| 【発明の名称】 |
パルス燃焼装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】石黒 典夫
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 燃焼室の上流のクッションチャンバー側から、液体燃料と空気が燃焼室内に送り込まれて爆発燃焼されるパルス燃焼装置において、前記燃焼室内に、微粒子状の前記液体燃料は通りやすい一方、爆発による燃焼波が前記クッションチャンバー内に侵入するのを阻止し得るフレームトラップを配設したことを特徴とするパルス燃焼装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、パルス燃焼装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術及びその課題】従来、パルス燃焼装置は図8の概略図で示すように、燃焼室1内で混合気が爆発すると、爆発圧がフレームトラップ51を通ってクッションチャンバー2内に作用して吸気弁3が閉じられ、燃焼室1内の燃焼ガスが尾管4から排出されるものであり、その時の慣性力によって燃焼室1内が負圧となり、クッションチャンバー2内の燃焼ガスと空気が燃焼室1内に流れ込んで、クッションチャンバー2内の圧力が大気圧以下になると、前記吸気弁3が開いて新気が流入されて、この流入された新気が燃料パイプ5の先端のノズル5aから噴射された燃料とともに燃焼室1内に供給され、この時に前記尾管4から高温の燃焼ガスが燃焼室1内に逆流して、この高温の燃焼ガスにより混合気が着火されて、燃焼室1内で爆発燃焼されるように構成されており、従来では、前記フレームトラップ51は、セラミック等の吸水性材料でハニカム状に形成されて燃焼室1の入口部に設置されており、ガソリン,灯油などの液体燃料を使用した場合に、微粒子化した液体燃料が、このハニカム状のフレームトラップ51を通りにくく、また、フレームトラップ51によっては、液体燃料を吸着してしまい、燃焼室1内での燃焼が不安定となるという問題点があった。 【0003】 【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、微粒子状の液体燃料を効率良く燃焼室に送り込み、燃焼室内での燃焼を安定化させることができるとともに、燃焼室内での爆発による燃焼波が上流側のクッションチャンバー内に侵入することを阻止できるパルス燃焼装置を提供せんことを目的とし、その要旨は、燃焼室の上流のクッションチャンバー側から、液体燃料と空気が燃焼室内に送り込まれて爆発燃焼されるパルス燃焼装置において、前記燃焼室内に、微粒子状の前記液体燃料は通りやすい一方、爆発による燃焼波が前記クッションチャンバー内に侵入するのを阻止し得るフレームトラップを配設したことである。 【0004】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は、パルス燃焼装置の概略構成図であり、燃焼室1の上流側にはクッションチャンバー2が形成され、吸気弁3が設けられており、また、先端にノズル5aを備えた燃料パイプ5が配設されたものとなっており、また、燃焼室1から燃焼ガスを排出する尾管4が燃焼室1の下流側に接続されたものとなっており、本例では、燃焼室1内の入口部側に、フレームトラップ6が設けられたものとなっており、このフレームトラップ6は、図2の拡大図で示すような形状に形成されている。即ち、フレームトラップ6は円錐コーン形に形成されて、円錐面6aを備え、円錐面6aの下流側は拡開状に開口された拡開開口6bとなっている。 【0005】このような円錐コーン形のフレームトラップ6は、燃焼室1が円筒形である場合に設けられるものであり、このフレームトラップ6を燃焼室1内に配設したことにより、クッションチャンバー2側からフレームトラップ6の円錐面6aに沿って、効率良く燃焼室1内に微粒子状の液体燃料が送り込まれることとなり、また一方、燃焼室1内で爆発燃焼された時に発生する燃焼波は、フレームトラップ6の拡開開口6bからフレームフラップ6の円錐面6aの内側に入り込んで、このフレームトラップ6で反射等され、燃焼波が直接クッションチャンバー2内に侵入することが阻止され、クッションチャンバー2内の前記吸気弁3とかノズル5a等の機器に損傷が生ずることが防がれるものとなる。また、燃焼室1内にフレームトラップ6が設けられているため、フレームトラップ6が高熱体となってパルス燃焼移行後の種火となることができ、また、液体燃料のガス化を促進させることができて、パルス燃焼を安定化させることができるものとなる。 【0006】なお、図3に示すフレームトラップ7は、クッションチャンバー2側から見た場合の燃焼室1の断面が、四角形または四角形に近い形状の場合に、燃焼室1内に配設されるものであり、基板8に一体状に山形板9が接合されており、山形板9は、中央部に立ち上がった稜線部9aが形成されて、この稜線部9aから両側に向かって湾曲面9b,9bが形成されたものとなっており、このようなフレームトラップ7においても、クッションチャンバー2側からの微粒子状の液体燃料は良好に湾曲面9bに沿って燃焼室1内へ効率良く送り込むことができ、また、燃焼室内の爆発による燃焼波は基板8で受け止めて、燃焼波が直接クッションチャンバー2内に侵入することを良好に防ぐことができるものとなる。 【0007】次に、図4に断面図で示すフレームトラップ10は、円錐面10aの拡開開口側の端部に外側に突出して湾曲したスカート部10bが一体形成されており、このスカート部10bの内側には拡開開口側を閉じるように球面板11が一体状に覆設されたものとなっており、この球面板11は、凹面鏡的に作用して燃焼波を焦点に集めることができるような形状に形成されている。 【0008】このような円錐コーン状でスカート部10bを有し、かつ球面板11を備えたフレームトラップ10では、図5の作用説明図で示すように、ノズル5aから噴射されて微粒子化した液体燃料は、円錐面10aに沿って空気とともに効率良く燃焼室1内に送り込まれるものであり、従来のように、微粒子化した液体燃料が通りにくくなることがなく、また、液体燃料が吸収されることもなく、効率良く燃焼室内へ液体燃料を通すことができるものである。 【0009】また、燃焼室1内で爆発燃焼された時に発生する燃焼波は、図6の作用説明図で示すように、球面板11により反射され、球面板11の球面の焦点Pに集められて、この焦点Pの部分は超高温部を形成することとなり、後のパルス燃焼を安定化させることができるものとなる。しかも、球面板11により反射されるとともにスカート部10bにより渦流が生成されて、この渦流により燃焼波のクッションチャンバー2側への侵入を阻止することができ、燃焼波のクッションチャンバー2側への侵入を有効に防ぐことができるものとなる。 【0010】次に、図7に示すフレームトラップ12は、円錐面12aの先端に拡開した拡開開口12bが形成されているとともに、拡開開口12bの反対側には挿入口12cが形成されており、この挿入口12c内に燃料パイプ5が挿入されて、燃料ノズル5aがフレームトラップ12内に配置されたものであり、このような構造では、ノズル5aから噴出される液体燃料を最も効率良く燃焼室1内に送り込むことができ、かつ燃焼波はフレームトラップ12の円錐面12aの内側で反射させて、ノズル5aを良好に保護することができるものとなる。 【0011】 【発明の効果】本発明は、燃焼室の上流のクッションチャンバー側から、液体燃料と空気が燃焼室内に送り込まれて爆発燃焼されるパルス燃焼装置において、前記燃焼室内に、微粒子状の前記液体燃料は通りやすい一方、爆発による燃焼波が前記クッションチャンバー内に侵入するのを阻止し得るフレームトラップを配設したことにより、微粒子化した液体燃料を効率的に燃焼室内に送り込むことができ、また、爆発による燃焼波を阻止することにより、クッションチャンバー内の機器を良好に保護することができるものとなり、さらにフレームトラップ自体が高熱体となり、パルス燃焼移行後の種火となることができるとともに、液体燃料のガス化を促進させてパルス燃焼を安定化させることができる効果を有する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】390009896 【氏名又は名称】愛知機械工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年6月21日(1999.6.21) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100086520 【弁理士】 【氏名又は名称】清水 義久
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| 【公開番号】 |
特開2001−4106(P2001−4106A) |
| 【公開日】 |
平成13年1月12日(2001.1.12) |
| 【出願番号】 |
特願平11−174157 |
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