| 【発明の名称】 |
電気冷蔵庫 |
| 【発明者】 |
【氏名】朝倉 新二郎
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| 【要約】 |
【課題】冷凍室内に液滴を噴霧する噴霧装置を設けて、食料品を急速冷凍できるようにした電気冷蔵庫を提供する。
【解決手段】冷蔵室に、一度に所定量の給水をする給水タンクを設ける一方、冷凍室4上部の仕切壁2に、同冷凍室内を臨ませた噴霧口8を有する収容部9を設け、同収容部に、前記噴霧口から下方に向けて噴霧可能な噴霧器10と、同噴霧器に前記給水タンクから導水する導水管11と、同噴霧器を作動させるための連結桿13などで構成される作動手段とからなる噴霧装置Aを収容し、前記冷凍室4前面の開閉扉6を閉じた際、前記作動手段により前記噴霧器を作動させるようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 本体の内部を仕切壁により上下に区画して冷蔵室と、背面側に冷気を生成するエバポレータおよび送風ファンを備えた冷凍室と、野菜室とを設け、これら冷蔵室、冷凍室および野菜室の前面開口部に開閉扉を夫々設けてなる電気冷蔵庫において、前記冷蔵室に、一度に所定量の給水をする給水タンクを設ける一方、前記冷凍室上部の仕切壁に、同冷凍室内を臨ませた噴霧口を有する収容部を設け、同収容部に、前記噴霧口から下方に向けて噴霧可能な噴霧器と、同噴霧器に前記給水タンクから導水する導水管と、同噴霧器を作動させる作動手段とからなる噴霧装置を収容し、前記冷凍室前面の開閉扉を閉じた際、前記作動手段により前記噴霧器を作動させるようにしたことを特徴とする電気冷蔵庫。 【請求項2】 前記噴霧口が、前記冷凍室の上面略中央の少許後部寄りに設けられてなることを特徴とする請求項1に記載の電気冷蔵庫。 【請求項3】 前記導水管および、または前記噴霧口に、凍結防止用のヒータを設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電気冷蔵庫。 【請求項4】 前記噴霧器が、その頭部を押圧し沈下させることによって作動可能な構成でなる一方、前記作動手段が、基端部を前記噴霧器の頭部に連結し、先端部を前記冷凍室前面の開閉扉に対向して前記仕切壁前面の少許前方に突出した連結桿からなり、前記冷凍室前面の開閉扉を閉じた際、同開閉扉により前記連結桿の先端部を押圧し移動させるとともに、前記噴霧器の頭部を押圧し沈下させて前記噴霧器を作動させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の電気冷蔵庫。 【請求項5】 前記噴霧器が、その頭部を押圧し沈下させることによって作動可能な構成でなる一方、前記作動手段が、前記噴霧器の頭部に連結したプランジャからなり、前記冷凍室前面の開閉扉を閉じた際、前記プランジャにより前記噴霧器の頭部を押圧し沈下させて前記噴霧器を作動させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の電気冷蔵庫。 【請求項6】 前記噴霧器が、導水することによって作動可能な噴霧孔からなる一方、前記作動手段が、前記導水管に設けられた開閉弁からなり、前記冷凍室前面の開閉扉を閉じた際、前記開閉弁を開いて前記噴霧器を作動させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の電気冷蔵庫。 【請求項7】 前記開閉弁が、電磁弁からなることを特徴とする請求項6に記載の電気冷蔵庫。 【請求項8】 前記噴霧口の周縁下部に、筒状のフランジを連続形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の電気冷蔵庫。 【請求項9】 前記フランジは、下端部を拡開してテーパ状に形成したことを特徴とする請求項8に記載の電気冷蔵庫。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電気冷蔵庫に係わり、より詳細には、冷凍室内に液滴を噴霧する噴霧装置を設けて、食料品を急速冷凍できるようにした構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の電気冷蔵庫は、例えば図5で示すように、本体1の内部を仕切壁2により上下に区画して冷蔵室3と、背面側に冷気を生成するエバポレータaおよび送風ファンbを備えた冷凍室4と、野菜室5とを設け、これら冷蔵室3、冷凍室4および野菜室5の前面開口部に開閉扉6を夫々設けてなる構成であった。 【0003】しかしながら、例えば前記冷凍室4内に収容された食料品を、更に急速冷凍できるようにした冷蔵庫の出現が望まれていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明においては、上記の問題点に鑑み、冷凍室内に液滴を噴霧する噴霧装置を設けて、食料品を急速冷凍できるようにした電気冷蔵庫を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解決するため、本体の内部を仕切壁により上下に区画して冷蔵室と、背面側に冷気を生成するエバポレータおよび送風ファンを備えた冷凍室と、野菜室とを設け、これら冷蔵室、冷凍室および野菜室の前面開口部に開閉扉を夫々設けてなる電気冷蔵庫において、前記冷蔵室に、一度に所定量の給水をする給水タンクを設ける一方、前記冷凍室上部の仕切壁に、同冷凍室内を臨ませた噴霧口を有する収容部を設け、同収容部に、前記噴霧口から下方に向けて噴霧可能な噴霧器と、同噴霧器に前記給水タンクから導水する導水管と、同噴霧器を作動させる作動手段とからなる噴霧装置を収容し、前記冷凍室前面の開閉扉を閉じた際、前記作動手段により前記噴霧器を作動させるようにした構成となっている。 【0006】また、前記噴霧口が、前記冷凍室の上面略中央の少許後部寄りに設けられた構成となっている。 【0007】また、前記導水管および、または前記噴霧口に、凍結防止用のヒータを設けた構成となっている。 【0008】また、前記噴霧器が、その頭部を押圧し沈下させることによって作動可能な構成でなる一方、前記作動手段が、基端部を前記噴霧器の頭部に連結し、先端部を前記冷凍室前面の開閉扉に対向して前記仕切壁前面の少許前方に突出した連結桿からなり、前記冷凍室前面の開閉扉を閉じた際、同開閉扉により前記連結桿の先端部を押圧し移動させるとともに、前記噴霧器の頭部を押圧し沈下させて前記噴霧器を作動させるようにした構成となっている。 【0009】また、前記噴霧器が、その頭部を押圧し沈下させることによって作動可能な構成でなる一方、前記作動手段が、前記噴霧器の頭部に連結したプランジャからなり、前記冷凍室前面の開閉扉を閉じた際、前記プランジャにより前記噴霧器の頭部を押圧し沈下させて前記噴霧器を作動させるようにした構成となっている。 【0010】また、前記噴霧器が、導水することによって作動可能な噴霧孔からなる一方、前記作動手段が、前記導水管に設けられた開閉弁からなり、前記冷凍室前面の開閉扉を閉じた際、前記開閉弁を開いて前記噴霧器を作動させるようにした構成となっている。 【0011】また、前記開閉弁が、電磁弁からなる構成となっている。 【0012】また、前記噴霧口の周縁下部に、筒状のフランジを連続形成した構成となっている。 【0013】更に、前記フランジは、下端部を拡開してテーパ状に形成した構成となっている。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として説明する。図1は本発明による電気冷蔵庫の断面図であり、図2は本発明による電気冷蔵庫の要部説明図で、(A)は第一の例および第二の例を示す断面図、(B)は第三の例を示す断面図であり、図3は本発明による電気冷蔵庫の要部斜視図であり、図4は食料品を急速冷凍する原理を示す説明図で、(A)は水滴が食料品または食料包装紙面に付着しやがて凍ってゆく時の凝固潜熱による冷却の状態を示す図、(B)は熱伝導率が高くなり表面積が増加した拡大伝熱面でなる氷滴による冷却の状態を示す図であり、(C)は風向に対して温度境界層が小さくなり乱流発生による冷却の状態を示す図、(D)は氷滴がやがて昇華する時の昇華熱による冷却の状態を示す図である。 【0015】図において、1は本発明による電気冷蔵庫の本体、2は同本体1の内部を上下に区画した仕切壁、3は同仕切壁2により区画された冷蔵室、4は背面側に冷気を生成するエバポレータaおよび送風ファンbを備えた冷凍室、5は野菜室、6はこれら冷蔵室3、冷凍室4および野菜室5の前面開口部に夫々設けられた開閉扉、7は一例として前記冷蔵室3に設けられ、一度に所定量の給水をする噴霧用の給水タンクである。7'は他の例として前記冷蔵室3に設けられた製氷用の給水タンクで、同製氷用の給水タンク7'および前記冷凍室4に隣接する製氷室4'に設けられた製氷皿4'aにより製氷装置が構成されており、前記給水タンク7、7'のどちらを用いた場合であっても、後述する噴霧器は同様の作動性能を有する。 【0016】次に、前記冷凍室4内に液滴を噴霧する噴霧装置Aを設けて、食料品を急速冷凍できるようにした構造について詳細に説明する。前記冷蔵室3に、一度に所定量の給水をする前記給水タンク7または7'を設ける一方、前記冷凍室4上部の仕切壁2に、同冷凍室4内を臨ませた噴霧口8を有する収容部9を設け、同収容部9に、前記噴霧口8から下方に向けて噴霧可能な噴霧器10と、同噴霧器10に前記給水タンク7または7'から導水する導水管11と、同噴霧器10を作動させるための後述する作動手段とからなる前記噴霧装置Aを収容し、前記冷凍室4前面の開閉扉6を閉じた際、後述する作動手段により前記噴霧器10を作動させるようにした構成となっており、これによって、前記開閉扉6を一旦開いたのちに閉じた際、前記冷凍室4に、前記給水タンク7または7'から前記導水管11により導水して前記噴霧器10で噴霧することにより、図4(A)で示す水滴Cが食料品Bまたは食料包装紙面Bに付着して、やがて凍ってゆく時の凝固潜熱によって冷却を促進できるようになり、次に、前記水滴Cよりも熱伝導率が高くなり表面積が増加した拡大伝熱面でなる図4(B)で示す氷滴C'によって冷却を促進できるようになり、次に、図4(C)で示すように、風向a'に対して温度境界層cが小さくなるとともに乱流bの発生によって冷却を促進できるようになり、更に、図4(D)で示すように、前記氷滴C'がやがて昇華する時の昇華熱dによって冷却を促進できるようにした構造となる。 【0017】また、前記噴霧口8が、前記冷凍室4の上面略中央の少許後部寄りに設けられたことにより、前記噴霧器10による噴霧が、前記送風ファンbによって少許前方寄りに分散することで、前記冷凍室4内の食料品Bにほぼ均等に付着するようにした構成となっている。 【0018】また、前記導水管11および、または前記噴霧口8に、凍結防止用のヒータ12を設けたことにより、前記給水タンク7または7'から導水する前記導水管11内で凍結することがないようにした構成となっている。 【0019】また、前記噴霧器10が、その頭部を押圧し沈下させることによって作動可能な構成でなる一方、前記噴霧器10を作動させる作動手段が、第一の例として図2(A)で示すように、基端部を前記噴霧器10の頭部に連結し、先端部を前記冷凍室4前面の開閉扉6に対向して前記仕切壁2前面の少許前方に突出した連結桿13からなり、前記冷凍室4前面の開閉扉6を閉じた際、同開閉扉6により前記連結桿13の先端部を押圧し移動させるとともに、前記噴霧器10の頭部を押圧し沈下させて前記噴霧器10を作動させるようにした構成となっており、これによって、前記冷凍室4前面の開閉扉6を閉じるのと同時に前記噴霧器10を前記連結桿13により作動させることができて、図4(A)乃至図4(D)に基づいて説明したとおり、前記食料品Bの冷却を効果的に促進できるようにした構造となる。 【0020】また、前記噴霧器10が、その頭部を押圧し沈下させることによって作動可能な構成でなる一方、前記噴霧器10を作動させる作動手段が、第二の例として図2(A)に破線で示すように、前記噴霧器10の頭部に連結したプランジャ13' からなり、前記冷凍室4前面の開閉扉6を閉じた際、前記プランジャ13' により前記噴霧器10の頭部を押圧し沈下させて前記噴霧器10を作動させるようにした構成となっており、これによって、前記冷凍室4前面の開閉扉6を閉じるのと同時に前記噴霧器10を前記プランジャ13' により作動させることができて、図4(A)乃至図4(D)に基づいて説明したとおり、前記食料品Bの冷却を効果的に促進できるようにした構造となる。 【0021】また、前記噴霧器10が、導水することによって作動可能な噴霧孔からなる一方、前記噴霧器10を作動させる作動手段が、第三の例として図2(B)で示すように、前記導水管11に設けられた開閉弁14からなり、前記冷凍室4前面の開閉扉6を閉じた際、前記開閉弁14を開いて前記噴霧器10を作動させるようにした構成となっており、これによって、前記冷凍室4前面の開閉扉6を閉じるのと同時に、前記開閉弁14を開くことによって導いた水を前記噴霧器10により噴霧させることができて、図4(A)乃至図4(D)に基づいて説明したとおり、前記食料品Bの冷却を効果的に促進できるようにした構造となる。なお、前記開閉弁14を開閉させるには、前記冷凍室4前面の開閉扉6を開閉するのに応じてONーOFF作動するスイッチを用いたり、またはマイコンによりONーOFFの制御をして開閉させるようにすればよい。 【0022】また、前記開閉弁14が電磁弁からなる構成となっており、これによって、前記導水管11を正確に開閉できるようにした構造となる。 【0023】また、前記噴霧口8の周縁下部に、筒状のフランジ8aを連続形成したことにより、前記噴霧器10による噴霧を効果的に下方に導いて前記食料品B上に効率よく滴下できるようにした構成となっている。 【0024】更に、前記フランジ8aは、下端部を拡開してテーパ状に形成したことにより、前記噴霧器10による噴霧を下方に効果的に導びくと同時に、四方に適宜分散させることができて前記食料品B上に更に効率よく滴下できるようにした構成となっている。 【0025】以上の構成により、図1と、図2(A)および図2(B)と、図3と、図4(A)乃至図4(D)とで示すように、前記開閉扉6を一旦開いたのちに閉じた際、前記冷凍室4に、前記給水タンク7または7'から前記導水管11により導水して前記噴霧器10で噴霧することにより、上記に説明したとおり、前記水滴Cが凍るときの凝固潜熱や、前記水滴Cよりも熱伝導率が高くなり表面積が増加した拡大伝熱面でなる氷滴C'や、風向a'に対して小さくなった温度境界層cおよび発生した乱流bや、前記氷滴C'がやがて昇華する時の昇華熱dなどによって前記食料品Bの冷却を促進できるようにした電気冷蔵庫となる。 【0026】 【発明の効果】以上のように本発明によると、貯蔵室内に設けられたケース内の食料品を均等に、且つ効率よく冷却できるようにした電気冷蔵庫となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006611 【氏名又は名称】株式会社富士通ゼネラル
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| 【出願日】 |
平成11年11月5日(1999.11.5) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−133096(P2001−133096A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月18日(2001.5.18) |
| 【出願番号】 |
特願平11−314487 |
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