| 【発明の名称】 |
冷蔵庫 |
| 【発明者】 |
【氏名】中山 晃一
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| 【要約】 |
【課題】製氷室の扉の開閉を検知するスイッチを、製氷室の見栄えを損なうことなく、しかも信頼性高く、低コストに設ける。
【解決手段】製氷室20と、製氷皿34を備える製氷機30と、製氷室20の前面を開閉する扉26と、この扉26の開閉を検知するリードスイッチ48を備える冷蔵庫において、製氷機30を扉26の背後に近接して配し、製氷機30の前端部の駆動部38内にリードスイッチ48を配して、該リードスイッチ48を駆動部38内に配された製氷機30のためのプリント基板46上に設置する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】製氷室と、該製氷室内に配された製氷皿を備える製氷機と、該製氷室の前面を開閉する扉と、該扉の開閉を検知するスイッチとを備える冷蔵庫において、前記製氷機を前記扉の背後に近接して配し、該製氷機の前端部に前記スイッチを設けるとともに、該スイッチのためのプリント基板を前記製氷機のためのプリント基板と一体に設けたことを特徴とする冷蔵庫。 【請求項2】前記スイッチが、前記扉との間で作用する磁力により当該扉の開閉を検知する磁気スイッチであることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、製氷機を備える冷蔵庫に関する。 【0002】 【従来の技術】最近の冷蔵庫には製氷室が設けられている。製氷室には、製氷皿を備える製氷機が配されており、冷蔵室内に配した給水タンクからこの製氷皿に一定量の水が供給されて該製氷皿において製氷を行ない、製氷完了後に製氷皿を反転させて、その下方に配した貯氷容器に氷を落下させることにより、自動的に氷を作る自動製氷装置が構成されている。 【0003】図5は、従来の冷蔵庫100の一例を示す斜視図である。この冷蔵庫100は、上段の冷蔵室12と、中段の野菜室14と、水平な断熱仕切22を介してその下方に位置する冷蔵、冷凍及びチルドの各温度帯の切替えが可能な切替室16と、最下段の冷凍室18とを備える。そして、切替室16の横に、縦仕切24を介して製氷室20が設けられている。 【0004】製氷室20は、その前面の扉の開閉を検知するリードスイッチ101を備えており、該リードスイッチ101は、図5に示すように、縦仕切24の左上に配されている。詳細には、図6に示すように、縦仕切24における製氷室20側の側面の前方上端部にスイッチ収納部102が設けられ、この収納部102内に、リードスイッチ素子103を備えるプリント基板104が配され、収納部102の前面にカバー105が被せられている。そして、このプリント基板104への配線は、縦仕切24内を通って後方に引き出されたワイヤハーネス106を、冷蔵庫の電源プリント基板である不図示のメイン基板に接続することによりなされている。 【0005】このようにして製氷室20の前面部に配されたリードスイッチ101は、図7に示すように、製氷室扉26に埋設されたマグネット107に相対向しており、該マグネット107の磁力により接点が開閉され、これにより製氷室扉26の開閉を検知するようになっている。 【0006】一方、製氷室20には、図7に示すように、自動製氷装置の製氷機110と製氷した氷を貯める貯氷容器111とが配されている。製氷機110は、製氷皿112と、その上面を覆う皿カバー113と、製氷皿112を回転させる駆動部114と、貯氷容器111に貯まった氷の量を検知する検氷レバー115を備えてなり、冷蔵室から引き出された給水管116により製氷皿112に給水されるようになっている。 【0007】この製氷機110の前端部における駆動部114内には、製氷皿112の温度センサ回路や、製氷皿112の姿勢を検出するためのホールIC等を備えるプリント基板117が配されている。このプリント基板117への配線は、図8に示すように、製氷室20の後面から引き出されたメイン基板からのワイヤハーネス118を、皿カバー113の左側面に設けた配線収納溝119に通して、駆動部114の前面に引き出し、この前面の右端部に設けた配線接続部120に接続することによりなされている。そして、このワイヤハーネス118と配線接続部120を隠すために、駆動部114の前面には製氷パネル121が取り付けられている。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の製氷室構造では以下のような問題点がある。 【0009】リードスイッチ101の収納部102が製氷室20の上側角部に設けられているため、製氷室20を開けたときの見栄えが悪く、また、ユーザーが氷を取り出す際に、収納部102の角で手の甲を傷つけるおそれがある。 【0010】リードスイッチ101のための配線106を、製氷機110のための配線118と別途設ける必要があり、製造コストが高い。 【0011】リードスイッチ101は、水平仕切22の近傍にあるため、この水平仕切22の残留磁気によりリードスイッチ101が誤動作する可能性がある。 【0012】ユーザーが野菜室14でジュース等の液体を万一こぼした場合、製氷室20の壁面に沿ってリードスイッチ101の収納部102内にこの液体が侵入し、リードスイッチ101が機能不良を起こす可能性がある。 【0013】本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、製氷室の扉の開閉を検知するスイッチを、製氷室の見栄えを損なうことなく、しかも信頼性高く、低コストに設けることのできる冷蔵庫を提供することを目的とする。 【0014】 【課題を解決するための手段】本発明の冷蔵庫は、製氷室と、該製氷室内に配された製氷皿を備える製氷機と、該製氷室の前面を開閉する扉と、該扉の開閉を検知するスイッチとを備える冷蔵庫において、前記製氷機を前記扉の背後に近接して配し、該製氷機の前端部に前記スイッチを設けるとともに、該スイッチのためのプリント基板を前記製氷機のためのプリント基板と一体に設けたものである。 【0015】本発明の冷蔵庫であると、製氷室の扉の開閉を検知するスイッチを製氷機の前端部に設けて、該前端部に配された製氷機のためのプリント基板上に設置したので、上記従来のようにスイッチのための配線を別途設ける必要がなく、従って、製造コストを低減することができる。また、該スイッチを製氷機内に設置したため、専用の収納部を設けている上記従来のように製氷室の見栄えが悪化するということがなく、また、ユーザーが氷を取り出す際の使い勝手が向上する。 【0016】更に、該スイッチとして、扉との間で作用する磁力により当該扉の開閉を検知するリードスイッチ等の磁気スイッチを用いた場合でも、スイッチが製氷機内に配されて、その上方の水平仕切から遠ざけられているため、該水平仕切の残留磁気によるスイッチの誤動作を防止することができる。また、製氷室の上方の収納室にこぼれた液体が製氷室の壁面に沿ってスイッチ部に侵入することもない。そのため、スイッチの信頼性を向上することができる。 【0017】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。 【0018】図1は、本発明の1実施形態に係る冷蔵庫の製氷室20の断面図であり、図2は、該製氷室20に配された製氷機30の分解斜視図、図3は、該製氷機30の正面図、図4は、該製氷機30の側面図である。 【0019】この実施形態の冷蔵庫は、図5に示す上記従来の冷蔵庫100と同一の基本構成を有する。すなわち、本実施形態の冷蔵庫も、上から冷蔵室12、野菜室14、切替室16及び冷凍室18を備え、該切替室16の横に縦仕切24を介して製氷室20が設けられている。以下、上記従来の冷蔵庫と同一の符号を付した部分は特に説明しない限り同一の構成を有するものとして説明を省略する。 【0020】図1に示すように、製氷室20には、自動製氷装置の製氷機30と、製氷機30により製氷された氷を貯める貯氷容器32が配されている。製氷機30は、製氷室20の天井面である水平仕切22に取り付けられている。貯氷容器32は、製氷室扉26の後面に取り付けられた不図示の支持腕により支持されて、扉26とともに前方に引き出されるように構成されている。 【0021】製氷機30は、複数の製氷ブロックを有する水平な製氷皿34と、その上面を覆う皿カバー36と、製氷後に製氷皿34を回転させる駆動部38と、貯氷容器32に貯まった氷の量を検知する検氷レバー40を備えてなる。 【0022】皿カバー36には、その幅方向中央部に開口42が設けられており、この開口42を介して給水管44から製氷皿34に給水できるようになっている。なお、給水管44は、上方の冷蔵室に配された不図示の給水タンクから引き出され、水平仕切22内を通って製氷室20の天井面から垂下している。 【0023】駆動部38は、製氷機30の前端部における製氷皿34の前方に設けられており、不図示のモータで製氷皿34を回転させるよう構成されている。また、検氷レバー40もこの駆動部38に取り付けられている。 【0024】図1に示すように、製氷機30は、製氷室扉26の背後に近接して配されている。すなわち、製氷機30の前端部である駆動部38が製氷室20の前面開口部の近傍に位置して、駆動部38の前面が製氷室扉26のすぐ背後に位置するように配されている。 【0025】駆動部38のケーシング内には、製氷皿34の温度センサ回路、製氷皿34の姿勢を検出するためのホールIC等が設けられたプリント基板46が配されている。このプリント基板46は、駆動部38の前壁に近接させて、しかも、この前壁に平行な姿勢で、駆動部38内に配されている。 【0026】そして、このプリント基板46の前面に、製氷室扉26の開閉を検知するリードスイッチ48の素子50が設置されている。すなわち、リードスイッチ48は、駆動部38のケーシング内に配され、しかも、このリードスイッチ48のためのプリント基板と製氷機30のためのプリント基板とが一体化されて、この一体化されたプリント基板46上にリードスイッチ素子50が設置されている。 【0027】図1に示すように、製氷室扉26の背面部には、製氷機30前端部のリードスイッチ48に相対向させてマグネット52が配されている。マグネット52は、製氷室扉26の背面を後方に凸状に成形した収納部54内に配されている。そして、このマグネット52の磁力によりリードスイッチ素子50の接点が開閉され、これにより、製氷室扉26の開閉を検知できるようになっている。 【0028】図2,4に示すように、プリント基板46の後面には、不図示のメイン基板からのワイヤハーネス56を接続するための配線接続部58が設けられている。製氷室20の後面から引き出されたワイヤハーネス56は、皿カバー36の左側面に設けられた配線収納溝60を通って、その先端56aが、駆動部38の後面から駆動部38内に引き込まれ、プリント基板46の配線接続部58に接続されている。ここで、図3に示すように、プリント基板46は、駆動部38内における配線収納溝60の配設側に片寄せて配置されており、これにより、駆動部38内に引き込まれたワイヤハーネス56を、駆動部38内で引き回すことなく、すぐに配線接続部58に接続できるようになっている。 【0029】符号62は、配線接続部58における結露を防止するために皿カバー36に設けられた冷気遮断壁を示している。この冷気遮蔽壁62は、製氷皿34と駆動部38との間を仕切る仕切壁64を、配線接続部58の背後において下方に延長することにより設けられている。配線接続部58は、この冷気遮断壁62によって、後方から冷気が吹き付けられないようにカバーされている。 【0030】なお、符号23は製氷室20とその下方の冷凍室18とを仕切る水平仕切を、符号25は野菜室扉を、符号27は冷凍室扉を、それぞれ示している。 【0031】以上説明した本実施形態の冷蔵庫であると、製氷室扉26の開閉を検知するリードスイッチ48を製氷機30の駆動部38内に設けて、該駆動部30に配された製氷機30のためのプリント基板46上に設置したので、上記従来のようにリードスイッチのための配線を別途設ける必要がなく、従って、製造コストを低減することができる。 【0032】また、リードスイッチ48を製氷機30内に設置したため、専用の収納部を設けている上記従来のように、リードスイッチによって製氷室の見栄えが悪化するということがなく、また、ユーザーが氷を取り出す際の使い勝手もよい。 【0033】さらに、リードスイッチ48を製氷機30内に配して、その上方の水平仕切22から遠ざけたので、水平仕切22の残留磁気によるリードスイッチ48の誤動作を防止することができる。また、野菜室14でジュース等の液体がこぼれ、その液体が製氷室20の壁面に沿って万一侵入してきても、製氷機30内には侵入しないので、このような液体によりリードスイッチ48が機能不良を起こすこともない。そのため、リードスイッチ48の信頼性を向上することができる。 【0034】また、上記従来の構造では、駆動部114前面に引き出されたワイヤハーネス118を隠すために製氷パネル121を設けており、この製氷パネル121を取り付ける際にワイヤハーネス118を挟み込むおそれがある。これに対し、上記実施形態では、配線接続部58をプリント基板46の後面に設けて、駆動部38の前面にワイヤハーネス56を引き出さずに配線するようにしたので、このような製氷パネルを設ける必要がない。そのため、製氷パネルを設けることによる上記従来の不具合をなくして、製氷機30の組立作業性を向上することができる。また、製氷パネルを廃止したことにより、コストダウンが図られ、更に製氷室20の有効内容積を向上することができる。 【0035】なお、上記実施形態においては、製氷室20に製氷機30と貯氷容器32のみを設けて食品収納部は設けていないが、本発明において、製氷室は、このような製氷部のみからなるものには限定されず、製氷部とともにその横に食品収納部を備えた冷凍室も含まれる。 【0036】 【発明の効果】本発明の冷蔵庫であると、製氷室の扉の開閉を検知するスイッチのための配線を別途設ける必要がないので、製造コストを低減することができる。また、該スイッチのための専用の収納部を設けていないので、製氷室の見栄えと、ユーザーの使い勝手を向上することができる。さらに、該スイッチとしてリードスイッチ等の磁気スイッチを用いた場合でも、スイッチが上方の水平仕切から遠ざけられているため、該水平仕切の残留磁気による誤動作を防止することができ、スイッチの信頼性を向上することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003078 【氏名又は名称】株式会社東芝
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| 【出願日】 |
平成11年12月17日(1999.12.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100059225 【弁理士】 【氏名又は名称】蔦田 璋子 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−174145(P2001−174145A) |
| 【公開日】 |
平成13年6月29日(2001.6.29) |
| 【出願番号】 |
特願平11−358927 |
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