| 【発明の名称】 |
面光源ユニットならびにそれを備えた表示装置および電子機器 |
| 【発明者】 |
【氏名】井出 勝也
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| 【要約】 |
【課題】面光源モジュールの破損や、面光源モジュールを構成する各部の相互間における位置ずれが発生する可能性が少ない面光源ユニットを提供する。
【解決手段】金属で形成された固定枠30によってバックライト40が位置決めされて形成された面光源ユニット28である。固定枠30は、枠部31と、枠部31とほぼ平行な面内および枠部31のほぼ厚み方向の所定位置にバックライト40を位置決めする位置決め部32,34とを備える。位置決め部32,34の少なくとも1つは、弾性をもってバックライト40を押圧する。バックライト40は、導光板44と、導光板44に重ねられるシート部材42,50と、導光板44の一辺に沿って配置された蛍光管46と、蛍光管46からの光を導光板44の端面45に向けて反射するリフレクタ48とを備えている。導光板44およびシート部材42,50は、位置決め部32,34によって枠部31とほぼ平行な面内の所定位置に位置決めされている。リフレクタ48は、固定枠30の一辺に設けられた位置決め部34によって導光板44の端面に沿って位置決めされている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 面光源モジュールが固定枠によって位置決めされて形成された面光源ユニットであって、前記固定枠は、枠部と、前記枠部の複数の辺に設けられ、前記面光源モジュールを前記枠部とほぼ平行な面内の所定位置に位置決めする、複数の位置決め部と、を備えることを特徴とする面光源ユニット。 【請求項2】 請求項1において、前記面光源モジュールは、導光板と、前記導光板に重ねられるシート部材と、を備え、前記導光板および前記シート部材は、前記複数の位置決め部によって前記枠部とほぼ平行な面内の所定位置に位置決めされていることを特徴とする面光源ユニット。 【請求項3】 請求項1において、前記面光源モジュールは、導光板と、前記導光板の一辺に沿って配置された発光部と、前記導光板の端面とともに前記発光部の周囲をほぼ包み前記発光部からの光を前記導光板の端面に向けて反射するリフレクタと、を備え、前記リフレクタは、前記固定枠の一辺に設けられた前記位置決め部によって前記導光板の前記端面に沿った所定位置に位置決めされていることを特徴とする面光源ユニット。 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかにおいて、前記位置決め部の少なくとも1つは、弾性をもって前記面光源モジュールを押圧することを特徴とする面光源ユニット。 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかにおいて、前記複数の位置決め部は、前記面光源モジュールを前記枠部のほぼ厚み方向の所定位置にも位置決めすることを特徴とする面光源ユニット。 【請求項6】 請求項5において、前記複数の位置決め部は、前記面光源モジュールを前記枠部とほぼ平行な面内の所定位置に位置決めする第1部分と、前記第1部分から折り返されて前記面光源モジュールを前記枠部に向けて押しつけ固定する第2部分とを備えることを特徴とする面光源ユニット。 【請求項7】 請求項6において、前記第2部分は、前記面光源モジュールと当接する凸部を備えることを特徴とする面光源ユニット。 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれかにおいて、前記固定枠は前記面光源モジュールの発光面側に配置されることを特徴とする面光源ユニット。 【請求項9】 請求項1ないし請求項7のいずれかにおいて、前記固定枠は前記面光源モジュールの発光面とは逆側に配置されることを特徴とする面光源ユニット。 【請求項10】 請求項1ないし請求項9のいずれかにおいて、前記固定枠は、金属で形成されていることを特徴とする面光源ユニット。 【請求項11】 請求項1ないし請求項10のいずれかにおいて、前記位置決め部の少なくとも一つは、前記面光源モジュールと、ほぼ点接触することを特徴とする面光源ユニット。 【請求項12】 請求項1ないし請求項10のいずれかにおいて、前記位置決め部の少なくとも一つは、前記面光源モジュールと、面接触することを特徴とする面光源ユニット。 【請求項13】 請求項1ないし請求項12のいずれかに記載の面光源ユニットと、前記面光源ユニットの発光面側に配置された表示パネルとを備える表示装置であって、前記固定枠は、前記表示パネルを前記枠部とほぼ平行な面内の所定位置に位置決めすることを特徴とする表示装置。 【請求項14】 請求項13に記載の表示装置を表示手段として有することを特徴とする電子機器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、面光源ユニットならびにそれを備えた表示装置および電子機器に関する。 【0002】 【背景技術および発明が解決しようとする課題】面光源モジュールの筐体内への組み込み構造の例として、面光源モジュールの平面視における外形形状にほぼ合わせて形成された固定枠内に面光源モジュールを落とし込んで面光源ユニットを形成して筐体内に組み込む構造がある。 【0003】また、そのような構造においては、面光源モジュールを構成する各部すなわち導光板やシートなどの相互間の位置決めも、この固定枠によって行われていることが多い。 【0004】しかしながら、このような構造においては、面光源モジュールを固定枠内に落とし込むために、面光源モジュールと固定枠との間に幾分の間隙を残しておく必要がある。そのため、衝撃などによって面光源モジュールが固定枠内で移動してしまい、固定枠などと衝突することによって面光源モジュールが破損することがある。 【0005】また、衝撃などによって、面光源モジュールを構成する導光板やシートなどの各部が、最適位置から互いに位置ずれを起こして、光の利用効率が低減してしまうこともある。 【0006】そこで、面光源モジュールを構成する導光板やシートなどの各部が互いに位置ずれを起こさないように、両面テープなどによって面光源モジュール各部を互いに固定することも行われている。しかし、このような構造では、両面テープなどの存在によって面内輝度や光利用効率が低下したり、重量や厚さが増加したりしてしまう。 【0007】さらに、面光源モジュールと、面光源モジュールからの光の透過を制御して表示を行う表示パネルとを用いて形成した表示装置は、面光源モジュールが固定枠内で移動してしまうと、面光源モジュールと表示パネルとの間に位置ずれが生じて十分な光量が得られない領域が発生し、表示の一部が見えない状態となってしまうことがある。 【0008】本発明は、上記のような点に鑑みてなされたものであって、その目的は、面光源モジュールの破損や、面光源モジュールを構成する各部の相互間における位置ずれが発生する可能性が少なく、面内輝度が均一な、面光源ユニットならびにそれを備えた表示装置および電子機器を提供することにある。 【0009】また、本発明の他の目的は、面光源ユニットと表示パネルとの間に位置ずれが生じる可能性が低く、確実に表示全体が見える表示装置およびそれを備えた電子機器を提供することにある。 【0010】 【課題を解決するための手段】(1) 本発明に係る面光源ユニットは、面光源モジュールが固定枠によって位置決めされて形成された面光源ユニットであって、前記固定枠は、枠部と、前記枠部の複数の辺に設けられ、前記面光源モジュールを前記枠部とほぼ平行な面内の所定位置に位置決めする、複数の位置決め部と、を備えることを特徴とする。 【0011】本発明によれば、面光源モジュールが固定枠の位置決め部によって、固定枠の枠部とほぼ平行な面内の所定位置に位置決めされて固定されるため、面光源モジュールが固定枠内で移動することがない。したがって、そのような面光源モジュールの移動によって、面光源モジュールが固定枠などと衝突して破損することがない。 【0012】また、面光源モジュールを両面テープなどによって枠部材などに固定した構造の場合のように、面光源モジュールに両面テープなどを貼付するための領域を確保する必要がないため、小型軽量化を促進することができる。さらに、両面テープなどの存在によって面内輝度が不均一となることもない。 【0013】(2) 本発明に係る面光源ユニットは、前記面光源前記面光源モジュールは、導光板と、前記導光板に重ねられるシート部材と、を備え、前記導光板および前記シート部材は、前記複数の位置決め部によって前記枠部とほぼ平行な面内の所定位置に位置決めされていることを特徴とする。 【0014】本発明によれば、面光源モジュールを構成する導光板やシート部材などが、複数の位置決め部によって枠部とほぼ平行な面内の所定位置に位置決めされている。したがって、衝撃などによって、面光源モジュールを構成する導光板やシートなどの各部が、最適位置から互いに位置ずれを起こして、光の利用効率が低減してしまうことがない。 【0015】また、面光源モジュールの一部を成す導光板やシートなどの各部が互いに位置ずれを起こさないように、両面テープなどによって面光源モジュール各部を互いに固定する必要がない。したがって、両面テープなどの存在によって面内輝度が不均一となったり、重量や厚さが増加したりすることがない。 【0016】(3) 本発明に係る面光源ユニットは、前記面光源モジュールは、導光板と、前記導光板の一辺に沿って配置された発光部と、前記導光板の端面とともに前記発光部の周囲をほぼ包み前記発光部からの光を前記導光板の端面に向けて反射するリフレクタと、を備え、前記リフレクタは、前記固定枠の一辺に設けられた前記位置決め部によって前記導光板の前記端面に沿った所定位置に位置決めされていることを特徴とする。 【0017】本発明によれば、リフレクタが、固定枠の一辺に設けられた位置決め部によって導光板の端面に沿った所定位置に位置決めされる。したがって、面光源モジュールの一部を成す導光板とリフレクタとを互いに位置決めするために、両面テープなどを用いて導光板とリフレクタとを互いに固定する必要がない。その結果、両面テープなどの存在によって、面内輝度が不均一となったり、重量や厚さが増加したりすることがない。 【0018】(4) 本発明に係る面光源ユニットは、前記位置決め部の少なくとも1つは、弾性をもって前記面光源モジュールを押圧することを特徴とする。 【0019】本発明によれば、位置決め部が弾性をもって面光源モジュールを押圧するため、位置決め部は、確実に面光源モジュールに当接して面光源モジュールを位置決めすることができる。また、面光源モジュールに当接する位置決め部が弾性を備えているため、面光源モジュールに加わった衝撃を緩和することができる。 【0020】(5) 本発明に係る面光源ユニットは、前記複数の位置決め部は、前記面光源モジュールを前記枠部のほぼ厚み方向の所定位置にも位置決めすることを特徴とする。 【0021】本発明によれば、面光源モジュールを固定枠の枠部とほぼ平行な面内および枠部のほぼ厚み方向の所定位置に安定して位置決め固定することができ、さらに確実に面光源モジュールを位置決め固定することができる。 【0022】(6) 本発明に係る面光源ユニットは、前記複数の位置決め部は、前記面光源モジュールを前記枠部とほぼ平行な面内の所定位置に位置決めする第1部分と、前記第1部分から折り返されて前記面光源モジュールを前記枠部に向けて押しつけ固定する第2部分とを備えることを特徴とする。 【0023】本発明によれば、位置決め部の第1部分から折り返された第2部分で面光源モジュールを枠部に向けて押しつけ固定するので、簡単な構成でかつ少ない部品数で面光源モジュールを確実に位置決め固定することができる。 【0024】(7) 本発明に係る面光源ユニットは、前記第2部分は、前記面光源モジュールと当接する凸部を備えることを特徴とする。 【0025】本発明によれば、位置決め部の第2部分に面光源モジュールと当接する凸部を設けたので、第1部分から折り返された第2部分の根元部が面光源モジュールと当接するのを回避できる。第2部分の根元部が面光源モジュールと当接すると、面光源モジュールを枠部に向けて押しつける弾性力は不安定なものとなるが、これを回避することができるので、安定して面光源モジュールを位置決め固定することができる。 【0026】(8) 本発明に係る面光源ユニットは、前記固定枠が前記面光源モジュールの発光面側に配置されることを特徴とする。 【0027】本発明によれば、固定枠が面光源モジュールの発光面側に配置されるため、面光源モジュールと、その発光面側に配置される部材、例えば表示パネルとの間に所定の間隔を容易に空けることができる。 【0028】(9) 本発明に係る面光源ユニットは、前記固定枠が前記面光源モジュールの発光面とは逆側に配置されることを特徴とする。 【0029】本発明によれば、固定枠が面光源モジュールの発光面とは逆側に配置されるため、面光源モジュールからの光が固定枠によって遮蔽されることがない。 【0030】(10) 本発明に係る面光源ユニットは、前記固定枠が、金属で形成されていることを特徴とする。 【0031】本発明によれば、固定枠が金属で形成されているため、薄型で十分な強度を持ち、放熱性の高い固定枠が得られる。 【0032】(11) 本発明に係る面光源ユニットは、前記位置決め部の少なくとも一つが、前記面光源モジュールと、ほぼ点接触することを特徴とする。 【0033】本発明によれば、面光源モジュールを位置決めする位置決め部は、面光源モジュールにほぼ点接触しているため、固定枠から伝わる環境温度の面光源モジュールへの伝達を小さくすることができる。 【0034】(12) 本発明に係る面光源ユニットは、前記位置決め部の少なくとも一つは、前記面光源モジュールと、面接触することを特徴とする。 【0035】本発明によれば、面光源モジュールを位置決めする位置決め部が、表示パネルと面接触しているため、表示パネルが発生する熱を固定枠へ十分に伝達させて熱放出することができる。 【0036】(13) 本発明に係る表示装置は、前記いずれかの面光源ユニットと、前記面光源ユニットの発光面側に配置された表示パネルとを備える表示装置であって、前記固定枠は、前記表示パネルを前記枠部とほぼ平行な面内の所定位置に位置決めすることを特徴とする。 【0037】本発明によれば、面光源モジュールが固定枠の枠部とほぼ平行な面内の所定位置に位置決めされて形成された面光源ユニットの発光面側に、表示パネルが配置され、表示パネルも固定枠の枠部とほぼ平行な面内の所定位置に位置決めされて表示装置が形成されている。したがって、面光源モジュールと表示パネルとの間に位置ずれが生じて、十分な光量が得られない領域が発生し、表示の一部が見えない状態とならないように表示装置を形成することができる。 【0038】(14) 本発明に係る電子機器は、前記表示装置を表示手段として有することを特徴とする。 【0039】本発明によれば、表示装置について前述した作用効果を有し、信頼性の高い表示手段を備えた電子機器が得られる。 【0040】 【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しながら、さらに具体的に説明する。 【0041】1. 表示装置本発明の一例として、液晶を用いた表示装置である液晶表示装置を用いて説明する。図1は、本実施形態の表示装置としての液晶表示装置10を模式的に示す分解斜視図である。この図に示すように、本実施形態の液晶表示装置10は、表示パネルとしての液晶パネル14と、液晶パネル14の前面に配置される保護枠12と、液晶パネル14の背面に配置される固定枠30と、固定枠30の背面に配置される面光源モジュールとしてのバックライト40と、バックライト40の背面に配置されるシールドケース52とを備えて構成される。なお、バックライト40は、固定枠30に固定されて面光源ユニット28として形成される。 【0042】保護枠12は、液晶パネル14の表示領域に対応した大きさの表示窓13を備え、液晶パネル14を物理的に保護している。 【0043】液晶パネル14は、対向する一対の基板16,16の間に液晶が封入され、基板16の外面側に偏光板18が貼付されて形成されている。また、液晶パネル14は、液晶注入後に液晶を密封するための例えばUV硬化樹脂などからなる封止部22を一つの端面に備えている。封止部22は、信頼性の高い封止を実現するために、例えば液晶パネル14の端面20と封止部22との接触面積を多くして外部からの気泡等の侵入を防止することを目的として端面20から盛り上がった形状の突出部として形成されている。そして、液晶パネル14には、その端子部に配線基板24、例えばFPC(可撓性配線基板)が接続されている。また、基板16のバックライト40に対向する面側にも偏光板18が貼付されて形成されている(図示せず)。 【0044】面光源モジュールとしてのバックライト40は、面光源ユニット28の斜視図である図2にも示すように、発光部としての蛍光管46と、蛍光管46からの光を液晶パネル14の全表示領域に向けて導くための導光板44と、導光板44の前面側に配置され光利用効率を向上させるレンズシート42(シート部材)と、導光板44の背面に配置され導光板44から背面側に漏れた光を前面側に反射させる反射シート50(シート部材)とを備えて形成されている。さらに、バックライト40には、蛍光管46からの光を導光板44の端面45に向けて反射するリフレクタ48を備えている。リフレクタ48は、導光板44の端面45とともに蛍光管46の周囲をほぼ包むように形成されている。なお、蛍光管46には所定電圧の電源(図示せず)が接続される。 【0045】シールドケース52は、蛍光管46に供給される所定電圧を発生するための電源であるインバータ(図示せず)や、バックライト40を収納する。 【0046】固定枠30は、例えば、スズメッキ鋼板(通称ブリキ)、りん青銅などの銅系材料またはアルミ系材料などの金属で形成され、図1に示すように、液晶パネル14とバックライト40との間に配置されている。図2は、固定枠30およびバックライト40を備える面光源ユニット28をさらに詳細に示す分解斜視図である。これらの図に示すように、固定枠30は、枠部31と、バックライト40を位置決めする複数の位置決め部32,34と、液晶パネル14を位置決めする複数の位置決め部36,38とを備えている。図2および図3(A)、(B)に示すように、複数の位置決め部32,34の第1部分32a,34aにそれぞれ設けた凸部32d,板バネ状の部分34dがバックライト40を構成する導光板44、レンズシート42、および反射シート50などの端面に当接することによって、固定枠30は、バックライト40を、固定枠30の枠部31とほぼ平行な面内の所定位置に位置決めしている。同時に、複数の位置決め部36,38が液晶パネル14の端面に当接することによって、固定枠30は、液晶パネル14も固定枠30の枠部とほぼ平行な面内の所定位置に位置決めしている。 【0047】さらに、複数の位置決め部32,34には、バックライト40を構成する導光板44、レンズシート42、および反射シート50が固定枠30内に組み込まれた後に第1部分32a,34aから固定枠30の内側に向かって折り返される第2部分32b,34bを備えている。また、第2部分32b,34bの一部には、固定枠30の内側に向かって折り返された際に、枠部31に向かって凸形状となる凸部32c,34cを備えている。固定枠30内にバックライト40を組み込み後、第2部分32b,34bの凸部32c,34cがバックライト40に当接するように位置決め部32,34を折り曲げることによって、固定枠30は、バックライト40を、固定枠30の枠部31のほぼ厚み方向の所定位置に位置決めしている。この場合、第2部分の弾性力によって、バックライト40を枠部31に向けて押しつけ固定することもできる。なお、凸部32c,34cがバックライト40と当接するので、第1部分32a,34aから折り返された第2部分32b,34bの根元部分はバックライト40とは当接しない。このように、本実施形態によれば、面光源モジュールとしてのバックライト40が固定枠30の位置決め部32,34の第1部分32a,34aによって、固定枠30の枠部31とほぼ平行な面内の所定位置に位置決めされて固定されるため、バックライト40が固定枠30内で移動することがない。したがって、そのようなバックライト40の移動によって、バックライト40が固定枠30などと衝突して破損することがない。 【0048】さらに、バックライト40は、位置決め部32,34の第2部分32b,34bによって、固定枠30の枠部31のほぼ厚み方向の所定位置にも位置決めされて固定されるので、簡単な構成でかつ部品点数を増やすことなく、より確実にバックライト40を固定することができる。ここで、第2部分32b,34bの根元部分がバックライト40と当接すると、バックライト40を固定枠30の枠部31に向けて押しつける弾性力は不安定なものとなるが、凸部32c,34cがバックライト40と当接し、その結果、第2部分32b,34bの根元部分は当接しないので、安定した弾性力を付与することができる。 【0049】そして、面光源ユニット28においては、バックライト40を構成する導光板44、レンズシート42、および反射シート50などが、複数の位置決め部32,34によって枠部31とほぼ平行な面内の所定位置あるいは枠部31のほぼ厚み方向の所定位置に位置決めされている。したがって、衝撃などによって、バックライト40を構成する導光板44や、レンズシート42、および反射シート50などの各部が、最適位置から互いに位置ずれを起こして、光の利用効率が低減してしまうことがない。 【0050】さらに、バックライト40の一部を成す導光板44やレンズシート42、および反射シート50などの各部が互いに位置ずれを起こさないように、両面テープなどによってバックライト40各部を互いに固定する必要がない。したがって、両面テープなどの存在によって面内輝度が不均一となったり、重量や厚さが増加したりすることがない。 【0051】また、面光源ユニット28は、バックライト40を両面テープなどによって枠部材などに固定した構造の場合のように、バックライト40に両面テープなどを貼付するための領域を確保する必要がないため、小型軽量化を促進することができる。さらに、両面テープなどの存在による乱反射や光吸収等によって面内輝度が不均一となることもない。特に、両面テープがないので、その分面光源ユニットの厚みを薄くすることができ、また安価に構成できる。さらには、両面テープを用いることなくバックライト40を固定できるので、経時変化なく、高温高湿環境下や低温環境下での使用においても常に安定してバックライト40を固定できる。そして、面光源ユニット28においては、図2に示すように、リフレクタ48が、固定枠30の一辺に設けられた位置決め部34,34によって導光板44の端面45に沿った所定位置に位置決めされる。したがって、バックライト40の一部を成す導光板44とリフレクタ48とを互いに位置決めするために、両面テープなどを用いて互いに固定する必要がない。その結果、両面テープなどの存在によって、面内輝度が不均一となったり、重量や厚さが増加したりすることがない。 【0052】また、本実施形態の表示装置としての液晶表示装置10は、液晶パネル14が固定枠30の位置決め部36,38によって、枠部31とほぼ平行な面内の所定位置に位置決めされて固定されるため、液晶パネル14が固定枠30内で移動することがない。したがって、そのような液晶パネル14の移動によって、液晶パネル14が固定枠30などと衝突して破損することがない。また、このような液晶パネル14の移動によって、保護枠12の表示窓13や、バックライト40などとの間の位置ずれが生じ、表示の一部が見えない状態となることもない。 【0053】そして、液晶表示装置10は、液晶パネル14を両面テープなどによって固定枠30に固定した構造の場合のように、液晶パネル14に両面テープを貼付するための領域を確保する必要がないため、小型軽量化を促進することができる。特に、両面テープがないので、その分表示装置の厚みを薄くすることができる。さらには、両面テープを用いることなく液晶パネル14を固定できるので、経時変化なく、高温高湿環境下や低温環境下での使用においても常に安定して液晶パネル14を固定できる。 【0054】さらに、固定枠30は、金属で形成されているため、薄型で十分な強度を持ち、液晶パネルやバックライトから伝わる熱の放熱性が高い。また、複数の位置決め部32,34によって弾性をもってバックライト40を押し付け固定することができる。 【0055】また、固定枠30は、液晶パネル14とバックライト40との間に配置されるので、液晶パネル14とバックライト40との間に所定の間隙を形成することができ、液晶パネル14の偏光板18やバックライト40側のレンズシート42を傷つけることがなく、かつ、偏光板18とレンズシート42とが密着したときに発生する干渉縞なども防止できるとともに、液晶パネル14の駆動ラインとレンズシート42のストライプとが光学的に干渉することによって生じるモワレの発生をも防止することができる。 【0056】図3(A)は、バックライト40を位置決めする位置決め部32,34の一つである位置決め部32を拡大して示す側面図である。この図に示すように、位置決め部32には、第1部分32aおよび第2部分32bにおいてバックライト40と当接する略半球状の凸部32d,32cが形成されている。凸部32d,32cは先細の形状となっているため、位置決め部32は、凸部32d,32cによってバックライト40にほぼ点接触する状態となる。このように、位置決め部32は、バックライト40にほぼ点接触しているため、環境温度のバックライト40への伝達を小さくすることができる。 【0057】また、バックライト40を位置決めする位置決め部32,34の他の一つである位置決め部34は、図3(B)に示すように、第1部分34aにおいてバックライト40と当接する板バネ状の部分34dを備えて形成されて、バックライト40に押圧力を及ぼし、バックライト40の対向辺に当接する位置決め部32と共働してバックライト40を位置決めしている。すなわち、位置決め部32は、バネ状の部分を備える位置決め部34がバックライトに及ぼす押圧力に対する反作用として、バックライト40に押圧力を及ぼしている。なお、位置決め部34は、バックライト40に押圧力を及ぼしうるように形成されていれば、他の形状に形成されていてもよい。例えば、位置決め部34は、コイルバネ状の部分を備えて形成されていてもよい。また、位置決め部32も、凸部32dを備える先端付近と基端部との間で若干の弾性変形は可能である。 【0058】このように、本実施形態の面光源ユニット28は、少なくとも一つの位置決め部34が弾性をもってバックライト40を押圧するため、位置決め部34の第1部分34aによる押圧に対して反作用としてバックライト40を押圧する位置決め部32、および位置決め部32,34の第2部分32b,34bによる押圧に対して反作用としてバックライト40を押圧する枠部31とともに、確実にバックライト40に当接してバックライト40を位置決めすることができる。また、バックライト40に当接する位置決め部32,34が弾性を備えているため、バックライト40に加わった衝撃を緩和することができる。 【0059】2. 表示装置を備えた電子機器図4(A)、(B)、および(C)は、本実施形態の表示装置である液晶表示装置10を表示部として用いた電子機器の例を示す外観図である。図4(A)は、携帯電話機88であり、その前面上方に液晶表示装置10を備えている。図4(B)は、腕時計92であり、本体の前面中央に液晶表示装置10を用いた表示部が設けられている。図4(C)は、携帯情報機器96であり、液晶表示装置10からなる表示部と入力部98とを備えている。これらの電子機器は、液晶表示装置10の他に、図示しないが、表示情報出力源、表示情報処理回路、クロック発生回路などの様々な回路や、それらの回路に電力を供給する電源回路などからなる表示信号生成部を含んで構成される。表示部には、例えば携帯情報機器の場合にあっては入力部98から入力された情報等に基づき表示信号生成部によって生成された表示信号が供給されることによって表示画像が形成される。 【0060】なお、本実施形態の液晶表示装置10が組み込まれる電子機器としては、携帯電話機、腕時計、および携帯情報機器に限らず、ノート型パソコン、電子手帳、ページャ、電卓、POS端末、ICカード、ミニディスクプレーヤなど様々な電子機器が考えられる。 【0061】上記電子機器の表示部に本発明の表示装置を用いることによって、本発明の表示装置について前述した作用効果を有する、信頼性の高い表示手段を備えた電子機器を得ることができる。 【0062】3. 変形例3.1 前記においては、固定枠30において、バックライト40に当接する位置決め部のうち一部のみが、弾性をもって端面を押圧する位置決め部34として形成された例を示した。しかしながら、固定枠30において、バックライト40に当接する他の位置決め部32も、弾性をもってバックライト40を押圧する位置決め部としてもよい。これによっても、上記実施形態と同様の作用効果を奏することができる。 【0063】3.2 また、前記においては、固定枠30において、バックライト40の4辺に対向して位置決め部32,34が設けられている例を示した。しかしながら、固定枠30において、バックライト40の2辺または3辺のみに対向して位置決め部32,34が設けられてもよい。 【0064】3.3 そして、前記においては、位置決め部32,34が凸部32c,32d,34cを備えて形成され、バックライト40の端面や裏面にほぼ点接触して当接する例を示した。 【0065】しかしながら、図3(C)または(D)に示すように、位置決め部32の第1部分32aを平坦な形状として形成しバックライト40の端面と面接触するようにしたり、位置決め部32,34の第2部分32b,34bに設けた凸部32c,34cを先端平坦な形状として形成しバックライト40の裏面と面接触するようにしてもよい。これによって、位置決め部32,34が、バックライト40の端面や裏面と面接触することになるため、バックライト40が発生する熱を固定枠30へ十分に伝達させて熱放出することができ、熱による表示の色ムラを低減できる。 【0066】また、位置決め部32,34は、図3(E)または(F)に示す形状として形成することもできる。 【0067】3.4 上記においては、バックライトの発光面側に配置される固定枠30の例を示した。しかしながら、図5に示すような形状に形成されて、バックライトの発光面とは逆側に配置される固定枠60であってもよい。このような固定枠60においては、面光源モジュールとしてのバックライトの発光面とは逆側に固定枠60が配置されるため、バックライトからの光が固定枠60によって遮蔽されることがない。 【0068】3.5 また、上記においては、位置決め部32,34が爪状に形成されている例を示した。しかしながら、図6にバックライト40の背面側に配置される固定枠62の例として示すように、少なくともバックライト40の一辺に対向する位置決め部を、バックライト40の辺のほぼ全長さ範囲にわたる形状の位置決め部63としてもよい。 【0069】さらに、図7および図8は、バックライト40のリフレクタ48に対向する位置決め部も、バックライト40の辺のほぼ全長さ範囲にわたる形状の位置決め部66,69とした固定枠65,68の例を示している。 【0070】なお、図7に示した固定枠65においては、位置決め部66に複数の凸部67を設け、各凸部67がバックライト40のリフレクタ48にほぼ点接触するように形成した例を示している。 【0071】また、図8に示した固定枠68においては、位置決め部69を折り返し形状に形成し、位置決め部が弾性をもってバックライト40のリフレクタ48を押圧できるように形成した例を示している。 【0072】3.6 上記においては、面光源モジュールとして、液晶パネル14の背面側に配置されるバックライト40の例を示したが、面光源モジュールは液晶パネル14の前面側に配置されるフロントライトであってもよい。その場合、固定枠は液晶パネル14の前面側に配置され、その固定枠ともとに面光源ユニットが形成される。 【0073】3.7 上記においては、面光源モジュールの発光部として蛍光管を用いた例を示したが、発光部としては蛍光管に限らず、LED等であってもよい。この場合、複数のLEDを用いることもできる。 【0074】3.8 以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は前述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内または特許請求の範囲の均等範囲内でさらに各種の変形実施が可能である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002369 【氏名又は名称】セイコーエプソン株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年2月4日(2000.2.4) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100093388 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴木 喜三郎 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−216828(P2001−216828A) |
| 【公開日】 |
平成13年8月10日(2001.8.10) |
| 【出願番号】 |
特願2000−28363(P2000−28363) |
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