| 【発明の名称】 |
面状光源ユニット |
| 【発明者】 |
【氏名】天野 昭
【氏名】志村 崇
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| 【要約】 |
【課題】光源としてのLEDと一体化されたエッジライト方式の面状光源ユニットとマザー基板との組み合わせの制約を改善し、LEDの静電気に対する耐性を向上することを課題とする。
【解決手段】エッジライト方式の面状光源ユニット10であって、その導光部材1に前記光源の出射光を屈折、反射する機能を有する1個以上の貫通穴8を又は盲穴を設け、前記導光部材の側面においてLED2と対向する部分の両側に反射部6を設けたものにおいて、前記LED2をその破壊を防止するための(図示しない)コンデンサおよび調整抵抗と接続してLED基板13に搭載し、前記LED基板13を前記導光部材の前記貫通穴8を又は盲穴に対向する側面12cに結合する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 透光材よりなり板状の形状をなし、第1の主面を出光面とし、該第1の主面と対向する第2の主面に光拡散手段を設けた導光部材と、該導光部材の側面に近接して配したLED(発光ダイオード)の光源とを有するエッジライト方式の面状光源ユニットであって、前記導光部材に前記光源の出射光を屈折、反射する機能を有する1個以上の貫通穴を又は盲穴を設け、前記導光部材の側面において前記光源と対向する部分の両側に反射部を設けたものにおいて、前記LEDを電圧調整用の抵抗と接続してLED基板に搭載し、前記LED基板を前記導光部材の前記貫通穴を又は盲穴に対向する側面に結合したことを特徴とする面状光源ユニット。 【請求項2】 透光材よりなり板状の形状をなし、第1の主面を出光面とし、該第1の主面と対向する第2の主面に光拡散手段を設けた導光部材と、該導光部材の側面に近接して配したLED(発光ダイオード)の光源とを有するエッジライト方式の面状光源ユニットであって、前記導光部材に前記光源の出射光を屈折、反射する機能を有する1個以上の貫通穴を又は盲穴を設け、前記導光部材の側面において前記光源と対向する部分の両側に反射部を設けたものにおいて、前LEDをその破壊を防止するためのコンデンサと並列に接続してLED基板に搭載し、前記LED基板を前記導光部材の前記貫通穴を又は盲穴に対向する側面に結合したことを特徴とする面状光源ユニット。 【請求項3】 透光材よりなり板状の形状をなし、第1の主面を出光面とし、該第1の主面と対向する第2の主面に光拡散手段を設けた導光部材と、該導光部材の側面に近接して配したLED(発光ダイオード)の光源とを有するエッジライト方式の面状光源ユニットであって、前記導光部材に前記光源の出射光を屈折、反射する機能を有する1個以上の貫通穴を又は盲穴を設け、前記導光部材の側面において前記光源と対向する部分の両側に反射部を設けたものにおいて、前LEDをその破壊を防止するためのコンデンサおよび電圧調整用の抵抗と接続してLED基板に搭載し、前記LED基板を前記導光部材の前記貫通穴を又は盲穴に対向する側面に結合したことを特徴とする面状光源ユニット。 【請求項4】 前記LED基板に、そのLED基板が接続される外部回路基板への接続手段として接点端子を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の面状光源ユニット。 【請求項5】 前記LED基板に、そのLED基板が接続される外部回路基板への接続手段として外部回路基板への接続手段として半田ブリッジを設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の面状光源ユニット。 【請求項6】 透光材よりなり板状の形状をなし、第1の主面を出光面とし、該第1の主面と対向する第2の主面に光拡散手段を設けた導光部材と、該導光部材の側面に近接して配したLEDの光源とを有するエッジライト方式の面状光源ユニットであって、前記導光部材に前記光源の出射光を屈折、反射する機能を有する1個以上の貫通穴を又は盲穴を設け、前記導光部材の側面において前記光源と対向する部分の両側に反射部を設けたものにおいて、前記LEDを電圧調整用の抵抗又は及び破壊を防止するためのコンデンサと接続してFPCに搭載し、そのFPCの一部を前記導光部材の前記貫通穴を又は盲穴に対向する側面に結合したことを特徴とする面状光源ユニット。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、透過型又は半透過型パネルを背面より照射するバックライト機構を有する表示装置の面状光源ユニットに関する。 【0002】 【従来の技術】近年、ブック型のワードプロセッサやコンピュータ、又は携帯電話器、携帯TVのような小型、薄型の情報機器の表示装置として、薄型でしかも見易いバックライト機構を有する液晶表示装置が用いられている。このようなバックライト機構としは、液晶パネルを背後から全面にわたり照射する面状光源が用いられており、この面状光源としては線状の発光源である蛍光ランプと、その光束を液晶パネルを照射する面状の光束に変換する導光板よりなるものが一般的であったが、近年、更なる薄型と長寿命化を目的として線状の発光源として蛍光ランプの代わりに複数のLED(発光ダイオード)を一列に配列したものが用いられるようになってきた。 【0003】図8および図9はこのような従来のバックライト機構の一例として、LED(発光ダイオード)アレイ光源を持つエッジライト方式のパネル用の面状光源ユニットを示す図であり、図8は斜視図、図9はその断面図である。図8および図9において、110は面状光源ユニットであり、導光部材101と光源として線状に配列した複数個のLED102を有している。導光部材101の一側面101dには円弧状の逃げ部をなす複数の入射部105が設けられている。ここで、複数個のLED102はLED基板108に搭載され、該LED基板108は、前記複数の入射部105内に各LED102が位置するようにして、前記側面101dに接合される。 【0004】106はマザー基板である。109はマザー基板106とLED基板108上のLED102を接続するリード線であり、リード線109を介してに前記LED102と回路基板106上に配された図示しない駆動回路が接続され、導通する。 【0005】導光部材101は透明なプラスチック材等の透光部材よりなる板状で略直方体形状をしており、その一方の広い面を光出射面101bとし、該光出射面101bと対向する面には、光源からの光を対向する前記光出射面に向けて反射させるための手段として、その表面に複数の微小なシボ又は複数個の半球状ドット等の光拡散面101aが形成されている。 【0006】更に、前記光拡散面101aに近接して白色シート等の反射板103を配設する。LED102から放射する光は導光体101に入り、大部分の光は上面(光出射面)101bでは全反射、下面では全反射又はシボもしくは半球状ドット等の光拡散面101aによる散乱を1回又は複数回行った後に上面より外部へ出射する。この際一部の光は下面を透過して反射板103に入射するが、ここで反射されて再び導光部材101に入り、直接に又は反射を経た後に上面より外部に出射することになる。外部に出射した光は、液晶パネル107を透過し照明する。前記照明する面内の輝度の均一性を確保するために上記下面内のシボの粗さを調整したり、半球状ドットの形状、密度を場所により変えたりしていた。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述した面状光源ユニットには次のような問題点がある。その一つは、光源としてLED等点光源を用いる場合には多数の光源を必要とすることである。これはLEDの指向性のため、これが1個の場合は、発光の強さはその方向により大幅に変化するので、シボの粗さを調整したり、半球状ドットの形状、密度を場所により変えたりして照明光の輝度の均一化を図ろうとしても限度がある。よって、多数のLEDが必要となり、コストアップ、消費電流の増大を招くという問題があった。 【0008】問題点の他の一つとしては、面状光源ユニットの構成上、LEDを板状の導光部材の側面に配置する必要があり、このためには、図8に示すようにマザー基板106とは独立のLED基板108を介して側面に配置する必要があり、従って、LED基板108をマザー基板106に電気的に接続しなければならない。このとき、LEDに印加する電圧をマザー基板106からの出力電圧として供給してやらねばならず、LEDに所定の電圧値を印加する上で、マザー基板との組み合わせに制約ができてしまう、すなわちLEDと一体化された面状光源とマザー基板との組み合わせに制約ができてしまうことになる。又、構造上、LEDが独立に存在しているため、静電気により破壊されやすい状態となっているという問題がある。 【0009】本発明は従来技術における前記の問題点を改善することを課題とするものである。そして本発明は、かかる課題を解決し、エッジライト方式の面状光源ユニットにおいて光源として点光源に近い1個又は少ない個数のLEDを用い、均一な面状の光束を出射することができるようにすることを目的とするとともに、LEDと一体化された面状光源とマザー基板との組み合わせの制約をなくすように改善し、且つLEDの静電気に対する耐性を向上することも目的とするものである。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するためにその第1の手段として本発明は、透光材よりなり板状の形状をなし、第1の主面を出光面とし、該第1の主面と対向する第2の主面に光拡散手段を設けた導光部材と、該導光部材の側面に近接して配したLED(発光ダイオード)の光源とを有するエッジライト方式の面状光源ユニットであって、前記導光部材に前記光源の出射光を屈折、反射する機能を有する1個以上の貫通穴を又は盲穴を設け、前記導光部材の側面において前記光源と対向する部分の両側に反射部を設けたものにおいて、前記LEDを電圧調整用の抵抗と接続してLED基板に搭載し、前記LED基板を前記導光部材の前記貫通穴を又は盲穴に対向する側面に結合したことを特徴とする。 【0011】上記の課題を解決するためにその第2の手段として本発明は、透光材よりなり板状の形状をなし、第1の主面を出光面とし、該第1の主面と対向する第2の主面に光拡散手段を設けた導光部材と、該導光部材の側面に近接して配したLED(発光ダイオード)の光源とを有するエッジライト方式の面状光源ユニットであって、前記導光部材に前記光源の出射光を屈折、反射する機能を有する1個以上の貫通穴を又は盲穴を設け、前記導光部材の側面において前記光源と対向する部分の両側に反射部を設けたものにおいて、前LEDをその破壊を防止するためのコンデンサと並列に接続してLED基板に搭載し、前記LED基板を前記導光部材の前記貫通穴を又は盲穴に対向する側面に結合したことを特徴とする。 【0012】上記の課題を解決するためにその第3の手段として本発明は、透光材よりなり板状の形状をなし、第1の主面を出光面とし、該第1の主面と対向する第2の主面に光拡散手段を設けた導光部材と、該導光部材の側面に近接して配したLED(発光ダイオード)の光源とを有するエッジライト方式の面状光源ユニットであって、前記導光部材に前記光源の出射光を屈折、反射する機能を有する1個以上の貫通穴を又は盲穴を設け、前記導光部材の側面において前記光源と対向する部分の両側に反射部を設けたものにおいて、前LEDをその破壊を防止するためのコンデンサおよび電圧調整用の抵抗と接続してLED基板に搭載し、前記LED基板を前記導光部材の前記貫通穴を又は盲穴に対向する側面に結合したことを特徴とする。 【0013】上記の課題を解決するためにその第4の手段として本発明は、前記第1の手段乃至第3の手段のいずれかにおいて、前記LED基板に、そのLED基板が接続される外部回路基板への接続手段として接点端子を設けたことを特徴とする。 【0014】上記の課題を解決するためにその第5の手段として本発明は、前記第1の手段乃至第3の手段のいずれかにおいて、前記LED基板に、そのLED基板が接続される外部回路基板への接続手段として外部回路基板への接続手段として半田ブリッジを設けたことを特徴とする。 【0015】上記の課題を解決するためにその第6の手段として本発明は、透光材よりなり板状の形状をなし、第1の主面を出光面とし、該第1の主面と対向する第2の主面に光拡散手段を設けた導光部材と、該導光部材の側面に近接して配したLEDの光源とを有するエッジライト方式の面状光源ユニットであって、前記導光部材に前記光源の出射光を屈折、反射する機能を有する1個以上の貫通穴を又は盲穴を設け、前記導光部材の側面において前記光源と対向する部分の両側に反射部を設けたものにおいて、前記LEDを電圧調整用の抵抗又は及び破壊を防止するためのコンデンサと接続してFPCに搭載し、そのFPCの一部を前記導光部材の前記貫通穴を又は盲穴に対向する側面に結合したことを特徴とする。 【0016】 【発明の実施の形態】以下に、図面に基づいて本発明の一実施の形態を説明する。本実施の形態は入射光を左右に振り分ける作用を有する貫通穴を有する導光部材とその貫通穴に対向するLEDと、LEDおよび回路素子を保持するLED基板を備えた面状光源ユニットに関するものである。図1は本実施の形態に係る面状光源ユニットの構成を示す斜視図である。図1において10は面状光源ユニットであり、導光部材1と光源であるLED2等を搭載したLED基板13および反射板3により構成されている。図2は図1に示したLED基板13をLED2が搭載された面13aから見た斜視図である。 【0017】導光部材1は光学プラスチック材料等の透光材よりなり、板状をなし、平面形状が四辺形A1A2A3A4の光出射部11と、平面形状が略逆三角形の光路変換部12とよりなり、前記光出射部11の四辺形の1辺(A3ーA4)が、同時に光路変換部12の略逆三角形の底辺であるような形で、光出射部11と光路変換部12が接続された状態となっている。図1に示す実施の形態においては、導光部材1はこれらを一体として射出成形等により形成されるのであるが、これらを別々に形成した後、互いに接合して導光部材1を形成してもよい。 【0018】前記光出射部11はその上面は滑らか出光面11bとなっており、出光面11bに対向する出射部下面11aは、その表面に複数の微小なシボ又は複数個の半球状ドットのくぼみ等を有する光拡散面となっている。前記光路変換部12にはその突き出した部分が面取りされて面取り部12cが形成されている。5は入射部であり、面取り部12cに設けられ、半円形の逃げ部をなす。2はLEDであり、LED基板13に保持されている。図2に示すようにLED基板13の一方の主面13aにはLED2の他に調整抵抗16および静電気防止用のコンデンサー15が保持されている。そして、図1に示すようにLED2が入射部5の逃げ部内に配置されるようにして、LED基板13の一方の主面13aが前記面取り部12cに接合されている。前記主面13aと反対側の主面13bには2本のスルーホール20a、20bが設けられ、それぞれがLED基板13の前記主面13aに設けられたプリント配線17に対して、高電位側の端子および低電位側の端子として接続されている。 【0019】27はマザー基板であり、図示しないLED駆動回路が搭載され、プリント配線27b1および27b2が設けられている。プリント配線27b1および27b2はそれぞれ前記LED駆動回路の高電位側および低電位側の出力端に接続されている。前記スルーホール20a、20bの直下にそれぞれ前記プリント配線27b1および27b2がくるような位置関係において、これらの間に半田を溶着してなる半田ブリッジ21aおよび21bが形成されている。これらによりスルーホール20aとプリント配線27b1の間及びスルーホール20aとプリント配線27b1の間が接続されて導通している。 【0020】光路変換部12には、光屈折及び光反射する機能を有する略逆三角形の平面形状を有する貫通穴8がLED2の略直上に設けられている。そして貫通穴8の形状はLED2に対向する三角形の頂点にあたる部分(p1〜p2間)は丸められた曲面をなす先端曲面8bをなし、その先端曲面8の両側に反射側面8aが設けられている。反射側面8aは放物面とすることができ、この場合は、放物面の焦点から出た光は放物面に当たると全反射により、放物面の軸線に平行な光となる。従って、LED2を反射側面8aの共通の焦点の近傍に配置することにより、これら反射側面を反射した光を殆ど平行光線として左右に振り分けることができる。前記貫通穴8には、前記先端曲面8bと対向して平面状の底辺側面8cが設けられている。 【0021】前記入射部5の設けられた面取り部12cの両側の側面12dには厚み方向に平行な複数の円弧溝よりなる反射部6が形成されている。この反射部6の溝は光源のLED2ら遠ざかるほど密に配置させている。なお、本例に示した反射部は円弧溝よりなるものであるが、この代わりに乱反射を起こす粗面等を部分的又は全体的に側面に形成することにより、反射部としてもよい。 【0022】前記光出射部11の出射部下面11aに接近して白色シート等の反射板3を配設することは従来技術と同様である。反射板3により、出射部下面11aから外部に漏れて出射した光を反射させ、前記光出射部11に再び入射ささせる。この反射板3の代わりに銀蒸着膜等を前記出射部下面11aに付着させても同様の効果が得られる。又、図示は省略するが、必要に応じて、前記円弧溝よりなる反射部6が形成されている側面12dもしくはその他の側面に対向又は接触して、反射シートや銀蒸着等による反射部材を設けることもできる。又、上記した逆三角形の貫通穴8以外に、その左右の所望の位置に図示しない複数個の貫通穴又は盲穴を形成し、自由に光の放射方向を調整することもできる。本実施の形態に用いるLED2はR、G、Bのいずれか1色のLEDであってもよいし、又、白色LEDであってもよい。 【0023】図3は図2に対応する回路図である。図2および図3において、15は静電気防止用のコンデンサーであり、16は電圧調整用の抵抗であり、17はプリント配線である。LED基板13の一方の主面13aの上に、LED2に対しコンデンサー15は並列に、抵抗16はLED2のアノードA側に直列に導通するようにプリント配線17により接続されている。ここでLED2に対しコンデンサー15が並列に接続された並列分岐部分18は静電気防止回路となっている。LED基板13の他方の主面13bに設けられた高電位側端子としてのスルーホール20aはプリント配線17により抵抗16に対しLED2と反対側に接続されている。低電位側端子としてのスルーホール20bはLED2のカソードKおよびコンデンサー15の一方の電極に接続されている。 【0024】ここで、前記したように、スルーホール20aは図1に示す半田ブリッジ21aによりマザー基板27上のプリント配線27b1を介して図示しないLED駆動回路の高電位端子に接続され、スルーホール20bは図1に示す半田ブリッジ21bによりプリント配線27b2を介して図示しないLED駆動回路の高電位端子に接続されることになる。 【0025】以上の構成により、本実施の形態に係る面状光源ユニットの作用につき説明する。図示しない前記LED駆動回路の高電位側から、マザー基板27上のプリント配線27b1を介して前記スルーホール20aに高電位の電圧が加えられ、LED駆動回路の低電位側から、プリント配線27b2を介して前記スルーホール20bに低電位の電圧が加えられると、図3に示すLED2のアノードAとカソードKの間には抵抗16により所定の電圧値に調整された順方向電圧が加えられ、LED2は所定の輝度で発光する。ここで、抵抗16の抵抗値は、マザーボードの電圧値およびLED2の特性に対応して適切な値のものが選択される。 【0026】このようにして、LED2に電圧が印加されLED2が発光すると、図1に示すように前記LED2から射出する光は入射部5から導光部材1の光路変換部12に入り、貫通穴8の前記先端曲面8bに入射した光は、当該曲面を屈折により通過した後、貫通穴8内を通過し、反対側の底辺側面8cを屈折により通過して再び導光部材1内に入った後、光出射部11に達し、出光面11bで全反射、これと対向する出射部下面11aで全反射又は乱反射されて最終的には出光面11bから照明光9として外部に射出する。ここで、先端曲面8bに対する光の入射角は最大の場合でも、導光部材1の(空気に対する)臨界角θcより小となるように先端曲面の位置および寸法が設定されている。 【0027】貫通穴8の前記先端曲面8bの両側の反射側面8aに入射した光は当該側面において全反射されて左右に振り分けられ、前記円弧溝よりなる反射部6により反射された後、光出射部11に達し、上記と同様の原理により最終的には出光面11bから照明光9として外部に射出する。。ここで、反射側面8aに対する光の入射角は最小の場合でも、導光部材1の(空気に対する)臨界角θcより大となるように反射側面8aの寸法、形状が設定されている。なお、反射部6に入射する光の輝度は立体角の関係でLEDから遠ざかるほど低下する傾向にある。しかし、前記のように、反射部6の複数の溝の密度はLED2から遠ざかるほど密となっているので反射部6から導光部材1内に反射される光の輝度はその左右の端部近傍においても低下しないようになっている。 【0028】LED2から射出し入射部5から入射した光のうち貫通穴8から外れてその両側に入射した光は直接に前記照明光出射部11に達し、上記と同様の原理により最終的には出光面11bから照明光9として外部に射出する。このようにして、LED2から入射部5を経て導光部材1の光路変換部分12に入射した光は上記の3種類のルートを経て出光面11bから射出して全体として照明光となるのであるが、各ルートによる出射光に関しては、それぞれ次のような特性がある。 【0029】すなわち、先端曲面8bを通過する光を第1のルートの光、反射側面8aで反射された光を第2のルートの光、貫通穴8から外れてその両側に入射した光を第3のルートの光とするならば、第1のルートの光による出光面11bからの照明光9の輝度は出光面11bの中央部で大きく、両側部で小さい。第2のルートの光による出光面11bからの出射光9の輝度は出光面11bの中央部で小さく、両側部で大きい。第3のルートの光による出光面11bからの出射光9の輝度は出光面11bの中央部で小さく、両側部で大きい。そこで、前記第2および第3のルートの光の量に対し第1のルートの光の量の割合を適切に選定することにより、互いにその輝度の特性を補完し合うようにすることにより、出光面11b全体における照明のための出射光の輝度を均一又は略均一のものとすることができる。 【0030】このような輝度のバランスは、例えば、前記貫通穴8の先端曲面8bと反射側面8aの寸法比率および、前記側面12d貫通穴8の距離を適切に選択することにより達成することができる。又、この際、照明光の輝度の均一化のために光出射部11の下面である出射部下面11aの光拡散面のシボの粗さを変えたり、半球状ドットのくぼみの形状、密度を場所により変えたりすることは従来技術と同様の作用をなすものである。 【0031】図4は図1に示す面状光源ユニット10を用いた液晶表示装置の要部の構成を示す断面図である。ここで切断面は面状光源ユニット10の中央を通る面である。図において7は液晶パネルであり、導光部材1の光出射部11の出光面11bの上方に重ねられて配置され、出光面11bからの均一な照明光9により、輝度ムラのない照明がなされる。 【0032】このように、本実施の形態に係る面状光源ユニット10により、1個のLED2を用いて液晶パネルに対する輝度のむらのない照明が可能となるとともに、前記したように、LED2にはマザー基板27の供給電圧に対応して抵抗16により所定の電圧値に調整された電圧を加えることが出来るので、面状光源ユニットとマザー基板との組み合わせの制約を改善することができる。又、LED基板13において、LED2の近傍に並列にコンデンサー15を配して静電気防止回路18を形成することにより、LED2の静電気による破壊を効果的に防止することが出来る。更に、LED基板13のに半田ブリッジ21a、21bのためのスルーホール20a、20bを設けたことにより、面状光源ユニット10とマザー基板27との電気的接続を容易にすることができる。 【0033】次に、図5は図1に示す面状光源ユニットの変型例におけるLED基板13の近傍の構成を示す斜視図である。他の部分の構成は図1に示す面状光源ユニットと同様である。図4において、23aおよび23bは接点端子であり、L字型に曲げられた金属のロッド材よりなり、それぞれ垂直部分23a1、23b1と水平部分23a2、23b2よりなる。前記垂直部分23a1、23b1はそれぞれ図1に示したのと類似のスルーホール20a、20bに圧入又はかしめられて固定され、電気的にも導通する。この際、導通のため、必要に応じ、スルーホールと接点端子の間に導電接着剤を介在させることもできる。前記水平部分23a2、23b2はLED基板13の下端面13dよりも若干下側において、LED2の反対側の主面13bに対し略垂直方向に伸びた状態となる。水平部分23a2、23b2はそれぞれマザー基板27上のプリント配線27b1、27b2の上に載置され半田等導電接着材により接合される。 【0034】これにより、図1に示した面状光源ユニットの場合と同様に面状光源ユニット10とマザー基板27の電気的接続がなされる。ここで本実施の形態におけるLED基板13のLED2が搭載される主面13aにおける回路部品およびその接続は図2および図3に示したものと同様である。本実施の形態に係る面状光源ユニット10は図1に示した面状光源ユニット10と同様の原理により同様の作用効果を有する。 【0035】次に、図6は図1に示す面状光源ユニットの変型例であってLED等の保持部材としてFPCを用いたものの、FPCの近傍の構成を示す斜視図である。他の部分の構成は図1に示す面状光源ユニットと同様である。図6において、24はFPCであり、その一方の端部24aの比較的近傍にLED2を搭載し、FPC24の中間部に静電気防止用のコンデンサー15および電圧調整用の抵抗16を搭載してある。FPC24の他方の端部4bには高電位側続端子および低電位側端子としての差し込み電極25aおよび25bが設けられている。これらの回路素子はプリント配線28により図3の回路図に示したのと同様の接続がなされている。FPC24はLED2の両側の部分において、導光部材1の光路変換部12の面取り部12c接合され、LED2は入射部5の内部に配置される。前記差し込み電極25a、25bは図示しないマザー基板に設けられた図示しない差し込みソケットに差し込まれ、マザー基板との電気的な導通がなされる。本実施の形態に係る面状光源ユニット10も図1に示した面状光源ユニット10と同様の原理により同様の作用効果を有する。 【0036】以上に説明した、本発明の実施の形態においては、LED2が搭載されるLED基板13又はFPC24に、各1個の静電気防止用のコンデンサ15および電圧調整用の抵抗16を搭載していた。しかし、本発明はこれに限らず、コンデンサー15を省いても、LEDに所定の電圧が印加される効果については、これを維持することができる。又、抵抗16を省いても、静電気防止の効果については、これを維持することができる。 【0037】以上に説明した本発明の実施の形態においては、面状光源ユニットの導光部材(1)に入射光を屈折および反射させる貫通穴(8)が設けられていた。しかし、本発明はこれに代わり、同様の作用をなす盲穴を用いることもできる。図7はかかる盲穴の構造を示す図であり、(a)は上面図、(b)は(a)のAーA断面図を示す。図7において14は導光部材1に設けた盲穴であり、平面形状は入射光の方向に対し尖った先端を有する逆三角形であり、14aは入射光に対向する盲穴3の反射側面であり、放物面とすることができる。1cは盲穴14の下のバイパス部である。このような構造の盲穴14およびバイパス部1cの部分に入射光が入ってきたとき、盲穴14に関しては前記反射側面14aに入射した光が全反射により左右に振り分けられ、盲穴14から下に外れてその下のバイパス部1cに入射した光は、直接に又は界面での反射を経てこの部分を通過し、導光部材1における盲穴14の背後の部分に入ることになる。このようにして、盲穴14は結局、図1に示した貫通穴8と同様の作用をなす。 【0038】 【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、1個又は小数個のLEDを備えたエッジライト方式の面状光源ユニットにおいて、導光部材の出光部分に隣接して、略三角形の光路変換部分を設け、該光路変換部分に入射光を左右に振り分けるとともに、一部を通過させる作用を有する貫通穴又は盲穴を設けるとともに、前記振り分けられた光の反射部を設けることにより、光源からの光を、効率よい光路変換により全体として一様に広げ、前記出光部分の出光面から輝度の均一な照明光を出射することができるようにする。これにより、照明光が均一であり、光源のコストおよび消費電力の低減がなされ、安価で、且つ平面的な配置効率も高い面状光源ユニットを提供することが可能となる。更に、前記LEDを静電気防止用コンデンサーや電圧調整用抵抗ととともに所定の接続をして、マザー基板とは独立のLED基板等の保持手段上に配設し、前記導光部材と一体化して面状光源ユニットを構成することにより、マザー基板のLED駆動回路から常にLEDに適正な電圧を供給し、マザー基板とLEDの組み合わせの制約をなくし、且つLEDの静電気に対する耐性を向上することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000131430 【氏名又は名称】株式会社シチズン電子
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| 【出願日】 |
平成11年9月27日(1999.9.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100085280 【弁理士】 【氏名又は名称】高宗 寛暁
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| 【公開番号】 |
特開2001−93320(P2001−93320A) |
| 【公開日】 |
平成13年4月6日(2001.4.6) |
| 【出願番号】 |
特願平11−273449 |
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