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【発明の名称】 冷蔵庫
【発明者】 【氏名】大橋 祥記

【氏名】藤谷 真次

【氏名】石田 守

【要約】 【課題】貯蔵室の貯蔵スペースを侵害せず、収納量が十分で、整理がしやすく使い勝手の優れた小物容器を備えた冷蔵庫を提供する。

【解決手段】第1の貯蔵室16と第2の貯蔵室17を区画する仕切壁18に略円柱形の小物容器29を回転自在に設けるとともに、小物容器29内に複数の小区画33を形成することで、使用者の回転操作で所望の物品を手前の開口部34から出し入れでき、従来は無効スペースであった仕切壁18の奧の空間を収納スペースとして有効に活用し収納量を増やすことができる。また、収納する物品の種類に応じて小区画33を使い分けることで区分整理ができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 冷蔵庫本体内を上下に区画する仕切壁と、前記仕切壁により上部に区画形成された第1の貯蔵室と、前記仕切壁により下部に区画形成された第2の貯蔵室と、上面を前記第1の貯蔵室側に開口され前記仕切壁に回転自在に配置された小物容器とを備えたことを特徴とする冷蔵庫。
【請求項2】 小物容器は上面の一部を第1の貯蔵室側に開口され、複数の小区画に区画された回転自在の略円柱形の容器としたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】 第1の貯蔵室の前面開口部に設けた扉と、前記扉に設けた扉棚とを備え、小物容器の上面の一部を前記扉棚の下方に相対する位置に開口させることを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項4】 小物容器の少なくとも底面を第2の貯蔵室内に臨ませて配置したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項5】 小物容器の少なくとも外殻を金属製とした請求項4に記載の冷蔵庫。
【請求項6】 仕切壁に形成した略円柱状の凹部を備え、小物容器を前記凹部に回転自在に嵌合させたことを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項7】 凹部の中心の突起部に形成した軸受穴と、小物容器の中心の突起部に設けた回転軸を備え、前記凹部の突起部に前記小物容器の突起部を重合させ、前記軸受穴に前記回転軸を嵌挿して小物容器を回転自在に構成したことを特徴とする請求項6に記載の冷蔵庫。
【請求項8】 凹部を第2の貯蔵室内の空間に突出させたことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の冷蔵庫。
【請求項9】 第2の貯蔵室に引き出し式扉と前記引き出し式扉と一体に引き出される収納容器を設け、凹部の底面を仕切壁前面の仕切板の下端と第2の貯蔵室の前記収納容器の上端との間に位置させたことを特徴とする請求項8に記載の冷蔵庫。
【請求項10】 第1の貯蔵室内の下部に区画室を設け、小物容器の中心部を前記区画室の下方に配置して、小物容器の上面の一部を前記区画室の前方において第1の貯蔵室に開口させるよう構成したことを特徴とする請求項7に記載の冷蔵庫。
【請求項11】 小物容器の中心の突起部の外周に収納部を設け、前記収納部を複数の小区画に区画したことを特徴とする請求項7に記載の冷蔵庫。
【請求項12】 小区画は略扇形の小容器で形成したことを特徴とする請求項11に記載の冷蔵庫。
【請求項13】 複数の小区画は複数の略扇形の小容器を組み合わせて任意の大きさとなるよう構成したことを特徴とする請求項12に記載の冷蔵庫。
【請求項14】 小物容器内に冷気を流通させる冷気流通路を構成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項15】 小物容器の上部開口面に開閉自在の蓋体を設けたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項16】 小物容器の上部開口面に小区画が開口される開閉自在の蓋体を設けたことを特徴とする請求項2または請求項10に記載の冷蔵庫。
【請求項17】 小物容器の開口時、蓋体は後方にスライドして開放し、仕切壁内に収納されるよう構成したことを特徴とする請求項15または請求項16に記載の冷蔵庫。
【請求項18】 小物容器の開口時、蓋体は後方にスライドして開放し、区画室の下部に収納されるよう構成したことを特徴とする請求項16に記載の冷蔵庫。
【請求項19】 蓋体を透明部材で形成した請求項15または請求項16に記載の冷蔵庫。
【請求項20】 第1の貯蔵室を冷蔵室とした請求項1から3,または請求項10のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
【請求項21】 第2の貯蔵室を野菜室とした請求項20に記載の冷蔵庫。
【請求項22】 区画室を冷蔵室より低温の貯蔵室としたことを特徴とする請求項20に記載の冷蔵庫。
【請求項23】 小物容器の開口部を照射する照明手段を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2または請求項19のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
【請求項24】 小物容器を回転させる回転駆動手段と、前記回転駆動手段の作動を入切するスイッチを設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小物容器を庫内に設けた冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷蔵庫の庫内、特に種々雑多な小物食品や調味材、薬などの食品外の小物が収納される冷蔵室については、上記した小物を整理して収納することが使い勝手を高めることになることから、従来より小物を収納する容器を冷蔵室内に備えたり、市販の小物容器を必要に応じて利用することが行われているが、冷蔵室内の任意の場所に小物容器を設置することによって本来の食品収納スペースの有効な活用が図れなかったり、見栄えがよくないという問題点があるために、これらの問題点に対処するものとして例えば特開昭61−110871号公報に示されているものが提案されている。
【0003】以下、図面を参照しながら上記従来の冷蔵庫を説明する。
【0004】図6は従来例を示す冷蔵庫の断面図である。図6において、1は冷蔵庫本体であり、2は冷蔵庫本体1内に区画形成した上部室、3は上部室2の下部に区画形成した下部室、4は下部に扉棚5を備え、上部室2の前面開口部をガスケット6により密着して閉塞する扉、7は下部室3の前面開口部をガスケット8により密着して閉塞する扉である。
【0005】また、9は上部室の扉4の下端部と下部室の扉7の上端部にガスケット6、8を介して密着する仕切板、10は仕切板9の後方に設けて上部室2と下部室3を仕切る仕切壁であり、11は仕切壁10上の扉棚5の下部対向面に、仕切板9の高さ以内に設けられた小物容器である。
【0006】以上のように構成された冷蔵庫において、小物容器11に細かな食品や調味材、薬などの物品を収納しておくことによって、使う際に探す手間がなく、使い忘れ防止にもなるほか上部室内の見栄えもよくできる。そして、このとき小物容器11の高さが仕切板9の高さ以内に収められているため、上部室2や下部室3の有効スペースを侵害しないという効果を有するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の構成では、小物容器11に収納する物品を出し入れするために上面開口部の上方空間は開放されていなければならず、小物容器11の設置位置は、必然的に上部室の扉4に設けた最下段扉棚5の突出部の下方など上部室2内の前方で、通常、物品を置けない場所に限られる。
【0008】このために、小物容器11内に収納する物品の収納量が制限されたり、物品を種類別に整理して収納することができないなどの欠点があった。
【0009】本発明は上記従来の課題を解決するもので、貯蔵室の貯蔵スペースを侵害せず、収納量が十分で、収納する物品の整理ができる、使い勝手の優れた小物容器を備えた冷蔵庫を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため本発明の冷蔵庫は、本体内の上下に配置した二つの貯蔵室間を仕切る仕切壁に、上部を開口された回転自在の小物容器を設けたのである。
【0011】これにより、仕切壁の奧部も収納部分として有効に活用され、貯蔵室の貯蔵スペースを侵害せず小物容器の収納量を大きくできる。
【0012】また、本体内の上下に配置した二つの貯蔵室間を仕切る仕切壁に、上部を開口され、複数の小区画に区画された回転自在の略円柱形の小物容器を設けたのである。
【0013】これにより、物品の種類によって区分収納ができ整理がしやすく、使い勝手がさらに高まる。
【0014】また、仕切壁に形成した略円柱状の凹部に略円柱状の小物容器を回転自在に嵌合させ、小物容器の上面の一部を第1の貯蔵室側に開口させたのである。
【0015】これにより、庫内の無効スペースを利用して簡単な構造で回転自在の小物容器が実現でき、簡便な操作で仕切壁の奧部が収納部分として有効に活用できる。
【0016】また、仕切壁に小物容器をスイッチにより回転させる回転駆動手段を設けたものである。
【0017】これにより、収納区分の選択を手動によらず簡便に行え一層利便性が高まる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明は、冷蔵庫本体内を上下に区画する仕切壁と、前記仕切壁により上部に区画形成された第1の貯蔵室と、前記仕切壁により下部に区画形成された第2の貯蔵室と、上面を前記第1の貯蔵室側に開口され前記仕切壁に回転自在に配置された小物容器とを備えたものであり、小物容器を回転させることによって仕切壁奧部に収納された物品も手前より取り出せる。また、従来無効空間であった仕切壁内の空間が有効利用できる。
【0019】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、小物容器は上面の一部を第1の貯蔵室側に開口され、複数の小区画に区画された回転自在の略円柱形の容器としたものであり、物品の種類別に区分収納ができる。
【0020】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明に、さらに、第1の貯蔵室の前面開口部に設けた扉と、前記扉に設けた扉棚とを備え、小物容器の上面の一部を前記扉棚の下方に相対する位置に開口させるものであり、扉棚の下方の無効スペースを開口部とすることで第1の貯蔵室の有効スペースを侵害しない。
【0021】請求項4に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、小物容器の少なくとも底面を第2の貯蔵室内に臨ませて配置したものであり、底面を通じて第2の貯蔵室から冷却作用を受け小物容器内が間接的に冷却される。
【0022】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、小物容器の少なくとも外殻を金属製としたものであり、熱伝導性の高い金属製とすることで第2の貯蔵室からの間接冷却が促進される。
【0023】請求項6に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、仕切壁に形成した略円柱状の凹部を備え、小物容器を前記凹部に回転自在に嵌合させたものであり、小物容器を手で回転操作することによって仕切壁奧部に収納された物品も手前より取り出せる。
【0024】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、凹部の中心の突起部に形成した軸受穴と、小物容器の中心の突起部に設けた回転軸を備え、前記凹部の突起部に前記小物容器の突起部を重合させ、前記軸受穴に前記回転軸を嵌挿して小物容器を回転自在に構成したものであり、簡単な重ね合わせ構造で小物容器が容易に回転自在となる。
【0025】請求項8に記載の発明は、請求項6または請求項7に記載の発明において、凹部を第2の貯蔵室内の空間に突出させたものであり、収納部分が第2の貯蔵室内の冷却空間に曝されて間接的に冷却される。
【0026】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、第2の貯蔵室に引き出し式扉と前記引き出し式扉と一体に引き出される収納容器を設け、凹部の底面を仕切壁前面の仕切板の下端と第2の貯蔵室の前記収納容器の上端との間に位置させたものであり、小物容器の深さによる収納容量が最大限に確保され無効スペースが有効に活用される。
【0027】請求項10に記載の発明は、請求項7に記載の発明に、さらに、第1の貯蔵室内の下部に区画室を設け、小物容器の中心部を前記区画室の下方に配置して、小物容器の上面の一部を前記区画室の前方において第1の貯蔵室に開口させるよう構成したものであり、区画室の下方の無効スペースに収納部の過半部が収められ、回転操作によって区画室前面の開放部に物品を取り出す収納部の一部が開放される。
【0028】請求項11に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、小物容器の中心の突起部の外周に収納部を設け、前記収納部を複数の小区画に区画したものであり、小物容器内が物品の種別などによって収納区分される。
【0029】請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の発明において、小区画は略扇形の小容器で形成したものであり、小容器を取り出して使用したり洗うことが可能となる。
【0030】請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の発明において、複数の小区画は複数の略扇形の小容器を組み合わせて任意の大きさとなるよう構成したものであり、小区画の大きさを任意に調整することで収納容量を物品に応じて変えられる。
【0031】請求項14に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、小物容器内に冷気を流通させる冷気流通路を構成したものであり、小物容器内に冷気が流通することで容器内の物品が冷却される。
【0032】請求項15に記載の発明は、請求項1に記載の発明に、さらに、小物容器の上部開口面に開閉自在の蓋体を設けたものであり、開口部を蓋体で覆うことで小物容器内に異物や貯蔵室内の汚れが入ることを防止する。
【0033】請求項16に記載の発明は、請求項2または請求項10に記載の発明に、さらに、小物容器の上部開口面に小区画が開口される開閉自在の蓋体を設けたものであり、小物容器内に異物や貯蔵室内の汚れが入ることを防止し、扉棚底面との間隔を確保することで扉開閉時に小物容器からはみ出した物品が扉棚に接触することを防止する。
【0034】請求項17に記載の発明は、請求項15または請求項16に記載の発明において、小物容器の開口時、蓋体は後方にスライドして開放し、仕切壁内に収納されるよう構成したものであり、開放された蓋体が第1の貯蔵室のスペースを阻害しない。
【0035】請求項18に記載の発明は、請求項16に記載の発明において、小物容器の開口時、蓋体は後方にスライドして開放し、区画室の下部に収納されるよう構成したものであり、物品の出し入れ時に蓋体が邪魔にならず、区画室の使用にも支障とならない。
【0036】請求項19に記載の発明は、請求項15または請求項16に記載の発明において、蓋体を透明部材で形成したものであり、開口部の位置にある小区画の物品を、蓋体を開けずに確認できる。
【0037】請求項20に記載の発明は、請求項1から3,または請求項10のいずれか一項に記載の発明において、第1の貯蔵室を冷蔵室としたものであり、雑多な物品を収納することの多い冷蔵室内が、小物容器に収納することで整理される。
【0038】請求項21に記載の発明は、請求項20に記載の発明において、第2の貯蔵室を野菜室としたものであり、温度差の少ない冷蔵室と野菜室の間の仕切壁は断熱構造を必要とせず小物容器の設置スペースが確保しやすい。また、温度帯としては冷蔵温度であるため外殻面を通じての間接冷却や冷気流通路を通じての小物容器内部の直接冷却に適する。
【0039】請求項22に記載の発明は、請求項20に記載の発明において、区画室を冷蔵室より低温の貯蔵室としたものであり、小物容器の上面が低温となって容器内が間接的に冷却される。
【0040】請求項23に記載の発明は、請求項1または請求項2または請求項19に記載の発明に、さらに、小物容器の開口部を照射する照明を設けたものであり、開口部の物品が照明されて視認しやすい。
【0041】請求項24に記載の発明は、請求項20に記載の発明に、さらに、小物容器を回転させる回転駆動手段と、前記回転駆動手段の作動を入切するスイッチを設けたものであり、収納区分の選択が手動によらず行え、仕切壁の奧部に収納された物品も手前で簡便に取り出せる。
【0042】
【実施例】以下、本発明による冷蔵庫の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0043】(実施例1)図1は、本発明の実施例1による冷蔵庫の斜視図である。図2は同実施例による冷蔵庫の断面図である。また、図3は同実施例による冷蔵庫の要部斜視図である。
【0044】図1、図2、図3において、12は冷蔵庫本体であり、鋼板製の外箱13、樹脂製の内箱14と外箱13、内箱14間に充填された断熱材15により構成されている。16は冷蔵庫本体12内の上部に形成した冷蔵室、17は冷蔵室16の下部に形成した野菜室である。18は冷蔵室16と野菜室17の間を仕切る仕切壁であり、冷蔵室16の底面板19、野菜室17の天面板20及び本体12の開口面に設けた鋼板製の仕切板21と仕切板21の後方に設けた隔壁22より構成されている。
【0045】23は冷蔵室16の開口面に開閉自在に取付けられた扉であり、その内周縁にシール用のガスケット24、下部に扉棚25が設けられている。26は冷蔵室16内の下部に設けた主として生鮮食材を貯蔵する低温室である。また、27は野菜室17の開口面に開閉自在に取付けられた扉であり、内周縁にガスケット28を設けている。そして、ガスケット24、28が仕切板21及び外箱開口縁と密着することによって冷蔵室16、野菜室17の開口面を閉塞するよう構成されている。
【0046】29は仕切壁18内に設けた略円柱形の小物容器であり、中心部に突出させた回転用の軸受け部30に、野菜室の天面板20上に設けた円柱形の軸31を嵌挿することによって回転自在に軸支され、その内部には平面を略扇形に形成した小容器32を複数組み合わせて、任意の容量の小区画33を複数構成している。また、小容器32の高さは小物容器29の高さより所定長hだけ低く設定されている。
【0047】また、34は小物容器29の少なくとも一つ以上の小区画33を開口するために冷蔵室の底面板19の前部で、扉棚25の下方、低温室26の前方に位置する部分に設けられた開口部である。35は開口部34を開閉する透明部材で形成された蓋体であり、開放時には後方にスライドして冷蔵室底面板19の裏面の仕切壁18内に収納されるよう構成されている。
【0048】また、36は蓋体35の上面の一部に形成した把手部であり、その裏面下部には冷蔵室16より小物容器29内に連通する通気孔37を形成している。また38は仕切壁18を構成する野菜室天面板20の一部に形成した通気孔であり、小物容器29を収納する仕切壁18内の空間と野菜室17を連通している。
【0049】また、39は冷蔵室16の天面前部に設けた白熱灯、蛍光灯などの照明手段であり、扉23の開放時に冷蔵室16内を照明すると同時に小物容器上部の開口部34を上部より照射する。
【0050】そして、39a、39bはそれぞれ低温室26の天面前部、仕切壁18前部の隔壁22に仕切られた空間内に照明手段を設けた場合の例を示しており、前者の場合は、例えば低温室26の前面を透明部材で形成することによって低温室26の照明と同時に小物容器上部の開口部34にも照明が作用するよう構成されている。また後者の場合は、例えば隔壁22、小物容器29を透明部材で形成することによって小物容器29内が照明され、さらに野菜室天面板20も透明部材で形成することによって併せて野菜室17も同時に照明されるよう構成されている。
【0051】なお40は冷凍サイクルの圧縮機、41は冷却器であり、42は冷却器41で冷却した冷気を強制通風する送風機である。43は送風機42の吐出空間から冷蔵室16、低温室26に通じる通風路であり、冷気量を調節するダンパー装置44を介して冷蔵室16、低温室26内と連通している。また、図示しないが冷蔵室16内に導かれた冷気が野菜室17を介して冷却器41の吸込み側に帰還する通風路が設けられている。
【0052】以上のように構成された冷蔵庫について、次にその作用について説明する。
【0053】まず、冷却器41で冷却された冷気が送風機42によって通風路43を介して強制通風され冷蔵室16、低温室26内を冷却する。この時ダンパー装置44によって冷気量が調節され、例えば冷蔵室は4℃、低温室は0℃というように両室内は所定の温度に維持される。そして、冷蔵室16内を冷却した冷気は野菜室17内に流入し、野菜室17を所定温度(例えば6℃)に冷却した後冷却器41の吸い込み側に回収される。
【0054】冷蔵室16と野菜室17の温度差が小さく、双方冷蔵温度の範囲であるため、冷蔵室16と野菜室17に挟まれた仕切壁18内に設置された小物容器29も上下に断熱構成を必要としないため、ほぼ冷蔵貯蔵に支障のない温度に冷却され、一般的な冷蔵小物食品や調味材、或いは薬、化粧品など食品外の物品の冷却貯蔵が可能となる。
【0055】また、略円柱形の小物容器29はその中心部に設けた軸受け部30を中心に軸31の周囲を手動で自在に回転される。小物容器29を回転させるには小物容器29の上端周縁部を指で送るようにしてもよいし、たとえば、小物容器29の前面部の冷蔵室底面板19に手先を差し入れる凹部を形成して小物容器29の外周を指で送るようにしてもよい。このように小物容器29は使用者の手によって任意に回転させることができ、開口部34に、該当する小区画33を合わせることで所望の物品を出し入れすることができる。
【0056】このため、開口部34以外の奥のスペースに物品を収納することができ、従来は無効スペースであった仕切壁18の空間を収納スペースとして有効に活用し収納量を増やすことができる。また、開口部34は元より物品を収納できない扉棚25の下方に設けているため、冷蔵室16の有効スペースを侵害することがない。
【0057】また、小物容器29内は平面略扇形の複数の小容器32を組み合わせて複数の小区画33を構成しているため、収納する物品の種類に応じて区画を使い分けることで区分整理が可能となり、使い勝手がよい。さらに、小容器32の設置位置を調節することで任意の大きさの小区画33を形成することができ、物品の量に応じて収納量を設定できる便利さもある。
【0058】このように、従来冷蔵室16内に貯蔵され、各所に散乱しやすい雑多な小物の物品が一個所に集中して整理されて貯蔵管理されるため使い忘れの防止や探す手間の軽減など使い勝手面での効果が大きく、また冷蔵室16内も整理されることで見栄えの良い貯蔵管理ができるという効果も得られる。
【0059】また、開口部34には蓋体35が設けられており、物品の出し入れ時以外には開口部34が閉鎖され、冷蔵室16内からの汚れや異物の小物容器29への侵入を防止し、衛生上好ましい。また、小物容器29から冷蔵室16内へ物品がはみ出すことを防止する作用も併せ持つため、はみ出した物品が扉棚25に接触して損傷を起こすことなども防止する安全上の効果も期待できる。
【0060】さらに、蓋体35はスライド式であるため、冷蔵室底面板19の裏面に沿って仕切壁18内後方に格納され、開放時に冷蔵室16内に突出することがない。このため、跳ね上げ式の蓋体のように、扉23の開閉時に衝突して損傷したり、たとえば低温室26のない例にあっては、開口部34の直後に置かれた物品の邪魔になるようなこともない。
【0061】また、蓋体35は透明部材で形成しているため、小物容器29の内部が蓋体35を開けなくても確認でき使い勝手がよい。さらに、照明手段39によって開口部34が照射され、透明の蓋体35を透過して小物容器29内を照明する。このため、一層内部の視認性がよくなり、使い勝手がさらに向上する。
【0062】また、冷蔵室16内を循環した冷気の一部は蓋体35の把手36の下部に形成した通気孔37より開口部34を介して小物容器29内に流入する。小物容器29内に流入した冷気は、小容器32の高さを小物容器29本体より所定長hだけ低く設定しているために小容器32の側壁を乗り越えて小物容器29内を流通し、仕切壁18内後部の空間を介して野菜室天面板20に形成した通気孔38より野菜室17内に流出する。
【0063】このように小物容器29内を流通する冷気通路が構成されることによって、小物容器29内の物品は直接冷気で冷却促進され、物品の保存性が高まり、収納する物品の選択範囲も広がるという効果も得られる。
【0064】(実施例2)図4は、本発明の実施例2による冷蔵庫の断面図である。
【0065】なお、以後の実施例については、冷蔵庫の基本構造を実施例1と同じくしており、基本構造部分については実施例1の説明をもってこれを省略し、異なる構成についてのみ新しい符号を付して説明する。
【0066】図4において、45は冷蔵庫本体であり、46は冷蔵庫本体45内において上部に冷蔵室16、下部に野菜室17を区画する仕切壁である。仕切壁46は冷蔵室16の底面板47、野菜室17の天面板48及び本体45の開口面に設けた鋼板製の仕切板49と仕切板49の後方に設けた隔壁50より構成されている。また、野菜室17の天面板48には円形の切り欠き部51が形成されており、切り欠き部51の外周に沿って一定の距離をおいて円筒状の周壁52が設けられている。
【0067】53は仕切壁46内の周壁52の内側に設置した略円柱形の小物容器であり、設置された状態において切り欠き部51を底面で覆うように配置され、野菜室17の室内に対して小物容器53の底面が露出した状態で臨んでいる。また、小物容器53は略円柱形の形状をしており、円筒状の周壁52との組み合わせにより回転自在に構成されている。
【0068】また、その内部には平面を略扇形に形成した小容器54を複数組み合わせて、任意の容量の小区画55を複数構成している。そして、小容器54の高さは小物容器53の高さより所定長hだけ低く設定されている。また、小物容器53の本体外殻は樹脂製のほか、必要に応じて、たとえばアルミ、ステンレスなどの金属製とすることも行われる。
【0069】また、56は小物容器53の少なくとも一つ以上の小区画55を開口するために冷蔵室の底面板47の前部で、扉棚25の下方、低温室26の前方に位置する部分に設けられた開口部である。57は開口部56を開閉する透明部材で形成された蓋体であり、開放時には後方にスライドして冷蔵室底面板47の裏面の仕切壁46内に収納されるよう構成されている。
【0070】また、58は蓋体57の上面の一部に形成した把手部であり、その裏面下部には冷蔵室16より小物容器53内に連通する通気孔59を形成している。60は仕切壁46を構成する野菜室天面板48の一部に形成した通気孔であり、小物容器53を収納する仕切壁46内の空間と野菜室17を連通している。
【0071】以上のような構成において、略円柱形の小物容器53はその外周壁と野菜室天面板48に形成した円筒状の周壁52の内壁間を摺動させることによって手動で自在に回転される。このように小物容器53は使用者の手によって任意に回転させることができ、開口部56に、該当する小区画55を合わせることで所望の物品を出し入れすることができる。
【0072】このため、開口部56以外の奥のスペースに物品を収納することができ、従来は無効スペースであった仕切壁46の空間を収納スペースとして有効に活用し収納量を増やすことができる。また、開口部56は元より物品を収納できない扉棚25の下方に設けているため、冷蔵室16の有効スペースを侵害することがない。
【0073】また、小物容器53内は平面略扇形の複数の小容器54を組み合わせて複数の小区画55を構成しているため、収納する物品の種類に応じて区画を使い分けることで区分整理が可能となり、使い勝手がよい。さらに、小容器54の設置位置を調節することで任意の大きさの小区画55を形成することができ、物品の量に応じて収納量を設定できる便利さもある。
【0074】このように、従来冷蔵室16内に貯蔵され、各所に散乱しやすい雑多な小物の物品が一個所に集中して整理されて貯蔵管理されるため使い忘れの防止や探す手間の軽減など使い勝手面での効果が大きく、また冷蔵室16内も整理されることで見栄えの良い貯蔵管理ができるという効果も得られる。
【0075】また、小物容器53は、その底面が野菜室天面板48に形成された切り欠き部51を介して野菜室17内に露出しているため野菜室17内の冷却雰囲気で間接的に内部が冷却され収納物品の保存性が高まる。さらに、小物容器53が金属製であれば熱伝導性が高いために一層この間接冷却作用が促進され、収納した物品の手早い冷却や貯蔵中の物品の温度上昇低減などで保存性がより一層高まり、収納する物品の選択範囲が広がるという効果も得られる。
【0076】また、冷蔵室16内を循環した冷気の一部は蓋体57の把手58の下部に形成した通気孔59より開口部56を介して小物容器53内に流入する。小物容器53内に流入した冷気は、小容器54の高さを小物容器53本体より所定長hだけ低く設定しているために小容器54の側壁を乗り越えて小物容器53内を流通し、仕切壁46内後部の空間を介して野菜室天面板48に形成した通気孔60より野菜室17内に流出する。
【0077】このように小物容器53内を流通する冷気通路が構成されることによって、小物容器53内の物品は冷気により直接冷却され、前述の小物容器53の底面からの間接冷却作用と相まって収納物品の保存性をさらに高めることができる。
【0078】(実施例3)図5は、本発明の実施例3による冷蔵庫の斜視図である。図6は同実施例による冷蔵庫の断面図である。また、図7は同実施例による冷蔵庫の要部斜視図である。
【0079】図5、図6、図7において、61は冷蔵庫本体であり、62は冷蔵庫本体61内において上部に冷蔵室16、下部に野菜室17を区画する仕切壁である。仕切壁62の開口部前面には鋼板製の仕切板63が設けられている。
【0080】64は野菜室17の開口面に開閉自在に取付けられた引き出し式の扉であり、65は引き出し式の扉64と一体に引き出される上面開口の収納容器である。
【0081】66は仕切壁62に一体に形成した略円柱状の凹部であり、その深さは凹部66の底面が仕切板63の下端と野菜室の収納容器65の上端の間に位置するよう設定されている。67は凹部66の中心に設けた突起部であり頂部に軸受穴68を形成している。69は上面が開口された略円柱状の小物容器であり、中心に突出させた突起部70の頂部より回転軸71を垂下させている。
【0082】そして、凹部66の突起部70に小物容器69の突起部67を重ね合わせることによって軸受穴68に回転軸71を嵌挿して小物容器69を回転自在に可動構成している。
【0083】小物容器69は突起部67の外周にドーナツ状の収納部72を形成しており、収納部72は突起部67より放射状に延出された仕切板によって複数の略扇形の小区画73に区画されている。そして、小物容器69は低温室22の下方に中心の突起部67を配置して収納部72の過半部分を低温室22の下方に位置させ、前方の残り部分を扉棚21の投影面下にまで延出させている。
【0084】また、74は低温室22の前面において、扉棚21の下方に小物容器69の少なくとも一つ以上の小区画73を開口するために設けられた開口部である。75は開口部74を開閉する透明部材で形成された蓋体であり、開放時には後方にスライドして低温室22の下部に収納されるよう構成されている。
【0085】以上のように構成された冷蔵庫について、次にその作用を説明する。
【0086】略円柱状の小物容器69はその中心の突起部67に設けた回転軸71を凹部66の中心の突起部70に設けた軸受穴68に上から嵌挿するだけで、手動で軽く自在に回転され、凹部66内において収納部72に形成した小区画73が順送りに低温室22の前面の開口部74で冷蔵室16内に対向する。小物容器28を回転させるには蓋体75を後方にスライドさせて低温室22の下部に収納し、小物容器69の上端周縁部を指で送るようにすればよい。
【0087】このように簡単な構造と簡便な操作で小物容器69は使用者の手によって任意に回転させることができ、開口部74に、該当する小区画73を合わせることで所望の物品を出し入れすることができる。このため、開口部74以外の奥のスペースに物品を収納することができ、従来は無効スペースであった仕切壁62の空間を収納スペースとして有効に活用し収納量を増やすことができる。また、開口部74は元より物品を収納できない扉棚25の下方に設けているため、冷蔵室16の有効スペースを侵害することがない。
【0088】また、小物容器69内には略扇形の複数の小区画73を形成しているため、収納する物品の種類に応じて区画を使い分けることで区分整理が可能となり、使い勝手がよい。
【0089】このように、従来冷蔵室16内に貯蔵され、各所に散乱しやすい雑多な小物の物品が一個所に集中して整理されて貯蔵管理されるため使い忘れの防止や探す手間の軽減など使い勝手面での効果が大きい。併せて、冷蔵室16内も整理されることで見栄えの良い貯蔵管理ができるという効果も得られる。
【0090】また、開口部74には蓋体75が設けられており、物品の出し入れ時以外には開口部74が閉鎖され、冷蔵室16内からの汚れや異物の小物容器69への侵入を防止し、衛生上好ましい。また、小物容器69から冷蔵室16内へ物品がはみ出すことを防止する作用も併せ持つため、はみ出した物品が扉棚21に接触して損傷を起こすことなども防止する安全上の効果も期待できる。
【0091】さらに、蓋体75はスライド式であるため、低温室22の下部に格納され、開放時に冷蔵室16内に突出することがない。このため、跳ね上げ式の蓋体のように、扉20の開閉時に衝突して損傷したり、低温室22の使用の邪魔になるようなこともない。また、蓋体75は透明部材で形成すれば、小物容器69の内部が蓋体75を開けなくても確認でき使い勝手がよい。
【0092】また、小物容器69を収めた仕切壁の凹部66の底面は仕切板62の下端と野菜室の収納容器65の上端の間に位置するよう設定されているため、野菜室の物品の出し入れに支障を生じない範囲で小物容器69の収納深さが十分に確保でき、無効スペースを最大限に活用して小物の収納容量を大きくすることができる。
【0093】さらに、凹部66は野菜室17内の冷却空間に突出しているため小物容器の外壁が野菜室側から間接的に冷却され、収納された物品の保存性が高まる。また、小物容器69の上方に低温室22が配置されているため、低温室の底面を介して低温の雰囲気による間接冷却が行われ一層小物容器69内の冷却作用が高まる。このため収納された物品の保存性がさらに高まり、温度管理が要求される食品など、収納する物品の選択範囲も広がるという効果も得られる。
【0094】(実施例4)図8は、本発明の実施例4による冷蔵庫の要部斜視図である。
【0095】なお、以後の実施例については、冷蔵庫の基本構造を実施例1と同じくしており、基本構造部分については実施例1の説明をもってこれを省略し、異なる構成についてのみ新しい符号を付して説明する。
【0096】図8において、76は回転自在の小物容器であり突起部70の外周に形成した収納部77に略扇形の小容器78が嵌め込まれている。小容器78は着脱自在に複数個設けられている。
【0097】以上のような構成において、収納する物品の種類に応じて小容器76を使い分けることで区分整理が可能となり便利がよい。また、小容器76は着脱が可能であるので取り出して中味の出し入れや食卓、調理での利用ができ使い勝手がよい。さらに、容器ごと丸洗いができるので衛生的にもよい。このように着脱による利便を得るには、小容器76の大きさを開口部33より取り出せる範囲に外形寸法を工夫すればよい。
【0098】(実施例5)図9は、本発明の実施例5による冷蔵庫の断面図である。
【0099】図9において、79は冷蔵庫本体である。80は仕切壁81内に設けた略円柱形の小物容器であり、中心部に突出させた回転用の軸受け部82に、野菜室の天面板83上に設けた円柱形の軸84を嵌挿することによって回転自在に軸支され、その内部には平面を略扇形に形成した小容器85を複数組み合わせて、任意の容量の小区画86を複数構成している。そして、87は小物容器80本体の外周部に環状に一体形成された歯車部である。
【0100】また、88はモーター89と複数の減速ギア90の組み合わせからなる回転駆動手段であり、小物容器80の外周に設けられた歯車部87と減速ギア90の終端歯車がかみ合って回転するよう構成され、仕切壁内の野菜室天面板83上に取り付けられている。また、91は冷蔵室底面板19の前部に設けられ前記回転駆動手段88の作動を入り切りするためのスイッチである。
【0101】以上のように構成された冷蔵庫において、使用者がスイッチ91を作動操作することによって回転駆動手段88のモーター89が回転し、複数の減速ギア90の回転により略円柱形の小物容器80の歯車部87に回転力が伝達され、中心部に設けた軸受け部82を中心に軸84の周囲を小物容器80が回転を始める。そして、所望の小区画86の位置でスイッチ91を停止操作することによって蓋体35を開けて収納物品を出し入れすることができる。
【0102】このため、開口部34以外の奥のスペースに物品を収納することができ、従来は無効スペースであった仕切壁18の空間を収納スペースとして有効に活用し収納量を増やすことができる。また、回転操作は回転駆動手段88によって自動的に行われるので、使用者の手を煩わせることなく、使い勝手のきわめてよい小物容器を提供することができる。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発明は、冷蔵庫本体内を上下に区画する仕切壁により上部に第1の貯蔵室、下部に第2の貯蔵室を区画形成し、仕切壁内に上面を第1の貯蔵室側に開口し回転自在に配置された小物容器とを備えたので、仕切壁奧部に収納された物品も手前より取り出せ収納性と使い勝手が高まる。また、従来無効空間であった仕切壁内の空間が有効利用できる。
【0104】また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、小物容器は上面の一部を第1の貯蔵室側に開口され、複数の小区画に区画された回転自在の略円柱形の容器としたので、物品の種類別に区分収納ができさらに使い勝手がよい。
【0105】また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明に、さらに、第1の貯蔵室に設けた扉に扉棚を備え、小物容器の上面の一部を扉棚の下方に相対する位置に開口させるので、無効スペースが有効活用され第1の貯蔵室の有効スペースを侵害しない。
【0106】また、請求項4に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、小物容器の少なくとも底面を第2の貯蔵室内に臨ませて配置したので、底面を通じて第2の貯蔵室から小物容器内が間接的に冷却され、収納物の保存性が高まる。
【0107】また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、小物容器の少なくとも外殻を金属製としたので、第2の貯蔵室からの間接冷却が促進され、一層収納物の保存性が高まる。
【0108】また、請求項6に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、仕切壁に形成した略円柱状の凹部に小物容器を回転自在に嵌合させたので、小物容器を手で回転操作することによって仕切壁奧部に収納された物品も手前より取り出せ操作性がよい。
【0109】また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、凹部の中心の突起部に形成した軸受穴に小物容器の中心の突起部に設けた回転軸を嵌挿して小物容器を回転自在に構成したので、簡単な重ね合わせ構造で小物容器が容易に回転自在となる。
【0110】また、請求項8に記載の発明は、請求項6または請求項7に記載の発明において、凹部を第2の貯蔵室内の空間に突出させたものであり、収納部分が第2の貯蔵室内の冷却空間に曝されて間接的に冷却され、簡単な構造で収納物の保存性が高まる。
【0111】また、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、第2の貯蔵室に引き出し式扉と一体に引き出される収納容器を設け、凹部の底面を仕切壁前面の仕切板の下端と第2の貯蔵室の収納容器の上端との間に位置させたので、小物容器の深さによる収納容量が最大限に確保され無効スペースが有効に活用される。
【0112】また、請求項10に記載の発明は、請求項7に記載の発明に、さらに、第1の貯蔵室内の下部に設けた区画室の下方に小物容器の中心部を配置して、小物容器の上面の一部を区画室の前方において第1の貯蔵室に開口させるよう構成したので、区画室の下方の無効スペースを有効活用しながら、区画室前面の開放部から物品を容易に取り出せる。
【0113】また、請求項11に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、小物容器の中心の突起部の外周に収納部を設けて複数の小区画に区画したので、簡素な構造で物品の種別などの収納区分ができる。
【0114】また、請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の発明において、小区画は略扇形の小容器で形成したので、小容器を取り出して使用したり洗うことができる。
【0115】また、請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の発明において、複数の小区画は複数の略扇形の小容器を組み合わせて任意の大きさとなるよう構成したので、小区画の大きさを任意に調整することで収納容量を物品に応じて変えられる。
【0116】また、請求項14に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、小物容器内に冷気を流通させる冷気流通路を構成したので、容器内の物品が直接冷却され保存性が一層高まる。
【0117】また、請求項15に記載の発明は、請求項1に記載の発明に、さらに、小物容器の上部開口面に開閉自在の蓋体を設けたので、小物容器内に異物や貯蔵室内の汚物が入ることを防止できる。
【0118】また、請求項16に記載の発明は、請求項2または請求項10に記載の発明に、さらに、小物容器の上部開口面に小区画が開口される開閉自在の蓋体を設けたので、小物容器の小区画内に異物や貯蔵室内の汚物が入ることを防止し、扉棚底面との間隔を確保することで扉開閉時に小物容器からはみ出した物品が扉棚に接触することを防止できる。
【0119】また、請求項17に記載の発明は、請求項15または請求項16に記載の発明において、小物容器の開口時、蓋体は後方にスライドして開放し、仕切壁内に収納されるよう構成したので、開放された蓋体が第1の貯蔵室のスペースを阻害せず、邪魔にもならない。
【0120】また、請求項18に記載の発明は、請求項16に記載の発明において、小物容器の開口時、蓋体は後方にスライドして開放し、区画室の下部に収納されるよう構成したので、物品の出し入れ時に蓋体が邪魔にならず、区画室の使用にも支障とならない。
【0121】また、請求項19に記載の発明は、請求項15または請求項16に記載の発明において、蓋体を透明部材で形成したので、開口部の位置にある小区画の物品を、蓋体を開けずに確認できる。
【0122】また、請求項20に記載の発明は、請求項1から3,または請求項10のいずれか一項に記載の発明において、第1の貯蔵室を冷蔵室としたので、雑多な物品を収納することの多い冷蔵室内が整理できる。
【0123】また、請求項21に記載の発明は、請求項20に記載の発明において、第2の貯蔵室を野菜室としたので、温度差の少ない冷蔵室と野菜室の間の仕切壁は断熱構造を必要とせず小物容器の設置スペースが確保しやすい。また、温度帯としては冷蔵温度であるため外殻面を通じての間接冷却や冷気流通路を通じての小物容器内部の直接冷却に適する。
【0124】また、請求項22に記載の発明は、請求項20に記載の発明において、区画室を冷蔵室より低温の貯蔵室としたので、小物容器の上面が低温となって容器内が間接的に冷却できる。
【0125】また、請求項23に記載の発明は、請求項1または請求項2または請求項19に記載の発明に、さらに、小物容器の開口部を照射する照明を設けたので、開口部の物品が照明されて視認しやすい。
【0126】また、請求項24に記載の発明は、請求項20に記載の発明に、さらに、小物容器を回転させる回転駆動手段と、前記回転駆動手段の作動を入切するスイッチを設けたので、収納区分の選択が使用者の手を煩わせず簡便に行え、利便性の極めて高い小物容器を提供することができる。
【出願人】 【識別番号】000004488
【氏名又は名称】松下冷機株式会社
【出願日】 平成12年1月26日(2000.1.26)
【代理人】 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
【公開番号】 特開2001−141355(P2001−141355A)
【公開日】 平成13年5月25日(2001.5.25)
【出願番号】 特願2000−16769(P2000−16769)