| 【発明の名称】 |
複数取っ手をもつ着脱式給油タンク |
| 【発明者】 |
【氏名】▲土▼田 正志
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| 【要約】 |
【課題】給油作業は運搬作業という力仕事と指先で取り外すという繊細作業を含む作業であり、寒さの厳しい環境下で特に高齢の老人がこれを行う場合、非常な苦痛を伴うものであるから、タンクの複数箇所に取っ手を設けることでその負担を軽減し、他の目的の為の開放用スイッチの働きも同時に行わせることができるストーブやファンヒータ等のタンクに関するものである。
【解決手段】タンク1本体の側面部にも取っ手2を取り付けた複数取っ手をもつ構造として、側面部取っ手は付根部分でタンク1本体と軸支されて運転できる構造し、他の機能の為に構成する構造体3a,3bに軸支部分と係止手段をもさせて起伏運動できる構造とし、取っ手とその運動は係止手段の解放手段として開放用スイッチ7の働きを行わせるスイッチ兼用構造とした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】タンク本体の側面部にも取っ手を取り付けた複数取っ手をもつ構造として、前記側面部取っ手は付根部分で前記タンク本体と軸支されて運動できる構造としながら、他の機能の為に構成する構造体に軸支部分と係止手段をもたせながら起伏運動できる構造として、前記取っ手とその運動は前記係止手段の解放手段として開放用スイッチ部の働きを行うスイッチ兼用構造としたことを特徴とする複数取っ手をもつ着脱式給油タンク。 【請求項2】前記構造体を第1構造体として給油弁装置を内蔵した注油口金キャップを突設させる構造として、前記注油口金キャップと前記タンク本体より突設させた給油口との間にパッキンを介して封止できる構造としたことを特徴とする請求項1記載の複数取っ手をもつ着脱式給油タンク。 【請求項3】前記構造体にはパッキンを形成させて第2構造体として構成して丁度、前記タンク本体に備えた前記注油口金キャップの頭部流出口項付近へ着脱自在に冠着する構造としたことを特徴とする請求項1記載の複数取っ手をもつ着脱式給油タンク。 【請求項4】前記構造体の前記軸支部付近に弾性体を介入させるよう形成して、前記弾性体の弾性反発力によって前記構造体が起き上がるように付勢させることを特徴とする請求項2及び3記載の複数取っ手をもつ着脱式給油タンク。 【請求項5】前記第1構造体と前記第2構造体のそれぞれの前記係止手段を解放させる介在スイッチ部操作を前記側面部取っ手が運動によっておこなう開放用スイッチ部兼用構造としたことを特徴とする複数取っ手をもつ着脱式給油タンク。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【0002】 【発明の属する技術分野】本発明は、タンクの複数箇所に取っ手を設けることで手にかかる負担を分割して軽減させるだけでなく、同時に該取っ手が他の目的の為の動作を可動させるための開放用スイッチの働きも同時におこなうことができるストーブやファンヒーター等の石油燃焼装置に装着する複数取手をもつ着脱式給油タンクに関するものである。 【0003】 【従来の技術】従来、着脱式給油タンクのもつ燃焼装置は、タンク容量の大型化競争が起こっている。特にファンヒーターに於いては、手間がかかり煩わしい給油作業を減少させる為にタンクを大型化し、9リットル〜10リットルのものまで存在している。しかし現実には女性や老人では、例えば9kgや10kgなどのものを一つの取手で片手で持つのは手先に強烈な負担がかかるため非常な苦痛を伴う。そこで各社とも取っ手をタンクの2カ所に設けることで両手で持ちながら重量を分散させるように発想した様々な方式の複数取っ手が存在している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、実際に給油の際の状況を見てみると、まず重量物となったタンクを手で握って運んだりする運搬行為と、その空のタンクへ油を入れる為に給油弁装置の内蔵された注油開閉キャップをわざわざ指先で弛めて回して取り外す行為などは力仕事と繊細な指先仕事を同時に必要とされるものであり、重量物の運搬仕事の後で手先に疲労がたまり手が震えるなど作業がしづらい。これに加えて給油作業を行う環境をよく見てみると特に冬場の寒いときほど燃焼機器の火力を上げて暖房を行う為、給油もそのぶん頻度多く行わなければならず非常に寒い冬場に外で給油タンクから給油をする場合などが当然多く存在している。このように給油作業という行為を細かく分析してみると、上述したような非常に寒さの厳しいに環境下で相対した仕事要素を内包しながらそれを指先に求め続けていたものであり、誰もが苦痛と思いながらも意識することなく昔から行ってきた作業であったし、この給油行為は通常の健康な大人であれば何の問題も感じない作業であるのだが、特に力の弱くなったしかも指先も動きにくくなっている高齢な老人が給油作業を行う場合にはこの相対した仕事要素を含む給油作業は非常な苦痛を伴うものであった。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題を解決し、指先の繊細な作業を必要とせずしかも操作が簡単で安全な給油ができるようにする為に発明されたものであり、その構造を図面とともに詳述するとか以下のようになる。 【0006】請求項1の発明は、タンク1本体の側面部にも取っ手2を取り付けた複数取っ手をもつ構造として、側面部取っ手2は付根部分でタンク1本体と軸支8cされて運動できる構造としながら、他の機能の為に構成する構造体3a、3bに軸支8a、8b部分と係止手段5a、5bをもたせながら起伏運動できる構造として、取っ手2とその運動は係止手段5a、5bの解放手段として開放用スイッチ部7の働きを行うスイッチ兼用構造としたことを特徴とする複数取っ手をもつ着脱式給油タンクであり、請求項2の発明は、構造体3aを第1構造体として給油弁装置7を内蔵した注油口金キャップ4を突設させる構造として、注油口金キャップ4とタンク1本体より突設させた給油口12との間にパッキン9aを介して封止できる構造とした請求項1記載の複数取っ手をもつ着脱式給油タンクであり、請求項3の発明は、構造体3bにはパッキン9bを形成させて第2構造体として構成して丁度、タンク1本体に備えた注油口金キャップ4の頭部流出孔10付近へ着脱自在に冠着する構造とした請求項1記載の複数取っ手をもつ着脱式給油タンクであり、請求項4の発明は、構造体3a、3bの軸支8a、8b部付近に弾性体11a、11bを介入させるよう形成して、弾性体11a、11bの弾性反発力によって構造体3a、3bが起き上がるように付勢させる請求項2及び3記載の複数取っ手をもつ着脱式給油タンクであり、請求項5の発明は、第1構造体と第2構造体のそれぞれの係止手段5a、5bを解放させる介在スイッチ部6a、6b操作を側面部取っ手2が運動によっておこなう開放用スイッチ部7兼用構造とした複数取っ手をもつ着脱式給油タンクである。 【0007】 【作用】請求項1の発明本発明は従来から存在するタンク1本体上面部の取っ手の他に新たに側面部にも取っ手2を取り付けたことによる複数取っ手を基本にするものであるが、従来の側面部取っ手と比べて本発明の側面部取っ手2が優れる点は、図2のA〜F図や図4のG〜K図の動作を見れば明白であるが、従来の側面部取っ手の場合のように運搬に便利な為だけに存在させる取っ手ではなくて、本発明の側面部取っ手2が付根部分で運動できる構造にすることで、側面部取っ手2とその構成部品は各種の便利な動作を行わせる為の係止手段5a、5bを解放させる介在スイッチ部6a、6bを可動させるように働き、側面部取っ手2が実質上の開放用スイッチ部7としての働きを兼用して行うものであり、逆にこの意味から考えると、図面全ての介在スイッチ部6a、6bは媒介物であるとも言える。 【0008】請求項2の発明第1構造体として構造体3aの働きを機能的に説明するものであり、給油時にこの構造体3aは突設される注油口金キャップ4毎一緒に開放されて起きあがることで蓋が開き、給油口12から簡単に給油がおこなえる「簡単給油」機能をもたせたものであり、給油後は蓋を閉めることで係止手段5aにて封鎖されて燃料が漏れ出ないものとなるが、やはりこの係止手段5aの解放をおこなうものも介在スイッチ部6aを媒介にしてはいるが、側面部取っ手2自体が開放用スイッチ部7として動作することになる。 【0009】請求項3の発明構造体3bを第2構造体として第1構造体と別の機能をもたせるもので、構造体3bは解放されて起きあがると丁度、注油口金キャップ4の頭部付近の流出孔10へ冠着されるように動作することになり、このとき液止めのパッキン9bも同時に流出孔10へ冠着されるために液垂れや滲みを完全に止めることができるという「液垂れ防止」機能として働く。また燃焼機器本体にタンク1を挿入するときに構造体3bを冠着状態から収納して係止手段5bに係止させることで給油作業は終了する。 【0010】請求項4の発明弾性体11a、11bの弾性反発力を利用することによって構造体3a、3bが起き上がるように付勢させるものであり、このようにすることで作業者は側面部取っ手から手を離すことなく開放用スイッチ部7として操作するだけで構造体3bは単純にバネの力だけで冠着されて「液垂れ防止」の動作をおこなうし、さらに構造体3aもバネの力だけで起きあがり簡単に開放されて「簡単給油」がおこなえる機能を動作できる。 【0011】請求項5の発明つまり本発明の側面部取っ手2の働きは上述のように、単純な運搬用の取っ手としての働きだけでなく、第1構造体と第2構造体のそれぞれの係止手段5a、5bを解放させる介在スイッチ部6a、6bを媒介にして最終的に開放用スイッチ部7となる側面部取っ手2の操作によって作業者は手を離すことなく全ての開放するまでの操作を兼用しておこなえるものとなる。 【0012】ところで、本発明の請求項2の構造と類似するものに特許公告平5−26096号の給油タンクが存在するが、この両者の違いは主目的が全く異なり、本発明ではあくまでも側面部取っ手2が他の様々な機能を起動させる為の開放用スイッチ部7を兼用するということが主目的となっており、その一例として請求項2の構造にも側面部取っ手2から手を離すことなく簡単に係止手段5aを解放させることができると主張するものであり、しかも新たに請求項3などの他の機能を加えてたとしても全て一つの取っ手2が複数の開放用スイッチ部7としての働きを同時におこなうという新しい効果を発生することも可能であり、基本的な内容が該26096号に抵触するものではない。 【0013】 【実施例】図面は本発明の様々な実施例を示すもので、図1、2は本発明の第1実施例を示す部分斜視図と操作順番図であり、図3、4は係止手段と解放手段を変えた別例を示す部分斜視図と操作順番図である。 【0014】以下詳述する。 【0015】本発明の第1実施例を示す図1は、請求項2の「簡単給油」と請求項3の「液垂れ防止」の2つの機能をもたせたもので、それぞれに形成されている介在スイッチ部6a、6bを取っ手2の操作によって作動させて係止手段5a、5bを解放させようとするものであり、この点から見れば本発明の側面部取っ手2は事実上の開放用スイッチ部7であると言える。また、第2の構造体3bは丁度「液垂れ防止」の冠着動作を行った状態を示しながら更に図中丸枠内の断面図でパッキン9bの詳細な冠着状態を示すもので、冠着の際にはパッキン9bの材質による弾性反発力も加わって流出孔10からの液垂れを防止するものであっても良いし、さらにはパッキン9bの材質を硬質にして燃料の滲みや浸み出しを表面張力で抑えたり、または布や繊維や細管状のものをパッキンとして用いて毛細管現象で吸い上げる構造のものなどや他の方法であっても問題ない。 【0016】また図1のように弾性体11a、11bをそれぞれの第1の構造体3aと第2の構造体3bに取り付けることでそれぞれが弾性反発力を利用できる構造にし、係止手段5a、5b解放後には第2の構造体3bは注油口金キャップ4に冠着されるように押し付ける力を発揮するし、第1の構造体3aは給油が可能なように開放する力を発揮する。 【0017】さらに図1の場合、側面部取っ手2を収納させる為の構造として、係止手段5cで係止させることで収納するものでも良いし、弾性体11cの弾性反発力によって収納する状態になるように押し付けるものでも良い。 【0018】また、タンク1の操作手順は図2のA〜F図のようになり、まずA図の如く取っ手2を必要以上の上方に持ち上げることによって、B図の如く構造体3bの係止手段5bは解放させて「液垂れ防止」を行うように働き、さらに図Cの如く構造体3aの係止手段5aを解放させて「簡単給油」を行うことができる。また給油後には図Dの如く構造体3bの介在スイッチ部6bを指で引き起こして係止手段5bへ係止収納させると同時に、構造体3aも図Eの如く蓋を閉じるように働き、最終的には図Fの如く構造体3aも係止手段5aによって係止されて作業は終了する。 【0019】また図3、4は係止手段と解放手段の方法を変えた別実施例のもののであり、図1、2のように取っ手2を持ち上げる操作によらず、捻る操作により係止手段5dを解放せしめて「簡単給油」を行うことができるものであり、しかも給油の際の移動中に不用意に捻る行為をしてしまった場合の、構造体3aを不意に開放させるような事態を防止するために図3の開放防止ストッパー13構造を取り付けて安全装置とした方がより良くなるし、当然このような安全装置は図1のものにも取り付けても良い。 【0020】さらに図4のG〜F図の操作手順で給油作業を完了できる。まず燃焼機器からタンク1を引き抜き給油作業に入るが、このときG図の如く取っ手2を捻ることで係止手段5はH図の如く解放されてI図の如く構造体3aは弾性体11aの弾性反発力によって起き上がって開放されて簡単に給油を行えて、給油終了後はJ図の如く蓋を閉じるように指で構造体3aを押すことによってK図の如く再度係止されて給油作業は終了する。 【0021】ところで図3の係止手段5dのタンク1に「液垂れ防止」機能を持たせることも可能であり、図1の第2構造体3bとその周辺機構を取り付けて、取っ手2を必要以上の上方に持ち上げることで作動し、構造体3bとパッキン9bが「液垂れ防止」を行うように働くものであっても良い。 【0022】 【発明の効果】請求項1の発明本発明の側面部取っ手2が優れる点は、運搬に便利な為だけに存在させる取っ手ではなくて、本発明の側面部取っ手は付根部分で運動できる構造にすることで、給油作業の際に側面部取っ手から手を離すことなくそのままで様々な機能を起動するための係止手段を解放させることができるスイッチとしての働きも同時に持つものであり、前記複数の機能を起動する場合でも側面部取っ手が全てのスイッチを兼用するため操作が簡単で煩わしくない。 【0023】請求項2の発明給油時に第1の構造体が注油口金キャップと一緒に開放されて起きあがり蓋が開くことで、給油口から簡単に給油がおこなえる「簡単給油」機能をもたせたものであり、これにより寒い冬場や重い作業の後で例え手指が震えていても簡単に注油口金キャップを開放させて給油ができるし、このとき指も汚れない。 【0024】請求項3の発明給油時に第2の構造体が係止手段から解放されることで丁度、注油口金キャップの頭部付近の流出孔10へ冠着されるように動作することになり、流出孔からの液垂れや滲みを完全に止めることができるため、タンクを逆さまにして運搬しても液垂れしにくいため、家の中を汚さないだけでなく、タンク自体も汚れにくい。 【0025】請求項4の発明弾性体の弾性反発力を利用することで作業者は取っ手から手を離すことなく開放用スイッチとして操作するだけで第1構造体や第2構造体を簡単に起動できてバネの力だけで「液垂れ防止」の動作や「簡単給油」の動作がおこなえる。 【0026】請求項5の発明通常複数の機能を作動させるためには複数のスイッチを必要とするが、本発明では側面部取っ手が複数の開放用スイッチの操作を兼ね合わせることで、それぞれ別の場所にスイッチをもつものよりも一層操作がし易いし、煩わしさもより無くなるもので、スイッチを兼用したという点だけ見ても全く新しい効果が発生していると言える。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591062294 【氏名又は名称】▲土▼田 正志
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| 【出願日】 |
平成11年6月28日(1999.6.28) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−12724(P2001−12724A) |
| 【公開日】 |
平成13年1月19日(2001.1.19) |
| 【出願番号】 |
特願平11−181583 |
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