はブレード5に絡まることはないので、伝熱胴3に供給されても問題はない。一方、細かく裁断しきれなかった繊維状の物質は、フィルタ内部に捕獲されることにある。
【0023】また、図3に示すように、複数個の金属薄板20を円筒配管本体19の入口部に設けるようにしても良いし、図4に示すように、複数個の金属薄板20を円筒配管本体19の入口部および出口部の双方に設けるようにしても良い。なお、図4では、出口部に設けられる金属薄板20を横方向に配置して構成されている。
【0024】さらにまた、図5に示すように、金属薄板20に代えて金属線21を用いるようにしても良い。図5では、複数個の金属線21を円筒配管本体19の入口部および出口部の双方に設け、入口部に設けられる金属線21は縦方向に配置し、出口部に設けられる金属線21は横方向に配置したものを示している。
【0025】このように、フィルタ17の内部構造は、図2乃至図4に示すように金属薄板20、または図5に示すように金属線21を用いて構成する。その際に、図2に示すように金属薄板20を円筒配管本体11の全体に亘って連続して設けるか、または図2や図3に示すように金属薄板20を分割して配置する。分割して2箇所以上に金属薄板20を配置する場合には、図4に示すように、金属薄板20の向きを適当に角度を変えて配置する。図4では90゜の角度を持たせている。金属薄板20に代えて金属線21を用いることも可能であり、また、金属簿板20と金属線21を併用することも可能である。
【0026】次に、作用を説明する。汚泥供給配管18を通ってきた汚泥の繊維状の物質は、フィルタの金属薄板20または金属線21で細かく裁断されるかフィルタ17で止められる。細かく裁断された繊維状の物質を含んだ汚泥、または繊維状の物質を殆ど含まない汚泥が乾燥機本体2の汚泥投入口8に供給される。従って、繊維状の物質がブレード5に絡まることがなくなる。フィルタ17は、汚泥の性状によって定められた運転時間毎に定期的に清掃を行なう。これにより、汚泥供給配管18がフィルタ17についた繊維状の物質によって詰ることはなくなる。
【0027】以上説明したように、第1の実施の形態によれば、汚泥供給配管18の途中でフィルタ17により、汚泥中の繊維状の物質が止められるか、細かく裁断される。従って、乾燥機本体2内に大きな繊維状の物質が多量に入ることがなく、主軸4やプレード5に絡まって回転を妨げたり、抽気通路を塞ぐことがなくなる。これにより、乾燥性能の低下を防ぐことができる。
【0028】次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。図6は本発明の第2の実施の形態に係わる遠心薄膜乾燥機1の外観平面図である。この第2の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、汚泥供給配管18内の圧力を測定する圧力センサ22を追加して設け、圧力センサ22の検出値によってフィルタ17の繊維状の物質の捕獲量を判断して、フィルタ17の清掃を行うようにしたものである。その他の構成は、図1に示した第1の実施の形態と同一であるので、同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
【0029】図6において、汚泥は汚泥供給配管18およびフィルタ17を通って、乾燥機本体2の汚泥投入口8に供給される。この汚泥供給配管18のフィルタ17の近傍に汚泥供給配管18内の圧力を測定するための圧力センサ22が設けられている。
【0030】次に作用について説明する。汚泥供給配管18を通ってきた汚泥の繊維状の物質はフィルタ17で裁断されるか止められ、長い繊維状の物質を殆ど含まない汚泥が乾燥機本体2の伝熱胴3に供給される。フィルタ17が繊維状の物質によって閉塞状態に近くなると、汚泥供給配管18は閉塞状態になる。つまり、汚泥供給配管18の圧力が上昇する。この圧力上昇を圧力センサ22で感知し、フィルタ17の清掃の時期を知ることができる。
【0031】以上説明したように、第2の実施の形態によれば、汚泥供給配管18の途中でフィルタ17により、汚泥中の繊維状の物質が止められるので、乾燥機本体2内に繊維状の物質が多量に入ることがなく、乾燥機本体2ないの主軸4やブレード5に絡まって回転を妨げたり、抽気通路を塞ぐことがないので、乾燥性能の低下を防ぐことができる。
【0032】次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。図7は本発明の第3の実施の形態に係わる遠心薄膜乾燥機1の外観平面図である。この第3の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、乾燥機本体2に2個の汚泥投入口8a、8bを設け、これら汚泥投入口8a、8bに汚泥を供給するための2系統の汚泥供給配管18a、18bを設けたものである。そして、各々の汚泥供給配管18a、18bにそれぞれフィルタ17a、17bを設け、汚泥供給母管23からの汚泥を切換弁24で切り換えていずれかの系統の汚泥供給配管18にて乾燥機本体2に汚泥を供給する。その他の構成は、図1に示した第1の実施の形態と同一であるので、同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
【0033】図7において、汚泥は汚泥供給母管23を通って供給され、切換弁24にてA系統の第1の汚泥供給配管18aまたはB系統の第2の汚泥供給配管18bのいずれかに切り換えられる。例えば、切換弁24により第1の汚泥供給配管18a側に切り換えられた場合には、汚泥は第1の汚泥供給配管18aおよび第1のフィルタ17aを通り、乾燥機本体2の汚泥投入口8aから伝熱胴3に供給される。この場合には、第1のフィルタ17aで汚泥に含まれる繊維状の物質を捕獲したり裁断したりする。この第1の汚泥供給配管18aの使用中において、第2の汚泥供給配管18bの第2のフィルタ17bの清掃を行い、切換弁24による切り換えに備える。
【0034】そして、一定の期間が経過すると、切換弁24により第2の汚泥供給配管18b側に切り換える。そうすると、汚泥は第2の汚泥供給配管18bおよび第2のフィルタ17bを通り、乾燥機本体2の汚泥投入口8bから伝熱胴3に供給される。この場合には、第2のフィルタ17bで汚泥に含まれる繊維状の物質を捕獲したり裁断したりする。この第2の汚泥供給配管18bの使用中において、第1の汚泥供給配管18aの第1のフィルタ17aの清掃を行う。
【0035】すなわち、切換弁24は汚泥の性状によって定められた運転時間毎に定期的に切り換えられ、使用する汚泥供給配管18a、18bを切り換える。従って、乾燥機本体2の運転を停止することなく、フィルタ17a、17bを切換弁24の切り換え毎に定期的に清掃を行なうことができる。これにより、汚泥供給母管23や汚泥供給配管18a、18bがフィルタ17a、17bについた繊維状の物質によって詰ることはない。
【0036】以上説明したように、この第3の実施の形態によれば、汚泥供給配管18a、18bの途中でフィルタ17a、17bにより、汚泥中の繊維状の物質が止められるか裁断され、乾燥機本体2内に繊維状の物質が多量に入ることがない。従って、繊維状の物質が乾燥機本体2の主軸4やブレード5に絡まって回転を妨げたり、抽気通路を塞ぐことがないので、乾燥性能の低下を防ぐことができる。またフィルタ17a、17bの清掃は乾燥機本体2の運転を連続したままで行なうことができる。
【0037】次に、本発明の第4の実施の形態を説明する。図8は本発明の第4の実施の形態に係わる遠心薄膜乾燥機1の外観平面図である。この第4の実施の形態は、図7に示した第3の実施の形態に対し、汚泥供給母管23内の圧力を測定する圧力センサ22を追加して設け、圧力センサ22の検出値によってフィルタ17a、17bの繊維状の物質の捕獲量を判断して、フィルタ17a、17bの清掃を行うようにしたものである。その他の構成は、図7に示した第3の実施の形態と同一であるので、同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
【0038】いま、第1の汚泥供給配管18aを使用中であるとする。第1のフィルタ17aが繊維状の物質によって閉塞状態に近くなると、汚泥供給母管23は閉塞状態になる。つまり、汚泥供給母管23の圧力が上昇する。この圧力上昇を圧力センサ22で感知し、フィルタ17aの清掃の時期を知ることができる。また、切換弁24により使用する汚泥供給配管18を第2の汚泥供給配管18bに切り換える。
【0039】以上説明したように、第4の実施の形態によれば、フィルタの清掃の時期を圧力センサ22により知ることができ、使用する汚泥供給配管18を切り換えるので、汚泥供給配管18がフィルタ17についた繊維状の物質によって絡まることはない。また、乾燥機本体2の運転を停止することなく、フィルタ17の清掃を行うことができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明によれば、汚泥供給配管を通ってきた汚泥の繊維状の物質はフィルタで止められるか裁断され、長い繊維状の物質を殆ど含まない汚泥が乾燥機本体に供給されるので、乾燥機本体の主軸やブレードに絡まって回転を妨げたり、抽気通路を塞ぐことがないので、乾燥性能の低下を防ぐことができる。また、請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、フィルタの清掃時期を圧力センサによって検出することができるため、効率的に運転できる。
【0041】また、請求項3の発明によれば、汚泥供給配管系統を切換えることができるので、フィルタの清掃時に乾燥機本体の運転を止める必要がなく効率的に運転できる。さらに、請求項4の発明によれば、請求項3の発明の効果に加え、フィルタの清掃時期を圧力センサによって検出することができる。
【出願人】 【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
【出願日】 平成11年9月8日(1999.9.8)
【代理人】 【識別番号】100100516
【弁理士】
【氏名又は名称】三谷 惠 (外1名)
【公開番号】 特開2001−82876(P2001−82876A)
【公開日】 平成13年3月30日(2001.3.30)
【出願番号】 特願平11−254424