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【発明の名称】 照明器具
【発明者】 【氏名】中辻 光彦

【氏名】山中 正

【要約】 【課題】反射鏡が傾いて照射パターンが歪むことはなく、反射鏡の脱着操作が容易にできる。

【解決手段】本体1に設けたソケット2に装着される略点光源3と、この光源3の周りを覆う反射鏡4と、この反射鏡4の前面投光開口に取付けられた透光性の前面保護体5と、本体1に設けられて反射鏡4の後部首部10に係合して反射鏡4を取付ける取付ばね6とを備えた照明器具において、反射鏡4を後部首部10から前面投光開口側にかけて支持する支持体14を設けた。これにより、反射鏡4の重量が増しても反射鏡4の傾きがなく、光軸がずれて照度が低下したり照射パターンが歪むことはない。また、支持体14により反射鏡前面投光開口側を支持するので、反射鏡4の後部首部10で反射鏡4を保持する保持力が低減可能となり、反射鏡4の脱着性が向上する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 本体に設けたソケットに装着される略点光源と、この光源の周りを覆う反射鏡と、この反射鏡の前面投光開口に取付けられた透光性の前面保護体と、前記本体に設けられて前記反射鏡の後部首部に係合して前記反射鏡を取付ける取付ばねとを備えた照明器具において、前記反射鏡を前記後部首部から前面投光開口側にかけて支持する支持体を設けたことを特徴とする照明器具。
【請求項2】 取付ばねと支持体を一体に設けた請求項1記載の照明器具。
【請求項3】 複数の取付ばねの本体に固定される部分を環状に一体に形成し、この環状部分の内周縁に支持体を連結して形成した請求項2記載の照明器具。
【請求項4】 支持体は、反射鏡の後部首部の周りに設けたコイルばねとした請求項2記載の照明器具。
【請求項5】 支持体は、反射鏡の前面投光開口側の円周方向に設けた請求項2記載の照明器具。
【請求項6】 複数の取付ばねの本体に固定される部分を環状に一体に形成し、この環状部分の外周縁から支持体を設けるとともにその端部を円周方向に延出して形成した請求項5記載の照明器具。
【請求項7】 支持体と同じ位置に光軸側に傾斜して反射鏡の後部端部を支持する支持部を設け、この支持部と前記支持体との間を回転軸として弾性変形する請求項2記載の照明器具。
【請求項8】 反射鏡の後部首部に係合する取付ばねの係合部と、支持体が同一線上の位置にない請求項7記載の照明器具。
【請求項9】 反射鏡の後部首部に係合する取付ばねの係合部と、支持体が同一線上の位置にある請求項7記載の照明器具。
【請求項10】 反射鏡は取付ばねに回転式で装着され、反射鏡の前面または前面保護体に回転操作部を設けた請求項1,2,3,4,5,6,7,8または9記載の照明器具。
【請求項11】 反射鏡に対して前面保護体を支持する支持体または前面保護体に凹凸部を設けた請求項10記載の照明器具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、照明器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ランプに対する保護をするために照明器具の前面にプロテクタを有するものがある。目的はランプからの紫外線カットであったり、ランプ破損時の保護であったり高熱部の保護であったりする。その中で反射鏡に前面プロテクタを備えたランプがある。このランプは、ランプが切れると反射鏡、前面プロテクタとともに交換しなければならず、省資源ではない。
【0003】最近、前面プロテクタ付反射鏡がランプとは別部品として照明器具に装着されているものがある。これはランプが切れると前面プロテクタ付反射鏡を外して、ランプのみを交換するだけでよい。主にスポットライトで使用されるため、意匠を考慮して前面プロテクタ付反射鏡は、外観上見えない照明器具本体の中で反射鏡上部で反射鏡の脱着機構が備えられており、保持されている。
【0004】図35は従来例の照明器具の断面側面図、図36(a)は従来例における取付ばねの平面図、(b)はその側面図、(c)はその取付状態図である。図35に示すように、本体100に設けたソケット101に装着される略点光源102と、この光源102の周りを覆う反射鏡103と、本体100に設けられて反射鏡103の後部首部104に係合して反射鏡103を取付ける取付ばね105とを備えている。また、反射鏡103の前面投光開口には透光性の前面プロテクタを取付けている。取付ばね105は、図36(a),(b)に示すように、係合部106と支持部107を有する。取付状態では、図36(c)に示すように、係合部106を反射鏡103の後部首部104に係合して、反射鏡103を取付ける。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例の照明器具において、反射鏡が軽量のものであれば確実に保持できる。しかしながら、高照度化が要求されれば反射鏡の投光径を大きくする必要がある。そうなると、反射鏡の重量が増し、反射鏡の上部で保持するにも限界が生じてくる。このように反射鏡の重量が増すと、反射鏡の後部で保持する構造では反射鏡が傾き、光軸がずれて照度が低下したり照射パターンが歪むことがある。
【0006】また、反射鏡の後部首部で反射鏡を保持しているため、反射鏡の重量が増すと反射鏡を支えるために取付ばねに大きな保持力が必要となり、脱着操作が困難になる。そのため、前面プロテクタ付反射鏡が重量化しても、反射鏡の傾きがない、反射鏡の脱着操作が容易な照明器具を商品化することが市場でも求められている。
【0007】したがって、この発明の目的は、反射鏡が傾いて照射パターンが歪むことはなく、反射鏡の脱着操作が容易にできる照明器具を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するためにこの発明の請求項1記載の照明器具は、本体に設けたソケットに装着される略点光源と、この光源の周りを覆う反射鏡と、この反射鏡の前面投光開口に取付けられた透光性の前面保護体と、前記本体に設けられて前記反射鏡の後部首部に係合して前記反射鏡を取付ける取付ばねとを備えた照明器具において、前記反射鏡を前記後部首部から前面投光開口側にかけて支持する支持体を設けた。
【0009】このように、反射鏡を後部首部から前面投光開口側にかけて支持する支持体を設けたので、反射鏡の重量が増しても反射鏡の傾きがなく、光軸がずれて照度が低下したり照射パターンが歪むことはない。また、支持体により反射鏡前面投光開口側を支持するので、反射鏡の後部首部で反射鏡を保持する保持力が低減可能となり、反射鏡の脱着性が向上する。
【0010】請求項2記載の照明器具は、請求項1において、取付ばねと支持体を一体に設けた。このように、取付ばねと支持体を一体に設けたので、取付ばねと支持体の取付け作業を同時に行うことができる。また、部品点数が増えることはない。
【0011】請求項3記載の照明器具は、請求項2において、複数の取付ばねの本体に固定される部分を環状に一体に形成し、この環状部分の内周縁に支持体を連結して形成した。このように、複数の取付ばねの本体に固定される部分を環状に一体に形成し、この環状部分の内周縁に支持体を連結して形成したので、取付ばねの材料取りがよくローコストとなる。
【0012】請求項4記載の照明器具は、請求項2において、支持体は、反射鏡の後部首部の周りに設けたコイルばねとした。このように、支持体は、反射鏡の後部首部の周りに設けたコイルばねとしたので、反射鏡の取付けによりコイルばねが圧縮されてその弾発力により反射鏡前面投光開口側を支持することができる。また、コイルばねにより反射鏡前面投光開口側を線で均一の力で支持するので反射鏡の傾きが少ない。
【0013】請求項5記載の照明器具は、請求項2において、支持体は、反射鏡の前面投光開口側の円周方向に設けた。このように、支持体は、反射鏡の前面投光開口側の円周方向に設けたので、支持体の反射鏡前面投光開口側を支持する部分が円周方向に広くとれ、保持力が大きくなる。
【0014】請求項6記載の照明器具は、請求項5において、複数の取付ばねの本体に固定される部分を環状に一体に形成し、この環状部分の外周縁から支持体を設けるとともにその端部を円周方向に延出して形成した。このように、複数の取付ばねの本体に固定される部分を環状に一体に形成し、この環状部分の外周縁から支持体を設けるとともにその端部を円周方向に延出して形成したので、支持体は放射状の曲げと円周状の曲げとの2つの曲げにより反射鏡を保持する形状となり、さらに保持力が大きくなる。
【0015】請求項7記載の照明器具は、請求項2において、支持体と同じ位置に光軸側に傾斜して反射鏡の後部端部を支持する支持部を設け、この支持部と前記支持体との間を回転軸として弾性変形する。このように、支持体と同じ位置に光軸側に傾斜して反射鏡の後部端部を支持する支持部を設け、この支持部と支持体との間を回転軸として弾性変形するので、反射鏡の取付け時には反射鏡前面投光開口側を支持する部分のばね圧を小さくしておいても、反射鏡取付け状態において支持部と支持体が弾性により回動して大きな反射鏡の保持力が得られる。すなわち、反射鏡の保持力を大きくするために反射鏡前面投光開口側を支持す部分のばね圧を大きくする必要があるが、上記の構成により反射鏡の取付け時に保持力を確保しつつ大きな挿入力が必要とならない。
【0016】請求項8記載の照明器具は、請求項7において、反射鏡の後部首部に係合する取付ばねの係合部と、支持体が同一線上の位置にない。このように、反射鏡の後部首部に係合する取付ばねの係合部と、支持体が同一線上の位置にないので、支持部と取付ばねの係合部を別々に設けることが可能となり、反射鏡の首部上端でも保持できるので保持力が大きくなる。
【0017】請求項9記載の照明器具は、請求項7において、反射鏡の後部首部に係合する取付ばねの係合部と、支持体が同一線上の位置にある。このように、反射鏡の後部首部に係合する取付ばねの係合部と、支持体が同一線上の位置にあるので、反射鏡取付け時に係合部と反射鏡首部の係合に連動して支持部と支持体が弾性により回動して反射鏡の保持力が得られる。
【0018】請求項10記載の照明器具は、請求項1,2,3,4,5,6,7,8または9において、反射鏡は取付ばねに回転式で装着され、反射鏡の前面または前面保護体に回転操作部を設けた。このように、反射鏡は取付ばねに回転式で装着され、反射鏡の前面または保護体に回転操作部を設けたので、反射鏡の重量が増して、反射鏡の後部首部で大きな力で保持しても、反射鏡の脱着時に大きな操作力をかけることができる。
【0019】請求項11記載の照明器具は、請求項10において、反射鏡に対して前面保護体を支持する支持体または前面保護体に凹凸部を設けた。このように、反射鏡に対して前面保護体を支持する支持体または前面保護体に凹凸部を設けたので、反射鏡が照明器具の灯具の奥に配置され、脱着操作が困難な場合においても容易に操作できる。
【0020】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施の形態の照明器具を図1ないし図5に基づいて説明する。図1はこの発明の第1の実施の形態の照明器具の一部断面正面図、図2(a)はこの実施の形態の反射鏡の平面図、(b)は反射鏡の一部断面正面図、図3は反射鏡の異なる位置での部分断面図、図4(a)はこの実施の形態の取付ばねの平面図、(b)はそのA−A′断面図、図5(a)はこの実施の形態において反射鏡の支持体による取付状態を示す説明図、(b)は取付ばねによる取付状態を示す説明図である。
【0021】図1に示すように、灯具本体1に設けたソケット2に装着されるランプ等の略点光源3と、この光源3の周りを覆う反射鏡4と、この反射鏡4の前面投光開口に取付けられた透光性の前面ガラス等の前面保護体5と、灯具本体1に設けられて反射鏡4の後部首部に係合して反射鏡4を取付ける取付ばね6とを備えている。灯具本体1は、器具本体7に設けた支持部材8とともに光軸周りに回動自在で、かつ光軸と直交方向のねじ9により支持部材8に対して回動自在に取付けられる。
【0022】反射鏡4は、図2および図3に示すように、前面ガラス付多層膜付ガラス反射鏡で、後部首部10の4箇所に係合凹部11が形成してある。係合凹部11の一方の側面は切欠かれ、取付ばね6を係合する際の案内部12となる。また、前面保護体5は前面ガラスであり、反射鏡4の開口縁部に取付けた枠13により支持される。
【0023】また、図4および図5に示すように、反射鏡4を後部首部から前面投光開口側にかけて支持する支持体14を取付ばね6と一体に設けている。この場合、複数の取付ばね6の灯具本体1に固定される部分を環状に一体に形成し、この環状部分6aの外周縁に支持体14を連結して形成している。取付ばね6はV形に折曲した形状で先端側が係合部6bとなる。図4(b)においては、取付ばね6を略直角に切起こしているが傾斜させててもよい。また、環状部分6aには灯具本体1にねじ止めするための挿通孔15が設けてある。
【0024】上記構成の照明器具において、反射鏡4の取付け時には、取付ばね6が案内部12と一致するように反射板4の後部首部10を取付ばね6の環状部分6aに挿入し、反射鏡4を回すことで取付ばね6の係合部6bと係合凹部11が係合して取付けられる。
【0025】以上のようにこ実施の形態によれば、反射鏡4を後部首部10より前面投光開口側を支持する支持体14を設けたので、反射鏡4の重量が増しても反射鏡4の傾きがなく、光軸がずれて照度が低下したり照射パターンが歪むことはない。また、支持体14により反射鏡前面投光開口側を支持するので、反射鏡4の後部首部10で反射鏡4を保持する保持力が低減可能となり、反射鏡4の脱着性が向上する。
【0026】この発明の第2の実施の形態を図6に基づいて説明する。図6(a)はこの発明の第2の実施の形態において反射鏡の支持体による取付状態を示す説明図、(b)は取付ばねによる取付状態を示す説明図である。図6に示すように、取付ばね6の第1曲げ部Cが略直角に折曲され、第1曲げ部Cの距離Bと反射鏡4の後部首部10の径Aとの関係は、A>Bとなるように設定されている。また、取付ばね6の係合部6bが第2曲げ部Dの位置になるように構成される。なお、第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付す。
【0027】上記構成の照明器具においても第1の実施の形態と同様に反射鏡4を取付けることができる。この場合、反射鏡4の後部首部10の径A>第1曲げ部Cの距離Bとしてあるので、反射鏡4の取付ばね6への無理な取付けを防止することができる。また、取付ばね6の第1曲げ部Cの曲げ角度は略直角により、第1曲げ部Cから第2曲げ部Dまでの距離が最短となるために、第1曲げ部Cのばらつきによる寸法のばらつきが最小となる。また、反射鏡4を後部首部10で係合する係合部6bは第2曲げ部Dの位置になるように構成されるため、係合部6bの位置のばらつきによる変動は第1曲げ部Cのばらつきのみとなる。すなわち、第2曲げ部Dの曲げ角度のばらつきは考慮しなくてもよい。その他の構成効果は、第1の実施の形態と同様である。
【0028】この発明の第3の実施の形態を図7および図8に基づいて説明する。図7(a)はこの発明の第3の実施の形態の取付ばねの平面図、(b)はそのA−A′断面図、図8は図7(a)のB−B′断面図である。図7および図8に示すように、複数の取付ばね6の灯具本体1に固定される部分を環状に一体に形成し、この環状部分6aの内周縁に支持体14を連結して形成している。この場合、隣合う取付ばね6,6の間に支持体14が位置するように構成した。
【0029】上記構成の照明器具においても第1の実施の形態と同様に反射鏡4を取付けることができる。この実施の形態では、取付ばね6の環状部分6aの内周縁に支持体14を連結して形成したので、取付ばね6の材料取りがよくローコストとなる。その他の構成効果は、第1の実施の形態と同様である。
【0030】この発明の第4の実施の形態を図9および図10に基づいて説明する。図9(a)はこの発明の第4の実施の形態の取付ばねの正面図、(b)は底面図、図10は第4の実施の形態において反射鏡の取付状態を示す説明図である。図9および図10に示すように、反射鏡4を後部首部10から前面投光開口側にかけて支持するために設けた支持体をコイルばね16とした。この場合、コイルばね16は取付ばね6の環状部分6aに固着されており、反射鏡4の後部首部10の周りに設けてある。また、コイルばね16の先端部16aをリング状にして取付ばね6の一つの挿通孔16とともに灯具本体1にねじ止めできるようにしてある。
【0031】上記構成の照明器具においても第1の実施の形態と同様に反射鏡4を取付けることができる。この場合、図10に示すように反射鏡4の取付けによりコイルばね16が圧縮されてその弾発力により反射鏡前面投光開口側を支持することができる。また、コイルばね16により反射鏡前面投光開口側を線で均一の力で支持するので反射鏡4の傾きが少ない。その他の構成効果は、第1の実施の形態と同様である。
【0032】この発明の第5の実施の形態を図11ないし図13に基づいて説明する。図11(a)はこの発明の第5の実施の形態の取付ばねの平面図、(b)はそのAーA′断面図、図12は図11(a)のB−B′断面図、図13(b)はこの発明の第5の実施の形態において反射鏡の支持体による取付状態を示す説明図、(b)は取付ばねによる取付状態を示す説明図である。この実施の形態では、支持体17は、反射鏡4の前面投光開口側の円周方向に設けている。すなわち、図11および図12に示すように、取付ばね6の環状部分6aの外周縁から支持体17を設けるとともにその端部を円周方向の一方向に延出して形成した。この場合、支持体17の円周方向に延びた部分を反射鏡4側に折曲するとともにその先端を反対側に折曲して形成している。
【0033】上記構成の照明器具においても第1の実施の形態と同様に反射鏡4を取付けることができる。この場合、図13に示すように支持体17は放射状の曲げと円周状の曲げとの2つの曲げにより反射鏡4を保持する形状となり、さらに保持力が大きくなる。その他の構成効果は、第1の実施の形態と同様である。
【0034】この発明の第6の実施の形態を図14および図15に基づいて説明する。図14(a)はこの発明の第6の実施の形態の取付ばねの平面図、(b)はそのAーA′断面図、図15は図14(a)のB−B′断面図である。図14および図15に示すように、取付ばね6の環状部分6aの外周縁から支持体17を設けるとともにその端部を円周方向の二方向に延出して形成した。
【0035】上記構成の照明器具においても第1の実施の形態と同様に反射鏡4を取付けることができる。この場合、第5の実施の形態と比較すると、反射鏡4を保持する箇所が多数取れるため、さらに保持力が大きくなる。その他の構成効果は、第1および5の実施の形態と同様である。
【0036】この発明の第7の実施の形態を図16および図17に基づいて説明する。図16(a)はこの発明の第7の実施の形態の取付ばねの平面図、(b)はそのAーA′断面図、図17は第7の実施の形態において反射鏡の取付状態を示す説明図である。図16および図17に示すように、支持体14と同じ位置に光軸側に傾斜して反射鏡4の後部端部を支持する支持部を設け、この支持部と支持体14との間を回転軸として弾性変形するようにした。この場合、反射鏡4の後部首部10に係合する取付ばね6の係合部6bと支持体14が同一線上の位置にあり、係合部6bと支持体14の間で弾性回転軸18を設けている。したがって、支持部が係合部6bにより構成される。
【0037】上記構成の照明器具においても第1の実施の形態と同様に反射鏡4を取付けることができる。この場合、係合部6bが反射鏡4の首部10により広げられると、反射鏡後部端部を支持する支持部は内側に移動して反射鏡4を保持する。(係合部6bと支持体14は同一線上の位置にあるため)。
【0038】以上のようにこの実施の形態によれば、反射鏡4の取付け時には反射鏡前面投光開口側を支持する部分のばね圧を小さくしておいても、反射鏡取付け状態において支持部と支持体14が弾性により回動して大きな反射鏡4の保持力が得られる。すなわち、反射鏡4の保持力を大きくするために反射鏡前面投光開口側を支持す部分のばね圧を大きくする必要があるが、上記の構成により反射鏡4の取付け時に保持力を確保しつつ大きな挿入力が必要とならない。その他の構成効果は、第1の実施の形態と同様である。
【0039】この発明の第8の実施の形態を図18および図20に基づいて説明する。図18(a)はこの発明の第8の実施の形態の取付ばねの平面図、(b)はそのAーA′断面図、図19は図18(a)のB−B′断面図、図20(a)はこの発明の第8の実施の形態において反射鏡の支持部による取付状態を示す説明図、(b)は取付ばねによる取付状態を示す説明図である。図19および図20に示すように、第7の実施の形態と同様に支持体14と同じ位置に光軸側に傾斜して反射鏡4の後部端部を支持する支持部19を設け、この支持部19と支持体14との間を回転軸として弾性変形するようにした。この場合、反射鏡4の後部首部10に係合する取付ばね6の係合部6bと支持体14が同一線上の位置にない。また、支持部19と支持体14が同一線上の位置にあり、支持部19と支持体14の間で弾性回転軸18を設けている。
【0040】上記構成の照明器具においても第1の実施の形態と同様に反射鏡4を取付けることができる。この場合、係合部6bが反射鏡4の首部10により広げられると、反射鏡後部端部を支持する支持部19は内側に移動して反射鏡4を保持する。(支持部19と支持体14は同一線上の位置にあるため)。
【0041】以上のようにこの実施の形態によれば、反射鏡4の取付け時には反射鏡前面投光開口側を支持する部分のばね圧を小さくしておいても、反射鏡取付け状態において支持部19と支持体14が弾性により回動して大きな反射鏡4の保持力が得られる。また、反射鏡4の後部首部10に係合する取付ばね6の係合部6bと、支持体14が同一線上の位置にないので、支持部19と取付ばね6の係合部6bを別々に設けることが可能となり、反射鏡4の首部上端でも保持できるので保持力が大きくなる。その他の構成効果は、第1および7の実施の形態と同様である。
【0042】この発明の第9の実施の形態を図21ないし図24に基づいて説明する。図21(a)はこの発明の第9の実施の形態の反射鏡の一部断面正面図、(b)は平面図、図22はその要部拡大図、図23は第9の実施の形態において反射鏡の着脱の説明図、図24はその要部拡大図である。図21および図22に示すように、反射鏡4は取付ばねに回転式で装着され、反射鏡4の前面または前面保護体5に回転操作部(長穴23)を設けている。前面保護体5は、反射鏡4の前面開口に取付けられた支持体(枠21)により支持される。また、反射鏡4と前面保護体5との間に空間22を設け、この空間22に対応するように枠21に長穴23を設けている。なお、取付ばねは、上記各実施の形態の取付ばねを用いることができる。
【0043】上記構成の照明器具においても第1の実施の形態と同様に反射鏡4を取付けることができる。この場合、図23および図24に示すように、反射鏡着脱具24を長穴23に差し込んで、反射鏡4を回転操作させて脱着することができる。これにより、反射鏡4の重量が増して、反射鏡4の後部首部10で大きな力で保持しても、反射鏡4の脱着時に大きな操作力をかけることができる。
【0044】この発明の第10の実施の形態を図25および図26に基づいて説明する。図25(a)はこの発明の第10の実施の形態の反射鏡の一部断面正面図、(b)は平面図、図26はその要部拡大図である。第9の実施の形態と同様に反射鏡4は取付ばねに回転式で装着され、反射鏡4の前面または前面保護体5に回転操作部を設けている。この場合、前面保護体5は、反射鏡4の前面開口に取付けられた枠25により支持される。枠25には反射鏡前面方向に回転操作部となる突起部26を一体に設けている。
【0045】上記構成の照明器具においても第1の実施の形態と同様に反射鏡4を取付けることができる。この場合、突起部26を持って、反射鏡4を回転操作させて脱着することができる。その他の構成効果は、第1および9の実施の形態と同様である。
【0046】この発明の第11の実施の形態を図27および図28に基づいて説明する。図27(a)はこの発明の第11の実施の形態の反射鏡の一部断面正面図、(b)は平面図、図28はその要部拡大図である。第9の実施の形態と同様に反射鏡4は取付ばねに回転式で装着され、反射鏡4の前面または前面保護体27に回転操作部を設けている。この場合、前面保護体27は反射鏡4の前面開口に取付けられた枠13により支持されるが、この前面保護体27の反射鏡前面方向に回転操作部となる突起部28を一体に設けている。
【0047】上記構成の照明器具においても第1の実施の形態と同様に反射鏡4を取付けることができる。この場合、突起部28を持って、反射鏡4を回転操作させて脱着することができる。その他の構成効果は、第1および9の実施の形態と同様である。
【0048】この発明の第12の実施の形態を図29および図30に基づいて説明する。図29(a)はこの発明の第12の実施の形態の反射鏡の一部断面正面図、(b)は平面図、図30はその要部拡大図である。第9の実施の形態と同様に反射鏡4は取付ばねに回転式で装着され、反射鏡4の前面または前面保護体29に回転操作部を設けている。この場合、前面保護体29は反射鏡4の前面開口に取付けられた枠31により支持されるが、この前面保護体29の反射鏡前面方向に回転操作部となる突起部30を一体に設けている。また、突起部30は枠31に設けた穴32より突出する。
【0049】上記構成の照明器具においても第1の実施の形態と同様に反射鏡4を取付けることができる。この場合、突起部30を持って、反射鏡4を回転操作させて脱着することができる。その他の構成効果は、第1および9の実施の形態と同様である。
【0050】この発明の第13の実施の形態を図31および図32に基づいて説明する。図31(a)はこの発明の第13の実施の形態の反射鏡の一部断面正面図、(b)は平面図、図32はその要部拡大図である。第9の実施の形態と同様に反射鏡4は取付ばねに回転式で装着され、反射鏡4の前面または前面保護体5に回転操作部を設けている。また、反射鏡4に対して前面保護体5を支持する支持体または前面保護体5に凹凸部34を設けている。この場合、前面保護体5は反射鏡4の前面開口に取付けられた枠33により支持される。この枠33の外周面に反射鏡側面方向に回転操作部となる凹凸部34を設けている。
【0051】上記構成の照明器具においても第1の実施の形態と同様に反射鏡4を取付けることができる。この場合、凹凸部34をグリップにして、反射鏡4を回転操作させて脱着することができる。また、反射鏡4に対して前面保護体5を支持する支持体または前面保護体5に凹凸部34を設けたので、反射鏡4が照明器具の灯具の奥に配置され、脱着操作が困難な場合においても容易に操作できる。その他の構成効果は、第1および9の実施の形態と同様である。
【0052】この発明の第14の実施の形態を図33および図34に基づいて説明する。図33(a)はこの発明の第14の実施の形態の反射鏡の一部断面正面図、(b)は平面図、図34はその要部拡大図である。第9の実施の形態と同様に反射鏡4は取付ばねに回転式で装着され、反射鏡4の前面または前面保護体5に回転操作部を設けている。また、反射鏡4に対して前面保護体5を支持する支持体または前面保護体5に凹凸部36を設けている。この場合、前面保護体5は反射鏡4の前面開口に取付けられた枠35により支持される。この枠35の外周面に反射鏡前面方向に回転操作部となる凹凸部36を設けている。
【0053】上記構成の照明器具においても第1の実施の形態と同様に反射鏡4を取付けることができる。この場合、凹凸部36をグリップにして、反射鏡4を回転操作させて脱着することができる。また、反射鏡4に対して前面保護体5を支持する支持体または前面保護体5に凹凸部36を設けたので、反射鏡4が照明器具の灯具の奥に配置され、脱着操作が困難な場合においても容易に操作できる。その他の構成効果は、第1および9の実施の形態と同様である。
【0054】
【発明の効果】この発明の請求項1記載の照明器具によれば、反射鏡を後部首部から前面投光開口側にかけて支持する支持体を設けたので、反射鏡の重量が増しても反射鏡の傾きがなく、光軸がずれて照度が低下したり照射パターンが歪むことはない。また、支持体により反射鏡前面投光開口側を支持するので、反射鏡の後部首部で反射鏡を保持する保持力が低減可能となり、反射鏡の脱着性が向上する。
【0055】請求項2では、取付ばねと支持体を一体に設けたので、取付ばねと支持体の取付け作業を同時に行うことができる。また、部品点数が増えることはない。
【0056】請求項3では、複数の取付ばねの本体に固定される部分を環状に一体に形成し、この環状部分の内周縁に支持体を連結して形成したので、取付ばねの材料取りがよくローコストとなる。
【0057】請求項4では、支持体は、反射鏡の後部首部の周りに設けたコイルばねとしたので、反射鏡の取付けによりコイルばねが圧縮されてその弾発力により反射鏡前面投光開口側を支持することができる。また、コイルばねにより反射鏡前面投光開口側を線で均一の力で支持するので反射鏡の傾きが少ない。
【0058】請求項5では、支持体は、反射鏡の前面投光開口側の円周方向に設けたので、支持体の反射鏡前面投光開口側を支持する部分が円周方向に広くとれ、保持力が大きくなる。
【0059】請求項6では、複数の取付ばねの本体に固定される部分を環状に一体に形成し、この環状部分の外周縁から支持体を設けるとともにその端部を円周方向に延出して形成したので、支持体は放射状の曲げと円周状の曲げとの2つの曲げにより反射鏡を保持する形状となり、さらに保持力が大きくなる。
【0060】請求項7では、支持体と同じ位置に光軸側に傾斜して反射鏡の後部端部を支持する支持部を設け、この支持部と支持体との間を回転軸として弾性変形するので、反射鏡の取付け時には反射鏡前面投光開口側を支持する部分のばね圧を小さくしておいても、反射鏡取付け状態において支持部と支持体が弾性により回動して大きな反射鏡の保持力が得られる。すなわち、反射鏡の保持力を大きくするために反射鏡前面投光開口側を支持す部分のばね圧を大きくする必要があるが、上記の構成により反射鏡の取付け時に保持力を確保しつつ大きな挿入力が必要とならない。
【0061】請求項8では、反射鏡の後部首部に係合する取付ばねの係合部と、支持体が同一線上の位置にないので、支持部と取付ばねの係合部を別々に設けることが可能となり、反射鏡の首部上端でも保持できるので保持力が大きくなる。
【0062】請求項9では、反射鏡の後部首部に係合する取付ばねの係合部と、支持体が同一線上の位置にあるので、反射鏡取付け時に係合部と反射鏡首部の係合に連動して支持部と支持体が弾性により回動して反射鏡の保持力が得られる。
【0063】請求項10では、反射鏡は取付ばねに回転式で装着され、反射鏡の前面または保護体に回転操作部を設けたので、反射鏡の重量が増して、反射鏡の後部首部で大きな力で保持しても、反射鏡の脱着時に大きな操作力をかけることができる。
【0064】請求項11では、反射鏡に対して前面保護体を支持する支持体または前面保護体に凹凸部を設けたので、反射鏡が照明器具の灯具の奥に配置され、脱着操作が困難な場合においても容易に操作できる。
【出願人】 【識別番号】000005832
【氏名又は名称】松下電工株式会社
【出願日】 平成11年12月17日(1999.12.17)
【代理人】 【識別番号】100076174
【弁理士】
【氏名又は名称】宮井 暎夫
【公開番号】 特開2001−176320(P2001−176320A)
【公開日】 平成13年6月29日(2001.6.29)
【出願番号】 特願平11−358627