トップ :: F 機械工学 照明 加熱 武器 爆破 :: F21 照明




【発明の名称】 発光装置
【発明者】 【氏名】満田 博志

【要約】 【課題】発光素子の発熱を簡単な構成により放熱させ放熱効果が高く、また、コンパクトな発光装置を得る。

【解決手段】発光素子1と、この発光素子に一端が接続されるリード3と、このリードの他端が接続されリードの鉛直上方を避けて配設された発光素子基板2と、リードの鉛直上方に設けた放熱穴5とを備えたものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 発光素子と、この発光素子に一端が接続されるリードと、このリードの他端が接続され前記リードの鉛直上方を避けて配設された発光素子基板と、前記リードの鉛直上方に設けた放熱穴とを備えたことを特徴とする発光装置。
【請求項2】 リードは曲部を有することを特徴とする請求項1記載の発光装置。
【請求項3】 発熱が大きい方の極性のリードに曲部を設けたことを特徴とする請求項1記載の発光装置。
【請求項4】 リードの曲部を発光素子基板近傍に配設したことを特徴とする請求項2又は3記載の発光装置。
【請求項5】 リードを発光素子基板に密接させたことを特徴とする請求項1記載の発光装置。
【請求項6】 発光素子と、この発光素子に一端が接続されるリードと、このリードの他端が接続された発光素子基板と、前記リードに設けた放熱板とを備えたことを特徴とする発光装置。
【請求項7】 放熱板はリードを挟むように対向して配設された一対の金属板と、この金属板の間に充填された熱伝導性材とを備えたことを特徴とする請求項6記載の発光装置。
【請求項8】 リードの鉛直上方に放熱穴を設けたことを特徴とする請求項6又は7記載の発光装置。
【請求項9】 導光板を設けたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の発光装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、発光素子を用いた発光装置に関し、特に発光素子の放熱構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の発光装置の部分破断斜視図、図10は図9の断面図である。図において1は発光素子、3は発光素子のリード、4は導光板、5はケースである。10は発光素子1の鉛直上方に設けられ、発光素子1がリード3を介して接続された発光素子基板であり、図示してないがリード3が接続される面の反対側には放熱シートや放熱部材が一体に設けられている場合もある。11は点灯回路等の回路基板である。
【0003】この構成において発光素子1が点灯されると発光素子1の直射光は導光板4を通過して放射される。このとき発光素子1は発熱するが、リード3を介して発光素子基板10に放熱される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の発光装置では、発光素子1の発熱はリード3を介して発光素子基板10から放熱されるものの、リード3からの自然対流による放熱については熱が鉛直上方向に向かおうとしても発光素子基板10に遮られ、熱が発光素子1と発光素子基板10の間に滞留してしまい自然対流による放熱は殆どできず、放熱が悪いという問題があった。また、図9は発光方向が下向きの場合を示しているが、発光方向が上向きの場合は、リード3からの自然対流による熱が鉛直上方向に向かおうとしても発光素子1に遮られ、自然対流による放熱が悪いという問題があった。
【0005】また、発光素子基板10での放熱効果を高めるために発光素子基板10を大きくすると、発光装置のケース5の厚さと幅が大きくなってしまうという問題があり、発光装置のケース5をコンパクトにするには発光素子基板10の幅等を小さくして、点灯回路等を別の回路基板11として分散させる必要があり構成が複雑になるという問題があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、発光素子の発熱を簡単な構成により放熱させ放熱効果が高く、また、コンパクトな発光装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる発光装置は、発光素子と、この発光素子に一端が接続されるリードと、このリードの他端が接続され前記リードの鉛直上方を避けて配設された発光素子基板と、前記リードの鉛直上方に設けた放熱穴とを備えたものである。
【0008】また、リードは曲部を有したものである。
【0009】また、発熱が大きい方の極性のリードに曲部を設けたものである。
【0010】また、リードの曲部を発光素子基板近傍に配設したものである。
【0011】また、リードを発光素子基板に密接させたものである。
【0012】また、発光素子と、この発光素子に一端が接続されるリードと、このリードの他端が接続された発光素子基板と、前記リードに設けた放熱板とを備えたものである。
【0013】また、放熱板はリードを挟むように対向して配設された一対の金属板と、この金属板の間に充填された熱伝導性材とを備えたものである。
【0014】また、リードの鉛直上方に放熱穴を設けたものである。
【0015】また、導光板を設けたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態に係わる発光装置を図に基づいて説明する。
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係わる発光装置を示す部分破断斜視図、図2は図1の断面図である。図において1は発光素子、2は発光素子1の発光方向と略平行に配設された発光素子基板であり、後述のリード3の鉛直上方を避けて配設されている。3は発光素子基板2と発光素子1との間に接続された略L字形状の曲部を有するリードである。4は面状に光を出射させる導光板、5はケース、5aは温まった空気を装置の外に放出するための放熱穴である。なお、発光素子基板2は図示してないがリード3が接続される面の反対側には放熱シートや放熱部材が一体に設けられている場合がある。
【0017】この構成において、発光素子1が点灯されると発光素子1の光が導光板4に入射し導光板4内を導光して導光板の発光面全体から放射される。導光板4はアクリル、ポリカーボネイト、ポリエチレン、ポリプロピレン等の透明樹脂もしくは透明ガラス等の材質からなる。導光板4の発光面ないしその反対側の面には、発光素子1から出射し導光板4に入射した後導光板4内を導光する光の屈折或いは散乱状態を変化させ、均一に発光面から出射させる光出射構造が設けてある。このとき発光素子1は発熱するが、この熱の一部はリード3を介して基板2に放熱され、一部はリード3から放熱される。放熱された熱によって発光素子1やリード3周辺の空気が温められ、温められた空気は鉛直上方に移動する。リード3の鉛直上方にはこの自然対流を妨げる発光素子基板2もなく、さらに放熱穴5aにより温められた空気は外部に放出されるため、自然対流による放熱が効率的に行われる。また、発光素子基板2は発光素子1のリード3がL字形状となっているので長さを長くとることができ放熱面積が大きいので、放熱効果がよい。図1においては発光素子基板2と点灯回路等の回路基板を共用させているが、別に分けてもよい。
【0018】なお、図1、図2では発光素子1の発光方向が下方向の場合を示したが、図3に示すように上向きでもよく、図4に示すように水平方向でもよい。水平方向の場合、発光素子基板2の下方に発光素子1があるときでも、発光素子基板2の端部に接続されたリード3の鉛直上方を避けて発光素子基板2を配設すればよい。また、図1、2ではリード3の曲部は略L字形状のものを示したが、リード3を湾曲させたものでもよい。
【0019】以上のように、発光素子1の発熱を簡単な構成により放熱させ、放熱効果を高くすることができる。また、リード3は曲部があるので長さを長くして放熱効果を高くすることができる。また、曲部をできるだけ発光素子基板2に近接させて配設して装置をコンパクトにして、基板を大きくでき、点灯回路を同一基板上に構成することができる。また、導光板4によりコンパクトな面発光の発光装置とすることができる。
【0020】実施の形態2.図5は、この発明の実施の形態2に係わる発光装置を示す部分破断斜視図、図6は図5の断面図である。図において実施の形態1の図1と同じ部分には同一の符号を付し、説明を省略する。9はリードであり、発光素子1の正極に接続され、発光素子基板2に密接して配設された第1のリード9aと、発光素子1の負極に接続され、くの字状に曲げられて発光素子基板2に密接して配設された第2のリード9bとからなる。
【0021】この構成において、発光素子1から放熱される熱は、リード9を介して発光素子基板2への放熱と自然対流による放熱が行われる。発光素子1において発光部は負極側に設けてあり、正極側とは極細の導線でつながっているだけであるため、発光素子1のからの熱は主として負極に伝わる。発光素子1の発熱の多い方の負極が曲部を有する第2のリード9bに接続されているので第2のリード9bの長さを長くとることができ、放熱面積が大きく、放熱効率がよい。
【0022】以上のように、発光素子1の発熱を簡単な構成で、放熱効果をより高くすることができる。また、リード9が発光素子基板2に密接しているので、発光素子基板2から発光素子1までの距離を小さくできるので、装置をよりコンパクトにすることができる。
【0023】実施の形態3.図7はこの発明の実施の形態3に係わる発光装置を示す部分破断斜視図、図8(a)は要部拡大側面図、図8(b)は図8(a)の断面図である。図において実施の形態1の図1と同じ部分には同一の符号を付し、説明を省略する。6はリード3を挟むように対向して配設された一対の銅板等の金属板7の間をはんだ等の熱伝導性材8を充填した放熱板である。
【0024】この構成において、リード3から放熱される熱は、熱伝導性材8、金属板7を介して自然対流による放熱が行われる。リード3を単に金属板7で挟んだときはリード3と金属板7は線接触の熱伝導となるが、本実施の形態は熱伝導材性8を充填してあるので、リード3の全周からの熱伝導となる。
【0025】以上のように、リード3は略L字形状となっているので長さを長くとることができ、放熱板6の放熱面積を大きくして広い面積から放熱でき、また、リード3の全周から熱伝導されるので、放熱効果をより高くすることができる。
【0026】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、発光素子と、この発光素子に一端が接続されるリードと、このリードの他端が接続され前記リードの鉛直上方を避けて配設された発光素子基板と、前記リードの鉛直上方に設けた放熱穴とを備えたので、発光素子の発熱を簡単な構成により放熱させ、放熱効果を高くすることができ、また、装置をコンパクトにすることができる。
【0027】また、リードは曲部を有したものなので、リードからの放熱をより大きくすることができる。
【0028】また、発熱が大きい方の極性のリードに曲部を設けたので、リードからの放熱をより大きくすることができる。
【0029】また、リードの曲部を発光素子基板近傍に配設したので、発光素子基板面から発光素子までの高さを低くして装置をコンパクトにすることができる。
【0030】また、リードを発光素子基板に密接させたので、放熱効果を高くすることができ、また、装置をコンパクトにすることができる。
【0031】また、発光素子と、この発光素子に一端が接続されるリードと、このリードの他端が接続された発光素子基板と、前記リードに設けた放熱板とを備えたので、リードからの放熱をより大きくすることができる。
【0032】また、放熱板はリードを挟むように対向して配設された一対の金属板と、この金属板の間に充填された熱伝導性材とを備えたので、リードからの放熱をより大きくすることができる。
【0033】また、リードの鉛直上方に放熱穴を設けたので、リードからの放熱をより大きくすることができる。
【0034】また、導光板を設けたので、均一な発光ができ、発光装置の性能が高まる。
【出願人】 【識別番号】390014546
【氏名又は名称】三菱電機照明株式会社
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
【出願日】 平成12年1月12日(2000.1.12)
【代理人】 【識別番号】100102439
【弁理士】
【氏名又は名称】宮田 金雄 (外1名)
【公開番号】 特開2001−195916(P2001−195916A)
【公開日】 平成13年7月19日(2001.7.19)
【出願番号】 特願2000−3397(P2000−3397)