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【発明の名称】 液体または気体状態の高温流体発生器の調節装置
【発明者】 【氏名】エリック ボシュ

【要約】 【課題】槽内の液面を緻密かつ正確に制御することができる手段を提供する。

【解決手段】加熱体13を備えた高温流体発生器の槽1と、低温流体を槽1に供給するポンプ3とを有し、槽1内には、槽1の一部を気密に貫通する口部に可撓性管を介して接続された浮きと該浮きの位置変化を関知する角度スイッチとを有する液面検知器12を備え、該液面検知器12の可撓性管と浮きとが槽1内に水平状に位置し、液面検知器12から供給されたデータによってポンプ3の始動と停止を制御する電子制御ユニット11を有する
【特許請求の範囲】
【請求項1】 加熱体を備えた高温流体発生器の槽と、低温流体を槽に供給するポンプとを有し、槽内には、槽の一部を気密に貫通する口部に可撓性管を介して接続された浮きと該浮きの位置変化を関知する角度スイッチとを有する液面検知器を備え、該液面検知器の可撓性管と浮きとが槽内に水平状に位置し、液面検知器から供給されたデータによってポンプの始動と停止を制御する電子制御ユニットを有することを特徴とする、液体または気体状態の高温流体発生器の調節装置。
【請求項2】 加熱体を備えた高温流体発生器の槽と、低温流体を槽に供給するポンプと、槽から出た高温流体が供給される器具とを有し、使用位置において、槽の長手方向軸が水平状に配置され、この槽が、両端のうち一方を形成する蓋を有し、この蓋が槽の内部と槽の外部を連通する全ての電気および水力の通路を有し、槽の蓋を気密に貫通する口部に可撓性管を介して接続された浮きを含み、槽内に存在する液面検知器を有し、可撓性管と浮きが槽内に水平状に位置し、角度スイッチが浮きの近傍に収納され、角度スイッチの電気導線が可撓性管を通って槽から出ており、液面検知器から供給されたデータからポンプの始動と停止を制御する電子制御ユニットを有し、電子制御ユニットが、槽の長手方向軸が水平状になるように通常運転位置を槽が占めていないときに高温流体発生器の使用停止を起こすように、槽の姿勢検出器を備えていることを特徴とする、液体または気体状態の高温流体発生器の調節装置。
【請求項3】 電子制御ユニットが、高温流体発生器に接続された器具に応じて加熱体に供給される電気出力の調節を行うモジュールも備えていることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項4】 器具を高温流体流発生器に接続したとき、器具識別情報が電子制御ユニットに提供され、該電子制御ユニットが器具識別情報に応じて槽の加熱出力を調節することを特徴とする、請求項3に記載の装置。
【請求項5】 電子制御ユニットが、高温流体発生器の運転時間カウンタを備えた試験モジュールを有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一つに記載の装置。
【請求項6】 試験モジュールが、高温流体発生器の運転時間と構成部品の状態に関する情報を検査台に提供することができることを特徴とする、請求項5に記載の装置。
【請求項7】 槽の温度を測定するサーミスタを備え、電子制御ユニットが、槽の熱慣性を計算に入れ、槽の加熱体の給電を制御する信号である、経時的な槽の温度変化に比例した信号を設定する加熱体の給電を調節するモジュールを含むことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一つに記載の装置。
【請求項8】 槽の加熱体の給電を制御する圧力調整器を有することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一つに記載の装置。
【請求項9】 液面検知器の浮きが、アルミ製のタンクで形成されており、該タンクの頸部が、タンクの頸部を囲うシリコン製のパッキングにはめ込まれたアルミ製の蓋によって閉塞されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の装置。
【請求項10】 浮きを口部に接続する可撓性管がシリコン製であることを特徴とする請求項9に記載の装置。
【請求項11】 角度スイッチが、水銀スイッチであることを特徴とする、請求項9または10に記載の装置。
【請求項12】 浮きの揚力が高く、この揚力に比較して、高温流体発生器の使用寿命の間に浮きに堆積する湯垢の重量が無視できることを特徴とする、請求項1又は請求項9〜11のいずれか一つに記載の装置。
【請求項13】 角度スイッチが、浮きの外部に位置する盲管部分内に収納され、盲管部分がシリコン製の可撓性管を介して槽の蓋に接続されていることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明が属する技術分野】
【0002】本発明は液体または気体状態の高温流体発生器に関するものであり、特にこれらの高温流体発生器の調節装置に関するものである。
【0003】一般的に、これは熱水または蒸気発生器に関するものであるが、本発明はその他の高温液体または気体の発生器にも適用される。
【0004】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
【0005】かかる発生器の良好な作動を保証するために、高温液体またはその液体の蒸気の使用に応じて発生器の槽内への低温液体の影響を制限する必要がある。したがって、少量の低温液体を頻繁に導入することが可能でなければならない。
【0006】同様に、発生器の槽内に貯蔵された圧力エネルギーの一定性を保証するために、前記槽内の液体と気体の量の分布が一定値に維持できなければならない。
【0007】これらの目的を達成するために、十分精密な方法で液体の補給と熱出力を調節するため大変正確に発生器の槽内の液面を測定または検知することが可能でなければならない。既存の発生器の場合それは不可能であり、本発明の主たる目的の一つは発生器の槽内の液面を精密かつ緻密に制御する手段を提供することである。
【0008】他方で、既存の発生器は一般的に圧力で調節される、すなわち槽の一つまたは複数の加熱体の供給は圧力検知器によって制御される。これらの槽の熱慣性は無視できないので、槽内の所望の圧力に達し、したがって、加熱体の供給が切断された後、槽内の流体温度は上昇し続け、それ故圧力も同様であり、槽内の基準圧力が制御できない仕方で越えられてしまう。本発明のもう一つの目的は、槽内の基準圧力のこれらの超過を可能な限り防止する新規な調節手段を提供することである。
【0009】これらの高温液体または気体の発生器は多機能用であり、複数の様々な用具や器具を特に水蒸気に提供することが可能であるためのものである。液体の加熱に充てられる電力は、意図する用途によって変化し、その電力は、アイロンの使用のためには蒸気清掃器具の供給のためよりも低いということは明らかである。一般的に、過剰消費を防止するために、これらの発生器は予め設定した2段階で加熱出力を手動で調整することを可能にするスイッチを備えている。しかしこれでは不十分なことが多い、なぜなら使用者は器具を変えたときに加熱体の供給を切り替えるのを忘れるからである。本発明のさらに別の目的は、使用される器具に応じて自動的に加熱出力の管理を可能にすることである。
【0010】最後に、本発明の最後の目的は、予め器具を分解することなしに、発生器の構成部品の状態を知ることを可能にする装置を備えることによって、熱湯及び高温気体の発生器の手入れを容易にすることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
【0012】本発明の対象は、従来の装置の欠点を防止し、上述の全てまたは一部の目的の達成を可能にする、液体または気体の状態の高温流体発生器の調節装置である。
【0013】本発明の課題を解決するための手段は、次のとおりである。
【0014】第1に、加熱体を備えた高温流体発生器の槽と、低温流体を槽に供給するポンプとを有し、槽内には、槽の一部を気密に貫通する口部に可撓性管を介して接続された浮きと該浮きの位置変化を関知する角度スイッチとを有する液面検知器を備え、該液面検知器の可撓性管と浮きとが槽内に水平状に位置し、液面検知器から供給されたデータによってポンプの始動と停止を制御する電子制御ユニットを有することを特徴とする、液体または気体状態の高温流体発生器の調節装置。また、加熱体を備えた高温流体発生器の槽と、低温流体を槽に供給するポンプと、槽から出た高温流体が供給される器具とを有し、使用位置において、槽の長手方向軸が水平状に配置され、この槽が、両端のうち一方を形成する蓋を有し、この蓋が槽の内部と槽の外部を連通する全ての電気および水力の通路を有し、槽の蓋を気密に貫通する口部に可撓性管を介して接続された浮きを含み、槽内に存在する液面検知器を有し、可撓性管と浮きが槽内に水平状に位置し、角度スイッチが浮きの近傍に収納され、角度スイッチの電気導線が可撓性管を通って槽から出ており、液面検知器から供給されたデータからポンプの始動と停止を制御する電子制御ユニットを有する、液体または気体状態の高温流体発生器の調節装置。第2に、加熱体を備えた高温流体発生器の槽と、低温流体を槽に供給するポンプと、槽から出た高温流体が供給される器具とを有し、使用位置において、槽の長手方向軸が水平状に配置され、この槽が、両端のうち一方を形成する蓋を有し、この蓋が槽の内部と槽の外部を連通する全ての電気および水力の通路を有し、槽の蓋を気密に貫通する口部に可撓性管を介して接続された浮きを含み、槽内に存在する液面検知器を有し、可撓性管と浮きが槽内に水平状に位置し、角度スイッチが浮きの近傍に収納され、角度スイッチの電気導線が可撓性管を通って槽から出ており、液面検知器から供給されたデータからポンプの始動と停止を制御する電子制御ユニットを有し、電子制御ユニットが、槽の長手方向軸が水平状になるように通常運転位置を槽が占めていないときに高温流体発生器の使用停止を起こすように、槽の姿勢検出器を備えていることを特徴とする、液体または気体状態の高温流体発生器の調節装置。第3に、電子制御ユニットが、高温流体発生器に接続された器具に応じて加熱体に供給される電気出力の調節を行うモジュールも備えていることを特徴とする、上記第1に記載の装置。第4に、器具を高温流体流発生器に接続したとき、器具識別情報が電子制御ユニットに提供され、該電子制御ユニットが器具識別情報に応じて槽の加熱出力を調節することを特徴とする、上記第3に記載の装置。第5に、電子制御ユニットが、高温流体発生器の運転時間カウンタを備えた試験モジュールを有することを特徴とする、上記第1〜4のいずれか一つに記載の装置。第6に、試験モジュールが、高温流体発生器の運転時間と構成部品の状態に関する情報を検査台に提供することができることを特徴とする、上記第5に記載の装置。第7に、槽の温度を測定するサーミスタを備え、電子制御ユニットが、槽の熱慣性を計算に入れ、槽の加熱体の給電を制御する信号である、経時的な槽の温度変化に比例した信号を設定する加熱体の給電を調節するモジュールを含むことを特徴とする、上記第1〜6のいずれか一つに記載の装置。第8に、槽の加熱体の給電を制御する圧力調整器を有することを特徴とする、上記第1〜6のいずれか一つに記載の装置。第9に、液面検知器の浮きが、アルミ製のタンクで形成されており、該タンクの頸部が、タンクの頸部を囲うシリコン製のパッキングにはめ込まれたアルミ製の蓋によって閉塞されていることを特徴とする、上記第1又は第2に記載の装置。第10に、浮きを口部に接続する可撓性管がシリコン製であることを特徴とする上記第9に記載の装置。第11に、角度スイッチが、水銀スイッチであることを特徴とする、上記第9または10に記載の装置。第12に、浮きの揚力が高く、この揚力に比較して、高温流体発生器の使用寿命の間に浮きに堆積する湯垢の重量が無視できることを特徴とする、上記第1又は上記第9〜11のいずれか一つに記載の装置。第13に、角度スイッチが、浮きの外部に位置する盲管部分内に収納され、盲管部分がシリコン製の可撓性管を介して槽の蓋に接続されていることを特徴とする、上記第1に記載の装置。
【0015】
【実施例】
【0016】以下、図面を参照しながら本発明の一実施例を説明する。
【0017】付属の図面は、本発明による、液体または気体状態の高温流体発生器の調整装置の実施例を模式的に示している。
【0018】図1は、本発明に係る調節装置の第一の実施例を示す概略図である。図2は、本発明に係る高温流体発生器の槽内に含まれた液面検知器の長手方向部分縦断面図である。図3は、本発明に係る調節装置の第二の実施例を示す概略図である。図4は、圧力調整器による調節および本発明による温度調節の場合の時間に応じた圧力曲線を、アルミ槽とアルミ被覆ステンレススチール混合槽とについて示す図である。
【0019】液体または気体状態の高温流体発生器の調節装置の第一の実施例は図1に概略が示されている。図を参照して記載された設備はアイロンまたは蒸気清掃機などのその他の器具に随意に供給する高温流体発生器としての水蒸気発生器に関するものである。
【0020】この設備は、例えば、文書WO/98/36215に記載のもののように構成された、蒸気発生器を有するが、アルミ槽だけを有することもできる。
【0021】設備は、さらに水タンク2、発生器の槽1に冷水を供給するポンプ3と、使用対象の器具4としてのアイロンを含んでいる。
【0022】ポンプ3は、水タンク2から供給された水を、出口側から蒸気発生器の槽1に供給している。ポンプ3と槽1との間に水供給加圧弁5ならびに水減圧弁6がある。
【0023】圧力調整器7は、蒸気排出導管8の途中にあり、該蒸気排出導8管は、器具4としてのアイロンに備えられたスイッチ10によって、使用者が手動制御する蒸気出口電磁弁9を有する。
【0024】設備はさらに電子制御ユニット11を有する。この電子制御ユニット11は、液面検知器12によって槽内で検知された液面に応じてポンプ3によって槽1への水供給を調節する。
【0025】槽1は、給電が圧力調整器7によって制御される加熱体13を備え、安全サーモスタット14が槽1の最高温度を制限する。
【0026】設備が正常に作動するために、好適には液体ではなく気体によって占められたその部分において槽1内に冷水が導入されなければならず、また特に、熱衝撃および、槽1内の液体の温度変化を防止するためにこの冷水供給は連続して少量ずつ実施する必要がある。
【0027】槽1内へのポンプ3による冷水の導入調節は、液面検知器12によって電子制御ユニット11に提供される情報に応じ、電子制御ユニット11によって制御される。この液面検知器12は、きわめて敏感でなければならず、1から3mm程度の、好適には1から2mmの槽内の水面変動を検知できなければならない。
【0028】槽1内の水面のこれほど正確な調節を可能にするために、図2に示した液面検知器が開発された。
【0029】ほぼ円筒形の槽1は、その長手方向軸をほぼ水平状にして使用位置に配置される。槽1の蓋1aは、槽1の両端のうち一方を形成し、水、電気、などの全ての供給、出力のための通路を有する。
【0030】液面検知器12は、水平状に配置された槽1の長手方向軸に沿って、槽1の蓋1aに固定され、槽1内でほぼ水平状に位置している。該液面検知器12は、図2に示すように、アルミ製タンクによる胴部15及び蓋16で形成された浮きを備えており、該アルミ製タンクによる胴部15は、同じアルミ製の蓋16で塞がれている。胴部15の蓋16は、図示した例では円環パッキング16aを備え、蓋16のフランジ17は、110℃を超える温度で、圧力が3から6バールの要求温度および圧力の運転条件で完全かつ永続的な気密性を得るように胴部15の開口に熱せずに円環パッキング16aを介してはめ込まれている。
【0031】この胴部15による浮きの揚力が高いことが重要である、なぜなら発生器の使用につれて発生器に堆積する石灰質にその浮力がほとんど影響されないことが必要だからである。意図する用途には直径15から20mm、長さが40から60mmの円筒形の胴部15が適している。
【0032】蓋16と胴部15との間の円環パッキング16aは、好適には硬度が45から70ショアのシリコン製Oリングとする。
【0033】胴部15と共に浮きを形成する蓋16は、胴部15から遠い側の端に盲管部分18を備え、盲管部分18の壁の末端部分は隆起部19を備えている。蓋16の盲管部分18には、ショア硬度が45から70程度で、−60℃〜+200℃の間に含まれる使用温度に耐えることができる透明シリコン製の可撓性管20が嵌合する。ステンレススチール製の締付フランジ21が、可撓性管20を蓋16の盲管部分18に気密に固定している。
【0034】可撓性管20の反対側の端は、口部24の管状部分22に嵌合し、ステンレススチール製の第二フランジ23によって締め付けられている。この口部24は、貫通通路を有し、自由先端側には六面25を有し、中心部分26にはネジ山を備えて、発生器の槽1の蓋1aの一部に形成されたネジ立て穴内にねじ込まれる。ねじ込まれた状態においては、パッキング28が、気密性を保証する。したがって、使用位置において、液面検知器12は、槽1の内部に、槽1の長手方向軸におおむねそって、水平状に配置され、槽1の蓋1aの一部を気密に貫通する口部24に可撓性管20を介して接続された浮きが水平状に位置する。
【0035】角度スイッチ、例えば、水銀スイッチMは、胴部15、蓋16、蓋のフランジ17による浮きの蓋16の盲管部分18内に収納、固定され、その電気導線は可撓性管20と口部24を貫通して延長し、槽1から出て、電子制御ユニット11に接続される。
【0036】このような液面検出器12は、きわめて正確で、1から3mm程度の槽1内の液面差の検出が可能で、特に、浮きの揚力が高いということから信頼性が高く、寿命が長い。くわえて、この液面検出器12は、槽1の蓋1aを取り外さなくても、自由先端側の六面25を回すことで中心部分26のネジ山を介して口部24を緩めて引き抜くだけで、発生器の槽1から取り外せる。したがって、必要な場合、液面検出器の標準部品の交換が簡単に実現できる。該液面検出器12の利点は槽1内で水位に沿うことである。水位が変わると浮きの傾きが変化する。このような変化は、浮きの運動の自由が制限されているので、一つの水銀スイッチM等による角度スイッチで検出できる。角度スイッチ1つしか備えていないので、きわめて単純なこの高感度な液面検知器のおかげで、槽1内部の水位調節は、導入される液体の量が槽1内に含まれる液体の量と比較して小さいので、槽1内の温度の干渉または変動を全て防止しながら、少量の低温液体を連続して導入することで実現される。くわえて、槽1内への冷水の導入は、蒸気または気体を含む槽1の部分内で行われ、それによって炭酸カルシウムによって引き起こされる乱流も減らされる。
【0037】また、同様に超高感度な液面検出器のおかげで、発生器の運転中に、槽1内に蓄積される圧力エネルギーをほぼ一定に保つことが可能であるが、それは運転中に水と蒸気の量の配分がほぼ一定に保たれるからである。
【0038】このように正確な水位の調節によって蒸気発生器の安定した運転条件が保証される。
【0039】本発明の対象である調節装置は、さらに、例えば、アイロンや蒸気清掃機などの使用される器具4に応じて槽1の加熱体13に供給される加熱電力の自動管理も可能にする。
【0040】このため器具4は、発生器から分岐したときに、器具4の識別情報を電子制御ユニット11に供給する電気導管27によって電子制御ユニット11に接続される。これらの識別情報は槽1の加熱体13に供給される電力を自動的に制御する。
【0041】このようにして、あらゆる用途においてこの装置から最大限の有効性を得ることができる。この特徴によって設置された電気出力全体の利益を常に引き出すことができる。電子制御ユニット11によって、使用されている器具4を自動的に認識することによって、過剰消費のすべてのリスクが回避される。
【0042】したがって、電子制御ユニット11は、液面検知器12によって操作される、発生器の槽1内の給水管理モジュール38並びに、発生器に接続した器具4によって操作される、槽1の加熱体13に供給する出力管理モジュール29を備えている。
【0043】変型実施例において、電子制御ユニット11は、さらに、発生器の運転時間を合計する少なくとも一つのカウンタを有する試験モジュール30も備えている。これによって使用者用の、あるいは保守に利用できる情報をいつでも入手できる。この運転時間カウンタによって使用者または保守部門に、発生器の効率と信頼性を最高レベルに維持するために、例えば、発生器の罐石除去など、発生器の保守をすべきときであることを伝えることができる。発生器の運転時間のこのカウンタの補足として、試験モジュール30は、加熱体13、胴部15、蓋16による浮き、水位警報装置、ポンプ3、などといった発生器の主要構成部品の状態に関する情報を発信する回路を備えることもできる。
【0044】このようにして、試験モジュール30を検査台BCの上に接続することによって、保守部門は発生器の構成部品の状態をすぐに把握し、故障を容易かつ迅速に発見することができる。
【0045】電子制御ユニット11は、もちろん電源モジュール31を備えている。
【0046】高出力の発生器の場合、圧力調整器7による調節、すなわち槽内圧力の制御には大きな欠点がある。設定圧力に達し、加熱体13の給電を切ったとき、加熱体13及び発生器の槽1には熱慣性があるので、槽1内の水及び蒸気の温度と圧力の上昇は続く。
【0047】図4の曲線aとbは発生器の熱慣性による圧力超過または圧力上昇を示している。アルミ槽の場合、この圧力上昇は0.7バール程度であり(曲線a)、一方、アルミ被覆ステンレススチール混合槽の場合(曲線b)、この圧力増加は1バールに達することがある。この種の一体化した一定圧力調節は、したがって、設置出力が大きくなるとすぐに、設定値の許容できない超過を発生させる。発生器の全体に蓄積されたエネルギーは理論的な遅延を発生させ、これらの基準値の超過を引き起こす。
【0048】本発明の第二の実施例は、図4の曲線cとdに示すように、圧力超過をアルミ槽については約0.3バールに、アルミとステンレススチールとの混合槽については0.4バール下げることを可能にする発生器槽の温度制御による調節に関するものである。
【0049】発生器の槽1の温度制御による調節装置は、図3に示した。発生器は、槽1、水タンク2、ポンプ3と器具4、すなわちアイロンに加え、清掃ノズル4aを備えている。槽1は、図2を参照して先に述べたような液面検知器12を備えている。この発生器はこの実施において、2つの加熱体13と13aを備えている。
【0050】なお、図3中の10aは、清掃ノズル4aのスイッチを示している。
【0051】本実施例による電子制御ユニットは、視覚表示ブロック32と、出力ブロック33と論理カード34を備えている。
【0052】第一の実施例と同様に、論理カード34は、液面検知器12によって制御された槽1内の給水管理モジュールと、水タンク2内の水位検出器、ならびに発生器に接続された器具4によって制御された加熱体13、13aに供給される出力管理モジュールを備えている。
【0053】この論理カード34は、ここではインターフェイスとPC35で示した試験台に接続可能である試験モジュールも備えている。
【0054】この実施例において、電子制御ユニットの論理カード34は、さらに加熱体13、3aの給電調節モジュールも備えている。このモジュールは、槽1の温度の変動を測定するサーミスタ36によって制御される。加熱体13、13aの調節モジュールは、温度測定サンプリングを設定して、時間に応じた温度曲線の傾きを決定する。このイメージは、槽1を調節するのに必要である。温度の制御は、システムの最適パラメータを積分し、流体出口弁の状態を考察する(比例、積分、微分)PID調節器を介して得られる。このようにして発生器の熱慣性を調節の中において積分すると、それによって運転をもっと安定させ、圧力超過を少なくすることができる。
【0055】このようにして、例えば、NTC形(negative thermical characteristics)サーミスタを介して、システムの熱変化のイメージが得られ、それによって、電子カードである論理カード内に組み込まれた論理に応じて、加熱出力を最適に調節して、基準圧力の超過を制限することができる。このように、槽の温度の変化に応じて加熱出力を調節することによって、圧力上昇を予測し、それを制限することができるが、これは所与の圧力に対してオールオアナッシングで動作する圧力調整器で制御される調節では不可能である。
【0056】さらに、槽内で実施された温度測定から槽内の水位および加熱体の給電の調節を実施できるためには、この槽が発生器の使用時間全体を通じて所与の傾向を維持する必要があるということにも留意しなければならない。あらゆる故障を回避するために、電子制御ユニットまたは電子カードである論理カード34は、槽が所定の運転位置を占めていないときに発生器を安全な状態にする槽1の姿勢検出器39も備えている。
【0057】図3では、姿勢検出器39が、記号a及び途中を省略した線によって論理カード34に接続されていることを示している。該姿勢検出器39は、槽1の長手方向軸が水平状になるように通常運転位置を槽1が占めていないときに高温流体発生器の使用停止を起こすものである。
【0058】
【発明の効果】
【0059】本発明によると、液面検出器が、高温流体発生器の槽の水位変化を、可撓性管を介して接続された浮きの傾きを一つの角度スイッチによって検知することで、電子制御ユニットによってポンプの始動と停止を制御するので、槽内の液面を緻密かつ正確に制御することができる。
【出願人】 【識別番号】500511095
【氏名又は名称】エコヴァプ エスアー
【氏名又は名称原語表記】ECOVAP SA
【出願日】 平成12年11月6日(2000.11.6)
【代理人】 【識別番号】100080447
【弁理士】
【氏名又は名称】太田 恵一
【公開番号】 特開2001−173902(P2001−173902A)
【公開日】 平成13年6月29日(2001.6.29)
【出願番号】 特願2000−337399(P2000−337399)