| 【発明の名称】 |
照明装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】近藤 禎男
【氏名】塩濱 弘親
【氏名】阿部 勳
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| 【要約】 |
【課題】電子式放電ランプ点灯装置を重量バランスを良好にしながら薄形化することにより、天井埋め込み深さを浅くした昇降形の照明装置を提供する。を提供する。
【解決手段】電動昇降装置1の昇降部1cと照明器具4との間に介在される電子式放電ランプ点灯装置2が、少なくとも対向する一対の側面がそれぞれ外側面に放熱フィンを有する放熱板21a、21aにより構成さている直方体形状のケース21、ケース21内に配設された配線基板22、および発熱回路部品23aが放熱板21aの内面に導熱的に取り付けられて配線基板22に実装されその他の回路部品23bが主として配線基板22に実装されている放電ランプ点灯回路23を備えて構成されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】少なくとも対向する一対の側面がそれぞれ外側面に放熱フィンを有する放熱板により構成されている直方体形状のケース、ケース内に配設された配線基板、および発熱回路部品が放熱板の内面に導熱的に取り付けられて配線基板に実装されその他の回路部品が主として配線基板に実装されている放電ランプ点灯回路を備え、電動昇降装置の昇降部の下部に配設される電子式放電ランプ点灯装置と;電子式放電ランプ点灯装置の下部に配設される照明器具と;を具備していることを特徴とする照明装置。 【請求項2】天井側に設置される電動昇降装置本体、電動昇降装置本体から昇降自在に垂下するワイヤおよびワイヤの下端に取り付けられた昇降部を備えた電動昇降装置と;少なくとも対向する一対の側面がそれぞれ外側面に放熱フィンを有する放熱板により構成されている直方体形状のケース、ケース内に配設された配線基板、および発熱回路部品が放熱板の内面に導熱的に取り付けられて配線基板に実装されその他の回路部品が主として配線基板に実装されている放電ランプ点灯回路を備え、電動昇降装置の昇降部の下部に配設される電子式放電ランプ点灯装置と;電子式放電ランプ点灯装置の下部に配設される照明器具と;を具備していることを特徴とする照明装置。 【請求項3】電子式放電ランプ点灯装置は、ケースがその上面の中央部に形成された電源導入孔および電源導入孔を挟んで左右にそれぞれ外側方に向かって開口した多数の切り起こし放熱孔を備えていることを特徴とする請求項1または2記載の照明装置。 【請求項4】電子式放電ランプ点灯装置は、ケースが底板、底板の対向する側縁からほぼ平行に起立した一対の放熱板、ならびに底板の残余の側縁から起立する一対の側面部および側面部間を一体に橋絡する上面部を有するコ字状蓋体により構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載の照明装置。 【請求項5】電動昇降装置の昇降部および電子式放電ランプ点灯装置のケースの間を離間して結合する第1の取付金具と;電子式放電ランプ点灯装置のケースおよび照明器具の間を離間して結合する第2の取付金具と;を具備していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一記載の照明装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電動昇降装置を用いて昇降自在にした照明装置に関する。 【0002】 【従来の技術】高天井に設置されるダウンライトを保守しやすくするために、電動昇降装置を用いて照明器具および点灯装置を床面近くまで降下させることができるようにした昇降形の照明装置は、既に知られている。 【0003】また、上記の照明装置において、光源として放電ランプたとえばメタルハライドランプを用いるとともに、その点灯装置を電子式放電ランプ点灯装置により構成したものも一部に用いられている。点灯装置を電子式放電ランプ点灯装置にすると、軽量化できるから、電動昇降装置を小形の電動機で駆動でき、電動昇降装置を薄形化して安価にするとともに、照明装置の天井埋め込み深さを浅くすることができる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、電子式放電ランプ点灯装置は、高周波スイッチングを行うために半導体スイッチング素子を用いるので、この半導体スイッチング素子が発熱するため、放熱の必要がある。半導体スイッチング素子の放熱のためには、半導体スイッチング素子を放熱板に実装するのが最も簡便である。この場合に用いる放熱板は、放熱フィンを形成したアルミニウムブロックを用いるのが一般的であるが、熱容量を大きくするために、大形で、重量が嵩む。 【0005】一方、電動昇降装置を用いて照明器具および点灯装置を昇降自在に構成する場合には、照明器具および点灯装置の重量バランスを良好にする必要がある。 【0006】したがって、電子式放電ランプ点灯装置を用いる場合には、放熱板の配置が問題になり、従来のこの種照明装置においては、電子式放電ランプ点灯装置の構造が複雑になるとともに、背が高くなってしまう欠点があった。このため、電動昇降装置を薄形化できるにもかかわらず、天井埋め込み深さが大きくなってしまうという問題もある。 【0007】本発明は、電子式放電ランプ点灯装置を重量バランスを良好にしながら薄形化することにより、天井埋め込み深さを浅くした昇降形の照明装置を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を達成するための手段】請求項1の発明の照明装置は、少なくとも対向する一対の側面がそれぞれ外側面に放熱フィンを有する放熱板により構成されている直方体形状のケース、ケース内に配設された配線基板、および発熱回路部品が放熱板の内面に導熱的に取り付けられて配線基板に実装されその他の回路部品が主として配線基板に実装されている放電ランプ点灯回路を備え、電動昇降装置の昇降部の下部に配設される電子式放電ランプ点灯装置と;電子式放電ランプ点灯装置の下部に配設される照明器具と;を具備していることを特徴としている。 【0009】本発明および以下の各発明において、特に指定しない限り用語の定義および技術的意味は次による。 【0010】<電子式放電ランプ点灯装置について>電子式放電ランプ点灯装置は、ケース、配線基板、および放電ランプ点灯回路を備えて構成されている。 【0011】ケースは、直方体形状をなしていて、少なくとも対向する一対の側面がそれぞれ外側面に放熱フィンを有する放熱板により構成されている。また、ケースの上面部の中央部に電源線導入孔が、底板部の中央部に出力線導出孔が、それぞれ形成される。なお、要すれば、残余の対向する一対の側面も放熱板によって形成することができる。 【0012】配線基板は、ケースの内部に適宜配設されている。もちろん、重量バランスが許容限度を超えて崩れないように配慮しながら配設することはいうまでもない。ケースの上面部に形成された電源線導入孔を介してケース内に導入された電源線は、配線基板に接続される。 【0013】放電ランプ点灯回路は、入力端に電源線が接続され、発熱回路部品およびその他の回路部品を含み、配線基板の形成された配線路を用いて構成されている。そして、放電ランプ点灯装置の出力線は、配線基板から導出され、ケースの底面部に形成された出力線導出孔を介して照明器具へ導出される。発熱回路部品は、ケースの放熱板の内面に導熱的に固定され、配線基板に実装される。また、発熱回路部品は、発熱量が相対的に大きくて、放熱板を介しての放熱を必要とする回路部品であれば、どのようなものでもよいが、一般的には半導体スイッチング素子が該当する。そして、このような半導体スイッチング素子は、放電ランプに流れる負荷電流を高周波でスイッチングする回路部分に接続されているものが多い。その他の回路部品は、直接配線基板に実装される。 【0014】また、電子式放電ランプ点灯装置は、電動昇降装置の昇降部の下部に配設される。その際に、電子式放電ランプ点灯装置の放熱を阻害にないように配慮するのが望ましい。たとえば、昇降部と電子式放電ランプ点灯装置との間を適宜離間させると、放電ランプの点灯状態で電子式放電ランプ点灯装置の周囲特に上部に空間が確保されて、放熱が促進される。 【0015】<照明器具について>照明器具は、光源に放電ランプを用いるのであれば、どのような構成であってもよい。たとえば、ダウンライト、高天井用反射笠およびランプホルダーの組み合わせ器具、シャンデリア、バンクライト、混光照明器具、スポーツ向照明器具などを用いることができる。光源の放電ランプは、どのような放電ランプでもよいが、好適にはメタルハライドランプである。 【0016】また、照明器具は、電子式放電ランプ点灯装置の下部に配設される。その際に、照明器具の放熱が所要に行われるとともに、照明器具が電子式放電ランプ点灯装置の放熱を阻害にないように配慮するのが望ましい。これらをともに満足するためには、たとえば照明器具と電子式放電ランプ点灯装置との間を適宜離間させるように照明器具を取り付けるのがよい。さらに要すれば、照明器具と電子式放電ランプ点灯装置との間に遮熱板を介在させることができる。 【0017】さらに、照明器具として、ダウンライトを用いる場合、ダウンライトを枠体、反射笠およびランプホルダーにより構成することができる。枠体は、天井側に固定して内部に反射笠およびランプホルダーを収納するとともに、上部に電動昇降装置をする。反射笠は、ランプホルダーと一体化されて昇降する。ランプホルダーは、ランプソケットを主体とし、反射笠の支持部を備えて構成されている。 【0018】<本発明の作用について>本発明においては、電子式放電ランプ点灯装置のケースの対向する少なくとも一対の側板が放熱板によって構成された直方体形状なので、電子式放電ランプ点灯装置の重量配分をバランスさせやすい。そのため、照明装置の昇降が円滑に行われる。 【0019】また、放熱板が電子式放電ランプ点灯装置のケースの少なくとも一対の側面を構成しているので、ケースを薄形化でき、このため天井埋め込み深さを浅くすることができる。 【0020】さらに、ケースが直方体形状なので、放熱板にアルミニウムの押し出し成形材を用いるとともに、その放熱板を利用してケースを構成でき、放熱板以外のケース構成材も打ち抜きおよび折り曲げなどの加工が容易であり、かつケースの構造が簡単になり、しかも軽量化できる。 【0021】さらにまた、放熱板が直接外部に露出するので、放熱が良好であるとともに、放熱板の内面に発熱回路部品が実装されているので、充電部の外部露出を避けられる。 【0022】請求項2の発明の照明装置は、天井側に設置される電動昇降装置本体、電動昇降装置本体から昇降自在に垂下するワイヤおよびワイヤの下端に取り付けられた昇降部を備えた電動昇降装置と;少なくとも対向する一対の側面がそれぞれ外側面に放熱フィンを有する放熱板により構成されている直方体形状のケース、ケース内に配設された配線基板、および発熱回路部品が放熱板の内面に導熱的に取り付けられて配線基板に実装その他の回路部品が主として配線基板に実装されている放電ランプ点灯回路を備え、電動昇降装置の昇降部の下部に配設される電子式放電ランプ点灯装置と;電子式放電ランプ点灯装置の下部に配設される照明器具と;を具備していることを特徴としている。 【0023】本発明は、請求項1の発明の構成要件に電動昇降装置が追加して構成されている。すなわち、電動昇降装置は、照明装置の構成の一部であるので、照明器具の一部たとえば枠体が天井側に固定されるダウンライトのような構成に好適である。この場合、電動昇降装置は、枠体に配設される。しかし、本発明は、このような構成を備えていない照明器具にも適応するもので、たとえば電動昇降装置のみが天井側に固定されるような構成であってもよい。このような場合においても、電動昇降装置を含めて全体として照明装置を構成する。 【0024】電動昇降装置は、一般的に昇降装置本体、ワイヤなどの吊り下げ体、および吊り下げ体の下端に取り付けられる昇降部によって構成される。昇降装置本体は、吊り下げ体を昇降させる回転ドラムなどの巻き上げ装置、巻き上げ装置を駆動する電動機、昇降部が所定の上昇位置になったときに昇降部をロックするロック機構、昇降部に接続して給電する接点機構、電動機を制御する制御装置、および電源線を接続する端子台などを含んでいる。昇降部は、昇降装置本体の接点機構に接離する受電機構、および電子式放電ランプ点灯装置を支持する支持機構を備えている。 【0025】請求項3の発明の照明装置は、請求項1または2記載の照明装置において、電子式放電ランプ点灯装置は、ケースがその上面の中央部に形成された電源導入孔および電源導入孔を挟んで左右にそれぞれ外側方に向かって開口した多数の切り起こし放熱孔を備えていることを特徴としている。 【0026】本発明は、電子式放電ランプ点灯装置のケース内に塵埃が進入しにくいが、放熱を促進する構造を規定している。すなわち、切り起こし放熱孔は、ケースの上面に切り込み線を入れ、切り込み線に隣接する部位を押し上げることによって形成することができ、その開口部がほぼ側方に向かっている。また、ケースの上面のほぼ中央には電源導入孔が配設されている。そして、電源導入孔を境にして切り起こし放熱孔の開口が左右に分かれている。このため、切り起こし放熱孔は、その位置から近い方のケースの側縁の方向を向いている。 【0027】そうして、本発明においては、電源導入孔がケースのほぼ中心に配設されているから、電源の導入によって電子式放電ランプ点灯装置の重量バランスが阻害されるようなことがない。 【0028】また、電子式放電ランプ点灯装置の内部からの温度上昇した空気が切り起こし放熱孔から左右方向に分かれて流出するので、放熱が良好になる。 【0029】さらに、切り起こし放熱孔は、その開口が外側方に向かって形成されているので、ケースの上部から内部へ塵埃が進入しにくい。 【0030】請求項4の発明の照明装置は、請求項1ないし3のいずれか一記載の照明装置において、電子式放電ランプ点灯装置は、ケースが底板、底板の対向する側縁からほぼ平行に起立した一対の放熱板、ならびに底板の残余の側縁から起立する一対の側面部および側面部間を一体に橋絡する上面部を有するコ字状蓋体により構成されていることを特徴としている。 【0031】本発明は、電子式放電ランプ点灯装置のケースの簡単で、しかも配線基板の組み込みが容易な構造を規定している。すなわち、放熱板に対して底板および蓋体を取り付けることでケースを組み立てることができる。放熱板は、アルミニウム押し出し成形体を用いて構成することができるので、その製作に際して、予め底板および蓋体の取付部となる溝を押し出し成形時に同時に成形により形成することができる。 【0032】そうして、本発明においては、電子式放電ランプ点灯装置のケースの蓋体がコ字状に形成されているので、蓋体を取り外した状態では、ケースは一対の放熱板および底板によって樋状をなしているから、配線基板の取付作業が容易になる。 【0033】また、底板および蓋体には、取付孔を形成して、セルフタッピングねじを用いて放熱板にねじ込むだけでケースを組み立てることができるので、ケースの構造が簡単で、組み立て作業が容易になり、したがって安価になる。 【0034】請求項5の発明の照明装置は、請求項1ないし4のいずれか一記載の照明装置において、電動昇降装置の昇降部および電子式放電ランプ点灯装置のケースの間を離間して結合する第1の取付金具と;電子式放電ランプ点灯装置のケースおよび照明器具の間を離間して結合する第2の取付金具と;を具備していることを特徴としている請求項1ないし4のいずれか一記載の照明装置。 【0035】本発明は、電動昇降装置の昇降部、電子式放電ランプ点灯装置および照明器具の間を相互に離間させて取り付ける構成を規定している。すなわち、第1の取付金具を用いて昇降部と電子式放電ランプ点灯装置との間を離間して取り付ける。また、第2の取付金具を用いて電子式放電ランプ点灯装置と照明器具との間を離間して取り付ける。なお、要すれば、電子式放電ランプ点灯装置と照明器具との間に遮熱板を介在させることも容易になる。そうして、本発明においては、簡単な構造で電動昇降装置と、電子式放電ランプ点灯装置と、照明器具との間を相互に離間して熱的な干渉を低減した照明装置を得ることができる。 【0036】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。 【0037】図1は、本発明の照明装置の一実施形態としての昇降形ダウンライトを示す一部中央断面正面図である。 【0038】図2は、同じく側面図である。 【0039】図3は、同じく一部を除去した状態の斜視図である。 【0040】図4は、同じく分解斜視図である。 【0041】図5は、同じく電子式放電ランプ点灯装置の要部断面図である。 【0042】図6は、同じく蓋体の平面図である。 【0043】図7は、同じく蓋体の側面図である。 【0044】図8は、同じく蓋体の取り付け状態を説明するための説明図である。 【0045】図9は、同じく底板の平面図である。 【0046】図10は、同じく底板の正面図である。 【0047】図11は、同じく底板の側面図である。 【0048】各図において、1は電動昇降装置、2は電子式放電ランプ点灯装置、3は第1の取付金具、4は照明器具、5は第2の取付金具、6は遮熱板である。 【0049】<電動昇降装置1について>電動昇降装置1は、電動昇降装置本体1a、吊り下げワイヤ1bおよび昇降部1cを備えている。電動昇降装置本体1aは、弁当箱形のケース1a1、誘導滑車1a2、巻き取りドラム1a3、図示を省略している給電接点機構、ロック機構、電動機、制御装置および端子台などを備えている。給電接点機構は、昇降部1cが所定の位置に上昇しているときに昇降部1cに給電する。ロック機構は、昇降部1cを上昇位置にロックする。電動機は、巻き取りドラム1a3を駆動する。制御装置は、電動機を制御する。端子台は、天井から受け入れた電源線を電動昇降装置1に接続する。 【0050】吊り下げワイヤ1bは、一端が巻取りドラム1a3に固定されている。そして、他端は、中間が誘導滑車1a2を経由して昇降部1cに固定されている。 【0051】昇降部1cは、図示を省略している受電機構および電子式放電ランプ点灯装置2の支持機構を備えている。受電機構は、昇降部1cが所定の上昇位置にあるとき電動昇降装置本体1aの給電接点機構に接触して受電する。 【0052】<電子式放電ランプ点灯装置2について>電子式放電ランプ点灯装置2は、その外観を図1ないし図4に示すとともに、その詳細を図5ないし図11に示すとおりの構成である。すなわち、ケース21、配線基板22および放電ランプ点灯回路23を備えている。 【0053】(ケース21について)ケース21は、弁当箱状の直方体形状をなし、一対の側面を構成する一対の放熱板21a、21a、底板21bおよびコ字状蓋体21cからなる。 【0054】一対の放熱板21a、21aは、放熱フィン21a1、第1の長溝21a2、第2の長溝21a3、第3の長溝21a4、蟻溝21a5、係止溝21a6およびねじ止め孔21a7を備えている。放熱フィン21a1は、後述する発熱回路部品23aの発生熱を放熱するのに機能するもので、放熱板21aの外側面に多数整列して形成されている。第1の長溝21a2は、後述する底板21bを固定するために機能するもので、放熱板21aの長手方向下面に開口して形成されている。第2の長溝21a3は、後述するコ字状蓋体21cの上面部21c2を固定するために機能するもので、放熱板21aの長手方向上面に開口して形成されている。第3の長溝21a4は、後述する配線基板22を係止するために機能するもので、第1の長溝21a2に相対的に近接し、かつ、これにほぼ平行して放熱板21aの内面に形成されている。蟻溝21a5は、後述するボルト23dを摺動自在に支持するために機能するもので、放熱板21aの内面に長手方向に沿って形成されている。係止溝21a6は、後述する押さえ板23cを係止するために機能するもので、蟻溝21a5に平行に形成されている。ねじ止め孔21a7は、後述するコ字状蓋体21cの側面部21c1を固定するために機能するもので、放熱板21aの長手方向に沿って2個が形成されている。 【0055】底板21bは、図6ないし図8に示すように、複数の透孔21b1、出力線導出孔21b2、複数の取付孔21b3、複数のスタッド21b4および一対の起立縁21b5、21b5を備えている。複数の透孔21b1は、図5に示すように、底板21bをセルフタッピングねじstsにより放熱板21aの第1の長溝21a2に固定する際に機能するもので、底板21bの前後の対向側縁に沿って形成されている。出力線導出孔21b2は、配線基板22に接続した放電ランプ点灯回路23の出力線(図示しない。)を照明器具4へ導出するために機能するもので、底板21bの中央部に形成されている。複数の取付孔21b3は、第2の取付金具5を取り付けるために機能するもので、出力線導出孔21b2を中心とする同心円上に等配されている。複数のスタッド21b4は、配線基板22を固定するために機能するもので、底板21bの周縁部および中心部に分散して配設されている。起立縁21b5は、コ字状蓋体21cの一対の側面部21c1、21c1を固定するために機能するもので、底板21bの左右の対向側縁から低く起立していて、それぞれ一対のねじ孔sh1を備えている。 【0056】コ字状蓋体21cは、一対の側面部21c1、21c1および上面部21c2を有してコ字状をなしている。一対の側面部21c1、21c1は、ケース21の底板21bの対向する一対の側縁から起立する一対の放熱板21a、21aに対して直角な残余の側縁から互いに平行に起立し、複数の通気孔bhおよび周縁部にそれぞれ複数の透孔th1、th2を有している。複数の透孔th1は、図11に示すように、側面部21c1を放熱板21aのねじ止め孔21a7にセルフタッピングねじstsにより固定する際に機能する。複数の透孔th2は、図示を省略しているが、側面部21c1を底板21bの起立縁21b5の一対のねじ孔sh1にセルフタッピングねじにより固定する際に機能する。上面部21c2は、図9に示すように、一対の側面部21c1、21c1を橋絡していて、電源線導入孔slh、複数のねじ孔sh2、複数の透孔th3および多数の切り起こし放熱孔cuh1、cuh2を有している。電源線導入孔slhは、電源線を導入するために機能するもので、上面部21c2の中央部に形成されている。複数のねじ孔sh2は、第1の取付金具3を取り付けるために機能するもので、上面部21c2において、電源線導入孔slhの左右に形成されている。複数の透孔th3は、図5に示すように、コ字状蓋体21cをセルフタッピングねじstsにより放熱板21aの第2の長溝21a3に固定するために機能するもので、上面部21c2の前後の側縁に沿って形成されている。多数の切り起こし放熱孔cuh1は、図9において、電源線導入孔slhから上面部21c2の下半分に下方を向いて形成されている。これに対して、切り起こし放熱孔cuh2は、上半分に上方を向いて形成されている。 【0057】<配線基板22について>配線基板22は、後述する放電ランプ点灯回路23の発熱回路部品23aおよびその他の回路部品23bを実装するために機能するもので、一対の放熱板21a、21aに係止した状態で底板21bに固定されている。すなわち、配線基板22の前後の側縁は、放熱板21aの第3の長溝21a4、21a4に係止した状態で、底板21bのスタッド21b4に対向する図示しない透孔を介してボルトBをねじ込むことによって固定されている。 【0058】<放電ランプ点灯回路23について>放電ランプ点灯回路23は、図5に示すように、発熱回路部品23a、その他の回路部品23b、押さえ板23c、ボルト23dおよびナット23eを備えて、配線基板22の配線路により所要に接続されることによって構成されている。なお、回路構成については後述する。 【0059】発熱回路部品23aは、放熱板21aを介しての放熱が必要な相対的に発熱量が多い回路部品であり、たとえば半導体スイッチング素子などである。そして、発熱回路部品23aは、押さえ板23c、ボルト23dおよびナット23eを介して放熱板21aの内面に熱導的に取り付けられるが、配線基板22に実装される。 【0060】その他の回路部品23bは、放熱板21aを介しての放熱が必ずしも必要でない相対的に発熱量の少ない回路部品であり、直接配線基板22に実装される。 【0061】押さえ板23cは、脚部片23c1および当接片23c2がL字状をなしていて、当接片23c2に透孔が形成されている。また、脚部片23c1は、先端が放熱板21aの係止溝21a6に係止し、当接片23c2が発熱回路部品23aに当接している。 【0062】ボルト23dは、頭部23d1が放熱板21aの蟻溝21a5に摺動自在に挿入され、押さえ板23cの当接片23c2の透孔に挿通している。 【0063】ナット23eは、ボルト23dにねじ込まれて押さえ板23cを発熱回路部品23aに圧接している。 【0064】<第1の取付金具3について>第1の取付金具3は、電動昇降装置1の昇降部1cと電子式放電ランプ点灯装置2とを離間して固定するために機能するもので、図1および図4に示すように、上辺部3aおよび側辺部3bからなる。上辺部3aは、中心部に通孔3a1および通孔3a1の周囲に複数の透孔th4を有している。側辺部3bは、上辺部3aの両端から垂下し、下端に透孔th5を有するL字状部3b1が形成されている。 【0065】そうして、上辺部3aの通孔3a1に昇降部1cを嵌合した状態で透孔th4を利用して図示しないねじにより昇降部1cを固定する。また、側辺部3bのL字状部3b1を電子式放電ランプ点灯装置2のケース21のコ字状蓋体21cの複数のねじ孔sh2に図示しないねじにより固定することにより、昇降部1cと電子式放電ランプ点灯装置2とは、離間して固定される。 【0066】<照明器具4について>照明器具4は、枠体4a、反射板4b、ランプホルダー4cおよび放電ランプ4dを備えて構成されている。 【0067】枠体4aは、環状枠4a1および門形枠4a2からなる。環状枠4a1は、下部外周にフランジfを有し、このフランジfが天井パネル7の開口の下面に当接した状態で、電動昇降装置1を吊りボルト(図示しない。)により天井スラブから吊り下げることによって固定される。門形枠4a2は、上辺部4a21および一対の脚辺部4a22、4a22からなり、環状枠4a1に脚辺部4a22の先端部で固定されている。上辺部4a21は、中央に昇降部1cが通過し得る大きさの開口opが形成され、開口opに昇降部1cを合わせて電動昇降装置1を上部に装着する。 【0068】反射板4bは、伏せ椀状をなし、下端開口の周縁に飾りフランジofを有している。飾りフランジofは、反射板4bが所定の位置に設置された状態のときに、枠体4aの環状枠4a1のフランジfを覆うように形成されている。 【0069】ランプホルダー4cは、ランプソケット取付板4c1、反射板取付板4c2、ランプソケット4c3および一対のボルト4c4からなる。ランプソケット取付板4c1は、後述する第2の取付金具5の下面に固定され、さらにその下面にランプソケット4c3を装着する。反射板取付板4c2は、ランプソケット取付板4c1の両側から下方へ平行に垂下する一対の脚部4c21、4c21および一対の脚部4c21、4c21の下端に配設された円環状部4c22からなる。円環状部4c22は、その下面に反射板4bの頂部を固定する。一対のボルト4c4は、ランプソケット取付板4c1を第2の取付金具5に固定することにより、照明器具4を第2の取付金具5に固定している。 【0070】放電ランプ4dはランプソケット4c3に装着されたメタルハライドランプからなる。 【0071】<第2の取付金具5について>第2の取付金具5は、電子式放電ランプ点灯装置2と照明器具4との間を離間して固定し、必要に応じて遮熱板6を両者の間に介在させるもので、下辺部5a、脚辺部5bおよび当接部5cからなる。下辺部5aは、ランプホルダー4cのランプソケット取付板4c1に図示しないねじによって固定される。脚辺部5bは、下辺部5aの両側から平行に起立している。当接部5cは、脚辺部5bの上端から外側へ延在し、電子式放電ランプ点灯装置2のケース21の底板21bの複数の取付孔21b3にねじで固定される。 【0072】<遮熱板6について>遮熱板6は、第2の取付金具5とランプホルダー4cとの間に挟持されて、照明器具4の発生熱が電子式放電ランプ点灯装置2をなるべく加熱しないように遮熱する。 【0073】図12は、本発明の照明装置の一実施形態における回路ブロック図である。 【0074】図において、図1ないし図11と同一部分については同一符号を付して説明は省略する。 【0075】電動昇降装置本体1aは、巻き取りドラム1a3が電動機Mにより駆動される。電動機Mは、可動接点MCが上昇回路接点RUCに接続すると、ワイヤ1bが巻き上げられて昇降部1cが上昇する。可動接点MCが下降接点RDCに接続すると、反対に昇降部1cが下降する。保安接点SCが電動機Mの共通線路に直列に挿入され、点灯判別回路LDCによって制御される。したがって、放電ランプ4dが点灯しているときには、保安接点SCが点灯判別回路LDCによって制御されて開放しており、電動機Mは作動しない。 【0076】放電ランプ点灯回路23は、交流電源ASから電動昇降装置本体1aの給電接点機構FICおよび昇降部1cの受電接点機構RCを経由して昇降部1cが所定の位置まで上昇しているときのみ給電される。また、放電ランプ点灯回路23は、フィルタ回路FC、整流化直流電源RDC、昇圧チョッパ回路BUT、降圧チョッパ回路BDTおよび極性切換回路PCにより構成され、昇圧チョッパ回路BUTおよび降圧チョッパ回路BDTは、点灯判別回路LDCの検出出力に応じて制御回路CCを介して制御されて、放電ランプ4dは、安定に点灯する。 【0077】 【発明の効果】請求項1ないし5の各発明によれば、電動昇降装置の昇降部と照明器具との間に介在される電子式放電ランプ点灯装置が、少なくとも対向する一対の側面がそれぞれ外側面に放熱フィンを有する放熱板により構成さている直方体形状のケース、ケース内に配設された配線基板、および発熱回路部品が放熱板の内面に導熱的に取り付けられて配線基板に実装されその他の回路部品が主として配線基板に実装されている放電ランプ点灯回路を備えて構成されていることにより、下記の効果を奏する照明装置を提供することができる。 【0078】1.電子式放電ランプ点灯装置のケースが一対の側面が放熱板によって構成された直方体形状であるため、電子式放電ランプ点灯装置の重量配分をバランスさせやすい。そのため、照明装置の昇降が円滑に行われる。 【0079】2.放熱板がケースの少なくとも一対の側面を構成しているので、ケースを薄形化でき、このため天井埋め込み深さを浅くすることができる。 【0080】3.ケースが直方体形状なので、放熱板にアルミニウムの押し出し成形材を用いるとともに、その放熱板を利用してケースを構成でき、放熱板以外のケース構成材も打ち抜きおよび折り曲げなどの加工が容易であり、かつケースの構造が簡単になり、しかも軽量化できる。 【0081】4.放熱板が直接外部に露出するので、放熱が良好であるとともに、放熱板の内面に発熱回路部品が実装されているので、充電部の外部露出を避けられる。 【0082】請求項1の発明によれば、加えて電動昇降装置を構成要件として含んでいない照明装置を提供することができる。 【0083】請求項2の発明によれば、加えて電動昇降装置を構成要件として含んでいる照明装置を提供することができる。 【0084】請求項3の発明によれば、加えて電子式放電ランプ点灯装置のケースがその上面の中央部に形成された電源導入孔および電源導入孔を挟んで左右にそれぞれ外側方に向かって開口した多数の切り起こし放熱孔を備えていることにより、電源導入孔がケースのほぼ中心に配設されているから、電源の導入によって電子式放電ランプ点灯装置の重量バランスが阻害されるようなことがなく、また、電子式放電ランプ点灯装置の内部からの温度上昇した空気が切り起こし放熱孔から左右方向に分かれて流出するので、放熱が良好になるとともに、切り起こし放熱孔は、その開口が外側方に向かって形成されているので、ケースの上部から内部へ塵埃が進入しにくい照明装置を提供することができる。 【0085】請求項4の発明によれば、加えて電子式放電ランプ点灯装置のケースが底板、底板の対向する側縁からほぼ平行に起立した一対の放熱板、ならびに底板の残余の側縁から起立する一対の側面部および側面部間を一体に橋絡する上面部を有するコ字状蓋体により構成されていることにより、電子式放電ランプ点灯装置のケースの蓋体がコ字状に形成されているので、蓋体を取り外した状態では、ケースは一対の放熱板および底板によって樋状をなしているから、配線基板の取付作業が容易になり、また底板および蓋体には、取付孔を形成して、セルフタッピングねじを用いて放熱板にねじ込むだけでケースを組み立てることができるので、ケースの構造が簡単で、組み立て作業が容易になり、したがって安価な照明装置を提供することができる。 【0086】請求項5の発明によれば、加えて電動昇降装置の昇降部および電子式放電ランプ点灯装置のケースの間を離間して結合する第1の取付金具と、電子式放電ランプ点灯装置のケースおよび照明器具の間を離間して結合する第2の取付金具とを具備していることにより、簡単な構造で電動昇降装置と、電子式放電ランプ点灯装置と、照明器具との間を相互に離間して熱的な干渉を低減した照明装置を提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003757 【氏名又は名称】東芝ライテック株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年4月26日(2000.4.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100078020 【弁理士】 【氏名又は名称】小野田 芳弘
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| 【公開番号】 |
特開2001−307540(P2001−307540A) |
| 【公開日】 |
平成13年11月2日(2001.11.2) |
| 【出願番号】 |
特願2000−125554(P2000−125554) |
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