| 【発明の名称】 |
復水ポンプ制御方式 |
| 【発明者】 |
【氏名】菊池 正典
【氏名】大塚 祐司
【氏名】赤津 高歩
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、復水ポンプトリップ時において運転ポンプが過流量となるため、復水器高水位制御装置を一定時間作動させない事により運転継続している復水ポンプの過流量を防止するものである。
【解決手段】本制御装置は、復水ポンプ停止信号52と復水器水位信号53の入力信号と脱気器水位調節弁開度制限信号54および復水器スピルオーバ弁開制限信号55の出力信号、さらに演算部56によって構成される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 復水系ポンプが複数台で構成され、復水器内の水位が高くなった時、復水を系外へ排出する系外排出弁を有する発電プラントの復水ポンプ制御方式において、復水系ポンプが全台運転中1台がトリップした場合、一時的に前記系外排出弁を強制的に全閉させることを特徴とした復水ポンプ制御方式。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、火力発電プラントにおいて復水ポンプ出口から系外に排出する復水器高水位制御装置を有し、復水ポンプ2台運転中1台トリップした場合の復水器高水位制御装置作動による運転継続復水ポンプの過流量防止制御方式に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の技術を図1の火力発電プラントの復水給水系統について説明する。蒸気タービン2にて発電に寄与した蒸気は、復水器7にて海水20と熱交換され、その後凝縮し復水器7に一時貯蔵される。 【0003】復水器7に一時貯蔵された凝縮水(復水)は、復水ポンプ8にて抽出され、給水加熱器9で加熱された後、脱気器水位調節弁10を介して脱気器11へ流入する。 【0004】脱気器11に流入した復水は、ボイラ給水ポンプ12にて抽出され給水加熱器13にて加熱された後にボイラ1へ給水される。 【0005】復水器7は、貯蔵水の水位上昇により海水20と蒸気タービン排気蒸気5の熱交換が低下する事を防止するために、復水器7水位が一定値以上に上がると復水器スピルオーバー弁31を開に制御する事により復水器水位を低下させる復水器高水位制御装置30を設置している。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】通常のプラント運転は、図1の復水ポンプ8が2台運転をしており1台トリップすると、復水器7からの抽出量が減少するため復水器7の水位が上昇する。 【0007】復水器7の水位が規定水位より上昇すると、復水ポンプ8の出口から系外に復水を排出する復水器高水位制御装置30の復水器スピルオーバ弁31が開する。 【0008】復水器スピルオーバ弁31が開すると、復水ポンプ8の流出量が増加するため、復水ポンプ8が過大流量状態になる。 【0009】過大流量状態となった復水ポンプ8は、オーバーロードにより運転の継続ができなくなるためトリップする。 【0010】2台目の復水ポンプ8がトリップすると、ボイラ1に給水する事ができなくなるため、プラント停止に至る問題があった。 【0011】本発明の目的は、復水ポンプが過大流量となる事を防止するものである。 【0012】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために発明は、復水ポンプが2台運転中1台トリップして一時的に復水器の水位が上昇しても一定時間は、復水器高水位制御装置を作動させず、復水器スピルオーバ弁31を開させない制御装置を設置したものである。 【0013】 【発明の実施の形態】火力発電プラントの復水系統に本発明を適用した一実例を図2を用いて説明する。 【0014】復水器40に貯蔵された復水は、復水ポンプ41および復水ポンプ42にて抽出され、給水加熱器43にて加熱された後、脱気器水位調節弁44を介して脱気器45に供給される。 【0015】脱気器45内の復水は、ボイラ給水ポンプ46にて抽出され、給水加熱器47にて加熱された後、給水調節弁48を介してボイラ49に給水される。 【0016】図3は、復水ポンプ42トリップ時おける、復水器水位、タービン負荷、復水ポンプ41通水量および復水ポンプ42通水量を示すものである。 【0017】タービン負荷60は、100%負荷にて運転しており、2台の復水ポンプは復水ポンプ41通常通水量64および復水ポンプ42通常通水量65であり、それぞれ140t/hである。 【0018】この状態において、復水ポンプ41がトリップする。 【0019】2台運転中の復水ポンプが1台トリップした事により、2台分の通水量を復水ポンプ421台で賄う事になるため運転を継続している復水ポンプ42の通水量は、復水ポンプ過流量制限流量67の210t/hを越え232t/hにまで増加し過流量状態になる。 【0020】本プラントは、その防止策としてタービン負荷60を50%負荷まで降下させ、運転を継続している復水ポンプの通水量を減少させる制御を行っている。 【0021】しかし、100%負荷から50%負荷までに負荷を降下させる間に運転を継続している復水ポンプ42は、過流量となるため脱気器水位調節弁開度を復水ポンプ過流量制限流量67以下の193t/h相当の開度まで、復水ポンプ41トリップと同時に絞り込むものとしている。 【0022】その場合、復水ポンプが2台運転中に1台トリップするとため一時的に復水器からの抽出水量が減少するので、復水器の水位が上昇する。 【0023】復水器水位が復水器高水位制御装置作動設定水位63まで上昇するため、復水器高水位制御装置が作動し、復水器スピルオーバ弁51を開し系外に復水を排出する。 【0024】復水器スピルオーバー弁51が開し復水を系外へ排出すると、その排出水の分復水ポンプ42の通水量が復水器高水位制御装置作動時の復水ポンプ通水量66の232t/hまで増加する。 【0025】そこで、復水ポンプ2台運転中1台がトリップし負荷降下を行う場合は、復水器水位が規定水位以上になっても復水器高水位制御装置を一定時間作動させない事により復水器スピルオーバ弁を開しない事としている。 【0026】図4は、復水ポンプが2台運転中1台トリップした場合に復水器高水位制御装置を作動させないためのインターロックを示したものである。 【0027】復水ポンプ41停止信号80または、復水ポンプ42停止信号81が発生すると、タイマ84が働く45分間復水器スピルオーバー弁83を強制的に閉に制御を行っている。 【0028】 【発明の効果】本発明によれば、復水器高水位制御装置は、復水ポンプが2台運転時1台トリップした場合に復水器の水位が上昇し規定値になった場合でも、復水器高水位制御装置を一定時間作動させない事により、復水器スピルオーバ弁が開して運転継続している復水ポンプが過負荷になる事を防止することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005108 【氏名又は名称】株式会社日立製作所 【識別番号】390023928 【氏名又は名称】日立エンジニアリング株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年6月24日(1999.6.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100075096 【弁理士】 【氏名又は名称】作田 康夫
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| 【公開番号】 |
特開2001−4102(P2001−4102A) |
| 【公開日】 |
平成13年1月12日(2001.1.12) |
| 【出願番号】 |
特願平11−177773 |
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