| 【発明の名称】 |
照明器具 |
| 【発明者】 |
【氏名】山際 正道
|
| 【要約】 |
【課題】反射部材の取替え作業や取外し作業を容易に行うことができるようにする。
【解決手段】一端に鍔131が形成されたソケット取付部材13と、ソケット取付部材13の他端に取り付けられた電球ソケット14と、電球ソケット14の外周を覆うようにソケット取付部材13に螺合された筒状のソケットカバー15と、鍔131とソケットカバー15とで挟持することにより保持されたフード16とを備える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電球からの出力光を反射させる反射部材を取外し可能に保持し得るようにした照明器具であって、一端に鍔が形成されたソケット取付部材と、このソケット取付部材の他端に取り付けられた電球ソケットと、この電球ソケットの外周を覆うように前記ソケット取付部材に係合保持され、前記鍔とで前記反射部材を挟持し得るようにした筒状のソケットカバーとを備えたことを特徴とする照明器具。 【請求項2】 電球からの出力光を反射させる反射部と前記ソケット取付部材に挿通される貫通孔が形成された取付部とからなる反射部材を備えたものであって、この反射部材がその取付部をソケット取付部材に外嵌させた状態で前記鍔とソケットカバーとで挟持することにより保持されていることを特徴とする請求項1記載の照明器具。 【請求項3】 前記ソケット取付部材の外周に雄ねじが刻設されると共に、前記ソケットカバーの内周に雌ねじが刻設され、前記ソケットカバーは前記ソケット取付部材に螺合されて係合保持されることを特徴とする請求項1又は2記載の照明器具。 【請求項4】 前記ソケット取付部材は、前記ソケットに接続されたコードが収納されるパイプ部材に取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の照明器具。 【請求項5】 前記パイプ部材は、前記ソケット取付部材側の端部に前記ソケット取付部材を前記パイプ部材に対して屈曲可能にする自在継手を備えたことを特徴とする請求項4記載の照明器具。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、照明器具に係り、特には電球からの出力光を反射させるフードやシェード等の反射部材を取外し可能に保持できるようにした照明器具に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の照明器具は、フードやシェード等の反射部材を必要とする場合、電球ソケットにその反射部材をビスで締め付けて取り付ける一方、反射部材を必要としない場合、ビスによる締め付けを解除してその反射部材を取り外すことができるように構成されていた。このように構成された照明器具は、使用目的に応じて形状の異なる反射部材に取り替えることが可能となり、しかも反射部材を必要としないときには反射部材を取り外して使用することができるので、利便性に優れたものとなる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の照明器具では、反射部材をビスで取り付けるようにしたものであるため、形状の異なる反射部材に取り替えたり、反射部材を取り外したりする場合、ドライバ等の工具を用いる必要があることから工具がないと取替え作業や取外し作業ができないことになるという問題があった。また、ドライバ等の工具があっても、例えば反射部材が長い筒状のフードである場合、そのフードの開口面とビスによる取付位置との間の距離が長くなることから取替え作業や取外し作業がやりづらくなるという問題があった。 【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、反射部材の取替え作業や取外し作業を容易に行うことができる照明器具を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、請求項1の発明は、電球からの出力光を反射させる反射部材を取外し可能に保持し得るようにした照明器具であって、一端に鍔が形成されたソケット取付部材と、このソケット取付部材の他端に取り付けられた電球ソケットと、この電球ソケットの外周を覆うように前記ソケット取付部材に係合保持され、前記鍔とで前記反射部材を挟持し得るようにした筒状のソケットカバーとを備えたことを特徴としている。 【0006】この構成によれば、反射部材をソケット取付部材の一端に形成された鍔と、ソケット取付部材に係合保持された筒状のソケットカバーとで挟持することにより保持し得ることになる。このため、ドライバ等の工具を用いなくても反射部材の取替え作業や取外し作業を容易に行うことができる。 【0007】また、請求項2の発明は、請求項1に係るものにおいて、電球からの出力光を反射させる反射部と前記ソケット取付部材に挿通される貫通孔が形成された取付部とからなる反射部材を備え、この反射部材がその取付部をソケット取付部材に外嵌させた状態で前記鍔とソケットカバーとで挟持することにより保持されていることを特徴としている。 【0008】この構成によれば、反射部材の取付部がソケット取付部材に外嵌された状態でソケット取付部材の鍔とソケットカバーとで挟持される。このため、反射部材を確実に保持することができる。 【0009】また、請求項3の発明は、請求項1又は2に係るものにおいて、前記ソケット取付部材の外周に雄ねじが刻設されると共に、前記ソケットカバーの内周に雌ねじが刻設され、前記ソケットカバーは前記ソケット取付部材に螺合されて係合保持されることを特徴としている。 【0010】この構成によれば、ソケットカバーがソケット取付部材に螺合により取り付けられる。このため、ドライバ等の工具を用いなくても反射部材の取替え作業や取外し作業を容易に行うことができる。 【0011】また、請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかに係るものにおいて、前記ソケット取付部材が、前記ソケットに接続されたコードが収納されるパイプ部材に取り付けられていることを特徴としている。 【0012】この構成によれば、パイプ部材の先端が天井等の設置個所に取り付けられる。このため、所定位置に静止した状態で確実に取り付けることができ、ペンダントとして使用するのに適した照明器具を得ることができる。 【0013】また、請求項5の発明は、請求項4に係るものにおいて、前記パイプ部材は、前記ソケット取付部材側の端部に前記ソケット取付部材を前記パイプ部材に対して屈曲可能にする自在継手を備えたことを特徴としている。 【0014】この構成によれば、ソケット取付部材をパイプ部材に対して屈曲させることにより照明方向が変更される。このため、スポットライトとしての使用に適した照明器具を得ることができる。 【0015】 【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係る照明器具の使用態様の一例を示す外観斜視図であり、図2は、その要部の縦断面図である。これらの図において、照明器具10は、一端に天井等の設置個所に取り付けるための取付部材11が取り付けられたパイプ部材12と、一端がパイプ部材12の他端に取り付けられたソケット取付部材13と、ソケット取付部材13の他端に取り付けられた電球ソケット14と、電球ソケット14の外周を覆うように配設され、ソケット取付部材13に係合保持されたソケットカバー15と、ソケットカバー15によりソケット取付部材13に取外し可能に保持された反射部材であるフード16と、パイプ部材12の内部に挿通され、先端部が電球ソケット14に接続された2本の芯線を有するコード17とを備えている。 【0016】パイプ部材12は、金属材料で構成されたものであり、合成樹脂材料で構成された取付部材11に取り付けられてなる長尺のパイプ部121と、ソケット取付部材13が取り付けられる自在継手122とで構成されたものである。この自在継手122は、パイプ部121を自在継手122部分で軸心周りに回転可能となるように取り付ける一方、ソケット取付部材13をパイプ部材12に対して屈曲可能となるように取り付けるようにしたものである。なお、この自在継手122の下端部には、ソケット取付部材13の屈曲方向を規定するための切り欠き123が形成されている。 【0017】ソケット取付部材13は、合成樹脂材料により円筒状に構成されたものであり、一端に鍔131が一体に形成され、外周面の下半部に雄ねじ132が刻設されてなるものである。また、鍔131の上面中央には筒体133が一体に形成されると共に、この筒体133上方の対向位置に外周面が球面にされた一対の嵌合突起134が形成され、この一対の嵌合突起134が自在継手122内に圧入されることにより自在継手122に取り付けられている。このため、ソケット取付部材13は、その筒体133が切り欠き123に嵌まり込むことで嵌合突起134を中心にして切り欠き123方向に回動可能となり、パイプ部材12に対して屈曲可能となる。 【0018】電球ソケット14は、アルミナ等の絶縁材料によりソケット取付部材13と略同径の円筒状となるように構成されたものであり、ソケット取付部材13の底面に取り付けられた金具133にねじ止めされて固定されている。この電球ソケット14の下部中央には、電球LPの口金KGを受け入れる受口141が配設されると共に、受口141の底面に電球LPの電極DKが当接する電極端子142が配設されている。なお、電球LPとしては、ハロゲンランプや白熱ランプ等の種々のランプを必要に応じて用いることができる。 【0019】ソケットカバー15は、合成樹脂材料により少なくともソケット取付部材13と電球ソケット14とを覆う長さを有する(本実施形態では、ソケット取付部材13と電球ソケット14とを合わせたものよりも長い長さを有している。)筒状に構成されたもので、上部内周面のソケット取付部材13の雄ねじ132に対応する位置に雌ねじ151が刻設されており、この雌ねじ151がソケット取付部材13の雄ねじ132に螺合されることによりソケット取付部材13に係合保持されている。また、外周面には、長手方向に沿って所定ピッチで複数の線状突起(図1に実線で図示)が形成されており、手で把持するときの滑り止め効果に優れたものとなるようにされている。 【0020】また、このソケットカバー15は、外周面にテーパを形成して下方外部が上方外部よりも小径となるようにされており、これによりソケットカバー15の下方外部における把持が容易となるようにされている。また、内周面の雌ねじ151部分よりも下方にテーパを形成して下方内部が雌ねじ151部分よりも大径となるようにされており、これにより電球ソケット14とソケットカバー15との間に空間が形成されて電球LPの形状が大きい場合でも電球ソケット14への保持が可能となるようにされている。 【0021】フード16は、合成樹脂、金属、ガラス等の適宜の耐熱材料により構成され、電球LP側が大径となるように形成された反射部161と、反射部161の小径側の端部に形成され、中央に貫通孔162を有する取付部163とからなる円錐台筒形状を有している。このフード16は、取付部163が貫通孔162を介してソケット取付部材13に外嵌され、その取付部163がソケット取付部材13の鍔131とソケットカバー15の端面とで挟持されて保持されている。 【0022】コード17は、各芯線の一端が電球ソケット14の受口141と電極端子142とにそれぞれねじ止め等の手段で接続されており、各芯線の他端が取付部材11の図略の端子にそれぞれねじ止め等の手段で接続されている。 【0023】このように構成された照明器具10は、パイプ部材12の一端の取付部材11が天井等の所定の設置個所に取り付けられ、コード17の各芯線が接続された図略の端子が設置個所に配設されている配線端子に接続されて固定され、必要に応じてソケット取付部材13が自在継手122部分で屈曲されることにより照明方向が設定される。そして、壁面等に設置されたスイッチがONされて配線端子に給電されることにより電球LPが点灯し、電球LPからの出力光がフード16の反射部161で反射されて被照明体を照明する。 【0024】また、フード16を取り替える必要等が生じたときは、電球LPを電球ソケット14から取り外した後に、フード16の開口から手を差し入れてソケットカバー15の小径部分である下方外部を把持すると共に、所定方向に回転させることで螺合を解除し、ソケットカバー15をソケット取付部材13から取り外す。その後、フード16の取付部163をソケット取付部材13から取り外し、他のフード16の取付部163をソケット取付部材13に外嵌させると共に、ソケット取付部材13にソケットカバー15を螺合させ、ソケット取付部材13の鍔131とソケットカバー15の端面とで挟持して他のフード16を保持する。なお、ソケットカバー15の長さは、電球LPの電球ソケット14への保持可能な範囲内でフード16の長さに合わせて把持し易い値に設定しておけばよい。 【0025】本発明の実施形態に係る照明器具10は、上記のように、一端に鍔131が形成されたソケット取付部材13と、ソケット取付部材13の他端に取り付られた電球ソケット14と、電球ソケット14の外周を覆うようにソケット取付部材13に係合保持され、鍔131とでフード16を挟持するようにした筒状のソケットカバー15とを備えているので、フード16が長い筒状である場合でもドライバ等の工具を用いないでフード16を取り外すことができるようになる結果、フード16の取替え作業や取外し作業を容易に行うことができる。また、ソケットカバー15が電球ソケット14の外周を覆う構成となっているので、フード16の開口から電球ソケット14の外周が視認できないようになる結果、美観的に優れたものとすることができる。 【0026】なお、本発明の照明器具10は、上記実施形態のものに限定されるものではなく、以下に述べるような種々の変形態様を採用することができる。 【0027】(1)上記実施形態では、フード16は円錐台筒形状を有するものであるが、他の種々の形状のものを採用することができる。例えば、図3(a)に示すような全長に亘って同径となるように構成された円筒形のフード16a、図4(a)に示すような開口側を斜めにカットした円筒形状を有するフード16b等でもよい。いずれの場合も、取付部163a,163bにソケット取付部材13に外嵌するための貫通孔162a,162bが形成され、上記と同様の手段で保持される。図3(b)及び図4(b)は、それぞれフード16a,16bの各使用態様の一例を示す図である。 【0028】(2)上記実施形態では、反射部材としてフード16を用いるようにしたものであるが、反射部材として図5(a)に示すようなシェード20を用いることも可能である。このシェード20は、例えば、すりガラスで構成され、中央に貫通孔201が形成された反射部を構成する平板状のシェード本体202と、下端にシェード本体202を受け止める鍔203が形成され、上面に貫通孔204が形成された取付部205を有する取付筒体206とで構成され、取付部205が貫通孔204を介してソケット取付部材13に外嵌され、取付部205が上記と同様の手段で挟持されて保持される。図5(b)は、シェード20の使用態様の一例を示す図である。 【0029】(3)上記実施形態では、反射部材としてフード16を用いるようにしたものであるが、フードやシェード等の反射部材を用いないで使用することも可能である。図6は、その使用態様の一例を示す図である。 【0030】(4)上記実施形態では、パイプ部材12は自在継手122を設けて構成することによりソケット取付部材13が屈曲可能となるようにしたものであるが、自在継手122を設けないで屈曲不能に構成することも可能である。また、ソケット取付部材13を屈曲不能にしてもよい場合は、パイプ部材12を用いないでソケット取付部材13等の各部材をコード17で直接吊るすような構成とすることも可能である。さらには、取付部材11の構成についても図示のようなものに限らず、種々の構造のものを採用することができる。 【0031】(5)上記実施形態では、ソケットカバー15は、螺合によりソケット取付部材13に係合保持されるようにしたものであるが、他の手段で係合保持させることもできる。例えば、ソケット取付部材13の外周面及びソケットカバー15の内周面のいずれか一方に凸部を形成すると共に、残る他方に凹部を形成しておき、これらの凹凸部を互いに嵌合させることにより係合保持させるようにしてもよい。 【0032】(6)上記実施形態では、ソケットカバー15は、外周面にテーパを形成することにより下方外部が上方外部よりも小径となるようにされているが、段差を形成して下方外部が上方外部よりも小径となるようにすることができる。このようにした場合でも、小径部分の存在によりソケットカバー15の手による把持が容易となる。勿論、いずれの箇所も同径となるようにすることも可能である。 【0033】(7)上記実施形態では、ソケットカバー15は、内周面の雌ねじ151部分よりも下方にテーパを形成して下方内部が雌ねじ151部分よりも大径となるようにされているが、段差を形成して下方内部が雌ねじ151部分よりも大径となるようにすることができる。このようにした場合でも、大径部分の存在により電球ソケット14とソケットカバー15との間に空間が形成され、電球LPの形状が大きい場合でも電球ソケット14への保持を可能とすることができる。勿論、下方内部のいずれの箇所も雌ねじ151部分と略同径となるようにすることもできる。 【0034】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明によれば、電球ソケットの外周を覆うようにソケット取付部材に係合保持され、ソケット取付部材に形成された鍔とで反射部材を挟持し得るようにした筒状のソケットカバーを備えているので、反射部材の取替え作業や取外し作業を容易に行える照明器具を得ることができる。 【0035】また、請求項2の発明によれば、反射部材がその取付部をソケット取付部材に外嵌させた状態で鍔とソケットカバーとで挟持することにより保持されているので、反射部材を確実に保持できる照明器具を得ることができる。。 【0036】また、請求項3の発明によれば、ソケットカバーはソケット取付部材に螺合されて係合保持されるので、反射部材を確実に保持することができると共に、反射部材の取替え作業や取外し作業を容易に行える照明器具を得ることができる。 【0037】また、請求項4の発明によれば、ソケット取付部材はソケットに接続されたコードが収納されるパイプ部材に取り付けられているので、天井等の設置個所に静止した状態で取り付けることができ、ペンダントとして使用するのに適した照明器具を得ることができる。 【0038】また、請求項5の発明によれば、パイプ部材はソケット取付部材をパイプ部材に対して屈曲可能にする自在継手を備えているので、照明方向を変更することができ、スポットライトとして使用するのに適した照明器具を得ることができる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】591112027 【氏名又は名称】大光電機株式会社
|
| 【出願日】 |
平成11年8月31日(1999.8.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100067828 【弁理士】 【氏名又は名称】小谷 悦司 (外1名)
|
| 【公開番号】 |
特開2001−67924(P2001−67924A) |
| 【公開日】 |
平成13年3月16日(2001.3.16) |
| 【出願番号】 |
特願平11−245202 |
|