| 【発明の名称】 |
照明器具 |
| 【発明者】 |
【氏名】岡本 光広
【氏名】黒木 芳文
【氏名】坂下 由浩
|
| 【要約】 |
【課題】器具本体の重量を減少させて器具全体の軽量化を図る。
【解決手段】非導電性の樹脂成形品から成る器具本体1と、蛍光ランプLaが着脱自在に装着されるランプソケット2と、器具本体1に取り付けられ、ランプソケット2を介して蛍光ランプに電力を供給して点灯させる電子式安定器3と、電子式安定器3を覆うように蛍光ランプと器具本体1との間に配置される反射板4と、透光性を有し蛍光ランプ並びに反射板4を覆うように器具本体1に取り付けられるカバー(グローブ)5とを備える。而して、器具本体1を板金に比較して比重の小さい樹脂成形品とすることで重量を減少させて器具全体の軽量化が図れる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 非導電性の樹脂成形品から成る器具本体と、蛍光ランプが着脱自在に装着されるランプソケットと、器具本体に取り付けられ、ランプソケットを介して蛍光ランプに電力を供給して点灯させる電子式安定器と、電子式安定器を覆うように蛍光ランプと器具本体との間に配置される反射板とを備えたことを特徴とする照明器具。 【請求項2】 電子式安定器の周囲を囲む立壁を器具本体に設けたことを特徴とする請求項1記載の照明器具。 【請求項3】 透光性を有し蛍光ランプ並びに反射板を覆うように器具本体に取り付けられるカバーを備え、器具本体の周縁近傍にカバーの取付位置を規制する周壁を設けるとともにカバーを器具本体の取付位置に案内するテーパ面を周壁に形成したことを特徴とする請求項1記載の照明器具。 【請求項4】 透光性を有し蛍光ランプ並びに反射板を覆うように器具本体に取り付けられるカバーを備え、カバーを器具本体の取付位置に案内するテーパ面を端面に有するガイドリブを周壁と略直交するように器具本体に突設したことを特徴とする請求項1記載の照明器具。 【請求項5】 プリント配線板から成る回路基板並びに回路基板上に実装される回路部品により電子式安定器を構成し、この回路基板を器具本体から離間して支持する支持部を器具本体に一体に設けたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の照明器具。 【請求項6】 透光性を有し蛍光ランプ並びに反射板を覆うように器具本体に取り付けられるカバーを備え、このカバーを器具本体に取り付ける際にカバーを取付位置に案内するガイド部を器具本体に一体に形成したことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の照明器具。 【請求項7】 外部からのリモコン信号に応じて電子式安定器を制御して蛍光灯を点灯、消灯させるリモコン制御手段を備えるとともにリモコン信号を受信する受信部を器具本体に取り付けたことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の照明器具。 【請求項8】 成形時に形成されるランナーを器具本体に有することを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の照明器具。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、照明器具に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の照明器具は、共に板金製である器具本体並びに反射板、ランプソケット、電子式安定器等によって構成されていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の照明器具では、器具本体の強度を板金の板厚によって確保していたため、板厚を薄くするには限界があり器具全体の重量を減少して軽量化を図ることは困難であった。 【0004】本発明は上記問題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、器具本体の重量を減少させて器具全体の軽量化が図れる照明器具を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記目的を達成するために、非導電性の樹脂成形品から成る器具本体と、蛍光ランプが着脱自在に装着されるランプソケットと、器具本体に取り付けられ、ランプソケットを介して蛍光ランプに電力を供給して点灯させる電子式安定器と、電子式安定器を覆うように蛍光ランプと器具本体との間に配置される反射板とを備えたことを特徴とし、器具本体を板金に比較して比重の小さい樹脂成形品とすることで重量を減少させて器具全体の軽量化が図れる。 【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明において、電子式安定器の周囲を囲む立壁を器具本体に設けたことを特徴とし、請求項1の発明の作用に加えて、立壁によって電子式安定器の充電部を保護することができるとともに器具本体の剛性を向上させることができる。 【0007】請求項3の発明は、請求項1の発明において、透光性を有し蛍光ランプ並びに反射板を覆うように器具本体に取り付けられるカバーを備え、器具本体の周縁近傍にカバーの取付位置を規制する周壁を設けるとともにカバーを器具本体の取付位置に案内するテーパ面を周壁に形成したことを特徴とし、請求項1の発明の作用に加えて、器具本体にカバーを取り付ける際に周壁に形成されたテーパ面でカバーが器具本体の取付位置に案内されるため、取付作業が容易になる。 【0008】請求項4の発明は、請求項1の発明において、透光性を有し蛍光ランプ並びに反射板を覆うように器具本体に取り付けられるカバーを備え、カバーを器具本体の取付位置に案内するテーパ面を端面に有するガイドリブを周壁と略直交するように器具本体に突設したことを特徴とし、請求項1の発明の作用に加えて、器具本体の剛性を向上させることができるとともに、器具本体にカバーを取り付ける際にガイドリブのテーパ面でカバーが器具本体の取付位置に案内されるため、取付作業が容易になる。 【0009】請求項5の発明は、請求項1〜4の何れかの発明において、プリント配線板から成る回路基板並びに回路基板上に実装される回路部品により電子式安定器を構成し、この回路基板を器具本体から離間して支持する支持部を器具本体に一体に設けたことを特徴とし、請求項1〜4の何れかの発明の作用に加えて、支持部により器具本体と電子式安定器との間の絶縁距離が確保できるとともに、支持部を器具本体に一体に設けているため、従来例のように非導電性の支持部を板金製の器具本体に取り付ける構造に比較して部品点数の削減が図れる。 【0010】請求項6の発明は、請求項1〜5の何れかの発明において、透光性を有し蛍光ランプ並びに反射板を覆うように器具本体に取り付けられるカバーを備え、このカバーを器具本体に取り付ける際にカバーを取付位置に案内するガイド部を器具本体に一体に形成したことを特徴とし、請求項1〜5の何れかの発明の作用に加えて、ガイド部によって器具本体へのカバーの取付作業が容易になるとともに、別部材のガイド部を器具本体に取り付ける構造に比較して部品点数の削減が図れる。 【0011】請求項7の発明は、請求項1〜6の何れかの発明において、外部からのリモコン信号に応じて電子式安定器を制御して蛍光灯を点灯、消灯させるリモコン制御手段を備えるとともにリモコン信号を受信する受信部を器具本体に取り付けたことを特徴とし、請求項1〜6の何れかの発明の作用に加えて、蛍光ランプの点灯、消灯を遠隔操作することができ、使い勝手の向上が図れる。 【0012】請求項8の発明は、請求項1〜7の何れかの発明において、成形時に形成されるランナーを器具本体に有することを特徴とし、請求項1〜7の何れかの発明の作用に加えて、輸送時にはランナーの付いたまま器具本体を梱包し、施工時にはランナーを器具本体から切り離せばよく、器具本体の成形時に形成されるランナーを梱包材に利用することができて、別途梱包材を用いる必要がないためにコストの削減が図れる。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、図1〜図13を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。 【0014】本実施形態の照明器具は天井取付型であって、非導電性の樹脂成形品から成る器具本体1と、蛍光ランプLaが着脱自在に装着されるランプソケット2と、器具本体1に取り付けられ、ランプソケット2を介して蛍光ランプに電力を供給して点灯させる電子式安定器3と、電子式安定器3を覆うように蛍光ランプLaと器具本体1との間に配置される反射板4と、透光性を有し蛍光ランプ並びに反射板4を覆うように器具本体1に取り付けられるカバー(グローブ)5とを備えている。 【0015】図6に示すように蛍光ランプLaは環形のものであって、定格出力並びに管径が異なる大小2種類の蛍光ランプ(例えば、FCL40/38とFCL32/30など)が用いられる。 【0016】また、電子式安定器3は、商用電源を整流する整流器やインバータ回路等を具備して低周波の商用電源を高周波に変換して蛍光ランプLaを高周波点灯させる従来周知の構成を有し、プリント配線板から成る略コ字形の回路基板6上に上記インバータ回路等を構成する回路部品が実装されて構成されている。ここで、この回路基板6上には上記インバータ回路の構成部品以外に、ランプソケット2と、常夜灯たる豆球30が抜き差し自在に装着される豆球ソケット7と、電子式安定器3から蛍光ランプLaへの電源供給を入切して点灯、消灯するためのスイッチ8と、後述する取付アダプタ10に電気的に接続して商用電源からの電力供給を受けるために先端にプラグ9aが付設された電源線9とが実装されている。 【0017】取付アダプタ10は略円筒形の本体10aと、本体10aの上面に設けられ、天井に配設された引掛シーリング31や埋込ローゼット等の配線器具(図示せず)に取り付けて機械的な結合と電気的な接続が同時に行われる配線器具接続部10bと、本体10aの外周面から進退自在に突出して器具本体1の係合突部11a(後述する)に係脱自在に係止する一対の係止片10cと、本体10aの下面からスライド自在に突出し各係止片10cを進退させる一対の操作つまみ10dと、本体10aの下面略中央に設けられて電源線9のプラグ9aが接続されるコネクタ10eとを具備している。而して、引掛シーリング31に取り付けた取付アダプタ10に器具本体1を機械的に固定するとともに、取付アダプタ10のコネクタ10eに接続された電源線9を通して電子式安定器3等に商用電源の供給が行われる。 【0018】器具本体1は、非導電性の合成樹脂(例えば、ポリカーボネイトのような熱可塑性樹脂等)により略中央に円形の開口部1aを有する略円盤状に形成され、表裏両面に略放射状並びに略同心円状に補強用のリブ1bが立設されるとともに周縁端には全周に渡って周壁1cが立設されている。また、器具本体1の開口部1a周縁の下面側には、取付アダプタ10が挿入され且つ固定される合成樹脂製の円筒部11が結合される。ここで、円筒部11の上部内周面には全周に渡って係合突部11aが突設されており、器具本体1の上面側から開口部1aを通して取付アダプタ10を挿入し、挿入時に本体10a内に退避させていた一対の係止片10cを進出させて円筒部11の係合突部11aに係合することにより、器具本体1が取付アダプタ10に機械的に結合されて固定される。そして、円筒部11内に露出する取付アダプタ10下面のコネクタ10eに電源線9の先端に付設されているプラグ9aを差し込み接続すれば、電源線9が取付アダプタ10を介して引掛シーリング31等の配線器具に接続されて商用電源が供給される。なお、取付アダプタ10の操作つまみ10dを操作して係止片10cを本体10a内に退避させれば、係合突部11aと係止片10cとの係合状態を解除して器具本体1を取付アダプタ10から取り外すことができる。 【0019】また、円筒部11の下端縁には略L形の取付片11bが一体に突設されている。この取付片11bの下面には、図示しないリモコン発信器から送信されるリモコン信号(赤外線や電波等を無線媒体とする信号)を受信する受信部12a並びに受信部12aの受信信号に応じて電子式安定器3を制御して蛍光ランプLaを点灯、消灯させるリモコン制御部(図示せず)を合成樹脂製のケース12b内に収納して成るリモコンブロック12が取り付けられる。なお、このような受信部12a並びにリモコン制御部の回路構成は従来周知であるから、図示並びに詳しい説明は省略する。ここで、ケース12bの下面には受光部12aにリモコン信号を導くための受光窓12cが設けてある。また、リモコンブロック12からはフラットケーブル12dが引き出されており、このフラットケーブル12dを回路基板6上に実装されたコネクタ13に接続することによって、上記リモコン制御部と回路基板6上の電子式安定器3等が電気的に接続され、回路基板6側からリモコンブロック12への電源供給とリモコンブロック12から回路基板6側への信号伝送がフラットケーブル12dを通して行われる。 【0020】また、器具本体1下面には回路基板6を器具本体1から離間して支持する複数の支持部14と、回路基板6を器具本体1に仮止めするための係止爪15aを有する仮止め部15と、回路基板6に設けた複数のねじ挿通孔6aに挿通される固定ねじ(図示せず)がそれぞれ螺合するボス部16とが一体に突設されており、仮止め部15によって仮止めされた回路基板6のねじ挿通孔6aに固定ねじを挿通してボス部16に螺合することによって、回路基板6が器具本体1から離間した状態で固定される。このように支持部14により器具本体1と回路基板6(回路基板6上に構成された電子式安定器3)との間の絶縁距離が確保できるとともに、支持部14を器具本体1に一体に設けているため、従来例のように非導電性の支持部を板金製の器具本体に取り付ける構造に比較して部品点数の削減が図れるという利点がある。 【0021】ところで、図7に示すように回路基板6の周囲を囲む立壁27を器具本体1の下面に設けても良い。而して、立壁27によって回路基板6上に構成された電子式安定器3の充電部を保護することができるとともに、器具本体1の厚みを増すことなく、すなわち重量を増すこと無しに器具本体1の剛性を向上させることができる。 【0022】また、器具本体1の上面には、図1及び図6に示すように弾性を有する線材によって略V形に形成されたスイッチレバー17が、器具本体1の外側に突出し且つ両端を支点として回動自在に取着されており、このスイッチレバー17の先端部分にはリング部17aが形成されている。ここで、器具本体1には下面側に突出する突台部19が突設されており、この突台部19には後述する紐体18が挿通されるスリット19aが設けてある。而して、回路基板6上に実装されているスイッチ8の操作子8aに紐体18の一端を結束し、この紐体18の他端側を突台部19のスリット19aを通してスイッチレバー17のリング部17aに挿通することによって、紐体18を器具本体1の外側に引き出すように支持している。よって、紐体18を引っ張る度にスイッチ8がオンオフして電子式安定器3からの電源供給を入切して蛍光ランプLaを点灯、消灯することができる。なお、スイッチ8により蛍光ランプLaの入切が不要で有れば、スイッチレバー17を回動させて器具本体1の上面側に倒し込み、スイッチレバー17を器具本体1の外に突出させないようにする。 【0023】一方、反射板4は板状の金属部材によって略椀形に形成され、その開口端周縁には全周に渡って外鍔4aが突設されている。また、反射板4の平坦な底面には、円筒部11内に位置する取付アダプタ10を露出する略円形の露出孔4bが略中央に設けられ、その両側にはリモコンブロック12が挿通される挿通孔4c並びに豆球ソケット7に装着される豆球30が挿通される挿通孔4dが設けてある。また、反射板4の斜面には蛍光ランプLaを支持する一対の支持ばね20が取着されており、底面を挟んで支持ばね20と対向する位置の周面にランプソケット2が挿通される挿通溝4eが設けてある。 【0024】而して、回路基板6,円筒部11並びに突台部19を内部に収め且つ外鍔4aを器具本体1の下面に当接させるようにして反射板4を器具本体1に取り付ければ、回路基板6に実装されたランプソケット2が挿通溝4eから反射板4の外に突出し、ランプソケット2に装着される蛍光ランプLaと器具本体1との間に反射板4が配置されることになる。ここで、器具本体1の外鍔4aと当接する部位には、長孔状の放熱孔21が複数(本実施形態では6個)設けてあり、蛍光ランプLaから受ける熱や回路基板6上に実装された回路部品から発する熱を反射板4を通じて放熱孔21から放熱させることができる。なお、反射板4はねじ並びにかしめによって器具本体1に固定される。 【0025】一方、カバー5はアクリル樹脂のような透光性を有する合成樹脂によって上面に略円形の開口を有する略ドーム状に形成されている。開口の周縁からは全周に渡って周壁5aが立設されるとともに、周壁5aの先端からは外向きに突出するフランジ部5bが形成されている。また、周壁5aの内周面には、平面視略山形で周壁5aの高さよりも若干小さな厚み寸法を有する係止爪5cが略等間隔に複数個(本実施形態では6個)突設されている。 【0026】これに対して、器具本体1の下面周縁近傍にはカバー5の係止爪5cが係脱自在に係止固定される複数個(本実施形態では3個)の固定部22が器具本体1の周方向に沿って略等間隔に器具本体1から一体に突設されている。これらの固定部22は、断面形状が略L形で外側に開口するとともに器具本体1下面との間の隙間が大きい方の挿入部22a並びに上記隙間が小さい方の係止部22bから成り、挿入部22aにおける周方向に沿った一端側が開口している。 【0027】而して、カバー5の開口内に蛍光ランプLaや反射板4等が収まり且つ器具本体1の周壁1c内側にフランジ部5bが収まるように器具本体1の下面側にカバー5を押し付け、さらにその状態からカバー5を回動させれば、カバー5の係止爪5cが固定部22の挿入部22aを通して係止部22bに挿入係止されるため、カバー5が器具本体1の下面に取り付けられる。また、カバー5を取付時と反対方向に回動させれば、係止爪5cが固定部22から抜けてカバー5を器具本体1から取り外すことができる。ここで、器具本体1の周壁1cは、カバー5の水平方向への移動を規制する役割ととともに器具本体1の反りを防止する役割を担っている。なお、器具本体1の周壁1cを透光性を有する材料で形成すれば、器具本体1とカバー5の嵌合箇所が周壁1cを通して外から視認できるために取付の作業性を向上させることができる。 【0028】ここで、図8に示すようにカバー5を器具本体1に取り付ける際にカバー5を取付位置に案内するガイド部材23′を器具本体1の下面に取着してもよく、ガイド部材23′の先端部に形成された傾斜面にカバー5の周壁5aを当接させることでガイド部材23′と器具本体1の周壁1cとの間の取付位置にカバー5のフランジ部5bを案内することができる。なお、本発明では器具本体1が合成樹脂の成形品であるから、図9に示すように上記ガイド部材23′をガイド部23として器具本体1に一体に形成することができ、別部材のガイド部材23′を器具本体1に取り付ける構造に比較して部品点数の削減が図れるという利点がある。 【0029】あるいはガイド部23を設ける代わりに、図10に示すように周壁1cを器具本体1の下面に対して外側に傾斜させてテーパ面を形成すれば、このテーパ面にフランジ部5bの端部が当接してカバー5が器具本体1の取付位置に案内されるため、ガイド部23を設けることなく器具本体1へのカバー5の取付性を向上させることができる。なお、器具本体1の下面に対する周壁1cの傾斜角度(テーパ面の角度)は、器具本体1の樹脂成形時に本来必要な金型の抜き勾配(約2度)よりも十分に大きい角度とすればよい。 【0030】また、図11に示すようにカバー5を器具本体1の取付位置に案内するテーパ面24aを端面に有するガイドリブ24を周壁1cと略直交するように器具本体1に突設しても良い。このようにすれば、器具本体1にカバー5を取り付ける際にガイドリブ24のテーパ面24aでカバー5が器具本体1の取付位置に案内されるために取付作業が容易になるとともに、ガイドリブ24によって器具本体1の剛性を向上させることができるという利点がある。なお、器具本体1が樹脂成形品であることから、上記ガイドリブ24を器具本体1に一体形成することが可能であり、従来の板金製の器具本体とは異なって別部材を追加すること無しに上記作用効果を奏することが可能である。 【0031】上述のように器具本体1を板金に比較して比重の小さい樹脂成形品とすることによって、重量を減少させて器具全体の軽量化が図れるとともに、器具本体を板金製とした場合に別途必要となる他の多くの部品、例えば器具本体1と回路基板6との間の絶縁距離を確保するための支持部14や回路基板6を仮止めするための仮止め部15、カバー5を固定するための固定部22、リモコンブロック12を固定するための取付片11bなどが器具本体1に一体化あるいは複合化することができ、部品点数の削減による組立工程の簡素化とコストダウンが図れるという利点がある。 【0032】ところで、図12に示すように器具本体1の成形時に形成されるランナー25を外装箱26に合わせた形状並びに寸法とし、このランナー25を残したまま器具本体1に回路基板6や反射板5などを組み立ててそのまま外装箱26に入れれば、ランナー25によって外装箱26内で器具本体1の移動を規制できる。すなわち、輸送時にはランナー25の付いたまま器具本体1を梱包し、施工時にはランナー25を器具本体1から切り離せばよく、器具本体1の成形時に形成されるランナー25を梱包材に利用することができて、ごみとなる新たなパットのような梱包材を別途用いる必要がないためにコストの削減が図れる。また、図13に示すようにランナー25′の形状を略L形に形成しておき、外装箱26内に設けた支持部(図示せず)に各ランナー25′の先端を突き刺して固定するようにしても良い。なお、器具本体1に残したランナー25を組み立てラインにおける搬送用のチャックに利用することも可能であり、このようにすれば次工程への搬送に必要なベッドなどの設備が不要となるという利点がある。 【0033】 【発明の効果】請求項1の発明は、非導電性の樹脂成形品から成る器具本体と、蛍光ランプが着脱自在に装着されるランプソケットと、器具本体に取り付けられ、ランプソケットを介して蛍光ランプに電力を供給して点灯させる電子式安定器と、電子式安定器を覆うように蛍光ランプと器具本体との間に配置される反射板とを備えたので、器具本体を板金に比較して比重の小さい樹脂成形品とすることで重量を減少させて器具全体の軽量化が図れるという効果がある。 【0034】請求項2の発明は、請求項1の発明において、電子式安定器の周囲を囲む立壁を器具本体に設けたので、請求項1の発明の効果に加えて、立壁によって電子式安定器の充電部を保護することができるとともに器具本体の剛性を向上させることができるという効果がある。 【0035】請求項3の発明は、請求項1の発明において、透光性を有し蛍光ランプ並びに反射板を覆うように器具本体に取り付けられるカバーを備え、器具本体の周縁近傍にカバーの取付位置を規制する周壁を設けるとともにカバーを器具本体の取付位置に案内するテーパ面を周壁に形成したので、請求項1の発明の効果に加えて、器具本体にカバーを取り付ける際に周壁に形成されたテーパ面でカバーが器具本体の取付位置に案内されるため、取付作業が容易になるという効果がある。 【0036】請求項4の発明は、請求項1の発明において、透光性を有し蛍光ランプ並びに反射板を覆うように器具本体に取り付けられるカバーを備え、カバーを器具本体の取付位置に案内するテーパ面を端面に有するガイドリブを周壁と略直交するように器具本体に突設したので、請求項1の発明の効果に加えて、器具本体の剛性を向上させることができるとともに、器具本体にカバーを取り付ける際にガイドリブのテーパ面でカバーが器具本体の取付位置に案内されるため、取付作業が容易になるという効果がある。 【0037】請求項5の発明は、請求項1〜4の何れかの発明において、プリント配線板から成る回路基板並びに回路基板上に実装される回路部品により電子式安定器を構成し、この回路基板を器具本体から離間して支持する支持部を器具本体に一体に設けたので、請求項1〜4の何れかの発明の効果に加えて、支持部により器具本体と電子式安定器との間の絶縁距離が確保できるとともに、支持部を器具本体に一体に設けているため、従来例のように非導電性の支持部を板金製の器具本体に取り付ける構造に比較して部品点数の削減が図れるという効果がある。 【0038】請求項6の発明は、請求項1〜5の何れかの発明において、透光性を有し蛍光ランプ並びに反射板を覆うように器具本体に取り付けられるカバーを備え、このカバーを器具本体に取り付ける際にカバーを取付位置に案内するガイド部を器具本体に一体に形成したので、請求項1〜5の何れかの発明の効果に加えて、ガイド部によって器具本体へのカバーの取付作業が容易になるとともに、別部材のガイド部を器具本体に取り付ける構造に比較して部品点数の削減が図れるという効果がある。 【0039】請求項7の発明は、請求項1〜6の何れかの発明において、外部からのリモコン信号に応じて電子式安定器を制御して蛍光灯を点灯、消灯させるリモコン制御手段を備えるとともにリモコン信号を受信する受信部を器具本体に取り付けたので、請求項1〜6の何れかの発明の効果に加えて、蛍光ランプの点灯、消灯を遠隔操作することができ、使い勝手の向上が図れるという効果がある。 【0040】請求項8の発明は、請求項1〜7の何れかの発明において、成形時に形成されるランナーを器具本体に有するので、請求項1〜7の何れかの発明の効果に加えて、輸送時にはランナーの付いたまま器具本体を梱包し、施工時にはランナーを器具本体から切り離せばよく、器具本体の成形時に形成されるランナーを梱包材に利用することができて、別途梱包材を用いる必要がないためにコストの削減が図れるという効果がある。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000005832 【氏名又は名称】松下電工株式会社
|
| 【出願日】 |
平成11年8月31日(1999.8.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100087767 【弁理士】 【氏名又は名称】西川 惠清 (外1名)
|
| 【公開番号】 |
特開2001−76531(P2001−76531A) |
| 【公開日】 |
平成13年3月23日(2001.3.23) |
| 【出願番号】 |
特願平11−246667 |
|