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【発明の名称】 間接式熱風発生装置
【発明者】 【氏名】勝村 彦一

【氏名】野坂 雅昭

【氏名】金澤 伸好

【要約】 【課題】熱交換体の高温側の全面に均等な燃焼ガス(加熱ガス)を与えることができ、安定した効率の高い熱交換ができる。また、面体バーナーの表面で燃焼させることにより、炎の長さは短くなり熱交換体に接近させることができるため、燃焼室の高さも低くできて小型でかつ安価な熱交換器をもつ間接式熱風発生装置が提供できる。

【解決手段】外装ケース11と内ケース12と前記内ケース12内に配設された熱交換体13とを有する熱交換器10と、外装ケース11と内ケース12間に形成されたガス流通路14にガスを送り込む乾燥用送風源30と、熱交換体13内に貫流されたガスを加熱するバーナー40とを備えいる。前記バーナー40は、内ケース12内に配設された熱交換体13に対向して全面が燃焼するように面体バーナー41を設けている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 外装ケースと内ケースと前記内ケース内に配設された熱交換体とを有する熱交換器と、前記外装ケースと内ケース間に形成されたガス流通路にガスを送り込む乾燥用送風源と、前記熱交換体内に貫流されたガスを加熱するバーナーとを備えた間接式熱風発生装置において、前記バーナーは、内ケース内に配設された熱交換体に対向して全面が燃焼するように設けた面体バーナーとしてあることを特徴とする間接式熱風発生装置。
【請求項2】 面体バーナーは、内ケース内に配設された熱交換体に対して近接及び離間できるように移動可能にしてある請求項1の間接式熱風発生装置。
【請求項3】 熱交換器に設けられた排気管の一部又は全部は、導管を介して前記面体バーナーに接続してある請求項1または2の間接式熱風発生装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、粉粒体材料などの被乾燥物を乾燥するための乾燥装置や、プラスチック成形品に図柄等を焼付け印刷するための印刷装置等の加熱源として用いられる、間接式熱風発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の間接式熱風発生装置としては、例えば、(イ) 図9に示すように、ガンタイプ式のバーナーを用いたものや、(ロ) 図10に示すように、ダクトタイプ式のバーナーを用い、前記バーナーの燃焼ガスを均等になるように分散させて、熱交換管又はプレートの内部または外面を加熱し、得られた加熱ガス(一般的には空気)で被乾燥物を乾燥するものである。
【0003】すなわち、上記従来例(イ)のものは、図9に示す如く、外装ケース02と内ケース03と前記内ケース03内に配設された多数の熱交換管04とを有する熱交換器01と、前記外装ケース02と内ケース03間に形成されたガス流通路05にガスを送り込む乾燥用送風源06と、前記熱交換管04内に貫流されたガスを加熱するガンタイプ式のバーナー07とを備えている。図中の09は排ガス用ファン、010は排気管、011は低水分化された乾燥ガス中の有機物等を除去するフィルターで、乾燥ガス出口012からこのフィルター011を経て得られた加熱乾燥ガスで被乾燥物等を乾燥する。013は燃焼室である。
【0004】従来例(ロ)のものは、図10に示す如く、外装ケース022と内ケース023と前記内ケース023内に配設された多数の熱交換管024とを有する熱交換器021と、前記外装ケース022と内ケース023間に形成されたガス流通路025にガスを送り込む乾燥用送風源026と、前記熱交換管024内に貫流されたガスを加熱するダクトタイプ式のバーナー027とを備えている。図中の028は仕切板、029は排ガス出口、030は空気等のガスの入口、031は前記ダクトタイプ式のバーナー027で加熱された乾燥ガスの出口で、この乾燥ガス出口031から供給された乾燥ガスにより被乾燥物が乾燥されるようになっている。この場合のダクトタイプ式のバーナー027は、ダクト032に、都市ガスやプロパンガス等の燃料ガス入口033と、燃焼エア入口034とが接続されており、上記燃焼ガス入口033からのガスと燃焼エア入口034からのエアとを混合して、V字状バーナー部035で燃焼し、得られた炎で燃焼室036内に配設された前記熱交換管024群を加熱して乾燥ガスを得るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来例(イ)、(ロ)のバーナーは、バーナー部がガン形状またはV字状であって、いずれも該バーナー部が対向する熱交換管の一部のみが局部的に加熱されるため、熱交換管の高温側の全面に対する均一な加熱ができず、効率の高い熱交換を行なうことができなかった。
【0006】また、上記(イ)、(ロ)の間接式熱風発生装置は、バーナー部が上述の如く局部的な加熱によるものであるため、燃焼に必要な容積及び炎の長さ以上の燃焼室を必要とし、燃焼装置が大掛かりにならざるを得ず、設備コストも高価となっていた。
【0007】さらに、都市ガス等の燃料ガスと空気との混合比を変えることにより、炎の長短や燃焼温度を調節することができるのであるが、そのためには専門知識や経験を必要とするとともに、専門家でもそれらの燃焼条件を安定して維持することは困難な場合があった。
【0008】本発明は、上記従来例の問題点を解消しようとするものであり、バーナーとして面体バーナーを用いることで、熱交換体の高温側の全面に均等な燃焼ガス(加熱ガス)を与えることができ、安定した効率の高い熱交換ができる。また、面体バーナーの表面で燃焼させることにより、炎の長さは短くなり熱交換体に接近させることができるため、燃焼室の高さも低くできて小型でかつ安価な熱交換器をもつ間接式熱風発生装置が提供できる。さらに、燃焼混合比を変えても、炎の長さは大きく変化しないことから、専門家でない者でも、安定した燃焼条件を維持することができる。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明の間接式熱風発生装置は、外装ケースと内ケースと前記内ケース内に配設された熱交換体とを有する熱交換器と、前記外装ケースと内ケース間に形成されたガス流通路にガスを送り込む乾燥用送風源と、前記熱交換体内に貫流されたガスを加熱するバーナーとを備えた間接式熱風発生装置において、前記バーナーは、内ケース内に配設された熱交換体に対向して全面が燃焼するように設けた面体バーナーとしてあることを特徴とする。
【0010】ここで、面体バーナーは、熱交換管などからなる熱交換体の高温側の全面全域に対向するように、両者が完全に同一の占有面積をもつのが最も望ましい。しかし、前者の面体バーナーの加熱放射力が同一である限りは、前者が後者より占有面積が小さい場合でもよい。
【0011】面体バーナーの材質は、公知の多孔質のセラミックの燃焼板や、繊維紐から作られたものなどでもよく、適宜選定できる。また、面体バーナーの形状は、平滑な板状のほか、図7の如きV字状の長尺体などでもよく、任意に選定できる。
【0012】面体バーナーは、内ケース内に配設された熱交換体に対して近接及び離間できるように移動可能にした方が好ましい。
【0013】熱交換器に設けられた排気管の一部又は全部は、導管を介して前記面体バーナーに接続してある方が好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態1】本発明の実施の形態の第1例を図1〜図4に基づいて以下に説明する。図1は図3の要部縦断面図、図2は正面図、図3は平面図、図4は右側面図である。
【0015】この間接式熱風発生装置1は、外装ケース11と内ケース12と前記内ケース12内に配設された熱交換体13とを有する熱交換器10と、前記外装ケース11と内ケース12間に形成されたガス流通路14に空気などのガスを送り込む乾燥用送風源30と、前記熱交換体13内に貫流されたガスを加熱するバーナー40とを備えている。
【0016】外装ケース11は、底板部が開口11aされ、かつ断熱材で箱状に形成されている。この外装ケース11の内部には、前記開口11a縁部から上部に向けて箱状の内ケース12が設けてある。内ケース12は、底部が開口された空室12aが形成され、該空室12a内に縦向きの多数の配管からなる熱交換体13が設けてある。この熱交換体13は、縦長の配管の多数個を上板15と下板16とで挟持する如く配設して固定してあり、かつ各配管の入口端と出口端は開口してある。該熱交換体13である各配管は、図1では単なる管状にしてあるが、各配管の外周にフィンをつけて熱交換能率を向上させうようにすることもできる。
【0017】前記内ケース12の天板部12bの一部には、外装ケース11の天板部11bの挿通孔11cを貫通して排気管17が設けてある。
【0018】乾燥用送風源30は、一般的にはブロアが用いられ、熱交換器10の外装ケース11の天板部11b上に取り付けてある。この乾燥用送風源30の吸込口31から吸気された処理(乾燥)すべきガス(空気)は、吐出口32より、該吐出口32と連通された環状のガス流通路14を図1の矢印で示す如く貫流される。このガス流通路14は、図1では仕切板18により上下2室に区画している。その貫流中において、上記処理すべきガスは、熱交換体13によって、後述の面体バーナー41で加熱されたガス(空気またはその他の気体)と熱交換されて所望温度まで昇温され、該処理すべきガス中の水分が所望の含水率まで除去される。
【0019】このようにして得られた所望の含水率の乾燥ガスは、熱交換器10に接続した熱風吹出管19を経て、乾燥すべき粉粒体材料等の被乾燥材が収容された乾燥ホッパー等の処理部90へ送られて、該被乾燥材を所望の水分率まで乾燥する。なお、処理部90としては、本発明では特に限定されないものであるが、本実施形態では、いわゆるホッパードライヤーのホッパーが例示されている。91は乾燥された被乾燥材の材料出口、92は覗窓、93は集塵装置である。
【0020】前記バーナー40として、本発明では、自身の燃焼面42が面状である面体バーナー41を採用している。すなわち、この面体バーナー41は、内ケース12内に配設された熱交換体13の高温側の全面に対向して、自身の全面が燃焼するように構成されている。
【0021】この面体バーナー41は、例えば赤外線バーナー(遠赤外線バーナーも含む)などを指称するものである。その具体的形状として、本実施形態では、細長の方形状の燃焼面42を有し、該燃焼面42の裏面側を補強枠43で抱き込むようにして保持し、該補強枠43にフレキシブルホースなどの配管44を接続してある。この配管44に、図5又は図6に示すように、都市ガスやプロパンガス等の燃料ガス45と空気46とを混合した混合ガスを供給し、前記燃焼面42を加熱するようにしてある。この燃焼面42で加熱された加熱ガス(空気)は、熱交換体13である多数の配管の入口端13aから出口端13bを経て排気管17へ排出されるようにしてある。
【0022】一方、乾燥すべきガス(空気)(水分を含んでいる大気)は、乾燥用送風源30によりガス流通路14の上部から下部へ通され、そのガスの流れbは前記加熱ガスの流れaとは向流状態となるようにしている。従って、乾燥すべきガス(空気)は、上部から下部を経て、熱風吹出管19に通されるまで、面体バーナー41により加熱された前記加熱ガス(空気)により熱交換され、熱風吹出管19路では所望温度まで昇温されて低水分率の乾燥ガスが得られる。このようにして得られた乾燥ガスは、前述したように、前記熱風吹出管19より乾燥ホッパー等の処理部90へ送られて、同処理部90で被乾燥材が所望水分率まで乾燥され、材料出口91から合成樹脂成形機(図示せず)等へ送られる。
【0023】上述のように、面体バーナー41で加熱された加熱ガスは熱交換体13を通り、前記乾燥すべきガスと熱交換(熱が授受)された排気ガスは、熱交換器10の上面に設けた排気管17を通って屋外へ排気される。
【0024】前記排気管17の外周には排熱回収用のフード20を被覆するとともに、該排熱回収用フード20の一側に突設した配管21の先端を乾燥用送風源30の吸込口31と接続し、さらに排熱回収用フード20の他側に開口を形成し、該開口に除塵用のフィルター22を取り付け、このフィルター22から外気を取り入れるようにしている。このような構成によって、フィルター22から取り入れた外気が排熱回収用フード20内で、排気管17へ排出された排気ガスの熱エネルギーと熱交換され、乾燥用送風源30の吸込口31へ送られるので、排気ガスの排熱利用が達成できるようになっている。
【0025】熱交換器10の外装ケース11の底部に形成された開口11a及び内ケース12の内側壁と、面体バーナー41の外周壁との間には、隙間23を形成し、この隙間23を外気取入口(二次空気取入口)としている。この隙間23があることにより、面体バーナー41の燃焼面42が燃焼するのに必要な空気が取り入れられ、安定した燃焼ができる。なお、熱交換器10が大型の場合には、前記隙間23へ排気ガスの一部を循環させることもできる。
【0026】外装ケース11と内ケース12とで形成されるガス流通路14は環状で気密構造であるともに、熱交換体13は内ケース12に内蔵され、前記ガス流通路14にはガイドベーン24が設けてあることから、乾燥用送風源30からの処理すべきガスと、面体バーナー41側からの加熱ガスとは完全に流入交差しないようにしてある。
【0027】また、面体バーナー41は、内ケース12内に配設された熱交換体13に対して近接及び離間できるように移動可能にしてある。これによって、面体バーナー41の燃焼面42を、熱交換体13の高温側(底面側)に対して、任意距離まで近接または離間することにより加熱ガスの温度が調節できる。そのため、適正温度の加熱ガスを熱交換体13に送り込むことにより、熱交換される乾燥用送風源30からの処理すべきガスの温度を適正かつ均一に昇温できる。つまり所望の低水分率の乾燥ガスが得られのである。
【0028】面体バーナー41を移動可能(本実施形態では上下動可能)にするための手段としては、種々の構造が採用でき、本発明では特に限定しない。例えば、図1に示すように、面体バーナー41の補強枠43の底部に、略L字状の取付体50の上端に折り曲げ形成した内向きフランジ51を止めねじ52で固定するとともに、該取付体50の下辺部53にねじ孔54を形成する一方、外装ケース11の底板部11dに形成したボルト挿通孔55には上方からボルト56を嵌挿して、該ボルト56を下辺部のねじ孔54に嵌挿してナット57で締め付け固定する。このように取付体50にボルト56を螺合又は螺解することにより、面体バーナー41の上下動調節を行なうようにしてある。或いは、外装ケース11の側壁内部に階段状の段部(図示せず)を複数個設けるとともに、面体バーナー41の外側壁に上記段部に係止される係止片(図示せず)を形成し、前記係止片を所望の高さ位置の段部に係止することによって、面体バーナー41の上下動調節を行なうこともできる。その他適宜設計できる。
【0029】なお、図2と図4で、59はガス用の配管や電磁弁等のガス機器を収容する収容部ともなる架台、図4で95は処理部90の制御盤である。
【0030】
【発明の実施の形態2】本発明の実施の形態の第2例を図5に基づいて以下に説明する。この図5は、本発明に係る間接式熱風発生装置1をホッパードライヤーの加熱源として適用するとともに、燃料ガス45のガス燃焼量が小さいガス圧吸引燃焼方式を示したものである。
【0031】この第2例の実施の形態の間接式熱風発生装置は、主として、■ 乾燥用送風源30からの乾燥すべきガスが、第1例では上方から下方に向けて流れるようにしてあるのに対して、水平方向に流れるようにしてある点、■ 前記乾燥用送風源30からの乾燥すべきガスが、第1例では仕切板18によって2つのゾーンに分けて流れる2パス方式を採っているのに対し、上記の如き仕切板18はなく1パス方式を採っている点、■ 排気ガスを系外に強制的に放出するための排気ファン60を設けている点、■ 熱交換器10に設けられた排気管17の一部は、導管61を介して面体バーナー41の二次空気取入口47と接続している点、■燃料ガスの供給を具体的にガス圧吸引燃焼方式とした点において、前記第1例の実施形態のものとは顕著に異なる構成である。
【0032】すなわち、この実施形態の間接式熱風発生装置は、天板部11bと底板部11dと側壁部とで箱状に形成するとともに、側壁部の左・右両側には山形状のフード11e、11fを設けた外装ケース11と、外装ケース11に内装され、かつ空室12aに図1と同様の縦向きの多数の配管からなる熱交換体13を収容した内ケース12と、外装ケース11のフード11e側に設けられ、かつ吐出口32から乾燥すべきガスをフード11eのガス導入孔11gを経て、外装ケース11と内ケース12間で形成されたガス流通路14へ送り込む乾燥用送風源30と、外装ケース11の内底面と内ケース12の下板16との間において、熱交換体13の高温側(下側)に対向して全面が燃焼するように上下動可能に設けた面体バーナー41とを有している。
【0033】内ケース12の上板15と下板16には、ガス流通路14に導入された乾燥すべきガスが漏れ出ないように、フランジ15a又は16aが突設されている。また、外装ケース11のフード11e、11fに対向する側壁部には、図示されていないが、多孔板又は整流板が形成されている。なお、上記側壁部はない外装ケース11を製作することもできる。
【0034】乾燥用送風源30よりガス流通路14に送り込まれた乾燥すべきガスは、前記面体バーナー41で加熱された加熱ガスと、熱交換体13によって熱交換されて所望温度まで昇温され、所望の低水分率の乾燥ガスが得られる。得られた乾燥ガスはフード11fのガス排出孔11hから熱風吹出管19を経て処理部90で被乾燥材を乾燥する。
【0035】熱交換器10の排気管17には排気用ファン60を接続して、排気ガスを系外(屋外)に強制的に放出するようにしている。これによって風雨や風圧等による排気管17からの逆火を防止でき、本発明装置の据付現場において安全な作業ができる。
【0036】また、上記の場合において、排気管17の一部には導管61を分岐して接続し、該導管61の先端を面体バーナー41の二次空気取入口47に接続する。これによって、排気ガスの排熱エネルギーを回収することにより、加熱ガス温度を高めることができる上に省エネルギーに寄与できる。
【0037】なお、図5で、乾燥用送風源30の吸込口31は配管33を介して外装ケース11内と連通するように接続している。同図で34は外気取入口を構成するフィルターである。
【0038】都市ガスやプロパンガス等の燃料ガス45のガス圧吸引燃焼方式として、図5では、ガス導管70に、ガスストップバルブ71、ガス圧力計72、ガス圧力スイッチ73、電磁弁74、75、ガス圧力調整弁76及び電磁弁77などを接続し、これらの電磁弁等をコントロールモーターなどの制御器で制御することにより、燃料ガスの燃焼量の比例制御を行なうことができる。
【0039】なお、図5で、78は炎を検出するための炎検出安全装置であって、この炎検出安全装置で検出した炎の長さ又は温度に基づいて生じる熱起電力を検知し、前記電磁弁などを安全に作動させ燃料ガスの流量を調節し安全燃焼できるようにしている。また、図5で、94は処理部90内から排出される排気ガスの排気口である。
【0040】
【発明の実施の形態3】本発明の実施の形態の第3例を図6に基づいて以下に説明する。この図6は、図5の燃料ガス45のガス圧吸引燃焼方式の代わりに、燃料ガス45のガス燃焼量が大きい場合の強制燃焼方式を示したものである。従って、図6では、上記燃料ガス45の強制燃焼方式の構造と熱交換器10の一部のみを示し、その他の構造は図5と同一のものを用いているので省略している。
【0041】この場合の燃料ガスの強制燃焼方式は、燃料ガス45の供給ラインとして前記図5のものと同一構造のものを用いるとともに、空気供給ラインを別個に設けてなるものである。前記空気供給ラインは、空気導管80に、フィルター81、ブロア82、エア圧力計83、エア圧力スイッチ84、バルブ85及び電磁弁87を接続し、前記ガス導管70の先端と空気導管80の先端とに燃料ガスと空気とを混合するミキサー88を接続してある。該ミキサー88に配管89を接続し、該配管89の先端を面体バーナー41に接続して、同配管89を介して燃料ガスと空気との混合ガスを面体バーナー41に供給するようにしてある。
【0042】この場合も、炎検出安全装置78の検出値に基づいて、前記燃料ガスの供給ライン及び空気供給ラインにおける電磁弁などを制御器で制御することにより、燃料ガスの燃焼量を自動制御するようにしている。また、ブロア82の風圧力をガス電磁弁(流量弁)とインターロックし、インバーター制御による比例制御も可能である。上記以外の構造や作用等については、第2実施形態を参照するとよい。
【0043】
【変形例等】面体バーナー41の形状は、図7に示すように、補強枠43をV字状の長尺体で形成し、この補強枠43の外面側に燃焼面42、42を臨ませたものでもよい。
【0044】熱交換器10の熱交換体13としては、上記各実施形態に示すパイプ状のものに限らず、例えば、パイプにフィンを形成したもの、プレートにフィンを形成したものでよい。或いは、図8に示すように、内部が中空で六面が開口された枠体の一方の通路に前記燃料ガスを貫流させる入口131と出口132を形成し、他方の通路に前記乾燥用送風源30からの乾燥すべきガスを貫流させる入口133と出口134を形成したものでもよい。その他適宜形状のものを採用することができる。
【0045】第1実施形態において、仕切板18は、2個以上を設けて処理すべきガスを3パス以上に貫流させることもできる。また、この仕切板18をなくして、1パスとすることも実施できる。
【0046】図5において、排気用ファン60の後方位置に設けた排気管17は全部を導管61に接続することもできる。また、同図の導管61を設けない構造のものも実施することができる。
【0047】
【発明の効果】請求項1の間接式熱風発生装置によれば、内ケース内に配設された熱交換体に対向して、全面が燃焼するように設けた面体バーナーを設けているから、熱交換体の高温側の全面に均等な燃焼ガスを与えることができるため、加熱むらがなくなり、加熱ガスと乾燥すべきガスとの間で安定した効率の高い熱交換ができる。また、面体バーナーの表面で燃焼させることにより、炎の長さは短くなり熱交換体に接近させることができるため、燃焼室の高さも低くできて小型でかつ安価な熱交換器をもつ間接式熱風発生装置が提供できる。さらに、燃焼混合比を変えても、炎の長さは大きく変化しないことから、専門家でない者でも、安定した燃焼条件を維持することができる。
【0048】請求項2の間接式熱風発生装置によれば、面体バーナーは、内ケース内に配設された熱交換体に対して近接及び離間できるように移動可能にしてあるから、熱交換体に対する面体ヒーターによる加熱温度の調節が容易となり、一層適正かつ均一な加熱ができ、加熱ガスと乾燥すべきガスとの間で更に効率の高い熱交換ができる。
【0049】請求項3の間接式熱風発生装置によれば、熱交換器に設けられた排気管の一部又は全部は、導管を介して前記面体バーナーに接続してあるから、排気管から排出される排気ガスの排熱エネルギーを回収することにより、加熱ガス温度を高めることができ、省エネルギーに寄与することができる。
【出願人】 【識別番号】000146054
【氏名又は名称】株式会社松井製作所
【識別番号】000147257
【氏名又は名称】株式会社正英製作所
【出願日】 平成11年6月22日(1999.6.22)
【代理人】 【識別番号】100077470
【弁理士】
【氏名又は名称】玉利 冨二郎
【公開番号】 特開2001−4272(P2001−4272A)
【公開日】 平成13年1月12日(2001.1.12)
【出願番号】 特願平11−175252