トップ :: F 機械工学 照明 加熱 武器 爆破 :: F21 照明




【発明の名称】 バックライト式照明装置
【発明者】 【氏名】田中 章

【氏名】手塚 貞雄

【氏名】塩沢 勇雄

【氏名】平野 雅也

【要約】 【課題】導光板を使用しない軽量な照明装置を提供することを目的とする。

【解決手段】筐体(10)の光源側壁面(11)の切り欠き(11a)を塞ぐように光源としての発光ダイオード(20)が密着固定されている。筐体の底壁(14)の上側の内面には反射シート(40)が貼付されている。筐体のフランジ状の上面部材(15)に拡散シート(50)が密着固定され、反射シート(40)と拡散シート(50)の間には密封された空気層(30)が形成されている。拡散シート(50)の上方には、上側にプリズムアレイ(63)が形成されたレンズシート(60)が配設され、その上方には、被照明物としての液晶表示装置(70)が配設されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 幅と奥行きを有して広がる表示面を有する表示装置を背面から照明するバックライト式照明装置であって、幅方向に連続、または、分断されて配置され、幅方向に直角な奥行き方向に光を発する光源と、光源の光を表示装置側に出射する導光部材と、導光部材と表示装置の間に配置され、導光部材から出射した光が表示装置に向かうように調整するレンズシートとを具備し、導光部材は、光源に近い程表示装置に遠く、光源に遠い程表示装置に近くなるように配置され、表示装置側に反射面を有する反射シートと、反射シートから密閉手段により密閉された空気層を挟んで表示装置に略平行に配置された少なくとも反射シート側に拡散面を有する拡散シートと、から構成され、レンズシートは、表示装置側に谷と山が奥行き方向に延びるプリズムアレイが形成されたプリズムシートである、ことを特徴とするバックライト式照明装置。
【請求項2】 密閉手段は、反射シートを貼付する傾斜底面と、拡散シートが取り付けられて閉じられる開口を有する上面部と、光源が取り付けられて閉じられる開口を有する光源側壁面と、開口の無い反光源側壁面と、幅方向の両方の端部に配設され傾斜底面と上面を光源側壁面から反光源側壁面まで奥行き方向全域にわたって結ぶ端部壁面を有する筐体であることを特徴とする、請求項1に記載のバックライト式照明装置。
【請求項3】 拡散シートとレンズシートが密着されていることを特徴とする請求項1に記載のバックライト式照明装置。
【請求項4】 光源は複数の発光ダイオードであることを特徴とする請求項1に記載のバックライト式照明装置。
【請求項5】 発光ダイオードが白色ダイオードであることを特徴とする請求項4に記載のバックライト式照明装置。
【請求項6】 発光ダイオードは赤色、緑色、青色のダイオードを含むことを特徴とする請求項4に記載のバックライト式照明装置。
【請求項7】 光源は表示装置の幅に略等しく幅方向に延びる冷陰極管から成ることを特徴とする請求項1に記載のバックライト式照明装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表示装置を背面から照明するバックライト式照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】表示装置には液晶表示装置のように、自らは発光せず照明装置で照明することによって表示をおこなうものがある。このような照明装置では光源の発した光を透明な樹脂から成る導光板を用いて表示装置の表示面に導いている。ところで、液晶テレビの本格的普及を目前にして大型の液晶表示装置の要求されているが、大型の液晶表示装置の場合、上記のような導光板を使用した照明装置を利用すると面積のみならず厚さも増大した導光板が必要となり重量、厚さが増加してしまい、液晶表示装置の利点を減じてしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題に鑑み、導光板を使用しない軽量な照明装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれば、幅と奥行きを有して広がる表示面を有する表示装置を背面から照明するバックライト式照明装置であって、幅方向に連続、または、分断されて配置され、幅方向に直角な奥行き方向に光を発する光源と、光源の光を表示装置側に出射する導光部材と、導光部材と表示装置の間に配置され、導光部材から出射した光が表示装置に向かうように調整するレンズシートとを具備し、導光部材は、光源に近い程表示装置に遠く、光源に遠い程表示装置に近くなるように配置され、表示装置側に反射面を有する反射シートと、反射シートから密閉手段により密閉された空気層を挟んで表示装置に略平行に配置された少なくとも反射シート側に拡散面を有する拡散シートと、から構成され、レンズシートは、表示装置側に谷と山が奥行き方向に延びるプリズムアレイが形成されたプリズムシートである、バックライト式照明装置が提供される。このように構成されたバックライト式照明装置は、光源の発した光は、厚みを有する導光板を使用せずに表示装置に導かれる。
【0005】請求項2の発明によれば請求項1の発明において、密閉手段は、反射シートを貼付する傾斜底面と、拡散シートが取り付けられて閉じられる開口を有する上面部と、光源が取り付けられて閉じられる開口を有する光源側壁面と、開口の無い反光源側壁面と、幅方向の両方の端部に配設され傾斜底面と上面を光源側壁面から反光源側壁面まで奥行き方向全域にわたって結ぶ端部壁面を有する筐体とされたバックライト式照明装置が提供される。
【0006】請求項3の発明によれば請求項1の発明において、拡散シートとレンズシートが密着されたバックライト式照明装置が提供される。請求項4の発明によれば請求項1の発明において、光源が複数の発光ダイオードとされたバックライト式照明装置が提供される。請求項5の発明によれば請求項4の発明において、発光ダイオードが白色ダイオードとされたバックライト式照明装置が提供される。請求項6の発明によれば請求項4の発明において、発光ダイオードは赤色、緑色、青色のダイオードを含むようにされたバックライト式照明装置が提供される。請求項7の発明によれば請求項1の発明において、光源は表示装置の幅に略等しく幅方向に延伸する冷陰極管とされたバックライト式照明装置が提供される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して液晶表示装置に適用した本発明の実施の形態を説明する。図1は第1の実施の形態の構造を幅方向に直角な平面で切った断面で示した図であり、10は筐体を示し、筐体10は光源側壁面11と、反光源側壁面12と、図示されないが、幅方向の両方の端部で光源側壁面11と反光源側壁面12と結ぶ2枚の端部壁面13(紙面の奥側のみ図示)と、光源側から反光源側に向かって上方に傾斜している底壁14を有している。
【0008】筐体10の光源側壁面11には切り欠き11aを有し、切り欠き11aを塞ぐように光源としての発光ダイオード20(図1では一個のみ示す)が密着固定されている。底壁14の上側の内面には反射シート40が貼付されている。発光ダイオード20の上端より高い位置において、筐体10の光源側壁面11と反光源側壁面12と端部壁面13には、上面部材15がフランジ状に付設されていて、この上面部材15に下面51、上面52に微小突起が形成されている拡散シート50が密着固定されている。したがって、反射シート40と拡散シート50の間には密封された空気層30が形成されている。なお、微小突起の密度を奥行き方向位置で変えてもよい。
【0009】拡散シート50の上方には上側に山線64と谷線65が奥行き方向に延びるプリズムアレイ63が形成されたレンズシート60が筐体10の光源側壁面11と反光源側壁面12と端部壁面13に適切な手段で取り付けられて配設されている。そして、レンズシート60の上方には、被照明物としての液晶表示装置70が筐体10の光源側壁面11と反光源側壁面12と端部壁面13に適切な手段で取り付けられて配設されている。
【0010】発光ダイオード20から発した光の一部は空気層30を通って反射シート40で反射してから拡散シート50に入射し、一部は一旦拡散シート50で反射シート40側に反射し、反射シート40で反射してから拡散シート50に入射する。拡散シート50に下面51から入射した光は上面52から出射してレンズシート60に下面61から入射しプリズムアレイ63が形成された上面62から出射する。レンズシート60の上面62から出射した光は液晶表示装置70を下面から照明する。 レンズシート60の山線64と谷線65が幅方向に平行に延びるプリズムアレイ63により、レンズシート60から出射する光は液晶表示装置70に対して直角に当たる成分が多くなる。
【0011】次に、第2の実施の形態について説明する。図4が第2の実施の形態の構造を示す図であって、拡散シート50とレンズシート60が密着されている点、光源が冷陰極管21にされている点が第1の実施の形態と異なる。作用は第1の実施の形態と同じで、拡散シート50とレンズシート60が密着されていることにより全体の厚さを小さくできる。勿論、拡散シート50とレンズシート60の密着と、光源を冷陰極管21にすることは別個に採用することができる。
【0012】
【発明の効果】請求項1の発明のバックライト式照明装置は、幅と奥行きを有して広がる表示面を有する表示装置を背面から照明するものであるが、幅方向に連続、または、分断されて配置され、幅方向に直角な奥行き方向に光を発する光源と、光源の光を表示装置側に出射する導光部材と、導光部材と表示装置の間に配置され、導光部材から出射した光が表示装置に向かうように調整するレンズシートとを具備していて、導光部材は、光源に近い程表示装置に遠く、光源に遠い程表示装置に近くなるように配置され、表示装置側に反射面を有する反射シートと、反射シートから密閉手段により密閉された空気層を挟んで表示装置に略平行に配置された少なくとも反射シート側に拡散面を有する拡散シートと、から構成され、レンズシートは、表示装置側に谷と山が奥行き方向に延びるプリズムアレイが形成されたプリズムシートとされている。したがって、光源の発した光を、表示装置に導くに際して、厚みを有する導光板を使用しておらず軽量である。
【出願人】 【識別番号】390038885
【氏名又は名称】富士通化成株式会社
【出願日】 平成12年4月20日(2000.4.20)
【代理人】 【識別番号】100077517
【弁理士】
【氏名又は名称】石田 敬 (外2名)
【公開番号】 特開2001−307526(P2001−307526A)
【公開日】 平成13年11月2日(2001.11.2)
【出願番号】 特願2000−126259(P2000−126259)