| 【発明の名称】 |
冷蔵庫 |
| 【発明者】 |
【氏名】森本 克彦
【氏名】中本 雅文
【氏名】中川 明
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| 【要約】 |
【課題】扉体を手前に引いても、係止状態が解除されず、冷蔵庫を車等に搭載して使用し車の振動または、揺れが大なる場合でも扉体が意に反して開くことのない冷蔵庫を提供する。
【解決手段】冷蔵庫本体3の上部に、扉体20の上方にまでヒサシ状に突出させて載置装着された弾性を有するロックプレ−ト12の下面に係止部14を設け、扉体20の上面に係止部14と係合する凸部15を設けるとともに係止部14の前面と扉体の凸部15の後面にそれぞれ傾斜部16,17を形成して、扉体20の閉扉過程で傾斜部16,17を当接摺動させ扉体20を閉塞位置に円滑に係止固定することにより、冷蔵庫を車等に搭載使用したときなど振動、揺れが大なる場合でも扉体が開かない冷蔵庫を提供できる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 冷蔵庫本体の前面開口部にその一側縁で枢支部材を用いて開閉可能に結合された扉体と、冷蔵庫本体上部に、前記扉体の上方にまでヒサシ状に突出させて載置装着された弾性を有するロックプレ−トと、前記ヒサシ状突出部下面に設けた係止部と、前記係止部と係合する凸部を前記扉体上面に設けて扉体を閉塞位置に係止する係止手段を備えたことを特徴とする冷蔵庫。 【請求項2】 ロックプレ−トをジュラコン等の合成樹脂で形成したことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。 【請求項3】 ロックプレ−トをステンレス等の板金で形成したことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。 【請求項4】 ロックプレ−トの係止部前面と扉体の凸部後面にそれぞれ傾斜部を設け、扉体の閉扉過程において前記両傾斜部を対面摺動させることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。 【請求項5】 ロックプレ−トの係止部後面と扉体の凸部前面にそれぞれ垂直部を設け、扉体の閉扉状態において前記両垂直部を対面させることを特徴とする請求項1または4に記載の冷蔵庫。 【請求項6】 ロックプレ−トの係止部先端に上方に延出した取手部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。 【請求項7】 冷蔵庫本体の前面開口部にその一側縁で枢支部材を用いて開閉可能に結合された扉体と、冷蔵庫本体上部に、前記扉体の上方にまでヒサシ状に突出させて載置装着されたロックプレ−トと、前記ヒサシ状突出部を貫通する貫通孔と、前記貫通孔内を上下に動く可動片と、前記扉体の上部に形成した凹部を設け、前記可動片を前記凹部に出入自在に構成したことを特徴とする冷蔵庫。 【請求項8】 可動片を取手部と、係止部とに分割し、前記係止部を金属で形成したことを特徴とする請求項7に記載の冷蔵庫。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫に関し、特に冷蔵庫の扉体を本体に係止させる係止手段の改良構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種の冷蔵庫としては実開昭61−101387号公報に示されているものがある。 【0003】以下図面を参照しながら上記従来の冷蔵庫を説明する。 【0004】図7は従来の冷蔵庫の斜視図である。図8は従来の冷蔵庫の要部側面図である。 【0005】図7、図8に示すように、冷蔵庫1は、主に冷蔵室を形成する本体3とこの本体の一側縁に駆支部材(例えば上、下ヒンジなど、図示省略)にて支持され、その本体3の前面開口を開閉する扉体2とからなる。 【0006】また、本体3の上部には、合成樹脂でつくられた上板、つまりトップテ−ブル4が、閉じられた扉体2の上面を保護するようにその前辺部をヒサシ状に突出させ載置装着されている。尚、扉体2のヒサシ状突出部分5の左端下面には、第8図に示すように凹部6が形成されている。 【0007】一方、扉体2の左端上部には、この扉体2を開閉するための合成樹脂(例えばポリプロピレン樹脂)製ハンドル7が取り付けられている。ハンドル7の上部には、扉体2の上面から一体に突出する凸部、つまり弾性突出片8が設けられている。尚、開閉するために手を入れて操作する部分は、9であり、扉パッキング10はマグネットパッキングである。 【0008】この冷蔵庫1は、上記のように構成されており、本体3に対し扉体2を閉じると、上板4に設けられた凹部6にハンドル7に設けられた凸部8が弾性的に係止する。すなわち、係止手段11を構成する凹・凸部が協働し、弾力により扉体2を閉じた状態に保つことができる。 【0009】もちろん扉体2はマグネットパッキング10により密閉されているが、その密閉を確実に保障できるわけである。又、閉じられた扉体2を手前に引くと、ハンドル7に設けられた凸部6が弾性的に変形して係止状態が解除され、本体3に対して扉体2を開けることができる。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の構成による係止手段では、扉体を手前に引くとハンドルに設けられた凸部8が弾性的に変形して、係止状態が解除され、扉体を開けることができるため、たとえば冷蔵庫を車等に搭載し使用した場合、車の振動または、揺れが大なるため扉体が開き、庫内の食品が飛び散るという問題があった。 【0011】本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、冷蔵庫を車等に搭載して使用し車の振動または、揺れが大なる場合でも扉体が意に反して開くことのない冷蔵庫を提供することを目的としている。 【0012】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するために本発明の冷蔵庫は、冷蔵庫本体の前面開口上部に、扉体の上方にまでヒサシ状に突出させて載置装着された弾性を有するロックプレ−トとを設け、ヒサシ状突出部下面に形成した係止部に係合する凸部を扉体上面に設けて扉体を閉塞位置に係止するのである。 【0013】これにより、扉体を手前に引いても、係止状態が解除されず、冷蔵庫を車等に搭載して使用し車の振動または、揺れが大なる場合でも扉体が開かない冷蔵庫を提供することができる。 【0014】 【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明は、冷蔵庫本体の前面開口部にその一側縁で枢支部材を用いて開閉可能に結合された扉体と、冷蔵庫本体上部に、前記扉体の上方にまでヒサシ状に突出させて載置装着された弾性を有するロックプレ−トと、前記ヒサシ状突出部下面に設けた係止部と、前記係止部と係合する凸部を前記扉体上面に設けて扉体を閉塞位置に係止する係止手段を備えたものであり、扉体を手前に引いても、係止状態が解除されず、冷蔵庫を車等に搭載して使用し車の振動または、揺れが大なる場合でも扉体が開かない冷蔵庫を提供することができる。 【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、ロックプレ−トをジュラコン等の合成樹脂で形成したものであり、弾性力の強度調整が肉厚の調整により容易にできる。 【0016】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、ロックプレ−トをステンレス等の板金で形成したものであり、破損の心配がなく、長期間使用できる。 【0017】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、ロックプレ−トの係止部前面と扉体の凸部後面にそれぞれ傾斜部を設け、扉体の閉扉過程において前記両傾斜部を対面摺動させるものであり、扉体を閉じる時、ロックプレ−トの係止部前面に設けた傾斜部と扉体の凸部後面の傾斜部とが当接摺動し、弾性を有するロックプレ−トが上方に競り上がって扉体を閉塞位置に係止するため、自動的に閉塞できる。 【0018】請求項5に記載の発明は、請求項1または4に記載の発明において、ロックプレ−トの係止部後面と扉体の凸部前面にそれぞれ垂直部を設け、扉体の閉扉状態において前記両垂直部を対面させるものであり、閉扉状態で両垂直部が対峙して扉の外力による開放を防止できる。 【0019】請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の発明に、さらに、ロックプレ−トの係止部先端に上方に延出した取手部を設けたものであり、扉体を開く時、ロックプレ−トの取手部を持って上方に持ち上げれば、容易に扉体を開放することができる。 【0020】請求項7に記載の発明は、冷蔵庫本体の前面開口部にその一側縁で枢支部材を用いて開閉可能に結合された扉体と、冷蔵庫本体上部に、前記扉体の上方にまでヒサシ状に突出させて載置装着されたロックプレ−トと、前記ヒサシ状突出部を貫通する貫通孔と、前記貫通孔内を上下に動く可動片と、前記扉体の上部に形成した凹部を設け、前記可動片を前記凹部に出入自在に構成したものであり、可動片を扉体の凹部に係合するだけで、扉体を手前に引いても、係止状態が解除されず、冷蔵庫を車等に搭載して使用し車の振動または、揺れが大なる場合でも扉体が開かない冷蔵庫を提供することができる。 【0021】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、可動片を取手部と、係止部とに分割し、前記係止部を金属で形成したものであり、扉体が係止状態において、扉体を手前に引いても、係止部が折れて解除されることを防止することができる。 【0022】 【実施例】以下、本発明の冷蔵庫の一実施例について図面を参照しながら説明する。 【0023】尚、従来と同一の構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。 【0024】(実施例1)図1は、本発明の実施例1による冷蔵庫の斜視図である。図2は、同実施例の冷蔵庫の要部側面図である。図3は、同実施例の冷蔵庫の要部平面図である。図1から図3において、12は冷蔵庫本体3の上部には、扉体2の上方にまでヒサシ状に突出させて載置装着された弾性を有するロックプレ−トであり、ヒサシ状突出部下面13に設けた係止部14が形成されている。 【0025】一方、扉体2の左端上部には、この扉体2を開閉するための取手2aが形成されている。取手2aの横には、扉体2の上面から一体に突出する凸部15が設けられている。尚、開閉するために手を入れて操作する部分は、取手2aであり、扉パッキング10はマグネットパッキングである。 【0026】以上のような構成において、冷蔵庫本体3に対し扉体2を閉じると、ロックプレ−ト12に設けられた係止部14に扉体2の上面から一体に突出する凸部15が弾性的に係止する。すなわち、係止手段11を構成する凹、凸部が協働し、弾力により扉体2を閉じた状態に保つことができる。 【0027】もちろん扉体2はマグネットパッキング10により密閉されているが、その密閉を確実に保障できるわけである。また、閉じられた扉体2を手前に引いても、係止状態が解除されず、冷蔵庫を車等に搭載して使用し車の振動または、揺れが大なる場合でも意に反して扉体が開くことのない冷蔵庫を提供することができる。 【0028】また、ロックプレ−ト12はジュラコン等合成樹脂で形成したものであり、強度と弾性力の両立が図れ、弾性力の強度調整が肉厚の調整により容易にできる。 【0029】また、16はロックプレ−ト12の係止部14の前面に設けた傾斜部、17は扉体2の凸部15の後面に設けた傾斜部であり、扉体2の閉じていく時、傾斜部16と傾斜部17とが面的に当接し摺動することにより、弾性を有するロックプレ−ト12が上方に競り上がり扉体2を閉塞位置に係止するため、自動的に閉塞できる。 【0030】さらに、16aはロックプレ−ト12の係止部14の後面に設けた垂直部、17aは扉体2の凸部15の前面に設けた垂直部であり、扉体2の閉扉状態において、垂直部16aと垂直部17aとが面的に対峙することにより、外力が働いて扉体2の開放方向に力が加わっても垂直部17aが垂直部16aに当接して扉体2が意に反して開放してしまうことを防止できる。 【0031】また、ロックプレ−ト12の係止部14の先端に上方に延出した取手部18を設けたため、扉体2を開く時、ロックプレ−ト12の取手部18を持って上方に持ち上げれば、容易に扉体2を開放することができる。 【0032】(実施例2)図4は、本発明の実施例2による冷蔵庫の要部側面図である。図4において、12aはロックプレ−ト12をステンレス等の板金で形成したものであり、係止部14aを有し、扉体2の上部に設けた凸部15に係止部14aが係合するよう構成されている。 【0033】これによって、弾性力を有しながらも破損の心配がなく、輸送振動などの外力に対しても閉扉機能を長期間維持できる。 【0034】(実施例3)図5は、本発明の実施例3による冷蔵庫の扉ロック時の要部側面図である。図6は、同実施例の冷蔵庫の扉ロック解除時の要部側面図である。図5、図6において、19は冷蔵庫本体1の上面に取り付けられ扉体20の上方に延出したロックプレ−トであり、先端近傍に上下に貫通する貫通孔21を形成している。22は貫通孔21内を上下する可動片であり、取手部23と係止部24とに分割され、係止部24は金属で形成されている。 【0035】25は扉体20の上面に形成した凹部であり、可動片22を下方に押し込むことで係止部24が凹部25内に嵌挿され、上方に引き出すことにより係止部24が凹部25内から出るように構成されている。 【0036】以上のような構成により、可動片20を下方に押し込んで扉体2の凹部21に係止部24を凹部25内に嵌挿するだけで扉体20をロックでき、扉体20を手前に引いても、係止状態が解除されず、冷蔵庫を車等に搭載して使用し車の振動または揺れが大なる場合でも扉体2が開かない冷蔵庫を提供することができる。 【0037】また、係止部23を金属にて形成したため、扉体20が係止状態において、扉体20を手前に引いても、係止部が折れて解除されることを防止することができる。 【0038】 【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発明は、冷蔵庫本体の前面開口上部に、扉体の上方にまでヒサシ状に突出させて載置装着された弾性を有するロックプレ−トとを設け、ヒサシ状突出部下面に形成した係止部に係合する凸部を扉体上面に設けて扉体を閉塞位置に係止するので、冷蔵庫を車等に搭載して使用し車の振動または、揺れが大なる場合でも扉体が意に反して開くことのない冷蔵庫を提供することができる。 【0039】また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、ロックプレ−トをジュラコン等の合成樹脂で形成したので、弾性力の強度調整が肉厚の調整により容易にできる。 【0040】また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、ロックプレ−トをステンレス等の板金で形成したので、破損の心配がなく、長期間使用できる。 【0041】また、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、ロックプレ−トの係止部前面と扉体の凸部後面にそれぞれ傾斜部を設け、扉体の閉扉過程において前記両傾斜部を対面摺動させるので、扉体を閉じる時、ロックプレ−トの係止部前面に設けた傾斜部と扉体の凸部後面の傾斜部とが当接摺動し、弾性を有するロックプレ−トが上方に競り上がって扉体を閉塞位置に係止するため、自動的に閉塞できる。 【0042】また、請求項5に記載の発明は、請求項1または4に記載の発明において、ロックプレ−トの係止部後面と扉体の凸部前面にそれぞれ垂直部を設け、扉体の閉扉状態において前記両垂直部を対面させるので、閉扉状態で両垂直部が対峙して扉の外力による開放を防止できる。 【0043】また、請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の発明に、さらに、ロックプレ−トの係止部先端に上方に延出した取手部を設けたので、扉体を開く時、ロックプレ−トの取手部を持って上方に持ち上げれば、容易に扉体を開放することができる。 【0044】また、請求項7に記載の発明は、冷蔵庫本体の前面開口上部に、扉体の上方にまでヒサシ状に突出させて載置装着されたロックプレ−トを設け、ヒサシ状突出部を貫通する貫通孔内を上下に動く可動片と、前記扉体の上部に形成した凹部を備えて、可動片を凹部に出入自在に構成したので、可動片を扉体の凹部に係合するだけで、冷蔵庫を車等に搭載して使用し車の振動または、揺れが大なる場合でも扉体が開かない冷蔵庫を提供することができる。 【0045】また、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、可動片を取手部と、係止部とに分割し、前記係止部を金属で形成したので、扉体が係止状態において、扉体を手前に引いても、係止部が折れて解除されることを防止することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004488 【氏名又は名称】松下冷機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年12月14日(1999.12.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−174139(P2001−174139A) |
| 【公開日】 |
平成13年6月29日(2001.6.29) |
| 【出願番号】 |
特願平11−354320 |
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