| 【発明の名称】 |
貯蔵庫における引出式扉の構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】木下 克典
|
| 【要約】 |
【課題】左右一対の支持腕の間隔を所定の間隔に保持することができる冷蔵庫における引出式扉の構造を提供する。
【解決手段】冷凍室16の底面の両側部近傍から左右一対の規制壁36を前後方向にそれぞれ突出させ、扉20を支持する左右一対の支持腕24の後部から、左右一対の規制壁36の外方に位置するように左右一対の突出片38を設け、ローラ30がレール22から外れないようにする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】貯蔵室の両側面に左右一対のレールを前後方向にそれぞれ設け、扉の後面から左右一対の支持腕を後方にそれぞれ突設し、一対の支持腕の後部に、一対のレールに沿って回動する左右一対のローラをそれぞれ設けることにより、一対のレールに沿って一対の支持腕を前後方向に移動させて扉を引出自在にした貯蔵庫における引出式扉の構造において、貯蔵室の底面の両側部近傍から左右一対の規制壁を前後方向にそれぞれ突出させ、一対の支持腕の後部から、一対の規制壁の外方に位置するように左右一対の突出片をそれぞれ設けたことを特徴とする貯蔵庫における引出式扉の構造。 【請求項2】突出片を支持腕とは別体に設けたことを特徴とする請求項1記載の貯蔵庫における引出式扉の構造。 【請求項3】突出片を支持腕と一体に設けたことを特徴とする請求項1記載の貯蔵庫における引出式扉の構造。 【請求項4】貯蔵室の両側面に左右一対のレールを前後方向にそれぞれ設け、扉の後面から左右一対の支持腕を後方にそれぞれ突設し、一対の支持腕の後部に、一対のレールに沿って回動する左右一対のローラをそれぞれ設けることにより、一対のレールに沿って一対の支持腕を前後方向に移動させて扉を引出自在にした貯蔵庫における引出式扉の構造において、貯蔵室の底面の両側部近傍から左右一対の規制壁を前後方向にそれぞれ突出させ、これら一対の規制壁と一対のレールによって、一対のローラをそれぞれ挟持したことを特徴とする貯蔵庫における引出式扉の構造。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫などの貯蔵庫における引出式扉の構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】冷蔵庫の野菜室、製氷室、冷凍室などは、引出式の扉となっている。 【0003】すなわち、図7に示すように貯蔵室100の両側面に左右一対の固定レール102,102を設けている。また、扉104の後面から左右一対の支持腕106,106を突出させ、さらに、これら支持腕106,106の後部に左右一対のローラ108,108を設けている。 【0004】そして、ローラ108,108がレール102,102を移動することにより、扉104が前方に引き出し自在となっている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成の扉104においては、左右一対の支持腕106,106の後部には、これら左右一対の支持腕106,106の間隔を一定に保ち、ローラ108,108がレール102,102から外れないようにするための後部支持腕110が設けられている。 【0006】しかしながら、この後部支持腕110を設けることにより、冷蔵庫のコストが上がると共に、後部支持腕110の両端部は前方に折曲されたコの字状であるため、これを冷蔵庫に取付けるまで、工場で後部支持腕110を保管するためのスペースが大きく必要であるという問題点があった。 【0007】そこで、本発明は、この後部支持腕がなくても、左右一対の支持腕の間隔を所定の間隔に保持することができる貯蔵室における引出式扉の構造を提供するものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の貯蔵庫における引出式扉の構造は、貯蔵室の両側面に左右一対のレールを前後方向にそれぞれ設け、扉の後面から左右一対の支持腕を後方にそれぞれ突設し、一対の支持腕の後部に、一対のレールに沿って回動する左右一対のローラをそれぞれ設けることにより、一対のレールに沿って一対の支持腕を前後方向に移動させて扉を引出自在にした貯蔵庫における引出式扉の構造において、貯蔵室の底面の両側部近傍から左右一対の規制壁を前後方向にそれぞれ突出させ、一対の支持腕の後部から、一対の規制壁の外方に位置するように左右一対の突出片をそれぞれ設けたものである。 【0009】請求項2の貯蔵庫における引出式扉の構造は、請求項1のものにおいて、突出片を支持腕とは別体に設けたものである。 【0010】請求項3の貯蔵庫における引出式扉の構造は、請求項1のものにおいて、突出片を支持腕と一体に設けたものである。 【0011】請求項4の貯蔵庫における引出式扉の構造は、貯蔵室の両側面に左右一対のレールを前後方向にそれぞれ設け、扉の後面から左右一対の支持腕を後方にそれぞれ突設し、一対の支持腕の後部に、一対のレールに沿って回動する左右一対のローラをそれぞれ設けることにより、一対のレールに沿って一対の支持腕を前後方向に移動させて扉を引出自在にした貯蔵庫における引出式扉の構造において、貯蔵室の底面の両側部近傍から左右一対の規制壁を前後方向にそれぞれ突出させ、これら一対の規制壁と一対のレールによって、一対のローラをそれぞれ挟持したものである。 【0012】請求項1〜3の貯蔵庫における引出式扉の構造であると、一対の規制壁の外方に、一対の支持腕の後部から左右一対の突出片をそれぞれ設けることにより、左右一対の支持腕の間隔が左右一対の規制壁の位置によって規制され、左右一対のり支持腕の間隔が常に一定となり、また、左右一対のローラが左右一対のレールから外れない。 【0013】請求項4の貯蔵庫における引出式扉の構造であると、左右一対のローラが左右一対の規制壁と左右一対のレールによって挟持されているため、左右一対の支持腕の間隔が常に一定となり、また、左右一対のローラが左右一対のレールから外れない。 【0014】 【発明の実施の形態】(第1の実施例)以下、本発明の第1の実施例の冷蔵庫10について図1〜図3に基づいて説明する。 【0015】図1は本発明の冷蔵庫10の斜視図であり、上方から冷蔵室12、製氷室14、冷凍室16、野菜室18が設けられている。 【0016】このうち、製氷室14、冷凍室16及び野菜室18が引出式扉となっているが、以下の説明では、代表して冷凍室16の引出式扉20の構造について説明する。 【0017】図2は、冷凍室16から引出式扉20を引き出した状態の一部欠載斜視図であり、図3は要部拡大縦断面図である。 【0018】冷凍室16の両側面下部には、固定式の左右一対のレール22が前後方向に設けられている。 【0019】扉20の後面からは、左右一対の支持腕24が設けられている。左右一対の支持腕24には、冷凍室用の容器40が載置されている。これら支持腕24は、垂直部26と水平部28とよりなる断面L字状となっている。 【0020】支持腕24の垂直部26の後部から外方へ向かって回動自在にローラ30が設けられている。このローラ30は、レール22の内側に沿って移動自在となっている。 【0021】冷凍室16の両側部近傍の前部には、固定ローラ32が回動自在に設けられている。この固定ローラ32の上面を、支持腕24の水平部28が載置されて移動する。この固定ローラ32の位置に相当する水平部28の後部近傍には、ストッパ34が突出している。このストッパ34の位置まで支持腕24を引き出すと、ストッパ34が固定ローラ32に当たり、それ以上扉20を引き出せない状態となる。 【0022】冷凍室16の底面の両側部近傍には、前後方向に規制壁36が左右一対突出している。これら左右一対の規制壁36,36は内箱から突出させる。 【0023】そして、この規制壁36の外方に位置するように、支持腕24の後部から突出片38が突出している。この突出片38は、垂直部26に沿って配される部分と水平部28に沿って配される部分と、この部分からさらに下方に突出した部分とより構成され、垂直部26に沿って配される部分において、ローラ30の軸によって固定されている。 【0024】上記構成の扉20の作用について説明する。 【0025】扉20は、上記で説明したように、前方に引き出すとローラ30がレール22に沿って移動して前方に引き出され、ストッパ34が固定ローラ32の位置に来ると、それ以上引き出せなくなる。 【0026】また、規制壁36の外方の位置に支持腕24の後部から突出した突出片38が位置しているため、支持腕24の後部が規制壁36の間隔より狭まることがなく、常に支持腕24の後部の間隔が一定となっている。そのため、従来のような後部支持腕が不要となり、コストの削減を図ることができ、さらに、後部支持腕の保管スペースを削減することができる。 【0027】そして、規制壁36によって突出片38が常に外方に押されているため、ローラ30がレール22から外れることがない。 【0028】なお、左右一対の規制壁36,36は内箱から突出させる。 【0029】(第2の実施例)第2の実施例について図4に基づいて説明する。 【0030】第1の実施例では突出片38を支持腕24とは別体に設けたが、本実施例では、図4に示すように支持腕24における水平部28の後端部から突出片38を突出させ、支持腕24と一体に設けている。 【0031】この構造であっても、規制壁36,36によって突出片38が所定の位置に規制され、ローラ30がレール22が外れることがない。 【0032】(第3の実施例)第3の実施例について図5及び図6に基づいて説明する。 【0033】図5は、第3の実施例における冷凍室16の一部欠載斜視図であり、図6は要部拡大縦断面図である。 【0034】本実施例と第1の実施例の異なる点は、ローラ30がレール22から外れないようにする構造にある。 【0035】すなわち、本実施例では、左右一対の規制壁36を、レール22の内側近傍に設け、図6に示すように、規制壁36の上部とレール22によってローラ30を挟持させる。 【0036】規制壁36によってローラ30はレール22から外れることがなく、従来のような後部支持腕が不要となる。 【0037】 【発明の効果】以上により本発明の貯蔵庫における引出式扉の構造であると、左右一対の支持腕の間隔が所定間隔に保持されるため、レールからローラが外れることがない。そのため、従来のような後部支持腕が不要となり、コストが下がり、後部支持腕の保管スペースを削減することができる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000003078 【氏名又は名称】株式会社東芝
|
| 【出願日】 |
平成11年9月22日(1999.9.22) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100059225 【弁理士】 【氏名又は名称】蔦田 璋子 (外1名)
|
| 【公開番号】 |
特開2001−91148(P2001−91148A) |
| 【公開日】 |
平成13年4月6日(2001.4.6) |
| 【出願番号】 |
特願平11−268868 |
|