| 【発明の名称】 |
バーナーの特性曲線を調節する方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】ハンス リンク
【氏名】ハラルト ハウター
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| 【要約】 |
【課題】バーナーの特性曲線を迅速かつ安価に最適化する。
【解決手段】バーナーの空気特性曲線、燃料特性曲線、補助特性曲線が調節される。その場合、空気値A1と燃料値F1の出力値P1を出発点として、出力値が変化され、排ガス値が変化するまで、空気流量並びに燃料流量が第1の方向R1に沿って変化される。続いて、次の出力値P2において、再び所定の排ガス値が得られるように、次の空気値A2と次の燃料値F2が設定される。続いて、その回の排ガス測定と先行する排ガス測定の結果に基づいて定まる方向に沿って空気流量と燃料流量が変化される。このような構成では、どの出力値においても所定の排ガス値となるようにバーナーの特性曲線を調節することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 空気値及び燃料値をバーナー(1)の空気流量及び燃料流量を表す値として、所定の排ガス値が得られるように、バーナーの出力値(P1...n)に基づいて空気値(Ai)、燃料値(Fi)及び場合によっては補助値(Hi)が変化されるバーナーの特性曲線を調節する方法であって、バーナー(1)の出力(P)が、空気値(A1)、燃料値(F1)及び場合によっては補助値(H1)を有する第1の出力値(P1)を出発点として変化され、前記出力(P)を変化させることにより、排ガス値が次の出力値(Pi+1)において変化するまで、空気流量及び/又は燃料流量及び/又は補助駆動装置がそれぞれ第1の方向(Ri)に変化され、再度前記所定の排ガス値が得られるように、前記次の出力値(Pi+1)において少なくとも次の一つの空気値(Ai+1)及び/又は少なくとも次の一つの燃料値(Fi+1)が求められ、次の出力値(Pi+1)を出発点として出力(P)を変化させる場合、空気流量及び/又は燃料流量及び/又は補助駆動装置は、その回と少なくとも他の一つの回の排ガス測定結果により定められる次の方向(Ri+1)へそれぞれ変化されることを特徴とするバーナーの特性曲線を調節する方法。 【請求項2】 第1の出力値(P1)として、バーナー(1)の点火位置又は最小負荷値(Pmin)が用いられ、出力(P)が増大される場合、空気流量、燃料流量及び場合によっては補助駆動装置は、バーナー出力が最大(Pmax)のときで空気流量及び燃料流量が最大になりないしは補助駆動装置の変位量の値が最大になる第1の方向(R1)へ線形に変化されることを特徴とする請求項1に記載の方法。 【請求項3】 次の空気値(Ai+1)及び/又は次の燃料値(Fi+1)ないし次の補助値(Hi+1)を求めた後に、出力(P)を変化させる場合、空気流量及び/又は燃料流量ないし補助駆動装置はそれぞれ、最新の2つの空気値(Ai;Ai-1)ないし燃料値(Fi;Fi-1)ないし補助値(Hi;Hi-1)を通る直線の外挿又は内挿によって得られる第2の方向(R2)に沿って変化されることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。 【請求項4】 次の空気値(Ai+1)及び/又は次の燃料値(Fi+1)ないし次の補助値(Hi+1)を求めた後に、出力(P)を変化させる場合、空気流量及び/又は燃料流量ないし補助駆動装置はそれぞれ、バーナー出力が最大又は最小(Pmax、P0)のときで空気流量及び燃料流量が最大又は最小となり、ないしは補助駆動装置の変位量の値が最大又は最小になる方向(Rx、Ro)に沿って変化されることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。 【請求項5】 所定の排ガス値として所定許容幅を有する燃焼値が用いられ、燃焼値の所定許容幅の上限値又は下限値を上回り又は下回ったとき、次の燃料値(Fi+1)ないし次の空気値(Ai+1)ないし補助値(Hi+1)が求められることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。 【請求項6】 バーナー(1)の特性曲線は、個々の空気値及び燃料値ないし補助値の直線部分からなる個々の区間を逐次継ぎ合わせることによって定められることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。 【請求項7】 調節の終わった特性曲線に沿って所定の出力値(Pi)に移動し、再度所定の排ガス値が得られるように、新しい空気値(Ai*)及び/又は燃料値(Fi*)ないし補助値(Hi*)が求められ、その場合この新しい空気値(Ai*)及び/又は燃料値(Fi*)ないし補助値(Hi*)を用いて、特性曲線を調整又は再設定することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。 【請求項8】 調節の終わった特性曲線に沿って所定の出力値(Pi)に移動し、空気値(Ai)及び/又は燃料値(Fi)ないし補助値(Hi)に基づいて新しい出力値(Pi*)が求められ、それを用いて特性曲線を調整又は再設定することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。 【請求項9】 調節の終わった特性曲線に沿って所定の出力値(Pi)に移動し、再度所定の排ガス値が得られるように、新しい空気値(Ai*)及び/又は燃料値(Fi*)ないし補助値(Hi*)が求められ、その場合この新しい空気値(Ai*)及び/又は燃料値(Fi*)ないし補助値(Hi*)を用いて新しい出力値(Pi*)を求め、特性曲線を調整又は再設定することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。 【請求項10】 空気流量を調節する空気調節部材、燃料流量を調節する燃料調節部材あるいは補助駆動装置は、それぞれ予め定められた速度で変化されることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の方法。 【請求項11】 空気調節部材、燃料調節部材あるいは補助駆動装置は、異なる速度を有しており、出力(P)を変化させる場合、空気流量及び/又は燃料流量及び/又は補助駆動装置は、それぞれの特性曲線の傾斜度に対応する速度で変化されることを特徴とする請求項10に記載の方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、バーナーの特性曲線を調節する方法、更に詳細には、空気値及び燃料値をバーナーの空気流量及び燃料流量を表す値として、所定の排ガス値が得られるように、バーナーの出力値に基づいて空気値、燃料値及び補助駆動装置が設けられている場合にはその補助値が変化される、バーナーないし燃焼装置の特性曲線を調節する方法に関する。 【0002】 【従来の技術】バーナーの特性曲線を調節する方法が種々知られている。その場合、バーナーの各出力値ごとに異なる空気値、燃料値又は他の調節パラメータ及び/又は燃焼装置の補助駆動装置用の補助値がコンピュータに格納され、それにより必要な出力が決まった場合、コンピュータがポンプ、調節ユニット及びベンチレータのような部材を調節し、バーナーが対応した出力値に達するようにしている。その場合、特に最近の燃焼装置においては、各出力値ごとに可能な限り最適な、所定の排ガス値が得られるように、注意が払われている。 【0003】バーナーの個々の出力値ごとに少なくとも1つの空気値と燃料値を定め、所定の排ガス値を維持するようにしなければならないので、バーナーの特性曲線を調節する方法、すなわちバーナーの個々の出力値について対応する空気値ないし燃料値を定める方法が知られている。このような方法では、対応する出力値に対して最適な排ガス値が得られるまで、空気供給量ないし燃料供給量を逐次又は反復して変化させている。その場合、出力は空気供給量ないしは燃料供給量に応じて「調整」される。たとえば、DE3039994C2あるいはEP0209771A1からは、バーナーの初めての運転開始時に、関心のある負荷領域において個々に燃料値を選択して対応する排ガス値を測定することにより最適な空気供給量を個々に求め、それをコンピュータに格納することが知られている。 【0004】さらに、DE19749506C1からは、燃焼装置を運転する間に燃料流量が一定になる時点を待ち、その後空気供給量を変化させることによりバーナーの特性曲線を最適化して、たとえば排ガスにスモークガスが発生するかによって必要最小限の空気供給量を求めることが知られている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これらの公知の方法では、燃料流量が確定した場合にしかバーナーの特性曲線を定めることができない。というのは最適な燃焼空気供給量は、対応する燃料流量に対して非線形の関係にあるからである。それぞれバーナー構造、燃料の種類、暖房装置ないし燃焼装置の構造に従って、バーナーの個々の出力値での最適な空燃比は異なる値になる。 【0006】対応する特性曲線を調節する公知の方法では、個々の点を逐次定めることにより、この種の特性曲線の調節は極めて時間がかかってコストが上昇するとともに、燃焼装置を実際に使用するときこの種の特性曲線を工場側で予め調節しただけでは、燃焼ないし排ガス値が最適にならない、という欠点がある。このような場合も、暖房設備の操作者ないしは設置者は、逐次バーナーの特性曲線を個々に、すなわち点ごとに最適化することが必要である。 【0007】従って本発明の課題は、バーナーの特性曲線を調節する公知の方法を改良して、対応する特性曲線を迅速かつ安価に定めることができるようにすることである。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明では、空気値及び燃料値をバーナー(1)の空気流量及び燃料流量を表す値として、所定の排ガス値が得られるように、バーナーの出力値(P1...n)に基づいて空気値(Ai)、燃料値(Fi)及び場合によっては補助値(Hi)が変化されるバーナーの特性曲線を調節する方法であって、バーナー(1)の出力(P)が、空気値(A1)、燃料値(F1)及び場合によっては補助値(H1)を有する第1の出力値(P1)を出発点として変化され、前記出力(P)を変化させることにより、排ガス値が次の出力値(Pi+1)において変化するまで、空気流量及び/又は燃料流量及び/又は補助駆動装置がそれぞれ第1の方向(Ri)に変化され、再度前記所定の排ガス値が得られるように、前記次の出力値(Pi+1)において少なくとも次の一つの空気値(Ai+1)及び/又は少なくとも次の一つの燃料値(Fi+1)が求められ、次の出力値(Pi+1)を出発点として出力(P)を変化させる場合、空気流量及び/又は燃料流量及び/又は補助駆動装置は、その回と少なくとも他の一つの回の排ガス測定結果により定められる次の方向(Ri+1)へそれぞれ変化される構成を採用している。 【0009】また、好ましい実施形態が、従属請求項に記載され、かつ権利請求されている。 【0010】バーナーの空気と燃料の特性曲線、あるいは補助駆動装置の特性曲線を調節する本発明方法は、次のステップからなっている。 【0011】まず、バーナーの出力は、第1の空気値、第1の燃料値及び場合によっては第1の補助値を有する第1の出力値を出発点として変化される。その場合、出力を変化させることによって空気流量及び/又は燃料流量及び/又は補助駆動装置が、それぞれ第1の方向に変化される。このそれぞれ第1の方向は、複合体(すべての調節部材ないし駆動装置)全体が概略定められた特性曲線(特性点)に沿って変位する方向であり、このような変位は、排ガス値が変化するまで継続され、排ガス値が変化する出力値が次の出力値とされる。従って、排ガス値は次の出力値では変化して所定の許容幅には入らなくなる。このような調節時、パラメータとしては、単に出力の調節だけであり、個々の空気値並びに燃料値及び/又は補助値は、第1の方向に沿って自動的に変化される。従って設置者は、逐次的に個々の値を反復して変更せず、単にバーナーの対応する出力のみを変化させるだけである。 【0012】続いて上記次の出力値において、対応する空気流量ないし対応する燃料流量又は補助駆動装置の補助値が、再度所定の排ガス値が得られるように、変化される。すなわちこの出力値において対応する空気値ないし燃料値が変化されて次の空気値と次の燃料値が求められ、そこで再度所定の排ガス値が得られるようになる。 【0013】続いてバーナーの出力を改めて変化させる場合、空気流量と燃料流量及び場合によっては補助駆動装置の補助値はもはや(自動的に)第1の方向に変化されず、(自動的に)他の方向、すなわち今回と少なくとも1つの他の回、例えば前回の排ガス測定結果から定まる次の方向に変化される。その後この3つのステップは、出力の終端値ないし最大出力値、すなわちバーナーの定格出力に達するまで、逐次繰り返される。 【0014】小負荷(低負荷)に対する出力値がわかっていない場合には、最初の出発点として、たとえばバーナーの点火位置が用いられる。出力値としては、点火位置により定まる燃料値が、仮に用いられる。低負荷時の出力値として、この点火位置をとりあえず用いることができるが、最初の出力値、すなわち第1の出力値としては、バーナーの最小負荷(小負荷)がわかっている場合には、それを用いるのが好ましい。その場合、調節の開始時、空気流量と燃料流量及び場合によっては補助駆動装置は、出力が対応して増大されるとき、バーナー出力が最大になるときの最大の値(最大の空気流量ないし燃料流量)の方向に線形に変化される。従って、出力が増大される場合、空気流量ないしは燃料流量は、出力−空気−燃料線図において最初の、たとえば最小の空気値ないし燃料値を出発点として、あるいは点火位置の値を出発点として、最大空気値ないし燃料値(調節部材の開度90°;出力100%)を通過する直線に沿って線形に増大される。従ってこの最初の値を出発点として、出力値は、排ガス値が変化するまで、増大される(空気流量ないし燃料流量の増加)。この排ガス値が変化する点(中間点)で燃料値、空気値又は補助値に対して新しい値が求められ、格納される。 【0015】次の空気値ないしは燃料値を求めた後に、出力を変化させる場合は、空気流量ないし燃料流量は、たとえばそれぞれ最新の空気値ないし燃料値を通る直線を外挿することによって得られる他の方向に沿って変化される。この直線は、通常前に用いられた終端点、すなわち最大燃料流量並びに最大空気流量で最大出力の交点を通らず、他の直線に沿って延びる。 【0016】また、次の空気値及び/又は次の燃料値ないし次の補助値を求めた後に、空気流量及び/又は燃料流量ないし補助駆動装置を、それぞれ出力の調節方向、すなわち出力の変化方向がより大きい出力値の方向に行われるか、あるいはより小さい出力値の方向に行われるかに従って、それぞれバーナー出力が最大又は最小になるときの空気流量と燃料流量の最大値又は最小値ないし補助駆動装置の変位量の最大値又は最小値の方向に沿って変化させるようにすることも可能である。その場合、求めたそれぞれ最新の値を用いて、その値とすでに求めてあった前の値間の特性曲線を定めるようにする。 【0017】バーナーの空気特性曲線ないし燃料特性曲線を調節する方法において、他の特性曲線を同様に定めることができる。これは、例えば、補助ポンプ、補助ファンなどの機器を駆動する補助駆動装置あるいはバーナーを調節するための他の調節部材を駆動する補助駆動装置(例えばモータ)の特性曲線である。全体のパラメータ、すなわち調節できるすべてのパラメータは、各々の(すなわち新しい)出力値に移動した際に同時に求めることができる。出力値を設定し、そこで空気値、燃料値あるいは他の値を新たに調節し、それによりこれから延びる特性曲線の新たな方向を決める場合、次の判断基準を利用することができる。 【0018】所定の許容幅を有する種々の燃焼値を所定の排ガス値として用いることができるので、燃焼値の1つ又は複数の許容幅の上限値ないし下限値を上回りないしは下回ったときに、次の燃料値ないし次の空気値又は他の値を求めるようにする。 【0019】空気特性曲線ないし燃料特性曲線又は他の特性曲線は、前に求められている空気値ないし燃料値間の個々の区間を逐次継ぎ合わせることによって得られる。このような特性曲線の調節は、バーナーを最適化するために、バーナーの運転開始前に、あるいは保守作業の際に行われる。バーナーの一部又はバーナー装置自体を交換する場合にも、本発明方法により対応する特性曲線が迅速かつ簡単に再調節される。その場合、工場側で対応する開ループ制御装置又は閉ループ制御装置を調整する必要性はない。 【0020】バーナーの特性曲線ないしは個々の燃料特性曲線又は空気特性曲線を最初に調節した後、種々の燃焼値の許容幅を縮小ないし減少させることにより、特性曲線の形状に対して厳しい条件を設けることができる。特性曲線を新たに「最適化する」ことにより、すなわちバーナーの個々の出力領域を改めて通過させることにより、より小さな許容幅を上回りないしは下回ったときに、バーナーの新しい「最適化点」すなわち出力値が定まり、その出力値で個々の空気値、燃料値又は他の値が、最適化、すなわち再調節され、それにより再び排ガス値が小さくされた許容幅内に入るようにすることができる。 【0021】それによってバーナーは、個々の直線区間を逐次継ぎ合わせることにより任意の精度で最適化することができる。 【0022】このために、本発明の他の好ましい実施形態によれば、調節の終わった特性曲線に沿って設定した出力値に移動し、再度所定の排ガス値が得られるように、新しい空気値及び/又は燃料値及び/又は補助値を求めるようにすることも可能である。その場合、その新しい空気値及び/又は燃料値及び/又は補助値を用いて特性曲線を調整又は再設定するようにする。 【0023】本発明の他の好ましい実施形態によれば、同様に、調節の終わっている特性曲線に沿って所定の出力値に移動し、この所定の出力値における空気値及び/又は燃料値及び/又は補助値に基づいてあるいは出力測定により新しい出力値を求め、それが元の出力値と合っていないことが明らかにされた場合には、新しい出力値を用いて特性曲線を調整又は再設定することも可能である。 【0024】また、上述した2つの方法を組み合わせることも可能であって、調節の終わっている特性曲線に沿って所定の出力値に移動し、再度所定の排ガス値が得られるように、新しい空気値及び/又は燃料値及び/又は補助値を求め、その場合該出力値における新しい空気値及び/又は燃料値ないし補助値に基づいてあるいは出力測定により新しい出力値を求め、新しい空気値及び/又は燃料値及び/又は補助値と新しい出力値を用いて特性曲線を調節又は再設定することも可能である。 【0025】空気流量を調節する空気調節部材、燃料流量を調節する燃料調節部材あるいは補助駆動装置は、予め定められたランプ速度で変化される。その場合、ランプ速度は、調節部材ないしその駆動装置を変化させる変位速度であって、好ましくは90°変位させるために30から120秒かかる速度である。それぞれ個々の特性曲線、すなわち空気調節部材、燃料調節部材又は補助駆動装置の各2つの値を結ぶ特性曲線部分の「勾配」に従って、各調節部材ないし駆動装置は、流量が特性曲線、すなわち特性曲線の傾斜度に沿うように、個別のランプ速度で変化される。出力変化がたとえば5%、空気特性曲線区間が30°と40°の間、燃料特性曲線区間が25°と30°の間で、設定したランプ速度が30s/90°である場合に、空気調節部材は全ランプ速度で、また燃料調節部材は半分のランプ速度で調節される。その場合、それに必要な時間は、3.33sである。それによって全複合体(各調節部材ないし駆動装置)は出力変化中特性曲線に沿って移動され、その場合、特性曲線から一時的に変位したり、燃焼が悪化したり、有害物質放出が増大するようなことはない。 【0026】さらに、適当な関数を定めるためにそれぞれの特性曲線の3点、4点又はそれより多い点を用いることにより、個々の求められた「サンプリング値」、すなわち個々の出力値における対応する空気値又は燃料値を、2次、3次又はより高次の関数によって結合することもできる。その場合にそれぞれ内挿(補間)アルゴリズムに従って、個々の特性曲線の精度に対する要求を満たすことができる。 【0027】 【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。 【0028】図1は、バーナー1を概略的に示しており、そのバーナーに燃料3と空気2が供給される。空気供給量(空気流量)ないしは燃料供給量(燃料流量)を制御するために、バーナー制御器(コントローラ)7が設けられており、そのバーナー制御器は燃料流量を調節する燃料調節部材4、並びに空気流量を調節する空気調節部材5を制御する。空気供給量ないしは燃料供給量を制御するために、バーナー制御器7は排ガスセンサ6の信号を受け取り、その排ガスセンサによって排ガス8の多数の排ガス値ないし燃焼値がバーナー制御器7に供給される。バーナー1の各出力値P1...nごとに、最適な空気値Aiないしは燃料値Fiを求め、それを用いてバーナー制御器7において燃焼プロセスを最適に調節するために、特性曲線を調節する本発明方法が用いられる。 【0029】本発明方法を実施するための好ましい処理を、図2から4を用いて説明する。 【0030】特性曲線2、3、Hの調節部材4ないし5あるいは他の補助駆動装置を所定位置に設定した後、まず、個々の特性曲線の点火位置Zが求められる。図2に示すように、燃料、空気及び補助駆動装置が設けられている場合には、補助駆動装置について、3つの異なる位置が得られる。 【0031】点火位置Zを設定したあと、バーナー1は運転開始後に、たとえば低負荷(小負荷)位置を表す最初の出力値P1がわかっている場合には、そこへ移動される。そうでない場合には、点火位置が用いられ、その場合、出力値として点火位置の燃料値が使用される。このようにして、空気値A1、燃料値F1及び補助駆動装置の変位量の値ないし駆動量の値(以下補助値H1という)が得られる。低負荷位置としてのこの最初の出力値が、前もって入力されていない場合には、制御装置、すなわちバーナー制御器7はとりあえず、最初の出力位置、すなわち最初の出力値P1に対して点火位置Zを用いる。 【0032】その後バーナーの特性曲線の本来の調節が行われる。調節されるのは、燃料3の特性曲線、空気2の特性曲線及び補助駆動装置の特性曲線Hである。本発明の好ましい実施形態においては、操作者は、バーナーの特性曲線を調節するために、出力値をインクリメントして(増分して)変化させる。その場合の出発点は、上述した最初の出力値P1、たとえば低負荷点である。そこから手動操作、又は自動操作によりバーナー1は出力の大きくなる方向へ運転される。この第1の方向において、燃料又は空気等の各値は、それぞれ最初の各点と最大出力で調節部材4ないし5の変位が最大になる最大点(図2においては90°として示されている)を通る直線に沿って変化される。従って燃料値、空気値又は補助値は、内挿(補間)及び/又は外挿(補外)された直線に沿って変化される。従ってこの最大点Xは、第1の空気値A1、燃料値F1及び補助値H1を出発点とする個々の特性曲線の方向を定める補助点として用いられる。この第1の方向は、図2では補助駆動装置の特性曲線Hに対してR1で示されている。 【0033】図3には、2番目の出力値P2が示されており、この2番目の出力値では、燃焼値、すなわち予め定められた所定の排ガス値(最適な排ガス値)はもはや得られないか、ないしは排ガス値が変化して所定の許容幅に入らなくなる。この出力値P2において、再び所定の排ガス値になるような新しい空気値、燃料値及び補助値が求められる。対応する空気値A2、燃料値F2及び補助値H2に新たに調節した後、それぞれ空気2の特性曲線、燃料3の特性曲線及び補助特性曲線Hに対して新しい方向R2が求められる。これらの新しい方向R2は、それぞれ最新の2つの点A1、A2ないしF1、F2あるいはまたH1、H2を通る直線を外挿することによって得られる。 【0034】このようにして暖房装置の設置者、バーナーの操作者あるいはまた保守サービスを行なうものは、バーナーがその最大出力すなわちその定格出力Pmaxに達する点まで出力値を変化させることができる。 【0035】従って図4に示すように、個々の直線部分を逐次互いにつなぐことにより得られる特性曲線が得られる。その場合、種々の方向がR1、R2ないしR4として図示されている。 【0036】本発明による方法を用いてバーナーの個々の特性曲線を定めた後、本発明では、図4に示したように、たとえば空気値A5を出発点として、所定の特性曲線に沿って後方へ変化させ、バーナーをさらに微調節することも可能である。この「上方から下方へ」移動させることにより、燃焼値の許容幅をより小さくすることによって微調整が可能になる。しかし、その場合に、予め定められた値内で(たとえば中心領域で)個々の出力値に移動し、特性曲線をさらに最適化することも可能である。 【0037】各特性曲線の個々のサンプリング点を定めるためには、出力データ、すなわち出力値と、たとえば燃料調節部材4又は空気調節部材5のような使用した調節部材ないしその駆動装置の位置データが適している。 【0038】図5は、特性曲線の他の調節方法を示している。その場合、次の空気値Ai+1及び/又は次の燃料値Fi+1及び/又は次の補助値Hi+1を求めた後に、空気流量及び/又は燃料流量及び/又は補助駆動装置は、それぞれバーナー出力が最大又は最小Pmax、P0になる最大あるいは最小の空気流量及び燃料流量ないしは最大あるいは最小の補助駆動装置の変位量ないし駆動量の値の方向Rx、R0に沿って変化される。その場合、たとえば3番目の空気値A3を用いて2番目の空気値A2と3番目の空気値A3間の空気特性曲線を定め、一方、出力が大きくなる方向では空気流量は、3番目の空気値A3と補助値Xで定まる直線に沿って変化される。 【0039】以上各図に関連して述べた空気特性曲線、燃料特性曲線並びに補助特性曲線は、少なくともその一つの特性曲線が調節され、それぞれ一つの特性曲線、あるいはそのうち2つの特性曲線、あるいはすべての特性曲線を調節することができ、空気値、燃料値、補助値がそれに応じて調節される。 【0040】 【発明の効果】以上説明したように、本発明では、バーナーの特性曲線を迅速かつ安価に調節することができ、バーナーの特性曲線を最適化し、排ガス値を少なくしてバーナーを最適に運転することが可能になる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】500348321 【氏名又は名称】シーメンス ビルディング テクノロジーズ アクチェンゲゼルシャフト
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| 【出願日】 |
平成12年10月5日(2000.10.5) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100075292 【弁理士】 【氏名又は名称】加藤 卓
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| 【公開番号】 |
特開2001−141234(P2001−141234A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月25日(2001.5.25) |
| 【出願番号】 |
特願2000−306192(P2000−306192) |
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