| 【発明の名称】 |
照明器具 |
| 【発明者】 |
【氏名】大前 龍太郎
【氏名】片山 博史
【氏名】岩崎 元治
【氏名】前田 学
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| 【要約】 |
【課題】電子部品や配線ケ−ブルの収納部へ、熱陰極蛍光ランプで発生する放射熱が伝達されないような構成とした照明器具を提供すること。
【解決手段】ソケット25は、内面を反射部材で形成した反射体の内部に配置される。反射体には、電子部品や配線ケ−ブルを収納する収納部が載置される。ソケット25には、挿入部25cを設けて止めネジ25dで係止する。26は熱反射板で一端に差し込み部26aを形成し、ソケット25に設けた挿入部25cに差し込み固定する。この熱反射板26は、熱陰極蛍光ランプ21、22のフィラメント21a、22aの近傍に配置される。このため、フィラメントの発熱による放射熱が反射体に載置された収納部に伝達されないようにして、収納部に収納されている電子部品や配線ケ−ブルの劣化や誤動作を防止する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 内面を反射部材で形成した反射体と、該反射体の内部に配置されるソケットと、電子部品および配線ケ−ブルを収容する収容部とを有し、前記収容部を反射体に載置すると共に、熱陰極蛍光ランプを前記ソケットに差し込む構成の照明器具において、熱陰極蛍光ランプのフィラメント近傍と反射体との間に、熱反射板を設けたことを特徴とする照明器具。 【請求項2】 前記熱陰極蛍光ランプの両側の端子が1個のソケットに差し込まれる形式のコンパクト形蛍光ランプであって、前記収容部は、前記コンパクト形蛍光灯を点灯制御するインバ−タを収納したインバ−タケ−スであることを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品や配線ケ−ブルの収納部へ、熱陰極蛍光ランプで発生する放射熱が伝達されないような構成とした照明器具に関する。 【0002】 【従来の技術】屋内用照明器具として、天井内に照明器具を取り付ける埋込形照明器具が知られている。このような埋込形照明器具は、天井面に照明器具が突出していないので、天井に照明器具を取り付けても空間が広くなり、圧迫感がないという利点がある。埋込形照明器具は、適宜の支持具にボルト、ナット等の固定部材により天井内に固定される。 【0003】図4は、埋込形照明器具の一例を示す概略の縦断正面図である。図4において、照明器具50には、外郭ケ−ス51と反射体55が設けられている。外郭ケ−ス51には、安定器やインバ−タ等の電子部品や配線ケ−ブルを収納する収納部52を配置する。53は開口部、54は固定部材である。 【0004】反射体55の両側側壁には、ソケット56、57を取り付ける。58はソケット56、57に差し込まれる熱陰極蛍光ランプ、59、60はケ−ブルである。熱陰極蛍光ランプ58は、単体の場合もあり、また、二連等必要に応じて複数本が取り付けられる。反射体55の上部に外郭ケ−ス51を載置して固定する。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】熱陰極蛍光ランプを使用すると、特に両端部のフィラメント付近では動作時に温度が上昇して、上向きの放射熱61と下向きの放射熱62が発生する。このうち、上向きの放射熱61は一部反射体55でも下方に反射されるが、大部分の放射熱は反射体55の上板55aを熱伝導路として収納部52に伝達される。このため、収納部52内に配置されている電子部品や配線ケ−ブルが劣化したり誤動作することがあるという問題があった。 【0006】本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、電子部品や配線ケ−ブルの収納部へ、熱陰極蛍光ランプで発生する放射熱が伝達されないような構成とした照明器具の提供を目的とするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、請求項1に係る発明において、照明器具を、内面を反射部材で形成した反射体と、該反射体の内部に配置されるソケットと、電子部品および配線ケ−ブルを収容する収容部とを有し、前記収容部を反射体に載置すると共に、熱陰極蛍光ランプを前記ソケットに差し込む構成の照明器具において、熱陰極蛍光ランプのフィラメント近傍と反射体との間に、熱反射板を設けた構成とすることによって達成される。 【0008】また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の照明器具において、前記熱陰極蛍光ランプの両側の端子が1個のソケットに差し込まれる形式のコンパクト形蛍光ランプであって、前記収容部は、前記コンパクト形蛍光灯を点灯制御するインバ−タを収納したインバ−タケ−スであることを特徴としている。 【0009】請求項1に係る発明の上記特徴によれば、熱陰極蛍光ランプのフィラメント近傍と反射体との間に、熱反射板を設けている。このため、フィラメントの発熱に伴う放射熱は、熱反射板で反射されて反射体に載置された収納部には伝達されない。したがって、収納部内に配置されている電子部品や配線ケ−ブルの劣化や誤動作を防止することができる。 【0010】請求項2に係る発明の上記特徴によれば、特にコンパクト形蛍光ランプを点灯制御するインバ−タの劣化や誤動作を防止することができる。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態について図を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態に係る照明器具の一例を部分的に示す概略の分解斜視図である。図1において、照明器具20は二連の熱陰極蛍光ランプ21、22を設けている。21a、22aはフィラメント、21b、22bはリ−ド線、23は連結金具、24はピンである。 【0012】ソケット25には、ピン差し込み穴25a、連結金具23のカバ−25b、挿入部25c、挿入部25cの止めネジ25dが設けられている。26は熱反射板で、一端に差し込み部26aを突出させて形成する。また、両側側面には湾曲部26b、26cを形成する。熱反射板26の差し込み部26aを、ソケット25の挿入部25cに着脱自在に装着する。 【0013】図1は、照明器具の一端のみを示しているが、他端にも同様構成の熱反射板26をソケットに設ける。照明器具の両端に配置されたソケットのピン穴に熱陰極蛍光ランプ21、22のピンを差し込み固定する。熱陰極蛍光ランプ21、22の上部は熱反射板26で覆われる。また、熱陰極蛍光ランプ21、22の側面も熱反射板26の湾曲部26b、26cで覆われる。 【0014】熱陰極蛍光ランプ21、22のフィラメント21a、22aに通電すると、次第に温度上昇して熱陰極蛍光ランプ21、22の表面から放射熱が発生する。本発明においては前記のように、反射体と、フィラメント付近の熱陰極蛍光ランプ21、22のとの間に熱反射板26を配置している。 【0015】この熱反射板26は、フィラメント付近の熱陰極蛍光ランプ21、22の上面と側面を覆う形状としている。このため、フィラメント付近から発生する放射熱を効果的に反射して、反射体の上部に配置される外郭ケ−ス内に設けた電子部品等の収納部への熱伝達を防止する。したがって、放射熱による温度上昇に基づく該部品等の劣化や誤動作を防止することができる。 【0016】図2、図3は、本発明の別の実施形態である照明器具を示す概略の分解斜視図である。図2、図3の例は、1個のソケットにU字状の蛍光ランプの両側の端子(ピン)が差し込まれる形式のツインランプ(コンパクト形蛍光ランプ)に適用するものである。 【0017】図2において、1xは本体ケ−スで内面を反射体で形成する。本体ケ−ス1xには、ソケットが挿通される開口部1a、1b、端子台が挿通される開口部1c、支持具に固定するボルトが挿通される開口部1dが設けられている。この例の本体ケ−ス1xは、反射体としていた部品に、照明器具を支持具に固定する機能を持たせたものである。 【0018】2は本体ケ−ス1xに取り付けられるインバ−タケ−スで、外郭ケ−スとしての機能をも合わせもつものである。すなわち、インバ−タケ−ス2には、プリント基板に実装された各種の電子部品5により形成される複数のインバ−タを収納すると共に、一方の側壁から折り返して形成したソケット台3xにソケット3a、3bおよびソケット3c、3dを並置して固定している。また、端子台4、配線6を配置している。7a〜7dはインバ−タケ−ス2を本体ケ−ス1xに取り付ける際に用いるネジのネジ孔である。 【0019】このように図2の例においては、インバ−タケ−スと共に、ソケットや端子台等の他の部品を収納していた外郭ケ−スを省略して、インバ−タケ−ス自体を外郭ケ−スとして用いるものである。これは、インバ−タ等の部品を小型化することにより、単一のインバ−タケ−ス内に、複数のインバ−タとインバ−タ以外の部品を収納することが可能となったことによるものである。 【0020】図3は、本体ケ−ス1xにインバ−タケ−ス2を取り付けて照明器具1を構成した例を示す斜視図である。インバ−タケ−ス2の取付け面の大きさは、本体ケ−ス1の表面の大きさの半分以下の大きさとしている。ソケット3a〜3dにそれぞれ蛍光ランプを差し込み、コンパクト形蛍光ランプを構成する。 【0021】図3の構成では、ソケット3a、3bおよびソケット3c、3dに前記熱反射板を取り付けて、蛍光ランプと本体ケ−ス1xとの間に配置する。このため、蛍光ランプのフィラメントの発熱による放射熱を図示下方に反射し、インバ−タケ−ス2内の電子部品に放射熱が伝達しないようにしている。 【0022】支持具に取り付けたボルトを本体ケ−ス1xの開口部1dに挿通し、ナットにより固定する。また、ル−バ8を本体ケ−ス1xに取り付ける。インバ−タの特性試験は、インバ−タケ−ス2を本体ケ−ス1xに取り付け、ソケット3a〜3dに実際に使用される蛍光ランプを差し込んだ状態で行なう。 【0023】この種の照明器具は、従来、ル−バを除くと、二つのインバ−タケ−スと、二つのを固定する外郭ケ−スと、外郭ケ−スとほぼ同じ大きさの反射体の四つの主要な部品で構成されている。これに対して、図2、図3の例においては、電子部品の小型化と性能の向上により、複数のインバ−タを単一のインバ−タケ−スに収納することが可能となったことに着目し、インバ−タケ−ス自体を外郭ケ−スとして構成して、従来、インバ−タケ−スとは別個に構成されていた外郭ケ−スを省略している。 【0024】そして、支持具に固定して照明器具の重量を支える機能を、反射体を形成した本体ケ−スに持たせる構成としている。すなわち、従来の外郭ケ−スの機能はインバ−タケ−スで兼用し、また、照明器具の重量を保持する機能は、この例では反射体で形成した本体ケ−スに持たせることにより、ル−バを除く主要な部品点数をインバ−タケ−スと本体ケ−スの二つに減少させている。このため、照明装置の製造コストを低減できる利点がある。 【0025】なお、図2、図3の例では、各ソケット3a〜3dをインバ−タケ−ス2の一方の側壁から折り返して形成したソケット台3xに並置している。しかしながら、本発明においては、ソケットの配置は図1の例に限定されるものではない。1個のソケットのみを配置することもできる。また、複数個のソケットを縦方向に揃えて配置することもできる。この場合には、本体ケ−スに近い側のソケットに熱反射板を設ける。 【0026】なお、インバ−タケ−ス2は、図2、図3の例では本体ケ−スの上部に取り付けているが、本体ケ−スの形状や、本体ケ−スを支持具に固定する態様に応じて本体ケ−スに取り付ける位置を適宜選定することができる。 【0027】更に、インバ−タケ−スの両側の側壁にソケットを交互に千鳥足状に配置することも可能であり、種々の形態でソケットをインバ−タケ−スに配置することができる。また、図2、図3の例では、インバ−タケ−ス2内に1個の端子台4を収納しているが、インバ−タケ−スに配置されるソケット数に応じて、複数個の端子台をインバ−タケ−スに収納する構成とすることも可能である。 【0028】熱反射板26は、アルミニュ−ムやステンレス等の金属板を板金加工により形成する。また、モ−ルド成形した樹脂板の表面に白色塗料を塗布して、反射率を大きくした部材を用いてもよい。 【0029】上記の説明は、埋込形照明器具を対象としている。しかしながら、本発明は埋込形照明器具に限定されるものではなく、天井や壁面に直接取り付ける形式の照明器具や、天井から吊り下げる形式の照明器具にも適用できる。 【0030】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発明の上記特徴によれば、熱陰極蛍光ランプのフィラメント近傍と反射体との間に、熱反射板を設けている。このため、フィラメントの発熱に伴う放射熱は、熱反射板で反射されて反射体に載置された収納部には伝達されない。したがって、収納部内に配置されている電子部品や配線ケ−ブルの劣化や誤動作を防止することができる。 【0031】また、請求項2に係る発明の上記特徴によれば、特にコンパクト形蛍光ランプを点灯制御するインバ−タの劣化や誤動作を防止することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000244040 【氏名又は名称】明治ナショナル工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年2月3日(2000.2.3) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100103791 【弁理士】 【氏名又は名称】川崎 勝弘 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−216822(P2001−216822A) |
| 【公開日】 |
平成13年8月10日(2001.8.10) |
| 【出願番号】 |
特願2000−25840(P2000−25840) |
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