| 【発明の名称】 |
ショーケースの集中監視装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】栗田 正哉
【氏名】石田 孝史
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| 【要約】 |
【課題】多数のショーケースの運転状態を管理センタ内で集中して監視できるようにする。
【解決手段】店舗内の各ショーケースのコントローラ1に設けた伝送I/Fから、管理に必要なデータをセンタ装置2に伝送させ、これを順次表示させたりする。特に異常データは異常発生日時と一緒にセンタ装置2に保存しておき、後日取り出して出力できるようにしておく。これにより、各ショーケースの運転状態を巡回することなく集中監視でき、また修理の際は異常データを再現させて異常箇所を的確に把握することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】各部に設置された温度センサからのデータと予め記憶した温度設定値とに基づいて庫内温度制御及び除霜制御を行う複数台のショーケースにそれぞれ設けられているコントローラに、そのアドレスを設定入力するためのアドレス設定手段と、前記ショーケースの管理に必要なデータを信号線を通して外部に送信する手段とを設け、複数台の前記ショーケースの各コントローラと信号線で結んだセンタ装置を管理センタに設置し、前記センタ装置は各種のデータを入力及び出力するデータ入・出力手段、前記データを記憶するデータ記憶手段、前記データを表示するデータ表示手段、前記データのスクロールモード及び選択モードを含む表示モードを切り換えるモード切換手段を有し、前記各コントローラを呼び出して前記データを送信させ、前記データ記憶手段に記憶させるとともに、前記データ表示手段に前記データを表示する際に前記モード切換手段の操作により、スクロールモードまたは選択モードを切り換えて表示するとともに前記アドレス設定手段に設定入力された前記アドレスを同時に表示することを特徴とするショーケースの集中監視装置。 【請求項2】前記センタ装置と公衆回線を介して接続したホストコンピュータを設け、前記ショーケースのコントローラから前記センタ装置に送信された前記データを前記ホストコンピュータに送信することを特徴とする請求項1記載のショーケースの集中監視装置。 【請求項3】前記スクロールモードにおいて、前記センタ装置は一定時間ごとに前記アドレスを切り換えて、各ショーケースの前記データを前記データ表示手段を順番に表示することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のショーケースの集中監視装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、商品を冷蔵、陳列するショーケースに関し、詳しくはその運転状態の監視を容易にしたショーケースの集中監視装置に関する。 【0002】 【従来の技術】冷蔵ショーケース(以下、単にショーケースという)は周知の通り、スーパーマーケットなどにおいて生鮮食品などを冷蔵、陳列するものであるが、衛生管理上から庫内温度を一定時間ごとに確認、記録することが必要とされており、従来は係員が店内を巡回してこれを行っている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、店舗の規模は年々大きくなり、従来のように店内を見て歩く作業は非常に負担のかかるものになってきている。また、従来は各種の表示や警報がショーケースごとに個別に行われているため、異常が生じてもそのショーケースまで行かなければ確認できなかった。 【0004】更に、従来は異常箇所を後日修理しようとした際に異常が再現できず、サービスマンが何もできないまま引き揚げ、再び異常が発生するという事態がしばしば発生した。この発明は、このような従来の問題点を解決しようとするもので、遠隔位置から運転状態を集中的に監視でき、また異常が生じた場合に後日その内容を的確に把握できるようにしたショーケースの集中監視装置を提供することを目的とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、この発明のショーケースの集中監視装置は、各部に設置された温度センサからのデータと予め記憶した温度設定値とに基づいて庫内温度制御及び除霜制御を行う複数台のショーケースにそれぞれ設けられているコントローラに、そのアドレスを設定入力するためのアドレス設定手段と、前記ショーケースの管理に必要なデータを信号線を通して外部に送信する手段とを設け、複数台の前記ショーケースの各コントローラと信号線で結んだセンタ装置を管理センタに設置し、前記センタ装置は各種のデータを入力及び出力するデータ入・出力手段、前記データを記憶するデータ記憶手段、前記データを表示するデータ表示手段、前記データのスクロールモード及び選択モードを含む表示モードを切り換えるモード切換手段を有し、前記各コントローラを呼び出して前記データを送信させ、前記データ記憶手段に記憶させるとともに、前記データ表示手段に前記データを表示する際に前記モード切換手段の操作により、スクロールモードまたは選択モードを切り換えて表示するとともに前記アドレス設定手段に設定入力された前記アドレスを同時に表示するものである(請求項1)。 【0006】前記センタ装置と公衆回線を介して接続したホストコンピュータを設け、前記ショーケースのコントローラから前記センタ装置に送信された前記データを前記ホストコンピュータに送信するものである(請求項2)。前記スクロールモードにおいて、前記センタ装置は一定時間ごとに前記アドレスを切り換えて、各ショーケースの前記データを前記データ表示手段を順番に表示するものである(請求項3)上記構成において、各ショーケースの庫内温度や異常発生の有無などのデータを店内のセンタ装置に次々と呼び出して出力(表示器による表示やプリンタによる帳票作成)させるようにしたので、多数のショーケースを設置したスーパーマーケットにおいてもショーケースを巡回する必要がない。 【0007】また、管理センタに各冷蔵ショーケースから伝送された異常データをその発生日時と一緒に保存しておき、この異常データを随時取り出して出力させるようにしたので、故障を修理する際に異常データの再現が可能となり、異常箇所の把握が迅速、的確となる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、図に基づいてこの発明の実施の形態を説明する。図1はシステムの全体構成図である。図において、1は複数の図示しないショーケースにそれぞれ搭載されたコントローラ、2は店内ガードマン室などの管理センタに置かれ、ショーケースを集中監視するセンタ装置で、コントローラ1はセンタ装置2に対して各4本の信号線3によりマルチドロップ方式で結ばれている(図示の場合、1台のセンタ装置2に対してコントローラ1は16台×2系列の32台まで接続可能)。センタ装置2は予めアドレス設定されたコントローラ1を順々に呼び出し(ポーリング)、検出データや温度設定値、動作状態などのデータを受け取り表示する。 【0009】図示の場合、センタ装置2はショーケースだけではなく冷凍機、空調設備、自動ドアなどの他の店舗設備4とも信号線5で結ばれこれらを監視するようになっている。また、センタ装置2は公衆回線を通して店外に設置されたパソコンなどのホストコンピュータ6と結ばれている。7はモデムとNCU、8は電話交換局を示す。 【0010】図2はショーケース内の制御ブロック図である。ここで、1は1チップマイコン(8ビット、A/Dコンバータ、シリアルI/F付)からなるコントローラ、9〜12はサーミスタからなる温度センサで、9は庫内温度を検出する庫内温センサ、10は循環冷気の吹出口温度から庫内温度を調節するための温調センサ、11は除霜時に蒸発器の温度を検出する除霜センサ、12は庫外温度を検出する外気温センサ、13はこれら各温度センサの信号を処理してコントローラ1に入力するアナログ回路、14はコントローラ1のアドレスを設定入力するアドレス設定器、15は循環冷気の吹出口温度、庫内上・下限温度、除霜終了時の蒸発器温度などを設定入力する温度設定器、16は庫内温度を表示するデジタル式の温度表示器、17は冷媒回路の電磁弁やデフロストヒータ、警報出力などのリレーを制御するリレー駆動回路、18はセンタ装置2(図1)との間でシリアル信号の入・出力を行うための伝送インターフェースである。 【0011】コントローラ1は温調センサ10で検出した吹出口温度と温度設定器15から入力された設定温度とを比較し、リレー駆動回路17を介して冷媒回路の電磁弁を開閉することにより庫内温度を一定範囲に保つ。その際、外気温センサ12で検出した庫外温度や庫内照明の点灯の有無、ナイトカバーの装着の有無などの条件を判断して設定温度に所定の補正を加える。また、図示しないタイマからの指令により一定時刻になると電磁弁を閉じ、デフロストヒータに通電して蒸発器及びその周辺の除霜を行う。その間、除霜センサ11で蒸発器の温度を検出し、蒸発器が設定温度まで上昇したら除霜を完了して冷却運転に移行する。更に、庫内温センサ9で庫内温度を検出し、温度表示器16に表示する一方、この温度がなんらかの異常で予め設定した上・下限温度に達したら警報信号を出力する。 【0012】そして、センタ装置2からデータリクエスト信号が来れば、伝送インターフェース18から信号線5にショーケース管理に必要なデータ、すなわち温度センサ9〜12で検出した上記各温度、庫内温度調節設定値(吹出口温度設定値)、除霜設定値(蒸発器温度設定値)、水切り時間(除霜完了後、霜が融けて発生した水滴が蒸発器表面から流れ去るまで冷媒供給再開を遅らせる時間)設定値、高温警報・低温警報設定値(庫内温度上・下限設定値)、マイコンポートの状態、制御ステータス(温調運転、除霜運転、警報出力中などの運転状態)を送出する。 【0013】図3は管理センタ内の構成を示すブロック図である。図において、2はマイコン、ROM、RAMなどからなるセンタ装置、19はすでに述べた店内の各種設備の異常データ(冷凍機異常、高圧カットなど)を入力するデジタル入力インターフェース、20は監視対象となるコントローラ1(図1)やその他の設備の数を設定するコントローラ数設定器、21はコントローラ1との間で信号線5を通してデータの入・出力を行い、また公衆回線を通して上位のホストコンピュータ6とデータの入・出力を行うための伝送インターフェース、22は伝送インターフェース21を介してセンタ装置2に接続されたプリンタである。 【0014】図4はセンタ装置2の前面外観を示すもので、23は表示中のコントローラ1のアドレスを示すチャンネル表示器、24は温度センサ9〜12で検出した温度を表示する温度表示器、25は各種温度設定値を表示する設定値表示器で、これら表示器23〜25の表示内容及び異常の有無はLEDランプ26の点灯状況によって示される。また、27(27a〜27c)は表示切換押ボタン、28はモード切換押ボタン、29は異常警報ブザー、30はブザー停止押ボタン、31は異常履歴表示押ボタン、32は時刻表示器、33は異常履歴印字押ボタン、34はデータ印字押ボタンである。 【0015】センタ装置2は設定されたコントローラ数だけコントローラ1を呼び出し、その情報をまず内部のRAMに記憶し、センタ装置2のモードに合わせて表示器23〜25に表示する。通常はスクロールモードであり、このモードの時は各チャンネル番号(コントローラ1のアドレス、つまりショーケースの番号)とそのショーケースの温調センサ温度及び温調設定値を表示する。そして、5秒間ごとにチャンネル番号を切り換え、順々に各ショーケースの情報を表示して行く。 【0016】モード切換押ボタン28によりモードを切り換えて選択モードにすれば、表示切換押ボタン27bの操作により4つのセンサ温度を切り換え、また27cの操作により5つの設定値を切り換えて見ることができる。時計設定モードは現在時刻及び各ショーケースからのデータを印字した帳票を何時間おきにプリンタ22からプリントアウトするかを設定するためのモードである。上記各種データは伝送インターフェース21からホストコンピュータ6にも送信される。 【0017】上記スクロールモードにおいて、スクロール中に異常が発生した場合は、該当する異常表示用のLEDランプ26を点灯するとともにブザー29を鳴らし、異常チャンネル番号の情報を優先的に表示する。管理センタ内の管理者は異常内容を認識した後、ブザー停止押ボタン30を押してブザー29を止め、通常のスクロール状態に戻す。その際、RAMに記憶された異常データはその発生日時と一緒にそのまま保存される。この異常データはまた、伝送インターフェース21からホストコンピュータ6に送信される。 【0018】管理者は異常を知ったら必要な処置を施すが、異常内容によっては十分に対応できず、サービスマンに修理を依頼しなければならない場合が生じる。その場合、サービスマンは異常履歴表示押ボタン31を押して保存されていた異常データを呼び出す。これにより、選択モードのときと同様に表示切換押ボタン27b及び27cの操作により、異常が発生した時点での各種のデータが表示器23〜25に切り換え表示され、また常時は現在日時を表示している時刻表示器32に異常発生日時が表示される。 【0019】また、スクロールモードにおいて、異常履歴印字押ボタン33を押すと、RAMに記憶された全ショーケースの異常データ及びその発生日時を印字した帳票がプリンタ22(図3)からプリントアウトされる。更に、選択モードにおいて、表示切換押ボタン27aを押して特定のチャンネル番号を選択した後、異常履歴印字押ボタン33を押すと、選択したショーケースの異常データ及びその発生日時がプリントアウトされる。 【0020】これらの異常データを観察することにより、よく異常の発生するショーケースや、異常の発生しそうなショーケースの予測が可能となり、必要最小限のメンテナンスでショーケースを運転することができるようになる。一方、スクロールモードにおいて、データ印字押ボタン34を押すと、現在時刻とその時刻での全ショーケースの最新データを印字した帳票がプリンタ22からプリントアウトされる。 【0021】また、選択モードにおいて、特定のチャンネル番号を選択した後、データ印字押ボタン34を押すと、現在時刻とその時刻での選択したショーケースの最新データがプリントアウトされる。これらにより、ショーケースの運転状態がリアルタイムに把握できるようになる。 【0022】 【発明の効果】この発明によれば、各ショーケースのデータをセンタ装置に送って順次表示させ、あるいはプリントアウトさせることにより、店内を歩き回らなくても管理センタにいるだけで必要な情報が得られる。更に、各ショーケースの異常データをセンタ装置内に保存しておき、必要に応じてこれを取り出して出力させることにより、後日サービスマンが修理に訪れた際に異常内容を的確に把握でき、短時間で修理を完了できるようになる。 【0023】また、センタ装置から公衆回線などで別の場所に情報を送り店外からも監視することができるので、例えばスーパーマーケットチェーンの場合、各店舗のショーケースの状態を一括して本部で把握するようにすれば各店舗に管理者を置く必要がなくなり大幅な省力化が可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005234 【氏名又は名称】富士電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成3年9月12日(1991.9.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100088339 【弁理士】 【氏名又は名称】篠部 正治
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| 【公開番号】 |
特開2001−108342(P2001−108342A) |
| 【公開日】 |
平成13年4月20日(2001.4.20) |
| 【出願番号】 |
特願2000−250620(P2000−250620) |
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