| 【発明の名称】 |
バックライト装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】家城 康守
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| 【要約】 |
【課題】液晶表示装置を裏面から照明するバックライト装置において、管状の光源を外部からの衝撃や圧力から保護して信頼性を向上させ、さらに、光源から発せられる光を効率よく利用する。
【解決手段】液晶パネル13の背面に配設される導光板14と、導光板14の側端面に沿って位置する柱状の保持部材15とを一体に構成し、導光板14および保持部材15を、液晶表示画面13とともにケース11,12内に収容してなる液晶パネルユニット1である。そして、保持部材15の軸中心部に貫通孔15aを設け、この貫通孔15a内に冷陰極管4を挿入することによって冷陰極管4を保持するので、冷陰極管4を保持部材15によって保護することができ、冷陰極管4から発せられた光はロス無く導光板14へ伝送される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 表示装置の表示画面を裏面から照明するバックライト装置において、管状体をなす光源と、この光源から発せられた光を前記表示画面側に導く導光板と、この導光板の側端面に密接して配設され、前記光源を保持する保持部材とを具備してなり、前記保持部材は透光性を有する弾性体であることを特徴とするバックライト装置。 【請求項2】 前記保持部材は柱状に構成され、その軸中心部を通る貫通孔を備えていて、前記光源は、前記保持部材の貫通孔に挿入されることによって保持されることを特徴とする請求項1記載のバックライト装置。 【請求項3】 前記導光板と前記保持部材とは一体に構成されることを特徴とする請求項1または2記載のバックライト装置。 【請求項4】 キーを有する透光性のキースイッチ部を具備し、このキースイッチ部と前記保持部材とが互いに密接して配設されることを特徴とする請求項1、2または3記載のバックライト装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、液晶ディスプレイ等の表示装置を裏面から照明するバックライト装置に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、急速に普及している携帯用電子機器の多くは、ディスプレイとして液晶ディスプレイを備えている。液晶ディスプレイは、薄型、軽量で低消費電力であり、特に携帯用電子機器に好適である。しかし、液晶は受光性の表示素子であるため、照明用のバックライト装置を必要とする。 【0003】バックライト装置としては、例えば、冷陰極管を導光板の側端面に近接して配置したエッジライト型のものが知られている。エッジライト型のバックライト装置は、従来、以下に示すような構造を有していた。 【0004】図7は、従来のバックライト装置の一例を適用した液晶画面ユニット5の分解斜視図である。また、図8は、液晶画面ユニット5の要部断面図である。なお、これら図7および図8において、バックライト装置の各種周辺回路については図示を省略する。 【0005】従来のバックライト装置は、図7および図8に示すように、液晶パネル53の背面に設置され、液晶パネル53へ光を導く導光板54と、導光板54の側端面に近接して配設される冷陰極管4とを備えている。 【0006】導光板54は、例えば透明なアクリル板である。冷陰極管4の点灯時には、冷陰極管4から発せられた光は導光板54に入射し、導光板54内で反射して導光板54の一面から液晶パネル53の背面へ向かって照射される。このように、導光板54の点灯時には、液晶パネル53が背面から均一に照明される。 【0007】 【課題を解決するための手段】ところで、バックライト装置が備える冷陰極管は、衝撃に弱く、破損しやすいという欠点を有している。例えば、図7に示す液晶画面ユニット5では、冷陰極管4は、その両端に取り付けられた絶縁ゴム部材55,55によって、ケース52に固定されていた。このため、冷陰極管4の中央部は保護されていないため、外部からの衝撃により破損する恐れがあった。しかし、エッジライト方式ではバックライト装置の薄型化が重視されるため、冷陰極管を衝撃から保護することは容易でなく、これまで様々な提案がなされていた。 【0008】例えば、特開平5−224202号公報には、導光板の厚さ方向に対して、その厚さの範囲内に納まるように、導光板の側面に沿って陰極管を配設する構造が開示されている。即ち、この提案は、導光板の厚みよりも小さい直径を有する冷陰極管を用い、バックライト装置に圧力が加わった場合には、導光板を補強部材として機能させ、陰極管の破損を免れようとするものである。しかしながら、導光板が補強部材として機能するのは導光板の厚さ方向に圧力が加わった場合に限られ、他の方向から圧力が加わった際に冷陰極管を保護するのは困難であるという問題があった。 【0009】また、例えば、特開平11−149815号公報に開示されたように、陰極管の胴部に可撓性のOリングを取り付けて、陰極管の破損を防止するものがあった。即ち、陰極管に加わる衝撃をOリングによって緩和し、冷陰極管の破損を防止するものである。しかしながら、Oリングから離れた部分では、衝撃や圧力から冷陰極管を保護することはできず、さらに、電気的な干渉を避けるため、Oリングを装着する位置も制限されていた。 【0010】さらに、図8に示すように、従来のバックライト装置では、冷陰極管4と導光板54との間に、図中、符号Aで示す空隙が生じるため、冷陰極管4からの光のロスが生じるという問題があった。即ち、符号Aで示す空隙が生じたために、空気中の屈折率と導光板54の屈折率との差によって、冷陰極管4から発せられた光の一部が導光板54の表面で反射されてしまい、液晶パネル53を照明する光量が減少する。これは、エッジライト型のバックライト装置において、冷陰極管と導光板との間に空間が存在する際には回避できない問題であり、液晶パネル53での表示品質を安定させるため、消費電力量を増大させてロスした光量を補う必要があった。 【0011】そこで、本発明の課題は、液晶パネルのバックライト装置において、装置を大型化することなく、外部からの衝撃や圧力から光源を保護して信頼性を向上させるとともに、光源から発せられる光を効率よく利用することである。 【0012】 【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく請求項1記載の発明は、表示装置の表示画面(例えば、液晶パネル13)を裏面から照明するバックライト装置において、管状体をなす光源(例えば、冷陰極管4)と、この光源から発せられた光を前記表示画面側に導く導光板(14)と、この導光板の側端面に密接して配設され、前記光源を保持する保持部材(15)とを具備してなり、前記保持部材は透光性を有する弾性体であることを特徴とする構成とした。 【0013】ここで、表示装置としては、例えば液晶表示パネルを備えた液晶表示装置が挙げられる。また、光源としては、例えば、冷陰極管等の蛍光管が挙げられる。導光板としては、例えばアクリル板のように、高い透光性を有する板が挙げられる。保持部材としては、例えば、シリコンゴム等の透光性ゴム製の部材が挙げられる。 【0014】この請求項1記載の発明によれば、バックライト装置において、管状の光源を弾性体によって保持するので、外部からの衝撃から光源を保護することができる。特に、保持部材が透光性を有するので、保持部材によって光源の表面を広く覆ってしまってもバックライト装置としての機能には支障がない。このため、光源の表面を広く覆って厳重に光源を保護することもできる。 【0015】また、光源を保持する保持部材が導光板に密接するので、光源から発せられた光が保持部材内を介して導光板に伝送される際の伝送路に空間が無い。このため、光量のロスが非常に小さく、光源効率を向上させて消費電力の削減を図ることができる。さらに、保持部材は導光板の側端面に密接するので、バックライト装置が大型化せず、表示装置を備える小型または薄型の電子機器にも容易に適用可能である。 【0016】請求項2記載の発明は、請求項1記載のバックライト装置において、前記保持部材は柱状に構成され、その軸中心部を通る貫通孔(15a)を備えていて、前記光源は、前記保持部材の貫通孔に挿入されることによって保持されることを特徴とする構成とした。 【0017】この請求項2記載の発明によれば、柱状の保持部材の軸中心部を通る貫通孔に光源を挿入して保持するので、光源の表面は弾性体で覆われる。このため、外部からの衝撃や圧力から、より確実に光源を保護できる。これによって、光源が破損しにくく、より一層信頼性の高いバックライト装置を提供できる。 【0018】さらに、光源の表面と保持部材との間に空間が生じないので、光源から発せられた光は、殆どロス無く保持部材内へ入射し、導光板へ伝送される。このため、光源効率をより一層向上させて、消費電力の削減を図ることができる。 【0019】請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のバックライト装置において、前記導光板と前記保持部材とは一体に構成されることを特徴とする構成とした。 【0020】この請求項3記載の発明によれば、導光板と保持部材とが一体に構成されるので、光源から発せられ、保持部材内に入射された光が、より高い効率で導光板内へ伝送される。従って、光源効率をより一層向上させ、消費電力の削減を図ることができる。 【0021】請求項4記載の発明は、請求項1、2または3記載のバックライト装置において、キーを有する透光性のキースイッチ部(例えば、キー部26)を具備し、このキースイッチ部と前記保持部材とが互いに密接して配設されることを特徴とする構成とした。 【0022】ここで、キースイッチ部が備えるキーは、表示装置、或いは、表示装置を備えた電子機器を操作するための入力装置の一部であり、キーの数や大きさ、その形状については任意である。 【0023】この請求項4記載の発明によれば、キーを有する透光性のキースイッチ部と、保持部材とが互いに密接して配設されるので、光源から発せられた光が保持部材を介してキースイッチ部に入射される。このため、光源の点灯時には、表示画面が照明されるとともに、キースイッチ部が発光する。従って、キースイッチ部を、専用の光源を新たに設けることなく発光させることができ、夜間や暗所で使用される電子機器に容易に適用できる。この場合は、キースイッチ部用の光源を削減することによる低コスト化、軽量化、小型化が図れる他、消費電力量の低下による電池寿命の延長等、利便性を大きく高めることができる。 【0024】 【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るバックライト装置の実施の形態例を図1から図6に基づいて説明する。なお、本実施の形態において、図1から図6に示す液晶パネルユニット1,2,3の動作に要する各種周辺回路については、図示および説明を省略する。 【0025】[第1の実施の形態]先ず、図1は、本発明のバックライト装置を適用した第1の実施の形態としての液晶画面ユニット1の構成を示す分解斜視図である。 【0026】図1に示すように、液晶画面ユニット1は、液晶パネル13と、液晶パネル13の背面に沿って配設される導光板14と、導光板14と一体に構成される保持部材15と、冷陰極管4とを備え、これらの各部をケース11,12内に収容して構成される。 【0027】冷陰極管4は、蛍光管の一種であり、液晶画面ユニット1のバックライト装置の光源となる。蛍光管には、冷陰極管の他、熱陰極蛍光管やセミホット電極蛍光管があるが、発熱量や寿命等の問題からバックライト装置には通常、冷陰極管が用いられる。 【0028】ケース11は、液晶画面ユニット1の筐体をなすケース11,12のうち蓋側に相当し、液晶パネル13の画面を外部から見通せる窓を備えている。このケース11と、ケース12とを互いにはめ込むことで、液晶画面ユニット1の筐体となる密閉構造のケースが構成される。ケース11,12は、いずれも各種の金属または樹脂により構成される。ケース11の表面には開口部が設けられ、この開口部に、例えばアクリル板等の透明な樹脂板や各種ガラス板等が填め込まれ、上記の窓を構成する。 【0029】導光板14は、例えばシリコンゴムや、透光性が高く色の薄い合成ゴムのように、所定の透光性と弾力とを有する可撓性材料によってなる平板であり、液晶パネル13の背面を覆うように配設される。保持部材15は、導光板14の側端部に位置するように導光板14と一体に構成され、導光板14と同様に、所定の透光性と弾力とを有する可撓性材料によってなる柱状部材である。これら導光板14および保持部材15は、保持部材15の軸方向に沿って、導光板14の側端面と保持部材15の側面とが接合された形状となっている。 【0030】また、保持部材15には、その軸中心に沿って貫通孔15aが設けられており、この貫通孔15aには冷陰極管4が挿入される。即ち、液晶画面ユニット1に冷陰極管4が取り付けられる際には、貫通孔15aに冷陰極管4が挿入され、さらに保持部材15がケース12に固定される。 【0031】なお、貫通孔15aの内径を、冷陰極管4の直径と同径または冷陰極管4の直径に比較して若干小さい径とすれば、貫通孔15aの内壁と冷陰極管4の側面とが密着し、冷陰極管4が貫通孔15aから脱落することなく保持される。この場合、冷陰極管4と貫通孔15aとの間に空間が生じないので、後述するように、冷陰極管4から発した光をロス無く利用でき、好ましい。 【0032】以上のように構成される液晶画面ユニット1において、冷陰極管4が点灯すると、まず、冷陰極管4から発せられた光は保持部材15に入射する。この光は、導光板14および保持部材15の屈折率と空気の屈折率との差によって、導光板14および保持部材15内を反射しながら伝送される。そして、この光が導光板14の一面から液晶パネル13の裏面へ向かって照射されることにより、液晶パネル13の照明が行われる。 【0033】図2は、図1に示すバックライト装置と従来のバックライト装置とを比較するための図であり、(a)は図1に示す液晶画面ユニット1の要部断面図であり、(b)は図7に示す液晶画面ユニット5の要部断面図である。 【0034】図2(b)に示すように、上記従来のバックライト装置(図7)では、導光板54と冷陰極管4との間に符号Aで示す空間が生じる。このため、空気中の屈折率と導光板54の屈折率との差によって、冷陰極管4から放射された光の一部が導光板34の表面で反射して、光量のロスとなっていた。このため、液晶パネルの視認性の低下を防止するために、より多くの電力を消費していた。 【0035】一方、図2(a)に示すように、液晶画面ユニット1においては、冷陰極管4の側面と貫通孔15aの内面とが密接しているので、冷陰極管4から発せられた光は、冷陰極管4と保持部材15との境界面を介して保持部材15内に入射し、さらに導光板14内へ伝送される。従って、液晶画面ユニット1が有するバックライト装置は、従来に比較して光量のロスが少なく、非常に効率よく液晶パネル13を照明できる。 【0036】また、図1に示すように、冷陰極管4は貫通孔15a内に挿入され、冷陰極管4の管壁は保持部材15によって覆われる。保持部材15および導光板14は所定の弾力を有する可撓性材料によって構成されるため、このバックライト装置に対して外部から衝撃が加わっても、冷陰極管4が破損する可能性は非常に低い。 【0037】従って、冷陰極管4が破損する可能性が低く、より信頼性の高いバックライト装置を提供できる。また、光量のロスが著しく低下するので、液晶画面ユニット1の表示品質を安定して維持しつつ、消費電力量を削減することができる。 【0038】以上のように、本発明を適用した第1の実施の形態によれば、所定の弾力と透光性を有し、互いに一体に構成された導光板14および保持部材15を備え、保持部材15の軸中心を貫通する貫通孔15a内に冷陰極管4を挿入して支持する構成としたので、冷陰極管4は貫通孔15a内に収容され、外部から加わる衝撃から保護される。このため、従来に比べて、冷陰極管4が破損する可能性が非常に低く、より信頼性の高いバックライト装置を提供できる。 【0039】また、冷陰極管4と貫通孔15aとが密接する構成としたので、冷陰極管4から発せられた光は効率よく保持部材15内へ入射し、導光板14から液晶パネル13へ照明され、光のロスが非常に少ない。このため、光源効率を向上させて、液晶画面ユニット1における表示品質を保ったまま、従来、ロスした光量を補うために消費していた電力を節約することができる。 【0040】[第2の実施の形態]続いて、本発明の第2の実施の形態における液晶画面ユニット2について、図3および図4を用いて説明する。図3は、本発明の第2の実施の形態における液晶パネルユニット2の構成を示す分解斜視図である。この図3に示すように、液晶画面ユニット2は、液晶パネル23と、液晶パネル23の背面に沿って配設される導光板24と、導光板24と一体に構成された柱状の保持部材25と、導光板24および保持部材25と一体に構成されたキー部26と、冷陰極管4とを備え、これらの各部をケース21,22内に収容して構成される。なお、冷陰極管4は、上記第1の実施の形態と同様のものである。 【0041】ケース21は、液晶画面ユニット2の筐体となるケースの蓋側であって、金属または樹脂により構成され、その内部に液晶パネル23、導光板24および保持部材25を収容する。このケース21の表面中央には開口部が設けられ、この開口部には、アクリル板等の透明の樹脂または各種ガラス等が填め込まれて、外部から液晶パネル23の画面を見通せる窓となっている。なお、後述するキー部26はケース21には収容されず、上部が露出した構成となっている。 【0042】ケース22は、液晶画面ユニット2の筐体となるケースの本体側に相当し、液晶パネル23、導光板24、保持部材25およびキー部26を収容する。ケース22は、ケース21と同様に金属または樹脂等により構成され、上記の各部を収容する。 【0043】導光板24は、例えばシリコンゴムや透光性ゴムのように、所定の透光性と弾力とを有する可撓性材料によってなる平板であり、液晶パネル23の背面を覆うように配設される。保持部材25は、導光板24の側端部に位置するように導光板24と一体に構成され、導光板24と同様に、所定の透光性と弾力とを有する可撓性材料によってなる柱状部材である。これら導光板24および保持部材25は、保持部材25の軸方向に沿って、導光板24の側端面と保持部材25の側面とが接合された形状となっている。 【0044】キー部26は、その側端部と保持部材25の側面とが接する位置に配設され、保持部材25と一体に構成されている。従って、キー部26は、保持部材25を挟んで導光板24と対向するように配設される。このキー部26は、数字キーや文字キー等の各種キーを備えており、これら各キーを押下することで液晶画面ユニット1が取り付けられた電子機器を操作可能な部材である。なお、この図3では、キー部26の動作に係る各種周辺回路は図示を省略する。このキー部26は、表面に模様や装飾が施されている構成としてもよく、また、導光板24や保持部材25よりも透光性が比較的低くても良い。 【0045】なお、キー部26の下面はケース22によって支持されるが、キー部26の上面はケース21に収容されず、露出する構成であるが、キー部26の上面に、キー部26が備える各キーのみを露出させるキーカバーを装着する構成としても良い。 【0046】保持部材25には、その軸中心に沿って貫通孔25aが設けられており、この貫通孔25aには冷陰極管4が挿入される。即ち、液晶画面ユニット2に冷陰極管4が取り付けられる際には、貫通孔25aに冷陰極管4が挿入され、さらに保持部材25がケース22に固定される。なお、貫通孔25aの内径を、冷陰極管4の直径と同径または冷陰極管4の直径に比較して若干小さい径とすれば、貫通孔25aの内壁と冷陰極管4の側面とが密着し、冷陰極管4が貫通孔25aから脱落することなく保持される。この場合、冷陰極管4と貫通孔25aとの間に空間が生じないので、後述するように、冷陰極管4から発した光をロス無く利用でき、好ましい。 【0047】図4は、液晶画面ユニット2の構成を示す要部断面図である。図4に示すように、冷陰極管4と貫通孔25aとは密接し、冷陰極管4は周囲を隙間無く保持部材25に囲まれている。 【0048】ここで、液晶画面ユニット2において冷陰極管4が点灯すると、冷陰極管4から発せられた光は、冷陰極管4と貫通孔25aとの境界面から保持部材25内へ入射し、保持部材25および導光板24内を反射して伝送され、導光板24の一面から液晶パネル23へ向けて照射される。 【0049】また、冷陰極管4から保持部材25内へ入射された光はキー部26内へも伝送され、キー部26の表面から照射されるので、冷陰極管4の点灯時にはキー部26が発光する。 【0050】ここで、冷陰極管4から発せられた光は、殆どロス無く保持部材25内に入射されるので、従来、ロスした分の光量を補うために消費していた電力を節約することができる。 【0051】また、一般に、バックライト付きの液晶パネルを備える電子機器は、夜間や暗所でも快適に使用できる利点を有する。このため、これらの電子機器がキー入力部を備える場合、キー入力部にも照明を備える必要があった。しかしながら、液晶画面ユニット2においては、液晶パネル23のバックライト装置を光源としてキー部26の照明を行えるので、光源の数を削減することにより、低コスト化、軽量化、小型化および薄型化を図ることができる。 【0052】以上のように、本発明を適用した第2の実施の形態における液晶画面ユニット2によれば、冷陰極管4が挿入される貫通孔25aを備え、所定の透光性と弾力とを備えた可撓性の保持部材25と、この保持部材25と一体に構成され、液晶パネル23の背面に配設された導光板24と、保持部材25と一体に構成され、所定の透光性を有するキー部26と、を備え、冷陰極管4を貫通孔25aに挿入して支持する構成である。このため、冷陰極管4から発せられた光を、ロス無く効率よく利用して液晶パネル23の照明を行うので、光源効率を向上させて、消費電力を節約することができる。また、冷陰極管4を光源としてキー部26の照明をも行うことができるので、キー部26の照明用の光源が不要な分、小型化、薄型化、低コスト化を図ることができ、さらに消費電力をより一層削減できる。 【0053】また、冷陰極管4は、貫通孔25a内で支持されるので、外部から加わる衝撃や圧力から保護され、破損する可能性が小さい。従って、より信頼性の高いバックライト装置を提供できる。 【0054】なお、上記実施の形態においては、冷陰極管4によって液晶パネル23とともにキー部26を照明する構成としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、ケース21,22に透明部分を設け、これら透明部分を冷陰極管4を光源として発光させる構成とすることも可能である。また、キー部26の形状についても任意であり、その他の細部構成についても適宜変更可能である。なお、キー部26のキートップは、本装置を収容する筐体(図示せず)から外部へ露出する。 【0055】[第3の実施の形態]続いて、図5および図6に基づいて、本発明を適用した第3の実施の形態における液晶画面ユニット3について説明する。図5は、本発明の第3の実施の形態における液晶画面ユニット3の構成を示す分解斜視図であり、図6は、液晶画面ユニット3の要部断面図である。 【0056】液晶画面ユニット3は、液晶パネル33と、液晶パネル33の背面に配設される導光板34と、導光板34の側端面の保持部材25と、冷陰極管4とを備え、これらの各部をケース31,32内に収納して構成される。なお、冷陰極管4は、上記第1の実施の形態と同様のものである。 【0057】ケース31は、液晶画面ユニット3の筐体をなすケース31,32のうち蓋側に相当し、液晶パネル33の画面を外部から見通せる窓を備えている。このケース31と、ケース32とを互いにはめ込むことで、液晶画面ユニット3の筐体となる密閉構造のケースが構成される。ケース31,32は、いずれも各種の金属または樹脂により構成される。ケース31の表面には開口部が設けられ、この開口部に、例えばアクリル板等の透明な樹脂板や各種ガラス板等が填め込まれ、上記の窓を構成する。 【0058】導光板34は、アクリル等の透光性の樹脂によってなる平板であり、液晶パネル33の背面を覆うように配設され、冷陰極管4から入射された光が導光板34内部を反射して導光板34の一面から照射されることにより、液晶パネル33を背面から照明する。 【0059】保持部材35は、所定の透光性および所定の弾力を有する可撓性材料によってなる柱状部材である。保持部材35の側面は、その軸方向に沿って、導光板34の側端面に接合される。 【0060】また、保持部材35には、その軸中心に沿って貫通孔35aが設けられており、この貫通孔35aには冷陰極管4が挿入される。即ち、液晶画面ユニット3に冷陰極管4が取り付けられる際には、貫通孔35aに冷陰極管4が挿入され、さらに保持部材35がケース32に固定される。 【0061】なお、貫通孔35aの内径を、冷陰極管4の直径と同径または冷陰極管4の直径に比較して若干小さい径とすれば、貫通孔35aの内壁と冷陰極管4の側面とが密着し、冷陰極管4が貫通孔35aから脱落することなく保持される。この場合、冷陰極管4と貫通孔35aとの間に空間が生じないので、後述するように、冷陰極管4から発した光をロス無く利用でき、好ましい。 【0062】図6は、液晶画面ユニット3の要部断面図である。図6に示すように、冷陰極管4の周囲は保持部材35に囲まれており、冷陰極管4の表面と貫通孔35aとは密接している。 【0063】液晶画面ユニット3において冷陰極管4が点灯すると、冷陰極管4から発せられた光は、冷陰極管4と保持部材35との境界面から保持部材35内に入射する。そして、保持部材35内を反射し、さらに保持部材35と導光板34との境界面から導光板34内へ入射する。そして、導光板34内を反射した光は導光板34の一面から液晶パネル33の背面へ向けて照射され、液晶パネル33が照明される。 【0064】このとき、冷陰極管4から発せられた光は、殆どロス無く保持部材35へ入射されるので、従来、ロスになった光量を補うために消費していた電力を節約することができる。 【0065】以上のように、本発明を適用した第3の実施の形態における液晶画面ユニット3によれば、液晶パネル33の背面に沿って配設された透光性の導光板34と、冷陰極管4が挿入される貫通孔35aを具備し、所定の透光性と弾力とを備えた可撓性の保持部材35と、を備え、導光板34の側端面と保持部材35とが接合される構成とした。このため、冷陰極管4から発せられた光を、ロス無く効率よく利用して液晶パネル23の照明を行うので、光源効率を向上させて、消費電力を節約することができる。また、冷陰極管4は、所定の弾力を有する可撓性の保持部材35の貫通孔35a内で支持されるので、外部から加わる衝撃や圧力から保護される。このため、冷陰極管4が破損する可能性が非常に低く、より信頼性の高いバックライト装置を提供できる。 【0066】なお、上記第1から第3の実施の形態においては、図中、保持部材15、保持部材25および保持部材35の形状は角柱状としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、冷陰極管4を収容可能な柱状であれば、特に限定されるものではない。また、導光板14、保持部材15、導光板24、保持部材25、キー部26および保持部材35は、透光性ゴム等の、所定の透光性および弾力を有する可撓性材料により構成されるものとしたが、冷陰極管4に加わる衝撃を和らげる効果を有するものであれば、例えば、透光性を有するゲルや、所定の弾力を有する樹脂製等の容器内に透光性の流体を封入したものによって構成することも可能である。 【0067】 【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、バックライト装置において、管状の光源を弾性体によって保持するので、外部からの衝撃から光源を保護することができる。特に、保持部材が透光性を有するので、保持部材によって光源の表面を広く覆ってしまってもバックライト装置としての機能には支障がない。このため、光源の表面を広く覆って厳重に光源を保護することもできる。また、光源を保持する保持部材が導光板に密接するので、光源から発せられた光が保持部材内を介して導光板に伝送される際の伝送路に空間が無い。このため、光量のロスが非常に小さく、光源効率を向上させて消費電力の削減を図ることができる。さらに、保持部材は導光板の側端面に密接するので、バックライト装置が大型化せず、表示装置を備える小型または薄型の電子機器にも容易に適用可能である。 【0068】請求項2記載の発明によれば、柱状の保持部材の軸中心を貫通する貫通孔に、光源を挿入して保持するので、光源の表面は弾性体で覆われる。このため、外部からの衝撃や圧力から、より確実に光源を保護できる。これによって、光源が破損しにくく、より一層信頼性の高いバックライト装置を提供できる。さらに、光源の表面と保持部材との間に空間が生じないので、光源から発せられた光は、殆どロス無く保持部材内へ入射し、導光板へ伝送される。このため、光源効率をより一層向上させて、消費電力の削減を図ることができる。 【0069】請求項3記載の発明によれば、導光板と保持部材とが一体に構成されるので、光源から発せられ、保持部材内に入射された光が、より高い効率で導光板内へ伝送される。従って、光源効率をより一層向上させ、消費電力の削減を図ることができる。 【0070】請求項4記載の発明によれば、キーを有する透光性のキースイッチ部と、保持部材とが互いに密接して配設されるので、光源から発せられた光が保持部材を介してキースイッチ部に入射される。このため、光源の点灯時には、表示画面が照明されるとともに、キースイッチ部が発光する。従って、キースイッチ部を、専用の光源を新たに設けることなく発光させることができ、夜間や暗所で使用される電子機器に容易に適用できる。この場合は、キースイッチ部用の光源を削減することによる低コスト化、軽量化、小型化が図れる他、消費電力量の低下による電池寿命の延長等、利便性を大きく高めることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001443 【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年9月30日(1999.9.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100090033 【弁理士】 【氏名又は名称】荒船 博司 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−101917(P2001−101917A) |
| 【公開日】 |
平成13年4月13日(2001.4.13) |
| 【出願番号】 |
特願平11−280611 |
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