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【発明の名称】 照明器具および照明付き鏡
【発明者】 【氏名】辻 秀敏

【氏名】前橋 信之

【氏名】團野 直子

【氏名】秦 俊博

【氏名】佐藤 信吾

【氏名】大神 芳浩

【氏名】古賀 逸尚

【氏名】道家 隆博

【要約】 【課題】使用者に圧迫感を与えず、鏡と照明器具が同一平面上の薄形の照明付き鏡、または薄型の照明器具を提供することを目的とする。

【解決手段】出力接続器をほぼ器具の中央に配置していることから、高圧側のランプ電線52は最短の長さとなり、高圧放電ランプに流れる高周波電流の漏洩を必要最小限に抑えることができ、点灯装置の容量を小さくすることができる。また、高圧側のランプ電線52の電線長を略同一長さにすることができ、各々のランプに流れる高周波電流の漏洩が同等となり、均等なランプ光束が得られ、透光面を均一にできる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 高圧放電ランプと、該高圧放電ランプに高周波電力を供給する点灯装置を備えた照明器具において、該点灯装置出力の高電圧側と接続される側のランプ電線長を最短とすることを特徴とする照明器具。
【請求項2】 請求項1に記載の照明器具において、少なくとも2つ以上の高圧放電ランプを備え、前記点灯装置出力の高電圧側と接続される側の各々のランプ電線長を略同一長さとすることを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
【請求項3】 請求項1乃至2に記載の照明器具において、前記高圧放電ランプは2本を一組として列設して配置され、列設した高圧放電ランプの各々のランプソケットに前記点灯装置出力の高電圧側が接続され、該各々のランプソケットから略同一距離に点灯装置出力部を配置したことを特徴とする請求項1乃至2に記載の照明器具。
【請求項4】 請求項3に記載の照明器具において、前記点灯装置出力の高電圧側と接続される側のランプ電線と、もう一方のランプ電線が、交差しないよう点灯装置出力部を配置したことを特徴とする請求項3に記載の照明器具。
【請求項5】 請求項4に記載の照明器具において、前記点灯装置出力部と、前記ランプの両電線との接続は回路基板上に設けられた接続器であって、該接続器は両端に高圧側と高圧側でない接続端子が配置され、差込みの方向性を有し、該回路基板上に、二つの接続器を一組として、二つの接続器の向きを180°反転して列設したことを特徴とする請求項4に記載の照明器具。
【請求項6】 請求項1乃至5に記載の照明器具において、前記点灯装置出力の高電圧側と接続される側のランプ電線ともう一方のランプ電線が近接しないよう、該電線の途中の少なくとも一部を固定することを特徴とする請求項1乃至5に記載の照明器具。
【請求項7】 請求項6に記載の照明器具において、該照明器具は前記高圧放電ランプと前記点灯装置とを取付ける平板状部材を備え、該平板状部材に前記ランプ電線の固定手段を備えることを特徴とする請求項6に記載の照明器具。
【請求項8】 請求項7に記載の照明器具において、前記平板状部材が非金属であることを特徴とする請求項7に記載の照明器具。
【請求項9】 請求項7乃至8に記載の照明器具において、前記ランプ電線の前記固定手段が非金属であることを特徴とする請求項7乃至8に記載の照明器具。
【請求項10】 請求項7乃至9に記載の照明器具において、前記ランプ電線の前記固定手段に固定されていない非固定のランプ電線部が、前記平板状部材と接触しないようにすることを特徴とする請求項7乃至9に記載の照明器具。
【請求項11】 請求項7及び9に記載の照明器具において、前記ランプ電線の前記固定手段に固定されていない非固定のランプ電線部と前記平板状部材との間に非金属材料を備えたことを特徴とする請求項7及び9に記載の照明器具。
【請求項12】 請求項1乃至11に記載の照明器具において、前記点灯装置は、電源平滑回路部と該電源平滑回路部から出力された直流電源を高周波変換する高周波変換回路部に分離されていることを特徴とする請求項1乃至11に記載の照明器具。
【請求項13】 請求項12に記載の照明器具において、前記電源平滑回路部を前記照明器具の外部に備えたことを特徴とする請求項12に記載の照明器具。
【請求項14】 請求項12に記載の照明器具において、前記電源平滑回路部を他の電気機器の電源平滑回路部と共用したことを特徴とする請求項12に記載の照明器具。
【請求項15】 請求項1乃至14の照明器具において、高圧放電ランプには冷陰極放電管を用いることを特徴とする請求項1乃至14の照明器具。
【請求項16】 請求項1乃至15に記載の照明器具と鏡とを略一体的に備えた照明付き鏡において、前記点灯装置および前記高圧放電ランプは該鏡の裏側に配置し、前記ランプ電線と鏡反射面との間に空間を設け、ランプ電線と該鏡裏面が接触しないようにしたことを特徴とする照明付き鏡。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光源として高圧放電ランプを用いた照明器具、特に照明付き鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来例に係る照明付き鏡である。
【0003】この照明付き鏡Lは、鏡の左右に照明部を備え、光源は15W蛍光ランプ34で、外郭にはランプの眩しさを和らげ、拡散光を得るために乳白色の樹脂カバー33を備え、点灯装置35はランプの上方に内蔵されている。また、照明付き鏡は鏡よりも突出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の照明付き鏡Lは、照明部が鏡よりも突出しているため、使用者に圧迫感を与えるといった問題があった。また、すっきりとした意匠にすることができなかった。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、使用者に圧迫感を与えず、すっきりした意匠にするために、点灯装置を小型化し、鏡と照明器具が同一平面上の薄形の照明付き鏡、または薄形の照明器具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用・効果】上記目的を達成するために本発明は、高圧放電ランプと、該高圧放電ランプに高周波電力を供給する点灯装置を備えた照明器具において、該点灯装置出力の高電圧側と接続される側のランプ電線長を最短とした。
【0007】高周波電力によって点灯する高圧放電ランプに流れる高周波電流は、ランプ電線近傍の空気や物質に伝搬して漏洩することが知られている。これは、ランプ電線に流れる電流の周波数が高くなるにしたがって、空気や物質が持つ静電容量のインピーダンスが低下していくためである。
【0008】従って、ランプ電線を最短にすることで高周波電流の漏洩を必要最小限に抑えることができ、点灯装置の容量を小さくできることから点灯装置を小型化できる。
【0009】また、前記照明器具において、少なくとも2つ以上の高圧放電ランプを備え、前記点灯装置出力の高電圧側と接続される側の各々のランプ電線長を略同一長さとした。
【0010】従って、各々の高圧放電ランプにおける高周波電流の漏洩が同等であり、各々のランプ電流も同等になることから、均等なランプ光束を得ることができる。
【0011】また、前記照明器具において、前記高圧放電ランプは2本を一組として列設して配置され、列設した高圧放電ランプの各々のランプソケットに前記点灯装置出力の高電圧側が接続され、該各々のランプソケットから略同一距離に点灯装置出力部を配置した。
【0012】従って、各々のランプ電線長は略同一長さとなり、各々の高圧放電ランプにおける高周波電流の漏洩は同等で、各々のランプ電流も同等になることから、均等なランプ光束を得ることができる。
【0013】また、前記照明器具において、前記点灯装置出力の高電圧側と接続される側のランプ電線と、もう一方のランプ電線が、交差しないよう点灯装置出力部を配置した。
【0014】その結果、高電圧側電線からもう一方の電線に伝搬する漏洩電流を防止できる。従って、高周波電流の漏洩を必要最小限に抑えることができ、点灯装置の容量を小さくできることから点灯装置を小型化できる。
【0015】また、前記照明器具において、前記点灯装置出力部と、前記ランプの両電線との接続は回路基板上に設けられた接続器であって、該接続器は両端に高圧側と高圧側でない接続端子が配置され、差込みの方向性を有し、該回路基板上に、二つの接続器を一組として、二つの接続器の向きを180°反転して列設した。
【0016】接続器を設けたことでランプ交換が容易になるとともに、差込み方向性があることから逆差しを防止できる。また、両接続器の設置方向を180°反転することで、二本(一組)とも高電圧側と接続される側のランプ電線と、もう一方のランプ電線とが交差することを防ぐことができ、高電圧側電線からもう一方の電線に伝搬する漏洩電流を防止できる。従って、高周波電流の漏洩を必要最小限に抑えることができ、高周波電流の漏洩は同等で、各々のランプ電流も同等になることから、均等なランプ光束を得ることができる。
【0017】また、前記照明器具において、前記点灯装置出力の高電圧側と接続される側のランプ電線ともう一方のランプ電線が近接しないよう、該電線の途中の少なくとも一部を固定した。
【0018】その結果、高電圧側電線からもう一方の電線に伝搬する漏洩電流を防止できる。従って、高周波電流の漏洩を必要最小限に抑えることができ、点灯装置の容量を小さくできることから点灯装置を小型化できる。
【0019】また、前記照明器具において、該照明器具は前記高圧放電ランプと前記点灯装置とを取付ける平板状部材を備え、該平板状部材に前記ランプ電線の固定手段を備えた。
【0020】平板状部材上で前記ランプ電線を固定できることから、電線は同一平面上となり、電線距離は短くて済む。従って、高周波電流の漏洩を必要最小限に抑えることができ、点灯装置の容量を小さくできることから点灯装置を小型化できる。
【0021】前記照明器具において、前記平板状部材を非金属とした。また、前記照明器具において、前記ランプ電線の前記固定手段を非金属とした。
【0022】非金属は金属に比べ誘電率が低いことから高周波電流の伝搬が小さく、高周波電流漏洩を緩和することができる。従って、高周波電流の漏洩を必要最小限に抑えることができ、点灯装置の容量を小さくできることから点灯装置を小型化できる。
【0023】また、前記照明器具において、前記ランプ電線の前記固定手段に固定されていない非固定のランプ電線部が、前記平板状部材と接触しないようにした。
【0024】空気は、物質である平板状部材に比べ誘電率が低いことから高周波電流の伝搬は小さく、高周波電流の漏洩も小さい。従って、非固定のランプ電線部は平板状部材と接触せずに空気を介しているので、高周波電流の漏洩を必要最小限に抑えることができ、点灯装置の容量を小さくできることから点灯装置を小型化できる。
【0025】また、前記照明器具において、前記ランプ電線の前記固定手段に固定されていない非固定のランプ電線部と前記平板状部材との間に非金属材料を備えた。
【0026】その結果、平板状部材が金属材料の場合でもランプ電線と平板状部材との間に非金属材料を備えたことから、高周波電流の漏洩を緩和することができる。従って、高周波電流の漏洩を必要最小限に抑えることができ、点灯装置の容量を小さくできることから点灯装置を小型化できる。
【0027】また、前記照明器具において、前記点灯装置は、電源平滑回路部と該電源平滑回路部から出力された直流電源を高周波変換する高周波変換回路部に分離した。
【0028】電源平滑回路部から出力される直流電源は、電流の漏洩がないことから、電源平滑回路部から複数の高周波変換回路部への接続電線長さを気にする必要がなく、複数のランプを備えた照明器具においても、この高周波変換回路部出力の高電圧側と接続される側のランプ電線長が最短となるように高周波変換回路部を配置することができる。従って、高周波電流の漏洩を必要最小限に抑えることができ、点灯装置の容量を小さくできることから点灯装置を小型化できる。
【0029】また、前記照明器具において、前記電源平滑回路部を前記照明器具の外部に備えた。
【0030】従って、照明器具内に電源平滑回路部の収納スペースが不要になる。
【0031】また、前記照明器具において、前記電源平滑回路部を他の電気機器の電源平滑回路部と共用した。
【0032】従って、照明器具内に電源平滑回路部の収納スペースが不要になるとともに、他の電気機器を含めたトータルの回路部品費、回路ケース部品費が削減できる。
【0033】また、前記照明器具において、高圧放電ランプには冷陰極放電管を用いた。
【0034】冷陰極放電管は、他の光源に比べて断面積が小さいことが知られいる。従って、光源として冷陰極放電管を用いることで照明器具が非常に薄形となり、すっきりした意匠が実現できる。
【0035】また、本発明においては、前記照明器具と鏡とを略一体的に備えた照明付き鏡において、前記点灯装置および前記高圧放電ランプは該鏡の裏側に配置し、前記ランプ電線と鏡反射面との間に空間を設け、ランプ電線と該鏡裏面が接触しないようにした。
【0036】これにより、鏡反射面には反射材として塗布されてある銀および銅の金属体にランプ電線が接触しないことから、高周波電流の漏洩を必要最小限に抑えることができ、点灯装置の容量を小さくできることから点灯装置を小型化できる。その結果、照明付き鏡が非常に薄形となり、すっきりした意匠が実現でき、しかも、略一体的な形状であることから、被写体を鏡に十分近づけられ、今までにない照明付き鏡を提供できる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を、図面により詳細に説明する。
【0038】図1は、本発明の一実施形態に係る照明付き鏡の正面図である。
【0039】照明付き鏡Mは、中央に反射面である鏡部4と、その両端に非反射面である透光面3を備えており、透光面3、鏡部4の抑え部材としての上枠15及び下枠16を備えている。下枠16には、照明付き鏡Mの照明の点灯/消灯を操作するための電源スイッチ10を備える。
【0040】鏡部4の裏面は、銀および銅メッキされた反射面で形成されている。透光面3は鏡部4と同一部材で同一平面上に構成され、鏡部4の反射面と同一面に微細な凹凸を持つ散乱面を持っている。従って、透光面3表面には凹凸が生じず、掃除がしやすい。また鏡部4には耐食性を上げるための防錆処理が施されている。これを表から見えなくするため透光面3と鏡部4の境界線付近に表面に微細な凹凸を設けたVカット面を設けて、外観デザインの向上にもなっている。なお、透光面3と鏡部4は別体としてもよい。また、電源スイッチ10は、赤外線などで人の存在を感知し、自動的に照明付き鏡Mの照明が点灯するような非接触スイッチとしてもよい。
【0041】図2は正面から見た各構成部品の配置図である。
【0042】光源としてのランプ1は、冷陰極放電管であり上下長手方向に一直線状になるように2本列接しており、その隣接する箇所11で鏡部4中央方向に向かって略L字状に直角に屈曲している。このようにL字状に折り曲げることによってランプ1の非発光部であるランプソケット13を反射板2の外に、他方のランプソケット13´は透光面3より外に配置することができる。更に、ランプ1は透明もしくは半透明の光透過性の支持部材7、8で固定されており、支持部材7は反射板2に対する横断面における位置(反射板2の焦点位置)を固定する。一方支持部材8は反射板2に対する横断面における位置を固定するとともに正面から見た位置を固定する。従って、支持部材7、8を同時に使用することでランプ1の上下左右前後位置を固定し回転移動を規制することができる。また、支持部材8はランプ1の支持部を2ケ有しているため、ランプ1を2ケ同時に固定することができる。支持部材7、8の材質を弾性のある材料、例えばゴムにすれば緩衝材としての役目も同時に果たすことになる。
【0043】平板状部材14には壁面に開口した開口部12が設けらており、外部からの電線9を引き込むと同時に外部に設定された図示しないコンセントの出代を吸収し照明器具全体の前出を押さえることができる。また外部からの電線9が本体内に収納されるので、外観に煩雑さがない。電線9は点灯装置6の入力部に接続され、点灯装置6の出力部はランプ1の両端のランプソケット13、13´に接続されている。
【0044】ここで、図1で示した電源スイッチ10をオン操作すると電線9を通して点灯装置6へ電力が供給され、点灯装置6から出力される高周波電力によりランプ1が点灯する。
【0045】図3は点灯装置6の回路ブロック図である。
【0046】電源は、点灯装置6の入力部40に入力され、ノイズフィルター部41にてノイズが吸収され、整流部42にて直流に整流される。そして、高周波変換部43にて高周波に変換され、昇圧部44にて昇圧される。この昇圧された電圧は、バラストコンデンサ45側の出力部46がランプ1の片方のランプソケットに接続され、ランプ1を介してもう片方のランプソケットから出力部47に接続されている。
【0047】ランプ1は、フィラメントで予熱されることのない冷陰極放電管であり、点灯には高電圧が必要で、静電素子であるバラストコンデンサ45側の出力部46側が高電圧側となる。
【0048】次に、ランプ電線の長さと点灯装置6の出力端子との位置関係、及びランプ電線の固定に関し、図2にて説明する。
【0049】点灯装置6において、ランプ一本あたりの出力部は、出力端子46´,47´を両端にもつ出力接続器57で、回路基板上にあり、出力端子46´はバラストコンデンサ45側、即ち高電圧側の出力部46で、出力端子47´はバラストコンデンサ45側ではない出力部47に該当する。この出力接続器57は差込みの方向性があり、出力端子46´はランプ電線52に,出力端子47´はランプ電線51にしか接続できないようになっており、向きを180°反転して二個列設してある。この二個の接続器は、直線状に列設したランプ二本に接続してあり、それらが器具中心に対し左右対称になっている。これらの二組、計四個の出力接続器は、ほぼ器具の中央に配置してある。
【0050】このように、出力接続器をほぼ器具の中央に配置していることから、高圧側のランプ電線52は最短の長さとなり、ランプに流れる高周波電流の漏洩を必要最小限に抑えることができ、点灯装置の容量を小さくすることができる。また、高圧側のランプ電線52の電線長を略同一長さにすることができ、各々のランプに流れる高周波電流の漏洩が同等となり、均等なランプ光束が得られ、透光面を均一にできる。
【0051】また、差込み方向性がある接続器を用いたことで、逆差しの心配もなくランプ交換が容易に行える。さらに、列設した接続器の向きを180°反転したことで、列設したランプ二本とも高電圧側のランプ電線52と、もう一方のランプ電線51とが交差せず、高電圧側電線52からもう一方の電線51に伝搬する漏洩電流を防止できる。これにより、各々のランプに流れる高周波電流の漏洩が同等となり、均等なランプ光束が得られ、透光面を均一にできる。
【0052】また、ランプ電線は直線的に図示しているが、実際器具の組立性や電線長の製作公差を考慮すると多少の弛みが発生する。この弛みによって高電圧側のランプ電線ともう一方のランプ電線が近接し、この電線間で高周波電流が伝搬するのを防ぐために、ランプ電線は電線固定具53で平板状部材14に固定されている。
【0053】また、ランプ1と点灯装置6及び電線固定具53は、平板状部材14に取付けられている。平板状部材14は平板状であり、ランプ電線は同一平面上に電線固定具53で固定されることから、電線距離は短くて済むことになる。従って、高周波電流の漏洩を必要最小限に抑えることができる。
【0054】また、平板状部材14および電線固定具53は非金属であり、金属に比べ誘電率が低いことから高周波電流の伝搬が少なくて済む。
【0055】また、ランプ電線をリフター式の電線固定具を数多く用いて、ある程度短いピッチで固定すると、ランプ電線が平板状部材14に接しないで済むことになる。従って、高周波電流の伝搬は誘電率の低い空気となり、高周波電流漏洩が抑えられる。
【0056】更に、電線固定具で固定されていないランプ電線部と平板状部材14との間に、図示しない非金属のスペーサーを設けることで、平板状部材が金属の場合でもランプ電線は非金属と接することになり、高周波電流漏洩が抑えられる。
【0057】また、鏡部4と平板状部材14との間には空間があり、平板状部材14にランプ電線が同一平面上に固定されていることから、鏡部4の裏面とランプ電線とは接することはない。これにより、金属である銀および銅でメッキされた鏡部4の裏面と接しないことから、この金属面への高周波電流の漏洩を必要最小限に抑えることができ、点灯装置の容量を小さくできる。
【0058】図4は正面から見た各構成部品の別の配置図で、図2との違いは、点灯装置6を、電源平滑回路部55と高周波変換回路部56とに分離したことである。なお、図2に示した実施形態と同一箇所には同一符号を付して重複する説明は省略する。
【0059】電源平滑回路部55の出力線54から出力される直流電源は、高周波変換回路部56に接続され、高周波変換回路部56で高周波変換および昇圧され、その高周波電力がランプ1へ供給されている。出力線54から出力される直流電源は電流の漏洩がないことから、出力線54の電線長さを気にする必要がなく、高周波変換回路部56の出力の高電圧側と接続される側のランプ電線52の長さが最短となるように高周波変換回路部56を配置している。従って、高周波電流の漏洩を必要最小限に抑えることができ、点灯装置の容量を小さくできることから点灯装置を小型化できる。なお、電源平滑回路部55は、図3で示したノイズフィルター部41と整流部42で構成され、高周波変換回路部56は、高周波変換部43と昇圧部44、およびバラストコンデンサ45で構成される。
【0060】図5は、本発明の照明付き鏡をトイレに設置した場合の一実施形態に係る構成図である。
【0061】トイレS内には便器25、壁面21に取り付けられた手洗い器23、手洗い器に取り付けられた水栓金具24、図4で示した照明付き鏡が備えられている。便器25には温水洗浄機能つき便座27が備えられており、温水洗浄機能つき便座27には温水洗浄等を制御する制御回路26が備えられている。制御回路26には、マイコンなどのIC電子部品を駆動するための電源平滑回路が備えられており、その電源平滑回路出力である直流電源は、電線31を介して照明付き鏡の高周波変換回路部56と接続されている。照明付き鏡は電源平滑回路部55を有せず、外部の温水洗浄機能つき便座27に内蔵されている電源平滑回路出力である直流電源を供給してもらっている。従って、照明付き鏡に電源平滑回路部の収納スペースが不要になるとともに、温水洗浄機能つき便座27を含めたトータルの回路部品費、回路ケース部品費が削減できる。
【0062】なお、本実施形態においては、左右に2本ずつ合計4本のランプを使用した場合について説明したが、異なった本数にも適用できる。また、本実施形態においては、照明付き鏡について説明したが、照明器具単体にも適用できる。
【出願人】 【識別番号】000010087
【氏名又は名称】東陶機器株式会社
【出願日】 平成12年6月23日(2000.6.23)
【代理人】
【公開番号】 特開2001−67929(P2001−67929A)
【公開日】 平成13年3月16日(2001.3.16)
【出願番号】 特願2000−189471(P2000−189471)