| 【発明の名称】 |
冷蔵庫 |
| 【発明者】 |
【氏名】青木 均史
【氏名】久保田 順一
【氏名】野島 健二
【氏名】山田 健
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| 【要約】 |
【課題】複数のペルチェモジュールを直列に接続した冷蔵庫であって、いずれか1つのペルチェモジュールが破壊しても残りのペルチェモジュールで冷却を継続できるようにする。
【解決手段】電源Eに第1のスイッチS1と第2のスイッチS2との直列回路を接続すると共に、それと並列に第1のペルチェモジュールP1と第2のペルチェモジュールP2との直列回路を接続し、第1のスイッチS1と第2のスイッチS2との中間部と、第1のペルチェモジュールP1と第2のペルチェモジュールP2との中間部とを接続してバイパスを形成する。常時は第1、第2のスイッチS1、S2をどちらも開放し、第1、第2のペルチェモジュールP1、P2のうちいずれか一方が破壊した時には、第1、第2のスイッチS1、S2のうちいずれか一方を閉成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】電源に第1のスイッチと第2のスイッチとの直列回路を接続すると共に、それと並列に第1のペルチェモジュールと第2のペルチェモジュールとの直列回路を接続し、更に前記第1のスイッチと第2のスイッチとの中間部と、第1のペルチェモジュールと第2のペルチェモジュールとの中間部とを接続してバイパスを形成した冷蔵庫。 【請求項2】常時は第1のスイッチと第2のスイッチとを開放し、第1のペルチェモジュールの異常時には第1のスイッチを、第2のペルチェモジュールの異常時には第2のスイッチを閉成する請求項1記載の冷蔵庫。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ペルチェモジュールを用いた冷蔵庫に関する。 【0002】 【従来の技術】ペルチェモジュールの主体である熱電冷却素子は、通常半導体を用いて形成され、正電極−n形半導体−中間電極−p形半導体−負電極という回路構成であって、電極を通して通電すると接合部において熱が発生し、或は吸収されるペルチェ効果を生じるものである。このペルチェモジュールを利用した電子冷蔵庫が従来知られている(例えば、特開平5−10644号公報)。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】電子冷蔵庫においては、通常複数のペルチェモジュールを直列叉は並列に接続して使用しているが、ペルチェモジュールの抵抗値が低いためリード線でのロス(熱等)を無視することができず、ロスの少ない直列式のものが多く採用されている。しかしながら、ペルチェモジュールが直列式であると、いずれか1つが破壊しても全く通電しなくなり、電子冷蔵庫の冷却機能が失われてしまう。前記特開平5−10644号公報に開示された電子冷蔵庫では、庫外の温度が所定値以上である時に、複数の熱電冷却素子を並列で通電し、所定値以下である時には複数の熱電冷却素子を直列で通電する通電切換手段を備えた構成が示されているが、これはエネルギーのロスを極力防止する目的のものであって、熱電冷却素子が破壊した時に対応する目的のものではない。 【0004】本発明は、上記従来の事態に鑑みなされたもので、複数のペルチェモジュールを直列に接続した冷蔵庫であって、いずれか1つのペルチェモジュールが破壊した時に、残りのペルチェモジュールで冷却機能を続行できるようにした冷蔵庫を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するための具体的手段として、本発明は、電源に第1のスイッチと第2のスイッチとの直列回路を接続すると共に、それと並列に第1のペルチェモジュールと第2のペルチェモジュールとの直列回路を接続し、更に前記第1のスイッチと第2のスイッチとの中間部と、第1のペルチェモジュールと第2のペルチェモジュールとの中間部とを接続してバイパスを形成した冷蔵庫を要旨とする。叉、この冷蔵庫において、常時は第1のスイッチと第2のスイッチとを開放し、第1のペルチェモジュールの異常時には第1のスイッチを、第2のペルチェモジュールの異常時には第2のスイッチを閉成することを要旨とするものである。 【0006】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る冷蔵庫の回路構成を示すもので、電源Eに第1のスイッチS1と第2のスイッチS2との直列回路を接続すると共に、それと並列に第1のペルチェモジュールP1と第2のペルチェモジュールP2との直列回路を接続し、更に第1のスイッチS1と第2のスイッチS2との中間部と、第1のペルチェモジュールP1と第2のペルチェモジュールP2との中間部とを接続してバイパスBを形成してある。 【0007】第1のペルチェモジュールP1と第2のペルチェモジュールP2は、図2のように一方の面が吸熱面1に、他方の面が放熱面2にそれぞれ形成され、冷蔵庫3に適用した場合には、吸熱面1を庫内3a側に位置させると共に、放熱面2を庫外のダクト3b側に臨ませてある。 【0008】常時は、前記第1のスイッチS1及び第2のスイッチS2は開放状態に保持されており、第1のペルチェモジュールP1と第2のペルチェモジュールP2とが電源Eに対し直列となっている。従って、通電によって第1のペルチェモジュールP1と第2のペルチェモジュールP2とが作動し、いずれも吸熱面1により庫内3aの熱を吸収して冷却すると共に、放熱面2からダクト3b内に熱を放出する。ダクト3b内に放出された熱気はファン4により外部に排出される。 【0009】ところで、第1のペルチェモジュールP1が破壊叉は故障等により正常に作動しなくなった場合には、第1のスイッチS1を閉じる。この時、電源Eからの電流は第1のスイッチS1及びバイパスBを経て第2のペルチェモジュールP2に流れ、この第2のペルチェモジュールP2は作動を継続する。これにより、庫内3aの冷却は保持される。 【0010】一方、第2のペルチェモジュールP2が破壊叉は故障等により正常に作動しなくなった場合には、第2のスイッチS2を閉じる。この時、電源Eからの電流は第1のペルチェモジュールP1、バイパスB、第2のスイッチS2を通って流れることから、第1のペルチェモジュールP1は作動を継続する。これにより、庫内3aの冷却は保持される。 【0011】第1、第2どちらのペルチェモジュールP1、P2が破壊叉は故障したかは分からないため、モジュールの異常を検知するセンサ(図略)を適所に配設し、このセンサが異常を検知した際にその検知信号を制御装置(図略)に入力し、この制御装置からの出力信号によって最初に第1のスイッチS1を閉成し、それでも検知信号が変わらない場合は第1のスイッチS1を開放して、第2のスイッチS2を閉成する。このようにすれば、第1、第2どちらのペルチェモジュールP1、P2が正常に作動しなくなった場合にも適切に対処することができる。検知センサとしては、例えば電流の変化を検知するものが使用できる。尚、第1、第2のペルチェモジュールP1、P2にそれぞれ検知センサを配設するように構成することも可能である。 【0012】本発明は、冷蔵庫3におけるペルチェモジュールの異常時での補償手段として役立つばかりでなく、庫内3aの温度制御手段として機能することもできる。即ち、庫内3aに温度センサ(図略)を配設し、この温度センサの検知信号を前記制御装置に入力し、庫内3aの温度が設定温度以下の場合には、制御装置からの出力信号により第1のスイッチS1叉は第2のスイッチS2を閉成することで、第1、第2のペルチェモジュールP1、P2のうちいずれか一方の作動を停止させる。 【0013】この場合、例えば第1のペルチェモジュールP1の冷却性能を第2のペルチェモジュールP2のそれより大きく設定しておけば、温度センサの検知信号に基づき第1のスイッチS1叉は第2のスイッチS2を選択的に閉成することで冷却性能を変化させ、庫内3aの温度制御を効率良く行うことができる。 【0014】尚、本発明は、冷蔵庫に適用するのみならず、吸熱面と放熱面とを逆にすることで加温装置に適用することも可能である。叉、ペルチェモジュールが3以上の場合も、同じ要領で回路を構成することにより容易に実施することができる。 【0015】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、直列式のペルチェモジュールを用いた冷蔵庫において、いずれか1つが破壊叉は故障等により正常に作動しなくなっても残りのペルチェモジュールにて補償できるようにしたので、庫内温度を適切に維持できる効果を奏する。叉、ペルチェモジュールを選択的に使用することで、庫内温度の制御を効率良く行える効果も奏する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001889 【氏名又は名称】三洋電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年10月6日(1999.10.6) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062225 【弁理士】 【氏名又は名称】秋元 輝雄
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| 【公開番号】 |
特開2001−108344(P2001−108344A) |
| 【公開日】 |
平成13年4月20日(2001.4.20) |
| 【出願番号】 |
特願平11−285525 |
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