| 【発明の名称】 |
低温コンベア装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】川口 剛
【氏名】前田 光裕
【氏名】関口 和弘
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| 【要約】 |
【課題】必要な区域のみを冷却する事を目的とした。
【解決手段】長手方向に延在し、上面が開口する断熱箱体2と、この断熱箱体2内に設けられ、長手方向に延在する冷気ダクト12、13と、この冷気ダクト12、13の適所に設けられ、冷気ダクト12、13を閉塞可能とする電動弁17、18とを備えた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 長手方向に延在し、上面が開口する断熱箱体と、この断熱箱体内に設けられ、長手方向に延在する冷気ダクトと、この冷気ダクトの適所に設けられ、冷気ダクトを閉塞可能とする電動弁とを備えたことを特徴とする低温コンベア装置。 【請求項2】 長手方向に延在し、上面が開口する断熱箱体と、この断熱箱体内に設けられ、長手方向に延在する冷気ダクトと、この冷気ダクトの適所に設けられ、冷気ダクトを閉塞する着脱自在な遮蔽板とを備えたことを特徴とする低温コンベア装置。 【請求項3】 冷気ダクトに送風機を設け、この送風機の送風能力と電動弁を連動させることを特徴とする請求項1記載の低温コンベア装置。 【請求項4】 冷気ダクトに送風機を設け、遮蔽板に応じて送風能力を可変としたことを特徴とする請求項2記載の低温コンベア装置。 【請求項5】 外気差圧を保つため、ダクトに所定の径の穴を、所定ピッチで形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の低温コンベア装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、低温荷物の仕分け、食品加工等の作業を行なう低温コンベア装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来この種低温コンベア装置として、特開平10−132439号公報(F25D 13/06)には、コンベアにより搬送される物品を冷却する冷却装置において、このコンベアの搬送方向に沿って左サイドに配置されている左テーブルと、前記コンベアの搬送方向に沿って右サイドに配置されている右テーブルと、前記各テーブルの上面に形成されている上面冷気吐出口と、前記左テーブルの左側面に形成されている左冷気吸い込み口と、前記右テーブルの右側面に形成されている右冷気吸い込み口とを備えている冷却装置が開示されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】この様な従来技術では、作業中、常にコンベアの全域を冷却するため、コンベアの一部のみを用いて作業する場合、作業してない区域まで冷却してしまうものであった。 【0004】従って、省エネルギーの見地からは好ましくないものであった。本発明は上述した問題点に鑑みてなされたもので、必要な区域のみを冷却する事を目的とした低温コンベア装置を提供する。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するための手段として、本発明の請求項1では、長手方向に延在し、上面が開口する断熱箱体と、この断熱箱体内に設けられ、長手方向に延在する冷気ダクトと、この冷気ダクトの適所に設けられ、冷気ダクトを閉塞可能とする電動弁とを備えた低温コンベア装置を提供する。 【0006】この様に、電動弁にて冷気ダクトの途中を閉塞し、この電動弁より先に冷気が送られないようにする。 【0007】また、請求項2の発明では、長手方向に延在し、上面が開口する断熱箱体と、この断熱箱体内に設けられ、長手方向に延在する冷気ダクトと、この冷気ダクトの適所に設けられ、冷気ダクトを閉塞する着脱自在な遮蔽板とを備えた低温コンベア装置を提供する。 【0008】この様に、遮蔽板にて冷気ダクトの途中を閉塞し、この遮蔽板より先に冷気が送られないようにする。 【0009】また、請求項3の発明では、冷気ダクトに送風機を設け、この送風機の送風能力と電動弁を連動させる請求項1記載の低温コンベア装置を提供する。 【0010】この様に、冷気ダクトの途中を電動弁にて閉塞して、冷却区域を減らした場合、送風機の送風能力を低下させる事により、一定の冷却能力とする事ができる。 【0011】また、請求項4の発明では、冷気ダクトに送風機を設け、遮蔽板に応じて送風能力を可変とした請求項2記載の低温コンベア装置を提供する。 【0012】この様に、冷気ダクトの途中を遮蔽板にて閉塞して、冷却区域を減らした場合、送風機の送風能力を低下させる事により、一定の冷却能力とする事ができる。 【0013】また、請求項5の発明では、外気差圧を保つため、冷気ダクトに所定の径の穴を、所定ピッチで形成した請求項1乃至請求項4記載の低温コンベア装置を提供する。 【0014】この様に、外気差圧を保つため確実に冷気の吐出、吸込を行なう事ができる。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。 【0016】図1は本発明の低温コンベア装置の斜視図、図2は低温コンベア装置の断面図、図3は冷気ダクトを示す低温コンベア装置の斜視図、図4は冷気ダクトの斜視図、図5は本発明の遮蔽板を設けた低温コンベア装置の斜視図、図6は電動弁によるファン回転数と外気差圧を示すグラフ、図7は穴径とピッチの関係を示す表である。 【0017】図1における1は本発明の低温コンベア装置で、長手方向に延在している。そして、この低温コンベア装置1は、図2に示す如く、上面が開口した断面コ字状の断熱箱体2と、この断熱箱体2内の右側に設けられた冷気吐出部3と、断熱箱体2内の左側に設けられた冷気吸込部4と、これら冷気吸込部4及び冷気吐出部3の間に架設されたコンベア部5と、前記断熱箱体2の下に設けられた架台6とより成る。 【0018】尚、前記冷気吐出部3及び冷気吸込部4の下部には、段差7が形成され、前記コンベア部5はこの段差7上に載置されている。 【0019】前記冷気吐出部3には、上部に冷気の吐出口8が形成されており、この吐出口8には、前記コンベア部5に向けて冷気を吐出するための吐出フィン9が設けられている。 【0020】また、前記冷気吸込部4には、上部に冷気の吸込口10が形成されており、この吸込口10にも吸込フィン11が設けられている。 【0021】更に、前記冷気吐出部3及び冷気吸込部4内の下部、即ち前記段差7の下方には、長手方向に延在する円筒形の吐出冷気ダクト12及び吸込冷気ダクト13がそれぞれ設けられている。 【0022】また、前記コンベア部5は、左右のフレーム14と、この左右フレーム14に架設された複数のローラ15とよりなる。 【0023】以上の構成にして本発明の要部を図3及び図4を参照して説明する。 【0024】尚、前記吐出冷気ダクト12には、図中矢印に示す方向へ冷気を送る吐出型送風機16が設けられている。図3に示す如く、前記吐出冷気ダクト12及び吸込冷気ダクト13には、それぞれ2個所に第一、第二電動弁17、18が設けられており、吐出冷気ダクト12側の電動弁17、18と、吸込冷気ダクト13側の電動弁17、18とは連動しているものである。 【0025】従って、図3の冷却区域Aのみを冷却したい場合、送風機16側の吐出、吸込冷気ダクト12、13の第一電動弁17を閉じ、冷気を区域Aにのみ循環供給する。 【0026】また、冷却区域A及びBを冷却したい場合、送風機16設置位置とは反対側の吐出、吸込冷気ダクト12、13に設けた第二電動弁18を閉じ、冷気を区域A及び区域Bに循環供給する。 【0027】尚、この時、前記送風機16側の第一電動弁17は開放状態となっている。 【0028】更に、冷却区域A乃至C、即ち全てを冷却したい場合、第一、第二電動弁17、18は共に開放している。 【0029】ここで、第一、第二電動弁17、18の動作と、前記送風機16のファン回転数との関係を図6に示す。 【0030】図6によると、電動弁スイッチswがoffである場合の吐出、吸込冷気ダクト12、13の外気差圧と、第一、第二電動弁スイッチsw1、sw2がonである場合の吐出、吸込冷気ダクト12、13の外気差圧とを一定に保つため、第一、第二電動弁スイッチsw1、sw2がonの時、送風機16の回転数を低くするよう制御する。 【0031】具体的には、第二電動弁18が吐出、吸込冷気ダクト12、13を閉塞している場合、送風機16のファン回転数を一段低くし、第一電動弁17が吐出、吸込冷気ダクト12、13を閉塞している場合、送風機16のファン回転数を更に一段低くする。 【0032】また、図4に示す吐出、吸込冷気ダクト12、13には、冷気の吐出、吸込みのため、複数の穴19、19…が穿設されている。 【0033】ここで、本実施形態の低温コンベア装置1は、幅500mm〜1000mm、長さ3m〜10m程度であり、コンベア長さ1mあたりの適正風量Qは、2〜5m3/分である。また、吐出冷気ダクト12の適正な外気差圧ΔPは、7〜20mmH2Oとなる。 【0034】これにより、適正な吐出冷気ダクト12の吐出面積は、【式1】
となる。 【0035】この結果から、穴19の径と、穴19、19間のピッチは、図7の表に示す数値となる。 【0036】上述した実施形態は、電動弁17、18をもって説明したが、図5に示す如く、断熱箱体2の側面にスリット20を形成し、このスリット20から前記吐出、吸込冷気ダクト12、13を遮蔽板21にて遮蔽する構造でも良い。 【0037】尚、前記電動弁17、18及び遮蔽板21は、本実施形態では、各ダクト12、13に対して2箇所としたが、各ダクト12、13に対して1箇所に設けても良いし、多数、即ち3箇所以上に設けても良い。 【0038】また、以上の構成にして冷気の流れを説明すると、図示しない熱交換器と熱交換し、冷却された冷気は、図1又は図3に示す如く、送風機16にて吐出冷気ダクト12に導入される。 【0039】ついで、図2に示す如く、吐出冷気ダクト12の穴19から前記冷気吐出部3内に吐出された冷気は、冷気吐出部3の吐出口8からコンベア部5の被冷却物を冷却する。そして、この被冷却物と熱交換した後、冷気吸込部4の吸込口10から冷気吸込部4内に導入され、吸込冷気ダクト13の穴19からダクト13内に吸込まれる。 【0040】この後、図1又は図3に示す如く、図示しない熱交換器へと戻る事となる。 【0041】 【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によると、電動弁或いは遮蔽板にて冷気ダクトの途中を閉塞し、この電動弁或いは遮蔽板より先に冷気が送られないようにする。 【0042】また、冷気ダクトの途中を電動弁或いは遮蔽板にて閉塞して、冷却区域を減らした場合、送風機の送風能力を低下させる事により、一定の冷却能力とする事ができる。従って、必要な区域のみを冷却する事ができ、省エネルギー効果を奏する事となる。 【0043】また、請求項5の発明によると、外気圧力差を保つため確実に冷気の吐出、吸込を行なう事ができ、所望の冷却能力を確保する事ができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001889 【氏名又は名称】三洋電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年10月5日(1999.10.5) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100111383 【弁理士】 【氏名又は名称】芝野 正雅
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| 【公開番号】 |
特開2001−108346(P2001−108346A) |
| 【公開日】 |
平成13年4月20日(2001.4.20) |
| 【出願番号】 |
特願平11−283932 |
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