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【発明の名称】 加熱調理器の操作部
【発明者】 【氏名】兵頭 孝昭

【要約】 【課題】その第1の目的は外観品質を損なうことなく、表示窓の曇りを防止する構造を提供することであり、第2の目的はサイズの異なる液晶表示装置を効率よく操作部に配置することである。

【解決手段】液晶表示装置が装填されたプリント基板を保持するコントロール基板と、この基板に接着されるコントロールプレートとよりなり、該コントロールプレートに前記液晶表示装置を透過する表示窓を設けてなる加熱調理器の操作部であって、前記コントロールプレートの裏面に該コントロールプレートを前記コントロール基板に接着するための粘着剤を一部を残して前面に塗布し、この粘着剤の非塗布部は、前記表示窓に相当する部分と、該部分からコントロールプレート外形周囲に繋がるブリッジ部分とによって構成される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 液晶表示装置が装填されたプリント基板を保持するコントロール基板と、この基板に接着されるコントロールプレートとよりなり、該コントロールプレートに前記液晶表示装置を透過する表示窓を設けてなる加熱調理器の操作部であって、前記コントロールプレートの裏面に該コントロールプレートを前記コントロール基板に接着するための粘着剤を一部を残して前面に塗布し、この粘着剤の非塗布部は、前記表示窓に相当する部分と、該部分からコントロールプレート外形周囲に繋がるブリッジ部分とによって構成されることを特徴とするヒータを有する加熱調理器の操作部。
【請求項2】 前記液晶表示装置は、前記プリント基板に固着される液晶ユニット保持部材と、ガラス基板で液晶が挟持された液晶ユニットとよりなり、前記保持部材には、異なるサイズのユニットに適合させるために、少なくともその一側縁を弾性を有するアーム部とし、且つ該アーム部にユニット係止用の凸部を形成したことを特徴とする上記請求項1記載の加熱調理器の操作部。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はヒータを有する加熱調理器の操作部に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ヒータを有する加熱調理器の操作部は、図8に示すように、外観の一部を形成するコントロール基板に接着されるコントロールプレート101に略矩形の粘着剤の塗布していない部分102を設けている。
【0003】かかる構成の場合、上記粘着剤非塗布部102と表示窓との間に空気層が形成され、表示窓内外の温度差によって該窓に曇りが生じ易くなるという問題点がある。
【0004】そこで、従来のものでは、コントロール基板に上記温度差を低減するための溝を形成して内外の温度差が生じないような構造にしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のような従来構造だと、コントロール基板自身が外から見えるように取付られているため、外観の品質(見栄え)が悪くなるという問題点があった。
【0006】また、液晶表示装置にはサイズの異なるものがあり、これらを操作部に配置するために個別にプリント基板を用意しなければならなかった。
【0007】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み考え出されたものであり、その第1の目的は外観品質を損なうことなく、表示窓の曇りを防止する構造を提供することであり、第2の目的はサイズの異なる液晶表示装置を効率よく操作部に配置することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の加熱調理器の操作部は、液晶表示装置が装填されたプリント基板を保持するコントロール基板と、この基板に接着されるコントロールプレートとよりなり、該コントロールプレートに前記液晶表示装置を透過する表示窓を設けてなる加熱調理器の操作部であって、前記コントロールプレートの裏面に該コントロールプレートを前記コントロール基板に接着するための粘着剤を一部を残して前面に塗布し、この粘着剤の非塗布部は、前記表示窓に相当する部分と、該部分からコントロールプレート外形周囲に繋がるブリッジ部分とによって構成される。
【0009】また、前記液晶表示装置は、前記プリント基板に固着される液晶ユニット保持部材と、ガラス基板で液晶が挟持された液晶ユニットとよりなり、前記保持部材には、異なるサイズのユニットに適合させるために、少なくともその一側縁を弾性を有するアーム部とし、且つ該アーム部にユニット係止用の凸部を形成したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の加熱調理器の操作部の一実施例について図面に基づき説明する。
【0011】図1は、本実施例の加熱調理装置の正面図、図2はコントロールプレートをコントロール基板に接着した状態の操作部の正面図、図3はコントロールプレートの裏面図である。
【0012】これらの図において、1は操作部の外郭を構成する合成樹脂製のコントロール基板、2は該コントロール基板1に粘着固定されるフィルム状のコントロールプレート、3は該コントロールプレート2に形成された透明な表示窓である。
【0013】前記コントロールプレート2には前記表示窓3の他に、各種のタッチスイッチ4が形成されている。
【0014】ところで、前記コントロールプレート2コントロール基板1に、粘着剤により固着される。このため、前記コントロールプレート2には図2の斜線で示す部分を残して、全体に粘着材21が塗布されている。
【0015】コントロール基板1の厚み寸法は2mm、コントロールプレート2の厚み寸法は0.18mm、粘着材21の厚み寸法は0.1mm程度である。
【0016】粘着材21の非塗布部は、前記表示窓3の形状に対応した略矩形の領域5と、この領域4からコントロールプレート2の周辺に延設されたブリッジ領域6とからなる。
【0017】前記ブリッジ領域6は粘着材21の塗布がないため、該領域(幅方向寸法は約30mm、長さ方向寸法は約20mm、厚み寸法は約0.18mm)を介して表示窓3とコントロール基板1との間に介在する空気の層は前記コントロールプレート2外の空気と混ざり合い、熱交換する。
【0018】よって表示窓3の部分の空気と外気との温度差が小さくなり、該表示窓3が曇り難くなる。
【0019】次に図5〜図7に基づいて液晶表装置の固定方法を説明する。7は液晶表装置であり、プリント基板8の上部に固定された合成樹脂製の液晶ユニット取付部材9にガラス基板の間に液晶が挟持された液晶ユニット10が嵌め込まれたものである。
【0020】前記液晶ユニット取付部材9は図7に示すように液晶ユニット収納凹所91を有し、その該凹所91の周囲に形成されたフランジ11にガラス基板を係止する形で固定される。そして前記凹所91の下縁のみ、図に示すような弾性を有するアーム12とし、液晶ユニット10のサイズに合わせて上下に撓むようにしている。このアーム12によりサイズの違いを吸収し、且つアーム12に設けた凸部121によって液晶ユニット10の下縁をしっかり保持する。
【0021】図5はサイズの大きい液晶ユニット10を嵌め込んだ場合の図であり、アーム12は下方に少し撓んで液晶ユニット10の下縁を保持している。
【0022】図6はサイズの小さい液晶ユニット10を嵌め込んだ場合の図であり、アーム12は撓まずに液晶ユニット10の下縁を保持している。
【0023】
【発明の効果】本発明は上記の構成によって、外観品質を損なうことなく、効率良く表示窓l曇り止め効果を発揮し、また液晶ユニットサイズに応じてプリント基板を換えることなく、共通のプリント基板に液晶ユニットを嵌め込んで液晶表示装置を完成されることができる硬貨が期待できる。
【出願人】 【識別番号】000001889
【氏名又は名称】三洋電機株式会社
【出願日】 平成11年6月25日(1999.6.25)
【代理人】 【識別番号】100111383
【弁理士】
【氏名又は名称】芝野 正雅
【公開番号】 特開2001−4152(P2001−4152A)
【公開日】 平成13年1月12日(2001.1.12)
【出願番号】 特願平11−179931