| 【発明の名称】 |
仮設照明車 |
| 【発明者】 |
【氏名】作本 義就
【氏名】柳本 博文
【氏名】高橋 勝
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| 【要約】 |
【課題】打込み式の仮設照明を行わずに、照明器具、電線コード等を移動台車に積載することで、内部仕上げ現場に随意に移動可能な仮設照明車を提供する。
【解決手段】本発明による仮設照明車1は、照明器具3と、照明器具の支持部材4と該支持部材に設けられた照明器具の昇降装置15と、照明器具に接続している電源コードの巻取ドラム17及び前記の器具、支持部材、装置等を載置する操作桿8を備えた移動台車2から構成されており、内部仕上げ現場に随意に移動することで仮設照明を容易に設定している。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 照明器具、該照明器具の支持部材、該支持部材に設けられた照明器具の昇降装置、前記照明器具に接続している電源コードの巻取ドラム及び前記の器具、支持部材、装置等を載置する操作桿を備えた移動台車から構成される仮設照明車。 【請求項2】 照明器具が、上下方向に照射角度を調整可能であることを特徴とする請求項1に記載の仮設照明車。 【請求項3】 照明器具が、左右に首振り可能な取付台に装備されることを特徴とする請求項1又は2に記載の仮設照明車。 【請求項4】 移動台車に、付属コンセントを設けることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の仮設照明車。 【請求項5】 移動台車の前方上面に、荷箱を装備することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の仮設照明車。 【請求項6】 荷箱が折り畳み式であることを特徴とする請求項5に記載の仮設照明車。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、室内における内部仕上げ時に、任意の場所を照明するために自由に移動することが可能な仮設照明車に関する。 【0002】 【従来の技術】建物の建築現場においては、内部仕上げの段階になっても電力関係の配線工事が完成していないために、仕上げ工事に必要な照明は仮設状態で行われている。仮設照明工事は、床スラブへの打込み式で行われているのが一般的であることから、各施工段階に亘って以下のような問題点を生じている。 ■ 実際の作業場所に、照明設備がない場合がある。 ■ 天井工事の際に邪魔になって駄目工事を発生する。 ■ 天井内に仮設設備を上げるために、手間が掛かる。 ■ 仮設電工の手間や材料が必要になり、コストアップになる。 ■ 仮設用の打込線等は、再利用できずに消耗品となる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点に鑑みてその解決を図ったものであり、仮設照明を打込み式で行わずに、照明器具、電線コード等を移動台車に積載することで、内部仕上げ現場に随意に移動可能な仮設照明車を提供している。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明による仮設照明車は、基本的に、照明器具と、照明器具の支持部材と該支持部材に設けられた照明器具の昇降装置と、照明器具に接続している電源コードの巻取ドラム及び前記の器具、支持部材、装置等を載置する操作桿を備えた移動台車から構成されており、具体的には、照明器具を上下方向に照射角度の調整を可能にしたり、左右の首振りを可能にしており、さらに、付属コンセントを設けたり移動台車の前方上面に折り畳み式の荷箱を装備することを特徴としている。 【0005】 【発明の実施の形態】本発明による仮設照明車は、照明器具と、照明器具の支持部材と該支持部材に設けられた照明器具の昇降装置と、照明器具に接続している電源コードの巻取ドラム及び前記の器具、支持部材、装置等を載置する操作桿を備えた移動台車から構成されており、内部仕上げ現場に随意に移動することで仮設照明を容易に設定している。以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。 【0006】図1は、本発明による仮設照明車の後面図、図2は側面図である。図において、仮設照明車1は、概要的に、移動台車2と照明器具3及び照明器具の支持部材4から構成されている。移動台車2は、前方が細く狭まった台形状の基盤5に、移動用の車輪6、7が装備されており、後方には移動台車を動かすための操作桿8を備えている。前方に配備されている車輪6は、一対の車9、9から構成されており、基盤5の下面に固定されている。一方、基盤5の後方に配備されている車輪7は、支持軸の回動によって移動方向を個別に変更できる2つの車10、10’から構成されており、移動台車2は、操作桿7の扱いに応じて所定の方向に自由に移動できる。なお、操作桿7に設けられているレバー19は、車輪5のブレーキである。 【0007】本実施の形態の照明器具3は、2つの投光器11、11’をセットにして構成されており、投射角を円周状に変更することで投光方向を任意に設定できるようになっている。照明器具3は、支持部材を構成している横桿12と昇降桿13とで移動台車2に装備されている。2つの投光器11、11’は、 横桿12の両端に装備されており、横桿12は、昇降桿13の先端に取り付けられており、設定ねじ14を弛めることで、2つの投光器11、11’を左右方向に回動させることが可能になっている。これによって、移動台車2を配置し易い位置に移動させて、その位置を固定したとしても、投光器の方向を水平方向の所定の位置に回してから設定ねじを締結して照明方向を定めることができることになる。 【0008】昇降桿13には昇降装置15が設けられており、その操作によって横桿12を上下方向に移動させるように調整可能にしている。従って、照明器具3は、その高さを昇降装置の操作によって上下方向の任意の位置に設定出来るようになっている。昇降装置13は、特別のものでなく市販のウォーム減速機を採用しているので、安価な機構によって高さ方向の位置の設定と固定が容易にできる。 【0009】以上の構成によって、本発明による仮設照明車1は、図1、2で照明器具3を上昇させた状態で、投光器11、11’の首を上下方向に振った状態を示しているように、移動台車を障害物のない移動し易い場所に移して、ブレーキ19で固定したとしても、照明器具を所定の高さと上下、左右の方向に簡単に設定できるので、施工現場の任意の場所を照明することが可能になっている。 【0010】移動台車2には、さらに、電線16を卷回したリール17とコンセント18を設けている。電線16は、外部の分電盤等に接続して、上記照明器具3に電力を供給するために配線されており、リール17に巻いた電線を引き出すことで分電盤等から離れた位置に対しても仮設照明車1を設置できるようにしている。コンセント18には照明器具と並列になるように電線を接続しているが、このようなコンセント18の配備は、以下の場合に有効に活用することができる。 【0011】内部仕上げにおいて、仕上げ作業を一ヶ所だけでなく他の場所においても施工したいために、他の施工現場に同時に仮設照明車1を設置したい場合や、分電盤等から遠隔の施工現場に仮設照明車1を設置したい場合には、従来の方式では、蛸足配線や電線の長い継ぎ足し配線が必要になって、現場を煩雑な状態にせざるを得なくさせていた。 【0012】しかし、本発明による仮設照明車では、次の仮設照明車の電線をこのコンセント18に接続することによって、このような問題点を簡単に解決している。そして、複数の施工現場における仮設照明を、仮設照明車1を配車するだけで容易に設置できることから、現場での電線の引き回しも無くなって簡潔に整理された状況を維持することが可能になる。 【0013】本発明による仮設照明車は、移動台車の前方上面に、荷箱を装備することも特徴にしている。図1、2には、折り畳んだ状態の荷箱20を示している。荷箱20は、底板21とメッシュ状の側板22から構成されており、メッシュ状の側22を底板21の上に折り畳んでから、底板21を図示のように垂直に立て込んでいる。底板21を図のように立て込むことによって、移動台車2の前方上面は、開放された状態になっている。 【0014】図3、4は、荷箱を折り畳み状態から開いて矩形状に組み立てた状態を示しており、図3は側面図であり、図4は平面図である。上述のように、荷箱20は、底板21とメッシュ状の側板22とから構成されている。底板21は詳細な図示を省略しているが、移動台車2の上面に蝶番によって取り付けられていて、図3、4の基盤に平行な状態から図1、2に示す垂直状態に折り曲げられるように構成されている。 【0015】底板21に取り付けられている側板22は、互いに折り畳める複数の側板23、23’、24、24’から構成されている。各側板は、底板に対してそれぞれに蝶番によって固定されており、図3、4に示すようなそれぞれが垂直になって互いを組み合わせた荷箱の状態と、図1、2に示した水平に折り畳まれて平坦になる状態とを形成できるように構成されている。本実施の形態では、短辺の側板23、23’を最初に折り畳んででから長辺の側板24、24’を折り畳むように構成しているが、いずれの側板を先に折り畳むかは適宜選択できるものであり、特に限定されるものでない。 【0016】組み立てられた荷箱20には、内装工事に必要な施工用の道具や使用する材料を積み込んで移動することができるので、工事の準備に特別の運搬車を必要としたり、重量物を苦労して運ぶような手間を省いて工事の省力化を図ることができる。 【0017】作業が完了した後は、図1、2のように荷箱20を折り畳んで底板21と側板22とを一体にして基盤4の上に垂直に立て込んでいるから、台形状になっている移動台車2の細く狭まった前方上面は開放されている。これによって、作業完了後の仮設照明車1を収納する際には、先行する収納済みの仮設照明車の移動台車に追随させて、台形の幅が広くなっているその後方から、移動台車2の先端を折り畳んだ底板21が当たるまで押し込むことができる。従って、本発明による仮設照明車は、その前方方向に重ねて収納することができることから、収納スペースを大幅に縮小して収納効率の向上を図れる。 【0018】以上のように、本発明による仮設照明車は、打込み式仮設照明の問題点であった、作業場所に照明設備がないことや天井工事の邪魔になって駄目工事を発生することを解消し、移設工事や部材を不要にすることでコスト低減と工期短縮を図っている。又、仕上げ作業現場への工具、材料の運搬を容易にしており、作業完了後の収納においてもその収納スペースを効率的に低減している。 【0019】以上、本発明を実施の形態に基づいて詳細に説明してきたが、本発明による仮設照明車は、上記実施の形態に何ら限定されるものでなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは当然である。 【0020】 【発明の効果】本発明による仮設照明車は、基本的に、照明器具と、照明器具の支持部材と該支持部材に設けられた照明器具の昇降装置と、照明器具に接続している電源コードの巻取ドラム及び前記の器具、支持部材、装置等を載置する操作桿を備えた移動台車から構成しているので、作業場所に照明設備がなかったり天井工事の邪魔になって駄目工事を発生させることを解消し移設工事や必要部材を無くして、コストの低減と工期短縮を達成する効果を発揮している。 【0021】又、具体的な構成として、照明器具を上下方向に照射角度の調整を可能にしたり、左右の首振りを可能にしており、さらには、付属コンセントを設けたり移動台車の前方上面に荷箱を装備しているので、上記の効果に加えて、小スペースでの移動や片付け、延長コードの省略等の操作や作業性に優れており、各種現場作業の施工効率が大幅に向上する効果を発揮している。 【0022】さらに、仮設照明車の収納においても、移動台車2の先端を先行する仮設照明車の移動台車に、折り畳んだ底板21が当たるまで押し込むことができるので、収納スペースを大幅に縮小して収納効率の向上を図る効果を発揮している。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002299 【氏名又は名称】清水建設株式会社 【識別番号】390041449 【氏名又は名称】株式会社レンタルのニッケン
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| 【出願日】 |
平成11年8月24日(1999.8.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097423 【弁理士】 【氏名又は名称】柳田 良徳 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−67926(P2001−67926A) |
| 【公開日】 |
平成13年3月16日(2001.3.16) |
| 【出願番号】 |
特願平11−237490 |
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