| 【発明の名称】 |
照明器具 |
| 【発明者】 |
【氏名】野呂 浩史
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| 【要約】 |
【課題】電子安定器と組合せた可動型の照明器具において、アース線からのノイズ発生を容易に且つ低コストの手段により低減することのできる可動型の照明器具を提供することである。
【解決手段】安定器13と、可動灯具部16a及び固定灯具部16bとを有する灯具部6と、前記安定器13と前記灯具部6とを接続する出力線14及びアース線15とを有し、前記安定器13と前記灯具部6とを分離した照射方向可変型の照明器具12において、前記アース線15によって前記安定器13と前記固定灯具部16bとを最短距離となる位置若しくはその近傍で接続させるようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 安定器と、可動灯具部及び固定灯具部とを有する灯具部と、前記安定器と前記灯具部とを接続する出力線及びアース線とを有し、前記安定器と前記灯具部とを分離した照射方向可変型の照明器具において、前記アース線によって前記安定器と前記固定灯具部とを最短距離となる位置若しくはその近傍で接続したことを特徴とする照明器具。 【請求項2】 前記出力線と前記アース線とを束ねるようにしたことを特徴とする請求項1記載の照明器具。 【請求項3】 前記安定器と前記固定灯具部とを接続する前記アース線として金属性のフレキシブルチューブを用いたことを特徴とする請求項1記載の照明器具。 【請求項4】 負荷として高圧放電灯を用いたことを特徴とする請求項1記載の照明器具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は安定器によって点灯させる放電灯を用いた照明器具において、安定器と放電灯間のアース線構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の高圧放電灯の照明器具1の構成を図4に示す。 【0003】照明器具1は、交流電源2と、整流回路6を含む直流電源回路部3と、負荷への供給電力を調整、制御するインバータ回路部4と、負荷であるランプ5とにより構成されている。 【0004】次に照明器具1の回路構成を図5により説明する。直流電源回路部3は、整流回路6と、インダクタンスL1、スイッチング素子SW1、ダイオードD1、コンデンサC1とを有する昇圧チョッパ回路と、それを制御する制御回路7とにより構成されており、交流電源2の交流電圧を所定の直流電圧に変換すると共に入力電源の力率を高力率に改善する機能を有する。インバータ回路部4は、降圧チョッパ回路8と、制御回路9と、極性反転回路10と、イグナイタ回路11とにより構成されている。降圧チョッパ回路8は、スイッチング素子SW2と、ダイオードD2と、インダクタンスL2と、コンデンサC2とにより構成されており、スイッチング素子SW2のON時間の調整により、ランプ5への供給電力を所定値に保つ安定機能を有している。極性反転回路10は、四個のスイッチング素子SW3〜6を備えたフルブリッジ回路で構成されており、制御回路9により四個のスイッチング素子SW3〜6が図6に示すような動作を行い、ランプ5に矩形波交流電力を供給している。イグナイタ回路11は、パルストランスTrと、コンデンサC3と、スイッチング素子SW7と、抵抗Rとにより構成されている。イグナイタ回路11の動作を図7で説明する。イグナイタ回路11は、図7(a)に示すように極性反転回路10にて生成された矩形波電圧を受け、抵抗RとコンデンサC3の時定数によりコンデンサC3に図7(b)に示すように徐々に充電される。充電された電圧がスイッチング素子SW3のブレークオーバー電圧Vboに到達するとスイッチング素子SW7はONし、コンデンサC3に蓄積された電荷をパルストランスTrの一次巻線を介して放電させる。この時、パルストランスTrに発生したパルス電圧が昇圧され、パルストランスTrの二次巻線に高圧パルス電圧(数KV)を発生させる。この高圧パルス電圧によりランプ5が放電を開始し点灯状態に移行する。制御回路9は、ランプ5のランプ電圧VL2を検出し、ランプ電圧に応じてスイッチング素子SW3〜6のON/OFF制御を行い、ランプ5に供給する電力を調整する。 【0005】上記のような実際の照明器具を図8に示す。照明器具12は、安定器13と、出力線14と、アース線15と、可動灯具部16aと、固定灯具部16bと、ソケット17とにより構成されており、可動灯具部16aを動かして所定の配光状態を実現できるようにした照明器具である。照明器具1では、出力線14とアース線15とによって安定器13と可動灯具部16aとを接続し、可動灯具部16aを自由に動かせるように出力線14とアース線15とに十分な長さを確保している。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術では出力線14が長くなってしまうためノイズ発生が問題となっていた。また、安定器13と可動灯具部16aとを接続するアース線15も長くなってしまうため、安定器13や可動灯具部16aのアース電位が不安定になり、ランプから発生するノイズが問題となっていた。そこで、出力線14からのノイズ発生を抑制する方法として、図9に示すように安定器13と可動灯具部16aとの間に接続されるアース線15の代わりにフレキシブルチューブ18を用いる照明器具が考えられる。本構成により出力線14からのノイズを抑制することはできるが、フレキシブルチューブ18に硬いものが使えないことや長いフレキシブルチューブ33が高価となってしまうこと等の問題がある。 【0007】そこで本発明の目的とするところは、電子安定器と組合せた可動型の照明器具において、アース線からのノイズ発生を容易に且つ低コストの手段により低減することのできる可動型の照明器具を提供することである。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成するために、安定器と、可動灯具部及び固定灯具部とを有する灯具部と、前記安定器と前記灯具部とを接続する出力線及びアース線とを有し、前記安定器と前記灯具部とを分離した照射方向可変型の照明器具において、前記アース線によって前記安定器と前記固定灯具部とを最短距離となる位置若しくはその近傍で接続したことを特徴とするものである。 【0009】請求項2記載の発明にあっては、請求項1記載の発明において前記出力線と前記アース線とを束ねるようにしたことを特徴とするものである。 【0010】請求項3記載の発明にあっては、請求項1記載の発明において前記安定器と前記固定灯具部とを接続する前記アース線として金属性のフレキシブルチューブを用いたことを特徴とするものである。 【0011】請求項4記載の発明にあっては、請求項1記載の発明において負荷として高圧放電灯を用いたことを特徴とするものである。 【0012】 【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施の形態を図1により説明する。図1は、照明器具1の側面図を示す。従来の技術(図8)と同一構成については同一符号を付してその説明を省略する。従来の技術と異なる構成は、安定器13と可動灯具部16aとを接続するアース線15を、安定器13と固定灯具部16bとの間を最短距離で接続するアース線15aと、固定灯具部16bと可動灯具部16aとの間を接続するアース線15bとに分けたことである。 【0013】本実施の形態によれば、安定器13と固定灯具部16bとをアース線15により最短距離で接続したので、安定器13と固定灯具部16bのアース電位が安定し、アース線15のノイズを低減することができる。 【0014】なお、本実施の形態で説明した照明器具1は、高圧放電灯を負荷として用いた放電灯点灯装置にも適用することができ、よりノイズを発生しやすい高圧放電灯の場合においてもノイズを低減することができる。 【0015】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施の形態を図2により説明する。図2は、照明器具1の側面図を示す。第1の実施の形態と同一構成については同一符号を付してその説明を省略する。先の第1の実施の形態と異なる構成は、安定器13と固定灯具部16bとの間を最短距離で接続するアース線15aと出力線14aとを束ねて一括したことと、可動灯具部16aと固定灯具部16bとの間を接続するアース線15bと出力線14bとを束ねて一括にしたことの二点である。 【0016】本実施の形態によれば、出力線14a、14bにアース線15a、bを各々這わせるように束ねて一括したので、ノイズ低減の効果に加えて、施工性を向上させることができる。 【0017】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施の形態を図3により説明する。図3は、照明器具1の側面図を示す。第2の実施の形態と同一構成については同一符号を付してその説明を省略する。先の第2の実施の形態と異なる構成は、安定器13と固定灯具部16bとを接続するアース線15aの代わりにフレキシブルチューブ18を用い、出力線14の一部をフレキシブルチューブ18内部に通したことである。 【0018】本実施の形態によれば、安定器13と固定灯具部16bとの間をフレキシブルチューブ18により接続し且つその内部に出力線14を通したので、安定器13と可動灯具部16aとの間全体をフレキシブルチューブ18で覆う場合と比較して、低コストで出力線14から発生するノイズを低減することができる。 【0019】 【発明の効果】このように本発明は、以下のような効果がある。 【0020】請求項1記載の発明によれば、アース線によって安定器と固定灯具部とを最短距離となる位置若しくはその近傍で接続したので、安定器と固定灯具部とを接続するアース線の電位が安定し、アース線から発生するノイズを低減することができるという効果がある。 【0021】請求項2記載の発明によれば、出力線とアース線とを束ねるようにしたので、ノイズ低減の効果に加えて、施工性を向上させることができるという効果がある。 【0022】請求項3記載の発明によれば、安定器と固定灯具部とを接続するアース線として金属性のフレキシブルチューブを用いたので、安定器と可動灯具部との間全体をフレキシブルチューブで覆う場合と比較して、低コストで出力線から発生するノイズを低減することができるという効果がある。 【0023】請求項4記載の発明によれば、負荷として高圧放電灯を用いたので、ノイズがより発生する高圧放電灯を用いる際にもノイズを低減することができるという効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005832 【氏名又は名称】松下電工株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年8月26日(1999.8.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100111556 【弁理士】 【氏名又は名称】安藤 淳二 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−67928(P2001−67928A) |
| 【公開日】 |
平成13年3月16日(2001.3.16) |
| 【出願番号】 |
特願平11−240106 |
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