トップ :: F 機械工学 照明 加熱 武器 爆破 :: F24 加熱;レンジ;換気




【発明の名称】 ルームエアコン室外機据付具
【発明者】 【氏名】馬場 幸一

【要約】 【課題】斜め上下に平行に配置される足板1に対して、室外機を装着する水平部21及び水平部に連続して折曲した鉛直部22とを有する一対のベース板2と、前記ベース板の鉛直部に選択位置での連結が可能な一対の鉛直連結板3とで、直交方向で連結した勾配屋根などに設置するエアコン室外機の据付具において、勾配の変化に対応しての水平部の水平状態設置作業を容易にする。

【解決手段】鉛直連結板に鉛直確認機構35を付設してなる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 勾配箇所の上下に平行に配置される足板と、上方足板と連結すると共に室外機連結用長孔を設けた水平部、及び水平部に連続して下方足板方向に折曲した鉛直部とを有する一対のベース板と、ベース板の鉛直部と下方足板とを連結する一対の鉛直連結板とを備え、勾配面上に上下平行配置とした上下足板の間を、ベース板及び鉛直板で、足板に対して直交する方向で且つ平行に適宜間隔を有せしめて連結してなり、鉛直連結板に鉛直確認機構を付設してなることを特徴とするルームエアコン室外機据付具。
【請求項2】 鉛直確認機構を、鉛直連結板に吊り下げ状態で取り付けた下振体と、鉛直板表示した目印とで構成し、ベース板と鉛直連結板の連結位置を確認できる目盛りを設けてなる請求項1記載のルームエアコン室外機据付具。
【請求項3】 ベース板及び鉛直連結板を、表面板部と両側板部からなる断面コの字状に形成し、足板の前後長手縁を内方に折曲して係止部を形成し、前記ベース板及び鉛直連結板の両側板と当接すると共に、表面板部と平行な軸方向で回動固定自在とした連結側板部と、前記連結側板部の底縁間を連結して、前記足板の前後係止部の下方に差し入れ可能とし、且つ足板の底面を押圧する固定螺子を設けた下板部とを備えた連結体をもって、ベース板及び鉛直連結板と、上下足板を連結してなる請求項1又は2記載のルームエアコン室外機据付具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋根上や庇上など勾配を有する箇所にルームエアコンの室外機を水平状態で据え付けを行うのに使用する据付器具に関するものである。
【0002】
【従来技術】屋根など勾配を有する面上にエアコン室外機を据え付ける器具として、実公昭63−47798号公報記載のものが知られている。その基本的な構造は、勾配屋根の上下平行に配置される足板と、上方足板と連結すると共に室外機連結用長孔を設けた水平部、及び水平部に連続して下方足板方向に折曲した傾斜部とを有する一対のベース板と、ベース板の傾斜部と下方足板とを連結する一対の傾斜連結板とを備えてなり、勾配面上に上下平行配置とした上下足板の間を、ベース板及び傾斜板で、足板に対して直交する方向で且つ平行に適宜間隔を有せしめて連結し、足板を勾配屋根等に固定し、ベース板水平部上に室外機を据え付けるものである。そして勾配の変化に対しては、ベース板の傾斜部と、傾斜板の連結位置を移動させることで対応しているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで器具の勾配箇所への設置に際して、室外機の装着箇所が水平状態となるように傾斜連結板とベース板の連結位置を調整するようにしているが、作業時に水平状態を計測する必要があり、而も前記の連結は、左右全くの同一とする必要がある。従って水平を計測しながらの組立作業となる煩雑さがある。
【0004】また前記の従前の勾配屋根用のエアコン室外機据付具は、基本的に調整範囲が狭いことを前提としている。従って勾配角度の相違に対しての汎用性に優れているとはいえない。具体的には、ベース板及び連結傾斜板の各上下足板との連結構造は、上下足板の立ち上がり辺を、ベース板及び傾斜連結板の側面部分に形成した溝に嵌合する構造を採用しいる。従って足板の取付角度は、ある勾配角度に対してのみ対応しているものであり、勾配角度が異なり、ベース板が水平配置となるように調整すると、足板の屋根設置面は、屋根面に対して傾斜することになり、屋根に対して集中的な荷重が加わることになる。
【0005】そこで本発明は、水平出しを容易に行うことができて、屋根上での組立調整作業を容易とし、更に屋根等の勾配角度の変化に対しても充分な汎用性を有する新規な据付具を提案したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るルームエアコン室外機据付具は、勾配箇所の上下に平行に配置される足板と、上方足板と連結すると共に室外機連結用長孔を設けた水平部、及び水平部に連続して下方足板方向に折曲した鉛直部とを有する一対のベース板と、ベース板の鉛直部と下方足板とを連結する一対の鉛直連結板とを備え、勾配面上に上下平行配置とした上下足板の間を、ベース板及び鉛直板で、足板に対して直交する方向で且つ平行に適宜間隔を有せしめて連結してなり、鉛直連結板に鉛直確認機構を付設してなることを特徴とするものである。
【0007】従って上下足板を設置勾配箇所に配置し、鉛直確認機構で、鉛直連結板を鉛直状態としベース板の鉛直部と連結すると、ベース部の水平部は水平状態で設置されることになる。
【0008】また本発明は、特にベース板及び鉛直連結板を、表面板部と両側板部からなる断面コの字状に形成し、足板の前後長手縁を内方に折曲して係止部を形成し、前記ベース板及び鉛直連結板の両側板と当接すると共に、表面板部と平行な軸方向で回動固定自在とした連結側板部と、前記連結側板部の底縁間を連結して、前記足板の前後係止部の下方に差し入れ可能とし、且つ足板の底面を押圧する固定螺子を設けた下板部とを備えた連結体をもって、ベース板及び鉛直連結板と、上下足板を連結してなることを特徴とするものである。
【0009】従って水平鉛直状態のベース板及び鉛直連結板に対して、連結体の任意回動角度での固定によって、勾配角度に関わらず足板は当該勾配面に密着させることができる。
【0010】
【実施の形態】次に本発明の実施形態について説明する。実施形態に示したルームエアコン室外機の据付具は、上下一対の足板1と、左右一対のベース板2と、左右一対の鉛直連結板3と、4個の連結体4とで構成される。
【0011】足板1は、室外機Aの左右幅より充分に長い長尺金属板で、底板部11の前後長手縁を互いに内方に折曲して係止部12を形成してなり、係止部12の表面に位置決め用目盛り13を刻設などの手段で表示してなる。また適宜なクッション部材14を適宜箇所に被覆装着してなる。
【0012】ベース板2は、表面板部と両側板部からなる断面コの字状に形成した杆体で、室外機Aの前後幅に対応できる長さの水平部21と、前記水平部21の後方部分を直角下方へ折曲した鉛直部22とを有し、水平部21の表面板部には、室外機Aを取り付けるための連結用長孔23を設け、水平部前端の側板部には、連結体4を連結するための連結孔24を対設してなる。また鉛直部22の表面板部には、背面側に螺孔部(ナット)25を設けると共に、前記螺孔部25に表面側から螺合する座金付きの連結ボルト26を付属させてなる。
【0013】鉛直連結板3は、前記ベース板と同様に表面板部31と側板部32からなる断面コの字状に形成したものであるが、ベース板2の鉛直部22に外方から被覆し密着する形状としたもので、表面板部31には、上下方向適宜な長さの連結縦長孔33を穿設し、連結縦長孔33の側縁に目盛り34を刻設等の手段で表示し、側板部32には、鉛直確認機構35を設けてなり、側板部32の下方には連結体用の連結孔36を穿設してなる。
【0014】鉛直確認機構35は、側板部32の適宜箇所を外方に押し出し、この押出部351にバーリングによって表面側に穿孔突出させ、前記穿孔突出部352の内方に螺子を形成し、一方前記穿孔突出部352に吊り下げ可能に上部に掛け止め透孔を穿設し、下端に指示部を設けた板状の下振体353を形成し、前記穿孔突出部352に掛け止めし、ビス354で下振体353の離脱を防止し、更に鉛直連結板3の鉛直位置の際に下振体353が指示する箇所に目印355を表示してなるものである。
【0015】連結体4は、下板部41の両側を立ち上げた連結側板42を有する上部開口のコの字状で、下板部41は、足板1の底板部11上に配置でき、前後縁部は、底板部11と係止部12との間に嵌入できる形状とし、更に底板部11を押圧する止着ビス43を付設してなる。連結側板42は、べース板2及び鉛直連結板3の対向する側板と当接する間隔に形成され、前記且つ連結孔24,36と対応する連結孔44を穿設形成し、前記連結孔24,44又は連結孔36,44を貫通する連結ボルト45及びナット46を付属させたものである。
【0016】而して据付具は、前記各部材を予め組み立てて使用するもので、ベース板2の鉛直部22に鉛直連結板3を添わせて、連結縦長孔33を貫通して外方から連結ボルト26を螺孔部25に螺合し仮止めとしておく。連結体4は、ベース板2の先端の連結孔24に貫通装着した連結ボルト45に回動可能に緩やかな状態で仮止めし、また鉛直連結板3の下方連結孔36の箇所にも同様に連結体4を仮止めする。この仮止め部材(ベース板、鉛直連結板及び2個の連結体で構成される)を一対にして、各連結体4の前後縁を、足板1の底板部11と係止部12の間に差し入れて、平行配置の足板1に対して直交し、互いに所定の間隔(据え付けようとする室外機Aに対応する間隔)で平行となるように連結する。
【0017】前記の間隔は、目盛り13を基準としてその位置を決定するもので、位置が定まると止着ビス43を操作して、下板部41の前後縁を係止部12に押しつけて、足板1と各連結体4を固定する。この状態で勾配を有する屋根B上に引き上げ、適宜な係留部材Cを以て据付具を屋根B上に配置する。
【0018】次にベース板2の水平部21が水平状態となるように据付具の各部を固定するもので、最初に上下足板1を屋根C面に密着させ、ベース板2の鉛直部22と鉛直連結板3との連結位置をずらしながら下振体353の下端が目印355を指し示す位置で、連結ボルト26を緊締してベース板2と鉛直連結板3とを固定する。更に当該固定位置を目盛り34で確認し、鉛直確認機構35を備えていない方の仮止め部材のベース板2と鉛直連結板3とを所定の位置で固定する。更に各連結体4を貫通する連結ボルト45及びナット46を緊締して全体を固定する。そしてベース板2の水平部21上に室外機Aを据え付けるものである。
【0019】従って鉛直確認機構35を付設したことによって、屋根Bの勾配が変化していても、容易に鉛直連結板3の鉛直状態ひいてはベース板2の水平部21を水平状態を直ぐに確保でき、据付具を予定とおりに設置できるものである。更に屋根Bと接することになる足板1も、連結体4の回動固定によって、どのような屋根勾配に対しても足板1を屋根面に密着させて、据付具の安定を図ることができる。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明は、斜め上下に平行に配置される足板に対して、室外機を装着する水平部及び水平部に連続して折曲した鉛直部とを有する一対のベース板と、前記ベース板の鉛直部に選択位置での連結が可能な一対の鉛直連結板とで、直交方向で連結した勾配屋根などに設置するエアコン室外機の据付具において、特に鉛直連結板に鉛直確認機構を付設してなるもので、室外機の装着箇所の水平部を容易に水平状態として設置することができ、据付具の勾配を有する屋根上などでの設置作業能率を向上させるものである。
【出願人】 【識別番号】591277533
【氏名又は名称】バクマ工業株式会社
【出願日】 平成11年8月4日(1999.8.4)
【代理人】 【識別番号】100084102
【弁理士】
【氏名又は名称】近藤 彰
【公開番号】 特開2001−41501(P2001−41501A)
【公開日】 平成13年2月16日(2001.2.16)
【出願番号】 特願平11−220703