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【発明の名称】 クリーンブース
【発明者】 【氏名】森 桂太郎

【氏名】新城 好一

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 フィルターを通し除菌,除塵した空気を室内に吹き出すように構成したクリーンブースにおいて、前記室内の空気を循環路を通して前記フィルターの上流側へ戻すように構成したことを特徴とするクリーンブース。
【請求項2】 前記循環路が、内側にビニールカーテンを張った二重壁で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のクリーンブース。
【発明の詳細な説明】【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、室内をクリーンな環境に維持できるクリーンブースに関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、食品の製造とか、食品の包装とか、植物栽培とか、精密機械の組立て等は、除菌,除塵したクリーンな環境内で行う必要があり、このような環境を形成させるために、従来、図3に示すようなクリーンブース51が用いられており、このクリーンブース51は建物の室内S1内に設置されるものであり、天井面52には、フィルター54を内装したユニットボックス53が設置されており、このユニットボックス53内に建物室内S1内の空気を吸い込んで、フィルター54を通してクリーンブース51内に吹き出し、クリーン空間S2内をクリーンな環境にしており、従来では、クリーンブース51の側壁56の下端側に開口55が形成されて、この開口55から建物室内S1内に排気して、建物室内S1内の空気を連続して吸い込み、クリーン空間S2内に吹き出すように構成されている。従って、従来のクリーンブース51においては、クリーン空間S2内を常にクリーンな状態にしておくためには建物室内S1内の空気がクリーンな状態であることが前提となり、建物室内S1がクリーンルームで構成されている必要があり、除菌,除塵装置の存在しない一般的な建物の室内に、このようなクリーンブース51を設置した場合には、汚れた建物室内S1内の空気を吸い込むためフィルター54の寿命が短くなり、クリーンブース51内をクリーンな状態に維持し続けることが困難であるという問題点があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、一般的な建物室内に設置しても良好なクリーン状態を長時間維持できるクリーンブースを提供せんことを目的とし、その第1の要旨は、フィルターを通し除菌,除塵した空気を室内に吹き出すように構成したクリーンブースにおいて、前記室内の空気を循環路を通して前記フィルターの上流側へ戻すように構成したことである。また、第2の要旨は、前記循環路が、内側にビニールカーテンを張った二重壁で構成されていることである。
【0004】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は、第1実施例のクリーンブースの概略構成図であり、クリーンブース1は、天井面2の上面にユニットボックス3が設置されており、ユニットボックス3内には、ファン4と、その下流の天井面2側にメインフィルター5(ヘパフィルター)が内装されたものとなっており、このメインフィルター5で除菌,除塵した空気を、室内のクリーン空間S2内に天井側より吹き出すように構成されている。
【0005】また、本例のクリーンブース1では、側壁面が、外張りビニールカーテン6と、その内側の内張りビニールカーテン7で、二重壁構造に形成されており、外張りビニールカーテン6と内張りビニールカーテン7間にて、吸気通路8が縦方向に形成されたものとなっている。なお、外張りビニールカーテン6の下端は、クリーンブース1が設置される建物内の建物空間S1の床面Fまで延ばされており、クリーン空間S1を密閉状態に保つように構成されている。
【0006】また、内張りビニールカーテン7の下端は、床面Fよりも上方に位置して吸気口8aを形成しており、この吸気口8aにはプレフィルター9を設けておくことができ、クリーン空間S2内の空気を、この吸気口8aから吸気通路8内に上昇させることができるように構成されており、吸気通路8の上端には、循環ダクト10が接続されており、循環ダクト10は、吸気通路8の上端から立ち上がる立上部10aと、立上部10aの上端から略水平状に延びる水平部10bで構成されて、水平部10bの他端側が前記ユニットボックス3に気密状に接続されており、ユニットボックス3内のファン4の上流側にクリーン空間S2内の空気を循環させることができるように構成されている。
【0007】従って、ファン4が回転されて、メインフィルター5通し除菌,除塵された空気はクリーン空間S2内に吹き出されて、クリーン空間S2内が良好なクリーン状態に維持されるものであり、クリーン空間S2内の空気は、吸気通路8内から循環ダクト10を通り、ファン4の上流側に戻され、再びメインフィルター5を通り、クリーン空間S2内に循環されるものであり、メインフィルター5を通過する空気はクリーン空間S2内のクリーンな空気であり、建物空間S1内の汚れた空気がクリーン空間S2内に入ることが少なくなるため、建物空間S1内の汚れた空気によりメインフィルター5が詰まることが少なく、メインフィルター5の寿命を長時間延ばすことができて、長期間クリーン空間S2内をクリーンな環境に維持することができるものとなる。従って、このようなクリーンブース1は、一般的な建物内に設置してもクリーンブース1内を良好なクリーン環境に維持でき、そのクリーンブース1内で、食品の製造とか、包装とか、精密機械の組立てとか、その他、植物栽培を良好に行うことができるものとなる。
【0008】なお、クリーンブース1は、部材を分解して、建物空間S1内で簡単に組み立てることができるように構成しておくことができ、クリーンブース1の大きさは各種サイズのものを予め用意しておくことができ、クリーンブース1はどこでも設置が可能であり、従来のようにクリーンルーム内に設置する必要はなく、どのような建物内にでも設置して、良好なクリーン環境を形成させることができるものとなる。
【0009】次に、図2は第2実施例を示すものであり、図2では、クリーンブース1の側壁面12の内側に、天井面2から垂下状に仕切カーテン11を垂設して、この仕切カーテン11内にクリーン空間S2を形成させることができるように構成したものであり、メインフィルター5を通りクリーンな空気が仕切カーテン11内に吹き出され、仕切カーテン11の内側を良好なクリーン環境にすることができ、空気が仕切カーテン11の外側を回って、天井面2に設けられた循環ダクト10から、再びユニットボックス3内のファン4の上流側に戻されて循環するように構成したもので、このような構成においても、室内のクリーンな空気を循環させてメインフィルター5の寿命を延ばすことができ、どのような建物内にでも設置が可能で、クリーン状態を長時間維持することができるものとなる。
【0010】
【発明の効果】本発明は、フィルターを通し除菌,除塵した空気を室内に吹き出すように構成したクリーンブースにおいて、室内の空気を循環路を通してフィルターの上流側へ戻すように構成したことにより、室内のクリーンな空気を循環させて使用するため、フィルターの寿命を延ばすことができ、クリーンルーム内に設置する必要がなく、一般的な建物内のどこでも設置して、内部を良好なクリーン状態に維持できる効果を有する。
【0011】また、循環路が、内側にビニールカーテンを張った二重壁で構成されていることにより、簡単な構造で循環通路を形成させることができて、室内のクリーンな空気を循環路を通してフィルターの上流側に良好に戻して循環させることができるものとなる。
【出願人】 【識別番号】593217605
【氏名又は名称】森 桂太郎
【識別番号】599048579
【氏名又は名称】新城 好一
【出願日】 平成12年5月30日(2000.5.30)
【代理人】 【識別番号】100086520
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 義久
【公開番号】 特開2001−336798(P2001−336798A)
【公開日】 平成13年12月7日(2001.12.7)
【出願番号】 特願2000−161275(P2000−161275)