| 【発明の名称】 |
机上用照明器具及び机 |
| 【発明者】 |
【氏名】堀竹 良典
【氏名】大坪 栄三
【氏名】杉下 直樹
【氏名】井川 正夫
|
| 【要約】 |
【課題】本発明は、机上の棚の背板に対する固定が容易であって、輸送コストの低減に役立つ机上用照明器具を得ることにある。
【解決手段】机本体上の棚の背板5aに固定されて机上照明をする机上用照明器具4であって、照明器具本体11と、この本体を背板の前面に固定するナット(締付け具受け)12及びねじ(締付け具)13とを具備する。照明器具本体11は、取付け孔37〜39を有して背板5aの前面に配置される支柱16、ランプ17を支持して支柱16の上端部に連なって設けられた灯体18を有する。ナット12を背板5aに固定する。ねじ13を支柱の16前側から選択された取付け孔37、38を挿通しナット12に螺合する。この前側からのねじ13の締付けにより背板5aに照明器具本体11の支柱16を固定することを特徴としている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 机本体上の棚の背板側に設けられる締付け具受けと、取付け孔を有して前記背板の前面に配置される支柱を備える照明器具本体と、前記支柱の前側から前記取付け孔を挿通し前記締付け具受けに螺合され、又は前記取付け孔を前方に挿通した前記締付け具受けに前記支柱の前側から螺合されて、前記背板に前記支柱を固定する締付け具と、を具備したことを特徴とする机上用照明器具。 【請求項2】 前記締付け具受けが前記背板に取付けられたナットであって、このナットが前記背板の背面に重なるフランジを有していることを特徴とする請求項1に記載の机上用照明器具。 【請求項3】 前記締付け具受けが、ねじからなる前記締付け具が螺合されるねじ孔を有して前記背板の背面に重ねられるねじ受け板であることを特徴とする請求項1に記載の机上用照明器具。 【請求項4】 前記ねじ受け板の下端部に前記机本体の縁部に固定される卓板固定部を設けたことを特徴とする請求項3に記載の机上用照明器具。 【請求項5】 前記背板に設けた支柱係合部に係合する1以上の背板係合部を前記支柱の背面に設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の机上用照明器具。 【請求項6】 前記背板の高さ方向に対する前記支柱の取付け位置を調節可能としたことを特徴とする請求項1〜5のうちのいずれか1項に記載の机上用照明器具。 【請求項7】 人体に有益な物質を空気中に放出する有益物質放散手段を、前記照明器具本体に設けたことを特徴とする請求項1〜6のうちのいずれか1項に記載の机上用照明器具。 【請求項8】 前記支柱が、前記取付け孔を有した支柱本体と、この本体との間に前記有益物質放散手段を収容する通気間隙を設けて前記支柱本体の前面に被着されたカバーとを備え、かつ、前記通気間隙にその下側から空気を導入する空気入口及び前記通気間隙内の空気をその上方に放出する空気出口を前記支柱に夫々設けたことを特徴とする請求項7に記載の机上用照明器具。 【請求項9】 卓板を有する机本体と、前記卓板上に取付けられた棚と、この棚の背板の前面に配置されて前記卓板上面を照明する前記請求項1〜8のうちのいずれか1項に記載の机上用照明器具と、を具備したことを特徴とする机。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、机上照明を行う机上用照明器具及びこの器具を備えた学習机等の机に関する。 【0002】 【従来の技術】学習机がその卓板上面を照明するために備える机上用照明器具の中には、支柱と、この支柱の上端部に連なって設けられる灯具とを備えるものが知られており、この照明器具は机本体の卓板上面に設置された棚の背板に取付けられている。 【0003】前記照明器具の支柱を背板に取付けるには、特開平11−235236号公報に示されるように、棚の背板の背面に支柱を配置し、この支柱の背面側から前方に向けて支柱を貫通するねじを背板に埋め込んだナットに螺合して実施する構成と、特開平10−214517号公報に示されるように、棚の背板の前面に支柱を配置し、背板をその背面側から前方に向けて貫通するねじを支柱に螺合し締付けて実施する構成とが知られている。 【0004】以上のように背板の背面側からねじ込まれるねじで照明器具の支柱を背板に固定する従来の構成では、その固定に際して背板の背面側に回って作業をする必要があるので、学習机を所定位置に設置した後には前記背板への照明器具の取付け作業を行うことはできない。そこで、使用者の作業負担を軽減するためもあって、従来は、製造者側において照明器具を予め棚に既述のように取付けて出荷をしている。 【0005】そのため、棚を梱包するにはその背板に支柱が固定された照明器具ごと梱包する必要があるので、梱包容積が大きく輸送費等が嵩むという問題がある。又、学習机は使用者の成長に伴って、その照明器具の高さ位置を変更することがあるが、その場合に、従来のものでは背板の背面側に回って照明器具の着脱作業を余儀なくされるので、机を所定の設置位置から動かして作業をしなければならない面倒があり、その改善が求められている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようとする課題は、机上の棚の背板に対する固定が容易であって、輸送コストの低減に役立つ机上用照明器具及び机を得ることにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するために、請求項1に係る発明の机上用照明器具は、机本体上の棚の背板側に設けられる締付け具受けと、取付け孔を有して前記背板の前面に配置される支柱を備える照明器具本体と、前記支柱の前側から前記取付け孔を挿通し前記締付け具受けに螺合され、又は前記取付け孔を前方に挿通した前記締付け具受けに前記支柱の前側から螺合されて、前記背板に前記支柱を固定する締付け具と、を具備したことを特徴とする。 【0008】この発明及び以下の各発明において、締付け具にはねじ又はナットを用いることができ、締付け具受けには、締付け具がねじの場合にはナットを用いればよく、同様に締め付け具がナットの場合にはねじを用いればよい。又、締付け具がねじの場合には背板に穿った螺孔を締付け具受けとしてを用いることもできる。 【0009】この発明においては、机上の棚の背板前面に照明器具本体の支柱を配置して、支柱の取付け孔にその前側から締付け具を通すとともに、この締付け具を前記背板側に設けた締付け具受けに螺合して締付けることにより、又は、棚の背板前面に照明器具本体に支柱を配置する際に、その取付け孔に前記背板側に設けられた締付け具受けを前方に向けて通した後、この締付け具受けに支柱の前側から締付け具を螺合して締付けることにより、支柱を背板前面に固定できる。 【0010】このように背板の前側から締付け具を操作して照明器具本体の支柱を背板に固定するので、使用者においても所定位置に設置された机本体を動かすことなくその棚の背板の前側に照明器具本体を容易に固定できる。そのため、前記棚と照明器具本体とを別々に梱包して搬入現場での現地組立てができるから、この発明の照明器具を備える机の輸送に際して、その荷姿を小さくできる。 【0011】請求項2に係る発明の机上用照明器具は、前記締付け具受けが前記背板に取付けられたナットであって、このナットが前記背板の背面に重なるフランジを有していることを特徴とする。 【0012】この発明においては、ナットのフランジが背板の背面に引っ掛かるので、照明器具本体が前側に引張られた際に、その力を、前記フランジを介して背板で支持できる。よって、照明器具本体の支柱に加えられる前方への引張り力によってナットとともに支柱が背板から不用意に引き動かされることを防止して、背板への支柱の固定状態を安定させることができる。 【0013】請求項3に係る発明の机上用照明器具は、前記締付け具受けが、ねじからなる前記締付け具が螺合されるねじ孔を有して前記背板の背面に重ねて配置されるねじ受け板であることを特徴とする。この発明においては、ねじ受け板は予め背板の背面に固定してあってもよく、又、請求項4のように卓板に固定されて背板の背面に重ねられるものであってもよい。 【0014】この発明においては、ねじ孔を有したねじ受け板からなる締付け具受けが背板の背面に引っ掛かるので、照明器具本体が前側に引張られた際に、その力を、前記背板で支持できる。よって、照明器具本体の支柱に加えられる前方への引張り力によって支柱が背板から不用意に引き動かされることを防止して、背板への支柱の固定状態を安定させることができる。 【0015】請求項4に係る発明の机上用照明器具は、前記ねじ受け板の下端部に前記机本体の縁部に固定される卓板固定部を設けたことを特徴とする。 【0016】この発明においては、ねじ受け板の卓板固定部を卓板の後縁部に固定することによって、ねじ受け板を背板の背面に支持できるとともに、棚を机上から取外した場合には、卓板固定部を卓板の縁部へ固定した後に、ねじ受け板の前面に、照明器具本体を重ねて、この本体にその前側から通されて前記ねじ孔に螺合されるねじ(締付け部材)を介して、卓板上に照明器具を取付けることができる。 【0017】請求項5に係る発明の机上用照明器具は、前記背板に設けた支柱係合部に係合する1以上の背板係合部を前記支柱の背面に設けたことを特徴とする。 【0018】この発明において、支柱係合部は、背板の前面から突出する凸部、又は、背板に設けた凹み或は孔等により形成でき、特に、凸部で支柱係合部を形成する構成において、前記締付け具受けをナットにより形成する場合には、このナットの前端部を背板の前面から突出させて、その突出部分を支柱係合部として利用することができる。同様に、背板係合部は、前記支柱係合部を凸部とした場合には支柱の背面に設けた凹み或は孔により形成でき、前記支柱係合部を凹み或は孔とした場合には支柱の背面に設けた突起により形成できる。又、支柱の背部全体を背板係合部として、これに対応する大きさの凹みからなる支柱係合部を背板の前面に設けて、これらを嵌合させてもよい。そして、支柱係合部及び背板係合部は、締付け具による締付け箇所とは別に設けることもできる。 【0019】この発明においては、支柱の背板係合部が背板の支柱係合部と係合して、背板に対する支柱の動き止めを行うので、締付け具の締付け操作に伴い支柱が不用意に回されることが防止され、容易に締付け操作ができるとともに、支柱の背板への固定状態をより安定させることができる。 【0020】請求項6に係る発明の机上用照明器具は、前記背板の高さ方向に対する前記支柱の取付け位置を調節可能としたことを特徴とする。 【0021】この発明においては、使用者の好みに応じて支柱の高さ位置、すなわち、背板に対する照明器具本体の高さ位置を変えることができる。しかも、その場合に締付け具の着脱を支柱の前側から行えるので、机本体を動かすことなく高さ調節ができる。 【0022】請求項7に係る発明の机上用照明器具は、人体に有益な物質を空気中に放出する有益物質放散手段を、前記照明器具本体に設けたことを特徴とする。 【0023】この発明において、有益物質としては、植物が虫、微生物、細菌等から自らを守るために体内で生成して周囲に放散する物質、例えば桧材等の木材から抽出した精油を主成分として形成されたフィトンチッドを挙げることができる他、マイナス空気イオンを挙げることができる。そして、この有益物質の放散手段としては、有益物質がフィトンチッドである場合には、それを固体にして、照明器具本体に内蔵したり、フィトンチッドが混ざった塗料を照明器具本体の外面等に塗布したり、或は、フィトンチッドの粉末を照明器具本体の合成樹脂製品に混入したりして実施できる。又、有益物質がマイナス空気イオンである場合には、マイナスイオン生成器を用いることができる。 【0024】この発明においては、照明器具本体を点灯させたときに、そのランプ等が発熱することに従い、照明器具本体の回りを対流経路の一部とする空気循環が促されるので、その対流により有益物質放散手段が放出する有益物質を机上回りに拡散させて、使用者に波及させ易くできる。 【0025】請求項8に係る発明の机上用照明器具は、前記支柱が、前記取付け孔を有した支柱本体と、この本体との間に前記有益物質放散手段を収容する通気間隙を設けて前記支柱本体の前面に被着されたカバーとを備え、かつ、前記通気間隙にその下側から空気を導入する空気入口及び前記通気間隙内の空気をその上方に放出する空気出口を前記支柱に夫々設けたことを特徴とする。 【0026】この発明においては、照明器具本体の点灯時に、この本体の回りに形成される空気の対流を、支柱の下部側の空気入口から上部側の空気出口へと通気間隙に通すことができる。それに伴い通気間隙内に収容された有益物質放散手段から放出される有益物質を前記対流によって周囲に拡散させて、使用者に波及させ易くできる。 【0027】又、同様の課題を解決するために、請求項9に係る発明の机は、卓板を有する机本体と、前記卓板上に取付けられた棚と、この棚の背板の前面に配置されて前記卓板上面を照明する前記請求項1〜8のうちのいずれか1項に記載の机上用照明器具と、を具備したことを特徴とする。 【0028】この発明においては、棚の背板の前面に配置される机上用照明器具に請求項1〜8のうちのいずれか1項に記載されたものを使用するので、使用者においても所定位置に設置された机本体を動かすことなくその机上の棚の背板の前側に照明器具本体を容易に固定できるとともに、それに伴い前記棚と照明器具本体とを別々に梱包して搬入現場での現地組立てができるから、この発明の机の輸送に際して、その荷姿を小さくでき、よって、前記机の輸送費コストを低減でき、加えて、背板への支柱の固定状態を安定化でき、又は、棚を机上から取外した場合に卓板への照明器具の設置を可能とでき、或は、支柱を背板前面に容易にかつ安定して固定でき、若しくは、机本体を動かすことなく、机本体の前側から照明器具の高さ位置を変えることができ、又は、照明器具の点灯時の発熱によって促される照明器具本体の回りを通る空気の対流を利用して、有益物質放散手段が放出する有益物質を、使用者に波及させ易くできる机を提供できる。 【0029】 【発明の実施の形態】以下、図1〜図10を参照して本発明の第1の実施の形態を説明する。 【0030】図1中に示す学習机1は、卓板2aを有する机本体2と、卓板2aの上面に設置された棚装置3と、この棚装置3に装着された机上用照明器具4とを備えている。本棚等として使用される棚装置3は、卓板2a上に着脱可能に取付けられるとともに、上面が開放した下棚5と、この下棚5の上に着脱可能に取付けられた上棚6とからなる。下棚5の片側には、上下方向に延びる仕切り板7を上面に設けた小引出し8が取付けられている。当初図1に示す状態で供給される学習机1は、使用者が成長するに従って図2に示すように上棚6を取外して使用される他、更に図3に示すように棚装置3全体を取外して使用できる。 【0031】図4及び図5等に示すように照明器具4は、照明器具本体11と、締付け具受けとしての複数のナット12と、締付け具としての複数のねじ13と、必要に応じて使用される付属品としてのコンセントボックス14、及びクランプ15とを備えている。 【0032】照明器具本体11は、支柱16と、ランプ17を支持して支柱16の上端部に連なって設けられた灯体18とを備えている。支柱13と灯体15とはアーム19を介して接続されており、このアーム19には、商用周波数を変換して高周波を得て、この高周波を蛍光ランプ17に印加してこのランプ17を点灯させるインバータ点灯装置20等が内蔵されている。図4に示すようにアーム19は、支柱側アームベース19aと、このベース19aの長手方向にスライド可能に接続された灯体側スライドアーム19bとを備えて形成されていて、スライドアーム19bの押し引き操作により、前後方向に伸縮可能に設けられている。 【0033】アーム19の前端部には灯体18が3次元的に移動し得るように関節機構21を介して連結されている。灯体18は、図4及び図5等に示されるように下面が開放された合成樹脂製セード22と、このセード22内に収容された図示しない反射板と、この反射板に取付けられた一対のランプソケットに取外し可能に支持された直管形の前記ランプ17と、このランプ17を覆ってセード22の下面開口の前側部分だけに取付けられた拡散透光性のランプカバー23と、ランプ17の点灯・消灯を担うスイッチ24等を備えて形成されている。セード22の長手方向中央部には、灯体18を移動させて任意の姿勢にする際の手掛けとして使用されるハンドル部25が前側に突出して一体に形成されている。 【0034】照明器具本体11の発熱部であるランプ17及びインバータ点灯装置20の近傍には、有益物質拡散手段としての有益物質拡散塗料26〜28が塗布されている。具体的には、スライドアーム19bの後部に搭載されているインバータ点灯装置20によって加熱されるアームベース19aの上面には、有益物質拡散塗料26が塗布されている。又、セード22の上面に設けられる有益物質拡散塗料27は、セード22の上部に直管形蛍光ランプ17の温度が上がり易い両端側部分に対向して開けられた一対の排気孔29の周囲例えば孔縁に夫々塗布されている。更に、灯体18の下面開口部に臨んだランプカバー23の縁部にも、有益物質拡散塗料28が塗布されている。灯体18においてはそのランプ17の点灯時の発熱により、灯体18の前記下面開口部を通って取込まれた空気がランプ17の周囲を経て前記一対の排気孔29から上昇する気流が形成される。したがって、有益物質拡散塗料27、28は灯体通過気流の経路に臨んで設けられている。 【0035】なお、前記各有益物質拡散塗料26〜28には、例えば、有益物質としてのフィトンチッドを主成分とした塗料が使用されているが、この塗料に代えて前記フィトンチッドを主成分として薄手のプレート状に成形した有益物質放散マット(有益物質拡散手段)を用いてそれらを前記箇所に夫々接着等により取付けてもよい。又、前記各有益物質拡散塗料26〜28はその全てを省略してもよく、或はいずれか一つを残して他を省略してもよいが、前記のように複数用いる場合には有益物質をより多量に放散できる点で優れている。 【0036】図5〜図9に示されるように支柱16は、支柱本体31と、この本体31の前面に取付けられた合成樹脂製のカバー32とを備えている。支柱本体31は、図示しない金属製芯材に合成樹脂製の前側芯材カバー33及び後側芯材カバー34を前後両側から被せて、これらを図示しないねじで連結して形成されている。支柱16の下部はボックス取付け部35をなし、この取付け部35には図7に示されるように上下一対のねじ受けとしてのナット36が埋め込まれるように取付けられている。これらナット36の前端はボックス取付け部35の前面と面一になっている。 【0037】ボックス取付け部35よりやや幅が狭い支柱16の上側部分には前側芯材カバー33において上下方向に延びる凹み33aが形成されている。支柱16には、これを厚み方向に貫通する複数例えば3個の取付け孔37〜39が、互いに上下方向に所定寸法隔てて設けられているとともに、上側の取付け孔37と中間の取付け孔38との間に位置して放散手段取付け部として例えば複数の爪40が凹み33aの奥面から前方に突出して設けられている。取付け孔37〜39の前端はいずれも凹み33aの奥面に開放されているとともに、これら取付け孔37〜39の後端部は、夫々図6、図9、及び図10に示すように拡径されて後側芯材カバー34の背面に開放されている。これら拡径部37a〜39aはいずれも背板係合部として用いられる。 【0038】幅方向において前側に凸曲面となるように湾曲されているカバー32は、凹み33の全長よりも短い。図8に示すようにカバー32の両側縁には、嵌め込みフランジ41が後ろ向きに一体に折れ曲がっているとともに、これらのフランジ41からスリット42によって分けられて弾性変形がより容易になるようにした取付け舌片43が複数形成されている。これら舌片43の外面には夫々半球状等の突起44が一定に設けられている。 【0039】このカバー32は、支柱本体31の凹み33aに前面から嵌め込んで、凹み33aの両側縁に各突起44に対応して夫々設けられた複数の係合溝46(図9で代表して示す。)に、各取付け舌片43を弾性的に夫々凹凸係合させることにより、支柱本体31の前面に取外し可能に装着されている。既述のようにカバー32と凹み33との上下方向の長さには差があるので、前記カバー32の装着に伴って凹み33の大部分がカバー32で塞がれて、これら凹み33aとカバー32との間に上下方向に延びる通気間隙47(図9及び図10参照)が形成されるとともに、図1〜図4に示されるように凹み33aの上下両端部が露出する。 【0040】支柱本体31の前面に開放された凹み33aの上端部は、通気間隙47内の空気を上方に放出する空気出口48として用いられ、かつ、支柱本体31の前面に開放された凹み33aの下端部は、通気間隙47内の空気をその下側から机上回りの空気を導入する空気入口49として用いられるようになっている。そして、通気間隙47には、前記フィトンチッドを主成分としてプレート状に成形された有益物質拡散手段としての有益物質放散マット50が内蔵されている。このプレート50は、その四辺を夫々前記爪40に引掛けて取付けられている。 【0041】カバー32の上部には有益物質放散マット50の前方に対向してスリット似よって形成される多数の放出口51が設けられている。図8(C)及び図9に示すように各放出口51の後側には後方へ凸となるように湾曲したブリッジ状の放出口形成部52(一つのみ図示)が夫々形成されている。カバー32に前記放出口51を設けたことにより、ランプ17を点灯しない時においても有益物質放散マット50から自然放散されているフィトンチッド成分(有益物質)を放出口51を通して支柱16の前方へ放散させることができる。 【0042】前記ナット12は一対用いられ、それらには図10等に示すように外周面に凹凸を有していわゆるおにめナットと通称されるナットが用いられている。これらのナット12のねじ孔12aは、図10に示すようにナット12の前端面にのみ開放しており、その奥端は閉じられている。更に、各ナット12の後端部外周にはフランジ12bが一体に設けられている。 【0043】これらのナット12は、前記下棚5の背板5aの幅方向中央部に、この背板5aの背面側から前側に向けて背板5aを厚み方向に貫通して取付けられており、そのフランジ12bは背板5aの背面に重なって前方への外れ止めをなしている。上下方向に隣接する一対のナット12は、上下方向に隣接する前記取付け孔37、38の間のピッチ、及び同様な取付け孔38、39間の同じピッチで上下方向に隔たって設けられている。各ナット12の前端部はいずれも背板5aの前面より突出しており、この突出前端部は、前記取付け孔37〜39の拡径部37a〜39aのいずれかに丁度嵌まり込む背板5a側の支柱係合部12cとして使用される。 【0044】前記ねじ13は2本使用され、これらは、取付け孔37〜39のうちの上下方向に隣接する2個の取付け孔に支柱16の前側から通されて、対応する一対のナット12に個別に螺合され、その締付けにより背板5aの前面に支柱16を固定している。すなわち、照明器具本体11を固定している。 【0045】このような2本のねじ13と選択的に使用される3個の取付け孔37〜39とにより、照明器具本体11は背板5aに対して高さ位置を二通りに変えて固定できる。取付け孔38、39を選択しこれらにねじ13を前側から螺合して支柱16を背板5aの前側に固定した状態は、図1及び図2の2点鎖線に示され、これは当初の状態であり、この状態では照明器具本体11の灯体18は前記上棚6の底壁には当たらない高さとなっている。又、取付け孔37、38を選択しこれらにねじ13を前側から螺合して支柱16を背板5aの前側に固定した状態は、図2の実線に示され、この状態では照明器具本体11の灯体18の上端位置は下棚5の上端よりも上側にあり、従って、この場合には上棚6が取外されるようになっている。 【0046】図4に示されるように金属製クランプ15は、ねじ受け板を兼ねるとともに本実施形態では支柱接続部として用いられる垂直片61と、この垂直片61の下端部に折り曲げて形成されたL字形状のクランプ部62と、このクランプ部62を上下方向に螺合して貫通されたクランプ軸63と、この軸63の上端に固定されたクランプ板64と、クランプ軸63の下端部に軸直角方向に貫通して取付けられたハンドル65とから形成されている。垂直偏61以外のクランプ部62、クランプ軸63、クランプ板64、及びハンドル65は、卓板2aにクランプ15を固定するための卓板固定部をなしている。このクランプ15は、図3に示すように机本体2上から棚装置3を取外した際に、その卓板2aに照明器具本体11を立てて置くために使用される。 【0047】このクランプ15の垂直片61は支柱16の背面に重なり合って設けられるもので、それには図示しない一対のねじ孔が、前記取付け孔37、38、又は取付け孔38、39の夫々に対応して設けられている。これら一対の取付け孔を通ってねじ込まれたねじ13を個別に前記図示しないねじ孔に螺合して締付けることにより、クランプ軸63の締付けにより卓板2aの後縁を挟持して立てて取付けられたクランプ15の垂直片61に、その前面から支柱16が固定される。 【0048】前記ボックス取付け部35の前面に取付けられるコンセントボックス14は、図6示すように後面を開放して成形されたボックス本体71と、この本体71の開放された後面部に嵌め込んでねじ止めされた金属製の裏蓋72とを備えている。裏蓋72には一対の前記ナット36に対応してこれらと同一ピッチで上下一対のねじ通孔73が形成されている。図4(A)に示すようにボックス本体71の前壁には机上等に設置される各種の電気製品への給電のために使用される2個のコンセント74、75が上下に並べて取付けられているとともに、これらの上側に位置して押圧式スイッチ76が取付けられている。このスイッチ76のオン・オフ操作により前記蛍光ランプ17の点灯・消灯が行われる。更に、ボックス本体71の一側壁には他のコンセント77が取付けられ、又、他側壁には図示しない壁側コンセントに差込み接続されるプラグを有した電源コード78(図3参照)が接続されている。コンセント77は灯体15側への給電用であり、これには前記点灯装置20に電気的に接続された図示しない給電線の差込みプラグが挿脱自在に差込み接続される。 【0049】図6に示すようにボックス本体71の前壁裏面には、前後両端が夫々開口されてねじ通孔73に向けてそれに接近するように延びる上下一対の筒部79が夫々一体に突設されている。これら筒部79を通してねじ80を夫々ねじ通孔73に向けて挿入して前記ナット36に前側からねじ込むことにより、コンセントボックス14が支柱16のボックス取付け部35の前面に固定されるようになっている。なお、図6中81は筒部79の前端部に嵌入された取外し可能な栓である。コンセントボックス14を使用しない状態では夫々筒部79内にねじ80が個別に保管される。 【0050】既述のように卓板2aに縁にクランプ15を取付けた後に、その垂直片61に既述の手順で照明器具本体11を前側からねじ込まれるねじ13を介して取付けることができるとともに、この照明器具本体11の支柱16に対してもコンセントボックス14を前側からねじ込まれるねじ80により固定できる。それにより、図3に示すように照明器具本体11を卓板2a上に自立させて設置することができる。なお、第3図の設置状態を得る際には、予め支柱16にコンセントボックス14を前側からねじ止めした後、この支柱16をクランプ15の垂直片61に前側からねじ止めしてもよい。 【0051】又、以上のようにコンセントボックス14はその前側からねじ込まれるねじ80により支柱16に固定できるため、図1又は図2に示すように棚装置3の背板5aに照明器具本体11を取付けた状態においても、図1中2点鎖線で代表して示すように使用者の好みに応じてコンセントボックス14を支柱16のボックス取付け部35に取付けて使用することができ、又、その後に必要に応じてコンセントボックス14を取外すこともできる。そして、このボックス14の着脱に際しては、既述のように支柱16の前側から着脱作業を行うことができるので、机本体2を動かして、その背面側に回って作業をする面倒がなく、使用者において簡単に実施できる。 【0052】前記構成の学習机1を輸送する際には、その机本体1が個装される他、この本体1上に配置される棚装置3の下棚5及び上棚6が夫々個装されるとともに、照明器具本体11、及び組立てに必要とされる各種のねじ部品などが夫々個装されて輸送される。そして、この学習机1は輸送先の使用者宅において使用者により組立てて使用される。 【0053】次に、学習机1の机本体2上に設置された棚装置3に照明器具本体11を固定して照明器具4を組立てる手順を説明する。まず、照明器具本体11の支柱16を下棚5の前面に前方から押し当てて、その支柱本体31に設けられた取付け孔37、38の拡径部37a、38aを、背板5aに予め固定されかつ背板5aの前面に突出しているナット12の突出端部、つまり、支柱係合部12cに夫々嵌合させて、背板5aの前面に照明器具本体11の支柱16を仮止めする。 【0054】この後、ねじ13を夫々取付け孔37、38に支柱本体31の前側から挿入して、ナット12のねじ孔12aに夫々ねじ込んで締付ける。それにより、支柱16が背板5aの前面に固定される。 【0055】最後に、支柱本体31の凹み33a内にその前側から有益物質放散マット50を凹み33aの爪40に引掛けて取付けてから、支柱本体31の凹み33aに、その前側からカバー32の嵌め込みフランジ41を夫々を挿入するとともに、各取付け舌片43の突起44を凹み33aの係合溝46に夫々引掛けて、カバー32を支柱本体31に取付ける。それにより、カバー32が各ねじ13及び有益物質放散マット50を覆うとともに、このカバー32と凹み33aとの間に前記マット50が収容された通気間隙47が形成されるとともに、その上下両端に夫々空気の出入口48、49が形成される。 【0056】以上の手順により下棚5の背板5aへの前面からの照明器具本体11の固定を行うことができ、それによる組立て状態は図1に示されている。なお、必要に応じて、支柱本体31のボックス取付け部35の前面にはコンセントボックス14を、その前面から支柱本体31のナット36にねじ込まれるねじ80を用いて前面から取付けることができる。この取付けは、支柱16を背板5aに固定する前に行ってもよく、又、支柱16を背板5aに固定した後に行うこともできる。 【0057】又、背板5aに対する照明器具本体11の取付け位置を高くする場合には、棚装置3の上棚6を取外すことにより、下棚5の上端を開放した後、支柱本体31の取付け孔38、39の拡径部38a、39aを、背板5aに予め固定されて背板5aの前面に突出しているナット12の支柱係合部12cに夫々嵌合させて、背板5aの前面に照明器具本体11の支柱16を仮止めしてから、ねじ13を夫々取付け孔38、39に支柱本体31の前側から挿入して、ナット12のねじ孔12aに夫々ねじ込んで締付ければよい。それにより、照明器具本体11を図2中実線で示すように上昇させて背板5aの前面に前側から固定できる。なお、この取付けの前段階として、照明器具本体11の支柱16を背板5aから取外す必要がある場合には、第1図に示す照明器具本体11の固定を行なって既述の取付け手順とは逆の手順で、前側から取外しを行えばよい。 【0058】前記のように棚装置3の背板5aの前面に、照明器具本体11の支柱16をねじ止めにより固定し、或はその固定を解除するには、いずれも背板5aの前側からねじ13を操作して行うことができるので、使用者においても所定位置に設置された机本体2を動かすことなく、その下棚5の背板5aの前側に照明器具本体11を容易に固定できる。そのため、既述のように棚装置3の下棚5及び上棚6と照明器具本体11とを別々に梱包して、使用者宅への搬入現場で使用者による現地組立てができるから、この学習机1の輸送に際して、その荷姿を小さくできる。従って、輸送コストを低減でき、学習机1のコストダウンを図ることができる。 【0059】既述の背板5a前面への支柱16の固定に際しては、既述のように背板5a側のナット12の支柱係合部37a、38a又は38a、39aと支柱16側の一対の拡径部(背板係合部)12cとを夫々凹凸係合させて仮止めした状態で、ねじ13の締付けを行うから、ナット12のねじ孔12aへのねじ13の挿入が容易となるとともに、その後のねじ13の締付けにおいて、背板5aに対して支柱16が動き止めされて支柱16が不用意に回されることが前記係合により防止されるので、容易に締付け操作をすることができ、しかも、背板2への支柱16の固定状態をより安定させることができる。 【0060】しかも、ナット12のねじ孔12aはその奥端が閉じられているので、最大にねじ13をねじ込んだ場合にもナット12を貫通して背板5aの背面から突出することがない。そのため、机本体2を例えば壁際に押付けて設置した状態で既述の背板5aへの照明器具本体11の固定作業を行っても、ねじ13によって壁が傷つけられる恐れがなく、それにより、いちいち机本体11を壁際から離すように動かして照明器具本体11の固定作業を行う手間を要しない。 【0061】又、既述のように背板5aに予め固定されているナット12が、背板5aの背面に重なって引っ掛かるフランジ12bを有しているから、背板5aに取付けられた照明器具本体11がその灯体18の移動操作に伴って前側に引張られた際には、その力を、フランジ12bを介して背板5aで支持できる。よって、照明器具本体11の支柱16に加えられる前方への引張り力によってナット12とともに支柱16が背板5aから不用意に引き動かされることが防止されものであり、背板5aの前側からの照明器具本体11の取付けに拘らず、背板5aへの支柱16の固定状態を安定させることができる。 【0062】そして、前記学習机1において、その照明器具本体11のランプ17を点灯させた時には、机上照明ができることはもちろんのこと、以下のように学習環境上好ましい雰囲気を形成できる。 【0063】すなわち、照明器具本体11のランプ17及びインバータ点灯装置20が発熱することに従い、図4(B)中矢印に示すように上昇気流が形成されるので、それに基づいて照明器具本体11の回りを対流経路の一部とする空気循環が促される。よって、その対流により有益物質放散手段26〜28、50が放散する有益物質を机上回りに拡散させて、使用者に波及させ易くできる。 【0064】詳しくは、照明器具本体11の回りに形成される対流により流動する空気の一部は、支柱16の下部側の空気入口49から通気間隙47に流入し、この間隙47を上昇して支柱16の上部側の空気出口48から灯体18及びアーム19側へ流出する。それに伴い通気間隙47内に収容された有益物質放散マット50から放出される有益物質を前記気流に乗せて周囲に拡散させることができる。又、灯体18のセード22及びランプカバー23に設けられた有益物質放散塗料27、28は、ランプ17の発熱により灯体18の回りに形成される上昇気流に晒されるので、この気流に乗って有益物質放散塗料27、28から放出される有益物質が周囲に拡散される。同様に、アーム19に設けられた有益物質放散塗料26は、インバータ点灯装置20の発熱によりアーム19回りに形成される上昇気流に晒されるので、この気流に乗って有益物質放散塗料26から放出される有益物質が周囲に拡散される。しかも、これら有益物質放散塗料26〜28は、夫々ランプ17又はインバータ点灯装置20で加熱されるから、有益物質をより容易に放出することができる。 【0065】このように机上回りに拡散される有益物質(この場合フィトンチッド)は、森林浴にも似たリフレッシュ作用、空気中の悪臭成分であるアミノ酸を分解することに伴う消臭及び脱臭作用、抗菌及び防虫作用、及びホルムアルデヒドの分解作用があるので、これらを使用者に対して及ぼすことにより、学習机1の使用環境上において好ましい有益な効果をもたらすことができる。 【0066】図11及び図12は本発明の第2の実施の形態を示している。この実施の形態は、締付け具受けの構成及びそれに付随して背板の一部の構成等が、前記第1実施形態とは異なり、その他の構成は図11及び図12に示されない部分を含めて第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と同一構成部分には同一符号を付してその説明を省略し、以下相違点について説明する。 【0067】本実施形態の締付け具受けには第1実施形態で説明したクランプ15と同様の構成のものが使用されている。このクランプ15のねじ受け板としての垂直片61には複数例えば4つのねじ孔91〜94が互いに上下方向に所定ピッチずつ離れて設けられている。又、締付け具としてのねじ13は支柱本体31の取付け孔及び背板5aに穿ったねじ通孔95を挿通するに足る長さを有している。ねじ通孔95は、ねじ孔91〜94に対応して複数設けてもよいが、本実施形態では照明器具本体11の取付け高さ位置を段階的に調節することができるようにするために、上下方向に延びる長孔により形成されている。なお、以上の点以外の構成は第1実施形態と同じである。 【0068】この実施形態においては、机本体2上に棚装置3を設置する際に、クランプ15がそのクランプ部61を机本体2の卓板2aの後縁に連結して設置される。このクランプ15の机本体2への固定により、その垂直片61は下棚5の背板5aの背面に重なるように配置され、かつ、各ねじ孔91〜94は背板5aのねじ通孔95に対向する。 【0069】下棚5の背板5aに前面にその前側から照明器具本体1をねじ止めするには、例えば取付け孔37、39に夫々ねじ13を通すとともに、これらをねじ通孔95に通してクランプ15のねじ孔92、94に夫々螺合して締付けることにより行うことができる。又、この場合の取付け高さ位置よりも高く照明器具本体11を背板5aに固定するには、例えばクランプ15のねじ孔91、93に夫々ねじ13を螺合して締付ければよい。 【0070】このように第2実施形態においても第1実施形態と同じく、照明器具本体11を下棚5の背板5aの前面にその前側からのねじ13の締付け操作によって固定できる。したがって、使用者においても所定位置に設置された机本体2を動かすことなくその机上に照明器具本体11を容易に固定できるに伴い下棚5及び下棚6と照明器具本体11とを別々に梱包して搬入現場での現地組立てができるから、この学習机1の輸送に際して、その荷姿を小さくでき、よって、学習机1の輸送費コストを低減できる。 【0071】なお、一対のねじ13を取付け孔37、39に通して以上の固定を行う構成では、ねじ13間のピッチが大きくなるので、背板5aへの固定状態を安定させる上で有効である。しかし、これに代えて一対のねじ13を上下方向に隣接する取付け孔37、38又は38、39に通してそれに対応するねじ孔に螺合させることで、背板5aの前面への照明器具本体11の前側からの固定をしてもよい。この場合には、ねじ13がねじ込まれるねじ孔の組合わせを、ねじ孔91及び92、ねじ孔92及び93、又はねじ孔93及び94と選択できるので、照明器具本体11の取付け高さを3段階に調節できる。なお、以上の多段階調節は支柱本体31の取付け孔の数を、クランプ15の垂直片61のねじ孔の数(例えば2個)より多くしても同様に得ることができる。 【0072】又、前記クランプ15を用いて背板5aの前面に前側から照明器具本体11をねじ止めした構成においては、ねじ孔91〜94を有したクランプ15の垂直片61が背板5aの背面に重なって引っ掛かるので、照明器具本体11が前側に引張られた際に、その力を、背板5aで支持させることができる。よって、照明器具本体11の支柱16に加えられる前方への引張り力によって支柱16が背板5aから不用意に引き動かされることを防止でき、背板5aへの支柱16の固定状態を安定させることができる。 【0073】しかも、クランプ15は机本体2の卓板2aの後縁等の縁部に固定できるから、棚装置3を机上から取外した場合には、このクランプ15を卓板2aの縁部へ固定し、その垂直片61の前面に照明器具本体11の支柱16を重ねて、この支柱16の支柱本体31にその前側から通されて垂直片61のねじ孔91〜94のうちの2個のねじ孔92、94に螺合されるねじ13を介して、卓板2a上に照明器具本体11を自立させて取付けることができる。 【0074】 【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。 【0075】請求項1の発明によれば、使用者においても所定位置に設置された机本体を動かすことなくその机上の棚の背板の前側に照明器具本体を容易に固定できるとともに、それに伴い前記棚と照明器具本体とを別々に梱包して搬入現場での現地組立てができるから、この発明の照明器具を備える机の輸送に際して、その荷姿を小さくでき、よって、前記机の輸送費コストの低減に役立つ机上用照明器具を提供できる。 【0076】請求項2及び3の発明によれば、照明器具本体が前側に引張られても、支柱の支持力が損なわれることを防止して、背板への支柱の固定状態を安定させることができる。 【0077】請求項4の発明によれば、棚を机上から取外した場合に、卓板の縁部へ固定されたねじ受け板に照明器具本体の支柱をねじ止めして、卓板上に照明器具を取付けることができる。 【0078】請求項5の発明によれば、締付け具の締付け操作に伴い支柱が不用意に回されることを防止して、支柱を背板前面に容易にかつ安定して固定できる。 【0079】請求項6の発明によれば、机本体を動かすことなく、使用者の好みに応じて支柱とともに照明器具本体の高さ位置を変えることができ、使い勝手がよい。 【0080】請求項7の発明によれば、照明器具本体に設けた有益物質放散手段が放散する有益物質を、照明器具の点灯時の発熱によって促される照明器具本体の回りを通る空気の対流を利用して、使用者に波及させ易くできる。 【0081】請求項8の発明によれば、照明器具本体の点灯時の発熱によって促される空気の対流を、有益物質放散手段を収容した支柱の通気間隙に通して、有益物質放散手段から放散される有益物質を容易に前記対流によって周囲に拡散させて、使用者に波及させ易くできる。 【0082】請求項9の発明によれば、使用者においても所定位置に設置された机本体を動かすことなくその机上の棚の背板の前側に照明器具本体を容易に固定できるとともに、それに伴い前記棚と照明器具本体とを別々に梱包して搬入現場での現地組立てができるから、この発明の机の輸送に際して、その荷姿を小さくでき、よって、前記机の輸送費コストを低減でき、加えて、背板への支柱の固定状態を安定化でき、又は、棚を机上から取外した場合に卓板への照明器具の設置を可能とでき、或は、支柱を背板前面に容易にかつ安定して固定でき、若しくは、机本体を動かすことなく、机本体の前側から照明器具の高さ位置を変えることができ、又は、照明器具の点灯時の発熱によって促される照明器具本体の回りを通る空気の対流を利用して、有益物質放散手段が放散する有益物質を、使用者に波及させ易くできる机を提供できる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000001351 【氏名又は名称】コクヨ株式会社 【識別番号】000003757 【氏名又は名称】東芝ライテック株式会社
|
| 【出願日】 |
平成12年2月29日(2000.2.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100058479 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外5名)
|
| 【公開番号】 |
特開2001−243832(P2001−243832A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月7日(2001.9.7) |
| 【出願番号】 |
特願2000−53726(P2000−53726) |
|