| 【発明の名称】 |
冷蔵庫 |
| 【発明者】 |
【氏名】白石 秀雄
【氏名】大越 良二
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| 【要約】 |
【課題】引出式の貯蔵室の空間を活用して、この貯蔵室に製氷室を並設した冷蔵庫を提供する。
【解決手段】外箱13と内箱14との間に断熱材15を充填して形成される庫内を仕切板1で複数に仕切り、これらの貯蔵室を貯蔵する食品等の貯蔵温度に適した温度に冷却するようにした冷蔵庫において、貯蔵室の一部を引出式の貯蔵室とし、この引出式の貯蔵室の下部に引出式の製氷室5を並設することにより、冷蔵室2や冷凍室3、その他の貯蔵室の実質的な収納容量を減じないで冷蔵庫に製氷室5を組み込むことができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 外箱と内箱との間に断熱材を充填して形成される庫内を仕切板で仕切って複数の貯蔵室とし、これらの貯蔵室を貯蔵する食品等の貯蔵温度に適した温度に保つようにした冷蔵庫において、貯蔵室の一部を引出式の貯蔵室とし、該貯蔵室の下部に引出式の製氷室を並設したことを特徴とする冷蔵庫。 【請求項2】 外箱と内箱との間に断熱材を充填して形成される庫内を複数に仕切って冷蔵室、野菜室及び冷凍室等の貯蔵室とし、かつ、野菜室又は冷凍室は引出式としてその下部には製氷室を並設し、該製氷室を設けた個所の野菜室又は冷凍室の引出容器の深さは底が浅い引出容器に形成されていることを特徴とする冷蔵庫。 【請求項3】 外箱と内箱との間に断熱材を充填して形成される庫内を複数に仕切って冷蔵室、冷凍室及び野菜室等の貯蔵室を設けた冷蔵庫において、引出式とした野菜室又は冷凍室の下方角隅部に製氷室を並設し、製氷室を設けた個所の野菜室又は冷凍室の引出容器の底は、他の部分より浅い底の引出容器に形成されていることを特徴とする冷蔵庫。 【請求項4】 前記引出式貯蔵室と製氷室との間を断熱性の仕切板で区画されていることを特徴とする請求項1、2又は3の冷蔵庫。 【請求項5】 前記引出式の野菜室又は冷凍室と並設された製氷室とをL字型の一体の断熱仕切板で分割したことを特徴とする請求項3の冷蔵庫。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、冷蔵室、冷凍室、野菜室等の機能の室を有した冷蔵庫において、前記冷蔵庫の中央部に引出式の貯蔵室を設けた冷蔵庫の全体構成及び貯蔵室の具体的構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の冷蔵庫は、図3に示すように、外箱と内箱との間に断熱材を充填して形成される庫内を仕切板で複数に仕切って貯蔵する食品等の貯蔵温度に適した複数の貯蔵室、例えば、冷蔵室2、冷凍室3、野菜室4等の機能の貯蔵室を設けている。この貯蔵室の配置は、従来、上部に冷凍室3、中央に冷蔵室2、下部に野菜室4を設けたものが主流であったが、最近は、この貯蔵室の配置に関して各種の配置の組み合せのものが提案されている。例えば、製氷室5が冷凍室3の一部に設けられたり、図3に示す冷蔵庫のように、貯蔵温度が切替え可能な切替室6の隣に製氷室5が配置された冷蔵庫も提案されている。 【0003】また、野菜室4については、この野菜室4にペットボトルを立てて収納できるように貯蔵室全体が底の深い引出を挿脱できる貯蔵室として形成される傾向にあり、このように、野菜室4の深さが深くなった分だけ、他の貯蔵室、例えば、冷凍食品やアイスクリーム等の収納場所である冷凍室3がやや小さめとなった構成の冷蔵庫もある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】このように、従来の構成の貯蔵室では、野菜室等の特定の貯蔵室の容量を大きくしたために無駄な収納空間が発生したり、製氷室を形成したために、他の貯蔵室の容量を減じることになるおそれが高い。 【0005】この発明は、上述した従来技術の問題点を解決するものであり、その目的は、引出式の貯蔵室と製氷室とを合理的に組み合わせて、特定の貯蔵室の容量が不必要に大きくなって無駄な収納空間を発生させたり、製氷室を形成したために、他の貯蔵室の収納容量に影響を及ぼすことを少なくした構成の冷蔵庫を提供することである。 【0006】 【課題を解決するための手段】この発明の請求項1の冷蔵庫は、外箱と内箱との間に断熱材を充填して形成される庫内を仕切板で複数に仕切って複数の貯蔵室とし、これらの貯蔵室内を、貯蔵する食品等の貯蔵温度に適した温度に保つようにした冷蔵庫において、貯蔵室の一部を引出式の貯蔵室とし、該貯蔵室の下部に引出式の製氷室を並設したことを特徴とする。 【0007】また、請求項2の冷蔵庫は、外箱と内箱との間に断熱材を充填して形成される庫内を複数に仕切って冷蔵室、野菜室及び冷凍室等の貯蔵室とし、かつ、野菜室又は冷凍室は引出式としてその下部には製氷室を並設し、該製氷室を設けた個所の野菜室又は冷凍室の引出容器の深さは底が浅い引出容器に形成されていることを特徴とする。 【0008】さらに、請求項3の冷蔵庫は、外箱と内箱との間に断熱材を充填して形成される庫内を複数に仕切って冷蔵室、冷凍室或いは野菜室等の貯蔵室を設けた冷蔵庫において、引出式とした野菜室又は冷凍室の下方角隅部に製氷室を並設し、該製氷室を設けた個所の野菜室又は冷凍室の引出容器の底は、他の部分より浅い底の引出容器に形成されていることを特徴とする。 【0009】さらに、請求項4の発明は、請求項1、2又は3の冷蔵庫において、引出式貯蔵室と製氷室との間を断熱性の仕切板で区画されていることを特徴とする。 【0010】さらにまた、請求項5の発明は、請求項3の冷蔵庫において、野菜室又は冷凍室と並設された製氷室とをL字型の一体の断熱仕切板で分割したことを特徴とする。 【0011】請求項1の発明では、食品等の貯蔵に適した温度に保たれた複数の貯蔵室を有する冷蔵庫において、貯蔵室の一部を引出式の貯蔵室とし、該貯蔵室の下部に引出式の製氷室を並設しているので、製氷室を組み込むことによる他の貯蔵室の実質的な収納容量を減じないで冷蔵庫に製氷室を形成することができる。 【0012】また、請求項2の発明では、複数の貯蔵室の中の野菜室又は冷凍室を引出式とし、かつ、引出式とした野菜室又は冷凍室の下部に製氷室を並設し、該製氷室を設けた個所の野菜室又は冷凍室の引出容器の深さは底が浅い引出容器に形成されているので、引出式の野菜室又は冷凍室の収納容量は従来の冷蔵庫と殆ど変えずに、製氷室5が形成された冷蔵庫を提供することができる。 【0013】さらに、請求項3の発明では、複数の貯蔵室の中の野菜室又は冷凍室を引出式とし、かつ、引出式とした野菜室又は冷凍室の下方角隅部に製氷室を並設し、製氷室を設けた個所の野菜室又は冷凍室の引出容器の深さは底が浅い引出容器に形成されているので、製氷室の形成がより簡便にできる以外は請求項2の発明の場合と同じである。 【0014】さらに、請求項4の発明は、製氷室と引出式貯蔵室とを並設し、引出式貯蔵室と製氷室との間を断熱性の仕切板で区画しているので、製氷室と貯蔵室とは、それぞれの機能に応じてた温度を確実に保つことができる以外は、請求項1ないし3の発明の場合と同じである。 【0015】さらにまた、請求項5の発明は、製氷室と引出式野菜室又は冷凍室とを並設し、引出式野菜室又は冷凍室と製氷室との間をL字型の断熱仕切板で分割しているので、製氷室と野菜室又は冷凍室とは、それぞれの機能に応じた温度を簡便にかつ、より確実に保つことができる以外は、請求項1ないし4の発明の場合と同じである。 【0016】 【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る冷蔵庫の実施形態を図1、図2を参照して説明する。図1は冷蔵庫の全体を示し、該冷蔵庫は、最上部を開閉扉8を備えた冷蔵室2、最下部を引出式扉9を有する冷凍室3、その上を引出式扉10を有した切替室6とし、前記冷蔵室2と冷凍室3との間には、引出式扉11の野菜室4と同じく引出式扉12を有する製氷室5とが配置されている。 【0017】冷蔵庫に形成されたこれらの冷蔵室2、冷凍室3、野菜室4等は、図2に部分的に示されているように、外箱13と内箱14との間に断熱材15を充填して形成される庫内を仕切板1で複数に仕切って貯蔵する食品の貯蔵温度である冷蔵、冷凍に適した貯蔵室として形成されたものであり、各貯蔵室は、そこに収納された貯蔵物の温度に適する温度に冷却された空気が供給されて庫内の温度を貯蔵する食品の貯蔵温度に適するようにを冷却機械(図示せず)によって制御されている。 【0018】冷蔵室2は、庫内に、例えば、複数の棚16を形成して、冷蔵保存する調理食品や、魚介類、肉、卵等を収納できるようにし、正面には、扉の片側の上下に設けたヒンジ17によって開閉自在に支えられた断熱性の開閉扉8を備え、貯蔵室内を冷蔵温度に保った貯蔵室となるように構成されている。 【0019】冷凍室3は、引出式扉と一体にして両側面及び背面にほぼ垂直な壁18及び底板19を有し、上部が開放した器状の容器20をこれらの冷凍室3となる貯蔵室に挿脱自在に収納した構成であり、引出式扉9によって閉止された際にできる貯蔵室内が冷凍温度に適するように冷却された空気が冷却機械(図示せず)によって供給され、貯蔵室内を冷凍温度に保った冷凍室3となるように構成されている。 【0020】切替室6は、冷凍室3と同様に、引出式扉10と一体にして両側面及び背面にほぼ垂直な壁21及び底板22を有し、上部が開放した器状の容器23を切替室6となる貯蔵室に挿脱自在に収納した構成であり、引出式扉10によって閉止された際にできる貯蔵室は、そのときどきの食生活に合わせた貯蔵品の貯蔵温度に適するような温度に冷却された空気が冷却機械(図示せず)によって供給されることにより、貯蔵室内の温度を、氷温、冷蔵、冷凍等に切替えて調節された温度に維持される。 【0021】製氷室5は、自動製氷機24を内蔵した貯蔵室内に引出式扉12と一体に形成された氷収納の貯氷箱25を挿脱自在に収納した構成であり、引出式扉12によって閉止されてできる製氷室5内では製氷機24によって逐次、氷が製造されて貯氷箱25に貯えられる。製造された氷は、引出式扉を開くと、貯氷箱25が製氷室5から引出されるので、適宜、必要量を取り出すことができる。なお、7はこの製氷室5で作られる氷製造用の水を製氷機に供給する給水タンクであり、図の実施例では、冷蔵室2に収納されている。 【0022】野菜室4は、貯蔵室内で製氷室5と並べて設けられており、引出式扉11と一体にして両側面及び背面にほぼ垂直な壁26、27及び底板28、29を有し、上部が開放した器状の容器30、31を備えている。製氷室5の引出式扉12及び容器25と野菜室4の引出式扉11及び容器30、31とは独立して挿脱自在に貯蔵室に収納される構成であり、野菜室4の引出式扉11によって閉止された際にできる貯蔵室には、冷却された空気が冷却機械(図示せず)によって供給され、貯蔵室内の温度を野菜の貯蔵温度に適するように維持している。 【0023】このように水平な仕切板1で区画された同じ貯蔵室に野菜室4と共に形成された製氷室5の構成は、全体としては貯蔵室の下部に引出式の製氷室5を設けた構成であり、製氷室5を設けた個所の野菜室4の引出容器の深さは底が浅い引出容器31に形成されている。製氷室5の位置は、野菜室4の下部であれば、野菜室4の使い勝手に応じてどこの位置に形成しても良いが、製氷室5や野菜室4の構造を簡略化する上では、図2のように野菜室4の下方角隅部に製氷室5を設け、該製氷室5を設けた個所の野菜室4の引出容器は、他の容器30の部分より浅い底の引出容器31にして一体に形成するのが好ましい。 【0024】また、野菜室4と製氷室5とは冷却する温度帯が違うので、野菜室4と製氷室5との間、特に、製氷機24と野菜室4との間は断熱性の仕切板32で区画することが好ましい。製氷室5が野菜室4の下方角隅部にあるときは、図2のようにL字型の一体の断熱仕切板32で分割した貯蔵室の下方角隅部を製氷室5、L字型の断熱仕切板32の上部及び側部を野菜室4の構成としている。 【0025】尚、図1及び図2の説明では、製氷室5を設ける貯蔵室として野菜室4に適用した実施例で説明をしたが、製氷室5を並設する貯蔵室としては、野菜室4に限らず、引出式扉と容器を有した構造であれば、冷凍室3や切替室6等でも、同様にして製氷室5を並設して組込むことができるものである。 【0026】このように本発明に係る冷蔵庫は、外箱13と内箱14との間に断熱材15を充填して形成される庫内を仕切板1で複数に仕切り、このようにして形成された貯蔵室内を貯蔵する食品等の貯蔵温度に適した温度に保つようにした冷蔵庫において、貯蔵室の一部を引出式の貯蔵室とし、該貯蔵室の下部に引出式の製氷室5を設け、製氷室5を設けた個所の貯蔵室の引出容器の深さは底が浅い引出容器に形成されているので、製氷室5が並設されている貯蔵室は、底の浅い引出容器と従来と同様な深さを持った引出容器が形成されることとなる。 【0027】このような貯蔵室の深さの深い引出容器には、従来と同様に白菜等の背の高い野菜やペットボトル等を立てたままで収納したり、或いは、すいかやキャベツ等の他に、積み重ねても痛みを生じ難い果物や根菜類を従来と同様に収納することができる一方、製氷室5が形成された個所に対応する、底の浅い引出容器には、桃やいちご等のつぶれ易い果物や積み重ねて収納することが難しい野菜等を平面的に見易くかつ、取り出し易く収納することができる。 【0028】このように底の浅い引出容器につぶれ易い果物や野菜等を収納すれば、収納した食品の上部空間を無駄な余空間にしないで食品を収納することができるので、下部空間が製氷室5によって占有されていても、実質的に貯蔵室の収納容量に影響を与えないこととなり、実質的に収納容量を減じられない貯蔵室として、貯蔵室と製氷室とを冷蔵庫に組み込むことができる。 【0029】 【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る冷蔵庫は、外箱と内箱との間に断熱材を充填して形成される庫内を仕切板で複数に仕切って貯蔵する食品等の貯蔵温度に適した複数の貯蔵室を有する冷蔵庫において、貯蔵室の一部を引出式の貯蔵室とし、該貯蔵室の下部に引出式の製氷室を並設しているので、製氷室を形成するために貯蔵室の収納量に実質的な影響を及ぼすことのない構成の冷蔵庫を得ることができる。 【0030】また、製氷室を設けた個所の貯蔵室、例えば、野菜室の引出容器の深さは底が浅い引出容器に形成されているが、この浅い部分には、積み重ねて収納することが難しい、果物や野菜類を収納すれば、これらの収納品の上部を無駄な空間にすることなく貯蔵室内を使うことができ、その空間部分を活用して製氷室の空間とすることにより、野菜室や冷凍室、その他の貯蔵室の実質的な収納量を減じないで製氷室を組み込んだ冷蔵庫を提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001889 【氏名又は名称】三洋電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年9月17日(1999.9.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100111383 【弁理士】 【氏名又は名称】芝野 正雅
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| 【公開番号】 |
特開2001−91128(P2001−91128A) |
| 【公開日】 |
平成13年4月6日(2001.4.6) |
| 【出願番号】 |
特願平11−263508 |
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